JPH10253192A - 磁気冷凍機 - Google Patents

磁気冷凍機

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JPH10253192A
JPH10253192A JP9057796A JP5779697A JPH10253192A JP H10253192 A JPH10253192 A JP H10253192A JP 9057796 A JP9057796 A JP 9057796A JP 5779697 A JP5779697 A JP 5779697A JP H10253192 A JPH10253192 A JP H10253192A
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JP
Japan
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magnetic
gas
heat
magnetic body
temperature
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Pending
Application number
JP9057796A
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English (en)
Inventor
Kenji Nakamichi
憲治 中道
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10253192A publication Critical patent/JPH10253192A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2321/00Details of machines, plants or systems, using electric or magnetic effects
    • F25B2321/002Details of machines, plants or systems, using electric or magnetic effects by using magneto-caloric effects
    • F25B2321/0021Details of machines, plants or systems, using electric or magnetic effects by using magneto-caloric effects with a static fixed magnet
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]

Landscapes

  • Containers, Films, And Cooling For Superconductive Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】磁気冷凍サイクルに合わせて凝縮部隙間のガス
を出し入れすることで、磁性体のガスと該磁性体周囲の
ガスとの間の熱の授受を少なくし、磁気冷凍サイクルの
変形を抑制して冷凍出力を増大させる磁気冷凍機を提供
すること。 【解決手段】超伝導マグネット13により磁場を与える
と発熱し、磁場を取り除くと温度が低下する磁性体20
と、この磁性体20の発熱時に排熱するための熱スイッ
チ11,12と、前記磁性体20の温度が低下するとき
に蒸発した極低温流体21を液化する凝縮部27とを備
えた磁気冷凍機において、磁気冷凍サイクルと対応し
て、前記凝縮部27のガスを強制移動させて入れ換える
ガス入れ換え機構(32〜36)を付設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、極低温流体の液化
に適用される磁気冷凍機に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の磁気冷凍機の構成を示す
断面図である。この磁気冷凍機は、排熱用熱スイッチと
して、G.M(ギフォート・マクマホン)冷凍機等の補
助冷凍機に接続された接続方式の熱スイッチを用いてい
る。
【0003】図4において、断熱真空容器1は侵入熱を
低減し、かつフランジ部2を備えている。液体窒素槽3
は液体窒素4を蓄えるとともに、常温からの輻射熱をシ
ールドする。液体窒素4は供給管5から供給され、蒸発
した液体窒素4は逃気管6から逃気する。
【0004】補助冷凍機の第一段寒冷発生部7には、シ
ールド板8が取り付けられている。シールド板8は、液
体窒素槽3からの輻射侵入熱を抑制する。補助冷凍機の
第二段寒冷発生部9と熱スイッチ11の銅の部分とは、
銅ブロック10により熱的に結合されている。絶縁物か
らなる熱スイッチ12は、超伝導マグネット13の磁場
をパルス的に変化させたときに発生する渦電流によるジ
ュール発熱を抑制するために用いられ、例えば低温にお
いて熱伝導率の大きい水晶などからなる。
【0005】ステッピングモータ14は上下動機構を含
んでおり、台15により支持されている。熱スイッチ1
1とステッピングモータ14とは、ロッド16により結
ばれている。鋼17は、熱スイッチ11,12がステッ
ピングモータ14により上下動するときにも銅ブロック
10と熱的な接触を保つために、容易に変形可能な銅製
になっている。容器18は熱スイッチ11,12を収め
るものであり、その内部はヘリウムガス19で満たされ
ている。
【0006】磁性体20は作業物質であり、この磁性体
20には例えば変化する極低温流体21が水素等の場合
はGGG(Gd3 Ga5 O12,ガドリニウム・ガリウム
・ガーネット)等が用いられる。シール材22には、イ
ンジウム等が用いられる。バネ23は凝縮部27を介し
てシール材22に必要な押しつけ力を供給し、フランジ
24はバネ23の力を受け止める。容器25は極低温流
体21を収めるためのものであり、容器26は磁性体2
0を収めるためのものである。凝縮部27は、蒸発した
極低温流体21を凝縮する。
【0007】液体ヘリウム28は液体ヘリウム容器29
内に蓄えられ、超伝導マグネット13を冷却する。液体
ヘリウム28は注入管30から注入され、蒸発した液体
ヘリウム28は逃気管31から逃気する。
【0008】このような構成からなる磁気冷凍機におい
て、磁性体20と熱スイッチ11,12とが接触しない
状態で超伝導マグネット13により磁場が印加される
と、磁性体20の温度が上昇する。この過程を断熱励磁
過程と称す。そして、ある温度まで磁性体20の温度が
上昇すると、ステッピングモータ14の駆動によりロッ
ド16を介して熱スイッチ11,12が下降し、磁性体
20と接触した状態で、磁性体20に印加される磁場を
増加させる。このとき、磁性体20は温度一定のまま
で、熱スイッチ11、12に熱を放出する。この過程を
等温励磁過程と称す。
【0009】次に、ステッピングモータ14により熱ス
イッチ11、12を上昇させ、磁性体20から離した状
態で、磁性体20に印加される磁場を減少させる。この
とき、磁性体20の温度は低下する。この過程を断熱消
磁過程と称す。さらに磁性体20に印加される磁場を減
少させ、極低温流体21の沸点まで磁性体20の温度が
低下すると、蒸発した極低温流体21は凝縮部27にお
いて液化される。これを等温消磁過程と称す。以上のよ
うな磁気冷凍サイクルを繰り返すことにより、当該磁気
冷凍機では間欠的に低温を発生することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の磁気冷
凍機には、以下のような問題がある。断熱励磁過程のと
き、凝縮部27に存在する極低温流体21の蒸発ガス
は、磁性体20の温度上昇とともに、磁性体20により
加熱され温度が上昇する。また、断熱励磁過程のとき、
一旦磁性体20により加熱され温度の上昇した凝縮部2
7のガスは、断熱消磁過程のとき磁性体20の温度低下
とともに、磁性体20により冷され温度が低下する。
【0011】図5は、当該磁気冷凍機の磁気冷凍サイク
ルを示す図である。前述した結果、図5に示すように、
磁気冷凍サイクルが理想的なカルノーサイクル(A−B
−C−D)から凝縮部27のガスの影響を受けたサイク
ル(A−B′−C−D′)へ変形することで、冷凍出力
が(A−D−2−1)から(A−D’−2’−1)へと
低下してしまう。
【0012】本発明の目的は、磁気冷凍サイクルに合わ
せて凝縮部の隙間のガスを出し入れすることで、磁性体
のガスと該磁性体周囲のガスとの間の熱の授受を少なく
し、磁気冷凍サイクルの変形を抑制して冷凍出力を増大
させる磁気冷凍機を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、本発明の磁気冷凍機は以下の如く構成
されている。 (1)本発明の磁気冷凍機は、超伝導マグネットにより
磁場を与えると発熱し、磁場を取り除くと温度が低下す
る磁性体と、この磁性体の発熱時に排熱するための熱ス
イッチと、前記磁性体の温度が低下するときに蒸発した
極低温流体を液化する凝縮部とを備えた磁気冷凍機にお
いて、磁気冷凍サイクルと対応して、前記凝縮部のガス
を強制移動させて入れ換えるガス入れ換え機構を付設し
た。 (2)本発明の磁気冷凍機は上記(1)に記載の磁気冷
凍機であって、かつ前記ガス入れ換え機構が、磁場を発
生するマグネットと、磁気ピストンと、この磁気ピスト
ンを収容するシリンダと、このシリンダと前記凝縮部と
の間を接続する管とからなる。 (3)本発明の磁気冷凍機は上記(1)に記載の磁気冷
凍機であって、かつ前記ガス入れ換え機構が、磁気冷凍
サイクルと連動して駆動伸縮されるベローズと、このベ
ローズと前記凝縮部との間を接続する管とからなる。
【0014】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)図1は、本発明の第1の実施の形
態に係る磁気冷凍機の構成を示す断面図である。図1に
おいて図4と同一な構成部材には同一符号を付してい
る。なお、本第1の実施の形態に係る空気調和機の基本
的な構成は、図4を基に示したものと同様であるため、
説明を省略する。
【0015】当該磁気冷凍機では、磁気ピストン32は
磁性体からなり、シリンダー33内に収められている。
磁気ピストン32と凝縮部27とは管34で結ばれてお
り、磁気ピストン32と極低温流体(例えば、ヘリウム
や水素)21の容器25とは管35で結ばれている。マ
グネット36は、磁気ピストン32を上下動させるため
の磁場を発生する。
【0016】図2は、当該磁気冷凍機の動作を説明する
ための図であり、(a)は断熱消磁過程、(b)は断熱
励磁過程を説明するための図である。図2の(a)、
(b)において図1と同一な部分には同一符号を付して
ある。以下、図2を基に凝縮部27に拘るガスの出入り
と磁気冷凍サイクルの対応を説明する。
【0017】図2の(a)に示す断熱消磁過程におい
て、マグネット36の発生する磁場により磁気ピストン
32が下降すると、前の過程(断熱励磁過程)において
高温となったガスが、凝縮部27と容器26のなす隙間
から管34を介してシリンダー33へ抜き取られ、その
ガスの代わりに、蒸発した極低温流体21により低温の
ガスが凝縮部27へ供給される。このため、磁性体20
と磁性体20の周囲のガスとの温度差を縮めることが可
能になり、この周囲のガスから磁性体20へ流入する熱
が減少する。
【0018】また、図2の(b)に示す断熱励磁過程に
おいて、マグネット36の発生する磁場により磁気ピス
トン32が上昇すると、図2の(a)に示した過程にお
いて凝縮部27と容器26のなす隙間から奪った高温の
ガスを、シリンダー33から再び管34を介して前記隙
間に戻すことができるので、磁性体20と磁性体20の
周囲のガスとの温度差を縮めることが可能になり、磁性
体20から磁性体20の周囲のガスへ流入する熱が減少
する。このとき、前記低温のガスは極低温流体21側へ
戻され、さらに管35を介してシリンダー33へ抜き取
られる。
【0019】(第2の実施の形態)図3は、当該磁気冷
凍機の動作を説明するための図であり、(a)は断熱消
磁過程、(b)は断熱励磁過程を説明するための図であ
る。図3の(a)、(b)において図2の(a)、
(b)と同一な部分には同一符号を付してある。なお、
本第2の実施の形態に係る空気調和機の基本的な構成
は、図4を基に示したものと同様であるため、説明を省
略する。
【0020】当該磁気冷凍機では、円板クランク37と
伸縮可能なベローズ39とが連結棒38により連結され
ている。ベローズ39は管34を介して容器26に結ば
れている。以下、図3を基に凝縮部27に拘るガスの出
入りと磁気冷凍サイクルの対応を説明する。
【0021】図3の(a)に示す断熱消磁過程におい
て、円板クランク37が回転することでベローズ39が
伸びると、前の過程(断熱励磁過程)において高温とな
ったガスが、凝縮部27と容器26のなすの隙間から管
34を介してベローズ39側へ抜き取られ、そのガスの
代わりに、蒸発した極低温流体21により低温のガスが
凝縮部27へ供給される。このため、磁性体20と磁性
体20の周囲のガスとの温度差を縮めることが可能にな
り、この周囲のガスから磁性体20へ流入する熱が減少
する。
【0022】また、図3の(b)に示す断熱励磁過程に
おいて、円板クランク37が回転することでベローズ3
9が縮むと、図3の(a)に示した過程において凝縮部
27と容器26のなす隙間から奪った高温のガスを、ベ
ローズ39側から再び管34を介して前記隙間に戻すこ
とができるので、磁性体20と磁性体20の周囲のガス
との温度差を縮めることが可能になり、磁性体20と磁
性体20の周囲のガスとの間の熱の授受を少なくするこ
とができる。このとき、前記低温のガスは極低温流体2
1側へ戻される。
【0023】なお、本発明は上記各実施の形態のみに限
定されず、要旨を変更しない範囲で適時変形して実施で
きる。 (実施の形態のまとめ)実施の形態に示された構成およ
び作用効果をまとめると次の通りである。 [1]実施の形態に示された磁気冷凍機は、超伝導マグ
ネット13により磁場を与えると発熱し、磁場を取り除
くと温度が低下する磁性体20と、この磁性体20の発
熱時に排熱するための熱スイッチ11,12と、前記磁
性体20の温度が低下するときに蒸発した極低温流体2
1を液化する凝縮部27とを備えた磁気冷凍機におい
て、磁気冷凍サイクルと対応して、前記凝縮部27のガ
スを強制移動させて入れ換えるガス入れ換え機構(32
〜39)を付設した。
【0024】このように上記磁気冷凍機においては、磁
気冷凍サイクルと対応して、凝縮部27のガスを強制移
動させて入れ換えるガス入れ換え機構(32〜39)を
付設したので、断熱励磁過程で温度の上昇した前記凝縮
部27のガスを、前記ガス入れ換え機構(32〜39)
により、極低温流体21の容器25から蒸発した低温の
ガスと徐々に入れ換えることが可能なので、断熱消磁過
程において前記凝縮部27の周りのガスから磁性体20
へ流れ込む熱が減少する。また、前記ガス入れ換え機構
(32〜39)により取り除かれた高温のガスを、断熱
励磁過程において再び前記凝縮部27に戻すことによ
り、前記凝縮部27の低温のガスと入れ換えることが可
能なので、前記磁性体20から前記凝縮部27の周りの
ガスへ流れ込む熱が減少する。
【0025】このように、磁気冷凍サイクルに合わせて
凝縮部27の隙間のガスを出し入れすることができ、磁
性体20のガスと該磁性体20の周囲のガスとの間の熱
の授受が少なくなり、磁気冷凍サイクルの変形を抑制し
て冷凍出力を増大することが可能になる。 [2]実施の形態に示された磁気冷凍機は上記[1]に
記載の磁気冷凍機であって、かつ前記ガス入れ換え機構
は、磁場を発生するマグネット36と、磁気ピストン3
2と、この磁気ピストン32を収容するシリンダ33
と、このシリンダ33と前記凝縮部27との間を接続す
る管34とからなる。
【0026】このように上記磁気冷凍機においては、前
記ガス入れ換え機構が、磁場を発生するマグネット36
と、磁気ピストン32と、この磁気ピストン32を収容
するシリンダ33と、このシリンダ33と前記凝縮部2
7との間を接続する管34とからなるので、前記磁気ピ
ストン32と前記凝縮部27、及び前記磁気ピストン3
2と前記極低温流体21の容器25の二ヵ所を連通させ
ることで、前記マグネット36の発生する磁場により前
記磁気ピストン32を往復運動させることにより、各連
通管34,35のガスの循環をスムーズに行なうことが
できる。 [3]実施の形態に示された磁気冷凍機は上記[1]に
記載の磁気冷凍機であって、かつ前記ガス入れ換え機構
は、磁気冷凍サイクルと連動して駆動伸縮されるベロー
ズ39と、このベローズ39と前記凝縮部27との間を
接続する管34とからなる。
【0027】このように上記磁気冷凍機においては、前
記ガス入れ換え機構が、磁気冷凍サイクルと連動して駆
動伸縮されるベローズ39と、このベローズ39と前記
凝縮部27との間を接続する管34とからなるので、前
記ベローズ39と前記凝縮部27の一ヵ所を連通させる
ことで上述したと同様の効果が得られ、前記極低温流体
21の容器25との連通管35を省略できる。
【0028】
【発明の効果】本発明の磁気冷凍機によれば、磁気冷凍
サイクルと対応して、凝縮部のガスを強制移動させて入
れ換えるガス入れ換え機構を付設したので、断熱励磁過
程で温度の上昇した前記凝縮部のガスを、前記ガス入れ
換え機構により、極低温流体の容器から蒸発した低温の
ガスと徐々に入れ換えることが可能なので、断熱消磁過
程において前記凝縮部の周りのガスから磁性体へ流れ込
む熱が減少する。また、前記ガス入れ換え機構により取
り除かれた高温のガスを、断熱励磁過程において再び前
記凝縮部に戻すことにより、前記凝縮部の低温のガスと
入れ換えることが可能なので、前記磁性体から前記凝縮
部の周りのガスへ流れ込む熱が減少する。
【0029】このように、磁気冷凍サイクルに合わせて
凝縮部の隙間のガスを出し入れすることができ、磁性体
のガスと該磁性体の周囲のガスとの間の熱の授受が少な
くなり、磁気冷凍サイクルの変形を抑制して冷凍出力を
増大することが可能になる。
【0030】本発明の磁気冷凍機によれば、前記ガス入
れ換え機構が、磁場を発生するマグネットと、磁気ピス
トンと、この磁気ピストンを収容するシリンダと、この
シリンダと前記凝縮部との間を接続する管とからなるの
で、前記磁気ピストンと前記凝縮部、及び前記磁気ピス
トンと前記極低温流体の容器の二ヵ所を連通させること
で、前記マグネットの発生する磁場により前記磁気ピス
トンを往復運動させることにより、各連通管のガスの循
環をスムーズに行なうことができる。
【0031】本発明の磁気冷凍機によれば、前記ガス入
れ換え機構が、磁気冷凍サイクルと連動して駆動伸縮さ
れるベローズと、このベローズと前記凝縮部との間を接
続する管とからなるので、前記ベローズと前記凝縮部の
一ヵ所を連通させることで上述したと同様の効果が得ら
れ、前記極低温流体の容器との連通管を省略できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る磁気冷凍機の
構成を示す断面図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る磁気冷凍機の
動作を説明するための図であり、(a)は断熱消磁過
程、(b)は断熱励磁過程を説明するための図。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る磁気冷凍機の
動作を説明するための図であり、(a)は断熱消磁過
程、(b)は断熱励磁過程を説明するための図。
【図4】従来例に係る磁気冷凍機の構成を示す断面図。
【図5】従来例に係る磁気冷凍機の磁気冷凍サイクルを
示す図。
【符号の説明】
1…断熱真空容器 2…フランジ部 3…液体窒素槽 4…液体窒素 5…液体窒素 6…液体窒素 7…第一段寒冷発生部 8…シールド板 9…第二段寒冷発生部 10…銅ブロック 11…熱スイッチ 12…熱スイッチ 13…超伝導マグネット 14…ステッピングモータ 15…台 16…ロッド 17…鋼 18…容器 19…ヘリウムガス 20…磁性体 21…極低温流体 22…シール材 23…バネ 24…フランジ 25…容器 26…容器 27…凝縮部 28…液体ヘリウム 29…液体ヘリウム容器 30…注入管 31…逃気管 32…磁気ピストン 33…シリンダ 34…管 35…管 36…マグネット 37…円板クランク 38…連結棒 39…ベローズ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】超伝導マグネットにより磁場を与えると発
    熱し、磁場を取り除くと温度が低下する磁性体と、この
    磁性体の発熱時に排熱するための熱スイッチと、前記磁
    性体の温度が低下するときに蒸発した極低温流体を液化
    する凝縮部とを備えた磁気冷凍機において、 磁気冷凍サイクルと対応して、前記凝縮部のガスを強制
    移動させて入れ換えるガス入れ換え機構を付設したこと
    を特徴とする磁気冷凍機。
  2. 【請求項2】前記ガス入れ換え機構は、磁場を発生する
    マグネットと、磁気ピストンと、この磁気ピストンを収
    容するシリンダと、このシリンダと前記凝縮部との間を
    接続する管とからなることを特徴とする請求項1に記載
    の磁気冷凍機。
  3. 【請求項3】前記ガス入れ換え機構は、磁気冷凍サイク
    ルと連動して駆動伸縮されるベローズと、このベローズ
    と前記凝縮部との間を接続する管とからなることを特徴
    とする請求項1に記載の磁気冷凍機。
JP9057796A 1997-03-12 1997-03-12 磁気冷凍機 Pending JPH10253192A (ja)

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JP9057796A JPH10253192A (ja) 1997-03-12 1997-03-12 磁気冷凍機

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6250087B1 (en) 1999-10-01 2001-06-26 Abi Limited Super-quick freezing method and apparatus therefor

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6250087B1 (en) 1999-10-01 2001-06-26 Abi Limited Super-quick freezing method and apparatus therefor

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