JPH10252925A - タイマースイッチ回路とその回路を利用したバルブ用電動アクチュエータ - Google Patents

タイマースイッチ回路とその回路を利用したバルブ用電動アクチュエータ

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JPH10252925A
JPH10252925A JP7895197A JP7895197A JPH10252925A JP H10252925 A JPH10252925 A JP H10252925A JP 7895197 A JP7895197 A JP 7895197A JP 7895197 A JP7895197 A JP 7895197A JP H10252925 A JPH10252925 A JP H10252925A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
ntc
temperature
load
thermistor
Prior art date
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Pending
Application number
JP7895197A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Aoki
和弘 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kitz Corp
Original Assignee
Kitz Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kitz Corp filed Critical Kitz Corp
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  • Thermistors And Varistors (AREA)
  • Electrically Driven Valve-Operating Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 負荷に接続されたスイッチが遅延して入る遅
延回路を廉価で小型にすると共に、バルブ用電動アクチ
ュエータなどを誤作動で破損させないようにする。 【解決手段】 負荷1に接続したトライアック2のゲー
ト回路に、NTC4を接続し、NTC4の温度を上昇さ
せてその抵抗値を下げてトライアック2を所定時間遅ら
せてONさせることで負荷1を駆動させるように構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイマースイッチ
回路とその回路を利用したバルブ用電動アクチュエータ
に関し、例えば、スプリングリターン型電動弁などに利
用される。
【0002】
【従来の技術】例えば、スプリングリターン型電動弁の
電動アクチュエータは、電源をONさせるとモータが回
転して、この回転を歯車で減速させて、ワンウェイクラ
ッチを介して出力軸を回転させ、弁体を全開又は全閉さ
せると共に、出力軸の回転でスプリングを巻き上げる。
そして、この巻き込まれたスプリングの付勢力によって
戻るのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、スプリング
によって戻る途中で、誤って電動アクチュエータの電源
をONさせることがある。このような誤作動を起こす
と、歯車などが衝撃を受けて破損させることがある。こ
のようなことは、スプリングリターン型電動弁だけでな
く、他の装置でも起こる。
【0004】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、誤作動によって電動アクチュエー
タなどの電源をONさせても、負荷に接続されたスイッ
チが遅延して入り、例えば、スプリングリターン型電動
弁などの装置を破損させることがないタイマースイッチ
回路を提供すると共に、このタイマースイッチ回路を利
用した電動アクチュエータを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明のタイマースイッチ回路は、負荷に接続した
トライアックのゲート回路にサーミスタを接続し、前記
サーミスタ自身の温度の昇降に伴う抵抗値の変化に応じ
て前記トライアックを開閉することを特徴とした。前記
サーミスタが、温度が上がると抵抗値が下がるNTCで
ある。また、前記サーミスタが、温度が上がると抵抗値
が上がるPTCでもよい。更に、前記サーミスタが、温
度が上がると抵抗値が下がるNTCであり、このNTC
と並列に温度が上がると抵抗値が上がるPTCを接続
し、前記PTCから発熱する熱を前記NTCに伝達して
前記トライアックを開閉させてもよい。そして、前記負
荷がバルブ開閉用のモータであって、このモータから歯
車とワンウェイクラッチとを介して出力軸を回転させ
て、スプリングを卷回させるバルブ用電動アクチュエー
タにおいて、前記タイマースイッチ回路を備えたことを
特徴とした。
【0006】電源を入れると、サーミスタの温度が徐々
に上がって、その抵抗値を徐々に変化させる。トリガ値
まで達すると、トライアックがONになる。サーミスタ
の抵抗値の変化によって負荷を駆動させる時間を遅らせ
る。また、電動アクチュエータに利用した場合にあって
は、スプリングで戻る途中に、電源を入れても弁体がス
プリングで完全に戻ってからモータが駆動する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態を図1
の回路図に基づいて説明する。
【0008】モータなどの負荷1にトライアック2を接
続した電源回路にスイッチ3が設けられており、負荷1
とトライアック2との間から分岐してトライアック2の
ゲート回路に、サーミスタの一つで温度が上がると抵抗
値が下がるNTC4を接続する。
【0009】スイッチ3をONすると、電源5からNT
C4に通電されて、NTC4は発熱する。NTC4の温
度上昇に伴い、徐々にNTC4の抵抗値が下がり、所定
温度に達したとき、トライアック2をトリガする。即
ち、ONになることから、負荷1に通電されて駆動す
る。
【0010】従って、スイッチ3をONにしても、NT
C4の温度が上昇して抵抗値が下がって、トリガ値まで
下がるまで、所定時間かかることから負荷1を駆動させ
る時間を遅らせることができる。
【0011】なお、前記実施の形態では、トライアック
2のゲート回路に、温度が上がると抵抗値が下がるNT
C4を接続したが、温度が上がると抵抗値が上がるPT
Cでもよい。
【0012】本発明の第二の実施の形態を図2の回路図
に基づいて説明する。なお、前記第一の実施の形態と同
一構成箇所は同一符号をもって示す。
【0013】モータなどの負荷1にトライアック2を接
続した電源回路にスイッチ3が設けられており、負荷1
とトライアック2との間から分岐してトライアック2の
ゲート回路に、サーミスタの一つで温度が上がると抵抗
値が下がるNTC4を接続したことは前記実施の形態と
同様である。
【0014】そして、NTC4と並列に、サーミスタで
温度が上がると抵抗値が上がるPTC6を接続し、この
PTC6と前記NTC4をモールド成形してカップリン
グ7とする。
【0015】スイッチ3をONすると、電源5からPT
C6に通電されて、PTC6は発熱して温度が上昇す
る。PTC6の温度は輻射熱によって、NTC4の温度
も上昇させる。このNTC4の温度上昇に伴い、徐々に
NTC4の抵抗値が下がり、所定温度に達したとき、ト
ライアック2をトリガする。即ち、ONになることか
ら、負荷1に通電されて駆動する。
【0016】従って、スイッチ3をONにしても、PT
C6の温度上昇からNTC4の温度上昇を経て、更にN
TC4がトリガ値まで抵抗値を低下させるまで、所定時
間かかることから負荷1を駆動させる時間を遅らせるこ
とができる。
【0017】なお、NTC4がトリガ値でトライアック
2を開閉させるには、NTC4の雰囲気温度とも関係す
る。この関係を示したのが図3のグラフである。Aは平
均の雰囲気温度、Bは低温の雰囲気温度、Cは高温の雰
囲気温度を示し、いずれも、NTC4の温度が高くなる
と、NTC4の抵抗値、即ちトライアックゲート抵抗値
も低下するが、高温の雰囲気温度Cと低温の雰囲気Bと
の間には、トリガ値まで達する時間に幅がある。この幅
がT1からT2までである。従って、前記二つの実施の
形態で、NTC4がトリガ値まで達する時間は、使用さ
れる場所に応じて異なるので、適宜に設定する必要があ
る。
【0018】本発明の第三の実施の形態を図4に基づい
て説明する。
【0019】図4は、スプリングリターン型電動弁の電
動アクチュエータ11の縦断面図である。
【0020】ケース12内部にモータ13が内蔵されて
おり、このモータ13の出力軸14の先端に取り付けた
歯車15と減速の歯車16が噛合しており、モータ13
は、前記減速の歯車16とワンウェイクラッチ17を介
して、スプリングリターン型電動弁の弁体を開閉させる
出力軸18に連結されている。
【0021】出力軸18には、自動レバー19が設けら
れており、この自動レバー19の下方には、この自動レ
バー19に作用させたスプリング20が装入されてい
る。
【0022】そして、前記第一、第二の実施の形態で示
したタイマースイッチ回路を備える。
【0023】以上のように構成した本実施の形態は、タ
イマースイッチ回路のスイッチ3を入れると、前述のよ
うにサーミスタの働きで負荷1であるモータ13は、所
定時間遅れて駆動する。
【0024】モータ13が駆動して回転すると、前記歯
車16、ワンウェイクラッチ17を介して、出力軸18
にトルクが伝達され、図示しない弁体の開弁動作と共
に、スプリング20も巻き上げられる。出力軸18が9
0度回転して完全に開弁すると、自動レバー19が図示
しないストッパに当たって、所定位置で維持される。
【0025】この状態でスイッチ3を切ると、スプリン
グ20の付勢力によって、出力軸18が閉弁方向に回転
する。
【0026】そして、このスプリング20による閉弁途
中で、誤作動によってスイッチ3を入れても、モータ1
3が駆動されるまで所定時間かかるため、スプリング2
0による閉弁が完全に行われてからモータ13が駆動す
る。
【0027】このように、本発明のタイマースイッチ回
路を備えれば、スプリング20によって戻る途中で、モ
ータ13は駆動しないことから、歯車15,16に衝撃
を与えて、電動アクチュエータ11を破損させることが
ない。
【0028】前記実施の形態では、モータ13の駆動で
開弁され、スプリング20によって戻る電動アクチュエ
ータ11によって説明したが、モータ13で閉弁されス
プリング20で戻るスプリングリターン型電動弁の電動
アクチュエータに、前記実施の形態のタイマースイッチ
回路を利用してもよく、更に、その他の装置の電動アク
チュエータにも利用できる。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明は、サーミスタを利
用して負荷を駆動させる時間を適宜に遅らせるようにし
たものであるから、廉価で小型の遅延回路を提供するも
のである。更に、このタイマースイッチ回路をスプリン
グリターン型電動弁の電動アクチュエータに利用すれ
ば、誤作動でモータの電源を入れても、スプリングで戻
る途中でモータが駆動されることがなく、耐久性に優れ
た電動アクチュエータとなるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態の回路図である。
【図2】本発明の第二の実施の形態の回路図である。
【図3】NTC温度及び抵抗値と時間との関係を示すグ
ラフである。
【図4】本発明の第三の実施の形態の縦断面図である。
【符号の説明】
1 負荷 2 トライアック 4 NTC 6 PTC 11 電動アクチュエータ 15,16 歯車 18 出力軸 20 スプリング

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷に接続したトライアックのゲート回
    路にサーミスタを接続し、前記サーミスタ自身の温度の
    昇降に伴う抵抗値の変化に応じて前記トライアックを開
    閉することを特徴とするタイマースイッチ回路。
  2. 【請求項2】 前記サーミスタが、温度が上がると抵抗
    値が下がるNTCである請求項1記載のタイマースイッ
    チ回路。
  3. 【請求項3】 前記サーミスタが温度が、上がると抵抗
    値が上がるPTCである請求項1記載のタイマースイッ
    チ回路。
  4. 【請求項4】 前記サーミスタが温度が、上がると抵抗
    値が下がるNTCであり、このNTCと並列に温度が上
    がると抵抗値が上がるPTCを接続し、前記PTCから
    発熱する熱を前記NTCに伝達して前記トライアックを
    開閉させてなる請求項1記載のタイマースイッチ回路。
  5. 【請求項5】 前記負荷がバルブ開閉用のモータであっ
    て、このモータから歯車とワンウェイクラッチとを介し
    て出力軸を回転させて、スプリングを卷回させるバルブ
    用電動アクチュエータにおいて、前記請求項2,3又は
    4記載のタイマースイッチ回路を備えたことを特徴とす
    るバルブ用電動アクチュエータ。
JP7895197A 1997-03-13 1997-03-13 タイマースイッチ回路とその回路を利用したバルブ用電動アクチュエータ Pending JPH10252925A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010087387A (ja) * 2008-10-02 2010-04-15 Murata Mfg Co Ltd 部品識別システム、部品識別方法及び被識別部品
JP2010087386A (ja) * 2008-10-02 2010-04-15 Murata Mfg Co Ltd 部品識別システム、部品識別方法及び被識別部品
JP2010087384A (ja) * 2008-10-02 2010-04-15 Murata Mfg Co Ltd 部品識別システム、部品識別方法及び被識別部品
JP2010087385A (ja) * 2008-10-02 2010-04-15 Murata Mfg Co Ltd 部品識別システム、部品識別方法及び被識別部品

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