JPS62297657A - 機器類の作動装置 - Google Patents

機器類の作動装置

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JPS62297657A
JPS62297657A JP14115086A JP14115086A JPS62297657A JP S62297657 A JPS62297657 A JP S62297657A JP 14115086 A JP14115086 A JP 14115086A JP 14115086 A JP14115086 A JP 14115086A JP S62297657 A JPS62297657 A JP S62297657A
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JP14115086A
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Masahiko Shimazaki
昌彦 島崎
Toshiichi Sawada
沢田 敏一
Takahiro Tokunaga
孝宏 徳永
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 [産業上の利用分野] 本発明は形状記憶合金の熱変形特性を利用した機器類の
作動装置に関する。
[従来の技術] サーボモー多や各種のアクチ1■−夕の如き回転電気機
器や流体圧の働きによらずに機器類の作動を制御する方
法として、例えば空気調和装置の吹出口に取り付けた風
向自動偏向用グリルを回動させるのに、高温下でピッチ
の広い二]イル形状を記憶させた形状記憶合金と、加熱
により記憶形状に戻されたこの合金をピッチの狭い]イ
ル形状としての原形に復帰させるための塑竹変形用縮み
スプリングとを、連結部材を介して直線的に接続した構
造を有する一種のアクブユ1−タを用いる方法が「特開
or158−21473月に記載されている。
このアクチュエータは、形状記憶合金に間欠的に通電す
ることによってコイル状合金が伸lIr1!lJを起し
、この伸縮前後動が連結部材を介して風向偏向用グリル
の回動用リンク機構に伝達されるように構成されている
[発明が解決しようとする問題点] 形状記憶合金の熱変形特性を利用した上記の如きアクチ
ュエータは、被作動機器の駆動部材としての形状記憶合
金製コイルど塑性変形用スプリングとの組み合わせ構造
の他に、2つの形状記憶合金製コイルを連結用部材を介
して接続させる構成も可能である。この場合には]イル
に直接通電するなどして両コイルを交Hに加熱すると連
結用部材は往復動させられるので、この動きを被作動機
器に伝えれば、第1の作動状態と第2の作動状態に交互
に切害えることができる。
しかし、一方のコイルに通電して熱変形を起させ、第1
の作動状態を実現した後通電を断つと、冷却に伴って熱
変形応力が失われるので、この応力を受けて圧迫され変
形されていた他方のコイルは蓄えられていた変形応力に
より原形への復帰動を開始する。
従って一方のコイルの働きによって一旦第2(第1)の
作動状態から第1(第2)の作動状態に切替えられたI
l!器は、一方のコイルの加熱を停止すると、意に反し
て他方のコイルの働きにより再び第2(第1)の作動状
態に戻されようとする現象が生ずる。
本発明は形状記憶合金製の2つの駆動部材を交互に加熱
することによって、機器を第1の作動状態と第2の作動
状態とに交互に切替えられる構成を備えたアクチュエー
タにおいて、一方の駆動部材を加熱して第1の作動状態
を実現した後、加熱を停止させた揚台にも、意に反して
第2の作動状態に復帰しようとする現象を生じない機器
類の作動装置を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上記の目的を達成するために本発明による機器類の作動
装置は、連結用部材を介して各一端部を互いに連結させ
、各他端部をそれぞれ固定させた、形状記憶合金製の第
1駆動部材および第2駆動部材と、該第1または第2駆
動部材に熱変形を生じさせ、前記連結用部材を第1また
は第2の作動位置にもたらすための加熱手段と、前記連
結用部材の動きを機器類の作動個所に伝えるための作動
力伝達手段と、前記加熱手段を働かせて前記第1、第2
のいずれか一方の駆動部材が熱変形した後、加熱を停止
させるための加熱停止手段と、該加熱停止手段を働かせ
た時、前記連結用部材が第1、第2のいずれか一方の作
動位置から、第2、第1のいずれか一方の作動位置に復
帰しようとする動きを阻止するための、復帰阻止手段と
からなる構成を採用した。
[作用および発明の効果] 上記の構成を備えた本発明の機器類の作動装置は、第1
(第2)の駆動部材をその加熱手段により熱変形させる
ことによって、連結■部材は第2(第1)の作動位置か
ら第1(第2)の作動位置に変位し、この動きが作動力
伝達手段を介して被作動機器に伝えられて機器は第2(
第1)の作動状態に切替えられる。
上記の作動状態切替が終った後、第1(第2)の駆動部
材の加熱を停止させると、第1(第2)の駆動部材の熱
変形応力が失われるので、この部材の熱変形の動きを受
けて塑性変形させられていた第2(第1)の駆動部材は
原形に復帰しようとする。そのため連結用部材はこの動
きを受けて意に反して第1(第2)の作動位置に変位さ
れようとするが、この時復帰阻止手段が働いて、連結用
部材のこの動きを阻止する。
従って第1と第2の2つの駆動部材の一方を加熱するこ
とによって第1(第2)作動状態に切替えた後、加熱を
停止させても、他方の駆動部材の原形復元力によって再
び第2(第1)の作動状態に戻ろうとする不都合の発生
が避けられる。そして復帰動阻止手段を有しない装置で
あれば、上2の加熱停止後にも加熱によって切替えられ
た作動状態を維持し続けようとすれば、作1jl紺持用
のアクチュエータを別個に用意しなければならないが、
本発明装置ではそのような不合即は解消する。
[実施例] 以下に付図に示す実施例に基づいて本発明の具体的な構
成を説明する。
第1図〜第4図は、自動車用空気調和装置の吸入口に組
み付けて車内および車外空気を選択的に導入するための
機器である内外気切替ダンパを、本発明による一実施例
装置を用いて作動させる事例を示している。
機器類の作動装置fAは、コイル状に賦形させた形状記
憶合金製の同一形状・同一寸法を備えた第1駆動部材1
と第2駆動部材2とを、導電性を有するブロック状の連
結用部材3を介して一直線状に連結させ、各部材1と2
の各他端部を、絶縁材料からなる上向きのコの字形をし
たフレーム5の両脚間にはさみ込むようにして固定し、
本体部分を構成させている。
連結用部材3には、その頂面に作動力伝達手段の一部分
としてのピン4が植設されており、第1および第2駆動
部材1と2を交りに熱することに伴う連結用部材3の左
右動は、リンク機構20〜25を介して自動車用空気調
和装置の送風機Bに組み付けられている内外気切替ダン
パ40に伝えられる。
第1駆動部材1および2を構成する形状記憶合金として
は、現在様々な組成のものが開発されているが、本発明
に使用する場合には、極めて頓繁に熱による変形作用力
と、外力による原形1u帰作用力とを交互に受けること
になるので、耐久性と作動信頼性の両面からして現状で
はヂタン〜ニッケル合金系のものが最も適している。こ
の合金のマルテン勺イト相への変態開始温度(Ms )
は配合の如何によって一50℃〜100℃の範囲で任意
に選ぶことかできる。銅〜アルミニウム〜亜鉛合金はよ
り安価であるが、耐久性その他の性能面で前者に劣る。
駆動部材1は、形状記憶合金の逆変態温度以上に加熱す
ることによって変形歪が解消し、その記憶された形状で
あるより広いピッチをもったコイル形状が復元される。
コイル状駆動部材1と2は、それぞれ両端部1a。
1bおよび2a、 2bが外向きに直線状に引き伸ばさ
れていて、この個所をフレーム5の両脚部5aおよび5
bと連結用部材3に設けたくり抜き孔に挿通または挿し
込むことによってフレーム5の両脚部間に組付けられて
いる。
ブロック状をなす連結用部材3は、その水平方向の中心
部を貫いてピストン棒6が挿し通してあり、この棒6の
左右両端はフレーム5の両脚部に穿ったくり抜き孔に透
液させると共に、中央部が固定用プレート7によって連
結用部材3に固着されている。また部材3の底面に可動
電気接点をなす円味のある突起8を設けている。
フレーム5の底部5Cの頂面中央部には]イルスプリン
グ11および12によって常に押し」−げ力を受けてい
るプレート状の固定接点9が組み付けられており、可動
および固定の両接点8と9は連結用部材3の移動範囲内
において常時接触が保たれている。10は固定接点9に
設けた配線用端子であり、9aはプレート状接点の十昇
動規利用ストッパ、14はスプリング11および12の
取付は板である。
30は、それぞれ第1および第2の駆動部材1と2を個
別的に加熱するための加熱手段としての車載バッテリ電
源である。31と32は、第1または第2駆動部材1ま
たは2の加熱を中止させるための、第1または第2の加
熱停止手段としてのそれぞれ第1および第2電源スイツ
チである。
導電体としての第1の駆動部材1の一端部1aは、スイ
ッチ31を介して電1i3Gのプラス端子に連らなり、
他端部1bは連結用部材3、部材3の可動接点8、固定
接点9、固定接点の端子10を経てアース線35に接続
されている。第2駆動部材2も、第1の部材と同様にし
てその一方の端部2aはスイッチ32を介して電源30
のプラス端子に連らなり、他方の端部2bはアース線3
5に接続されている。
第1および第2駆動部材1と2の動きを連結用部材3を
介して内外気切替ダンパ40の回転軸41に伝えるため
のリンク装置は、中間支軸250周りに回動する第1リ
ンク20と、内外気切替ダンパ40の回転軸41の延長
端としての支軸24の周りに回動する第2リンク22の
連結によって構成されている。
第1リンク20は、その一端に設けた細長い軸穴20a
に連結用部材3の植設ピン4を遊嵌さゼ、他端に植設し
た連結ピン21は、第2リンク22の一端に設けられて
復帰阻止手段をなす扇状の空隙部aを有する長穴23に
遊嵌させている。第2リンク22の他端には上記の支軸
24が固着されている。
送JiI機Bは、ファンモータ47によって駆動されい
る多翼ファン46を納めたスクロール型ファンケーシン
グ45の吸入口45aに内外気切酋箱44を組み付けて
構成されている。内外気切i+箱44には外気吸入口4
2と内気吸入口43が開口しており、回転軸41の周り
に回動する内外気切酋ダンパ40によって両眼入口は選
択的に開閉される。この開閉操作は図示が省かれている
空調装置の操作用パネルに設けた切替レバーによって行
われる。45bは送黒機の吐出口である。
次に上記実施例装置の作動を、第1および第2の両駆動
部材1と2への通電の有無に応じて連結用部材3が如何
に変位するかを模式的に描いた第5図(イ)〜(ハ)を
参照しながら説明する。
装置へを組立て終った段階では、両部材1と2は同一の
部材である所から、連結用部材3は第5図の(イ)に示
したように、°ル−ム5の中央部に位置している。
今内外気切替ダンパ40が第1図中に2)5鎖線で示し
た外気遮断・内気吸入位置を占めていたとして、これを
内気遮断・外気吸入モードに切aえたいとする。そこで
上記の切替レバーを外気吸入側に切替えると、第1のス
イッチとしてのマイクロスイッチ、または図示されてい
ない連動機構を介してオン−オフされるスイッチ31が
オン作#JI L、 。
第1の駆動部材1のみに通電が行われるので、部材1に
はジュール熱が発生する。部材1がその逆変態温度以上
に熱せられると、より広いピッチ中をもったスプリング
としての記憶形状をよみがえらせるべく、部材1は第5
図−(ロ)に示された如く伸張する。図中の符号mは部
材1の加熱変形に伴う連結用部材3の最大移動距離を示
している。
部材3の右方移動に伴って第1リンク20は中間支軸2
5の周りに右旋回し、第2リンク22は左旋回し、従っ
て内外気切替ダンパ40の回転軸41も左旋回してダン
パ40は図の右方に向けて最大限にまで振れ動き、内気
吸入口43を実線で示された如く封鎖し外気吸入モード
に切替えられる。
次にしばらくたって再び外気を遮断する内気吸入モード
に戻すべく前記の切替用レバーを操作すると、前述と同
様にして今度は第2スイツチ32がオン作動すると同時
にレバーの動きに伴って第1スイツチ31がオフされる
−1と − 第1駆動部材1が冷却するに従って、この部材の熱変形
応力は失われていくので、いままで部材1が早する応力
をうけて(ロ)図のように圧迫されピッチ中を縮める側
に塑性変形させられていた第2駆動部材2は圧迫力を解
かれてよりピッチ中の広い原形に復帰しようとする。し
かし形状記憶合金製の駆動部材1および2は外形はコイ
ルスプリング状をなしているものの完全な弾性材料では
ないので、第5図(ハ)に示したように、(イ)図の中
間位置まで戻る手前で復帰動は停止でしまう。復帰動に
伴う部材2の従って連結用部材3の戻り距離nは、前述
の部材3の最大移動距離1tmに較べれば相対的に短い
ものである。
そこで、リンク装@20〜25を構成する要素の一部分
、この場合にはピン21の遊嵌用穴23に、復帰阻止手
段としての扇形をしたピン21の遊動用空隙aを用意し
て置くことによって、連結用部材3が第5図の([1)
位置から(ハ)位置まで上記の如き現象に基づいて戻り
運動を起こした時に、この戻り動がリンク装置20〜2
5を介して内外気切替ダンパ40の回転軸41に伝達さ
れることが阻11され、本発明の所期の目的が達成され
る。
リンク装置の拡大図としての第10図において、第1リ
ンク200回転角αは、連結用部+43の4−述の如き
戻り動作に伴って第1リンク20が回動させられる範囲
を示している。第1リンク20の一端の植設ピン21が
扇状空隙a内を戻り移設」Jる間に、このピン21が空
隙aの因縁部に当って第1リンク20を回動させること
のないように空隙aの形状を設定する必要がある。もち
ろん図示の形状に限定されるものではない。
また第4図は、内外気切替ダンパ40を外気導入→内気
導入に切替えた後のダンパ40の戻り動作阻止の仕組み
を説明しているが、内気導入→外気導入の切替を行った
後のダンパ40の戻り動作を阻止するためには、扇状の
遊動空隙aは第2リンク22の長手方向中心II(ニ)
−(ニ)に対して左右対象に設けることが当然必要にな
る。
第1または第2駆動部材1または2を通電加熱して機器
が第2〈第1)の作動状態から第1(第2)の作動状態
に切替られた後は速かに通電を停止させることが望まし
い。というのは形状配憶合金は一般に電気抵抗値が比較
的低く加熱のために多くの電力を澗賀するので、このよ
うな電力を常時流し続Gプることは甚だ不軽済なばかり
か、過熱の危険を10<ことになるからである。
第6図〜第8図に、駆動部材1または2が加熱によって
変形した後に、部材への通電を自動的に停止させるため
の3つの回路例を示した。
第6図の回路では、電源スィッチ31まt:は32が投
入された後設定時間が経過するとタイマ50が駆動部材
1または2への通電回路を開かせる。この設定時間は実
験に基づいて任意に決定すればよい。
電源スィッチ31と32の交互断続を機械的に行えるこ
とは既述の如くである。
第7図の回路では、電源スイッチ31また【J32と直
列にリミットスイッチ51を連結しておき、本発明装置
Aまたは被作動機器の可動個所が、その作動に伴って変
位する際に呈する力fを受けてリミットスイッチ51が
オフ作動するように構成されている。可動個所としては
、例えばピストン棒6、第1および第2リンク20と2
2、あるいはダンパ40などがあり、これらの作動終了
位置にリミットスイッチ51を取り付けて置けばよい。
第8図の回路は、駆動部材への通電用の可動接点8とプ
レート状固定接点0をそれぞれ2分割し、第1および第
2駆動部材1と2への給電回路を独立させると共に、固
定接点9aと91)をその底面図とてしての(0)に示
したように駆動部材の変形方向に沿って位置をずらして
設けている。54は連結用部材3を電気的に分割するた
めの絶縁材であり、8aと8bは分割された部材3にそ
れぞれ設けた可動接点である。各固定接点9aと9bは
、駆動部材1または2が熱変形して連結用部材3がその
変位動を終えるよりは少し手前の個所で、可動接点8a
または8bとの接触が断たれるようにその設置位置が決
められている。部材1または2への通電が停止されても
、その熱容量のために部材は完全に変形させられる。
第9図は第2実施例装置を示している。第1実施例装置
と異なる点は、復帰阻止手段にあり、前例ではリンク機
構20−25のピンMIM用穴23i、xピン遊動用空
隙aが設けられているのに対して、空隙aに代わる役目
を宋すものとして、ピン21どピン24のあいだにバネ
作用体、この実施例では」イルバネ60が掛は渡されて
いる。]イルバネ600両端部は各々のピンに巻き付け
である。
コイルバネ60は両脚間の開度を広げる方向にイク1勢
されていることによってピン21にこのイ・1勢力が及
ぼされて、一方の駆動部材への通電を悴11jノだ後に
、使方の駆動部材が連結用部材3を逆戻り方向に移動さ
せる力を押しとどめることができる。
この方法は第1実施例と異なって、連結用部+43の逆
戻り作用力に対向してこれを押しもどす力を強制的に部
材3に加えるように構成されているので、より信頼性の
高い復帰M止f段といえる。
復帰阻止手段としてのコイルバネ60は、被作動機器を
第1または第2作動状態に切替えるべく装@Aを操作し
た際の作動応答時間を早めるのにも役立っているので、
その理由および効果について第10図〜第12図を参照
しながら次に説明する。
第1図に示したコイルバネ60の取付けられていない装
置Aでは、ダンパ40が駆動部材1または2が熱変形す
る際に発生する力Fによって回転角θ0の範囲内で回動
させられる時、ダンパ40に及ぼされる回転トルクT1
は第11図に示された如き経時変化をたどる。連結11
部材3の動きに着目してこの変化を調べると、移動開始
と共にT1は急激に上昇して最大値に達した後、移動の
中間位置を過ぎる頃から急速に減少している。このこと
はダンパ40がその回動範囲の中間位置に達するまでは
急速に回動するが、それ以後は回動速度がめだって低下
して外気吸入口と内気吸入1コの開閉状態切替に要する
いわゆる作動応答時間がかなり長引いてしまうことを意
味する。
一方復tsm止手段としての]イルバネ60を、第9図
の装置模式図に示したように紺付けた第2実施例装置の
場合には、コイルバネ60が発生させる回転トルクT2
が第11図に示されたように、駆動部材1または2の回
転トルクT2に刊加されるので、両者の合成トルクT1
+T2はダンパ40の回転範囲θ0のうち作動応答時間
に影響するところの大きい回転の後半領域において高い
1ノベルに保たれ、ダンパ40が回転角θ0を回転し終
えるまでの所用時間はめだって短縮する効果が1qられ
る。
第12図は駆動部材1または2に任意の大きさの力Fを
及ぼした時の作動応答時間↑が、]コイルバネ0の有無
によって如何に変化するかを実験に基づいて確めた結果
を模式的にグラフ化して示している。グラフDは]イル
バネを設けない場合を、グラフEは設けた場合を示して
おり、後者は前者に較べてt2−t1時間だけ作動応答
時間を短縮することができる。
形状記憶合金の熱変形特性を利用した従来のアクチュエ
ータでは、機器の作動状態の切替に要する時間(作動応
答時間)を早めようとすれば、駆動部材や塑性変形用バ
ネ作用体の形状を大形化しなけれならず装置の外形寸法
が大きくなる不利を招いたが、第2実施例では、このよ
うな問題点も同時に解決することができる。
上記実施例では駆動部材1および2の加熱手段として電
m電流を直接部材1または2に流しているが、例えば電
気ヒータを用いて間接加熱したり、加熱流体を用いるな
どしてもよい。
本発明装置の別の特長は従来のサーボモータや流体圧を
利用した様々なアクチュエータど異なって、使用場所に
よってはかなり耳ざわりに感じられる作動騒音を全く生
ぜずまた流体配管を必要としないなどの点にあるので、
自動車用空調装置以外にもこれらの特長を生かして活用
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明による機器類の作動装置を、自
動車用空調装置の送J!I機の吸入口に組付けた内外気
切替導入用ダンパの切替作動のために使用する場合を例
にとって示した一実施例図であって、第1図は装置の平
面図と送風機の側断面との合成図である。 第2図と第3図は装置要部の平面図と部分破断側面図で
ある。 第4図は装置のリンク機構部分の拡大平面図である。 第5図は連結用部材の復帰動を説明した図である。 第6図〜第8図はそれぞれ加熱停止手段の実施例を示し
た回路図である。 第9図は第2実施例装置を示した第1図と同様な合成図
である。 第10図〜第12図は復帰阻止手段としてのコイルバネ
の働きとその効果の説明図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)連結用部材を介して各一端部を互いに連結させ、各
    他端部をそれぞれ固定させた、形状記憶合金製の第1駆
    動部材および第2駆動部材と、該第1または第2駆動部
    材に熱変形を生じさせ、前記連結用部材を第1または第
    2の作動位置にもたらすための加熱手段と、 前記連結用部材の動きを機器類の作動個所に伝えるため
    の作動力伝達手段と、 前記加熱手段を働かせて前記第1、第2のいずれか一方
    の駆動部材が熱変形した後、加熱を停止させるための加
    熱停止手段と、 該加熱停止手段を働かせた時、前記連結用部材が第1、
    第2のいずれか一方の作動位置から、第2、第1のいず
    れか一方の作動位置に復帰しようとする動きを阻止する
    ための、復帰阻止手段とからなる機器類の作動装置。 2)前記加熱停止手段は、前記第1、第2駆動部材にジ
    ユール熱を生じさせるための、該部材への通電断続用回
    路であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    機器類の作動装置。 3)前記作動力伝達手段は、リンク装置であり、前記復
    帰動阻止手段は、該リンク装置の一部を構成するピン遊
    嵌用穴に設けた、該ピンの遊動用空隙であることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項または第2項記載の機器類
    の作動装置。 4)前記作動力伝達手段はリンク装置であり、前記復帰
    動阻止手段は、該リンク装置を構成するリンクに回動抑
    制力を及ぼすための付勢手段であることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項または第2項記載の機器類の作動装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0281960A (ja) * 1988-09-20 1990-03-22 Tokieda Naomitsu 形状記憶合金装置およびポンプ

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JPH0281960A (ja) * 1988-09-20 1990-03-22 Tokieda Naomitsu 形状記憶合金装置およびポンプ

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