JPH10252903A - スプール弁の流体力軽減構造 - Google Patents

スプール弁の流体力軽減構造

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JPH10252903A
JPH10252903A JP8336397A JP8336397A JPH10252903A JP H10252903 A JPH10252903 A JP H10252903A JP 8336397 A JP8336397 A JP 8336397A JP 8336397 A JP8336397 A JP 8336397A JP H10252903 A JPH10252903 A JP H10252903A
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JP
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notch
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downstream
spool
notch portion
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JP8336397A
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Yoshihiro Egawa
祐弘 江川
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KYB Corp
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Kayaba Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノッチが開いたときの流体力を軽減して、ス
プール弁の操作性を向上させる。 【解決手段】 ノッチN1に、中間ノッチ部12と、上
流ノッチ部13と、下流ノッチ部14とに区分けする。
そして、この中間ノッチ部12の溝幅を、上流ノッチ部
13や下流ノッチ部14の溝幅よりも広くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スプールに形成
したノッチが開いたとき、そこから流出する流体によっ
て、スプールに対してノッチを閉じる方向に作用する流
体力を軽減する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図14〜15に従来のスプール弁のスプ
ール1を示す。このスプール1には、環状溝2を形成す
るとともに、この環状溝2に隣接するランド部3端面か
ら軸方向にノッチN1、N2、N3を形成している。これ
らノッチの軸方向長さは、N1、N2、N3の順に短くな
っている。このようなノッチN1、N2、N3および環状
溝2を形成したスプール1が、図15に示すようにバル
ブボディ4内に摺動自在に組み込まれている。いま、ス
プール1が、バルブボディ4内を矢印5方向にストロー
クしたとすると、軸方向長さが一番長いノッチN1が最
初に開く。このときには、当然のこととして、他のノッ
チN2、N3がふさがれたままの状態を維持する。
【0003】上記のようにノッチN1が開くと、環状溝
2側の流体がこのノッチN1を経由してポート6側に供
給される。さらにスプール1が矢印5方向にストローク
すると、次に長いノッチN2が開き、最後に一番短いノ
ッチN3が開く。上記のように全てのノッチN1〜N3
開けば、それら各ノッチの合計開口面積に比例した流体
が、ポート6側に供給される。上記の状態から、さらに
スプール1がストロークすると、上記環状溝2が開き、
この環状溝2内の流体が直接ポート6側へ供給される。
【0004】上記ポート6側への供給流量と、スプール
1のストロークとの関係をグラフにしたのが図16であ
る。このグラフの縦軸はポート6側への供給流量を示
し、横軸はスプールのストロークを示している。また、
このグラフは、ストローク位置n1、n2、n3でノッチ
1、N2、N3が開き、ストローク位置n4で環状溝2が
開くことを示している。次に、この図16に基づいて、
上記ノッチN1〜N3によるインチング特性を説明する。
【0005】スプール1がストローク位置n1まで移動
すると、まず最初に、軸方向長さが一番長いノッチN1
が開く。このときのポート6に対する供給流量は、ノッ
チN1の下流側開口7bの開度に比例し、その開度が大
きくなるにつれてポート6に対する供給流量も多くな
る。ただし、上記下流側開口7bから流出する流量が、
ノッチN1の上流側開口7aの開度すなわちノッチN1
上流側の溝断面積で規制される流量と等しくなれば、ス
プール1がさらにストロークしても、それ以上流量は増
えない。なぜなら、上記上流側の溝断面積で、ノッチN
1への最大流入量が決められてしまうからである。
【0006】したがって、上記の状態では、ノッチN1
から流出する流量は、スプール1のストロークに係わり
なく一定となる。そして、その流量が一定になる時点
が、図16におけるストローク位置n2であり、そのと
きの流量がQ1である。このことからも明らかなよう
に、ノッチN1で実質的なインチング制御ができるの
は、図16のグラフに示すストローク位置n1〜n2の間
だけということになる。
【0007】ただし、スプール1が、図16におけるス
トローク位置n2までストロークすると、今度は、ノッ
チN2が開きはじめる。つまり、上記ノッチN1を流れる
流量がほぼ最大流量Q1になったときノッチN2が開き始
める。このようにノッチN2が開けば、今度はこのノッ
チN2によって、実質的なインチング制御がされること
になる。そして、この場合も、ノッチN2の下流側開口
から流出する流量が、ノッチN2の上流側開口の開度で
規制される流量と等しくなれば、スプール1がさらにス
トロークしても、それ以上流量は増えない。その流量が
一定になる時点が、図16におけるストローク位置n3
であり、そのときの流量がQ2である。このことからも
明らかなように、ノッチN2で実質的なインチング制御
ができるのは、図16のグラフに示すストローク位置n
2〜n3の間だけである。
【0008】また、スプール1がストローク位置n3
達すると、ノッチN1、N2の場合と同様にノッチN2
流れる流量Q2が一定になるとともに、今度は、軸方向
長さが一番短いノッチN3が開く。そして、スプール1
がストローク位置n4に達すると、今度は、ポート6に
対して環状溝2が開くので、この時点で、インチング制
御が終了する。いずれにしても、この従来例の場合に
は、3つのノッチN1〜N3で、図16に示すようにイン
チング特性をリニアにしている。なお、ストローク位置
4では、環状溝2がポート6側に開くので、このとき
のポート6側への供給流量も急激に増える。したがっ
て、図16においても、ストローク位置n4以降のグラ
フの傾きが急傾斜になっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】次に、上記従来例の問
題点を、図15を基にして説明する。なお矢印8は流体
の流出方向を示す。図15は、ノッチN1が開き、環状
溝2とポート6側とが連通している状態を示すととも
に、このときの流体が矢印8の方向に流出していること
を示している。このように流体が矢印8方向に流出する
と、ノッチN1を閉じる方向の流体力Fがスプール1に
作用するが、このときの流体力Fは次の式で求められ
る。 F=ρQvCOSθ ・・・(式1) ただし、ρ:定数 Q:流量 v:流速 θ:流出角 である。
【0010】上記流体力は、流量Q、流速v、流出角θ
に比例していて、これらの値が小さければ流体力Fも小
さくなる。そのため、インチング制御をしているストロ
ーク位置n1〜n2の間で、流量Qが少ないときには、流
体力Fもそれほど大きくならない。そのために、このと
きの流体力Fは、スプール1の操作にほとんど影響を与
えない。また、多少の影響を与えたとしても、このスト
ローク位置n1〜n2では、インチング制御が優先される
ので、その流体力Fを無視せざるをえない。しかし、ス
プール1がストローク位置n2以上移動すれば、このノ
ッチN1はインチング制御に直接関与しなくなる。この
ようにノッチN1は、インチング制御に直接関与してい
ないにもかかわらず、流体力発生の原因にはなってい
る。つまり、従来の構造では、インチング制御に直接関
与していないノッチによって発生する流体力のために、
スプール1の操作性が悪くなるという問題があった。こ
の発明の目的は、インチング制御に直接関与していない
ノッチからは流体力が発生しない構造を提供することで
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、スプールの
ランド部端面からその軸方向にノッチを形成したスプー
ル弁を前提にする。第1の発明は、上記のスプール弁を
前提にしつつ、ノッチの長手方向中間部分を中間ノッチ
部とし、この中間ノッチ部を挟んで、流体の流出方向上
流側を上流ノッチ部、下流側を下流ノッチ部としてい
る。そして、中間ノッチ部の溝幅を、上流ノッチ部及び
下流ノッチ部の溝幅よりも広くしている。このように中
間ノッチ部の溝幅を広くすると、中間ノッチ部が開いた
場合、上流ノッチ部を通過した流体が、溝幅の広い中間
ノッチ部から流出するので、上流ノッチ部を通過すると
きの流速よりも、中間ノッチ部を通過する流速の方が小
さくなる。流速が小さくなれば、その分、流体力も小さ
くなる。
【0012】第2の発明は、上記のスプール弁を前提に
しつつ、ノッチの長手方向中間部分を中間ノッチ部と
し、この中間ノッチ部を挟んで、流体の流出方向上流側
を上流ノッチ部、下流側を下流ノッチ部としている。そ
して、中間ノッチ部の溝深さを、上流ノッチ部及び下流
ノッチ部の溝深さよりも深くしている。このように中間
ノッチ部の溝深さを深くすると、中間ノッチ部内で渦流
が発生する。中間ノッチ部内で渦流が発生すれば、中間
ノッチ部から流出する流体の流出角を大きくすることが
できる。流出角が大きければ大きいほど流体力を小さく
できる。
【0013】第3の発明は、上記のスプール弁を前提に
しつつ、ノッチの長手方向中間部分を中間ノッチ部と
し、この中間ノッチ部を挟んで、流体の流出方向上流側
を上流ノッチ部、下流側を下流ノッチ部としている。そ
して、上流ノッチ部及び下流ノッチ部に対して、中間ノ
ッチ部の溝幅を広くし、かつ溝深さも深くしている。こ
のように中間ノッチ部の溝幅を広くするとともにその溝
深さも深くすると、中間ノッチ部から流体が流出する際
に、より渦流が発生しやすくなる。したがって、第1、
2の発明の効果が相乗されて、流体力をいっそう軽減で
きる。
【0014】第4の発明は、上記第1〜第3の発明を前
提にしつつ、下流ノッチ部から流出する流量が、上流ノ
ッチ部で規制される流入量と等しくなる開口位置または
それよりも上流側位置に、中間ノッチ部の下流側端を位
置させ、かつ、ランド部端面から軸方向長さの異なる別
のノッチを形成し、上記中間ノッチ部の下流側端を、上
記別のノッチが開く位置にほぼ対応させている。このよ
うにすれば、インチング特性をリニアに保つとともに、
その流体を軽減できる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1〜3に示す第1実施例は、ス
プール1に3つのノッチN1〜N3を形成する一方、一番
長いノッチN1に中間ノッチ部12を形成した点に特徴
を有する。この特徴点以外は、前記従来と同様である。
そこで、ノッチN1以外の詳細な説明は省略する。上記
ノッチN1は、その中間部分を中間ノッチ部12とし、
この中間ノッチ部12を挟んで、上流側を上流ノッチ部
13、下流側を下流ノッチ部14としている。上記中間
ノッチ部12の溝幅は、上流ノッチ部13及び下流ノッ
チ部14の溝幅よりも広くしている。また、中間ノッチ
部12の溝深さも、上流ノッチ部13及び下流ノッチ部
14の溝深さよりも深くしている。
【0016】また、上記中間ノッチ部12の下流側端1
2aは、下流ノッチ部14から流出する流量が、上流ノ
ッチ部13で規制される流入量と等しくなる開口位置ま
たはそれよりも上流側位置に設けている。つまり、この
中間ノッチ部12を形成する範囲は、図16に示すノッ
チN1のストローク位置n2以降であり、ノッチN1がイ
ンチング制御に直接関与しない範囲である。また、中間
ノッチ部12の最下流位置は、ノッチN2が開くストロ
ーク位置に対応させている。
【0017】次にこの第1実施例の作用を説明する。図
3に示すように、スプール1がストローク位置n1〜n2
の範囲内に移動すれば、ノッチN1の下流ノッチ部14
が開く。このように下流ノッチ部14が開けば、環状溝
2側の流体が、上流ノッチ部13→中間ノッチ部12→
下流ノッチ部14を経由して、ポート6側に供給され
る。このとき下流ノッチ部14の開度が大きくなればな
るほど、ポート6に流出する流量が多くなっていく。し
かし、その流出量が上流ノッチ部13で規制される最大
流入量と等しくなった時点で、その流出量が一定になる
とともに、中間ノッチ部12がポート6に開口する。
【0018】そして、流体が上流ノッチ部13から中間
ノッチ部12へ流れ込むと、この中間ノッチ部12の溝
深さを、上流ノッチ部13の溝深さよりも深くしている
ので、この中間ノッチ部12内で渦流が発生する。した
がって、中間ノッチ部12がポート6に開口したとき、
そこからポート6に流出する流体の流出角θが、渦流が
なくて直接流出するときよりも大きくなる。このように
流出角θが大きくなれば、(式1)に示すCOSθの値が
小さくなるので、その分流体力Fを軽減できる。
【0019】また、中間ノッチ部12の溝幅を上流ノッ
チ部13の溝幅よりも大きくしているので、中間ノッチ
部12から流体がポート6側へ流出するときの流速vが
遅くなる。そして、このようにポート6側へ流出する流
体の流速vが遅くなる分、流体力Fも小さくなる。ま
た、この中間ノッチ部12は、その溝深さが上流ノッチ
部13及び下流ノッチ部14の溝深さよりも深くなって
いて、この溝深さの変化と上記溝幅との変化が相まっ
て、渦流がさらに発生しやすくなっている。渦流が発生
すればするほど、上記のように中間ノッチ部12からの
流出角θが大きくなるので、いっそう流体力Fを軽減で
きる。
【0020】また、ノッチN1を流れる最大流量が、上
流ノッチ部13の溝断面積で規制されるので、上記のよ
うに中間ノッチ部12の溝深さを深くしたり、溝幅を広
くしたりしても、ノッチN1を流れる流量は一定にな
る。なお、この第1実施例では、一番長いノッチN1
けに中間ノッチ部12を設けたが、ノッチN1に限らず
ノッチN2、ノッチN3に中間ノッチ部12を設けてもよ
いこと当然である。
【0021】図4、図5に示した第2実施例は、下流ノ
ッチ部14の下流側の溝深さを、先端に向かって徐々に
浅くなるようにしたものである。これらノッチ部は、エ
ンドミル加工およびカッター加工を施したものである。
図6、図7に示した第3実施例は、下流ノッチ部14の
下流側の溝深さを、先端に向かって徐々に浅くなるよう
にするとともに、その平面形状を先細りにしたもので、
等角フライス加工を施している。
【0022】図8に示した第4実施例は、中間ノッチ部
12の幅を大きくしたものであり、図9に示した第5実
施例は、中間ノッチ部12の幅を大きくするとともに、
上流ノッチ部13と下流ノッチ部14との対向位置を食
い違わせたものである。この第5実施例のように、上流
ノッチ部13と下流ノッチ部14との対向位置を食い違
わせることによって、上流ノッチ部13から中間ノッチ
部12に流入した流れが、上流ノッチ部13と対向する
中間ノッチ部12の壁面に衝突する。この壁面への衝突
によって、中間ノッチ部12内での渦流が発生しやすく
なる。なお、これら第4、5実施例においても、第2、
3実施例のように、カッター加工または等角フライス加
工によって、ノッチN1を形成してもよいこと当然であ
る。
【0023】図10〜図12に示した第6実施例は、ス
プール1の周面を軸線に直交する方向に切削して中間ノ
ッチ部12を形成したもので、その他の構成は、前記第
1実施例と同様である。図13に示した第7実施例は、
第6実施例に対して、上流ノッチ部13と下流ノッチ部
14との対向位置を食い違わせたもので、その目的は、
第5実施例と同様である。なお、これら第6、7実施例
においても、第2、3実施例のように、カッター加工ま
たは等角フライス加工によって、ノッチN1を形成して
もよいこと当然である。また、上記第2〜7実施例にお
ける上流ノッチ部13、中間ノッチ部12および下流ノ
ッチ部14は、ノッチN1に限らず、ノッチN2、ノッチ
3に形成してもよい。
【0024】
【発明の効果】以上のように、第1の発明の流体力軽減
構造によれば、上流ノッチ部に対して中間ノッチ部の溝
幅を広くしたので、中間ノッチ部が開いた場合に、この
中間ノッチ部から流出する流体の流速を遅くできる。こ
のように流速を遅くできるので、その分、流体力を軽減
できる。第2の発明の流体力軽減構造によれば、中間ノ
ッチ部の溝深さを、上流ノッチ部及び下流ノッチ部の溝
深さよりも深くしたので、この中間ノッチ部で渦流を発
生させることができる。中間ノッチ部で渦流が発生すれ
ば、この中間ノッチ部が開口したときの流体の流出角を
大きくできる。したがって、その分、流体力を軽減でき
る。
【0025】第3の発明によれば、第1及び第2発明を
総合化したので、下流ノッチ部からの流出角をいっそう
大きくでき、かつ、中間ノッチ部では流出する流速も遅
くできるので、さらにいっそう流体力を軽減できる。第
4の発明によれば、従来と同様のインチング特性を維持
しながら、言い換えれば、リニアなインチング特性を維
持しながら、流体力だけを軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のスプールの要部の斜視図である。
【図2】第1実施例のスプールの要部の平面図である。
【図3】第1実施例のスプールの要部の断面図である。
【図4】第2実施例のスプールの要部の平面図である。
【図5】第2実施例のスプールの要部の断面図である。
【図6】第3実施例のスプールの要部の平面図である。
【図7】第3実施例のスプールの要部の断面図である。
【図8】第4実施例のスプールの要部の平面図である。
【図9】第5実施例のスプールの要部の平面図である。
【図10】第6実施例のスプールの要部の斜視図であ
る。
【図11】第6実施例のスプールの要部の平面図であ
る。
【図12】第6実施例のスプールの要部の断面図であ
る。
【図13】第7実施例のスプールの要部の平面図であ
る。
【図14】従来のスプールの要部斜視図である。
【図15】従来のスプールの要部断面図である。
【図16】ストロークと供給流量との関係を表すグラフ
である。
【符号の説明】
1 スプール 2 環状溝 3 ランド部 N1 ノッチ部 12 中間ノッチ部 13 上流ノッチ部 14 下流ノッチ部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプールのランド部端面からその軸方向
    にノッチを形成したスプール弁において、このノッチの
    長手方向中間部分を中間ノッチ部とし、この中間ノッチ
    部を挟んで、流体の流出方向上流側を上流ノッチ部、下
    流側を下流ノッチ部とする一方、中間ノッチ部の溝幅
    を、上流ノッチ部および下流ノッチ部の溝幅よりも大き
    くしたスプール弁の流体力軽減構造。
  2. 【請求項2】 スプールのランド部端面からその軸方向
    にノッチを形成したスプール弁において、このノッチの
    長手方向中間部分を中間ノッチ部とし、この中間ノッチ
    部を挟んで、流体の流出方向上流側を上流ノッチ部、下
    流側を下流ノッチ部とする一方、中間ノッチ部の溝深さ
    を、上流ノッチ部及び下流ノッチ部の溝深さよりも深く
    してなるスプール弁の流体力軽減構造。
  3. 【請求項3】 スプールのランド部端面からその軸方向
    にノッチを形成したスプール弁において、このノッチの
    長手方向中間部分を中間ノッチ部とし、この中間ノッチ
    部を挟んで、流体の流出方向上流側を上流ノッチ部、下
    流側を下流ノッチ部とする一方、上流ノッチ部及び下流
    ノッチ部に対して、中間ノッチ部の溝幅を広くし、かつ
    溝深さも深くしたスプール弁の流体力軽減構造。
  4. 【請求項4】 下流ノッチ部から流出する流量が、上流
    ノッチ部で規制される流入量と等しくなる開口位置また
    はそれよりも上流側位置に、中間ノッチ部の下流側端を
    位置させ、かつ、ランド部端面から軸方向長さの異なる
    別のノッチを形成し、上記中間ノッチ部の下流側端を、
    上記別のノッチが開く位置にほぼ対応させた請求項1〜
    3記載のスプール弁の流体力軽減構造。
JP8336397A 1997-03-17 1997-03-17 スプール弁の流体力軽減構造 Pending JPH10252903A (ja)

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