JPH10252868A - エアブリーザ装置 - Google Patents

エアブリーザ装置

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JPH10252868A
JPH10252868A JP5601797A JP5601797A JPH10252868A JP H10252868 A JPH10252868 A JP H10252868A JP 5601797 A JP5601797 A JP 5601797A JP 5601797 A JP5601797 A JP 5601797A JP H10252868 A JPH10252868 A JP H10252868A
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邦弘 山口
Yoshitoshi Miura
美利 三浦
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    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/02Gearboxes; Mounting gearing therein
    • F16H57/027Gearboxes; Mounting gearing therein characterised by means for venting gearboxes, e.g. air breathers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアブリーザ室からの油の流出を防止できる
エアブリーザ装置を提供すること。 【解決手段】 空気が混入した油が集まるエアブリーザ
室8を有し、エアブリーザ室8において油と空気とを互
いに分離するエアブリーザ装置において、オイルポンプ
4によってオイルリザーバ7から吸引された油が通る油
吸入通路43の近傍に設けられ、エアブリーザ室81に
連通する油室82を有し、オイルポンプ4が高回転で作
動し、かつ、油が高温であるとき、オイルポンプ4の作
動による油吸入通路43の負圧化と油の粘度低下とによ
って、油室82の内部の油が油吸入通路43を形成する
2つのケース部材間の合わせ面45から油吸入通路43
に吸入される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気が混入して泡
状になった油から空気を分離して、油を液状に戻すエア
ブリーザ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動変速機(オートマチックトランスミ
ッション)は、プラネタリギヤ、多板クラッチ、ワンウ
ェイクラッチ等から構成されており、複数の多板クラッ
チをオートマチックトランスミッションフルード(以
下、ATFという)の油圧により締結制御することによ
り変速される。また、ATFは、自動変速機内部の潤滑
油として各要素に供給される。
【0003】ATFは、自動変速機の内部で撹拌される
ことによって空気と混合され、泡状となりその体積が増
加する。そこで、自動変速機には、ATFを泡状から液
状に戻すためのエアブリーザ室が設けられている。エア
ブリーザ室は、ATFの流れの影響を受けにくい部位、
すなわち、自動変速機の上部に設けられており、自動変
速機の外部と連通している。そして、泡状のATFは、
自動変速機の上部に移動するのでエアブリーザ室に流入
し、該エアブリーザ室内において泡の自然消滅により液
状に戻り、その体積が縮小される。ATFに混入してい
た空気は、自動変速機の外部に排出される。したがっ
て、エアブリーザ室によって、泡状のATFは、液状に
戻った後、自動変速機内に還流される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ATFは、
性質上、低温状態から急激に撹拌されると、急速に泡状
となり、その体積が急速に増大する。この場合、エアブ
リーザ室による気泡の自然消滅量よりも、気泡の発生量
が多くなり、エアブリーザ室だけでは気泡の発生に対応
しきれず、泡状のATFがエアブリーザ室から自動変速
機の外部に流出するおそれがある。そこで、ATFのエ
アブリーザ室からの流出を防止するために、エアブリー
ザ室に予備室を追加してエアブリーザ室の容量を大きく
するという方法が提案されているが、エアブリーザ室は
限られた空間に設けられているので、エアブリーザ室の
大型化には限度があり、気泡の消滅効率を向上すること
は困難である。したがって、ATFに気泡が発生した場
合に十分に対応することが困難であるという問題点があ
る。
【0005】よって、本発明の目的は、気泡の消滅効率
が高いエアブリーザ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、油の
気泡が収集するエアブリーザ室を有し、該エアブリーザ
室において該気泡を自然消滅させるエアブリーザ装置に
おいて、エアブリーザ室よりも下方に設けられたオイル
ポンプの油吸入通路の少なくとも一部を形成する第1の
ケース部材と第2のケース部材との合わせ面を挟んで該
油吸入通路の近傍に設けられ、エアブリーザ室に連通す
る油室を有し、オイルポンプの回転により発生する負圧
により油室内の油が合わせ面を介して油吸入通路に吸い
込まれることを特徴とする。
【0007】請求項2の発明は、油の気泡が収集するエ
アブリーザ室を有し、該エアブリーザ室において該気泡
を自然消滅させるエアブリーザ装置において、エアブリ
ーザ室に連通するとともに、エアブリーザ室からの油が
高温時にエアブリーザ室よりも下方に設けられたオイル
ポンプの油吸入通路の少なくとも一部を形成する第1の
ケース部材と第2のケース部材との合わせ面を通って、
油吸入通路に吸入されるように第1のケース部材と第2
のケース部材との合わせ面に形成された油室を有し、オ
イルポンプの回転により発生する負圧及び油の粘度低下
により油室内の油が合わせ面を介して油吸入通路に吸い
込まれることを特徴とする。好ましくは、油室が油吸入
通路に沿って延在するように形成されている。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1において、符号1は、自動車の自動変速機
(オートマチックトランスミッション)を示す。自動変
速機1は、トルクコンバータ2とトランスミッション3
とから主に構成されている。なお、図中、トルクコンバ
ータ2及びトランスミッション3の詳細部分の図示は省
略する。
【0009】トランスミッション3は、周知のようにプ
ラネタリギヤ、クラッチ、ブレーキ等から主に構成され
ており、クラッチやブレーキは、油としてのオートマチ
ックトランスミッションフルード(以下、ATFとい
う)により油圧制御されている。トランスミッション3
を油圧制御する油圧制御手段は、油圧を発生するオイル
ポンプ4と、オイルポンプ4からの圧油を各部に分配す
るバルブボディ5とから主に構成されている。
【0010】バルブボディ5は、トランスミッション3
の下部に配設されており、オイルパン6によって覆われ
ている。オイルパン6によって覆われた空間には、AT
Fが貯溜されており、この貯溜部をオイルリザーバ7と
いう。
【0011】オイルポンプ4は、トルクコンバータ2と
トランスミッション3との間に配設されている。オイル
ポンプ4は、周知のトロコイド式のポンプギヤ部40
と、このポンプギヤ部40が設けられた第1のケース部
材としてのポンプハウジング41と、このポンプハウジ
ング41に対向して、ポンプハウジング41に面結合さ
れている第2のケース部材としてのシャフトサポート4
2とから構成されている。ポンプハウジング41とシャ
フトサポート42とは、複数のボルトによって互いに締
結され、トランスミッションケース3aに結合されてい
る。ポンプハウジング41とシャフトサポート42とが
互いに面接触する部分には、金属部材が面合わせされる
ときの仕上げがそれぞれなされているが、シール部材は
設けられていない。
【0012】図2に示すように、ポンプハウジング41
の略中央部分には、ドライブギヤ、ドリブンギヤ及びク
レセントからなるポンプギヤ部40が嵌入されている。
ポンプギヤ部40のオイル吸入口43bには、油吸入通
路としてのオイル吸入通路43が連通しており、このオ
イル吸入通路43の他端は、オイルリザーバ7に連通し
ている。ポンプギヤ部40のオイル吐出口44bには、
オイル吐出通路44が連通しており、このオイル吐出通
路44の他端は、バルブボディ5に連通している。
【0013】図2,3に示すように、ポンプハウジング
41及びシャフトサポート42のオイル吸入通路43及
びオイル吐出通路44に対応する部分には、溝状の凹部
41a,41b,42a,42bがそれぞれ形成されて
おり、ポンプハウジング41及びシャフトサポート42
が互いに面結合されることによって凹部41a,42a
の間及び凹部41b,42bの間にそれぞれ空間が形成
され、オイル吸入通路43及びオイル吐出通路44がそ
れぞれ形成される。
【0014】図1において、トランスミッション3の上
部であってシャフトサポート42に接する部位には、泡
状となったATFを液状に戻すためのエアブリーザ室8
が設けられている。エアブリーザ室8は、トランスミッ
ション3の内室で発生した泡状のATFがシャフトサポ
ート42に形成された連通孔80a及びオイル戻し孔8
5を通って流入する第1のエアブリーザ室81と、第1
のエアブリーザ室81に連通している第2のエアブリー
ザ室80と、第1のエアブリーザ室81に連通している
油室としての第3のエアブリーザ室82とから主に構成
されている。
【0015】エアブリーザ室8は、トランスミッション
ケース3a、シャフトサポート42及びポンプハウジン
グ41の三つの部材に亘って形成されている。第2のエ
アブリーザ室80は、トランスミッションケース3aの
一部とシャフトサポート42に形成された凹部42cと
によって形成されている。第1のエアブリーザ室81及
び第3のエアブリーザ室82は、シャフトサポート42
とポンプハウジング41とにそれぞれ形成された凹部4
1c,42dとによって形成されている。
【0016】シャフトサポート42に形成された連通孔
80a及びオイル戻し孔85は、トランスミッションケ
ース3a内部と第1のエアブリーザ室81とを連通して
おり、トランスミッションケース3aの内部において撹
拌により泡状となったATFを第1のエアブリーザ室8
1に受け入れる。第2のエアブリーザ室80のトランス
ミッションケース3a側の上部には、第2のエアブリー
ザ室80の内部とトランスミッションケース3aの外部
とを連通する連通パイプ80bが設けられている。連通
パイプ80bは、エアブリーザ室8内において、ATF
の泡の自然消滅により発生した空気をトランスミッショ
ン3の外部に放出するとともに、トランスミッションケ
ース3aの内部の圧力を略一定に保持する。
【0017】第1のエアブリーザ室81と第2のエアブ
リーザ室80との間には、互いに連通する第1の連通通
路83と第2の連通通路84とがそれぞれ設けられてい
る。第1の連通通路83は、第1のエアブリーザ室81
と第2のエアブリーザ室80との下部とを連通し、第1
のエアブリーザ室81が泡状のATFで満たされたとき
に、このATFを第1のエアブリーザ室81から第2の
エアブリーザ室80に導く。第2の連通通路84は、第
1のエアブリーザ室81と第2のエアブリーザ室80と
の上部、すなわち、第1の連通通路83よりも高い部位
において互いを連通し、第1のエアブリーザ室81内に
おいて、ATFの泡の自然消滅により発生した空気を第
2のエアブリーザ室80に放出する。
【0018】第1のエアブリーザ室81は、図2,3に
示すように、ポンプギヤ部40の上部からオイル吸入通
路43に向かって延出している。この端部に連続して第
3のエアブリーザ室82が形成されており、第3のエア
ブリーザ室82は、オイル吸入通路43の近傍におい
て、オイル吸入通路43に沿って延出している。第2の
エアブリーザ室80と第3のエアブリーザ室82との連
続部には、泡の自然消滅により液状に戻ったATFをト
ランスミッションケース3aの内部に還流するオイル戻
し孔85が設けられている。
【0019】第3のエアブリーザ室82とオイル吸入通
路43との間には、ポンプハウジング41とシャフトサ
ポート42とが互いにシール部材を介さずに面結合され
る合わせ面45が介在されている。
【0020】次に、上述のエアブリーザ室8による作用
について説明する。まず、図4において、泡の発生量が
通常量である場合、すなわち、ATFの温度が所定の温
度(例えば、約80°C)であり、通常運転により撹拌
された場合の泡の消滅について説明する。エンジンの駆
動力によってオイルポンプ4が駆動され、このオイルポ
ンプ4によりオイルリザーバ7から吸入されたATFが
加圧されてバルブボディ5に送出される。一方、シャフ
ト9内に設けられているオイル循環通路10内のATF
が遠心力によってトランスミッション3内部に放出さ
れ、トランスミッション3の各部を潤滑する。このと
き、ATFは、撹拌されてトランスミッションケース3
a内部の空気と混合されて泡状となり、その体積が増加
する。泡状のATFは、トランスミッションケース3a
内部において、上方に移動して連通孔80a及びオイル
戻し孔85から第1のエアブリーザ室81、第2のエア
ブリーザ室80及び第3のエアブリーザ室82に流入す
る。第1のエアブリーザ室81は、第2のエアブリーザ
室80と連通し、また、第2のエアブリーザ室80は、
連通パイプ80bによって外部と連通しているので、第
1のエアブリーザ室81において、ATF内の気泡は自
然にはじけて消滅し、気泡内の空気は、連通パイプ80
bを介してトランスミッション3の外部に排出される。
気泡の消滅によりATFは、液状となり、液状のATF
は、自重により低い部位に向かって流れ、オイル戻し孔
85を介してトランスミッションケース3a内部に還流
される、あるいは、第3のエアブリーザ室82の下部に
貯溜される。
【0021】次に、泡が大量に発生する場合、すなわ
ち、ATFが低温状態(例えば、約0°C)から急激に
撹拌された場合における泡の消滅について説明する。A
TFは、性質上、低温時の急激な撹拌及び昇温によりと
急速に泡状となり、白濁化してその体積が増大する。こ
こで、急激な撹拌とは、エンジンの高回転によるトラン
スミッション3各部の回転によるものである。よって、
換言すると、泡が大量に発生する場合とは、ATFが低
温状態であるときにエンジンを高回転で回転させる場合
である。
【0022】泡状のATFは、連通孔80a及びオイル
戻し孔85から第1のエアブリーザ室81に流入し、第
1のエアブリーザ室81において、ATF内の気泡は自
然にはじけて消滅する。気泡内の空気は、連通パイプ8
0bを介してトランスミッション3の外部に排出され
る。ところが、エアブリーザ室8における気泡の自然消
滅量よりも、気泡の発生量が多くなると、各エアブリー
ザ室80,81,82は、泡状のATFで満たされ、第
2のエアブリーザ室80の泡状のATFが連通パイプ8
0bを介してトランスミッションケース3aの外部に排
出するおそれがある。しかし、第3のエアブリーザ室8
2内に液状に戻り、貯溜しているATFが、昇温による
粘度の低下に伴い、オイルポンプ40の回転により発生
するオイル吸入通路43内の負圧により合わせ面45を
介してオイル吸入通路43に吸い込まれる。よって、エ
アブリーザ室8内のオイルの流動性が活発となり、AT
Fの気泡の自然消滅が促進される。
【0023】したがって、ATFに泡が大量に発生した
場合でも、合わせ面45を介してオイル吸入通路43に
ATFが戻されるので、連通パイプ80bからのATF
の流出を防止でき、エアブリーザ室8によるブリーザ機
能を向上できる。また、ブリーザ機能の向上により、エ
アブリーザ室8を小型化でき、ATFを過剰給油した場
合でも、連通パイプ80bからのATFの流出を防止で
きる。
【0024】第3のエアブリーザ室82からオイル吸入
通路43へのATFの流動について詳細に説明する。エ
ンジンが高回転で回転することによって、ATFは、撹
拌されるとともに昇温し、その粘度が低下する。また、
エンジンが高回転で回転することに伴って、ポンプギヤ
部40も高回転で回転され、オイル吸入通路43の負圧
力が増大される。この負圧力により、ATFがオイルリ
ザーバ7から吸引されるが、このとき、オイル吸入通路
43の周囲、すなわち、ポンプハウジング41とシャフ
トサポート42との合わせ面45からもATFが吸引さ
れる。このATFが流動する現象は、ATFの粘度が低
下してATFの流動性が向上することと、オイル吸入通
路43内の負圧力が増大してオイル吸入通路43の周囲
にも負圧力による吸引力が作用することの二つの条件が
満たされることによって行われる。上述の二つの条件が
満たされると、図2,3,4に示すように、ATFは、
合わせ面45の極微小な隙間を介して、図中、矢印Aの
向き、すなわち、第3のエアブリーザ室82からオイル
吸入通路43に向かって流動する。
【0025】上述した実施例では、ポンプハウジング4
1とシャフトサポート42のそれぞれにオイル吸入通路
43としての溝状の凹部41a,42a及び第3のエア
ブリーザ室82としての凹部41c,42dを形成した
が、これはどちらか一方の面に形成されていれば、上述
した実施例と同様の効果を奏する。また、上述した実施
例では、自動変速機に設けられているエアブリーザ室に
ついて説明したが、エアブリーザ室を有するトランスフ
ァ装置等に本発明のエアブリーザ室を適用しても良い。
この場合にも、本実施例の効果と同様の効果を得ること
ができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項
1,2の発明によれば、オイルポンプが高回転で作動
し、かつ、油が高温であるとき、オイルポンプの作動に
よる油吸入通路の負圧化と油の粘度低下とによって、油
室内の油がオイルポンプの油吸入通路に吸い込まれるの
で、エアブリーザ室内の油の流動性が向上し、エアブリ
ーザ室内における油の気泡の自然消滅が促進される。し
たがって、トランスミッション外部への油の流出を防止
できるとともに、エアブリーザ装置の小型化も可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動変速機のオイルポンプ部が一部破断された
正面図である。
【図2】図1におけるII−II断面図である。
【図3】図1におけるIII−III断面図である。
【図4】図3におけるV−V断面図である。
【符号の説明】
3 トランスミッション 4 オイルポンプ 8 エアブリーザ室 41 ポンプハウジング(第1のケース部材) 42 シャフトサポート(第2のケース部材) 43 オイル吸入通路(油吸入通路) 44 オイル吐出通路 45 合わせ面 80 第2のエアブリーザ室 81 第1のエアブリーザ室 82 第3のエアブリーザ室(油室) 83 第1の連通通路 84 第2の連通通路 85 オイル戻し孔 80a 連通孔 80b 連通パイプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】油の気泡が収集するエアブリーザ室を有
    し、該エアブリーザ室において該気泡を自然消滅させる
    エアブリーザ装置において、 前記エアブリーザ室よりも下方に設けられたオイルポン
    プの油吸入通路の少なくとも一部を形成する第1のケー
    ス部材と第2のケース部材との合わせ面を挟んで該油吸
    入通路の近傍に設けられ、前記エアブリーザ室に連通す
    る油室を有することを特徴とするエアブリーザ装置。
  2. 【請求項2】油の気泡が収集するエアブリーザ室を有
    し、該エアブリーザ室において該気泡を自然消滅させる
    エアブリーザ装置において、 前記エアブリーザ室に連通するとともに、前記エアブリ
    ーザ室からの油が高温時に前記エアブリーザ室よりも下
    方に設けられたオイルポンプの油吸入通路の少なくとも
    一部を形成する第1のケース部材と第2のケース部材と
    の合わせ面を通って、前記油吸入通路に吸入されるよう
    に前記第1のケース部材と前記第2のケース部材との合
    わせ面に形成された油室を有することを特徴とするエア
    ブリーザ装置。
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