JPH10252827A - 車両搭載部品の支持構造 - Google Patents

車両搭載部品の支持構造

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JPH10252827A
JPH10252827A JP6094897A JP6094897A JPH10252827A JP H10252827 A JPH10252827 A JP H10252827A JP 6094897 A JP6094897 A JP 6094897A JP 6094897 A JP6094897 A JP 6094897A JP H10252827 A JPH10252827 A JP H10252827A
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vehicle
vibration
mounted component
plate
piece
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JP6094897A
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Kohei Hattori
耕平 服部
Toyomitsu Takeda
豊充 竹田
Kazuo Hayashi
一夫 林
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両に搭載される圧縮機1の支持構造におい
て、車両振動等による圧縮機1の振動の増幅を抑制する
とともに、振動による室内騒音を防止する。 【解決手段】 圧縮機側ブラケット3と車両側ブラケッ
ト4との間には、両ブラケットを連結支持する円柱形状
の弾性部材8が設けられている。弾性部材8の外周には
車両側ブラケット4から車両垂直方向に延びる第2の円
筒片6が設けられ、さらに第2の円筒片6は、圧縮機側
ブラケット3に設けられた第1の円筒片5に挿入され、
両円筒片は車両水平方向に所定隙間を有している。一
方、車両側ブラケット4から車両水平方向に延びる一対
の平行な板である第2の板片10の間には、圧縮機側ブ
ラケット3に設けられた第1の板片9が挿入され、両板
片は車両垂直方向に所定隙間を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両搭載部品の防
振支持構造に関するものであり、特に、車両用空調装置
に使用される圧縮機の防振支持構造として用いて好適で
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の車両搭載部品の支持構造
として、特開平2−11940号公報に記載のものが提
案されている。これは、車両搭載部品である車両用空調
装置用圧縮機の振動を防振するために、圧縮機側ブラケ
ットと車両側ブラケットとの間に、防振ゴムを用いたも
のである。これにより、圧縮機の振動をゴム材にて吸収
させ、圧縮機の振動を車両室内へ伝達させないようにし
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の構造で
は、車両走行中に車両の振動があった場合など、ゴム材
の共振点の所では圧縮機の振動が増幅されて振動変位が
大きくなり、接続されている配管等にダメージを与え、
最悪破損するという問題がある。また、圧縮機を車両振
動等により大きく振れないように、防振ゴムに使用され
るゴム(またはバネ材)を極端に硬くするとか、又はゴ
ムやバネ材を無くして直接金属部分同士で接続すると、
圧縮機の作動による振動が直接車両室内へ伝達してしま
い、室内騒音等の問題が生じる。
【0004】本発明は上記点に鑑みて、車両用空調装置
に使用される圧縮機等、車両搭載部品の支持構造におい
て、車両振動等による車両搭載部品の振動の増幅を抑制
するとともに、振動による室内騒音を防止することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、圧縮機等
の車両搭載部品による作動伝達音は、車両室内が静かな
停車中に聞こえやすく、走行中は車両騒音の方が大きく
耳障りとならない点に着目し、以下の技術的手段を採用
することとした。すなわち、請求項1の発明によれば、
車両搭載部品(1)側の第1のブラケット(3)と、車
両(2)側の第2のブラケット(4)とを連結支持する
車両搭載部品の支持構造において、これら両ブラケット
(3、4)の間に設けられ両ブラケット(3、4)を連
結する弾性部材(8)と、両ブラケット(3、4)のど
ちらか一方のブラケット(3)に設けられた第1のスト
ッパ片(5、9)および他側のブラケット(4)に設け
られ前記第1のストッパ片(5、9)と所定隙間を介し
て対向配置された第2のストッパ片(6、10)を有す
るストッパ機構とが備えられており、車両搭載部品
(1)の振動変位が所定値以下の時には、弾性部材
(8)の弾性により振動を吸収し、車両搭載部品(1)
の振動変位が前記の所定値に到達した時には、両ストッ
パ片(5、6、9、10)が互いに当たることにより、
振動幅を前記の所定値以下に抑制することを特徴とす
る。
【0006】それによって、車両停止時等、車両搭載部
品(1)の振動変位が所定値以下の時には、振動は弾性
部材(8)の緩衝により吸収されるため室内騒音を防止
することができるとともに、車両走行時等、振動変位が
増幅されて前記の所定値よりも大きくなった時には、ス
トッパ機構により振動幅が前記の所定値以下に抑制され
るため、車両搭載部品(1)と接続されている配管等に
ダメージを与えることが無く、破損を防止することがで
きる。
【0007】また、請求項2の発明は、上記請求項1の
構成に加えて、両ストッパ片(5、6、9、10)のう
ち少なくとも一方に、両ストッパ片(5、6、9、1
0)を緩衝する緩衝部材(7、11)が設けられている
ことを特徴とする。そのため、上記請求項1に記載の効
果に加えて、振動変位が所定値に到達して両ストッパ片
(5、6、9、10)が当たっても、両ストッパ片
(5、6、9、10)の衝突が緩衝されるため、振動お
よび振動騒音を低減することができる。
【0008】また、請求項3の発明によれば、上記請求
項1および請求項2のストッパ機構は、車両水平方向の
振動を抑制する第1のストッパ機構(5、6)と、車両
垂直方向の振動を抑制する第2のストッパ機構(9、1
0)とからなることを特徴とする。それによって、スト
ッパ機構により振動幅が所定値以下に抑制されることに
よる上述の効果が、車両水平方向および車両垂直方向、
つまり全方向の振動に対して発揮できるという利点があ
る。
【0009】ここで、請求項4のように、第1のストッ
パ機構としては、両ブラケット(3、4)のうちどちら
か一方のブラケット(3)に設けられ、車両垂直方向に
延びる第1の円筒片(5)と、第1の円筒片(5)とは
反対側のブラケット(4)に設けられ、第1の円筒片
(5)に所定隙間を介して挿入された第2の円筒片
(6)とを有するものであり、第2のストッパ機構は、
両ブラケット(3、4)のうちどちらか一方のブラケッ
ト(3)に設けられ、車両水平方向に延びる第1の板片
(9)と、第1の板片(9)とは反対側のブラケット
(4)に設けられ、前記第1の板片(9)の上下に所定
隙間を開けて位置する一対の板片である第2の板片(1
0)とを有するものにできる。
【0010】それによって、第1および第2のストッパ
機構は、それぞれ、各円筒片(5、6)および各板片
(9、10)において、一方の片が他方の片に挿入され
るだけの簡易な構成となるので、ブラケットの取付け作
業も簡単にできる。また、請求項5の発明のように、請
求項4の構成において、第1の円筒片(5)の円筒内部
には、上記請求項1に記載の弾性部材(8)が設けられ
ているものにすれば、両ブラケット(3、4)におい
て、弾性部材(8)を設置するスペースを別途設けなく
とも済む。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。図1は、本実施形態に係る車両搭載
装置の支持構造を示すものである。本実施形態において
は、自動車や列車等の車両用空調装置に用いられる車両
搭載用の圧縮機の支持構造として用いた例として説明す
るが、本実施形態の用途はこれに限定されるものではな
い。
【0012】1は車両搭載部品としての圧縮機、2は車
両ボデーであり、3は圧縮機1の側面に取り付けられる
金属製の圧縮機側ブラケット(第1のブラケット)、4
は車両ボデーに取り付けられる金属製の車両側ブラケッ
ト(第2のブラケット)である。なお、図1(a)は、
本実施形態の支持構造を圧縮機1の側面から見たもので
あり、圧縮機1は省略している。また、図1(b)は、
図1(a)のA−B−C−D断面図である。図2は、図
1の支持構造の各構成要素を分離した状態を示すもので
ある。
【0013】圧縮機側ブラケット3は、車両垂直方向の
板面30を有し、この板面30にて圧縮機1の側面のブ
ロック体1aと接合されている。なお、本実施形態では
ボルト(締結部材)3aによって取り付けられている。
そして、図2に示すように、板面30は左右両側の上部
にて車両垂直方向の面から車両水平方向に曲がってお
り、その曲がり部位から車両水平方向に延びる板面31
が形成(本実施形態では2か所)されている。
【0014】車両側ブラケット4は、車両水平方向の板
面40にて車両ボデー2と締結部材等によって接合され
ている。そして、図2に示すように、板面40からL字
に曲がって車両垂直方向の板面41が形成され、さら
に、この板面41の左右両側の上部は車両水平方向に曲
がっており、その曲がり部位から車両水平方向に延びる
板面42が上記の板面31と対向して形成(本実施形態
では2か所)されている。
【0015】そして、図1に示すように、圧縮機側ブラ
ケット3と車両側ブラケット4とは、車両垂直方向にお
いて板面30と板面41とが略平行に対向し、且つ車両
水平方向において板面31と板面42とが略平行に対向
するように配置されている。対向する板面31と板面4
2との間には、車両水平方向の振動を抑制する第1のス
トッパ機構が設けられている。この第1のストッパ機構
は、板面31と密着して設けられた金属製の第1の円筒
片5と、この第1の円筒片5と反対側の板面41と密着
して設けられ第1の円筒片5に挿入された金属性の第2
の円筒片6とから構成されている。
【0016】第2の円筒片6は、第1の円筒片5の内径
よりも所定の大きさだけ小さい外径を有し、第1の円筒
片5と車両水平方向に所定隙間(本実施形態では3.0
mm)を介して対向配置にされたものとなっている。ま
た、挿入し合った第1の円筒片5の内周面と第2の円筒
片6の外周面との隙間、すなわち両円筒片5、6の対向
隙間には、両円筒片5、6の衝突を緩衝する緩衝部材と
しての第1のゴムシート(本実施形態では厚さ2.2m
m)7が設けられている。この第1のゴムシート7は第
1の円筒片5の内周面に貼付けられている。そして、第
1のゴムシート7の内周面と第2の円筒片6の外周面と
の間にも隙間(本実施形態では0.8mm)が設けられ
ている。
【0017】そして、第2の円筒片6の円筒内部には、
例えば、ゴムあるいはバネ材等からなる略円柱形状の弾
性部材8が介在設定している。この弾性部材8は、円柱
の上下それぞれの端面に金属等からなるプレート8aが
接合されており、プレート8aからはネジ8bが突出し
て設けられている。弾性部材8の上部においては、プレ
ート8aとねじ8bによって第1の円筒片5が板面31
に締結され、弾性部材8の下部においては、プレート8
aとねじ8bによって第2の円筒片6が板面42に締結
されている。
【0018】このようにして、弾性部材8は、両円筒片
5、6を、それぞれのブラケット3、4に固定しつつ、
両ブラケット3、4の間に介在して両ブラケット3、4
を連結固定している。そして、弾性部材8は、上下方向
の荷重を支持しつつ、その弾性変形により圧縮機1から
伝わるあらゆる方向の振動を吸収して車両側へ直接伝え
ないようにしている。
【0019】なお、上記の両円筒片5、6および弾性部
材8の構成は、左右2か所に存在する対向した板面31
および板面42において同一である。また、圧縮機側ブ
ラケット3の板面30には、車両水平方向に延びる金属
製の第1の板片9が設けられおり、車両側ブラケット4
の板面41には、車両水平方向に延びる一対の板である
金属製の第2の板片10が設けられている。この第2の
板片10は、第1の板片9の上下に位置し、両板片9、
10は車両垂直方向に所定隙間(本実施形態では3.4
mm)を開けたものとなっている。そして、これら両板
片9、10により、車両垂直方向の振動を抑制する第2
のストッパ機構が構成されている。
【0020】第1の板片9は、図2に示すように、板面
30に対して上記したボルト3aによって締結されてい
る。一方、第2の板片10は、一対の板の両端部にて支
持柱10aによって略平行に連結支持されており、板面
41に締結されている。なお、各板片9、10は、それ
ぞれ板面30、41に対して溶接、接着等により接合さ
れていてもよい。
【0021】そして、第2の板片10と対向する第1の
板片9の上下両面には、両板片9、10の衝突を緩衝す
る緩衝部材としての第2のゴムシート(本実施形態では
厚さ2.4mm)11が設けられている。そして、第2
ゴムシート11と第2の板片10との対向面の間にも隙
間(本実施形態では1.0mm)が設けられている。な
お、第1の円筒片5の円筒内部の上面と第2の円筒片6
の円筒上端部とは、車両垂直方向に隙間を有しており、
この隙間は、上記した両板片9、10の車両垂直方向の
所定隙間よりも大きいものとしている。
【0022】以上のように、本実施形態のストッパ機構
は、上記の第1のストッパ機構と第2のストッパ機構と
により構成されたものとなっている。次に、上記の構成
に基づいて、本実施形態の作動を説明する。まず、圧縮
機1が作動すると、振動が圧縮機1から圧縮機側ブラケ
ット3に伝わるが、車両停車中等、振動変位がそれほど
大きくない場合には、あらゆる方向の振動は、弾性部材
8によって吸収され車両側ブラケット4へは伝わらな
い。
【0023】なお、第1の円筒片5と第2の円筒片6、
および第1の板片9と第2の板片10は、上記のよう
に、それぞれ車両各方向に所定隙間を有しているため、
互いの片同士においては干渉することは無く振動伝達は
ない。車両走行中等、走行振動を受けた場合には、圧縮
機1の振動が共振等によって増幅される。例えば、車両
水平方向に走行振動を受けた場合、圧縮機1は車両水平
方向に振れ、連結固定されている圧縮機側ブラケット3
および第1の円筒片5も同様に振れる。
【0024】そして、車両水平方向の振動変位が大きく
なってくると、弾性部材8の弾性変形が大きくなり、第
2の円筒片6と第1のゴムシート7とが互いに当たるよ
うになる。このため、第1のゴムシート7の弾性反発力
により振動幅が抑制される。さらに、振動変位が大きく
なると両円筒片5、6が直接干渉し合って、振動幅が強
制的に両円筒片5、6の所定隙間以下に抑制される。
【0025】また、車両垂直方向に走行振動を受けた場
合、圧縮機1は車両垂直方向に振れ、連結固定されてい
る圧縮機側ブラケット3および第1の円筒片5も同様に
振れる。そして、車両垂直方向の振動変位が大きくなっ
てくると、弾性部材8の弾性変形が大きくなり、第2の
板片10と第2のゴムシート11とが互いに当たるよう
になる。このため、第2のゴムシート11の弾性反発力
により振動幅が抑制される。さらに、振動変位が大きく
なると両板片9、10が直接干渉し合って、振動幅が強
制的に両板片9、10の所定隙間以下に抑制される。
【0026】ところで、本実施形態によれば、車両停止
時等、圧縮機1の振動変位が所定値以下の時には、振動
は弾性部材8により吸収されるため室内騒音を防止する
ことができるとともに、車両走行時等、振動変位が増幅
されて所定値に到達した時には、第1および第2の円筒
片5、6、第1および第2の板片9、10が互いに当た
ることにより、それぞれの所定隙間以下に振動幅を抑制
できるため、圧縮機1と接続されている配管等にダメー
ジを与えることが無く、破損を防止することができる。
【0027】また、ストッパ機構を構成する各片は、一
方を他方に挿入するだけの簡単なものであるため、ブラ
ケットの取付けおよび組付け作業において、各片の組付
けが支障となることはない。また、本実施形態によれ
ば、緩衝部材としての各ゴムシート7、11の弾性反発
力により、各片が互いに干渉し合っても衝突が緩衝され
るため振動および振動騒音を低減することができる。
【0028】また、本実施形態によれば、第1および第
2の円筒片5、6は円筒形状であるため、車両水平方向
のどの方向の振動であってもストッパ機能が働き、さら
に、第1および第2の板片9、10が設けられているこ
とにより、例えば斜め振動割合方向に振れても、各片同
士が必ずどこかの部位にて当たるため、全方位の振動を
抑制できることとなる。
【0029】さらに、本実施形態によれば、第1の円筒
片5の円筒内部には、弾性部材8が設けられているた
め、両ブラケット3、4において、弾性部材8を設置す
るスペースを別途設けなくとも済む。また、両ブラケッ
トを連結する弾性部材8は、圧縮機1が受けると思われ
る振動周波数等を予測して共振点が決められるが、つま
り、本実施形態においては、ストッパ機構により予測し
ない振動が加わっても、圧縮機1が大きく振れないよう
にしているのである。このため、圧縮機1は、自動車、
列車等、様々な車両に搭載することが可能である。 (他の実施形態)なお、上記実施形態においては、全方
向の振動を抑制するものとしているが、装置の車両搭載
状態によっては、特定方向、例えば車両垂直方向のみ、
あるいは車両水平方向のうちの一定方向のみの振動を抑
制すればよい場合もある。そのような場合には、その特
定方向にストッパ機構を設ければよい。
【0030】なお、第2の円筒片6の円筒上端部すなわ
ち円周端面上に沿って緩衝部材としてゴムを貼付け、第
2の円筒片6の円筒上端部と第1の円筒片5の円筒内部
上面とが当たることによって、車両垂直方向の振動幅を
抑制するようにしてもよい。この場合、両円筒片が車両
垂直方向に干渉し合った場合、第2の円筒片6が上下方
向に荷重を受けるため、第2の円筒片6の強度が多少問
題となるが、上記実施形態と略同等の効果が得られると
考えられる。なお、この場合、第1および第2の板片
9、10は不要となり、より簡易な構成とできる。
【0031】なお、第1および第2の円筒片5、6、第
1および第2の板片9、10を設置する位置は、上記実
施形態の位置に限定されるものではなく、また、弾性部
材8は、第2の円筒片6の内部に設けられていなくとも
よく、両ブラケット3、4上に別途スペースを設けて、
設置してもよい。なお、上記実施形態において、緩衝部
材は、どちらか一方のストッパ片に設けられていればよ
く、両方のストッパ片に設けられていてもよい。
【0032】なお、上記各実施形態における支持構造
は、車両搭載用の圧縮機だけでなく、例えば、エンジ
ン、ポンプ、ファン装置等、振動を発生する車両搭載装
置の支持構造にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施形態に係る車両搭載装置
の支持構造を示す構成図、(b)は(a)のA−B−C
−D断面図である。
【図2】上記実施形態の支持構造の各構成要素を分離し
て示す斜視図である。
【符号の説明】
1…圧縮機、2…車両ボデー、3…圧縮機側ブラケッ
ト、4…車両側ブラケット、5…第1の円筒片、6…第
2の円筒片、7…第1のゴムシート、8…弾性部材、9
…第1の板片、10…第2の板片、11…第2のゴムシ
ート。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両搭載部品(1)に取り付けられる第
    1のブラケット(3)と、車両(2)に取り付けられる
    第2のブラケット(4)とを備え、これら両ブラケット
    (3、4)を連結支持することにより前記車両搭載部品
    (1)が車両に固定支持される車両搭載部品の支持構造
    において、 前記両ブラケット(3、4)の間に設けられ前記両ブラ
    ケット(3、4)を連結する弾性部材(8)と、 前記両ブラケット(3、4)のうちどちらか一方のブラ
    ケット(3)に設けられた第1のストッパ片(5、
    9)、および他側のブラケット(4)に設けられ前記第
    1のストッパ片(5、9)と所定隙間を介して対向配置
    された第2のストッパ片(6、10)を有するストッパ
    機構とを備え、 前記車両搭載部品(1)の振動変位が所定値以下の時に
    は、前記弾性部材(8)の弾性により振動を吸収し、 前記車両搭載部品(1)の振動変位が前記所定値に到達
    した時には、前記両ストッパ片(5、6、9、10)が
    互いに当たることにより、振動幅を前記所定値以下に抑
    制することを特徴とする車両搭載部品の支持構造。
  2. 【請求項2】 前記両ストッパ片(5、6、9、10)
    のうち少なくとも一方に、前記両ストッパ片(5、6、
    9、10)を緩衝する緩衝部材(7、11)が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1に記載の車両搭載部品
    の支持構造。
  3. 【請求項3】 前記ストッパ機構は、車両水平方向の振
    動を抑制する第1のストッパ機構(5、6)と、車両垂
    直方向の振動を抑制する第2のストッパ機構(9、1
    0)とからなることを特徴とする請求項1または2に記
    載の車両搭載部品の支持構造。
  4. 【請求項4】 前記第1のストッパ機構は、 前記両ブラケット(3、4)のうちどちらか一方のブラ
    ケット(3)に設けられ、車両垂直方向に延びる第1の
    円筒片(5)と、 前記第1の円筒片(5)とは反対側のブラケット(4)
    に設けられ、前記第1の円筒片(5)に所定隙間を介し
    て挿入された第2の円筒片(6)とを有するものであ
    り、 前記第2のストッパ機構は、 前記両ブラケット(3、4)のうちどちらか一方のブラ
    ケット(3)に設けられ、車両水平方向に延びる第1の
    板片(9)と、 前記第1の板片(9)とは反対側のブラケット(4)に
    設けられ、前記第1の板片(9)の上下に所定隙間を開
    けて位置する一対の板片である第2の板片(10)とを
    有するものであることを特徴とする請求項3に記載の車
    両搭載部品の支持構造。
  5. 【請求項5】 前記第1の円筒片(5)の円筒内部に
    は、前記弾性部材(8)が設けられていることを特徴と
    する請求項4に記載の車両搭載部品の支持構造。
  6. 【請求項6】 前記車両搭載部品は車両用空調装置に使
    用される圧縮機(1)であることを特徴とする請求項1
    ないし5のいずれか1つに記載の車両搭載部品の支持構
    造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2735268A1 (en) * 2012-11-21 2014-05-28 General Electric Company Anti-vibration holding system
CN113631850A (zh) * 2019-03-28 2021-11-09 株式会社电装 防振装置

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