JPH10252382A - 推進管への防護板設置方法および防護板付推進管 - Google Patents

推進管への防護板設置方法および防護板付推進管

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JPH10252382A
JPH10252382A JP9058068A JP5806897A JPH10252382A JP H10252382 A JPH10252382 A JP H10252382A JP 9058068 A JP9058068 A JP 9058068A JP 5806897 A JP5806897 A JP 5806897A JP H10252382 A JPH10252382 A JP H10252382A
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JP
Japan
Prior art keywords
pipe
protection
iron plate
propulsion
ground
Prior art date
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Pending
Application number
JP9058068A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsutoshi Nishiura
克敏 西浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd filed Critical Osaka Gas Co Ltd
Priority to JP9058068A priority Critical patent/JPH10252382A/ja
Publication of JPH10252382A publication Critical patent/JPH10252382A/ja
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  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 推進工法で直接地中に推進される推進管に他
工事からの防護機能を持たせ、保安の向上を図る。 【解決手段】 (a)に示すように、推進工法によって
地中に埋設される防護鉄板付推進管10は、導管11の
周囲を覆うモルタルなどの表層12の上面に、防護鉄板
13を付着させる。(b)に示すように、防護鉄板13
の内側に突起14が間隔をあけて設けられ、(a)に示
すように表層12の表面に装着するときに、突起14が
表層12に食い込み、機械的に付着力が増強される。防
護鉄板13は、ボーリングのカッタービットにも耐えら
れる硬度を有する。防護鉄板付推進管10を地中に推進
させる場合に、防護鉄板13と表層12との付着力が増
す構造を有しているので、推進中に防護鉄板13が剥離
したり、脱落することはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、推進工法によって
地中に直接埋設される推進管を、埋設後に行われる地盤
の掘削工事の際などに、損傷を受けないように保護する
ための防護板を設置する推進管への防護板設置方法およ
び防護板付推進管に関する。
【0002】
【従来の技術】都市ガスの供給用導管などの管路は、道
路などの公共的な用地の地盤中に埋設されることが多
い。公共的な用地は多目的に利用されるので、管路が一
旦埋設された地盤に対して、後から他の目的の掘削工事
が行われることも多い。地盤に対するボーリングや掘削
などの他工事によって埋設管が損傷を受けるのを防止す
るためには、管路の上方に防護用の鉄板を敷設したり、
埋設管が存在する旨を明示する標識シートを設けるよう
にしている。
【0003】図5は、埋設管1を地盤2中に埋設するの
に、開削工法を用いている状態を示す。開削工法では、
地盤2を予め掘削しておき、埋設管1を掘削部分に設置
した後、再び掘削部分を埋戻して掘削埋戻部3を形成す
る。埋設管1の直径は、たとえば600〜750mmで
あり、埋設深さH1は1.5〜2mである。掘削埋戻部
3を埋戻す際に、埋設管1からH2だけ上方に防護鉄板
4を設置し、さらに埋戻して掘削埋戻部3を形成する。
防護鉄板4と埋設管1との間隔H2は、たとえば1mで
ある。
【0004】埋設管1の敷設後、地盤2の表面からボー
リングや掘削などの他工事が行われると、掘削に用いる
工具であるオーガなどは防護鉄板4にあたって阻止さ
れ、埋設管が損傷を受けないように防護される。防護鉄
板4に代えて、埋設管1を明示する標識シートが用いら
れる場合もある。標識シートは、たとえばビニルシート
であり、強度的には工具を阻止することはできないけれ
ども、掘削によって標識シートが露出されれば、埋設管
1が存在していることが判り、それ以上の工事を制限さ
せることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図5に示すように、埋
設管1を開削工法によって設置する場合、地盤2の地表
を、埋設管に沿って全て掘削しなけれけばならない。こ
のために工事費用や作業時間が過大となり、また地表面
の交通や建物の状態によっては掘削工事そのものが困難
ないし不可能な場合も多くなっている。このため、非開
削で埋設管1を敷設することができる推進工法が用いら
れるようになってきている。
【0006】図6は、埋設管1を推進工法によって地盤
2中に埋設した状態を示す。埋設管1は、ヒューム管、
鋼管、鋳鉄管などの推進管であり、敷設すべき管路に沿
って間隔をあけて掘削する竪坑のうちの一方から他方
に、地盤2中に順次押出されて敷設される。しかしなが
ら、地盤2の表面からは掘削しないので、埋設管1の上
方に防護鉄板などを敷設することができない。このため
以下のような問題がある。 第三者の工事などによって埋設管1が損傷を受ける可
能性がある。 ボーリングのカッタービットなどで埋設管1が損傷を
受ける可能性がある。
【0007】以上のように、埋設管1を推進工法によっ
て埋設しているときには、地表面からのボーリングや掘
削工事によって損傷を受ける可能性があるので、埋設管
1の埋設位置付近を常に監視し、破損の恐れがある工事
が行われるか否かを注意する必要がある。都市ガス供給
用の管路が埋設されている場合などでは、毎日2回程度
のパトロールが行われている。
【0008】本発明の目的は、推進工法によって埋設す
る場合でも防護板を容易に設置することができる推進管
への防護板設置方法および防護板付推進管を提供するこ
とである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも上
面に、予め定める強度を有する防護板を付着させた推進
管を、地中に推進させることを特徴とする推進管への防
護板設置方法である。本発明に従えば、推進管に予め定
める強度を有する防護板を少なくとも上面に付着させた
状態で地中に推進させるので、推進完了時には防護板が
少なくとも上面に付着している。防護板は、予め定める
強度を有するので、ボーリングのカッタービットや掘削
工事のオーガなどの工具によって破損を受けない強度を
有するようにしておけば、埋設後の工事で埋設管が損傷
を受けて破損するのを防ぐことができる。
【0010】さらに本発明は、推進工法によって地中に
推進される推進管であって、少なくとも上面に、予め定
める強度を有する防護板が、予め付着されていることを
特徴とする防護板付推進管である。本発明に従えば、推
進管の少なくとも上面には、予め定める強度を有する防
護板が予め付着されている。このような推進管を推進工
法によって地中に推進させると、少なくとも上面が防護
板によって覆われた状態で埋設管が敷設される。地表面
からのボーリングや掘削工事によって、カッタービット
や工具が埋設管の位置まで達しても、防護板の強度がカ
ッタービットや工具に耐えるようにしておけば、埋設管
は損傷から免れることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、(a)で本発明の実施の
一形態による防護鉄板付推進管10の軸線に垂直な断面
構成を示す。鋼や鋳鉄などの導管11の周囲は、ポリエ
チレンなどによる塗覆装や、モルタルなどの表層12が
覆っている。防護鉄板13は、表層12の上面に付着さ
せる。防護鉄板13と表層12との付着力を増強するた
め、(b)に示すように、防護鉄板13の内側には突起
14が間隔をあけて設けられ、表層12に食い込ませ、
機械的な接合力の向上を図っている。防護鉄板13と表
層12との間の付着力が増強されるので、推進中にも剥
離したり脱落したりすることはない。防護鉄板13は、
防護鉄板付推進管10の少なくとも上面を、全周の1/
4〜1/2程度覆うようにすることが妥当である。勿
論、防護鉄板13で防護鉄板付推進管10の全周を覆う
ようにすることもできる。
【0012】図2は、防護鉄板付推進管10を継ぎ足す
構成を示す。推進工法では、2つの竪坑の一方から他方
に推進管を地盤中に押出して埋設させる。一般に推進管
は、軸線方向に一定の範囲の長さを有し、埋設管の長さ
として推進管1本分よりも長い長さが必要な場合は、継
ぎ足して全長を延ばす。本実施形態の防護鉄板付推進管
10も、1本の全長L1は標準的に6m程度の長さを有
する。長さL1の上限は、12m程度である。防護鉄板
付推進管10の軸線方向両端部は、表層12が防護鉄板
付推進管10の全長L1より短いL2の長さしか形成さ
れておらず、導管11が露出している溶接部15が形成
される。防護板付推進管10の溶接部15同士を溶接に
よって接合した後では、溶接部15の部分にセグメント
16,17をかぶせる。セグメント16,17は、表層
12と同様の構成および材料で形成し、少なくとも上面
のセグメント16には防護鉄板18を付着させる。この
ようにして、竪坑内で防護鉄板付推進管10を継ぎ足し
ながら、推進工法によって埋設管として敷設すれば、他
工事からの防護機能を有する埋設管を推進工法によって
直接敷設することができる。
【0013】図3は、本発明の実施の他の形態の防護鉄
板付推進管20の軸線に垂直な断面構成を示す。本実施
形態では、導管11の外周を覆うモルタルなどの表層2
2中に、防護鉄板23を埋め込む。防護鉄板23が表層
22中に埋込まれているので、地盤中に推進させる際に
は、従来の推進管と同様に取り扱うことができる。防護
鉄板付推進管20を、図2に示すように地中に推進させ
れば、他工事からの防護機能を付与することができる。
【0014】図4は、本発明の実施のさらに他の形態と
しての防護鉄板付推進管30の軸線に垂直な断面構成を
示す。本実施形態の導管11の表面にはモルタルなどの
表層32が設けられるけれども、防護鉄板33は導管1
1の表面に固定される。防護鉄板33の周囲には、炭素
繊維やグラスファイバなどの繊維を巻付ける繊維巻付層
34を設ける。表層32のモルタルなどは、繊維巻付層
34の周囲に巻付けて形成する。繊維巻付層34では、
細かな繊維の毛羽だちが生じるので、コンクリートが接
着しやすくなり、モルタルなどの表層32との接着力が
強化される。本実施形態の防護鉄板付推進管30も、図
2に示すように、推進工法によって地中に推進させるだ
けで他工事からの防護機能を付与することができる。
【0015】以上説明した各実施形態では、防護鉄板1
3,23,33によって導管11を防護するようにして
いる。防護鉄板13,23,33の強度は、ボーリング
のカッタービットや掘削用のオーガなどにかなり抵抗す
ることができ、工事者に導管11が埋設されていること
を認識させることができる程度であればよい。その使用
材料は、他の金属であっても、あるいは合成樹脂などの
非金属であってもよい。また、金属と非金属とを複合さ
せた材料であってもよい。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、地盤中に
直接敷設される推進工法で、他工事からの防護のための
防護板を同時に設置することができる。
【0017】さらに本発明によれば、推進管の少なくと
も上面には防護板が付着され、防護板は予め定める強度
を有するので、推進管を直接地中に推進させるだけで、
同時に他工事からの防護機能を持たせることができる。
これによって埋設後の保安の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の防護板付推進管10お
よび防護鉄板13の概略的な構成を示す断面図である。
【図2】図1の実施形態の防護鉄板付推進管10を継ぎ
足す構成を示す簡略化した側面図である。
【図3】本発明の実施の他の形態の防護鉄板付推進管2
0の概略的な構成を示す断面図である。
【図4】本発明の実施のさらに他の形態の防護鉄板付推
進管30の概略的な構成を示す断面図である。
【図5】従来からの開削工法によって設置される埋設管
および防護鉄板の構成を示す簡略化した断面図である。
【図6】従来からの非開削の推進工法によって埋設した
埋設管の概略的な断面図である。
【符号の説明】
10,20,30 防護鉄板付推進管 11 導管 12,22,32 表層 13,18,23,33 防護鉄板 14 突起 15 溶接部 16,17 セグメント 34 繊維巻付層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも上面に、予め定める強度を有
    する防護板を付着させた推進管を、地中に推進させるこ
    とを特徴とする推進管への防護板設置方法。
  2. 【請求項2】 推進工法によって地中に推進される推進
    管であって、少なくとも上面に、予め定める強度を有す
    る防護板が、予め付着されていることを特徴とする防護
    板付推進管。
JP9058068A 1997-03-12 1997-03-12 推進管への防護板設置方法および防護板付推進管 Pending JPH10252382A (ja)

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JP9058068A JPH10252382A (ja) 1997-03-12 1997-03-12 推進管への防護板設置方法および防護板付推進管

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JP (1) JPH10252382A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100453876C (zh) * 2005-12-31 2009-01-21 陕西竞业玻璃钢有限公司 玻璃钢夹砂顶管
JP2010261506A (ja) * 2009-05-07 2010-11-18 Hitoshi Kijima 埋設管遮蔽構造及び埋設管遮蔽方法

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