JPH10251279A - チタン酸鉛前駆体溶液及びその製造方法、並びに該チタン酸鉛前駆体溶液を用いたチタン酸鉛及びその製造方法 - Google Patents

チタン酸鉛前駆体溶液及びその製造方法、並びに該チタン酸鉛前駆体溶液を用いたチタン酸鉛及びその製造方法

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JPH10251279A
JPH10251279A JP9053009A JP5300997A JPH10251279A JP H10251279 A JPH10251279 A JP H10251279A JP 9053009 A JP9053009 A JP 9053009A JP 5300997 A JP5300997 A JP 5300997A JP H10251279 A JPH10251279 A JP H10251279A
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lead
ethylenediamine
lead titanate
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tetraacetate
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JP9053009A
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Terubumi Sato
光史 佐藤
Yoshiaki Sakashita
好顕 阪下
Riichi Nishide
利一 西出
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Nissan Motor Co Ltd
Teikoku Chemical Industry Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
Teikoku Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 純度の高い立方晶構造のペロブスカイト型チ
タン酸鉛を製造することができるポットライフの長いチ
タン酸鉛前駆体溶液の提供。 【解決手段】 チタン酸鉛前駆体溶液は、エチレンジア
ミンN,N,N′,N′四酢酸イオンが配位したチタン
錯体陰イオンと、エチレンジアミンN,N,N′,N′
四酢酸イオンが配位した鉛錯体陰イオンまたはその複塩
と、陽イオンとして次の一般式A (R1 )(R2 )(R3 )(R4 )N+ --- A (式中、R1 ,R2 ,R3 ,R4 は水素又は炭素数が1
〜10までのアルキル基であって、R1 〜R4 中少なく
とも1つの基がアルキル基を示し、R1 〜R4 は各々そ
れぞれ同じでも異なってもよい)及び/又は次の一般式
B R5 5 4 NH+ --- B (式中、R5 はN(CH3)2 、N(C2 5)2 又は炭素
数が1〜10までのアルキル基を示す)で表されるアミ
ン化合物とを含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チタン酸鉛前駆体
溶液及びその製造方法、並びに該前駆体溶液から製造し
たチタン酸鉛及び該チタン酸鉛の製造方法に関し、特に
純度の高い立方晶構造を有するペロブスカイト型チタン
酸鉛前駆体溶液及びその製造方法、並びに該前駆体溶液
から製造したチタン酸鉛及び該チタン酸鉛の製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ペロブスカイト型のチタン酸鉛
は、圧電性、焦電性等を示す強誘電体として知られてお
り、圧電アクチュエータ、センサー、キャパシター等に
応用されている。
【0003】チタン酸鉛の製造方法としては、従来より
乾式法や湿式法としていくつかの方法が知られている。
乾式法は、酸化チタン粉末と酸化鉛粉末とを混合し、ボ
ールミール等で粉砕混合した後、約800〜1000℃
で仮焼成し、次いで再度粉砕して本焼成を行うことによ
りチタン酸鉛を製造するものである。
【0004】一方、湿式法としては、例えば以下に記す
方法が開示されている。特公昭51−2080号公報に
は、ABO3で表されるペロブスカイト型化合物を構成する
Aイオンのアルカリ溶液にBイオンを含む酸性溶液をA
溶液/B溶液のモル比が少なくとも1:8以上となるよ
うに添加して、生成した沈殿物を加熱処理し、ペロブス
カイト型化合物を製造する方法が開示されている。具体
的には、AとしてPb(OH)2を過剰のNaOHに溶解
し、該溶液をBとしてのTiCl4 水溶液に添加して沈
殿を生ぜしめ、これを収集して焼成することによりチタ
ン酸鉛を製造する方法である。
【0005】また、特開昭50−150899号公報に
は、一般式ABO3 で表される複合酸化物を製造するに
あたり、過酸化水素を含み、かつモル比調整されたA,
B各陽イオンを含む溶液を中和反応によって溶液のpH
を7以上として生成物を沈殿させ、濾別した後、焼成す
る方法が開示されている。
【0006】更に、特開昭60−86024号公報に
は、メタチタン酸等の含水酸化チタンと可溶性鉛とを湿
式反応させた後、沈殿物を母液と分離して焼成する方法
が開示されており、具体的にはメタチタン酸のスラリー
に硝酸鉛を加え、これにさらに水を加えて95℃で加熱
攪拌し、次いで、該溶液に、pH調整のため水酸化ナト
リウム水溶液を添加し、生成したウェットケーキを濾別
して洗浄後、焼成するものである。
【0007】また、特開昭61−53113号公報に
は、一般式ABO3 で示されるペロブスカイトおよびそ
の固溶体の原料粉末の製造に際し、A成分化合物の水溶
液またはアルコール溶液と沈殿形成液とにより沈殿物を
生成し、次いでこの沈殿物を含む溶液にB成分化合物の
水溶液またはアルコール溶液を添加して更に沈殿物を生
成させるか、あるいはA成分とB成分の沈殿の生成を前
記と順序を逆にして沈殿物を乾燥後焼成する方法が開示
されている。
【0008】また、最近では金属アルコキシド等を用い
るいわゆるゾルゲル法によりチタン酸鉛を製造する方法
も開示されている。例えば、D.Bersani らがJournal of
Materials Science, 31巻3153−3157ページ
(1996年)には、チタンイソプロキシドと酢酸鉛を
エタノールに溶解し、塩酸を添加してゾル液を調製し、
次いで、溶媒を除去して焼成することにより、チタン酸
鉛を製造する方法が記載されいる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、チタン酸
鉛は種々の方法により製造されるが、上記従来の方法は
いくつかの問題点を有している。乾式法では、第1の問
題点は酸化鉛の蒸発である。具体的にはチタン酸鉛を製
造する際の焼成温度が800℃以上の高温であり、酸化
鉛の融点が800〜888℃であるため、一部の酸化鉛
が蒸発して、チタンイオンと鉛イオンの組成比が等量比
からずれる。また、第2の問題点は酸化チタンと酸化鉛
の粉体を混合するに際し、酸化チタンと酸化鉛とを均一
に混合することは困難であり、粒子内や粒子間の組成が
一定にならず、純粋なチタン酸鉛が製造できないことで
ある。
【0010】湿式法、特に、特公昭51−2080号公
報に記載の方法では、A溶液/B溶液のモル比が少なく
とも1:8以上必要とされ、生成した沈殿物の組成が均
一にはならない。また、チタン酸鉛を製造するに際して
は、安価なTiCl4 を用いるが、TiCl4 を用いる
とPbCl2 が生成し、これを除去するのにデカンテー
ションを実施する必要があり、かかるデカンテーション
を実施してもPbCl 2 を完全に除去するのは困難であ
る。
【0011】また、特開昭50−150899号公報に
記載されている方法は、チタン酸鉛を製造する工程が煩
雑であり、特開昭60−86024号公報に記載の方法
も、その製造工程が煩雑であり、また不安定で取扱いに
くい化合物を使用するという問題点があり、具体的には
含水酸化チタンがスラリーであるため取扱いにくく、メ
タチタン酸のスラリーに硝酸鉛を加えて反応させなけれ
ばならない。更に、これらの湿式法では、沈殿物形成時
にチタン酸鉛の組成が均一ではなく、沈殿物粒子内およ
び粒子間の組成が一定にならず、生成した沈殿物が二次
粒子を生成し、焼成しにくく、チタン酸鉛を製造するた
めに調製した溶液の安定性に欠け、該溶液のポットライ
フが短い、という問題点がある。
【0012】一方、ゾルゲル法、例えば、D.Bersani ら
が Journal of Materials Science,31巻3153−3
157ページ(1996年)に記載されている方法は、
700℃で焼成したが、構造不明化合物が混入してお
り、純粋なペロブスカイト型のチタン酸鉛を製造するこ
とは困難であった。また、一般的にゾルゲル法において
は、金属アルコラート溶液を含有する溶液を加水分解し
なければならず、それぞれの金属アルコラートの加水分
解速度が異なるため、同種の金属イオンが集合したポリ
マーが生成しやすく、金属イオンが均一分散した粒子を
得ることが困難であり、またゾル液の安定性が悪くポッ
トライフが短く、更にパイロクロアー構造やPbTiO
7 のような副生成物が生成しやすい、という問題点もあ
る。
【0013】従って、本発明の第1の目的は、不純物を
含まない純度の高い立方晶構造のペロブスカイト型チタ
ン酸鉛を製造することができるポットライフの長いチタ
ン酸鉛前駆体溶液を提供するにある。更に、本発明の第
2の目的は、前記チタン酸鉛前駆体溶液を製造すること
ができる簡便かつ経済的な方法を提供するにある。更
に、本発明の第3の目的は、上記チタン酸鉛前駆体を用
いて得られる、不純物を含まない純度の高い立方晶構造
のペロブスカイト型チタン酸鉛を提供するにある。更
に、本発明の第4の目的は、上記チタン酸鉛前駆体を用
いて前記ペロブスカイト型チタン酸鉛を製造することが
できる簡便かつ経済的な方法を提供するにある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】請求項1記載の発明
は、エチレンジアミンN,N,N′,N′四酢酸イオン
が配位したチタン錯体陰イオンと、エチレンジアミン
N,N,N′,N′四酢酸イオンが配位した鉛錯体陰イ
オンまたはその複塩と、陽イオンとして次の一般式A (R1 )(R2 )(R3 )(R4 )N+ --- A (式中、R1 ,R2 ,R3 ,R4 は水素又は炭素数が1
〜10までのアルキル基であって、R1 〜R4 中少なく
とも1つの基がアルキル基を示し、R1 〜R4 は各々そ
れぞれ同じでも異なってもよい)及び/又は次の一般式
B R5 5 4 NH+ --- B (式中、R5 はN(CH3)2 、N(C2 5)2 又は炭素
数が1〜10までのアルキル基を示す)で表されるアミ
ン化合物とを含有することを特徴とする。
【0015】請求項2記載の発明は、エチレンジアミン
N,N,N′,N′四酢酸イオンが配位したチタン錯体
陰イオンと、エチレンジアミンN,N,N′,N′四酢
酸イオンが配位した鉛錯体陰イオンまたはその複塩との
モル比が4:6〜6:4であることを特徴とする。
【0016】請求項3記載の発明は、エチレンジアミン
N,N,N′,N′四酢酸イオンとチタンイオンとを反
応させてエチレンジアミンN,N,N′,N′四酢酸イ
オンが配位したチタン錯体結晶を製造し、エチレンジア
ミンN,N,N′,N′四酢酸イオンと鉛イオンとを反
応させてエチレンジアミンN,N.N′,N′四酢酸イ
オンが配位した鉛錯体またはその複塩の結晶を製造し、
次いで次の一般式A (R1 )(R2 )(R3 )(R4 )N+ --- A (式中、R1 ,R2 ,R3 ,R4 は水素又は炭素数が1
〜10までのアルキル基であって、R1 〜R4 中少なく
とも1つの基がアルキル基を示し、R1 〜R4 は各々そ
れぞれ同じでも異なってもよい)及び/又は次の一般式
B R5 5 4 NH+ --- B (式中、R5 はN(CH3)2 、N(C2 5)2 又は炭素
数が1〜10までのアルキル基を示す)で表されるアミ
ン化合物を溶媒に溶解させて、この溶液に前記チタン錯
体結晶と、前記鉛錯体またはその複塩の結晶とを各々別
々に混合して各々の結晶が溶解した溶液を調製し、得ら
れた両溶液を混合することを特徴とする。
【0017】請求項4記載の発明は、エチレンジアミン
N,N,N′,N′四酢酸イオンとチタンイオンとを反
応させてエチレンジアミンN,N,N′,N′四酢酸イ
オンが配位したチタン錯体結晶を製造し、エチレンジア
ミンN,N,N′,N′四酢酸イオンと鉛イオンとを反
応させてエチレンジアミンN,N.N′,N′四酢酸イ
オンが配位した鉛錯体またはその複塩の結晶を製造し、
該チタン錯体結晶と該鉛錯体またはその複塩の結晶とを
一緒に溶媒内に混合し、該混合物に次の一般式A (R1 )(R2 )(R3 )(R4 )N+ --- A (式中、R1 ,R2 ,R3 ,R4 は水素又は炭素数が1
〜10までのアルキル基であって、R1 〜R4 中少なく
とも1つの基がアルキル基を示し、R1 〜R4 は各々そ
れぞれ同じでも異なってもよい)及び/又は次の一般式
B R5 5 4 NH+ --- B (式中、R5 はN(CH3)2 、N(C2 5)2 又は炭素
数が1〜10までのアルキル基を示す)で表されるアミ
ン化合物を添加して前記両錯体結晶を溶解することを特
徴とする。
【0018】請求項5記載の発明は、エチレンジアミン
N,N,N′,N′四酢酸イオンが配位したチタン錯体
結晶と、エチレンジアミンN,N,N′,N′四酢酸イ
オンが配位した鉛錯体またはその複塩の結晶とのモル比
を4:6〜6:4とすることを特徴とする。
【0019】請求項6記載の発明は、上記溶媒は、水、
アルコール、アセトン及びこれらの混合物から成る群よ
り選ばれることを特徴とする。
【0020】請求項7記載の発明は、請求項1又は2記
載のチタン酸鉛前駆体溶液を用いて製造することを特徴
とする。
【0021】請求項8記載の発明は、請求項1又は2記
載のチタン酸鉛前駆体溶液から溶媒を除去し、次いで焼
成することを特徴とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明のチタン酸鉛前駆
体溶液は、エチレンジアミンN,N,N′,N′四酢酸
イオンが配位したチタン錯体陰イオンと、エチレンジア
ミンN,N,N′,N′四酢酸イオンが配位した鉛錯体
陰イオンまたはその複塩と、陽イオンとして次の一般式
A (R1 )(R2 )(R3 )(R4 )N+ --- A (式中、R1 ,R2 ,R3 ,R4 は水素又は炭素数が1
〜10までのアルキル基であって、R1 〜R4 中少なく
とも1つの基がアルキル基を示し、R1 〜R4 は各々そ
れぞれ同じでも異なってもよい)及び/又は次の一般式
B R5 5 4 NH+ --- B (式中、R5 はN(CH3)2 、N(C2 5)2 又は炭素
数が1〜10までのアルキル基を示す)で表されるアミ
ン化合物とを含有する。
【0023】上記エチレンジアミンN,N,N′,N′
四酢酸イオンが配位したチタン錯体陰イオン及びエチレ
ンジアミンN,N,N′N′四酢酸イオンが配位した鉛
錯体陰イオンまたはその複塩の一般的な構造や化学的特
性については、Advanced Inorganic Chemistry -A Com
prehensive Text- (F. A. Cotton and G. Wilkinson)、
無機化学(エフ・エー・コットンおよびジー・ウイルキ
ンソン著、中原勝儼訳、第8版1980年、倍風館)に
金属錯体の説明として詳しく記載されており、本発明に
おいてもその配位子の配位数、配位位置等は、特に限定
されない。
【0024】チタン酸鉛前駆体溶液中の上記エチレンジ
アミンN,N,N′,N′四酢酸イオンが配位したチタ
ン錯体陰イオン及びエチレンジアミンN,N,N′N′
四酢酸イオンが配位した鉛錯体陰イオンまたはその複塩
の存在割合は6:4〜4:6が好ましく、特に好ましく
は1:1である。かかる範囲内であると、TiO2 が不
純物として混合することなく、またPbOが昇華して焼
成炉の器壁を汚染することもない。1:1であると、当
量比であるため、特に経済的でもある。
【0025】更に、本発明のチタン酸鉛前駆体溶液中に
は前記両陰イオンを電荷的に中和する量の、次の一般式
A (R1 )(R2 )(R3 )(R4 )N+ --- A (式中、R1 ,R2 ,R3 ,R4 は水素又は炭素数が1
〜10までのアルキル基であって、R1 〜R4 中少なく
とも1つの基がアルキル基を示し、R1 〜R4 は各々そ
れぞれ同じでも異なってもよい)及び/又は次の一般式
B R5 5 4 NH+ --- B (式中、R5 はN(CH3)2 、N(C2 5)2 又は炭素
数が1〜10までのアルキル基を示す)で表されるアミ
ン化合物の陽イオンを含有する。
【0026】前記一般式A及びBで表わされるアミン化
合物は、チタン酸鉛を製造する際の焼成工程において、
容易に燃焼し、純粋な立方晶構造を有するペロブスカイ
ト型チタン酸鉛を調製することができるため、好適に用
いられる。
【0027】また、前記一般式A及びB中のR1 〜R5
アルキル基の炭素数は、1〜10が好ましく、これはか
かる範囲であると、チタン酸鉛を製造する際の焼成工程
において容易に燃焼し、得られるチタン酸鉛の緻密化が
容易であり、また安価だからである。
【0028】更に一般式A中のR1 〜R4 基の少なくと
も1つはアルキル基でなければならず、これは前駆体溶
液が安定になり、ポットライフが長くなるからである。
【0029】また前駆体溶液中のチタン錯体陰イオンと
鉛錯体陰イオンまたはその複塩、及び陽イオンとしての
前記一般式A及びBで表されるアミン化合物は溶液中で
均一に混合している。従って、前駆体溶液中から溶媒を
除去した後に得られる粉末においても、前記両錯体イオ
ンは均一に分散しているので、焼成後チタンと鉛は等モ
ル量で混合それ、立方晶構造のペロブスカイト型のチタ
ン酸鉛が不純物を含むことなく生成できる。
【0030】本発明のチタン酸鉛前駆体溶液は、例えば
以下の方法で製造することができる。まず、エチレンジ
アミンN,N,N′,N′四酢酸イオンとチタンイオン
とを反応させて、チタン錯体結晶を得る。次いで、次の
一般式A (R1 )(R2 )(R3 )(R4 )N+ --- A (式中、R1 ,R2 ,R3 ,R4 は水素又は炭素数が1
〜10までのアルキル基であって、R1 〜R4 中少なく
とも1つの基がアルキル基を示し、R1 〜R4 は各々そ
れぞれ同じでも異なってもよい)及び/又は次の一般式
B R5 5 4 NH+ --- B (式中、R5 はN(CH3)2 、N(C2 5)2 又は炭素
数が1〜10までのアルキル基を示す)で表されるアミ
ン化合物を溶媒に溶解し、該アミン化合物を溶解した溶
液に上記チタン錯体結晶を更に溶解して溶液aを得る。
【0031】一方、エチレンジアミンN,N,N′,
N′四酢酸イオンと鉛イオンとを反応させて、鉛錯体ま
たはその複塩の結晶を得る。次いで、次の一般式A (R1 )(R2 )(R3 )(R4 )N+ --- A (式中、R1 ,R2 ,R3 ,R4 は水素又は炭素数が1
〜10までのアルキル基であって、R1 〜R4 中少なく
とも1つの基がアルキル基を示し、R1 〜R4 は各々そ
れぞれ同じでも異なってもよい)及び/又は次の一般式
B R5 5 4 NH+ --- B (式中、R5 はN(CH3)2 、N(C2 5)2 又は炭素
数が1〜10までのアルキル基を示す)で表されるアミ
ン化合物を溶媒に溶解し、該アミン化合物を溶解した溶
液に上記鉛錯体またはその複塩の結晶を更に溶解して溶
液bを得る。
【0032】次いで上記溶液a及びbを、好ましくは混
合比4:6〜6:4、更に好ましくは1:1で均一に混
合して本発明のチタン酸鉛前駆体溶液を製造する。上記
溶液a及びbの好適な混合割合の理由及び上記溶液a及
びbが均一に混合されることによる効果は、上記と同じ
である。
【0033】更に、本発明のチタン酸鉛前駆体溶液の他
の好適な製造例を以下に示す。まず、エチレンジアミン
N,N,N′,N′四酢酸イオンとチタンイオンとを反
応させてチタン錯体結晶を得、一方、エチレンジアミン
N,N,N′,N′四酢酸イオンと鉛イオンとを反応さ
せて鉛錯体またはその複塩の結晶を得、前記チタン錯体
結晶と鉛錯体またはその複塩の結晶を溶媒中に均一に混
合する。かかる混合物溶液に、上記一般式A及び/又は
Bで示されるアミン化合物を添加して該チタン錯体結晶
と鉛錯体またはその複塩の結晶とを溶解し、本発明のチ
タン酸鉛前駆体溶液を製造する。
【0034】本発明において用いられるチタン錯体、鉛
錯体またはその複塩及び一般式A及び又はBで表わされ
るアミン化合物は、任意の溶媒に溶解して前駆体溶液と
なる。これらの溶解性及び得られる前駆体溶液の保存性
等を考慮すると、溶媒としては、水、メタノール、エタ
ノール、イソプロピルアルコール、ノルマルブチルアル
コール等のアルコール類、アセトン等やその混合溶媒が
好ましく用いられる。これらの溶媒中においてはチタン
錯体、鉛錯体またはその複塩の及び上記一般式A及び/
又はBで表されるアミン化合物は、任意の濃度に溶解し
て使用することができるが、溶解性や溶媒除去等の点か
ら合計で1〜50重量%が好ましく用いられる。かかる
範囲であると溶媒除去に時間をかけすぎることなく、良
好な溶解性が維持できるからである。
【0035】また、上記チタン酸鉛前駆体溶液から溶媒
を除去し、焼成することにより本発明のチタン酸鉛が得
られる。溶媒は自然放置、加熱や減圧蒸留等任意の手段
によりチタン酸鉛前駆体溶液から除去でき、これにより
チタン酸鉛粉末が得られる。
【0036】次いで焼成は、空気、酸素ガス、窒素ガス
及びこれらの混合物中で行う。焼成温度は有機物が除去
できる温度であれば任意でよく、好ましくは450℃以
上である。また、試料をまず200℃で焼成しついで5
00℃で焼成するというように、焼成工程を多段階とす
ることもできる。
【0037】このようにして得られた本発明のチタン酸
鉛は、不純物を含まない立方晶構造のペロブスカイト型
チタン酸鉛である。
【0038】本発明を次の実施例及び比較例により説明
する。 〔実施例〕実施例1 チタン酸鉛前駆体溶液の調製例1 250mlの水に29.26gのエチレンジアミンN,
N,N′,N′四酢酸を懸濁した水溶液を90℃に加熱
し、これに20%の塩化チタン(III)を含む塩酸溶液5
4.0gを徐々に加えた。反応液を90℃にてしばらく
加熱すると、溶液から沈殿が生成した。この溶液を50
℃で3時間攪拌して室温まで冷却した後、冷蔵庫に一夜
放置し、得られた沈殿物、即ちエチレンジアミンN,
N,N′,N′四酢酸イオンが配位したチタン錯体結晶
を収集して乾燥した。
【0039】このチタン錯体結晶10.62gを86.
47gのエタノールに懸濁した。これに4.27gのジ
−n−ブチルアミンおよび0.37gの4−(ジメチル
アミノ)ピリジンを徐々に加えた後、溶液を6時間加熱
した。チタンイオンを含む溶液aが得られた。
【0040】9.59gの酢酸鉛(II) 三水和鉛を含む
水溶液150mlに5.85gのエチレンジアミンN,
N,N′,N′四酢酸を加え、80℃で1時間加熱攪拌
した。この溶液を室温まで冷却した後一度濾過し、濾液
を減圧下で100mlまで濃縮し、生成した白色結晶を濾
過して、少量のエタノール、次いでエーテルを用いて洗
浄し、風乾して、エチレンジアミンN,N,N′,N′
四酢酸イオンと鉛の複塩結晶を得た。
【0041】3.52gの上記白色鉛錯体またはその複
塩の結晶を29.3gの水分を除去したエタノールに懸
濁させ、0.62gのジーn−ブチルアミンをゆっくり
と加え、5分間リフラックスして、鉛イオンを含む無色
透明な溶液bを得た。
【0042】上記チタンイオンを含む溶液aと鉛イオン
を含む溶液bをそれぞれ等モル量で混合することにより
チタン酸鉛前駆体溶液を得た。
【0043】実施例2 チタン酸鉛前駆体溶液の調製例
実施例1で調製したエチレンジアミンN,N,N′,
N′四酢酸イオンが配位したチタン錯体結晶14.16
gとエチレンジアミンN,N,N′,N′四酢酸イオン
と鉛の複塩結晶20.62gとを(チタンイオンと鉛イ
オンは等モルである)エタノール300mlに懸濁させ、
これに9.06gのジ−n−ブチルアミンと1.23g
の4−(ジメチルアミノ)ピリジンとを加えて、30分
間リフラックスし、透明なチタン酸鉛前駆体溶液を得
た。
【0044】実施例3 チタン酸鉛の調製例1 実施例1で調製したチタン酸鉛の前駆体溶液を50℃で
加熱して溶媒を除去し、電気炉で10℃/1分の昇温速
度で加温し、400℃以降100℃ごとに、具体的には
400℃、500℃、600℃、700℃で試料の一部
を取りだした。該試料を室温にて粉末X線回折法(XR
D)で結晶形を調べたところ、400℃では構造不明の
アモルファスであったが、500℃では立方晶のペロブ
スカイト型チタン酸鉛のみが生成し、他のXRDピーク
はなく、得られた粉末は純粋な立方晶構造のペロブスカ
イト型チタン酸鉛であった。またこの温度より上、即ち
600℃、700℃でも立方晶構造のもののみが成長
し、他のピークは出現しなかった。このことを、図1に
示す。これより、焼成温度を上昇させても、他の不純物
が出現しないことが分かった。
【0045】実施例4 チタン酸鉛の調製例2 実施例1で調製したチタン酸鉛の前駆体溶液を80℃で
加熱し溶媒を除去した他は、実施例3と同様に行なっ
て、実施例3と同一のXRD結果を得た。
【0046】実施例5 チタン酸鉛の調製例3 実施例2で調製したチタン酸鉛の前駆体溶液を用いた以
外は、実施例3と同様に行なって、実施例3と同一のX
RDの結果を得た。
【0047】〔試験例〕試験例1 チタン酸鉛前駆体溶液のポットライフ1 実施例1で調製した前駆体溶液を室温で6ケ月間放置し
た後、実施例3と同様にして焼成したところ、実施例3
と同一のXRDの結果が得られた。これより前駆体溶液
のポットライフが長いことが分かった。
【0048】試験例2 チタン酸鉛前駆体溶液のポット
ライフ2 実施例2で調製した前駆体溶液を室温で10ケ月間放置
した後、実施例4と同様にして焼成したところ、実施例
3と同一のXRDの結果が得られた。これより前駆体溶
液のポットライフが長いことが分かった。
【0049】
【発明の効果】本発明の前駆体溶液は、錯体イオン等が
均一に分散し、安定であり、長いポットライフが得られ
る。また本発明のチタン酸鉛前駆体溶液の製造方法は、
上記チタン酸鉛前駆体溶液を安価にかつ簡便に製造する
ことができる。更に、本発明のチタン酸鉛は、前記チタ
ン酸鉛前駆体を用いることにより純粋な立方晶構造のペ
ロブスカイト型となり、本発明のチタン酸鉛の製造方法
は前記チタン酸鉛を高純度で得ることができる簡便かつ
経済的な方法である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチタン酸鉛の粉末X線回折図(XR
D)である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 光史 東京都八王子市別所2−29 エストラーセ 長池4−501 (72)発明者 阪下 好顕 兵庫県伊丹市千僧5丁目41番地 帝国化学 産業株式会社伊丹工場内 (72)発明者 西出 利一 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エチレンジアミンN,N,N′,N′四
    酢酸イオンが配位したチタン錯体陰イオンと、エチレン
    ジアミンN,N,N′,N′四酢酸イオンが配位した鉛
    錯体陰イオンまたはその複塩と、陽イオンとして次の一
    般式A (R1 )(R2 )(R3 )(R4 )N+ --- A (式中、R1 ,R2 ,R3 ,R4 は水素又は炭素数が1
    〜10までのアルキル基であって、R1 〜R4 中少なく
    とも1つの基がアルキル基を示し、R1 〜R4 は各々そ
    れぞれ同じでも異なってもよい)及び/又は次の一般式
    B R5 5 4 NH+ --- B (式中、R5 はN(CH3)2 、N(C2 5)2 又は炭素
    数が1〜10までのアルキル基を示す)で表されるアミ
    ン化合物とを含有することを特徴とするチタン酸鉛前駆
    体溶液。
  2. 【請求項2】 エチレンジアミンN,N,N′,N′四
    酢酸イオンが配位したチタン錯体陰イオンと、エチレン
    ジアミンN,N,N′,N′四酢酸イオンが配位した鉛
    錯体陰イオンまたはその複塩とのモル比が4:6〜6:
    4であることを特徴とする請求項1記載のチタン酸鉛前
    駆体溶液。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のチタン酸鉛前駆体
    溶液を製造するにあたり、エチレンジアミンN,N,
    N′,N′四酢酸イオンとチタンイオンとを反応させて
    エチレンジアミンN,N,N′,N′四酢酸イオンが配
    位したチタン錯体結晶を製造し、エチレンジアミンN,
    N,N′,N′四酢酸イオンと鉛イオンとを反応させて
    エチレンジアミンN,N.N′,N′四酢酸イオンが配
    位した鉛錯体またはその複塩の結晶を製造し、次いで次
    の一般式A (R1 )(R2 )(R3 )(R4 )N+ --- A (式中、R1 ,R2 ,R3 ,R4 は水素又は炭素数が1
    〜10までのアルキル基であって、R1 〜R4 中少なく
    とも1つの基がアルキル基を示し、R1 〜R4 は各々そ
    れぞれ同じでも異なってもよい)及び/又は次の一般式
    B R5 5 4 NH+ --- B (式中、R5 はN(CH3)2 、N(C2 5)2 又は炭素
    数が1〜10までのアルキル基を示す)で表されるアミ
    ン化合物を溶媒に溶解させて、この溶液に前記チタン錯
    体結晶と、前記鉛錯体またはその複塩の結晶とを各々別
    々に混合して各々の鉛錯体またはその複塩の結晶が溶解
    した溶液を調製し、得られた両溶液を混合することを特
    徴とするチタン酸鉛前駆体溶液の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載のチタン酸鉛前駆体
    溶液を製造するにあたり、エチレンジアミンN,N,
    N′,N′四酢酸イオンとチタンイオンとを反応させて
    エチレンジアミンN,N,N′,N′四酢酸イオンが配
    位したチタン錯体結晶を製造し、エチレンジアミンN,
    N,N′,N′四酢酸イオンと鉛イオンとを反応させて
    エチレンジアミンN,N.N′,N′四酢酸イオンが配
    位した鉛錯体またはその複塩の結晶を製造し、該チタン
    錯体結晶と該鉛錯体またはその複塩の結晶とを一緒に溶
    媒内に混合し、該混合物に次の一般式A (R1 )(R2 )(R3 )(R4 )N+ --- A (式中、R1 ,R2 ,R3 ,R4 は水素又は炭素数が1
    〜10までのアルキル基であって、R1 〜R4 中少なく
    とも1つの基がアルキル基を示し、R1 〜R4 は各々そ
    れぞれ同じでも異なってもよい)及び/又は次の一般式
    B R5 5 4 NH+ --- B (式中、R5 はN(CH3)2 、N(C2 5)2 又は炭素
    数が1〜10までのアルキル基を示す)で表されるアミ
    ン化合物を添加して前記両錯体結晶を溶解することを特
    徴とするチタン酸鉛前駆体溶液の製造方法。
  5. 【請求項5】 エチレンジアミンN,N,N′,N′四
    酢酸イオンが配位したチタン錯体結晶と、エチレンジア
    ミンN,N,N′,N′四酢酸イオンが配位した鉛錯体
    またはその複塩の結晶とのモル比を4:6〜6:4とす
    ることを特徴とする請求項2又は3記載の方法。
  6. 【請求項6】 上記溶媒は、水、アルコール、アセトン
    及びこれらの混合物から成る群より選ばれることを特徴
    とする請求項2又は3記載の方法。
  7. 【請求項7】 請求項1又は2記載のチタン酸鉛前駆体
    溶液を用いて製造することを特徴とするチタン酸鉛。
  8. 【請求項8】 請求項1又は2記載のチタン酸鉛前駆体
    溶液から溶媒を除去し、次いで焼成することを特徴とす
    るチタン酸鉛の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022231020A1 (ko) * 2021-04-27 2022-11-03 (주)퀸테스 저온소성용 고순도 압전 세라믹 나노분말 및 그 제조 방법

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