JPH10251163A - イヌパルボウイルスdnaワクチン - Google Patents

イヌパルボウイルスdnaワクチン

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JPH10251163A
JPH10251163A JP10029627A JP2962798A JPH10251163A JP H10251163 A JPH10251163 A JP H10251163A JP 10029627 A JP10029627 A JP 10029627A JP 2962798 A JP2962798 A JP 2962798A JP H10251163 A JPH10251163 A JP H10251163A
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cpv
dna
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JP10029627A
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Ian Tarpey
イアン・ターピー
Neil Greenwood
ニール・グリーンウツド
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Akzo Nobel NV
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    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/005Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from viruses
    • AHUMAN NECESSITIES
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    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K39/00Medicinal preparations containing antigens or antibodies
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N2750/00MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA ssDNA viruses
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 母系移行抗体陽性動物におけるパルボウイル
スに対する免疫応答の誘発に用いる医薬を製造するため
のDNAワクチンを提供すること。 【解決手段】 該DNAワクチンは、プラスミドベクタ
ー、並びにパルボウイルス免疫原性ポリペプチドをコー
ドする1つ以上の単離されたヌクレオチド配列及び該配
列に操作可能に結合した転写調節配列を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動物においてパル
ボウイルスに対する防御免疫を刺激するためのDNAワ
クチンに関する。より特定的に言えば、本発明は、母系
移行抗体〔maternally derived an
tibody(MDA)〕陽性動物においてパルボウイ
ルスに対する免疫応答を誘発させるためのDNAワクチ
ンの使用に関する。特に、本発明は、MDA陽性イヌに
おいてイヌパルボウイルス(CPV)に対する免疫応答
を誘発させるためのDNAワクチンの使用に関する。本
発明はさらに、パルボウイルス、特にイヌパルボウイル
スに対するDNAワクチンにおける使用に適したプラス
ミドベクターに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】CPV
は主としてCANIDAEの腸内病原体である。CPV
は、イヌ、特に若いイヌに感染し、しばしば、急性の下
痢、発熱、白血球減少を特徴とする腸疾患を引き起こ
す。CPVは感染した動物に高死亡率/高罹患率をもた
らし得る。CPVは、遺伝的・抗原的にネコ汎白血球減
少症ウイルス(FPV)、ミンク腸炎ウイルス(PE
V)、アライグマパルボウイルス(RPV)に近縁であ
り、これらのウイルスの宿主域変異体であると考えられ
ている。
【0003】イヌ、ネコ、ミンク、アライグマ及びウ
シ、特にイヌやネコのような標的動物のパルボウイルス
感染を予防するためのワクチンが開発された。CPV及
びFPVは、それぞれ生弱毒CPV及びFPVを用いた
予防接種により効果的に抑制することができる。子犬
は、母系移行抗体が存在する場合には、例えばWO91
02054号に記載のような特別に開発された生弱毒ワ
クチンだけで防御し得る。そのようなワクチンは、接種
後に変性した生ワクチンウイルスが排出され得るという
不利点を有している。しかし、アジュバントを添加した
不活化製剤の使用は、接種後に生ウイルスが排出され得
ない程度に安全であると見なされ得る。特に母系移行抗
体(MDA)の存在下に抗体応答を刺激するためには高
濃度の不活化ワクチンを必要とする。しかし、高力価の
MDAの存在は不活化ワクチンを用いた効果的な予防接
種を阻害し得る。
【0004】ある種の子犬では、特定の抗原に対する受
動免疫がかなりの期間(4ヶ月以上)予防接種に干渉す
るに十分なレベルで存続し得る。MDAレベルが低下す
るにつれ、子犬の感染症及び疾患に対する防御が不十分
になるが、それでも予防接種に対して不応答であり得
る。従って、これらの子犬はその幼少期のかなりの期間
防御されない状態にいる。特に母系移行免疫が消失した
後では、同腹仔全部に感染する恐れがあるということは
重大なリスクをはらむ。MDAの存在による潜在的な感
染のリスクは、イヌに関しては公知であったが、最近、
他の動物の特定の新生仔、特にMDA陽性のネコや、ミ
ンク及びアライグマの子孫にも存在することが確認され
た。
【0005】ワクチン分野での最近の進展により、免疫
原性タンパク質をコードするプラスミドDNAの投与に
よる免疫の誘発に基づく新しいワクチン種が開発され
た。そのようなワクチンは、体液性及び細胞性免疫応答
を誘発させることにより病気に対する防御を保証し得、
現在使用されているワクチンに係わる多くの不利点がな
い。
【0006】DNA免疫の効力が母系移行抗体によって
低減することはないであろうと期待されが、実際には、
1日齢の子豚に仮性狂犬病のgDグリコタンパク質遺伝
子を組み込んだプラスミドDNAを用いて仮性狂犬病の
予防接種を行ったが有意な防御は得られないことが判明
した。免疫成雌ブタから生まれた子豚は、チャレンジ後
の抗体動態によって示されたように、仮性狂犬病ウイル
スに対する抗体応答も発生しなかったし、免疫もされな
かった〔M.Monteilら,Vet.Res.(1
996),27,443−452〕。
【0007】最近のアブストラクトに、「イヌパルボウ
イルスの主要キャプシドタンパク質(VP−1、VP−
2)をコードするプラスミドを種々の用量で用いてイヌ
を免疫すると、有意なレベルの抗パルボウイルス抗体が
用量依存的に出現した」ことが手短に報告された。その
後、毒性パルボウイルス株混合物でイヌをチャレンジす
ると、免疫されたイヌは全て感染症や病気から防御され
ることが証明された。該アブストラクトには、用いた構
築物の性質についての言及もないし、イヌの年令や免疫
状態についての記載もなかった。
【0008】予防接種の主要な制約の1つは免疫雌の若
い子孫の予防接種に関する。全ての種において、母系移
行抗体の存在は若い子孫における免疫応答の誘発を妨げ
る強力な制約である。
【0009】
【課題を解決するための手段】このたび、ベクター、好
ましくはプラスミドベクター、並びにパルボウイルスポ
リペプチドをコードする1つ以上の単離されたヌクレオ
チド配列及び該配列に操作可能に結合した転写調節配列
を含むDNA分子を用いると、母系移行抗体の存在下で
さえ幼少期の子犬の免疫が首尾良く行われることが知見
された。従って、本発明はMDA陽性動物にパルボウイ
ルス感染に対する予防接種をする新規且つ有効な方法を
提供する。本発明のDNA分子を用いたDNAワクチン
により、例えば、CPV感染からイヌを、FPV感染か
らネコを、またMEV感染症からミンクを容易に防御す
ることができる。
【0010】本発明は、母系移行抗体の存在下における
動物の予防接種という予期せぬ利点に加えて、対応パル
ボウイルスの宿主域には限定されないMDA陽性動物の
予防接種法を提供する。該DNA分子は、生ウイルスワ
クチンの場合のような細胞親和性による制限がないため
に、多岐にわたるMDA陽性動物に用いて好結果を得る
ことができる。例えば、CPV免疫原性タンパク質をコ
ードするDNA分子の場合、該DNA分子は、MDA陽
性のイヌだけでなく、遺伝的・抗原的にCPVに近縁の
パルボウイルス、例えば、FPV、MEV及びRPVな
どの宿主である動物の予防接種に用い得る。
【0011】母系移行抗体(MDA)は、血清陽性母親
からその子孫に受動移行し、子孫は、この循環性MDA
により生後数週間受動的に防御される。新生仔は初乳を
介してそのMDAの約90%を受容するが、経胎盤移行
は全受動抗体の10%に過ぎないと予想される。MDA
の範囲は、新生仔毎に異なり、虚弱仔や最も小さい仔
は、乳のみ能力が劣ったり、乳のみの機会が少ないため
に、しばしば最低レベルのMDAを有する。生まれたば
かりの「平均的な」新生仔の血清抗体レベルは、その母
親のレベルの50%に等しい。このMDAは約10日の
半減期で指数的に低下してゆく。
【0012】例えば、平均体液性抗体の力価が1:25
60(HAI)の雌親から生まれた子犬は、生後1週目
には1:1280の範囲の力価のMDAを含むと予測さ
れる。約7週齢になると、この抗体力価は、防御レベル
以下の1:20〜1:40に低下するが、それでも殆ど
の慣用ワクチンの作用を阻害するのに十分である。殆ど
(90%以上)の子犬は、少なくとも10週齢まではM
DAを含んでいる。野外で生育したイヌの場合、実験室
育ちのイヌに比べて、既に野外のウイルスに暴露されて
いるか又は予防接種の結果、殆どの雌親は免疫が成立し
ており、従って、免疫雌親から生まれた10週齢以下の
子犬はMDA陽性であると考えられる。特に、免疫母親
から生まれた8週齢以下の子犬は、本明細書に記載のD
NAワクチンで防御し得るMDA陽性イヌと考えられ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の1つの態様により、母系
移行抗体陽性動物におけるパルボウイルスに対する免疫
応答の誘発に用いる医薬を製造するためのDNA分子の
使用が提供され、該DNA分子は、プラスミドベクタ
ー、並びにパルボウイルス免疫原性ポリペプチドをコー
ドする1つ以上の単離されたヌクレオチド配列及び該配
列に操作可能に結合した転写調節配列を含む。
【0014】好ましくは、本発明は、母系移行抗体陽性
動物におけるイヌパルボウイルス及び抗原的に近縁のパ
ルボウイルスに対する免疫応答の誘発に用いる医薬を製
造するためのDNA分子の使用を提供し、該DNA分子
は、プラスミドベクター、並びにCPV免疫原性ポリペ
プチドをコードする1つ以上の単離されたヌクレオチド
配列及び該配列に操作可能に結合した転写調節配列を含
む。
【0015】より好ましくは、本発明は、母系移行抗体
陽性イヌにおけるイヌパルボウイルスに対する免疫応答
の誘発に用いる医薬を製造するためのDNA分子の使用
を提供し、該DNA分子は、プラスミドベクター、並び
にCPV免疫原性ポリペプチドをコードする1つ以上の
単離されたヌクレオチド配列及び該配列に操作可能に結
合した転写調節配列を含む。
【0016】免疫応答の誘発に用いる医薬を製造するた
めのDNA分子に用いられる本発明の単離されたパルボ
ウイルスヌクレオチド配列は、CPV、FPV、MEV
又はRPVから選択されるのが好ましく、CPV又はF
PVであればなお好ましい。特に好ましいのは、CPV
ヌクレオチド配列、特に、CPV2型、2a型及び2b
型から選択されるCPVヌクレオチド配列である。
【0017】好ましくは、本発明に用いられる単離され
たパルボウイルスヌクレオチド配列はVP2タンパク質
をコードする。より好ましくは、該配列は、CPVのV
P2タンパク質をコードするCPVヌクレオチド配列で
ある。特に、該単離されたヌクレオチド配列は、配列番
号2に示されているアミノ酸配列を有するポリペプチド
をコードするヌクレオチド配列を有する。より特定的に
言えば、該ヌクレオチド配列は配列番号1に示されてい
るヌクレオチド配列を有する。
【0018】本発明のDNA分子は、パルボウイルスポ
リペプチドをコードする1つ以上の単離されたヌクレオ
チド配列を含み得る。従って、例えば、該DNA配列
は、VP2タンパク質をコードするパルボウイルスポリ
ペプチドに加えて、パルボウイルスVP1タンパク質、
好ましくはCPV VP1タンパク質をコードするヌク
レオチド配列をさらに含み得る。あるいは、該DNA分
子は、異なる種、例えばCPV及びFPVから選択され
るか、又は特定の種内の異なる型(株)、例えば、CP
V 2型、2a型及び2b型から選択される1つ以上の
パルボウイルス由来のVP2タンパク質をコードする単
離配列を含み得る。そのようなCPVのヌクレオチド配
列及びアミノ酸配列の例は、C.R.Parrish
ら,Virology 166,293−307,19
88;U.Truyenら,J.Virology
,4702−4710,1995;及びA.P.Re
edら,J.Virology 62,266−27
6,1988により公表されている。
【0019】本発明のさらに別の代替態様において、ベ
クターは、別の病原体由来のタンパク質をコードする1
つ以上のヌクレオチド配列をさらに含み得る。該他の病
原体は、イヌ、ネコ及びムスセリド(muscelid
e)の病原体から選択されるのが好ましい。プラスミド
中に組み込み得る他のイヌ病原体由来のタンパク質をコ
ードする適当なヌクレオチド配列は、例えば、イヌジス
テンパーウイルス融合体及び/又は赤血球凝集遺伝子、
イヌパラインフルエンザ遺伝子、狂犬病G遺伝子、アデ
ノウイルスヘキソン遺伝子、イヌコロナスパイク遺伝
子、イヌコロナ核タンパク質遺伝子である。プラスミド
中に組み込み得るネコ病原体由来のタンパク質をコード
する適当なヌクレオチド配列は、例えば、FIV、FH
V、FeLV、FIP、FCVなど由来の免疫原性タン
パク質をコードするヌクレオチド配列である。さらに、
サイトカインのようなコードされるパルボウイルスタン
パク質に対する免疫応答を増幅するタンパク質をコード
する遺伝子をプラスミド中に組み込んでもよい。
【0020】単離されたパルボウイルス配列に操作可能
に結合した転写調節配列は、同種由来でも異種由来でも
よい。同種とは、転写調節配列とヌクレオチド配列がパ
ルボウイルス、好ましくは同一のパルボウイルス由来の
ものとする。転写調節配列がパルボウイルス種由来でな
い場合、該配列は異種由来である。プラスミドは異種由
来の転写調節配列を含むのが好ましい。従って、例え
ば、プラスミドが1つ以上のCPVヌクレオチド配列を
含む場合、転写調節配列は非CPV由来であるのが好ま
しい。CPV転写調節配列は、同種のP3.5及びP3
8プロモーターを含む。
【0021】そのような異種転写調節配列の例として
は、(ヒト)サイトメガロウイルス即時(immedi
ate early)プロモーター(B.Seedら,
Nature 329,840−842,1987;
E.F.Fynanら,PNAS90,11478−1
1482,1993;J.B.Ulmerら,Scie
nce 259,1745−1748,1993)、R
ous肉腫ウイルス LTR(RSV,C.M.Gor
manら,PNAS 79,6777−6781,19
82;Fynanら,前掲;Ulmerら,前掲)、M
PSV LTR(Staceyら,J.Virolog
50,725−732,1984)、SV40即時
プロモーター(J.Spragueら,J.Virol
ogy 45,773,1983)、メタロチオネイン
プロモーター(R.L.Brinsterら,Natu
re 296,39−42,1982)、Ad2の主後
期プロモーター、β−アクチンプロモーター(Tang
ら,Nature 356,152−154,199
2)のようなプロモーターが挙げられる。
【0022】該調節配列はターミネーター及びポリアデ
ニル化配列をさらに含み得る。使用し得る配列には、周
知のウシ成長ホルモンポリアデニル化配列、SV40ポ
リアデニル化配列、ヒトサイトメガロウイルス(hCM
V)ターミネーター及びポリアデニル化配列が含まれ
る。
【0023】原則的には、例えば、Sambrook
ら,Molecular Cloning,A Labo
ratory Manual, 第2版, Cold Sp
ring Harbor Laboratory Pre
ss,1989に記載されているような、真核細胞中で
遺伝子の転写を調節し得る転写調節配列を用い得る。さ
らに、該調節配列は、コードされるタンパク質の発現を
増大させる作用を有するイントロン、例えば、hCMV
イントロンA(B.S.Chapmanら,Nucle
ic Acid Reserach 19,3979−3
986,1991)を含み得る。
【0024】パルボウイルス DNA ワクチン、特にC
PV DNAワクチンに使用し得るベクターは、担体D
NAフラグメントと、転写調節配列、標的遺伝子及び必
要なら他の調節配列を含む適当な発現カセットとを含
む。適当なベクターの例には、pBR322、pUC1
8及びpUC19、pNeo、pSVL、pMSG(P
harmacia Biotechから市販されてい
る)並びにpMC1neo、pSG5、pXT1及びp
BX(Staratageneから市販されている)が
含まれる。
【0025】本発明に用いたベクターはプラスミドp
I.18であった。このプラスミドはDr.J.Rob
ertson(NIBSC)から得たプラスミドpI.
17由来であった。pUCをベースとすると考えられる
このベクターはhCMVプロモーター及び−イントロン
Aと、クローン化されたターミネーター配列を有してい
た。多クローニング部位をプラスミドpI.17中にク
ローン化してプラスミドpI.18を得た。
【0026】イヌVP2遺伝子の1755bpの全コー
ド配列(配列番号1)をプラスミドpI.18中にクロ
ーン化して、プラスミドベクターVP2/pI.18を
得た。このプラスミドを、1997年1月28日に、ブ
ダペスト条約下European Collectio
n of Animal Cell Culture,Po
rton Down,United Kingdomにア
クセス番号97012801のもとに寄託した。
【0027】類似の技術を用い、パルボウイルスタンパ
ク質をコードする1つの単離されたヌクレオチド配列
を、適当なプラスミド、例えば、pI.18中にクロー
ン化して、本発明のDNA分子を得ることができる。
【0028】本発明の第2の態様により、Europe
an Collection ofAnimal Cel
l Culture,Porton Down,UKに寄
託された受託番号97012801を特徴とするCPV
2a型のVP2遺伝子をコードするDNA配列を含む
プラスミドベクターを提供する。
【0029】寄託されたプラスミドベクターは、母系移
行抗体陽性動物におけるイヌパルボウイルス及び抗原的
に近縁のパルボウイルスに対する免疫応答の誘発に用い
る医薬を製造するためのDNA分子として用い得る。好
ましくは、該プラスミドベクターは、母系移行抗体陽性
動物、好ましくは、イヌ、ネコ、ミンク及びアライグマ
におけるCPV、FPV、MEV及び/又はRPVに対
する免疫応答の誘発に用いる医薬を製造するためのDN
A分子として用い得る。特に、該プラスミドベクター
は、母系移行抗体陽性イヌにおけるCPVに対する免疫
応答の誘発に用いる医薬を製造するためのDNA分子と
して用い得る。
【0030】本発明は別の態様により、母系移行抗体陽
性動物の免疫に用いるためのパルボウイルスDNAワク
チンを提供する。好ましくは、本発明は、それぞれCP
V、FPV、MEV及びRPVに対する母系移行抗体陽
性動物の免疫に用いるためのイヌパルボウイルスDNA
ワクチンを提供する。より好ましくは、本発明は、母系
移行抗体陽性イヌの免疫に用いるためのイヌパルボウイ
ルスDNAワクチンを提供する。本発明の特定の態様に
おいて、本発明により提供され且つ上述されたDNAワ
クチンは、European Collection o
f Animal Cell Culture,Port
on Down,UKに寄託された受託番号97012
801を特徴とするプラスミドベクターを含む。
【0031】本明細書において用語「免疫応答」とは、
例えば細胞毒性T細胞応答のような細胞性免疫応答、及
び、例えば抗原特異抗体の増大血清レベルのような体液
性免疫応答、又は、抗原に対する中和抗体の存在を指
す。
【0032】用語「転写調節配列」とは、コード配列の
転写を誘導する(即ち、例えばCPV VP2又はVP
1タンパク質の産生を容易にする)DNAコード配列の
近傍のヌクレオチド配列を意味する。該調節ヌクレオチ
ド配列には、所望のコード配列(例えば、VP2又はV
P1)の十分な発現及び防御免疫が得られるように接種
を受けた動物の免疫系に対するタンパク質産物の提示を
促進する任意の配列が含まれる。
【0033】本明細書において用語「プロモーター」と
は、転写の誘導に十分な最小の配列を指す。上記のプラ
スミドベクターは、プロモーター配列と近接するか又は
近接していないエンハンサー配列をさらに含み得る。エ
ンハンサー配列は、プロモーター依存性遺伝子発現に影
響を与え、天然遺伝子の5′又は3′領域に位置し得
る。発現は、外来シグナル又は外来物質により構成性又
は誘発性である。場合によって、発現は細胞型特異的、
組織特異的又は種特異的である。
【0034】添付図面を参照して本発明をさらに説明す
る。図1はプラスミドpI.18の概略図である。
【0035】配列番号1及び2は、それぞれCPV 2
a型VP2遺伝子及びタンパク質のDNA配列及びアミ
ノ酸配列を表す。
【0036】プラスミドベクター VP2/pI.18
の作製 ウイルスCPV UK 10194(抗原型2a)をA72
細胞系上で増殖させ、McMasterら(J.Vir
ology 38,368,1981)に記載のHir
t抽出により二本鎖複製形態のDNAを単離した。VP
2の5′及び3′末端配列のセンス及びアンチセンスオ
リゴヌクレオチドプライマーを用い、ポリメラーゼ連鎖
反応により、VP2遺伝子の1755bpの全コード配
列を増幅した。次のクローンニングを容易にするため
に、センスオリゴヌクレオチドにはKpnI制限部位を
付加し、アンチセンスオリゴヌクレオチドにはEcoR
I制限部位を付加した。
【0037】PCR産物をアガロースゲル上の電気泳動
にかけ、1.7kbのフラグメントを精製した。精製さ
れたフラグメントをKpnI及びEcoRIで消化し、
プラスミドベクターpI.18のKpnI及びEcoR
I部位に連結した。エレクトロポレーションにより、連
結反応体を細菌宿主DH5αに形質転換した。形質転換
混合物をL寒天−アンピシリンプレート上に塗布し、3
7℃でインキュベートして、コロニーを取り出し、(ア
ンピシリンを含む)Lブイヨン中で増殖させた。「Mi
ni−prep」DNAを作製し、制限酵素分析により
VP2遺伝子を含む陽性クローンを同定した。
【0038】VP2−pI.18と称される陽性クロー
ンを多重500ml Lブイヨン培養中で増幅させ、プ
ラスミドDNAをキアゲンギガ(qiagen gig
a)カラム上で精製した。同様に、pI.18プラスミ
ドベクターDNAを大型Lブイヨン培養から精製した。
DNAの収率及び純度を分光光度計及びゲル電気泳動に
より測定した。組換えVP2 pI.18及びプラスミ
ドベクターpI.18をダルベッコのリン酸緩衝溶液に
稀釈した。
【0039】72細胞におけるVP2発現の測定 約1μgのpI 18DNAをエレクトロポレーション
によりA72細胞中にトランスフェクトした。トランスフ
ェクトした細胞200μl(2×105細胞/ml)を
96ウエルプレート上に接種し、Wellcome修飾
イーグル培地上に維持した。37℃で24時間インキュ
ベートした後、培地を除去し、細胞を冷無水エタノール
で2時間−18℃で固定した。エタノールを除去し、細
胞をmAb CPV/15/1/C+E/2(腹水)と
共に37℃で1時間、次いで(Evans Blue対
比染色を含む)抗マウスFITC結合体と共に37℃で
1時間インキュベートした。各インキュベーションステ
ップの後、細胞をPBSで3回洗浄した。A72細胞核と
結合した強い蛍光としてVP2の発現を同定した。
【0040】転写調節配列と共に1つ以上の単離された
CPVヌクレオチド配列を含むプラスミドベクターは、
DNAの取得を促進するか又は接種部位に対する免疫系
細胞を補強する能力を有するアジュバント又は他の物質
の存在下に個体に投与又は接種し得る。CPV DNA
自体は、宿主細胞又はプラスミドベクターにより提供さ
れる転写因子により宿主細胞で発現するものと理解され
たい。
【0041】個体には、任意の非経口経路を介して、例
えば、静脈内、腹腔内、皮内、皮下、吸入又は筋肉内経
路を介して接種し得る。動物は直接注射により都合よく
アクセスできる比較的大きな筋肉塊を有しているので、
筋肉はDNAワクチンの投与及び発現に有用な部位であ
る。例えば、長期にわたり防御を持続させるために、多
重及び/又は反復注射により比較的大量のDNAワクチ
ンを筋肉内に蓄積させることができる。
【0042】あるいは、該DNAワクチンは、表皮への
注射又は点鼻薬のような方法を用いて粘膜経路を介して
投与し得る。
【0043】DNAワクチン用の特定の製剤は必要な
い。DNAワクチンの個体への導入には、注射用の生理
食塩水のような任意の適切な生理的に適合し得る媒体が
適当である。
【0044】注射可能な形態での投与に有効なDNA用
量は、一般に、50μg〜1mg/kgの範囲である。
防御を維持するために、年1回追加免疫予防接種を行っ
てもよい。
【0045】本発明のさらに別の態様により、パルボウ
イルス感染、特にCPV、FPV、MEV及びRPVに
対して母系移行抗体陽性動物を防御する方法が提供さ
れ、該方法は、上述のDNAワクチンを感受性動物に投
与することを含む。より好ましくは、CPVに対して母
系移行抗体陽性のイヌを防御する方法が提供され、該方
法は感受性のイヌに上述のDNAワクチンを投与するこ
とを含む。
【0046】
【実施例】本発明を以下の実施例により説明する。
【0047】実施例1 野生型CPV2bによるチャレンジに対するイヌの防御
におけるVP2/pI.18DNA構築物の免疫原性及
び効力の測定実験8〜9週齢の13匹のビーグル犬の子
犬を5匹ずつの2グループ及び3匹の1グループに分け
た。グループ1の5匹のイヌには、それぞれ総用量3m
gのVP2/pI.18DNAを筋肉内接種(I/M)
した。グループ2の5匹のイヌには、それぞれ総用量1
mgのVP2/pI.18DNAを接種(I/M)し、
グループ3の3匹のイヌには、それぞれ総用量3mgの
pI.18DNA(プラシーボ)を接種(I/M)し
た。全てのイヌに、1mg/mlの接種物濃度を用い
て、四頭大腿筋と二頭大腿筋の両方に接種した。グルー
プ1とグループ3のイヌにはそれぞれ筋肉当たり0.7
5ml、総用量3mgを接種し、グループ2のイヌに
は、筋肉当たり0.25ml、総用量1mgを接種し
た。
【0048】赤血球凝集阻害アッセイ このアッセイは記載のように実施した。
【0049】イヌは予防接種前と予防接種後21日目に
出血させた。
【0050】結果 臨床的観察 全てのイヌは、予防接種後21日間の観察期間を通して
臨床的に正常な状態を保った。接種部位での局所的反応
も認められなかったし、発熱応答も検出されなかった。
【0051】血清学結果 HAIテストの結果を以下の表に示す。全ての子犬を予
防接種14日前に出血させ、MDAレベルを測定した。
全血液試料は予防接種時に採取し、力価を補外した。
【0052】
【表1】
【0053】結果は、予防接種した2つのグループのイ
ヌはどちらもCPV VP2に対して同程度の赤血球凝
集抗体を産生したことを示している。プラシーボを接種
した全てのイヌはCPVに対して抗体陰性のままであっ
た。予防接種したイヌの母系移行抗体レベルは、<1:
4(陰性)〜1:33の範囲であると予測された。
【0054】結論 この実験により、プラスミドベクターpI.18中に挿
入されたCPV VP2で予防接種すると、MDAの存
在下でさえ若いイヌの抗体応答を首尾良く刺激した
(7、9、11、13及び15番のイヌを参照された
い)。どのイヌにも予防接種後の副作用は認められなか
った。
【0055】VP2を予防接種したイヌの血清応答は、
多くの典拠(L.E.Carmichael,Proc
eedings WSAVA Congress 199
6,252−258ページ)に示されている1:80の
最小防御力価を超えていた。著しく対照的に、グループ
1のイヌ(3mg−VP2)と同じ拘留場所に置かれた
プラシーボを接種した3匹の動物は全て抗体陰性のまま
であり、これは、野生型のCPVもワクチンのCPVも
存在しなかったことを示している。
【0056】この新規なワクチンは、病気と感染を共に
阻止する完全な防御抗体力価を刺激すると共に、接触す
る動物に伝染せず、従って毒性への復帰が生じ得ないと
いう点で慣用ワクチンより有利である。
【0057】実施例2 野生型CPV2bによるチャレンジに対するMDA陽性
のイヌの防御におけるVP2/pI.18DNA構築物
の免疫原性及び効力の測定実験 5〜6週齢の10匹のビーグル犬の子犬を5匹ずつの2
グループに分けた。グループ1の5匹のイヌには、それ
ぞれ総用量1mg/pI.18DNA(プラシーボ)を
筋肉内接種(I/M)した。グループ2の5匹のイヌに
は、それぞれ総用量1mgのVP2/pI.18DNA
(筋肉当たり0.25)を接種(I/M)した。グルー
プ2の全てのイヌには、1mg/mlの接種物濃度を用
いて、四頭大腿筋と二頭大腿筋の両方にを接種(筋肉当
たり0.25)した。グループ1のイヌにはそれぞれ筋
肉当たり1ml、総用量1mgを接種した。
【0058】赤血球凝集阻害アッセイ このアッセイは記載のように実施した。
【0059】イヌは予防接種前と予防接種後7、14及
び21日目に出血させた。
【0060】結果 臨床的観察 全てのイヌは、予防接種後21日間の観察期間を通して
臨床的に正常な状態を保った。接種部位での局所的反応
も認められなかったし、発熱応答も検出されなかった。
【0061】血清学的結果 HAIテストの結果を以下の表に示す。全ての子犬を予
防接種当日と、予防接種後7、14及び21日目に出血
させてMDAレベルを測定した。
【0062】
【表2】
【0063】結果は、1:32〜1:128の範囲の有
意なMDA力価を有する予防接種した子犬(グループ
2)は、予防接種後7日目には抗体力価の初期半減期を
示したが、予防接種後14日目までに、力価が1:10
24のレベルに達する活性抗体を産生したことを示して
いる。予防接種後14日目の全力価は防御レベルを十分
に超えていた。プラシーボを接種したイヌはMDAの正
常な低下を示した。
【0064】配列表 配列番号:1 配列の長さ:1752 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:不明 配列の種類:DNA(genomic) 配列
【0065】
【化1】
【0066】
【化2】
【0067】
【化3】
【0068】配列番号:2 配列の長さ:584 配列の型:アミノ酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:タンパク質 配列
【0069】
【化4】
【0070】
【化5】
【0071】
【化6】
【図面の簡単な説明】
【図1】プラスミドpI.18の概略図である。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 母系移行抗体陽性動物におけるパルボウ
    イルスに対する免疫応答の誘発に用いる医薬を製造する
    ためのDNA分子の使用であって、該DNA分子が、ベ
    クター、好ましくはプラスミドベクター、並びにパルボ
    ウイルス免疫原性ポリペプチドをコードする1つ以上の
    単離されたヌクレオチド配列及び該配列に操作可能に結
    合した転写調節配列を含むことを特徴とする使用。
  2. 【請求項2】 前記単離されたヌクレオチド配列がCP
    V免疫原性ポリペプチドをコードする、請求項1に記載
    の使用。
  3. 【請求項3】 前記医薬がCPV又は抗原的に近縁のパ
    ルボウイルスに対する免疫応答の誘発に用いられる、請
    求項2に記載の使用。
  4. 【請求項4】 前記単離されたヌクレオチド配列がVP
    2タンパク質をコードする、請求項1から3のいずれか
    一項に記載の使用。
  5. 【請求項5】 前記単離された配列が配列番号2に示さ
    れているポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を
    有する、請求項4に記載の使用。
  6. 【請求項6】 前記CPVポリペプチドがCPV 2
    型、2a型及び2b型から選択される、請求項3に記載
    の使用。
  7. 【請求項7】 前記ベクターが別の病原体由来の遺伝子
    をコードする1つ以上のヌクレオチド配列をさらに含
    む、請求項1から6のいずれか一項に記載の使用。
  8. 【請求項8】 前記転写調節配列が、異種由来、好まし
    くは非パルボウイルス由来、特に非CPV由来である、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の使用。
  9. 【請求項9】 前記転写調節配列の少なくとも1つがサ
    イトメガロウイル即時型プロモーターである、請求項8
    に記載の使用。
  10. 【請求項10】 前記調節配列がターミネーター及びポ
    リアデニル化配列をさらに含む、請求項8又は9に記載
    の使用。
  11. 【請求項11】 DNAワクチンが、European
    Collection of Animal Cell
    Culture,Porton Down,UKにアク
    セス番号97012801のもとに寄託されているプラ
    スミドベクターを含む、請求項1又は2に記載の使用。
  12. 【請求項12】 European Collecti
    on of Animal Cell Culture,P
    orton Down,UKに寄託されている受託番号
    97012801であることを特徴とするイヌパルボウ
    イルス2a型のVP2遺伝子をコードするDNA配列を
    含むプラスミドベクター。
  13. 【請求項13】 European Collecti
    on of Animal Cell Culture,P
    orton Down,UKに寄託された受託番号97
    012801であることを特徴とするプラスミドベクタ
    ーを含む、母系移行抗体陽性イヌの免疫に用いるための
    イヌパルボウイルスDNAワクチン。
  14. 【請求項14】 請求項1から9及び11のいずれか一
    項に記載のDNAワクチンを投与することを含む、イヌ
    パルボウイルスに対して母系移行抗体陽性のイヌ、ネ
    コ、ミンク及び/又はアライグマを防御する方法。
JP10029627A 1997-02-12 1998-02-12 イヌパルボウイルスdnaワクチン Pending JPH10251163A (ja)

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