JPH10249341A - 水道水の処理方法 - Google Patents

水道水の処理方法

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JPH10249341A
JPH10249341A JP10013334A JP1333498A JPH10249341A JP H10249341 A JPH10249341 A JP H10249341A JP 10013334 A JP10013334 A JP 10013334A JP 1333498 A JP1333498 A JP 1333498A JP H10249341 A JPH10249341 A JP H10249341A
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water
membrane
organic polymer
tap water
reverse osmosis
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Application number
JP10013334A
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English (en)
Inventor
Hiroyoshi Ito
弘喜 伊藤
Ichiro Kawada
一郎 河田
Hisao Hachisuga
久雄 蜂須賀
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Publication date
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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Abstract

(57)【要約】 【課題】小型の浄水器で低操作コストにて、しかも細菌
増殖を排除して水道水からのトリハロメタンの有効な除
去を可能とする水道水の処理方法を提供する。 【解決手段】水道水をその給水水圧で逆浸透分離膜モジ
ュ−ルにより脱塩する方法であり、1分子中に2個以上
の官能基Aを有する反応性基質が前記官能基Aと反応し
得る官能基Bを1分子中に2個以上有する多官能性架橋
剤で架橋されて成る半透性薄膜を備えた複合膜を逆浸透
分離膜として使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水道水からトリハロ
メタンを高除去率で除去した飲料水を得るための水道水
の処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水道水の水質は水道法水質基準で規制さ
れており、現行基準は平成5年12月1日から施行され
ている。しかしながら、上記水質基準に合格する場合で
も、水源での植物プランクトンの異常発生に起因するカ
ビ臭・腐敗臭、死滅プランクトンを分解する細菌の分泌
物質に起因するカビ臭・生魚臭・土臭、浄水過程での殺
菌剤である塩素や次亜塩素酸に起因するカルキ臭、給水
配管中で発生する赤さび(鉄さび)等の混在は避けられ
ない。このため水道水を各家庭で再浄化のうえ使用する
ことがあり、かかる浄水器としては、活性炭と精密濾過
膜とを組み合わせた浄水器、水道水を加圧するポンプと
逆浸透分離膜と透過水貯水槽とからなる浄水器等が知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】水道水においては、殺
菌剤として使用される塩素と水中炭化水素との反応によ
る有機ハロゲン化合物が往々にして生成するが、その有
機ハロゲン化合物中のトリハロメタンは発癌性の疑いが
あり、上記現行基準では、トリハロメタン0.1mg/
リットル(100μg/リットル)以下に規制されてい
る。而して、上記各家庭での再浄化でトリハロメタンを
更に除去できれば、より安全である。
【0004】しかしながら、上記の活性炭と精密濾過膜
とを組み合わせた浄水器では、トリハロメタンを有効に
除去できない。一方、上記の加圧ポンプと逆浸透分離膜
と透過水貯水槽とからなる浄水器では、トリハロメタン
の有効な除去は可能であるが、加圧ポンプや透過水貯水
槽を必要とするために浄水器の大型化が余儀なくされ、
また、ポンプ運転の電力コストが高くつき、更に、透過
水を貯水して使用時に所望量あて取水しているので、貯
水中での細菌の増殖も問題となる。
【0005】そこで、水道水をその給水水圧で逆浸透分
離膜により処理しても、トリハロメタンを充分に高効率
で除去し得る処理方法が望まれる。従来、逆浸透分離膜
として、酢酸セルロ−ス系に属するもの、ポリアミド系
に属するもの、ポリエチレンイミン系に属するもの、ポ
リ酸化エチレンに属するもの等が知られている。而る
に、本発明者等においては、多種類の逆浸透分離膜につ
いて、水道水をその給水水圧で処理してトリハロメタン
の除去性能を評価する試験を行ったところ、逆浸透分離
膜として、1分子中に2個以上の官能基を有する反応性
基質を前記官能基と反応し得る官能基を1分子中に2個
以上有する多官能性架橋剤で架橋されて成る半透性薄膜
を使用すれば、水道水の給水水圧(通常1.5〜3kg
f/cm2)でも、トリハロメタンを充分に高い除去率
で除去できることを知った。勿論、透過水を貯水せずた
だちに使用するから、細菌増殖も排除し得る。
【0006】本発明はかかる知見に基づき、小型の浄水
器で低操作コストにて、しかも細菌増殖を排除して水道
水からのトリハロメタンの有効な除去を可能とする水道
水の処理方法を提供することを目的とする。更に、本発
明は上記目的に加え、膜汚染を抑制して透過水量の安定
化を図ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る水道水の処
理方法は、水道水をその給水水圧で逆浸透分離膜モジュ
−ルにより脱塩する方法であり、1分子中に2個以上の
官能基Aを有する反応性基質が前記官能基Aと反応し得
る官能基Bを1分子中に2個以上有する多官能性架橋剤
で架橋されて成る半透性薄膜を備えた複合膜を逆浸透分
離膜として使用することを特徴とする構成であり、前記
半透性薄膜の表面に非イオン系の親水基を有する有機重
合体からなる有機重合体膜、好ましくはポリビニルアル
コ−ルまたはエチレンビニルアルコ−ル膜を設けること
ができる。
【0008】本発明によれば、水道水中のトリハロメタ
ンを給水水圧(通常1.5〜3kgf/cm2)のみ
で、特別の加圧手段を使用すること無く効果的に除去で
きる。水(溶媒)に一の溶質(塩)が溶けている溶液が
逆浸透分離膜で分離されるときの水の透過流束Jw、溶
質の透過流束Jsは次の、式で把握でき、水と溶質
とを分離する性能は式の塩除去率Rで把握できる。 Jw=Lp(ΔP−σΔπ) Js=wΔπ+(1−σ)CsJw ただし、Lp及びwは水透過係数及び塩透過係数、ΔP
は原水と透過水との圧力差(膜間差圧)、Δπは浸透圧
差、Csは塩の膜中濃度(両膜面に臨む箇所での平均濃
度)、σは反射係数である。 R=(1−Cp/Cf)×100% ただし、Cpは透過水の溶質の濃度、Cfは供給液の溶質
の濃度である。水道水には多種類の溶質(塩)a1,a2
…an…が含まれている。而るに、任意の一の溶質anに
対する塩除去率Rnについては、上記の式とから明
らかなように、圧力ΔPが低くなるとJwが小となって
Cpが大となることから、その塩除去率Rnが小となる。
而して、水道水を1.5〜3kgf/cm2以下といった給水
圧力で逆浸透分離膜で処理すると、従来の高圧下で処理
している場合に較べ、水道水中の各溶質の除去率もその
圧力低下に伴い小となる。
【0009】しかしながら、本発明によれば、水道水を
1.5〜3kgf/cm2以下といった給水水圧で逆浸透分離
しているにもかかわらず、トリハロメタンを充分有効に
除去できる。その理由は、溶質の塩除去率が上記ΔP以
外にその溶質の浸透圧差Δπ、塩透過係数w、塩の膜中
濃度Cs等にも左右され、ΔPの低減に基づく溶質の除
去率の低下割合が溶質間において一律ではなく、1分子
中に2個以上の官能基Aを有する反応性基質を前記官能
基Aと反応し得る官能基Bを1分子中に2個以上有する
多官能性架橋剤で架橋した半透性薄膜では、他の逆浸透
膜とは異なり、トリハロメタンの塩除去率の低下割合が
他の溶質(イオン類)の塩除去率の低下割合に較べて著
しく小さく、その結果、処理圧力が通常の10kgf/cm2
以上に較べ著しく低圧の1.5〜3kgf/cm2以下のもと
でも、トリハロメタンを充分有効に除去できるものと推
定される。上記半透性薄膜の表面に耐汚染性の非イオン
系の親水基を有する有機重合体からなる有機重合体膜を
設ける場合、初期透過水量はやや低下するが、膜汚染
(水道水中の微量の鉄分等による汚染)に起因する経時
的透過水量の低下を防止できるため透過水量の安定化を
図ることができ、全体的に透過水量の増加を保証でき
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は、全量透過方式の逆浸透
分離膜モジュ−ルを水道カラン(蛇口)に装着してお
き、使用時にカランを開栓することにより実施され、水
道水が水道給水圧力(通常1.5〜3kgf/cm2
で逆浸透分離されていく。この逆浸透分離膜モジュ−ル
の膜には、1分子中に2個以上の官能基Aを有する反応
性基質を、前記官能基Aと反応し得る官能基Bを1分子
中に2個以上有する多官能性架橋剤で架橋して成る半透
性薄膜を多孔性支持体で支持した複合膜または、該複合
膜の半透性薄膜の表面に耐汚染性の非イオン系の親水基
を有する有機重合体からなる有機重合体膜が使用され
る。前記半透性薄膜の厚さは、通常100〜1000Å
好ましくは250〜500Åとされる。前記有機重合体
膜の厚さは複合膜の初期透水量を充分に保持させるため
に可及的に薄くされ、0.001μm〜1μm好ましく
は0.005μm〜0.5μmに制御される。
【0011】上記1分子中に2個以上の官能基Aを有す
る反応性基質を、前記官能基Aと反応し得る官能基Bを
1分子中に2個以上有する多官能性架橋剤で架橋して成
る半透性薄膜を多孔性支持体で支持した複合膜を製造す
るには、多孔質基材上に反応性基質を含む水溶液を塗布
または含浸させ、次いで、多官能性架橋剤を含み、しか
も水と非混和性の有機溶剤溶液と接触させ、界面反応に
よって反応性基質を架橋重合させて薄膜を多孔質基材上
に形成させることができる。
【0012】上記多孔性基材は、薄膜を支持し得るもの
であれば特に限定されないが、表面に孔径10〜500
Åの微孔を有する限外濾過膜を用いることが好ましい。
材質としては、例えば、ポリスルホン、ポリエ−テルス
ルホン、ポリアクリロニトリル、ポリイミド、ポリアミ
ド、エチレン−ビニルアルコ−ル共重合体、酢酸セルロ
−ス等を使用できる。
【0013】上記反応性基質は、多官能性架橋剤により
架橋・重合されて半透性を有する薄膜を形成する単量
体、オリゴマ−及びポリマ−であり、上記官能基Aとし
ては、アミノ基、水酸基、チオ−ル基、カルボシル基、
アミド基、尿素基等が挙げられ、特に、アミノ基、水酸
基がトリハロメタンに対し高い除去率を呈し、好適であ
る。これらの反応性基質は上記した膜製上、水溶性(室
温において、水または炭素数1〜4の脂肪族アルコ−ル
と水との混合溶液に0.1重量%以上の溶解性)である
ことが要求される。而して、反応性基質としては、ポリ
エチレンイミン、アミン変性ポリエピクロロヒドリン、
アミン変性(エピクロロヒドリン−酸化エチレン)共重
合体、ポリビニルアルコ−ル、アミノ化ポリスチレン、
ヒドロキシル化ポリスチレン、アミノ化ポリスルホン等
の水溶性ポリマ−、ピペラジン−トリメシ酸クロライド
オリゴマ−等の水溶性オリゴマ−、エチレンジアミン、
ピペラジン、アミノピペリジン、フェニレンジアミン等
の単量体の何れか1種または2種以上を好適に使用でき
る。
【0014】上記官能基Aと反応し得る官能基Bとして
は、酸ハライド基、酸無水物基、イソシアネ−ト基、ハ
ロゲンスルホニル基、ハロホルメ−ト基、N−ハロホル
ミ基等を挙げることができ、この官能基Bを1分子中に
2個以上有する多官能性架橋剤には、塩化イソフタロイ
ル、塩化テレフタロイル、トリメシン酸クロライドの何
れか1種または2種以上を好適に使用できる。
【0015】上記複合膜の半透性薄膜の表面に耐汚染性
の非イオン系の親水基を有する有機重合体からなる有機
重合体膜を設けるには、上記のようにして複合膜を製作
したのち、上記有機重合体の溶液を塗布し、この塗布層
を凝固液との接触下凝固させることにより形成できる。
【0016】上記有機重合体としては、初期の透過水量
を充分に高く維持するために親水基を多く有するものを
使用することが好ましい。特に、膜汚染の主な原因が荷
電性汚染物質の静電的吸着にあるから、非イオン系の親
水基を有する有機重合体が最適であり、かかる非イオン
系親水基としては、−OH、−CONH2−、CH2CH
2OR−(RはC=1〜4のアルキル基)、次式のもの
等を挙げることができる。
【化1】 この非イオン系の親水基を有する有機重合体は、ポリビ
ニルアルコ−ル、エチレンビニルアルコ−ル共重合体、
ポリビニルピロリドン、ヒドロキシプロピルセルロ−
ズ、ポリエチレングリコ−ル等のビニル系重合体、縮合
系重合体、付加重合体から選ぶことができるが、就中、
好ましい有機重合体は25℃において不溶性のもの、例
えばポリビニルアルコ−ルまたはエチレンビニルアルコ
−ルである。
【0017】このポリビニルアルコ−ルには、ケン化度
95%以上、好ましくは99〜100%のものが、分子
鎖間重合により25℃において水不溶性であるが80℃
において可溶性であるので、好適である。かかる条件を
満たすポリビニルアルコ−ルにおいては、その非イオン
系のために静電的吸着汚染を防止できる外、膜表面での
−OH基が多いために親水性が増加し、透過水量を高く
でき、初期透過水量を充分に維持できる。またエチレン
ビニルアルコ−ル共重合体には、エチレン含有量が10
〜60モル%、好ましくは15〜55モル%のものが使
用される。エチレン含有量10モル%未満では、有機重
合体膜の膨潤時での機械的強度が不足し、60モル%を
越えると透過性が不足する。また、ケン化度について
は、有機重合体膜の膨潤時での機械的強度上、80%以
上、好ましくは90%以上、より好ましくは、99%以
上(実質的な完全ケン化状態)とされる。このエチレン
ビニルアルコ−ル共重合体においては、アクリル酸、メ
タクリル酸、これらのアルキルエステル、特にメチルエ
ステル、塩化ビニル、アクリロニトリル、メタクリロニ
トリル、ビニルピロリドン等の共重合性単量体が15モ
ル%以下の範囲で共重合されていてもよく、またホウ素
化合物等の無機塩による架橋処理やホルムアルデヒド、
アセトアルデヒド等によるアセタ−ル化処理されていて
もよい。
【0018】上記有機重合体を溶液化するための溶剤と
しては、半透性薄膜に実質的に悪影響を与えないもの、
例えば、水、低級アルコ−ル、ハロゲン化炭化水素、脂
肪族炭化水素、アセトン、アセトニトリルの一種または
二種以上を使用でき、水単独の場合、膜との濡れ性を良
くするために界面活性剤を添加することも可能である。
有機重合体がポリビニルアルコ−ルの場合、メタノ−
ル、エタノ−ル、プロパノ−ル、ブタノ−ル等の脂肪族
アルコ−ル、エチレンクロルヒドリン等のハロゲン化脂
肪族アルコ−ル、メトキシメタノ−ル、メトキシエタノ
−ル及びこれらの低級アルコ−ルの少なくとも一種と水
との混合溶剤を使用でき、混合溶剤中の水の割合は0〜
90重量%とすることが好ましい。溶液中のポリビニル
アルコ−ルの濃度は0.01〜20重量%、好ましくは
0.05〜5重量%とされる。有機重合体がエチレンビ
ニルアルコ−ル共重合体の場合、メタノ−ル、エタノ−
ル、イソプロピルアルコ−ルまたはt−ブチルアルコ−
ル等の炭素数1〜4の脂肪族アルコ−ル、ジメチルアセ
トアミド、ジメチルホルムアミド及びジメチルスルホシ
ドの一種または二種以上またはこれらと水との混合溶剤
を使用でき、溶液中のエチレンビニルアルコ−ル共重合
体の濃度は通常3〜15重量%、好ましくは5〜10重
量%とされ、また溶液の調製は加熱下で行うこともでき
る。これらの有機重合体溶液の塗布は、例えば浸漬法、
転写法、噴霧法等により行うことができる。
【0019】上記の有機重合体溶液の塗布膜を凝固させ
るのに使用する凝固液には、通常水が使用されるが、有
機重合体溶液膜の凝固作用が阻害されない限度におい
て、水と相溶し得る有機溶剤、例えば、前記有機重合体
溶液の溶剤として列挙したものを含有させることもでき
る。
【0020】この凝固液および前記有機重合体膜の製膜
溶液には、有機重合体膜の微孔径を調製して透水性を高
めるために、必要に応じ例えば硫酸ナトリウム、チオ硫
酸ナトリウム、炭酸カリウム等の有機酸塩を均一に溶解
する範囲で含有させることもできる。
【0021】上記有機重合体膜の凝固後、必要に応じ加
熱乾燥処理を複合膜の性能を低下させることのない範囲
内で行うこともでき、その加熱乾燥条件は通常温度20
〜200℃、好ましくは50〜150℃、特に好ましく
は30〜100℃で、加熱時間1〜30分、好ましくは
2〜10分とされる。
【0022】本発明係る水道水の処理方法では、処理圧
力が通常の逆浸透膜分離の10kgf/cm2以上に対
し著しく低圧の1.5〜3kgf/cm2とされ、かか
る低圧でも、従来の透過水貯水方式によることなくスト
−レ−トに取出す透過水流量によりその都度の使用量を
賄えるように高透過水量の逆浸透分離膜モジュ−ルが使
用される。而して、評価液0.2%MgSO4水溶液の
もとでの阻止率が90%以上、透過水量(膜の単位面
積、単位圧力、単位時間あたりの透過水量)が0.1m
3/(m2・day・kgf/cm2)以上(評価液0.
2%MgSO4水溶液、操作圧力5kgf/cm2のもと
での阻止率90%以上、0.5m3/(m2・day)相
当品)の逆浸透分離膜が使用される。本発明において、
膜モジュ−ルの形式としては、スパイラル型の外、中空
糸膜型、管状型を使用できる。
【0023】本発明によれば、水道水を1.5〜3kgf/
cm2以下といった給水水圧で逆浸透分離しているにもか
かわらず、トリハロメタンを充分有効に除去でき、その
理由としては、既述した通り、式、、において、
溶質の塩除去率Rnが膜間差圧ΔP以外にその溶質の浸
透圧差Δπ、塩透過係数w、塩の膜中濃度Cs等にも左
右され、ΔPの低減に基づく溶質の除去率の低下割合が
溶質間において一律ではなく、1分子中に2個以上の官
能基Aを有する反応性基質を前記官能基Aと反応し得る
官能基Bを1分子中に2個以上有する多官能性架橋剤で
架橋されて成る半透性薄膜では、トリハロメタンの塩除
去率差の低下割合が他の溶質(イオン類)の塩除去率差
の低下割合に較べて著しく小さい結果であると推定され
たが、この推定の妥当性が、次の実施例と比較例との対
比から確認できる。
【0024】本発明において上記半透性薄膜の表面に耐
汚染性の非イオン系の親水基を有する有機重合体からな
る有機重合体膜を設ける場合、逆浸透分離膜モジュ−ル
の初期透過水量はやや低下するが、経時的な汚染による
透過水量の低下を抑制できるために結果として全体的に
高い透過水量を確保でき、特に有機重合体膜としてポリ
ビニルアルコ−ルまたはエチレンビニルアルコ−ルを用
いる場合は、親水基のために逆浸透分離膜モジュ−ルの
初期透過水量の低下を充分に少なくでき、全体として充
分に高い透過水量を確保できる。しかも、ポリビニルア
ルコ−ルまたはエチレンビニルアルコ−ル膜によりそれ
だけ塩除去率を高くでき、トリハロメタンの除去をそれ
だけ高効率で行い得る。
【0025】
【実施例】
〔実施例1〕ピペラジン0.25重量%、ポリビニルア
ルコ−ル0.25重量%を含有した水溶液を多孔質ポリ
スルホン支持膜に塗布した後、その塗布面を、トリメシ
ン酸クロライドを1.0重量%含むヘキサン溶液を接触
させた。更に、150℃の熱風乾燥器中に5分間保持す
ることにより支持体上に半透性薄膜を形成して複合逆浸
透膜を得た。この複合膜を使用してスパイラル膜モジュ
−ルを組み立てた。このモジュ−ルの性能は、評価液
0.2%MgSO4水溶液、操作圧力5kgf/cm2
もとで塩阻止率が99.0%以上、透過水量が0.75
3/(m2・day)であった。この逆浸透分離膜モジ
ュ−ルを水道水蛇口に直結し、蛇口を開栓して脱塩しつ
つ透過水を得た。水道水の給水圧力は、1.5kgf/
cm2であり、処理する前の水道水のトリハロメタン含
有量は平均30μg/リットル、導電度は150μS/
cmであった。これに対し、透過水のトリハロメタン含有
量は平均5μg/リットルであり、電導度は15μS/
cmであった。透過水量は0.3m3/dayであっ
た。
【0026】〔比較例1〕水道水をポンプによる加圧
下、実施例1と同じ逆浸透分離膜モジュ−ルで操作圧力
10kgf/cm2で脱塩した。この場合の透過水のト
リハロメタン含有量は平均4μg/リットルであり、電
導度は7μS/cmであった。この実施例1と比較例1
とを対比すると、実施例1においては、圧力が比較例1
の10kgf/cm2に対して1.5kgf/cm2と極
めて低く、その結果イオン類の除去率の低下がかなり大
きい。しかしながら、トリハロメタンの除去率に対して
は、圧力の減少の割りには、ほとんど低下がなく(平均
5μg/リットルと平均4μg/リットルとの違い)、
実施例1の圧力1.5kgf/cm2といった水道水圧
のもとでも処理前の水道水中のトリハロメタンを充分有
効に除去できる。
【0027】〔実施例2〕実施例1に対し、透過水量を
大きくするために、熱風乾燥器による加熱条件を温度1
00℃、保持時間3分として架橋条件を変更した以外、
実施例1と同じとした。モジュ−ルの性能は、評価液
0.2%MgSO4水溶液、操作圧力5kgf/cm2
もとで塩阻止率が95.2%以上、透過水量が1.3m
3/(m2・day)であった。実施例1と同様にして、
膜モジュ−ルを水道水蛇口に直結し、蛇口を開栓して脱
塩しつつ透過水を得た。透過水のトリハロメタン含有量
は平均10μg/リットルであり、電導度は70μS/
cmであった。透過水量は0.5m3/dayであっ
た。
【0028】〔比較例2〕水道水をポンプによる加圧
下、実施例2と同じ逆浸透分離膜モジュ−ルで操作圧力
10kgf/cm2で脱塩した。この場合の透過水のト
リハロメタン含有量は平均8μg/リットルであり、電
導度は35μS/cmであった。この実施例2と比較例
2との対比からも、本発明によれば、トリハロメタンを
圧力の減少の割りには、除去率の低下を僅かにとどめて
(平均10μg/リットルと平均8μg/リットルとの
違い)除去でき、処理前の水道水中のトリハロメタンを
充分有効に除去できることが明らかである。
【0029】〔実施例3〕m−フェニレンジアミン2.
0重量%、ラウリル硫酸ナトリウム0.15重量%を含
有した水溶液にトリエチルアミン3.0重量%、カンフ
ァ−スルホン酸6.0重量%、イソプロピルアルコ−ル
7.0重量%を添加した製膜液を多孔質ポリスルホン支
持膜に塗布した後、その塗布面を、トリメシン酸クロラ
イドを0.20重量%及びイソプロピルアルコ−ルを
0.05重量%を含むイソパラフィン系炭化水素油(出
光石油化学社製IP1016)を接触させ、更に、12
0℃の熱風乾燥器中に3分間保持することにより支持体
上に半透性薄膜を形成して複合逆浸透膜を得た。この複
合膜を使用してスパイラル膜モジュ−ルを組み立て、実
施例1と同様にして、膜モジュ−ルを水道水蛇口に直結
し、蛇口を開栓して脱塩しつつ透過水を得た。
【0030】〔実施例4〕ケン化度99%のポリビニル
アルコ−ル(平均重合度n=2.000)をイソプロピ
ルアルコ−ルと水との3:7混合溶剤に溶解した0.1
5重量%ポリビニルアルコ−ル溶液を実施例3の複合膜
の半透性薄膜に塗布し、この塗布膜を100℃×5分で
乾燥し、平均厚さ0.1μmの有機重合体膜を設けて逆
浸透膜を得た。この複合膜を使用してスパイラル膜モジ
ュ−ルを組み立て、実施例1と同様にして、膜モジュ−
ルを水道水蛇口に直結し、蛇口を開栓して脱塩しつつ透
過水を得た。
【0031】〔比較例3〕対数粘度0.84cm3
g、イオン交換容量1.23ミリ等量/gのスルホン化
ポリスルホン共重合体をエチレングリコ−ルモノメチル
エ−テルに溶解した0.25重量%溶液を実施例3の複
合膜の半透性薄膜に塗布し、この塗布膜を100℃×5
分で乾燥し、平均厚さ0.1μmの有機重合体膜を設け
て逆浸透膜を得た。この複合膜を使用してスパイラル膜
モジュ−ルを組み立て、実施例1と同様にして、膜モジ
ュ−ルを水道水蛇口に直結し、蛇口を開栓して脱塩しつ
つ透過水を得た。
【0032】実施例3と4の膜モジュ−ルの性能は、評
価液0.2%MgSO4水溶液、操作圧力5kgf/c
2のもとで塩阻止率は実施例4が有機重合体膜のため
に実施例3よりもやや高く(前者で99%以上)、透過
水量は実施例4が有機重合体膜のために実施例3よりも
やや低くかった〔前者でほぼ0.6m3/(m2・da
y)〕。実施例3と4の初期透過水のトリハロメタン含
有量及び導電度は実施例4が有機重合体膜のために実施
例3よりもやや良好であり、実施例4でトリハロメタン
含有量が平均4μg/リットル、導電度が8μS/cm
であった。初期透過水量は実施例3に較べ実施例4が低
かったが、30日連続運転後の透過水量の低下率は、実
施例4で実質的に0、実施例3で10%、比較例3で2
5%であった。これら実施例3と4と比較例3の透過水
量の経時的低下状態から、非イオン系の親水基を有する
有機重合体からなる有機重合体膜特にポリビニルアルコ
−ル膜を設けることによって耐汚染性を向上できること
を確認でき、連続運転に対する透過水量の安定化を図り
得ることが明らかである。
【0033】〔実施例6〕ピペラジン0.25重量%と
ポリビニルアルコ−ル0.20重量%を含有した水溶液
を多孔質ポリスルホン支持膜に塗布した後、その塗布面
を、トリメシン酸クロライドを1.0重量%と塩化イソ
フタロイル0.5重量%を含むヘキサン溶液を接触さ
せ、更に150℃の熱風乾燥器中に5分間保持すること
により支持体上に半透性薄膜を形成して複合逆浸透膜を
得た。この複合膜を使用してスパイラル膜モジュ−ルを
組み立て、実施例1と同様にして、膜モジュ−ルを水道
水蛇口に直結し、蛇口を開栓して脱塩しつつ透過水を得
た。
【0034】〔実施例7〕エチレン−ビニルアルコ−ル
共重合体(エチレン含有量32モル%、ケン化度99モ
ル%)を10重量%含有したジメチルアセトアミド溶液
を実施例6の複合膜の半透性薄膜に塗布し、純水で凝固
させたのち、30℃×5分で乾燥して平均厚さ0.1μ
mの有機重合体膜を設けて逆浸透膜を得た。この複合膜
を使用してスパイラル膜モジュ−ルを組み立て、実施例
1と同様にして、膜モジュ−ルを水道水蛇口に直結し、
蛇口を開栓して脱塩しつつ透過水を得た。
【0035】〔比較例4〕ポリエチレンイミンの0.2
重量%水溶液を実施例6の複合膜の半透性薄膜に塗布
し、この塗布膜を0.1重量%のグルタルアルデヒド水
溶液で凝固させたのち、40℃×3分で乾燥し、平均厚
さ0.1μmの有機重合体膜を設けて逆浸透膜を得た。
この複合膜を使用してスパイラル膜モジュ−ルを組み立
て、実施例1と同様にして、膜モジュ−ルを水道水蛇口
に直結し、蛇口を開栓して脱塩しつつ透過水を得た。
【0036】実施例6と7の膜モジュ−ルの性能は、評
価液0.2%MgSO4水溶液、操作圧力5kgf/c
2のもとで塩阻止率は実施例7及び8が有機重合体膜
のために実施例6よりもやや高く(前者で98%以
上)、透過水量は実施例7及び8が有機重合体膜のため
に実施例6よりもやや低くかった〔前者でほぼ0.7m
3/(m2・day)〕。実施例6と7の初期透過水のト
リハロメタン含有量及び導電度は実施例7が有機重合体
膜のために実施例6よりもやや良好であり、実施例7で
トリハロメタン含有量が平均9μg/リットル、導電度
が30μS/cmであった。初期透過水量は実施例6に
較べ実施例7が低かったが、24時間連続運転後の透過
水量の低下率は、実施例7で実質的に0、実施例6で8
%であった。これら実施例6と7と比較例4の透過水量
の経時的低下状態から、非イオン系の親水基を有する有
機重合体からなる有機重合体膜、特にポリビニルアルコ
−ルまたはエチレン−ビニルアルコ−ル共重合体膜を設
けることによって耐汚染性を向上できることを確認で
き、連続運転に対する透過水量の安定化を図り得ること
が明らかである。
【0037】
【発明の効果】本発明に係る水道水の処理方法によれ
ば、水道水を逆浸透分離膜モジュ−ルでその蛇口水圧に
て透過するだけで発癌性の畏れがあるトリハロメタンを
充分有効に除去でき、また、加圧ポンプや透過水貯水槽
を必要としないので、細菌増殖も排除できる。勿論、カ
ビ臭・腐敗臭、カビ臭・生魚臭・土臭、浄水過程での殺
菌剤である塩素や次亜塩素酸に起因するカルキ臭、給水
配管中で発生する赤さび(鉄さび)等も除去できる。更
に、逆浸透膜の半透薄膜の表面に非イオン系の親水基を
有する有機重合体からなる耐汚染性の有機重合体膜、特
にポリビニルアルコ−ルまたはエチレンビニルアルコ−
ル膜を設けることにより、透過水量の経時的低下を防止
して安定な運転を保証できる。従って、本発明によれ
ば、小型の浄水器で低操作コストにて、しかも細菌増殖
を排除して、きわめて安全に水道水を飲料水として良好
に使用できる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水道水をその給水水圧で逆浸透分離膜モジ
    ュ−ルにより脱塩する方法であり、1分子中に2個以上
    の官能基Aを有する反応性基質が前記官能基Aと反応し
    得る官能基Bを1分子中に2個以上有する多官能性架橋
    剤で架橋されて成る半透性薄膜を備えた複合膜を逆浸透
    分離膜として使用することを特徴とする水道水の処理方
    法。
  2. 【請求項2】反応性基質がポリビニルアルコ−ル、ポリ
    エチレンイミン、アミン変性ポリエピクロロヒドリン、
    アミン変性(エピクロロヒドリン−酸化エチレン)共重
    合体、アミノ化ポリスチレン、ヒドロキシル化ポリスチ
    レン、アミノ化ポリスルホン等の水溶性ポリマ−、ピペ
    ラジン−トリメシ酸クロライドオリゴマ−等の水溶性オ
    リゴマ−、ピペラジン、エチレンジアミン、アミノピペ
    リジン、フェニレンジアミン等の単量体の何れか1種ま
    たは2種以上であり、多官能性架橋剤が塩化イソフタロ
    イル、塩化テレフタロイル、トリメシン酸クロライドの
    何れか1種または2種以上である請求項1記載の水道水
    の処理方法。
  3. 【請求項3】半透性薄膜の表面に非イオン系の親水基を
    有する有機重合体からなる有機重合体膜を設けた請求項
    1または2記載の水道水の処理方法。
  4. 【請求項4】有機重合体膜がポリビニルアルコ−ルまた
    はエチレンビニルアルコ−ル膜である請求項3記載の水
    道水の処理方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000041800A1 (fr) * 1999-01-14 2000-07-20 Toray Industries, Inc. Membrane semi-permeable composite, procede de fabrication et procede de purification d'eau a l'aide de cette membrane
KR101240736B1 (ko) * 2008-12-23 2013-03-07 주식회사 엘지화학 고분자 조성물, 상기를 포함하는 수처리 분리막 및 수처리 모듈

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000041800A1 (fr) * 1999-01-14 2000-07-20 Toray Industries, Inc. Membrane semi-permeable composite, procede de fabrication et procede de purification d'eau a l'aide de cette membrane
KR101240736B1 (ko) * 2008-12-23 2013-03-07 주식회사 엘지화학 고분자 조성물, 상기를 포함하는 수처리 분리막 및 수처리 모듈

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