JPH10249300A - 廃棄物処分場 - Google Patents

廃棄物処分場

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JPH10249300A
JPH10249300A JP9064482A JP6448297A JPH10249300A JP H10249300 A JPH10249300 A JP H10249300A JP 9064482 A JP9064482 A JP 9064482A JP 6448297 A JP6448297 A JP 6448297A JP H10249300 A JPH10249300 A JP H10249300A
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JP
Japan
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waste
air
water
supply means
disposal site
Prior art date
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Pending
Application number
JP9064482A
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English (en)
Inventor
Terunobu Maeda
照信 前田
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Hazama Corp
Original Assignee
Hazama Gumi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】廃棄物の分解を制御することができる廃棄物処
分場を提供する。 【解決手段】遮水シート12とキャッピングシート13
とを気密且つ水密に接合することにより、廃棄物1を気
密且つ水密に包囲する遮断層11を形成する。遮断層1
1内の空気及び/又は水を、廃棄物の分解の進行状況等
に応じて、給気手段20、排気手段21、給水手段22
及び排水手段23によって適宜増減することにより、廃
棄物中の好気性微生物の活動を制御する。また、必要に
応じて、不活性ガス供給手段24によって不活性ガスを
遮断層11内に供給し、微生物の活動を完全に停滞させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は廃棄物処分場、特に
一般廃棄物の埋立て最終処分場に関する。
【0002】
【従来の技術】廃棄物処分場は、一般的に、底部及び側
部に謝水シート等による遮水工を敷設し、また、栗石群
等による流体通路や暗渠等による集排水路等を設置した
後、遮水工内に廃棄物を覆土を介在させながら層状に埋
め立て、埋立て上面に雨水の浸入を防止するキャッピン
グシートを被せるようにして造成される。
【0003】廃棄物は分解によって最終的に安定し、上
記流体通路は、汚水を集排水路へ導いたり、廃棄物の分
解に伴って発生するガスを外気へ排出したり、外気と廃
棄物との間の空気の流通を確保して廃棄物中の好気性微
生物に対し酸素をいわば消極的に供給する等の役割を果
たす。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
廃棄物処分場においては、廃棄物の分解を所望により制
御することができず、例えば分解が早過ぎて浸出水のB
ODが高くなり水処理が困難になるといった問題があっ
た。
【0005】従って、本発明の目的は、廃棄物の分解を
制御することができる廃棄物処分場を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る廃棄物処分
場は、廃棄物の全周を気密且つ水密に包囲する、遮水工
を含む遮断層と、この遮断層内の空気及び/又は水を適
宜増減して廃棄物の分解を制御するための、給気手段、
排気手段、給水手段及び排水手段とを備えることを特徴
とする。
【0007】即ち、本処分場は、遮水工とキャッピング
シート等とを気密且つ水密に接合することにより、それ
ぞれ流体に対する不透過性を有する遮水工とキャッピン
グシート等とからなる遮断層によって廃棄物を気密且つ
水密に包囲し、遮断層内の空気及び/又は水を、廃棄物
の分解の進行状況等に応じて、給気手段、排気手段、給
水手段及び排水手段によって適宜増減することにより、
廃棄物中の好気性微生物の活動を制御するものである。
【0008】廃棄物の分解の進行状況等は、浸出水の温
度をモニタリングしたり、BOD,COD,SS,D
O,pH等を測定することにより把握することができ
る。
【0009】給気手段、排気手段、給水手段及び排水手
段は、実質的にブロワー、ポンプ等と配管とからなり、
排水手段は、廃棄物から浸出する汚水を集水ピット等へ
排出するための暗渠等の集排水路に付加することができ
る。
【0010】好気性微生物の活動は、空気(実質的には
空気中の酸素)及び/又は水、特に空気を供給すると活
発になる一方、空気及び/又は水、特に空気を排出する
と停滞する。なお、不活性ガスを供給することにより、
好気性微生物の活動を完全に停止させることもできる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0012】図1は、本発明に係る廃棄物処分場10の
断面を便宜的に示す説明図である。処分場10は、廃棄
物1の全周を気密且つ水密に包囲する遮断層11を備
え、遮断層11は、遮水工としての遮水シート12と、
埋立て上面に被せるキャッピングシート13とを溶接に
より気密且つ水密に接合してなり、各シート12,13
は不透水性の他、気体に対する不透過性をも有する。
【0013】処分場10はまた、遮断層11内の空気及
び/又は水を適宜増減し、また、必要に応じて遮断層1
1内に不活性ガスを供給して廃棄物の分解を制御するた
めの、給気手段20、排気手段21、給水手段22、排
水手段23及び不活性ガス供給手段24を備える。給気
手段20、給水手段22及び不活性ガス供給手段24
は、図示されないブロワーその他の加圧的な流体供給源
と、この源と遮断層11内とを連通するバルブ付きの管
20’,22’,24’とから基本的になり、給水手段
22は、遮断層11内上方に水平方向に延長する有孔管
22”を更に有する。
【0014】排気手段21は、外気に通じる図示されな
い真空ポンプ等の減圧装置と、この減圧装置と遮断層1
1内とを連通するバルブ付きの排気管21’とからな
り、空気のみならず不活性ガスや廃棄物の分解に伴って
発生する炭酸ガス等をも遮断層11外へ排出する。
【0015】排水手段23は、廃棄物1から浸出する汚
水を集め、図示されない集水ピット等へ排出する集排水
路としての暗渠14に対し揚水ポンプ(図示せず)等を
付加して、遮断層11内の水を積極的に遮断層11外へ
排出できるようにしてなる。
【0016】以上の処分場10では、観測井25、集水
ピット等にて浸出水の温度をモニタリングしたり、ある
いは、BOD,COD,SS,DO,pH等水質を測定
して廃棄物の分解の進行状況を把握し、廃棄物の分解を
促進させたい場合は、主として給気手段20によって遮
断層11内に空気を供給する。この空気は、処分場10
の底部及び側部に適宜敷設した栗石15群間の微間隙に
よって規定される流体通路を通って遮断層11内全域に
行き渡り、廃棄物1中の好気性微生物の活動を活発に
し、これによって廃棄物の分解は促進する。
【0017】廃棄物の一部が分解が早過ぎて高温になっ
たり発火した場合は、給水手段22による有孔管22”
を介する給水あるいは不活性ガスの通気によって、廃棄
物の温度を下げたり消火する。これによって廃棄物の分
解は一時的に停滞するが、水は本来的に微性物の活動に
寄与する。
【0018】一方、排気手段21や排水手段23によっ
て遮断層11内の空気や水を遮断層11外へ排出した
り、不活性ガス供給手段24によって遮断層11内に不
活性ガスを供給することにより、廃棄物の分解を停滞さ
せることができる。
【0019】以上の実施例では、廃棄物1を全体的に制
御する態様を挙げたが、例えば廃棄物1を複数の室に区
分けして埋め立て、各室毎に廃棄物の分解を制御するよ
うにしてもよい。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る廃棄物
処分場では、遮断層によって廃棄物を気密且つ水密に包
囲し、遮断層内の空気及び/又は水を、給気手段、排気
手段、給水手段及び排水手段によって適宜増減すること
により、廃棄物中の好気性微生物の活動を制御し、これ
によって廃棄物の分解を所望により制御することができ
る。従って、浸出水の水質悪化を防いだり、分解温度の
上昇を制御することができる。
【0021】また、不活性ガス供給手段を設ければ、廃
棄物の分解を完全に停止させることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る廃棄物処分場のの断面を便宜的に
示す説明図である。
【符号の説明】
1 廃棄物 10 廃棄物処分場 11 遮断層 12 遮水シート 13 キャッピングシート 14 暗渠 15 栗石 20 給気手段 21 排気手段 22 給水手段 22” 有孔管 23 排水手段 24 不活性ガス供給手段 25 観測井

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃棄物の全周を気密且つ水密に包囲す
    る、遮水工を含む遮断層と、この遮断層内の空気及び/
    又は水を適宜増減して廃棄物の分解を制御するための、
    給気手段、排気手段、給水手段及び排水手段とを備える
    ことを特徴とする廃棄物処分場。
  2. 【請求項2】 前記遮断層内に不活性ガスを供給する不
    活性ガス供給手段を有する請求項1に記載の廃棄物処分
    場。
JP9064482A 1997-03-18 1997-03-18 廃棄物処分場 Pending JPH10249300A (ja)

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JP9064482A JPH10249300A (ja) 1997-03-18 1997-03-18 廃棄物処分場

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JPH10249300A true JPH10249300A (ja) 1998-09-22

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JP9064482A Pending JPH10249300A (ja) 1997-03-18 1997-03-18 廃棄物処分場

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JP (1) JPH10249300A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009101317A (ja) * 2007-10-25 2009-05-14 Maeda Corp 廃棄物及び浸出水の安定化方法
JP2010064000A (ja) * 2008-09-10 2010-03-25 Maeda Corp 廃棄物処分場
JP2013226483A (ja) * 2012-04-24 2013-11-07 Ohbayashi Corp 植物遺体の減容化システム、及び減容化方法
JP2017205767A (ja) * 2017-09-04 2017-11-24 クボタ環境サ−ビス株式会社 有機性廃棄物の埋立処理方法及び前処理設備

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