JPH10248608A - 中底と内張り底とを備えた防水性の靴構造 - Google Patents
中底と内張り底とを備えた防水性の靴構造Info
- Publication number
- JPH10248608A JPH10248608A JP9341489A JP34148997A JPH10248608A JP H10248608 A JPH10248608 A JP H10248608A JP 9341489 A JP9341489 A JP 9341489A JP 34148997 A JP34148997 A JP 34148997A JP H10248608 A JPH10248608 A JP H10248608A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lining
- shoe structure
- waterproof
- end region
- shoe
- Prior art date
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- Pending
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-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A43—FOOTWEAR
- A43B—CHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
- A43B7/00—Footwear with health or hygienic arrangements
- A43B7/12—Special watertight footwear
- A43B7/125—Special watertight footwear provided with a vapour permeable member, e.g. a membrane
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単かつ安価に製造可能な靴構造を提供す
る。 【解決手段】 内張りの折り曲げられた端部領域2′
が、内張り底6と共通の平面に位置しており、内張り底
6の外縁部が、折り曲げられた端部領域2′の内縁部に
対して、少なくともほぼ平行に延びていて、該内縁部と
結合されており、中底7が、内張りの下側の折り曲げら
れた端部領域2′において下から機能層4と防水性に接
着されており、しかも中底7の少なくとも、内側に向か
って配置された表面が、防水性に形成されている。
る。 【解決手段】 内張りの折り曲げられた端部領域2′
が、内張り底6と共通の平面に位置しており、内張り底
6の外縁部が、折り曲げられた端部領域2′の内縁部に
対して、少なくともほぼ平行に延びていて、該内縁部と
結合されており、中底7が、内張りの下側の折り曲げら
れた端部領域2′において下から機能層4と防水性に接
着されており、しかも中底7の少なくとも、内側に向か
って配置された表面が、防水性に形成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、靴の少なくとも1
部分を包含する防水性の靴構造であって、上側層と、防
水性ではあるが水蒸気透過性の機能層を備えた内張り
と、内張り底と中底と表底とから成っており、機能層を
有する内張りが下側の端部領域を有していて、該端部領
域が内方に向かって折り曲げられて、表底に対して平行
に配置されている形式のものに関する。
部分を包含する防水性の靴構造であって、上側層と、防
水性ではあるが水蒸気透過性の機能層を備えた内張り
と、内張り底と中底と表底とから成っており、機能層を
有する内張りが下側の端部領域を有していて、該端部領
域が内方に向かって折り曲げられて、表底に対して平行
に配置されている形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】靴構造が内張りを有していて、この内張
りが防水性ではあるが水蒸気透過性の機能層を備えてお
り、しかも高い装着快適性を備えている靴は、様々なも
のが公知である。このような靴の防水性は、例えば内張
りを固定するために縫い目つまり縫合箇所が存在してい
る場合には、常に問題がある。すなわち毛管力によって
このような縫合箇所において、靴の内部に水が侵入する
ことがある。最も簡単な構成では、ソックスもしくはイ
ンナブーツ(ヨーロッパ特許公開第0080710号明
細書において「ブーティ:Booty」という名称で公
知)の形で挿入されており、このブーティは単に靴の上
側の開口部において外層と結合されている。この構成で
は、靴底領域にも機能層を有する内張りが存在してお
り、このような内張りは、表底においてしばしば水蒸気
透過性が欠けている場合にはなんら意味を持たない。ま
た、内張りをブーティとして形成することは、多くの使
用例においては極めて高価である。
りが防水性ではあるが水蒸気透過性の機能層を備えてお
り、しかも高い装着快適性を備えている靴は、様々なも
のが公知である。このような靴の防水性は、例えば内張
りを固定するために縫い目つまり縫合箇所が存在してい
る場合には、常に問題がある。すなわち毛管力によって
このような縫合箇所において、靴の内部に水が侵入する
ことがある。最も簡単な構成では、ソックスもしくはイ
ンナブーツ(ヨーロッパ特許公開第0080710号明
細書において「ブーティ:Booty」という名称で公
知)の形で挿入されており、このブーティは単に靴の上
側の開口部において外層と結合されている。この構成で
は、靴底領域にも機能層を有する内張りが存在してお
り、このような内張りは、表底においてしばしば水蒸気
透過性が欠けている場合にはなんら意味を持たない。ま
た、内張りをブーティとして形成することは、多くの使
用例においては極めて高価である。
【0003】したがって国際公開96/41549号明
細書に開示された改良された靴構造では、ブーティ形式
の構造は省かれている。この構成では、機能層を有する
内張りの他に、中底が使用されている。内張りの下端部
領域は靴底領域において、表底に対してほぼ平行に内方
に向かって折り曲げられている。内張りのこの端部領域
及び端縁部において、機能層は靴底のプラスチック材料
と防水性に結合されており、このことによって靴のシー
ル性が保証されている。
細書に開示された改良された靴構造では、ブーティ形式
の構造は省かれている。この構成では、機能層を有する
内張りの他に、中底が使用されている。内張りの下端部
領域は靴底領域において、表底に対してほぼ平行に内方
に向かって折り曲げられている。内張りのこの端部領域
及び端縁部において、機能層は靴底のプラスチック材料
と防水性に結合されており、このことによって靴のシー
ル性が保証されている。
【0004】国際公開97/24940号明細書には、
中底とこの中底に接着された表底とを備えた防水性の靴
構造が記載されている。この靴構造においても内張りの
下端部領域は靴底領域において、靴底に対して平行に内
方に向かって折り曲げられている。折り曲げられた端部
領域及び中底は、同一平面に位置していて、互いに結合
されている。靴のシール性は、表底が面状に少なくと
も、内張りの機能層の折り曲げられた端部領域と接着さ
れていることによって、達成される。
中底とこの中底に接着された表底とを備えた防水性の靴
構造が記載されている。この靴構造においても内張りの
下端部領域は靴底領域において、靴底に対して平行に内
方に向かって折り曲げられている。折り曲げられた端部
領域及び中底は、同一平面に位置していて、互いに結合
されている。靴のシール性は、表底が面状に少なくと
も、内張りの機能層の折り曲げられた端部領域と接着さ
れていることによって、達成される。
【0005】製造時に靴構造の形状保持を保証するため
に、前記両方の場合において、中底に対して平行に配置
されたモノフィラメント製のネットが利用されている。
このようなネットは、少なくともヒンジ領域において又
はしかしながら足領域全体にわたって延在していて、表
層の下端部と結合されている。表層へのこの保持部の縫
合は、かなりの製造コストを要する。
に、前記両方の場合において、中底に対して平行に配置
されたモノフィラメント製のネットが利用されている。
このようなネットは、少なくともヒンジ領域において又
はしかしながら足領域全体にわたって延在していて、表
層の下端部と結合されている。表層へのこの保持部の縫
合は、かなりの製造コストを要する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ゆえに本発明の課題
は、冒頭に述べた形式の靴構造を改良して、簡単かつ安
価に製造可能な靴構造を提供することである。
は、冒頭に述べた形式の靴構造を改良して、簡単かつ安
価に製造可能な靴構造を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の構成では、内張りの折り曲げられた端部領域
が、内張り底と共通の平面に位置しており、内張り底の
外縁部が、折り曲げられた端部領域の内縁部に対して、
少なくともほぼ平行に延びていて、該内縁部と結合され
ており、中底が、内張りの下側の折り曲げられた端部領
域において下から機能層と防水性に接着されており、し
かも中底の少なくとも、内側に向かって配置された表面
が、防水性に形成されている。
に本発明の構成では、内張りの折り曲げられた端部領域
が、内張り底と共通の平面に位置しており、内張り底の
外縁部が、折り曲げられた端部領域の内縁部に対して、
少なくともほぼ平行に延びていて、該内縁部と結合され
ており、中底が、内張りの下側の折り曲げられた端部領
域において下から機能層と防水性に接着されており、し
かも中底の少なくとも、内側に向かって配置された表面
が、防水性に形成されている。
【0008】
【発明の効果】内張りの下端部領域は、上に述べたよう
に、内張り底と同一の平面に位置している。つまりこの
下側の端部領域と内張り底とは、該端部領域と内張り底
とがほぼ平らに中底に載設されるように配置されてい
る。このことは、内張り底と下側の折り曲げられた端部
領域とが互いにオーバラップすることを阻止するもので
はない。しかしながらまた、下側の端部領域と内張り底
との間に間隔を設けることも容易に可能である。この場
合内張り底の外縁部と下側の端部領域とは有利には互い
に縫合(シュトローベル縫合)される。そして縫合時
に、内張り底の外縁部と下側の端部領域との間の間隔は
難なく、継ぎ目を形成する糸によって橋渡しされること
ができる。なお「シュトローベル縫合」というには、シ
ュトローベル社の縫合機によって縫い目を形成する縫合
のことである。
に、内張り底と同一の平面に位置している。つまりこの
下側の端部領域と内張り底とは、該端部領域と内張り底
とがほぼ平らに中底に載設されるように配置されてい
る。このことは、内張り底と下側の折り曲げられた端部
領域とが互いにオーバラップすることを阻止するもので
はない。しかしながらまた、下側の端部領域と内張り底
との間に間隔を設けることも容易に可能である。この場
合内張り底の外縁部と下側の端部領域とは有利には互い
に縫合(シュトローベル縫合)される。そして縫合時
に、内張り底の外縁部と下側の端部領域との間の間隔は
難なく、継ぎ目を形成する糸によって橋渡しされること
ができる。なお「シュトローベル縫合」というには、シ
ュトローベル社の縫合機によって縫い目を形成する縫合
のことである。
【0009】本発明による防水性の靴構造は有利には、
ラミネートである内張りを有しており、この内張りでは
内張り層に機能層が結合されている。特殊な場合には、
機能層の、内張り層とは反対の側が、繊維製の補強層と
結合されている。機能層としては、「SYMPATE
X」という商標で売られているダイヤフラムが最も有利
である。
ラミネートである内張りを有しており、この内張りでは
内張り層に機能層が結合されている。特殊な場合には、
機能層の、内張り層とは反対の側が、繊維製の補強層と
結合されている。機能層としては、「SYMPATE
X」という商標で売られているダイヤフラムが最も有利
である。
【0010】本発明にとって重要なことは、中底が、機
能層を有する内張りの下側の折り曲げられた端部領域と
ウォータシールされてつまり防水性に接着されているこ
とである。有利には中底もまた内張り底と防水性に接着
される。接着層はこの場合極めて薄く形成され、この結
果中底と下側の端部領域との間における緊密な結合、及
び中底と内張り底との間における緊密な結合が有利に達
成される。択一的に、比較的厚い接着層を使用すること
も可能であり、この場合、固着結合後に防水性を有する
接着剤を使用すると有利である。このためにはポリウレ
タン接着剤が極めて適している。
能層を有する内張りの下側の折り曲げられた端部領域と
ウォータシールされてつまり防水性に接着されているこ
とである。有利には中底もまた内張り底と防水性に接着
される。接着層はこの場合極めて薄く形成され、この結
果中底と下側の端部領域との間における緊密な結合、及
び中底と内張り底との間における緊密な結合が有利に達
成される。択一的に、比較的厚い接着層を使用すること
も可能であり、この場合、固着結合後に防水性を有する
接着剤を使用すると有利である。このためにはポリウレ
タン接着剤が極めて適している。
【0011】靴構造の防水性のためには、中底の、内側
に向けられた表面が、含浸又は被覆によって防水性を有
していると有利である。同様にまた、外側を向いている
表面が、このような手段によって防水性に製造されてい
たり、又は中底全体が防水性の材料から成っていると、
有利である。
に向けられた表面が、含浸又は被覆によって防水性を有
していると有利である。同様にまた、外側を向いている
表面が、このような手段によって防水性に製造されてい
たり、又は中底全体が防水性の材料から成っていると、
有利である。
【0012】内張り底及び中底が可撓性に形成されてい
ると有利である。内張り底はこの場合有利には、繊維製
の面状形成物として構成されている。また、内張り底
が、内張りの折り曲げられた端部とほぼ等しい厚さを有
していると、特に装着快適性が高められるので有利であ
る。繊維製の面状形成物としては、フリース、フェル
ト、経編製品、編成物及び特に織布が適している。
ると有利である。内張り底はこの場合有利には、繊維製
の面状形成物として構成されている。また、内張り底
が、内張りの折り曲げられた端部とほぼ等しい厚さを有
していると、特に装着快適性が高められるので有利であ
る。繊維製の面状形成物としては、フリース、フェル
ト、経編製品、編成物及び特に織布が適している。
【0013】
【発明の実施の形態】次に図面につき本発明の実施の形
態を説明する。
態を説明する。
【0014】図1には本発明による靴構造の一部が断面
図で示されている。甲部は、例えば皮革又は繊維材料か
ら成る上側層1から形成されている。上側層1の内側も
しくは中底の上には、内張り2;2′が配置されてい
る。内張り2;2′は防水性ではあるが水蒸気透過性の
機能層4から成るラミネートであり、機能層4は、靴内
部及び靴外側に向いている表面を、有利には、例えば経
編製品、編成物、織布又はフリースのような繊維材料製
の層によって覆われている。この場合足側の繊維層3
は、内張り層として形成することができる。通常、靴外
側に位置している繊維材料5は、防水性の機能層のため
の支持もしくは保護機能を有している。このような3つ
の層から形成されたラミネートは種々様々な形式で公知
である。例えば公知のラミネートは、「SYMPATE
X」という商標で売られている機能層を含む。
図で示されている。甲部は、例えば皮革又は繊維材料か
ら成る上側層1から形成されている。上側層1の内側も
しくは中底の上には、内張り2;2′が配置されてい
る。内張り2;2′は防水性ではあるが水蒸気透過性の
機能層4から成るラミネートであり、機能層4は、靴内
部及び靴外側に向いている表面を、有利には、例えば経
編製品、編成物、織布又はフリースのような繊維材料製
の層によって覆われている。この場合足側の繊維層3
は、内張り層として形成することができる。通常、靴外
側に位置している繊維材料5は、防水性の機能層のため
の支持もしくは保護機能を有している。このような3つ
の層から形成されたラミネートは種々様々な形式で公知
である。例えば公知のラミネートは、「SYMPATE
X」という商標で売られている機能層を含む。
【0015】内張り2は、靴底領域において内方に向か
って折り曲げられていて、内張りの、折り曲げられた下
側の端部領域2′は、内張り底6と同一平面に位置して
いる。内張り底6の外縁部は、折り曲げられた端部領域
2′の内縁部と縫合箇所10において有利にはシュトロ
ーベル縫合(シュトローベル社の縫合機を用いた縫合)
によって縫合されている。中底7は下から、折り曲げら
れた下側の端部領域2′において機能層4と、かつ有利
には内張り底6とも接着層8を介して防水性に結合され
ており、この場合折り曲げられた端部領域2′におい
て、繊維材料5は接着層8によって貫通されている。
って折り曲げられていて、内張りの、折り曲げられた下
側の端部領域2′は、内張り底6と同一平面に位置して
いる。内張り底6の外縁部は、折り曲げられた端部領域
2′の内縁部と縫合箇所10において有利にはシュトロ
ーベル縫合(シュトローベル社の縫合機を用いた縫合)
によって縫合されている。中底7は下から、折り曲げら
れた下側の端部領域2′において機能層4と、かつ有利
には内張り底6とも接着層8を介して防水性に結合され
ており、この場合折り曲げられた端部領域2′におい
て、繊維材料5は接着層8によって貫通されている。
【0016】本発明による防水性の靴構造は、事実上、
接着された又は一体に射出成形されたすべての靴構造及
び靴製造形式に適している。
接着された又は一体に射出成形されたすべての靴構造及
び靴製造形式に適している。
【0017】本発明による靴構造は、図1に示されてい
るような接着サンドイッチ形式の靴構造(klebegezwick
tes Schuhwerk)のために特に有利である。このような
靴構造の製造時には、上側層1は下側の端部領域1′に
おいて、靴構造の既に製造された内側部分の中底7の下
側面の外縁部と、接着層9を介して結合されている。内
側部分はこの場合靴型に張設されていて、接着層9は既
に乾燥している。上側層は次いでトングによって掴ま
れ、内張り2と中底7との結合箇所を取り囲むように曲
げられ、そして下から圧着させられる。
るような接着サンドイッチ形式の靴構造(klebegezwick
tes Schuhwerk)のために特に有利である。このような
靴構造の製造時には、上側層1は下側の端部領域1′に
おいて、靴構造の既に製造された内側部分の中底7の下
側面の外縁部と、接着層9を介して結合されている。内
側部分はこの場合靴型に張設されていて、接着層9は既
に乾燥している。上側層は次いでトングによって掴ま
れ、内張り2と中底7との結合箇所を取り囲むように曲
げられ、そして下から圧着させられる。
【0018】中底7の接着によって、内張りの下側の端
部領域2′の外縁部と内張り底6との縫合箇所10は、
防水性に閉鎖されるのみならず、形状安定化される。縫
合箇所10が形状安定化されるということは、製造方法
を簡単化するためには決定的なことである。例えば皮革
製の上側層1の引張り緊張は、製造プロセス時に、内張
り底6と内張り2との縫合箇所10には作用せず、極め
て形状安定的な中底7に作用する。フィラメント製の形
状を保つネット格子体(Netzgitter)は、したがって本
発明による靴構造の製造時に省くことができる。このこ
とは簡単かつ安価な製造プロセスを可能にする。以上述
べたことから、本発明による靴構造は、特に接着サンド
イッチ構造形式のために適している。
部領域2′の外縁部と内張り底6との縫合箇所10は、
防水性に閉鎖されるのみならず、形状安定化される。縫
合箇所10が形状安定化されるということは、製造方法
を簡単化するためには決定的なことである。例えば皮革
製の上側層1の引張り緊張は、製造プロセス時に、内張
り底6と内張り2との縫合箇所10には作用せず、極め
て形状安定的な中底7に作用する。フィラメント製の形
状を保つネット格子体(Netzgitter)は、したがって本
発明による靴構造の製造時に省くことができる。このこ
とは簡単かつ安価な製造プロセスを可能にする。以上述
べたことから、本発明による靴構造は、特に接着サンド
イッチ構造形式のために適している。
【図1】本発明による靴構造の一部を示す断面図であ
る。
る。
1 上側層、 1′ 上側層の下側の端部領域、 2
内張り、 2′ 内張りの下側の端部領域、 3 繊維
層、 4 機能層、 5 繊維材料、 6 内張り底、
7 中底、 8 接着層、 9 接着層、 10 縫
合箇所
内張り、 2′ 内張りの下側の端部領域、 3 繊維
層、 4 機能層、 5 繊維材料、 6 内張り底、
7 中底、 8 接着層、 9 接着層、 10 縫
合箇所
Claims (9)
- 【請求項1】 靴の少なくとも1部分を包含する防水性
の靴構造であって、上側層(1)と、防水性ではあるが
水蒸気透過性の機能層(4)を備えた内張り(2)と、
内張り底(6)と中底(7)と表底とから成っており、
機能層を有する内張り(2)が下側の端部領域(2′)
を有していて、該端部領域(2′)が内方に向かって折
り曲げられて、表底に対して平行に配置されている形式
のものにおいて、内張りの折り曲げられた端部領域
(2′)が、内張り底(6)と共通の平面に位置してお
り、内張り底(6)の外縁部が、折り曲げられた端部領
域(2′)の内縁部に対して、少なくともほぼ平行に延
びていて、該内縁部と結合されており、中底(7)が、
内張りの下側の折り曲げられた端部領域(2′)におい
て下から機能層(4)と防水性に接着されており、しか
も中底(7)の少なくとも、内側に向かって配置された
表面が、防水性に形成されていることを特徴とする、中
底と内張り底とを備えた防水性の靴構造。 - 【請求項2】 中底(7)が内張り底(6)と下から防
水性に接着されている、請求項1記載の靴構造。 - 【請求項3】 中底(7)の一方の表面又は両方の表面
が、含浸又は被覆によって防水性に形成されている、請
求項1又は2記載の靴構造。 - 【請求項4】 中底(7)が防水性の材料から成ってい
る、請求項1又は2記載の靴構造。 - 【請求項5】 内張り底(6)が可撓性に形成されてい
る、請求項1から4までのいずれか1項記載の靴構造。 - 【請求項6】 中底(7)が可撓性に形成されている、
請求項1から5までのいずれか1項記載の靴構造。 - 【請求項7】 内張り底(6)が繊維製の面状形成物で
ある、請求項1から6までのいずれか1項記載の靴構
造。 - 【請求項8】 内張り底(6)が、内張りの折り曲げら
れた端部(2′)とほぼ等しい厚さを有している、請求
項1から7までのいずれか1項記載の靴構造。 - 【請求項9】 内張り底(6)の外縁部が、内張りの折
り曲げられた端部領域(2′)の内縁部と縫合されてい
る、請求項1から8までのいずれか1項記載の靴構造。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19709365 | 1997-03-07 | ||
DE19709365.5 | 1997-03-07 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10248608A true JPH10248608A (ja) | 1998-09-22 |
Family
ID=7822562
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9341489A Pending JPH10248608A (ja) | 1997-03-07 | 1997-12-11 | 中底と内張り底とを備えた防水性の靴構造 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5918382A (ja) |
EP (1) | EP0862867A3 (ja) |
JP (1) | JPH10248608A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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ATE266328T1 (de) | 1998-10-28 | 2004-05-15 | Gore W L & Ass Gmbh | Abgedichteter schuh und verfahren zu dessen herstellung |
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