JPH10248229A - 印刷配線板を備えた扁平コアレスモータのロータ - Google Patents

印刷配線板を備えた扁平コアレスモータのロータ

Info

Publication number
JPH10248229A
JPH10248229A JP5984897A JP5984897A JPH10248229A JP H10248229 A JPH10248229 A JP H10248229A JP 5984897 A JP5984897 A JP 5984897A JP 5984897 A JP5984897 A JP 5984897A JP H10248229 A JPH10248229 A JP H10248229A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring board
printed wiring
rotor
resin
segment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5984897A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3431799B2 (ja
Inventor
Naohisa Koyanagi
尚久 小柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Parts Ind Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Parts Ind Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Parts Ind Co Ltd filed Critical Tokyo Parts Ind Co Ltd
Priority to JP05984897A priority Critical patent/JP3431799B2/ja
Publication of JPH10248229A publication Critical patent/JPH10248229A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3431799B2 publication Critical patent/JP3431799B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Dc Machiner (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で樹脂がコミュテータ用セグメン
トパターン間に流れ込むの防止でき、特性を犠牲にする
ことなく薄型な印刷配線板を備えた扁平コアレスモータ
を構成できるロータを提供する。 【解決手段】 薄い印刷配線板(1)の裏側に複数個の
空心電機子コイル(3)を載置すると共に、これらの空
心電機子コイルの端末を所定のパターン(1a,1b)
に半田結線し、表側に複数個のセグメントパターン
(S)を露出するように樹脂(J1)で一体成形してな
るもので、前記セグメントパターン間に樹脂が流出する
のを防止するために表側に出る樹脂部分と前記セグメン
トパターンとの間に無パターン部(2)を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ページャ、携帯電話
機などの通信機器の無音報知源やミニディスク用スレッ
ドモータ等として用いられる印刷配線板を備えた扁平コ
アレスモータのロータの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、薄い印刷配線板の裏側に複数
個の空心電機子コイルを載置すると共に、これらの空心
電機子コイルの端末を所定のパターンに半田結線し、表
側に複数個の平板コミュテータ用セグメントパターンを
露出するように樹脂で一体成形してなる印刷配線板を備
えた扁平コアレスモータのロータがある。
【0003】このようなロータを扁平コアレス振動モー
タに応用した具体的な構造としては図3に示すようなも
のがある。すなわち、一側(図においては裏側)に複数
個のコミュテータセグメントを形成すると共に他側(図
においては表側)に所定の結線パターン11a…11b
…を配した薄い印刷配線板11を半月型に形成し、この
半月型印刷配線板11に60゜開角で巻回した3個の空
心電機子コイル22,23および24を両面粘着テープ
等を用いて配置ピッチ60゜で載置固着していき、各電
機子コイルの巻終わり端末22a,23aおよび24a
を巻終わり結線パターン11aに、巻始め端末22b,
23bおよび24bを巻始め結線パターン11bにそれ
ぞれ半田結線し、その後、これらを摺動性のよい樹脂J
で一体成形してなるものである。図中、Kは軸固定型コ
アレスモータに用いるための摺動孔である。このような
ロータを備えた扁平コアレス振動モータは極めて薄型に
できるので、ページャ、携帯電話機の通信機器の無音報
知源として好評である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構成で
は、軸固定型でも軸回転型でもロータの厚みが比較的あ
る場合は問題がないが、薄型になるほど、軸固定型では
軸とロータとのクリアランスによるロータの面ぶれの影
響を無視できなくなるため、空隙を大にせざるを得なく
なったり、また、軸回転型でもロータの厚みが薄くなる
と、一体化した軸の保持強度に問題が出てくる。したが
って、設計的には、ブラシの配置空間を利用して図4に
示すように、軸の周りに前記樹脂Jで一体に土手部Dを
立ち上げるようにして実質的にロータの面ぶれの影響を
少なくしたり、軸の保持強度を確保している。しかしな
がら、今度は土手部Dを設けたため、セグメントパター
ン自体は薄くなっていても流動性の良い樹脂がこのセグ
メントパターン間に流れ込んで整流性を阻害しまうとい
う別のやっかいな問題が発生する。
【0005】
【発明の目的】この発明は、簡単な構成で樹脂がコミュ
テータ用セグメントパターン間に流れ込むの防止でき、
特性を犠牲にすることなく薄型な印刷配線板を備えた扁
平コアレスモータを構成できるロータを提供しようとす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題は前記樹脂部分
と前記セグメントパターンとの間に簡単な構成で流出を
防止する手段を設ければ達成できる。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明は、上記請求項1に示す
ように薄い印刷配線板の裏側に複数個の空心電機子コイ
ルを載置すると共に、これらの空心電機子コイルの端末
を所定のパターンに半田結線し、表側に複数個のセグメ
ントパターンを露出するように樹脂で一体成形してなる
印刷配線板を備えた扁平コアレスモータのロータにおい
て、前記セグメントパターン間に樹脂が流出するのを防
止するために表側に出る樹脂部分と前記セグメントパタ
ーンとの間に無パターン部を設けるようにすればよい。
この無パターン部を成形金型で押さえ込むようにすれ
ば、樹脂が流出するのを防止できる。
【0008】また、請求項2に示すように前記セグメン
トパターンに貴金属メッキが施されてこの薄い印刷配線
板自体を平板コミュテータにするのがよい。このように
平板コミュテータにしたものであれば、部品点数が減少
し、コミュテータを取付る手間を省くことができる。さ
らに、請求項3に示すように前記セグメントパターンの
内径側にスルーホールが来ないようにすれば、セグメン
トパターンの内径を小にできるので、ブラシの摺接部分
も小とならしめることができ、低消費電流が得られる。
【0009】
【実施例】図1は、この発明を通常回転型のロータに採
用した実施例の平面図であり、図2は図1のA−A断面
を示す断面図である。図において、1はガラスクロスエ
ポキシ基材の厚み0.1〜0.15ミリ程度の極めて薄
い印刷配線板で、一側(図において表側)に6極の貴金
属メッキしたコミュテータセグメントパターンSを一体
に印刷配線すると共に、他側(図において裏側)に破線
で示すように3個の120度等分に巻始め結線パターン
1a…と、外周に互いに連結した巻終わり結線パターン
1b…を同様に印刷配線してある。これらの各をパター
ン同士を接続するスルーホールHは前記6極のコミュテ
ータセグメントパターンSの内側に来ないようにし、か
つ、6極のコミュテータセグメントパターンSの内側と
中央の透孔Tの間を無パターン部2になるように形成し
てある。3は、前記印刷配線板1の他側に接着された3
個の空心電機子コイルで各巻始め、巻終わり端末をそれ
ぞれ前記の巻始め結線パターン1a…、巻終わり結線パ
ターン1b…に半田結線し、高流動性樹脂J1で軸4と
ともに一体成形される。
【0010】そして、高流動性樹脂J1で一体に形成さ
れた表側に出てくる土手部Dと前記6極のコミュテータ
セグメントパターンSの内側とは無パターン部2で隔離
されている。したがって、成型時に金型でこの無パター
ン部2を押さえ込むようにすれば、高流動性樹脂J1を
用いてもコミュテータセグメントパターンS間に樹脂が
入り込むのを防止できることになる。
【0011】上記実施例では、軸をロータと一体化した
軸回転型で説明したが、前述の従来のように軸固定型に
してもよい。この軸固定型の振動モータ以外の応用例と
しては、ターンテーブルを一体化したスピンドルモータ
やロータの外周にギャを形成した扁平コアレスギャード
モータなどが考えられる。
【0012】さらに上記実施例では、セグメントパター
ン自体を貴金属メッキしてなる平板コミュテータにした
ものを説明したが、銅箔セグメントパターンのままに
し、土手部を利用して円筒コミュテータセグメントを半
田付けなどにより後付けしてなるものであっても良い。
【0013】
【発明の効果】この発明は上述のように、樹脂で一体に
形成された土手部とセグメントパターンの内側とは無パ
ターン部で隔離されているようにしたので、樹脂がコミ
ュテータ用セグメントパターン間に流れ込むのを防止で
き、特性を犠牲にすることなく薄型な印刷配線板を備え
た扁平コアレスモータを構成できるロータを提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の偏平コアレスモータのロータの実施例
の平面図である。
【図2】図1のA−A線切断要部断面図である。
【図3】従来の扁平コアレスモータのロータの一部透視
平面図である。
【図4】従来の扁平コアレスモータのロータの構造を示
す要部断面図である。
【符号の説明】
1 薄い印刷配線板 1a 巻始め結線パターン 1b 巻終わり結線パターン 2 無パターン部 J1 樹脂 3 空心電機子コイル 4 軸 D 土手部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄い印刷配線板の裏側に複数個の空心電
    機子コイルを載置すると共に、これらの空心電機子コイ
    ルの端末を所定のパターンに半田結線し、表側に複数個
    のセグメントパターンを露出するように樹脂で一体成形
    してなる印刷配線板を備えた扁平コアレスモータのロー
    タにおいて、前記セグメントパターン間に樹脂が流出す
    るのを防止するために表側に出る樹脂部分と前記セグメ
    ントパターンとの間に無パターン部を設けた印刷配線板
    を備えた扁平コアレスモータのロータ。
  2. 【請求項2】 前記セグメントパターンに貴金属メッキ
    が施されてこの薄い印刷配線板自体を平板コミュテータ
    にした請求項1に記載の印刷配線板を備えた扁平コアレ
    スモータのロータ。
  3. 【請求項3】 前記セグメントパターンの内径側にスル
    ーホールが来ないようにした請求項1または請求項2に
    記載の印刷配線板を備えた扁平コアレスモータのロー
    タ。
JP05984897A 1997-02-27 1997-02-27 印刷配線板を備えた扁平コアレスモータのロータ Expired - Fee Related JP3431799B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05984897A JP3431799B2 (ja) 1997-02-27 1997-02-27 印刷配線板を備えた扁平コアレスモータのロータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05984897A JP3431799B2 (ja) 1997-02-27 1997-02-27 印刷配線板を備えた扁平コアレスモータのロータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10248229A true JPH10248229A (ja) 1998-09-14
JP3431799B2 JP3431799B2 (ja) 2003-07-28

Family

ID=13125039

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05984897A Expired - Fee Related JP3431799B2 (ja) 1997-02-27 1997-02-27 印刷配線板を備えた扁平コアレスモータのロータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3431799B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1026812A2 (en) * 1999-01-29 2000-08-09 Tokyo Parts Industrial Co., Ltd. Eccentric commutator
EP1037362A2 (en) * 1999-03-15 2000-09-20 Tokyo Parts Industrial Co., Ltd. Eccentric rotor
KR100303883B1 (ko) * 1999-06-30 2001-11-01 이형도 진동모터
KR20030002998A (ko) * 2001-06-29 2003-01-09 도쿄파츠고교 가부시키가이샤 고밀도부재를 구비한 편심로터와 그 로터의 제조방법 및그 로터를 이용한 편평 코어리스 진동모터
US6909206B2 (en) 2003-04-28 2005-06-21 Tokyo Parts Industrial Co., Ltd. Flat rotor and motor comprising the same

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1026812A2 (en) * 1999-01-29 2000-08-09 Tokyo Parts Industrial Co., Ltd. Eccentric commutator
EP1026812A3 (en) * 1999-01-29 2001-08-16 Tokyo Parts Industrial Co., Ltd. Eccentric commutator
US6674202B2 (en) 1999-01-29 2004-01-06 Tokyo Parts Industrial Co., Ltd. Eccentric commutator for vibrator motor
EP1037362A2 (en) * 1999-03-15 2000-09-20 Tokyo Parts Industrial Co., Ltd. Eccentric rotor
EP1037362A3 (en) * 1999-03-15 2001-08-16 Tokyo Parts Industrial Co., Ltd. Eccentric rotor
KR100303883B1 (ko) * 1999-06-30 2001-11-01 이형도 진동모터
KR20030002998A (ko) * 2001-06-29 2003-01-09 도쿄파츠고교 가부시키가이샤 고밀도부재를 구비한 편심로터와 그 로터의 제조방법 및그 로터를 이용한 편평 코어리스 진동모터
US6909206B2 (en) 2003-04-28 2005-06-21 Tokyo Parts Industrial Co., Ltd. Flat rotor and motor comprising the same

Also Published As

Publication number Publication date
JP3431799B2 (ja) 2003-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100401097B1 (ko) 편평형 진동모터
US5357160A (en) IC controlled DC motor
JP3337681B2 (ja) 円盤形偏心ロータ及び同ロータを備えた扁平型振動モータ
US6841905B2 (en) Low-profile, coreless motor
KR100447865B1 (ko) 인쇄 배선 정류자 부재를 갖는 로우터와 동 로우터를구비한 편평형 모터
JP3431799B2 (ja) 印刷配線板を備えた扁平コアレスモータのロータ
KR100557707B1 (ko) 귀금속 도금 정류자 조각을 갖는 축방향 슬라이딩 접촉형정류자와 그 정류자를 구비한 로터 및 이 로터를 구비한축방향 공극형 모터
KR20030002998A (ko) 고밀도부재를 구비한 편심로터와 그 로터의 제조방법 및그 로터를 이용한 편평 코어리스 진동모터
US7247963B2 (en) Eccentric rotor and vibration motor using such eccentric rotor
JP3796238B2 (ja) モールド型偏心ロータと同ロータを備えた軸方向空隙型コアレス振動モータ
JP2000166175A5 (ja)
EP1755206A1 (en) Integral brush and vibration motor having the same
CN100452621C (zh) 超薄型无芯电机
JP3894493B2 (ja) 偏心ロータとこの偏心ロータを備えた軸方向空隙型振動モータ
JP3844291B2 (ja) ロータ構造とそのロータ構造を組み込んだ扁平型コアレスモータ
JP2004032829A (ja) 磁気ディスク装置
JP2004297903A (ja) 軸方向空隙型ブラシレスモータ
KR100562809B1 (ko) 자기 디스크 드라이브
JPH11150918A (ja) 片面印刷配線コミュテータを備えた扁平コアレスモータ
JP3252140B1 (ja) 偏心ロータ及び同ロータを備えた扁平型振動モータ
JP2005218206A (ja) 偏心ロータおよびその偏心ロータを用いた振動モータ
JPS6188752A (ja) フラツトモ−タ
JPS59147481A (ja) モ−タ用ステ−タ取付配線基板
JP3627906B2 (ja) 樹脂軸受部を備えた整流子と同整流子を用いた軸固定型モータ
JP3948626B2 (ja) 偏心ロータおよびその偏心ロータを用いた振動モータ

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090523

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090523

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100523

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120523

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees