JPH10248090A - 移動体通信におけるフェージングを応用した速度検出方式 - Google Patents

移動体通信におけるフェージングを応用した速度検出方式

Info

Publication number
JPH10248090A
JPH10248090A JP9050638A JP5063897A JPH10248090A JP H10248090 A JPH10248090 A JP H10248090A JP 9050638 A JP9050638 A JP 9050638A JP 5063897 A JP5063897 A JP 5063897A JP H10248090 A JPH10248090 A JP H10248090A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base station
value
cell
mobile station
micro
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9050638A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Konishi
治 小西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TSUSHIN HOSO KIKO
NEC Corp
Original Assignee
TSUSHIN HOSO KIKO
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TSUSHIN HOSO KIKO, NEC Corp filed Critical TSUSHIN HOSO KIKO
Priority to JP9050638A priority Critical patent/JPH10248090A/ja
Publication of JPH10248090A publication Critical patent/JPH10248090A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 マイクロセル/マクロセルが共存する移動体
通信システムにおいて、通常はマイクロセルの基地局と
通信を行い、高速移動時のみマクロセルの基地局と通信
を行う。 【解決手段】 移動局1と受信部21,31と送信部2
2,32と制御部23,33を有するマイクロセル基地
局2,3と、受信部41と送信部42と制御部43を有
するマクロセル基地局4と、基地局制御装置5から構成
される。例えば移動局1がマイクロセル基地局A2を通
して通話を行っている場合受信部21は常に移動局1か
らの信号強度情報を制御部23へ送っている。制御部2
3はこの強度情報を監視し、基地局制御装置5へ単位時
間当たり閾値を下回った回数を送る。基地局制御装置5
はこの回数の大小を判定し、大きい時は高速の移動と判
断しマクロセル基地局C4へハンドオーバさせる。回数
が小さい時はマイクロセル基地局間、例えばA2からB
3へのハンドオーバとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信システ
ム特にマイクロセルとマクロセルを重畳した階層型セル
構造をもつディジタル方式の携帯電話システムにおける
チャネル切り替え(ハンドオーバ)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のチャネル切替方式には特開平2−
244917号公報に記載されたものがある。この方式
は図4に示すように、無線回線の設定制御を行う移動交
換制御局と無線ゾーンを管理する無線基地局によって構
成され、移動端末が通信中に無線ゾーンを移動した場
合、移動先の無線ゾーンの通信回線へ切り替えることで
通信を継続する移動通信システムに適用することができ
る。具体的に言えば移動通信回路制御方式は、1つの地
域を大きさの異なった複数の無線ゾーンでカバーし、移
動端末の平均移動速度を移動体の速度計、又はフェージ
ングピッチにより検出し、検出した平均移動速度を移動
交換機で知る手段、及び、移動交換機に、移動端末の平
均移動速度に応じて使用する無線ゾーンを決定するテー
ブルを備えている。この方式では、発進時には平均移動
速度及び回線の使用状況に応じて移動端末が移動してい
る地域をカバーしている複数の無線ゾーンの中から通信
に使用する無線ゾーンを決定し、通信中に移動端末が無
線ゾーンを横切り移動した場合には、通信中の無線ゾー
ンと平均移動速度により前記テーブルにより使用する無
線ゾーンを決定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、移動端末での速
度検出は移動体の速度計あるいはフェージングピッチに
よって行なわれている。ところが現状の運用中のシステ
ムに上記した方式を適用しようとすると速度計からの出
力を取り込むための改造が必要になり、またフェージン
グピッチを検出するためには移動端末の改造が必要にな
り運用中の端末の改造は困難である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴はマクロセ
ルとマイクロセルが重畳された階層型セル構造を持つ移
動体通信において、移動局の速度検出を移動局で行うの
ではなく基地局装置側で行う。マクロセルもしくはマイ
クロセル基地局では移動局からの受信電界の強さを常に
監視しており、電界の急激な落ち込み(フェージング
等)が予め設定された閾値を下回る回数をカウントし、
ある設定された報告周期当たりの落ち込み回数を基地局
制御装置に対して報告する。基地局制御装置は報告され
た数値が規定値より多いか少ないかで移動速度を判断
し、早い場合はマクロセル遅い場合はマイクロセルを使
うようにハンドオーバの指示を行う。すでにハンドオー
バすべきセル(マクロセルまたはマイクロセル)にて通
信中であればハンドオーバは行わず、通常のハンドオー
バのみ行う(この時マクロからはマクロ、マイクロから
はマイクロへとハンドオーバを行う)。ここで閾値は固
定値ではなく、現在通信中の移動局からの受信電界を平
均または中央値を計算し、その値からある程度低い値を
閾値とする。
【0005】停止または低速で移動する場合はマイクロ
セルを捕まえることにより高トラヒックのエリアでの周
波数有効利用がはかれる一方高速で移動する移動局に関
してはチャネル切り替えが頻繁に発生することなく高品
質の通話を確保することが可能となる。
【0006】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0007】図1はマクロセルとマイクロセルが重畳さ
れた階層型セル構造を示しており、これらのセル間を移
動局が移動する場合に基地局側でその移動速度を検出し
速度が早い場合はマクロセルを通して通話を行い、速度
が遅い場合はマイクロセルを通して通話を行う。
【0008】具体的には図2に示すように移動局がマイ
クロセル基地局Aからマイクロセル基地局Bの方向へ移
動しているとき、通話中となっているマイクロセル基地
局Aでは常に移動局1からの電波の強さを監視しており
受信部21より電界情報として制御部23に送る。制御
部23ではこの電界情報が現在受信している電界値の平
均または中央値に対してある決められた値よりも下回ら
ないかを検出して下回った回数をある一定周期毎に基地
局制御装置5に報告する。基地局制御装置5では受け取
った数値が予め決められた値より大きいかどうかで移動
速度を推測する。
【0009】図5は受信電界の変動の一例を表したもの
で閾値を一定とした場合、電界が十分に高い所では仮に
フェージングによる落ち込みがあったとしても閾値を下
回らないことが予想されるので、図6の様に閾値は受信
電界に連動して一定の低い値とすることにより常に検出
が可能となる。マイクロセルで通話している移動局から
の電界の強さの急激な落ち込み回数が予め設定した値を
越えた場合は早い速度で移動していると判断して交換機
はマクロセルにハンドオーバさせる。また逆にマクロセ
ルで通話している場合、移動局からの電界の落ち込み回
数が極端に低い場合でかつ長時間続いた場合にのみマイ
クロセルにハンドオーバさせる。これはマイクロセルか
らマクロセルへのハンドオーバあるいはその逆のマクロ
セルからマイクロセルへのハンドオーバが頻繁に起こら
ないようにしたものである。
【0010】次に、ハンドオーバの手順に関してフロー
チャートを用い説明する。
【0011】まず、移動局が待ち受けの状態では基地局
からの電波の強さ等の条件によりマクロセルかマイクロ
セルのどちらかを選択して待ち受けている。待ち受け状
態のセルを通して発呼・着呼が行われマクロセル/マイ
クロセルそれぞれを通して通話に入る。基地局の受信部
は常に移動局の電界の強さを監視しておりその電界情報
を制御部に対して送る。制御部はこの送られてきた電界
強度が急激に落ち込みある閾値を下回らないか見てお
り、ある周期毎にその期間内に落ち込んだ回数を周期的
に基地局制御装置に送出する。基地局制御装置ではこの
送られてきたデータが予め設定した値と比較する。マイ
クロセルにおいてはこの値が連続して規定値を越えた場
合、早い速度で移動していると判断しマクロセルへのハ
ンドオーバを行う。
【0012】またマクロセルにおいてはこの補正された
変化量が極めて小さく(前述の規定値より余裕をもった
低い値より小さい)かつ長時間保たれている場合は移動
局が止まったかあるいは歩行していると判断してマイク
ロセルへハンドオーバさせる。
【0013】
【発明の効果】本発明によればマクロセルとマイクロセ
ルが共存する階層型セル構造で移動局がマイクロセルの
基地局を通して通話を行っているとき基地局側で移動局
からの電波の強さの落ち込みの回数で移動速度を判断す
るため、移動局側では一切速度検出を行う必要がないた
め、移動局に対して改造等を行うことなく高速時にはマ
イクロセルからマクロセルへのハンドオーバが可能とな
る。
【0014】更に、本発明によればマクロセルとマイク
ロセルが共存する階層型セル構造で移動局がマクロセル
の基地局を通して通話を行っているとき基地局側で移動
局からの電波の強さの落ち込みの回数で移動速度を判断
するため、移動局側では一切速度検出を行う必要がない
ため、移動局に対して改造等を行うことなく低速時また
は停止している場合にはマクロセルからマイクロセルへ
のハンドオーバが可能となる。
【0015】また、本発明では、速度検出の精度をより
正確にすることも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】マクロセルとマイクロセルが重畳された階層型
セル構造の概念図。
【図2】本発明の速度検出方式が用いられる移動体通信
システムの一実施例を示す図。
【図3】本発明の速度検出方式が用いられたハンドオー
バのフローチャート図。
【図4】従来の技術を示す図。
【図5】受信電界強度の変動を示す図。
【図6】閾値を受信電界に連動させた場合の一例を示す
図。
【符号の説明】
1 移動局 2 マイクロセル基地局A 3 マイクロセル基地局B 4 マイクロセル基地局C 5 基地局制御装置 21 マイクロセル基地局Aの受信部 22 マイクロセル基地局Aの送信部 23 マイクロセル基地局Aの制御部 31 マイクロセル基地局Bの受信部 32 マイクロセル基地局Bの送信部 33 マイクロセル基地局Bの制御部 41 マクロセル基地局Cの受信部 42 マクロセル基地局Cの送信部 43 マクロセル基地局Cの制御部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロセルとマクロセルが共存する階
    層型セル構造をもつ移動体通信において、マイクロセル
    の基地局を通して移動局が通話を行っている場合にこの
    マイクロセルの基地局は移動局からの電波の強さを常に
    監視しており電波の強さがある閾値を下回る回数をカウ
    ントし、ある規定値よりも大きい時は高速で移動してい
    ると判断し、マイクロセルからマクロセルへチャネル切
    り替えを行うことを特徴とする速度検出方式。
  2. 【請求項2】 マイクロセルとマクロセルが共存する階
    層型セル構造をもつ移動体通信において、マクロセルの
    基地局を通して移動局が通話を行っている場合にこのマ
    クロセルの基地局も移動局からの電波の強さを常に監視
    しており電波の強さがある閾値を下回る回数をカウント
    し、ある規定値より小さい時は停止または低速で移動し
    ていると判断し、マクロセルからマイクロセルへチャネ
    ル切り替えを行うことを特徴とする速度検出方式。
  3. 【請求項3】 請求項1、又は、2において、前記閾値
    は基地局で受かる電波の強さに対して常に一定の値に保
    つ、すなわち電界強度情報より平均値もしくは中央値を
    演算しその値より一定量少ない値を閾値としその閾値を
    下回る回数をカウントすることを特徴とする速度検出方
    式。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記閾値として基地
    局で受かる電波の強さに対して一定ではなく予め電波の
    強さと閾値の関係をテーブルにしてそのテーブルより閾
    値を取り出し、その閾値を下回る回数をカウントするこ
    とを特徴とする速度検出方式。
  5. 【請求項5】 速度検出の手段としてフェージングの発
    生具合そのものを見るのではなくフェージングによる電
    界の落ち込み回数を確率的にみて移動速度を推定するこ
    とを特徴とする速度検出方式。
  6. 【請求項6】 マイクロセルからマクロセルへのハンド
    オーバは電界の落ち込みがある規定値を越えた場合に行
    われ、逆にマクロセルからマイクロセルへのハンドオー
    バは前述の規定値よりかなり低い値を下回った場合でか
    つ一定時間を経過した場合にのみ実施することにより、
    移動体の移動速度が様々に変化する場合においてもマイ
    クロセルとマクロセルの間を頻繁にハンドオーバしない
    ことを特徴とする速度検出方式。
JP9050638A 1997-03-05 1997-03-05 移動体通信におけるフェージングを応用した速度検出方式 Withdrawn JPH10248090A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9050638A JPH10248090A (ja) 1997-03-05 1997-03-05 移動体通信におけるフェージングを応用した速度検出方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9050638A JPH10248090A (ja) 1997-03-05 1997-03-05 移動体通信におけるフェージングを応用した速度検出方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10248090A true JPH10248090A (ja) 1998-09-14

Family

ID=12864510

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9050638A Withdrawn JPH10248090A (ja) 1997-03-05 1997-03-05 移動体通信におけるフェージングを応用した速度検出方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10248090A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001058030A1 (de) * 2000-01-31 2001-08-09 Siemens Aktiengesellschaft Architektur einer basisstation eines funkkommunikationssystems
US6505043B1 (en) 1999-05-20 2003-01-07 Nec Corporation Mobile communication system capable of selecting relevant base station to be connected to mobile station from base-station-described neighbor list produced based on the number of times of hand-over operations
US6721563B1 (en) * 1999-11-24 2004-04-13 Motorola, Inc. Signal measurement
WO2011052773A1 (ja) * 2009-11-02 2011-05-05 京セラ株式会社 無線通信システム、高電力基地局、低電力基地局、無線端末及び無線通信方法
JP2014121010A (ja) * 2012-12-18 2014-06-30 Ntt Docomo Inc 無線基地局および通信制御方法
CN110679101A (zh) * 2017-05-05 2020-01-10 瑞典爱立信有限公司 用于对源自两个不同小区或波束的信号的测量的测量报告禁止计时器

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6505043B1 (en) 1999-05-20 2003-01-07 Nec Corporation Mobile communication system capable of selecting relevant base station to be connected to mobile station from base-station-described neighbor list produced based on the number of times of hand-over operations
US6721563B1 (en) * 1999-11-24 2004-04-13 Motorola, Inc. Signal measurement
WO2001058030A1 (de) * 2000-01-31 2001-08-09 Siemens Aktiengesellschaft Architektur einer basisstation eines funkkommunikationssystems
WO2011052773A1 (ja) * 2009-11-02 2011-05-05 京セラ株式会社 無線通信システム、高電力基地局、低電力基地局、無線端末及び無線通信方法
US8958842B2 (en) 2009-11-02 2015-02-17 Kyocera Corporation Radio communication system, high-power base station, low-power base station, radio terminal, and radio communication method
JP2014121010A (ja) * 2012-12-18 2014-06-30 Ntt Docomo Inc 無線基地局および通信制御方法
CN110679101A (zh) * 2017-05-05 2020-01-10 瑞典爱立信有限公司 用于对源自两个不同小区或波束的信号的测量的测量报告禁止计时器
US11166185B2 (en) 2017-05-05 2021-11-02 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Measurement reporting prohibit timer for measurement of signals originating from two different cells or beams

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101006092B1 (ko) 무선 통신 네트워크들에서의 끊김없는 주파수간 핸드오프
CN101449612B (zh) 无线通信终端装置、无线通信基站装置和无线通信方法
US8219131B2 (en) Cognitive wireless communication system
US9084117B2 (en) Dynamic mobility management in cell-breathing base stations in a cellular telecommunication network
JPH05292012A (ja) 移動体通信システムの輻輳制御方式
JPH0638268A (ja) 電界レベル測定方式
JPH11252613A (ja) 移動体通信システム
US20100232389A1 (en) Method and system for high speed intra-domain mobility management using dual interfaces in wireless lan/man
JPH0730945A (ja) 移動通信チャネル切替方式および移動局装置
JPH06335051A (ja) セルラシステム移動体通信ハンドオフ方法および装置
EP2166775B1 (en) Mobile station device and cell setting method
JP2874640B2 (ja) 移動体通信のチャネル切り替え方式
GB2316578A (en) Control system for cellular network
US6249678B1 (en) Communication unit and method for performing neighbor site measurements in a communication system
US20100167739A1 (en) Handset Handover
JP2002354523A (ja) 移動体電話通信システム
JPH10248090A (ja) 移動体通信におけるフェージングを応用した速度検出方式
KR101004308B1 (ko) 이동 무선 통신 시스템 및 무선 기지국
JPH10276463A (ja) 移動無線通信システム
EP1152624B1 (en) Communication terminal and wireless communication method
JPH10248078A (ja) 移動体通信における電界強度を応用した速度検出方式
US20030228870A1 (en) Communication method and system for improving control signal receiving quality during handover
JP3163531B2 (ja) 無線通信方法
JPH04322521A (ja) 基地局
JPH0669860A (ja) 移動通信システムにおける無線チャネル輻輳制御方式

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040511