JPH10246176A - アキシャルピストン機械 - Google Patents

アキシャルピストン機械

Info

Publication number
JPH10246176A
JPH10246176A JP9046544A JP4654497A JPH10246176A JP H10246176 A JPH10246176 A JP H10246176A JP 9046544 A JP9046544 A JP 9046544A JP 4654497 A JP4654497 A JP 4654497A JP H10246176 A JPH10246176 A JP H10246176A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
shaft
motor
pump
supported
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9046544A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisafumi Iino
尚史 飯野
Mikihiro Takano
幹広 高野
Yasuhiro Morimoto
康浩 森本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP9046544A priority Critical patent/JPH10246176A/ja
Publication of JPH10246176A publication Critical patent/JPH10246176A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Reciprocating Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アキシャルピストン機械において、シリンダ
及びスプリングの組み付けを、弁板側からでなく斜板側
から行えるようにして組付性を高める。 【解決手段】 モータ軸17にモータシリンダ34をス
プライン71で結合し、スプライン71の半径方向外側
に形成したガイド孔34aにピン84を移動自在に支持
する。モータシリンダ34の内周に配置したスプリング
81の前端をワッシャ83及びクリップ82で該モータ
シリンダ34に支持するとともに、後端を前記ピン84
の前端に支持する。更にモータ軸17の外周に支持した
カラー部材72の前端を前記ピン84の後端に支持する
とともに、後端をボールベアリング21を介してインナ
ケースCiに支持する。スプリング81の弾発力で前方
に押されたモータシリンダ34の前面は、弁板27の油
圧分配面27aに移動自在に接触する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリンダにその軸
線を囲むように形成した複数のシリンダ孔にそれぞれピ
ストンを支持し、このピストンを斜板により軸方向に往
復動させるアキシャルピストンポンプ或いはアキシャル
ピストンモータに関する。
【0002】
【従来の技術】かかるアキシャルピストンポンプ及びア
キシャルピストンモータを組み合わせた静油圧式無段変
速機が、特開平8−74962号公報、特開平7−28
0063号公報により公知である。
【0003】図11に示すように、かかるアキシャルピ
ストンポンプやアキシャルピストンモータは、回転軸0
1にスプライン02で結合されたシリンダ03をケーシ
ング04に固定した弁板05にスプリング06の弾発力
で押し付けることにより、シリンダ03の弁板05に対
する移動を許容しながらオイルの漏れを防止するように
なっている。
【0004】ところで、回転軸01にシリンダ03を結
合するスプライン02は強度上及びシリンダのバランス
上の問題からピストン07を案内する斜板08の近傍に
配置されるため、前記スプライン02との干渉を避ける
ためにスプリング06をシリンダ03の弁板05寄りの
内周部に配置する必要がある。この場合、スプリング0
6の一端をスプライン02の近傍で回転軸01に形成し
たスプライン付きのバネ座09に支持し、他端を弁板0
5の近傍でシリンダ03に設けたバネ座010に支持す
ることにより、そのスプリング06の弾発力でシリンダ
03が回転01軸に対して軸方向に押されて弁板05に
接触することになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構造を採用すると、シリンダ03を回転軸01に組
み付けるときに、必ずシリンダ03を弁板05側から挿
入しないとスプリング06の組み付けができないことに
なり、組付性が低下する問題がある。なぜならば、シリ
ンダ03の内部に予めスプリング06を組み付けた状態
で該シリンダ03を回転軸01に組み付ける場合を考え
ると、弁板05側からの組み付けは可能であるが、斜板
08側から組み付けようとすると、スプリング06がス
プライン02と干渉するだけでなく、該スプリング06
をバネ座09に支持することができないために組み付け
が不能になる。
【0006】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、シリンダ及びスプリングの組み付けを斜板側から行
えるようにして組付性を高めることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された発
明では、シリンダ及びスプリングを斜板側から回転軸に
組み付けるには、スプリングの軸方向他端部をシリンダ
に支持した状態でシリンダ及びスプリングを斜板側から
回転軸に挿入し、シリンダを回転軸にスプライン結合す
る。続いてスラスト部材を斜板側からシリンダのガイド
孔に挿入し、該スラスト部材の軸方向他端部を前記スプ
リングの軸方向一端部に支持するとともに軸方向一端部
を回転軸又は該回転軸に対して軸方向に固定された部材
に支持する。これにより、シリンダ及びスプリングを斜
板側から回転軸に組み付けることを可能にしながら、ス
プリングの弾発力を回転軸又は該回転軸に対して軸方向
に固定された部材とシリンダとの間に作用させ、回転軸
又は該回転軸に対して軸方向に固定された部材から受け
る反力でシリンダを弁板に押し付けることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1〜図10は本発明の一実施例
を示すもので、図1は自動車用油圧・機械式伝動装置の
全体側面図、図2は図1のA部の拡大縦断面図、図3は
図1のB部の拡大縦断面図、図4は該装置伝動系略図、
図5は図2の5部拡大図、図6は図3の要部拡大図、図
7は図6の7−7線断面図、図8は図6の8−8線断面
図、図9は図3の要部拡大図、図10は上記伝動装置の
斜板角度と総合速度比との関係を示す線図である。
【0009】図2〜図4に示すように、自動車用油圧・
機械式伝動装置Tは、機械伝動装置1及び静油圧式の無
段変速機2からなっており、その機械伝動装置1を挟む
ように、その前側に原動機としてのエンジンE、後側に
無段変速機2がそれぞれ配置され、これらはミッション
ケースCの内部に収容される。さらにアキシャルピスト
ンポンプ及びアキシャルピストンモータよりなる無段変
速機2の油圧ポンプ24及び油圧モータ25は、ミッシ
ョンケースC内に配設されるインナケースCiに収容さ
れ、このインナケースCiの機械伝動装置1側の開放端
面に、それを閉じるように無段変速機2の弁板27が接
合される。インナケースCiは第1ケース半体42及び
第2ケース半体43に分割されており、第1、第2ケー
ス半体42,43は複数本のボルト44(図3に1本の
み図示)により弁板27に結合される。
【0010】油圧・機械式伝動装置1は、エンジンEの
クランク軸7にトルクダンパ8を介して連結される入力
軸9、この入力軸9と同軸に配置される動力集合軸17
と、この動力集合軸17を囲むように同心に配置される
中間軸18と、動力集合軸17と平行に配置されるポン
プ軸10とを備え、入力軸9はミッションケースCの前
端壁にボールベアリング19を介して支持される。モー
タ軸を兼ねる動力集合軸17は、その前端がニードルベ
アリング20を介して入力軸9に、またその後端がイン
ナケースCiの後端壁にボールベアリング21を介して
支持される。中間軸18は、その前後両端部がニードル
ベアリング22,22を介して動力集合軸17外周に支
持されるとともに、その後端が前記弁板27にニードル
ベアリング23を介して支持される。したがって動力集
合軸17の中間部は中間軸18を介して弁板27に支持
される。またポンプ軸10は、その前端がボールベアリ
ング45を介してミッションケースCの前端壁に、その
後端がボールベアリング46を介してインナケースCi
の後端壁に、その中間部がニードルベアリング47を介
して弁板27に支持される。
【0011】インナケースCiに支持したボールベアリ
ング21から後方に突出する動力集合軸17の後端に
は、パーキングギヤ59、速度センサ用ギヤ60及びカ
ップリング部材48がスプライン結合し、動力集合軸1
7にねじ込まれるナット61により固定される。ミッシ
ョンケースCの後端壁から外方へ突出するカップリング
部材48には、自動車の駆動輪に連なるプロペラ軸(図
示せず)が連結される。またボールベアリング46から
突出するポンプ軸10の後端は、該ボールベアリング4
6のインナーレースにナット62により固定される。
【0012】機械伝動装置1は、エンジンEから供給さ
れた動力を動力集合軸17と中間軸18とに分配する動
力分割装置3と、中間軸18に分配された動力をポンプ
軸10に伝達する連動装置4とからなっている。
【0013】動力分割装置3は遊星歯車式に構成される
もので、入力軸9に固定されたキャリヤ11と、このキ
ャリヤ11に入力軸9と平行に設けたピニオン軸12に
回転自在に支持され、且つ互いに一体に連結された一対
の第1ピニオンギヤ13及び第2ピニオンギヤ14と、
これら第1、第2ピニオンギヤ13,14にそれぞれ噛
み合って入力軸9と同軸線上に並ぶ一対の第1、第2サ
ンギヤ15,16とを備えており、大径の第1サンギヤ
15は前記中間軸18にスプライン結合され、小径の第
2サンギヤ16は動力集合軸17に一体に形成される。
その際、第2サンギヤ16は入力軸9と第1サンギヤ1
5との間に挟まれるように配置される。相互に噛み合う
前記第2ピニオンギヤ14及び前記第2サンギヤ16は
ヘリカルギヤから構成される。
【0014】前記連動装置4は、前記中間軸18の中間
部に一体に形成された大径ヘリカルギヤ49と、ポンプ
軸10に一体に形成されて大径ヘルカルギヤ49に噛合
する小径ヘリカルギヤ50とからなっていて、動力分割
装置3と弁板27との間に挟まれるように配置される。
【0015】無段変速機2は、油圧ポンプ24、油圧モ
ータ25及びこれらを相互に連通する油圧閉回路26を
有する弁板27から構成される。
【0016】油圧ポンプ24は、前記ポンプ軸10にス
プライン結合されて弁板27の油圧分配面27aに移動
自在に接触するポンプシリンダ28と、このポンプシリ
ンダ28にその軸線を囲むように設けられた環状配列の
多数のシリンダ孔29に移動自在に支持された多数のポ
ンプピストン30と、各ポンプピストン30の先端に首
振り自在に設けられたシュー31が移動自在に接触する
可変角度のポンプ斜板32とを備えて可変容量型に構成
される。即ち、ポンプ斜板32は半円筒状のトラニオン
軸32aを有しており、これがインナケースCiに固定
されるポンプ斜板アンカ33に回転可能に支持される。
これによりポンプ斜板32は、トラニオン軸32aの軸
線と直交する直立位置からの傾き角度αの増減に応じ
て、各ポンプピストン30の往復動ストロークを増減さ
せることができる。
【0017】一方、油圧モータ25は、動力集合軸17
にスプライン結合されて弁板27の油圧分配面27aに
移動自在に接触するモータシリンダ34と、このモータ
シリンダ34にその軸線を囲むように設けられた環状配
列の多数のシリンダ孔35に移動自在に支持された多数
のモータピストン36と、各モータピストン36の先端
に首振り自在に付設されたシュー37が移動自在に接触
する可変角度のモータ斜板38とを備えて可変容量型に
構成される。即ち、モータ斜板38は半円筒状のトラニ
オン軸38aを有しており、これがインナケースCiに
固定されるモータ斜板アンカ39に回転可能に支持され
る。これによりモータ斜板38は、トラニオン軸38a
の軸線と直交する直立位置からの傾き角度βの増減に応
じて、各モータピストン36の往復動ストロークを増減
させることができる。
【0018】前記油圧閉回路26にオイルの漏洩分を補
給し、且つ各部を潤滑及び冷却するためのオイルを供給
する補給ポンプ40は、前記入力軸9により駆動される
ように、ミッションケースCの前端壁外面に取付けられ
る。
【0019】また、上記補給ポンプ40の吐出油圧を利
用してポンプ軸10を適時固定し得るロックアップ装置
41は、ミッションケースCの前端壁及びポンプ軸10
間に構成され、そして動力分割装置3及び連動装置4の
一部を弁板27との間に挟むように、又補給ポンプ40
と半径方向で隣接するように配置される。
【0020】このロックアップ装置41は、ミッション
ケースCの前端壁に内側から固着されてポンプ軸10の
端部を囲む有底円筒状のシリンダ51と、このシリンダ
51に支持されてその端壁との間に油圧室52を区画す
るピストン53と、このピストン53を油圧室52側へ
付勢する戻しばね54と、シリンダ51内でポンプ軸1
0にスプライン結合される円筒状のロックアップセンタ
55と、シリンダ51の開口端に支持される受圧板56
と、ピストン53及び受圧板56間でシリンダ51の内
周に移動可能にスプライン結合する複数枚の外側摩擦板
57と、同じくピストン53及び受圧板56間でロック
アップセンタ55の外周に移動可能にスプライン結合
し、且つ外側摩擦板57と交互に重ねられる複数枚の内
側摩擦板58とから構成される。而して、前記補給ポン
プ40の吐出油圧を図示しない制御弁を介して油圧室5
2に供給すると、ピストン53が受圧板56に向って移
動することにより内側及び外側摩擦板57,58を挟
み、これらの摩擦接触によりロックアップセンタ55を
介してポンプ軸10を制動することができる。このとき
の制動反力は、シリンダ51を介してミッションケース
Cの前端壁に受け止められる。
【0021】次に、油圧・機械式伝動装置Tの潤滑系に
ついて説明する。
【0022】図2及び図5から明らかなように、一対の
外歯ギヤ(一方の外歯ギヤのみ図示)を相互に噛み合わ
せた外接型ギヤポンプよりなる補給ポンプ40は、ミッ
ションケースCの前面に結合されたポンプボディ65の
内部に収納され、その前面がポンプカバー66で覆われ
る。補給ポンプ40の吐出ポート(図示せず)に連なる
油路67がミッションケースCとポンプボディ65との
結合面に形成されており、この油路67は入力軸9を半
径方向に貫通する油孔9aを介して動力集合軸17の前
端部に連通する。ポンプボディ65及びミッションケー
スCと入力軸9との隙間からオイルが漏れないように、
ポンプボディ65及び入力軸9間にシール部材68が配
置されるとともに、ミッションケースC及び入力軸9間
にシール部材69が配置される。
【0023】図2及び図3から明らかなように、動力集
合軸17の内部には、その前端部に開口する盲状の油路
17aが形成されており、したがって補給ポンプ40が
吐出したオイルは油路67及び入力軸9の油孔9aを経
て動力集合軸17の油路17aに供給される。動力集合
軸17の油路17aの軸方向4ヵ所に、該動力集合軸1
7を半径方向に貫通する油孔17b〜17eが形成され
る。最も前方の油孔17bを通過したオイルは、前側の
ニードルベアリング20を潤滑及び冷却するとともに、
キャリヤ11に半径方向に形成した油路11a及びピニ
オン軸12に軸方向に形成した油路12aを経て第1、
第2ピニオンギヤ13,14を潤滑及び冷却する。
【0024】また前から2番目の油孔17cを通過した
オイルは大径ヘリカルギヤ49を貫通する油孔49aを
経て、大径ヘリカルギヤ49及びキャリヤ11間に配置
したスラストベアリング70を潤滑及び冷却し、更に大
径ヘリカルギヤ49及び弁板27間に配置したスラスト
ベアリング78と、第1サンギヤ15のスプライン部
と、ニードルベアリング22とを潤滑及び冷却する。ま
た前から3番目の油路17dを通過したオイルは、モー
タシリンダ34と弁板27の油圧分配面27aとの接触
部分を潤滑及び冷却するとともに、ニードルベアリング
22及びニードルベアリング23を潤滑及び冷却する。
【0025】図6から明らかなように、モータシリンダ
34は、モータ斜板38側の端部に形成したスプライン
71によって動力集合軸17に軸方向移動自在に支持さ
れる。動力集合軸17の外周に略円筒状のカラー部材7
2の後端が支持されており、このカラー部材72の前端
内周はモータシリンダ34のスプライン71の後端外周
に嵌まり合う。その結果、動力集合軸17及びカラー部
材72間に環状のオイル分配室73が区画され、このオ
イル分配室73に動力集合軸17の最も後方の2個の油
孔17eが開口するとともに、カラー部材72に円周方
向に等間隔に形成した9個の油孔72aがモータ斜板3
8の貫通孔38bに対向する。
【0026】而して、動力集合軸17の2個の油孔17
eからオイル分配室73に供給されたオイルは、カラー
部材72の9個の油孔72aから半径方向外側に均等に
飛散し、モータ斜板38の接触面38cを効果的に潤滑
及び冷却する。このとき、モータ斜板38の傾斜角度が
変化しても前記接触面38cにオイルが確実に供給され
るように、9個の油孔72aの軸方向位置が決定され
る。尚、カラー部材72の軸方向の複数位置にそれぞれ
複数個の油孔72aを形成すれば、モータ斜板38の傾
斜角度に係わらず更に均等なオイル供給が可能となる。
【0027】実施例では動力集合軸17の油孔17eは
2個形成されているが、その個数を増加させることによ
り、カラー部材72を廃止してもモータ斜板38の接触
面38cを均等に潤滑及び冷却することができる。しか
しながら、動力集合軸17に多数の油孔17eを形成す
ると、その動力集合軸17の強度が低下する問題が発生
する。一方、本実施例によれば、動力集合軸17に最小
限の個数の油孔17eを形成して強度を確保しながら、
カラー部材72の多数の油孔72aによって接触面38
cの潤滑効果を高めることができる。
【0028】このように、本実施例によれば、ポンプ斜
板32或いはモータ斜板38をオイル中に浸すことなく
潤滑及び冷却を行うことができるので、オイルの攪拌抵
抗を減少させてエネルギーロスを最小限に抑えることが
可能となる。
【0029】カラー部材72の油孔72aからモータ斜
板38の接触面38cに供給されたオイルが、モータ斜
板38の貫通孔38bを通って接触面38cと反対側に
流出すると、そのオイルは接触面38cの潤滑及び冷却
に寄与できなくなる。モータ斜板38の貫通孔38bを
通してのオイルの流出を防止すべく、貫通孔38bを閉
塞する閉塞部材74が設けられる。
【0030】図6及び図8から明らかなように、モータ
斜板38は概略長方形に形成されており、その一側面に
前記接触面38cが形成され、他側面に上下方向に長い
概略長方形のガイド凹部38dが形成される。またモー
タ斜板38の貫通孔38bは、該モータ斜板38の傾斜
時に動力集合軸17との干渉を防止すべく、上下方向に
長い長円形に形成される。前記ガイド凹部38dに移動
自在に支持される閉塞部材74は八角形の板体よりな
り、その中央部に動力集合軸17が貫通する円形の開口
74aが形成されるとともに、開口74aの左右両側に
上下方向に長い一対の長孔74bが形成される。閉塞部
材74は、一対の長孔74bを貫通してモータ斜板38
にねじ込まれる2本のボルト75により、上下方向の移
動を許容されながらガイド凹部38dからの脱落を防止
される。
【0031】モータ斜板38と共に閉塞部材74が傾斜
したとき、動力集合軸17に対する閉塞部材74の傾斜
が可能なように、閉塞部材74の開口74aの直径は動
力集合軸17の直径よりも若干大きく形成される。閉塞
部材74は重力で下方に付勢されているため、閉塞部材
74は開口74aの上端を動力集合軸17の上端に接触
させた状態で支持される。また閉塞部材74はモータ斜
板38のトラニオン軸38aの中心に対して偏心してい
るため、モータ斜板38に閉塞部材74を固定すると開
口74aが動力集合軸17に干渉してモータ斜板38が
傾斜不能になるが、モータ斜板38の傾斜に伴って閉塞
部材74を上下に移動させることにより前記問題が解決
される。
【0032】上述のようにしてモータ斜板38の貫通孔
38b及び動力集合軸17の間隙を閉塞部材74で塞ぐ
ことにより、カラー部材72からモータ斜板38に供給
されたオイルを貫通孔38bから逃がすことなく、接触
面38cに効果的に供給することができる。しかも閉塞
部材74はモータ斜板38に対して上下に移動できるの
で、モータ斜板38の傾斜時に閉塞部材74が動力集合
軸17に干渉することが防止される。
【0033】補給ポンプ40(図2参照)の吐出ポート
は、ミッションケースCに形成した油路76及びオイル
パイプ77(図3参照)を介して、ポンプ軸10の内部
に形成した油路10aの後端部に接続される。図9に示
すように、ポンプ軸10の油路10aの軸方向3ヵ所か
ら、半径方向に延びる油孔10b,10c,10dが分
岐する。油孔10b,10cから供給されたオイルは、
ポンプシリンダ28及び弁板27の油圧分配面27aの
接触部と、ニードルベアリング47とを潤滑及び冷却す
る。
【0034】ポンプ軸10の最も後方の2個の油孔10
dから供給されたオイルはポンプ斜板32の接触面32
cを潤滑及び冷却するが、その際に前記接触面32cに
オイルを均等に供給すべく、カラー部材72及び閉塞部
材74が設けられる。ポンプ軸10のカラー部材72及
び閉塞部材74の構造及び機能は、前述した動力集合軸
17のそれと同一であるため、その重複する説明は省略
する。
【0035】次に、油圧モータ25のモータシリンダ3
4を弁板27の油圧分配面27aに弾性的に押し付ける
ための構造を説明する。
【0036】図6及び図7から明らかなように、モータ
シリンダ34の内周と動力集合軸17の外周との間の空
間に圧縮状態で収納されたスプリング81は、その前端
がモータシリンダ34の内周にクリップ82で固定した
ワッシャ83に支持される。モータシリンダ34を動力
集合軸17にスプライン結合するスプライン71の半径
方向外側に、該モータシリンダ34を軸方向に貫通する
3個のガイド孔34aが120°間隔で形成される。ガ
イド孔34aに移動自在に支持されたピン84の前端は
軸方向に移動自在なワッシャ85を介して前記スプリン
グ81の後端に支持されるとともに、ピン84の後端は
前記カラー部材72の前端に支持される。その結果、ス
プリング81の後端の弾発力はワッシャ85、3本のピ
ン84、カラー部材72及びボールベアリング21を介
してインナケースCiに伝達され、且つスプリング81
の前端の弾発力はワッシャ83及びクリップ82を介し
てモータシリンダ34に伝達されるため、モータシリン
ダ34の前端は弁板27の油圧分配面27aに弾発的に
押し付けられる。
【0037】モータシリンダ34及びスプリング81は
動力集合軸17の後方(モータ斜板38側)から組み付
けられる。即ち、予めモータシリンダ34の内周にワッ
シャ85、スプリング81、ワッシャ83及びクリップ
82を組み付けておき、そのモータシリンダ34を動力
集合軸17の後端側から挿入してスプライン71で結合
する。続いてモータシリンダ34のガイド孔34aにピ
ン84を挿入した後に、動力集合軸17にカラー部材7
2、モータ斜板38及びモータ斜板アンカ39を挿入
し、更にカラー部材72の後端を前方に押すようにボー
ルベアリング21をインナケースCiに固定する。そし
て、パーキングギヤ59、速度センサ用ギヤ60及びカ
ップリング部材48を動力集合軸17に挿入してナット
61で固定する。
【0038】上述したように、スプライン71の半径方
向外側にピン84を軸方向移動自在に配置し、このピン
84を介してスプリング81の後端の弾発力をインナケ
ースCiの後端部に伝達してモータシリンダ34を弁板
27に向けて付勢することができる。これにより、動力
集合軸17に段部を形成してスプリング81の後端を支
持する必要がなくなるため、モータシリンダ34及びス
プリング81をモータ斜板38側から組み付けることが
可能となって組付自由度が向上する。
【0039】同様にして、油圧ポンプ24においても、
ポンプシリンダ28に設けたガイド孔28aに移動自在
に支持したピン84の前後両端をそれぞれスプリング8
1の後端及びカラー部材72の前端に支持することによ
り、ポンプシリンダ28及びスプリング81をポンプ斜
板32側から組み付けることができる。
【0040】図9から明らかなように、ポンプ軸10を
インナケースCiに支持するボールベアリング46は、
該ポンプ軸10に形成した環状溝10eに嵌まるコッタ
ー86により支持される。このとき、ポンプ軸10の外
周に支持されたカラー部材72の後端に段部72bを形
成し、この段部72bでコッター86の前面及び外周面
を押さえることにより、特別の部品を必要とせずにコッ
ター86の外れを確実に防止することができる。
【0041】次に、この実施例の作用について説明す
る。
【0042】エンジンEの動力がクランク軸7からトル
クダンパ8を介して入力軸9に供給されると、その動力
はキャリヤ11のピニオン軸12を経て異径のピニオン
ギヤ13,14に分配され、小径の第1ピニオンギヤ1
3に分配された動力は大径の第1サンギヤ15から中間
軸18、連動装置4を経てポンプ軸10に伝わる。した
がって、いまロックアップ装置41が非作動状態にある
とすれば、油圧ポンプ24ではポンプ軸10によりポン
プシリンダ28が回転駆動される。そしてポンプ斜板3
2及びモータ斜板38がそれぞれ直立位置から適当角度
に傾斜した状態にあれば、ポンプシリンダ28の一回転
につき、ポンプピストン30がポンプ斜板32の傾き角
度αに応じたストロークをもってシリンダ孔29を一往
復し、吐出及び吸入動作を行うので、各シリンダ孔29
から吐出された圧油は弁板27の油圧閉回路26の高圧
側を経て、モータシリンダ34の対応するシリンダ孔3
5に供給され、対応するモータピストン36に膨脹動作
を与え、該ピストン36がモータ斜板38を押圧すると
きその反力の回転方向成分が該モータピストン36を介
してモータシリンダ34を回転させ、その動力を動力集
合軸17に伝える。そして、膨脹動作を終えたモータピ
ストン36は、モータ斜板38により今度は収縮動作が
与えられ、対応するシリンダ孔35から排出される油は
油圧閉回路26の低圧側を経て、吸入動作を行うポンプ
ピストン30のシリンダ孔29へと吸入されていく。こ
うして油圧モータ25では、モータ斜板38の傾斜角度
βに応じたストロークをもってモータピストン36が往
復動し、その一往復につきモータシリンダ34が動力集
合軸17と共に一回転する。
【0043】ところで、油圧ポンプ24及び油圧モータ
25の各容量は、それぞれ対応するピストン30,36
のストローク、即ち斜板32,38の角度α,βに依存
するので、無段変速機2の速度比は、各斜板32,38
の角度α,βを変えることにより無段階に制御すること
ができる。
【0044】一方、大径の第2ピニオンギヤ14に分配
された動力は、小径の第2サンギヤ16から動力集合軸
17に直接供給されて、これを駆動する。
【0045】このように、動力分割装置3で分割された
エンジンの動力の一方は、静油圧式無段変速機2により
無段階に変速された後、動力集合軸17に伝達され、他
方は動力集合軸17に直接伝達されるので、無段変速性
と伝動効率の両方の性能を満足させながら動力伝達を行
うことができる。そして、動力集合軸17で合流した動
力はカップリング部材48を介して図示しないプロペラ
軸へと伝達され、駆動輪を駆動する。
【0046】次に、図10を併せて参照しながら油圧・
機械式伝動装置Tにおける各斜板32,38の傾き角度
α,βと総合速度比eとの関係について説明する。
【0047】同図の線図では、横軸に総合速度比eを、
縦軸にポンプ斜板32及びモータ斜板38の各傾き角
α,βを取る。 (1) 総合速度比e=aのとき ポンプ斜板32がα=0、モータ斜板38がβ=βma
xにそれぞれ制御されたときである。α=0により油圧
ポンプ24の容量はゼロとなるから、ポンプ軸10から
ポンプシリンダ28が駆動されてもポンプピストン30
はストロークせず、油圧閉回路26に油圧を発生させる
ことができず、油圧モータ25は作動しない。したがっ
て、入力軸9に供給されるエンジンEの動力は、実質上
無負荷のポンプシリンダ28の空転に全て費やされ、動
力集合軸17は回転しない。その結果、総合速度比はe
=0(減速比無限大)となっている。 (2) 総合速度比e=a〜bのとき モータ斜板38をβ=βmaxに保持したままで、ポン
プ斜板32の角度αをαmaxまで徐々に増加させる領
域である。即ち、角度αの増加に伴い油圧ポンプ24の
容量が増大し、それに応じて油圧モータ25を作動させ
るとともに、動力集合軸17への動力伝達も開始され
る。その結果、総合速度比eは増大していく。 (3) 総合速度比e=b〜cのとき ポンプ斜板32をα=αmaxに保持したままで、モー
タ斜板38の角度βをβmaxから0まで徐々に減少さ
せる領域である。角度βの減少により油圧モータ25の
容量が減少するため、油圧ポンプ24に対する負荷の増
大によりポンプシリンダ28の回転速度は徐々に減少
し、β=0で停止する。これと反対に動力集合軸17の
回転速度は徐々に増加するので、総合速度比eはβ=0
で最大となる。即ち、実質上、機械伝動ユニット1のみ
による伝動状態となる。
【0048】このとき、ロックアップ装置41を作動さ
せれば、ポンプ軸10を機械的に固定することができる
ので、油圧閉回路26に油圧を発生させずに済み、した
がって油圧閉回路26からの油圧リークによる動力損失
を防ぐことができる。 (4) 総合速度比e=a〜dのとき モータ斜板38をβ=βmaxに保持した状態でポンプ
斜板32をα=0から負の方向へ、即ち直立位置から前
進時とは反対方向へ傾けていく領域である。この領域で
は、油圧ポンプ24の油圧閉回路26に対する油圧の吐
出方向が逆になるため、油圧閉回路26における高圧側
と低圧側が前進時とは逆になってモータシリンダ34が
逆転し、動力集合軸17を逆転させることができる。
【0049】ところで、このような油圧・機械式伝動装
置Tにおいて、油圧モータ25のモータシリンダ34と
モータピストン36とは油圧反力によって相互に離反す
る方向に付勢され、また油圧ポンプ24のポンプシリン
ダ28とポンプピストン30とは油圧反力によって相互
に離反する方向に付勢される。その結果、図3において
油圧反力で右方向に付勢されたモータシリンダ34は、
それが移動自在に接触する弁板27を右方向に付勢する
とともに、油圧反力で左方向に付勢されたモータピスト
ン36は、モータ斜板38及びモータ斜板アンカ39を
介してインナケースCiの第1ケース半体42を左方向
に付勢する。また油圧反力で右方向に付勢されたポンプ
シリンダ28は、それが移動自在に接触する弁板27を
右方向に付勢するとともに、油圧反力で左方向に付勢さ
れたポンプピストン30は、ポンプ斜板32及びポンプ
斜板アンカ33を介してインナケースCiの第1ケース
半体42を左方向に付勢する。而して、弁板27に第1
ケース半体42及び第2ケース半体43を結合するボル
ト44には引張荷重が作用することになる。
【0050】一方、図2及び図3において、何れもヘリ
カルギヤよりなる第2ピニオンギヤ14及び第2サンギ
ヤ16の噛み合いにより発生するスラスト力により第2
サンギヤ16一体に形成されたる動力集合軸17が右方
向に付勢されるため、この付勢力が動力集合軸17から
ナット61、速度センサ用ギヤ60、パーキングギヤ5
9及びボールベアリング21を介してインナケースCi
の第1ケース半体42を右方向に付勢する。また大径ヘ
リカルギヤ49及び小径ヘリカルギヤ50の噛み合いに
より発生するスラスト力により、小径ヘリカルギヤ50
が一体に形成されたるポンプ軸10が右方向に付勢され
るため、この付勢力がポンプ軸10からナット62及び
ボールベアリング46を介してインナケースCiの第1
ケース半体42を右方向に付勢する。ヘリカルギヤによ
り発生する前記右方向のスラスト力はインナケースCi
を弁板27に向けて押し付ける方向に作用して前記ボル
ト44に作用する引張荷重を相殺するため、そのボルト
44を小径のものとし、或いはそのボルト44の本数を
削減することができる。
【0051】尚、前記油圧・機械式伝動装置Tを車両用
のトランスミッションとして使用した場合、エンジン側
から車輪側に駆動力が伝達される場合(加速時)にも、
車輪側からエンジン側から駆動力が伝達される場合(減
速時)にも、油圧ポンプ24及び油圧モータ25により
発生する軸方向の荷重は同方向であるが、ヘリカルギヤ
により発生する軸方向の荷重は逆方向になる。このと
き、エンジン側から車輪側に駆動力が伝達される場合
(加速時)に、ヘリカルギヤにより発生する軸方向の荷
重で油圧により発生する軸方向の荷重を相殺できるよう
に、該ヘリカルギヤのギヤ歯の傾斜方向が設定される。
これにより、油圧・機械式伝動装置Tの伝達トルクが大
きいために前記荷重が大きくなる車両の加速時に、その
荷重を効果的に相殺することができる。
【0052】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0053】例えば、油圧ポンプ24及び油圧モータ2
5のいずれか一方を、対応する斜板を固定することによ
り固定容量型に構成することもできる。また実施例では
ピン84の後端を、ポンプ軸10或いは動力集合軸17
に対して軸方向に固定された部材であるカラー部材72
に支持しているが、それをポンプ軸10或いは動力集合
軸17に対して軸方向に固定された部材であるボールベ
アリング21,46のインナーレースに支持しても良
く、勿論ポンプ軸10或いは動力集合軸17に直接支持
しても良い。
【0054】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載された発明
によれば、回転軸にシリンダを結合するスプライン及び
弁板間にスプリングを軸方向に配置するとともに、シリ
ンダに形成したガイド孔に軸方向一端側から他端側に挿
入されて該ガイド孔を移動自在に貫通するスラスト部材
を前記スプラインの半径方向外側に配置し、スラスト部
材の軸方向一端部を回転軸又は該回転軸に対して軸方向
に固定された部材に支持して該スラスト部材の軸方向他
端部をスプリングの軸方向一端部に支持し、更にスプリ
ングの軸方向他端部をシリンダに支持したので、予め内
部にスプリングを組み付けた状態のシリンダを弁板側か
らも斜板側からも回転軸に組み付けることが可能となっ
て組付性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る油圧・機械伝動装置の全体側面図
【図2】図1のA部拡大断面図
【図3】図1のB部拡大縦断面図
【図4】上記伝動装置の伝動系略図
【図5】図2の5部拡大図
【図6】図3の要部拡大図
【図7】図6の7−7線断面図
【図8】図6の8−8線断面図
【図9】図3の要部拡大図
【図10】上記伝動装置における静油圧式無段変速機の
斜板角度と総合速度比との関係を示す線図
【図11】従来のアキシャルピストン機械の説明図
【符号の説明】 10 ポンプ軸(回転軸) 17 動力集合軸(回転軸) 27 弁板 28 ポンプシリンダ(シリンダ) 28a ガイド孔 29 シリンダ孔 30 ポンプピストン(ピストン) 32 ポンプ斜板(斜板) 32b 貫通孔 32c 移動面 34 モータシリンダ(シリンダ) 34a ガイド孔 35 シリンダ孔 36 モータピストン(ピストン) 38 モータ斜板(斜板) 38b 貫通孔 38c 移動面 71 スプライン 81 スプリング 84 ピン(スラスト部材)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸(10,17)の軸線を囲むよう
    に形成された複数のシリンダ孔(29,35)を有して
    該回転軸(10,17)にスプライン(71)で結合さ
    れたシリンダ(28,34)と、 シリンダ孔(29,35)に軸方向移動自在に支持され
    た複数のピストン(30,36)と、 中央部に回転軸(10,17)が貫通する貫通孔(32
    b,38b)を有するとともに側部にピストン(30,
    36)の一方の端部が移動自在に接触する接触面(32
    c,38c)を有する斜板(32,38)と、 シリンダ孔(29,35)に対する油圧の配分を制御す
    る弁板(27)と、 シリンダ(28,34)の一方の端部を弁板(27)に
    移動自在に接触させるべく、シリンダ(28,34)を
    弁板(27)に向けて押し付けるスプリング(81)
    と、を備えたアキシャルピストン機械において、 前記スプライン(71)及び弁板(27)間にスプリン
    グ(81)を軸方向に配置するとともに、シリンダ(2
    8,34)に形成したガイド孔(28a,34a)に軸
    方向一端側から他端側に挿入されて該ガイド孔(28
    a,34a)を移動自在に貫通するスラスト部材(8
    4)を前記スプライン(71)の半径方向外側に配置
    し、 スラスト部材(84)の軸方向一端部を回転軸(10,
    17)又は該回転軸(10,17)に対して軸方向に固
    定された部材に支持して該スラスト部材(84)の軸方
    向他端部をスプリング(81)の軸方向一端部に支持
    し、更にスプリング(81)の軸方向他端部をシリンダ
    (28,34)に支持したことを特徴とするアキシャル
    ピストン機械。
JP9046544A 1997-02-28 1997-02-28 アキシャルピストン機械 Pending JPH10246176A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9046544A JPH10246176A (ja) 1997-02-28 1997-02-28 アキシャルピストン機械

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9046544A JPH10246176A (ja) 1997-02-28 1997-02-28 アキシャルピストン機械

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10246176A true JPH10246176A (ja) 1998-09-14

Family

ID=12750259

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9046544A Pending JPH10246176A (ja) 1997-02-28 1997-02-28 アキシャルピストン機械

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10246176A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008546958A (ja) * 2005-06-15 2008-12-25 トーヴェック・インコーポレーテッド 二重液圧機械トランスミッション
JP2014043924A (ja) * 2012-08-28 2014-03-13 Daihatsu Motor Co Ltd 油圧式無段変速機
JP2015140694A (ja) * 2014-01-28 2015-08-03 株式会社 神崎高級工機製作所 潤滑油供給構造

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008546958A (ja) * 2005-06-15 2008-12-25 トーヴェック・インコーポレーテッド 二重液圧機械トランスミッション
JP2014043924A (ja) * 2012-08-28 2014-03-13 Daihatsu Motor Co Ltd 油圧式無段変速機
JP2015140694A (ja) * 2014-01-28 2015-08-03 株式会社 神崎高級工機製作所 潤滑油供給構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6354974B1 (en) Power train for use in motor vehicles and the like
JP2981980B2 (ja) 油圧・機械式伝動装置
US7416045B2 (en) Dual hydraulic machine transmission
US20040050647A1 (en) Start clutch device
JPH02107859A (ja) 遊星歯車装置
US7475617B2 (en) Orbital transmission with geared overdrive
US6477838B1 (en) Hydrostatic machines for use in transmission and transaxle product
JP2001187535A (ja) ハイブリッド車輌用駆動装置
JPH10238608A (ja) アキシャルピストン機械
JPH10246176A (ja) アキシャルピストン機械
JP2629374B2 (ja) 遊星歯車装置
KR20080016861A (ko) 기어드 오버드라이브를 가진 오비탈 트랜스미션
JPH10238609A (ja) アキシャルピストン機械
US5928098A (en) Continuously variable transmission for vehicles
JP4443795B2 (ja) 油圧式無段変速装置及び動力伝達装置
US6569049B1 (en) Radial piston hydromechanical continuously variable transmission
JP2005083498A (ja) 油圧装置
JP6142167B2 (ja) 油圧機械式無段変速機
JPH02134450A (ja) ベルト式無段変速機の潤滑装置
JP2689641B2 (ja) 車両用動力伝達装置の副変速装置
JP2003014080A (ja) 油圧装置及び動力伝達装置
JP3561340B2 (ja) 斜板式油圧作動装置
JP3932681B2 (ja) 車両用変速機
JPH10331948A (ja) 補助変速装置を備えた変速機
JPH11193851A (ja) 減速装置