JPH10245014A - フィルムの終端処理装置 - Google Patents

フィルムの終端処理装置

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JPH10245014A
JPH10245014A JP6388597A JP6388597A JPH10245014A JP H10245014 A JPH10245014 A JP H10245014A JP 6388597 A JP6388597 A JP 6388597A JP 6388597 A JP6388597 A JP 6388597A JP H10245014 A JPH10245014 A JP H10245014A
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JP
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film
roll
tension
paper tube
detecting
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Yukio Nakagawa
幸夫 中川
Masashi Kondo
真史 近藤
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Ishida Co Ltd
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Ishida Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 繰出し終端部において生じるフィルムのダメ
ージを抑えるようにすること。 【解決手段】 ダンサローラ12の動きから繰出し終端
部において生じる大きな張力を検出し、その検出々力に
より、フィルムfの繰出しモータ2を停止するととも
に、紙管Dの拘止を解いてフィルムロールRを自由に
し、繰出しの終端時に生じるフィルムfのダメージを抑
えるとともに、フィルムfを最後まで繰り出して使用で
きるようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフィルム供給装置に
おけるフィルムの終端処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ロール状に巻回した長尺のフィルムを用
いて包装物を作るような装置では、装置の稼働率を高め
る上からも、フィルムの終端を事前に予測して、新たな
フィルムロールに交換するか、継ぎ足してゆくようにす
る必要がある。
【0003】特に、フィルムの終端部を紙管にテープで
固定したようなフィルムロールを用いているような場合
には、繰り出し終端時に大きな引っ張り力が急激に作用
する結果、これがもとで、搬送経路上の全てのフィルム
に伸びが生じて、アイマーク間隔が変わったりフィルム
が蛇行するといった不都合が生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
終端時に作用するフィルムへの引張り力をなくすことの
できる新たなフィルムの終端処理装置を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明はこの
ような課題を達成するためのフィルムの終端処理装置と
して、駆動手段に駆動され、フィルムロールの紙管を拘
止しつつ回転して、フィルムを送り出す形式のフィルム
供給装置に、給送過程のフィルムに作用する張力を検出
する手段と、この検出手段からの異常張力検出々力をも
とに、駆動手段を停止させ、かつ、フィルムロールの拘
止を解除する制御手段を設けるようにしたものである。
【0006】
【作用】このように構成したことにより、繰り出し終端
直前で紙管をフリーにし、フィルムへ過大な引っ張り力
が作用するのを抑え、同時に、手による引出を可能にし
てフィルムを最後まで使用することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】そこで以下に本発明の実施例につ
いて説明する。図面は製袋包装機に用いられるフィルム
4の給送装置を示したものである。
【0008】図において、符号1はフィルムロールRを
支持する支持軸で、この支持軸1に支持されたフィルム
ロールRから繰出されるフィルムfは、ガイドローラ1
0を経て、支持軸1方向に変位自在な傾斜ロッド11に
より巾方向に位置を調整され、さらに張力調整用のダン
サローラ12を経て図示しないフォーマのもとへ送られ
るように構成されているが、このフィルム給送装置の詳
細については、本出願人がすでに特開平5−16917
号公報等において開示しているので、これ以上の説明は
省略する。
【0009】ところで、上記した支持軸1には、ベルト
3を介して作用するフィルム繰出しモータ2に駆動され
て回転するように構成され、また、この支持軸1は、図
2に示したように、送り込まれた加圧空気により膨張
し、かつ加圧空気を排出することより収縮する内筒6が
設けられていて、内筒6を膨張させることによりその表
面に植設した多数の突起7‥‥を外筒4に設けた孔5か
ら突出させ、その先端で外筒4に装着したフィルムロー
ルRの紙管Dを内側から拘止してフィルムロールRを支
持軸1とともに一体的に回転させるように構成されてい
る。
【0010】この支持軸1は、電磁切換弁8を介して加
圧空気供給源9に接続し、さらにこの電磁切換弁8は、
上記したダンサローラ12に作用する張力を検出して出
力するロードセル15からの出力信号により操作され、
ダンサローラ12に異常な張力が作用した場合には、内
筒6内の空気を排出してこれを収縮させることにより、
フィルムロールRへの駆動力伝達を断つように構成され
ている。
【0011】これに対して、図中符号20はフィルムf
の終端処理制御装置で、ここには、フィルムfに作用す
る平均的な張力を基準値としてこの信号を出力する基準
値信号出力手段21と、ロードセル15からの検出信号
と基準値信号出力手段21からの基準値信号とを比較し
てその差信号をモータ制御手段23に出力する一方、ロ
ードセル16からの異常張力検出信号を受けた場合には
フィルムエンド検知手段24に異常信号を出力する比較
手段22と、比較手段22からの差信号を受けてフィル
ムfの張力を一定にすべくフィルム繰出しモータ2の回
転を制御し、かつフィルムエンド検出手段24が出力信
号によりフィルム繰出しモータ2を停止させる信号を出
力するモータ制御手段23と、フィルムエンド検出信号
24からの出力信号により内筒6内の空気を排出すべく
電磁切換弁8を切り替えるチャッキング駆動手段25と
によって構成されている。またさらに、この制御装置2
0には、フィルム繰出しモータ2の回転速度をもとにフ
ィルムロールRの径を演算する演算手段26と、この演
算手段26からの演算信号と警戒値設定手段28からの
警戒値信号を比較し、演算値が警戒値を越えた場合には
リスタートリレー29を介してモータ制御手段23に停
止信号を出力する警戒値領域検出手段27が設けられて
いる。
【0012】つぎに、このように構成された装置の動作
について説明する。通常のフィルム給送状態のもとで
は、フィルムfに作用する張力の変動に応じてダンサロ
ーラ12が上下し、この動きをもとにロードセル15に
よって検出された張力は検出信号として比較手段22に
入力し、基準値信号出力手段21からの基準値信号と比
較された上、その差信号によりモータ制御手段23を介
してフィルム繰出しモータ2の回転数を制御して、張力
をほぼ一定に維持しつつフィルムfを図示しないフォー
マのもとへ給送する。
【0013】またこの制御系では、フィルム繰出しモー
タ2の回転速度をもとにロール径演算手段26で逐一フ
ィルムロールRの径が演算され、この値が警戒値設定手
段28に予め設定された値に達すると、警戒値領域検知
手段27からモータ制御手段23に出力した信号により
フィルム繰出しモータ2を停止させるが、これらの制御
動作については特開平7−228400号公報において
本出願人がすでに提案しているので、これ以上の説明は
省略する。
【0014】一方、フィルムfの供給動作が続いて、紙
管Dに巻回されたフィルムfがすべて出尽くすと、末端
がこの紙管Dに固定されたフィルムfには、図示しない
プルダウンベルトの引張り力がダンサローラ12を介し
て作用するようになる。
【0015】この急激な張力変動はダンサローラ13の
急上昇として現れるから、この動きを大きな負荷変動と
して捉えたロードセル15は、この異常検出信号を比較
手段22に出力し、フィルムエンド検知手段24及びモ
ータ制御手段23を介してフィルム繰出しモータ2を直
ちに停止させるとともに、チャッキング駆動手段25を
介して電磁切換弁8を作動させ、内筒6内の空気を外部
に放出してこれを収縮させ、その表面に設けた突起7を
紙管Dの内面から離脱させて、フィルムロールRの拘止
を解く。
【0016】これにより、フィルムfに過大な張力が作
用するのを事前に回避して、給送過程にあるフィルムf
の延びや破断といった事故の発生を未然に抑えることが
できるから、最後に、フィルムfを手で一杯まで引出し
た上、この端部に新たなフィルムfの先端を接合して、
つぎのフィルムfの給送動作に入らせる。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、フィ
ルム供給過程で生じる異常な張力を検出して、その出力
信号によりフィルムロールの紙管の拘止を解くと同時
に、その回転を停止させるようにしたので、繰出しの終
端時に作用する過大な張力により供給過程にあるフィル
ム全体を使用不能にするといった不都合を未然に防ぐと
ともに、フィルムを終端まで引出すことを可能にし、そ
の無駄を省いて新たなフィルムとの接合図ることができ
る。
【0018】しかも、張力検出手段としてダンサロール
の変位を検出するようにしたので、フィルム終端時に作
用する過大な張力をダンサロールの変位により一時的に
吸収し、この張力が直接フィルムに作用することによっ
て生じるダメージを未然に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す装置の概要構成図であ
る。
【図2】フィルムロールの紙管を拘止するチャッキング
機構を示した断面図である。
【符号の説明】
1 ロール支持軸 2 フィルム繰出しモータ 5 中空外筒 6 内筒 8 電磁切換弁 13 ダンサローラ 20 制御装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動手段に駆動され、フィルムロールの
    紙管を拘止しつつ回転して、フィルムを送り出す形式の
    フィルム供給装置において、上記フィルム供給装置に、
    給送過程の上記フィルムに作用する張力を検出する手段
    と、該検出手段からの異常張力検出々力をもとに、上記
    駆動手段を停止させ、かつ、上記フィルムロールの拘止
    を解除する制御手段を設けたことを特徴とするフィルム
    の終端処理装置。
  2. 【請求項2】 上記フィルムロールの紙管の拘止解除手
    段として、該紙管を内側より拘止するための加圧流体
    を、上記検出手段からの異常張力検出々力をもとに支持
    軸々心から排出する機構を用いたことを特徴とする請求
    項1記載のフィルムの終端処理装置。
  3. 【請求項3】 上記張力検出手段として、フィルム供給
    経路に配設したダンサロールの変位を検出する検出手段
    を用いたことを特徴とする請求項1記載のフィルムの終
    端処理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012176780A (ja) * 2011-02-26 2012-09-13 Topack Co Ltd 自動包装機の繰出し装置
JP2016068946A (ja) * 2014-09-26 2016-05-09 大成ラミック株式会社 背貼り接合部を有する包装袋の製造方法および充填包装機
JP2018043785A (ja) * 2016-09-16 2018-03-22 株式会社タカゾノテクノロジー 包装装置

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