JPH10244409A - 加工装置及び加工方法 - Google Patents

加工装置及び加工方法

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JPH10244409A
JPH10244409A JP4998797A JP4998797A JPH10244409A JP H10244409 A JPH10244409 A JP H10244409A JP 4998797 A JP4998797 A JP 4998797A JP 4998797 A JP4998797 A JP 4998797A JP H10244409 A JPH10244409 A JP H10244409A
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JP
Japan
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tool
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feed
speed
feeding
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JP4998797A
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English (en)
Inventor
Sadaaki Tsuzuki
定明 都築
Yoshihiro Ando
義広 安藤
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Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1台の加工装置で、任意の角度のバルブシー
ト面のバイト加工と、ステムガイド穴のリーマ加工を同
時に行えるようにする。 【解決手段】 ビルトインモータ17、バイト送り用モ
ータ20、リーマ送り用モータ33、送りユニット送り
用モータ37を制御手段45により制御して、バイト加
工時にバイト15の送りに送りユニット39の移動を合
成させるとともに、このバイト加工と同時に、主軸12
の回転速度に同期した速度に、送りユニット39の送り
速度を加減した送り速度でリーマ加工を行うようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同心性が要求され
る複数の加工個所を同一の主軸に設けた異種の工具によ
って加工する加工装置及び加工方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の加工装置としては、自動
車エンジンのシリンダヘッド加工におけるバルブシート
面のバイト加工とステムガイド穴のリーマ加工を行う加
工装置があり、具体的には、特開平5−169305号
に記載されているものがある。この加工装置は、ヘッド
本体内に中空状の主軸が回転可能に支持され、主軸に固
定された工具ヘッドの先端には一対の粗加工用チップと
バイトが設けられており、主軸の基端には主軸回転用モ
ータが歯車を介して連結されている。この主軸内にはス
リーブが主軸と同心状で一体回転可能及び軸線方向へ相
対移動可能に挿通され、基端にはバイト送り用モータが
作動体及び回転スリーブを介して連結されている。この
スリーブ内にはロッドがスリーブと同心状で一体回転可
能及び軸線方向へ相対移動可能に挿通され、先端にはリ
ーマが取付けられ、基端には作動体及び回転スリーブを
介してリーマ送り用モータが連結されている。
【0003】そして、シリンダヘッドの加工に際しては
図6のタイムチャートに示すように、バイト加工と同時
にバイト加工用の低速の主軸回転速度に同期したリーマ
の低速送り加工を行う。そして、バイト加工が終了した
ら主軸の回転速度を正規のリーマ加工の回転速度まで上
昇して、主軸回転速度に同期した正規の送り速度でのリ
ーマ加工を行うようにしたものである。このように、バ
イト加工中にリーマの低速送り加工を同時に行うこと
で、リーマ加工の時間が短縮でき、総加工時間の短縮が
できるという効果がある。
【0004】しかし、特開平5−169305号はバイ
トが収容溝の傾斜面に沿って移動するので、このバイト
によって加工できるバルブシート面の角度は傾斜面の角
度によって決まるただ1種類のみとなり、他の角度のバ
ルブシート面は加工できず、汎用性がないという問題が
あった。そして、この問題を解決するために多種のバル
ブシート面角度のシリンダヘッドの加工に対応できる加
工装置として例えば、特開平6−328302号に記載
されているものがある。この加工装置は、ヘッド本体に
中空主軸が回転可能に支持され、ヘッド本体内に固定さ
れたビルトインモータにより回転駆動される。この中空
主軸内には中空主軸と同心状にスリーブが挿通され、そ
の先端には第1スライドを介して第1バイトが取付けら
れ、基端には第1バイト駆動装置が連結され、軸線方向
に移動可能になっている。このスリーブ内にはスリーブ
と同心状にロッドが挿通され、その先端には第2スライ
ドを介して第2バイトが取付けられ、基端には第2バイ
ト駆動装置が連結され、軸線方向に移動可能になってい
る。そして、ヘッド本体、第1バイト駆動装置、第2バ
イト駆動装置は送りユニットとしてのコラム上に設置さ
れ、中空主軸の軸線方向に移動可能となっている。
【0005】そして、第1バイト駆動装置のみの駆動に
よる第1スライドの移動によって45度の傾斜面を加工
し、第2バイト駆動装置の駆動による第2スライドの移
動とZ軸送りモータの駆動によるコラムの移動の合成移
動によって、45度以外の任意の角度の傾斜面を加工す
るようにしたものである。このように、第2バイトの移
動とコラムの移動との合成移動により、任意の角度のバ
ルブシート面を加工できるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
6−328302号に記載されている加工装置は、別の
工作機械によって予めリーマ加工を行い、その後でこの
リーマ加工を行った個所を軸心測定装置により測定し、
その測定値に基づき加工装置の軸心位置を補正してバイ
ト加工を行うことでリーマ加工とバイト加工の同心性を
保つようにしている。このため、1つのシリンダヘッド
を加工するために加工装置が2台必要である。また、2
台の加工装置間のシリンダヘッドの搬送やリーマ加工と
バイト加工の同心性を保つための軸心測定に時間がかか
り、1つのシリンダヘッドを加工するのに長時間を要す
るという問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたもので、請求項1のものについて
は、工作物に対して相対移動可能な送りユニット上に加
工ヘッドを備え、前記加工ヘッドに設けられた主軸の回
転中心に対して半径位置を異にする第1工具及び第2工
具により、第1加工箇所及び第2加工箇所を加工する加
工装置において、前記第1工具を相対送りする第1の送
り手段と、前記第2工具を相対送りする第2の送り手段
と、前記送りユニットを相対送りする第3の送り手段
と、前記第1工具の移動と前記送りユニットの移動の合
成移動により前記第1加工箇所を任意の角度に加工する
ように前記第1の送り手段及び前記第3の送り手段を制
御するとともに、前記主軸の回転速度及び前記送りユニ
ットの移動速度に同期して前記第2工具を移動させて前
記第1加工箇所の加工と同時に前記第2加工箇所を加工
するように前記第2の送り手段を制御する制御手段とを
設けたことを特徴とするものである。
【0008】請求項2のものについては、工作物に対し
て相対移動可能な送りユニット上に加工ヘッドを備え、
前記加工ヘッドに設けられた主軸の回転中心に対して半
径位置を異にする第1工具及び第2工具により、第1加
工箇所及び第2加工箇所をそれぞれ主軸の回転速度を変
えて加工する加工装置において、前記主軸を前記第1工
具用の低速回転と前記第2工具用の高速回転とに切り換
えて駆動する主軸駆動手段と、前記第1工具を相対送り
する第1の送り手段と、前記第2工具を相対送りする第
2の送り手段と、前記送りユニットを相対送りする第3
の送り手段と、前記主軸駆動手段により前記主軸を低速
回転させ、前記第1工具の移動と前記送りユニットの移
動の合成移動により前記第1加工箇所を任意の角度に加
工するように前記第1の送り手段及び前記第3の送り手
段を制御するとともに、前記主軸の低速回転及び前記送
りユニットの移動速度に同期して前記第2工具を移動さ
せて前記第1加工箇所の加工と同時に前記第2加工箇所
を加工するように前記第2の送り手段を制御し、前記第
1加工箇所の加工終了後、前記主軸駆動手段により前記
主軸を低速回転から高速回転に切り換え、前記主軸の高
速回転に同期して前記第2工具を移動させて前記第2加
工箇所を加工するように前記第2の送り手段を制御する
制御手段とを設けたことを特徴とするものである。
【0009】請求項3のものについては、工作物に対し
て相対移動可能な送りユニット上に載置された加工ヘッ
ドと、前記加工ヘッドに設けられた主軸の回転中心に対
して半径位置を異にする第1工具及び第2工具と、前記
第1工具を相対送りする第1の送り手段と、前記第2工
具を相対送りする第2の送り手段と、前記送りユニット
を相対送りする第3の送り手段とを備え、前記第1工具
及び第2工具により第1加工箇所及び第2加工箇所を加
工する加工装置において、前記第1工具の移動と前記送
りユニットの移動の合成移動により前記第1加工箇所を
任意の角度に加工するように前記第1の送り手段及び前
記第3の送り手段を制御するとともに、前記主軸の回転
速度及び前記送りユニットの移動速度に同期して前記第
2工具を移動させて前記第1加工箇所の加工と同時に前
記第2加工箇所を加工するように前記第2の送り手段を
制御するようにしたことを特徴とするものである。
【0010】請求項4のものについては、工作物に対し
て相対移動可能な送りユニット上に載置された加工ヘッ
ドと、前記加工ヘッドに設けられた主軸の回転中心に対
して半径位置を異にする第1工具及び第2工具と、前記
主軸を前記第1工具用の低速回転と前記第2工具用の高
速回転とに切り換えて駆動する主軸駆動手段と、前記第
1工具を相対送りする第1の送り手段と、前記第2工具
を相対送りする第2の送り手段と、前記送りユニットを
相対送りする第3の送り手段とを備え、前記第1工具及
び第2工具により第1加工箇所及び第2加工箇所をそれ
ぞれ主軸の回転速度を変えて加工する加工装置におい
て、前記主軸駆動手段により前記主軸を低速回転させ、
前記第1工具の移動と前記送りユニットの移動の合成移
動により前記第1加工箇所を任意の角度に加工するよう
に前記第1の送り手段及び前記第3の送り手段を制御す
るとともに、前記主軸の低速回転及び前記送りユニット
の移動速度に同期して前記第2工具を移動させて前記第
1加工箇所の加工と同時に前記第2加工箇所を加工する
ように前記第2の送り手段を制御し、前記第1加工箇所
の加工終了後、前記主軸駆動手段により前記主軸を低速
回転から高速回転に切り換え、前記主軸の高速回転に同
期して前記第2工具を移動させて前記第2加工箇所を加
工するように前記第2の送り手段を制御するようにした
ことを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。図1に示すように、加工ヘッド10
はヘッド本体11を備えており、このヘッド本体11の
内部には中空状の主軸12が軸受13を介して回転可能
に支持され、ヘッド本体11に固定されたビルトインモ
ータ(主軸駆動手段)17により回転駆動されるように
なっている。
【0012】主軸12の後端にはフランジ21が固定さ
れており、このフランジ21には外周歯車状のリング2
2が固定されている。リング22に対向する外周位置に
はセンサ23がヘッド本体11の後端面に取付けられて
いる。このリング22とセンサ23によって、主軸12
の回転速度が検出される。主軸12内にはスリーブ24
が主軸12に対して同心状で相対回転不能及び軸線方向
へ相対移動可能に挿通され、その先端には後述する係合
子42が固定され、後端はヘッド本体11より突出さ
れ、軸受26を介してブラケット19に対して回転のみ
可能に連結されている。このブラケット19にはナット
18が固定され、このナット18にはバイト送り用モー
タ(第1の送り手段)20に連結された送りねじ27が
螺合している。
【0013】前記スリーブ24内にはロッド28がスリ
ーブ24に対して同心状で相対回転不能及び軸線方向へ
相対移動可能に挿通され、先端はリーマ保持体38に連
結され、後端はヘッド本体11、スリーブ24より突出
され、軸受29を介してブラケット30に対して回転の
み可能に連結されている。このブラケット30にはナッ
ト31が固定され、このナット31にはリーマ送り用モ
ータ(第2の送り手段)33に連結された送りねじ32
が螺合している。
【0014】第3の送り手段としての送りユニット送り
用モータ37には送りねじ36が連結されており、この
送りねじ36に螺合するナット35は送りユニット39
に固定されるブラケット34に固定されている。前記加
工ヘッド10、バイト送り用モータ20、リーマ送り用
モータ33は送りユニット39に固定されており、同様
に送りユニット39に固定される送りユニット送り用モ
ータ37により主軸12の軸線方向に移動可能になって
いる。
【0015】前記工具ヘッド14は図2に示すように、
主軸12先端に主軸12に対して一体的に取付けられて
いる。この工具ヘッド14前面には主軸12の軸線方向
に対して45度傾斜した収容溝40が形成されており、
この収容溝40にはスライド41が摺動可能に案内され
ている。このスライド41には収容溝40と直交する係
合溝43が形成され、この係合溝43に案内される係合
子42は、前記スリーブ24の先端部にボルトにより固
定されている。スライド41にはバイト15(第1工
具)が設けられ、このバイト15はスリーブ24が後方
(図面において右方向)に移動することにより、主軸1
2の軸線方向に対して45度傾斜した収容溝40に沿っ
て径方向で外方に移動し、バルブシート面(第1加工箇
所)を45度の円錐状に加工するようになっている。
【0016】リーマ16(第2工具)はロッド28に連
結されたリーマ保持体38により柄部が保持され、工具
ヘッド14に対してブッシュ44を介して進退可能に案
内されている。そして、ロッド28が前進(図面におい
て左方向)することにより、バルブステムガイド穴(第
2加工箇所)を加工するようになっている。制御手段4
5は図1に示すように、制御装置46、入力装置51、
出力装置52、駆動回路53、54、55、56により
構成されている。制御装置46は、CPU47、加工プ
ログラム等を記憶しているメモリ48、インターフェー
ス49、50から構成されており、インターフェース4
9にはキーボード等の入力装置51とCRT等の出力装
置52が接続され、インターフェース50にはモータ駆
動回路53、54、55、56及びエンコーダ20a、
33a、37a、センサ23が接続されている。
【0017】そして、CPU47から指令が与えられる
とインターフェース50、駆動回路53、54、55、
56、を介して各モータ17、20、33、37が駆動
されるとともに、エンコーダ20a、33a、37a及
びセンサ23からインターフェース50を介して駆動状
態がフィードバックされる。このように、この加工装置
は、制御手段45により各モータ17、20、33、3
7が制御されて、工作物であるシリンダヘッドの加工を
行うようになっている。
【0018】次に、上記構成の加工装置の動作を主に図
3のフローチャートに基づいて説明する。まず、ビルト
インモータ17を駆動して主軸12をバイト15加工用
の低速度で回転させ、バイト15が所定の加工位置に来
るまで送りユニット送り用モータ37を駆動して、送り
ユニット39を前進させる(ステップ1)。
【0019】そして、バイト送り用モータ20を駆動し
てバイト15を主軸12の軸線方向に対して45度傾斜
した収容溝40に沿って径方向外方に移動させるととも
に、送りユニット送り用モータ37を駆動して送りユニ
ット39を後退させる。このバイト15と送りユニット
39の合成移動により、図4に示すようにバルブシート
面の内α面が30度に加工される。バイト15と送りユ
ニット39の合成移動は、加工すべきバルブシート面の
角度(本実施の形態ではα面の30度)に対応して、バ
イト15と送りユニット39の送り速度が制御されるよ
うになっている。また、図5のタイムチャートに示すよ
うに、このバイト加工と同時にリーマ送り用モータ33
を駆動して、リーマ16を前進させる(ステップ2)。
この時のリーマ16の送り速度は基本的にはバイト加工
用の主軸12の低速回転と同期した速度になるが、この
場合は、送りユニット39が後退移動中であるため、リ
ーマ16は主軸12の回転速度に同期した速度に、送り
ユニット39の速度を加えた速度で前進するように制御
される。
【0020】次に、図4のB点からはバイト15は径方
向外方へそのままの送りを維持し、送りユニット39を
停止させる。これにより、バルブシート面の内β面が収
容溝40の傾斜角度である45度に加工される。そし
て、図5のタイムチャートに示すように、このバイト加
工と同時にリーマ16の前進を続けるが、この場合のリ
ーマの送り速度は、バイト加工用の主軸12の低速回転
に同期した速度に制御される(ステップ3)。
【0021】次に、図4のC点からは、バイト15は径
方向外方へそのままの送りを維持し、送りユニット39
を前進させる。このバイト15と送りユニット39の合
成移動により、バルブシート面の内γ面が60度に加工
される。バイト15と送りユニット39の合成移動は、
加工すべきバルブシート面の角度(本実施の形態ではγ
面の60度)に対応して、バイト15と送りユニット3
9の送り速度が制御されるようになっている。また、図
5のタイムチャートに示すように、このバイト加工と同
時にリーマ16を引き続き前進させるが、この場合のリ
ーマ16の送り速度は、送りユニット39が前進移動中
であるため、主軸12の回転速度に同期した速度から、
送りユニット39の速度を減じた速度で前進するように
制御される(ステップ4)。
【0022】そして、図4のD点まで加工してバルブシ
ート面の加工が終了すると、バイト15と送りユニット
39の送りが停止される(ステップ5)。そして、バイ
ト加工の終了後、図5のタイムチャートに示すように、
主軸12の回転速度はバイト加工用の低速度から正規の
リーマ加工用の高速度に上昇されるが、この回転速度の
上昇と同期して、リーマ16の送り速度も低速から高速
へ上昇するように制御される(ステップ6)。
【0023】そして、主軸12の回転速度が正規のリー
マ加工の速度に達した後、この回転速度と同期した送り
速度でリーマ16が前進され、引き続きリーマ加工が行
われ、リーマ加工が終了する(ステップ7)。以上のよ
うに、バイト加工時に、バイト15の移動と送りユニッ
ト39の移動を合成させるとともに、このバイト加工と
同時に、主軸12の回転速度に同期した速度に、送りユ
ニット39の送り速度を加減した送り速度でリーマ加工
を行うようにしたので、収容溝40の傾斜角度に限定さ
れない任意の角度のバルブシート面のバイト加工と、ス
テムガイド穴のリーマ加工を1台の加工装置で同時に行
うことができるので能率的である。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、第1工具の移動と送り
ユニットの移動の合成移動により第1加工箇所を任意の
角度に加工するように第1の送り手段及び第3の送り手
段を制御するとともに、主軸の回転速度及び送りユニッ
トの移動速度に同期して第2工具を移動させて第1加工
箇所の加工と同時に第2加工箇所を加工するように第2
の送り手段を制御するようにしたので、第1工具による
任意の角度の第1加工箇所の加工と、第2工具による第
2加工箇所の加工を1台の加工装置で同時に行うことが
できるので、従来の加工装置に比べて汎用性があるとと
もに、加工能率が向上し、総加工時間が短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における加工装置の断面図
である。
【図2】本発明の実施の形態における加工装置の前部拡
大断面図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるバルブシート面の
バイト加工とステムガイド穴のリーマ加工の動作を示す
フローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態におけるバルブシート面の
加工工程を示した図である。
【図5】本発明の実施の形態における主軸の回転速度と
バイトの送り速度とリーマの送り速度と送りユニットの
送り速度の関係を示すタイムチャートである。
【図6】従来の主軸の回転速度とバイトの送り速度とリ
ーマの送り速度の関係を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
10 加工ヘッド 11 ヘッド本体 12 主軸 15 バイト(第1工具) 16 リーマ(第2工具) 17 ビルトインモータ(主軸駆
動手段) 20 バイト送り用モータ(第1
の送り手段) 24 スリーブ 28 ロッド 33 リーマ送り用モータ(第2
の送り手段) 37 送りユニット送り用モータ
(第3の送り手段) 39 送りユニット 45 制御手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】工作物に対して相対移動可能な送りユニッ
    ト上に加工ヘッドを備え、前記加工ヘッドに設けられた
    主軸の回転中心に対して半径位置を異にする第1工具及
    び第2工具により、第1加工箇所及び第2加工箇所を加
    工する加工装置において、前記第1工具を相対送りする
    第1の送り手段と、前記第2工具を相対送りする第2の
    送り手段と、前記送りユニットを相対送りする第3の送
    り手段と、前記第1工具の移動と前記送りユニットの移
    動の合成移動により前記第1加工箇所を任意の角度に加
    工するように前記第1の送り手段及び前記第3の送り手
    段を制御するとともに、前記主軸の回転速度及び前記送
    りユニットの移動速度に同期して前記第2工具を移動さ
    せて前記第1加工箇所の加工と同時に前記第2加工箇所
    を加工するように前記第2の送り手段を制御する制御手
    段とを設けたことを特徴とする加工装置。
  2. 【請求項2】工作物に対して相対移動可能な送りユニッ
    ト上に加工ヘッドを備え、前記加工ヘッドに設けられた
    主軸の回転中心に対して半径位置を異にする第1工具及
    び第2工具により、第1加工箇所及び第2加工箇所をそ
    れぞれ主軸の回転速度を変えて加工する加工装置におい
    て、前記主軸を前記第1工具用の低速回転と前記第2工
    具用の高速回転とに切り換えて駆動する主軸駆動手段
    と、前記第1工具を相対送りする第1の送り手段と、前
    記第2工具を相対送りする第2の送り手段と、前記送り
    ユニットを相対送りする第3の送り手段と、前記主軸駆
    動手段により前記主軸を低速回転させ、前記第1工具の
    移動と前記送りユニットの移動の合成移動により前記第
    1加工箇所を任意の角度に加工するように前記第1の送
    り手段及び前記第3の送り手段を制御するとともに、前
    記主軸の低速回転及び前記送りユニットの移動速度に同
    期して前記第2工具を移動させて前記第1加工箇所の加
    工と同時に前記第2加工箇所を加工するように前記第2
    の送り手段を制御し、前記第1加工箇所の加工終了後、
    前記主軸駆動手段により前記主軸を低速回転から高速回
    転に切り換え、前記主軸の高速回転に同期して前記第2
    工具を移動させて前記第2加工箇所を加工するように前
    記第2の送り手段を制御する制御手段とを設けたことを
    特徴とする加工装置。
  3. 【請求項3】工作物に対して相対移動可能な送りユニッ
    ト上に載置された加工ヘッドと、前記加工ヘッドに設け
    られた主軸の回転中心に対して半径位置を異にする第1
    工具及び第2工具と、前記第1工具を相対送りする第1
    の送り手段と、前記第2工具を相対送りする第2の送り
    手段と、前記送りユニットを相対送りする第3の送り手
    段とを備え、前記第1工具及び第2工具により第1加工
    箇所及び第2加工箇所を加工する加工装置において、前
    記第1工具の移動と前記送りユニットの移動の合成移動
    により前記第1加工箇所を任意の角度に加工するように
    前記第1の送り手段及び前記第3の送り手段を制御する
    とともに、前記主軸の回転速度及び前記送りユニットの
    移動速度に同期して前記第2工具を移動させて前記第1
    加工箇所の加工と同時に前記第2加工箇所を加工するよ
    うに前記第2の送り手段を制御するようにしたことを特
    徴とする加工方法。
  4. 【請求項4】工作物に対して相対移動可能な送りユニッ
    ト上に載置された加工ヘッドと、前記加工ヘッドに設け
    られた主軸の回転中心に対して半径位置を異にする第1
    工具及び第2工具と、前記主軸を前記第1工具用の低速
    回転と前記第2工具用の高速回転とに切り換えて駆動す
    る主軸駆動手段と、前記第1工具を相対送りする第1の
    送り手段と、前記第2工具を相対送りする第2の送り手
    段と、前記送りユニットを相対送りする第3の送り手段
    とを備え、前記第1工具及び第2工具により第1加工箇
    所及び第2加工箇所をそれぞれ主軸の回転速度を変えて
    加工する加工装置において、前記主軸駆動手段により前
    記主軸を低速回転させ、前記第1工具の移動と前記送り
    ユニットの移動の合成移動により前記第1加工箇所を任
    意の角度に加工するように前記第1の送り手段及び前記
    第3の送り手段を制御するとともに、前記主軸の低速回
    転及び前記送りユニットの移動速度に同期して前記第2
    工具を移動させて前記第1加工箇所の加工と同時に前記
    第2加工箇所を加工するように前記第2の送り手段を制
    御し、前記第1加工箇所の加工終了後、前記主軸駆動手
    段により前記主軸を低速回転から高速回転に切り換え、
    前記主軸の高速回転に同期して前記第2工具を移動させ
    て前記第2加工箇所を加工するように前記第2の送り手
    段を制御するようにしたことを特徴とする加工方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113518690B (zh) * 2019-02-26 2023-07-11 国立大学法人东海国立大学机构 切削装置以及接触位置确定程序
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