JPH10244222A - 加振体 - Google Patents
加振体Info
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- JPH10244222A JPH10244222A JP9088594A JP8859497A JPH10244222A JP H10244222 A JPH10244222 A JP H10244222A JP 9088594 A JP9088594 A JP 9088594A JP 8859497 A JP8859497 A JP 8859497A JP H10244222 A JPH10244222 A JP H10244222A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】加振体の絶縁被覆の形成を加熱処理を全く行な
わず,また絶縁被覆面積の大小を問わずして厚さ一様な
る絶縁被覆層を全面に形成させ得る加振体を提供するこ
と。 【解決手段】弾性板の片面又は両面に圧電素子を貼着
し,前記圧電素子表面に形成された電極に給電線を取着
してなる加振体において前記圧電素子の外表面を絶縁テ
ープで被覆せしめた加振体とするものである。
わず,また絶縁被覆面積の大小を問わずして厚さ一様な
る絶縁被覆層を全面に形成させ得る加振体を提供するこ
と。 【解決手段】弾性板の片面又は両面に圧電素子を貼着
し,前記圧電素子表面に形成された電極に給電線を取着
してなる加振体において前記圧電素子の外表面を絶縁テ
ープで被覆せしめた加振体とするものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は逆圧電効果を利用して電
気エネルギーを機械的エネルギーに変換せしめる加振体
に係るものであり,圧電アクチュエータ,各種振動機
器,圧電駆動型搬送装置等の振動源或いは駆動源として
主要な構成要素をなすものである。
気エネルギーを機械的エネルギーに変換せしめる加振体
に係るものであり,圧電アクチュエータ,各種振動機
器,圧電駆動型搬送装置等の振動源或いは駆動源として
主要な構成要素をなすものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術の一例として圧電駆動型搬送装
置に用いられる加振体があり,以下図2を用いてこれを
説明する。当該加振体1は不銹鋼,ばね鋼,工具鋼等の
きわめて高い弾性率を具有する弾性板2の片面又は両面
にチタン酸ジルコン酸鉛,ニオブ酸リチウム等の圧電素
子3を貼着したいわゆるユニモルフ構造又はバイモルフ
構造でなるものの外周を電気的絶縁及び吸湿防止を図る
目的の下に熱収縮チューブ4を被覆させたもの又は図示
はしないが樹脂若しくは接着剤で被覆させたものがあ
る。
置に用いられる加振体があり,以下図2を用いてこれを
説明する。当該加振体1は不銹鋼,ばね鋼,工具鋼等の
きわめて高い弾性率を具有する弾性板2の片面又は両面
にチタン酸ジルコン酸鉛,ニオブ酸リチウム等の圧電素
子3を貼着したいわゆるユニモルフ構造又はバイモルフ
構造でなるものの外周を電気的絶縁及び吸湿防止を図る
目的の下に熱収縮チューブ4を被覆させたもの又は図示
はしないが樹脂若しくは接着剤で被覆させたものがあ
る。
【0003】
【従来技術の問題点】前記加振体1から機械的振動を惹
起させるためには加振体1に外部から給電する必要があ
る。しかるに前記給電は給電線5を介して圧電素子表面
に形成された電極6に交番電圧を印加せしめることによ
つて行なわしめるものであるため,前記給電線5は熱収
縮チューブ被覆でなるものにあつてはあらかじめ開孔さ
れた熱収縮チューブ被覆層を通して外部に引き出さざる
を得ず,また給電線5が通る熱収縮チューブ開孔部7と
その周辺部は絶縁性接着剤8を用いて密着封止をした
後,加熱硬化させざるを得ないといつた作業性に難のあ
る作業を要していたのである。しかもこの作業は人手を
介してでないとなし得ない作業であるため製造原価低減
を困難ならしめるのみでなく,量産性をも欠くと共に熱
収縮チューブの大きさの制約から被覆面積大なるものへ
の適用困難といった問題点があつたのである。
起させるためには加振体1に外部から給電する必要があ
る。しかるに前記給電は給電線5を介して圧電素子表面
に形成された電極6に交番電圧を印加せしめることによ
つて行なわしめるものであるため,前記給電線5は熱収
縮チューブ被覆でなるものにあつてはあらかじめ開孔さ
れた熱収縮チューブ被覆層を通して外部に引き出さざる
を得ず,また給電線5が通る熱収縮チューブ開孔部7と
その周辺部は絶縁性接着剤8を用いて密着封止をした
後,加熱硬化させざるを得ないといつた作業性に難のあ
る作業を要していたのである。しかもこの作業は人手を
介してでないとなし得ない作業であるため製造原価低減
を困難ならしめるのみでなく,量産性をも欠くと共に熱
収縮チューブの大きさの制約から被覆面積大なるものへ
の適用困難といった問題点があつたのである。
【0004】一方,樹脂又は接着剤で被覆せしめたもの
にあつては被覆層を形成した後,加熱硬化させる必要が
あること,角部の被覆層の厚さは薄くなりがちであり被
覆層全面の厚さを一様ならしめることは容易でないこと
なる問題点がある。
にあつては被覆層を形成した後,加熱硬化させる必要が
あること,角部の被覆層の厚さは薄くなりがちであり被
覆層全面の厚さを一様ならしめることは容易でないこと
なる問題点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記問題点の
解決を図ること,即ち加振体の絶縁被覆の形成を加熱処
理を全く行わず,また絶縁被覆面積の大小を問わずして
厚さ一様なる絶縁被覆層を全面に形成させ得る加振体を
提供することにある。
解決を図ること,即ち加振体の絶縁被覆の形成を加熱処
理を全く行わず,また絶縁被覆面積の大小を問わずして
厚さ一様なる絶縁被覆層を全面に形成させ得る加振体を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】以下,図1を用いてその
手段等を説明する。弾性板12の片面又は両面に圧電素
子13を貼着し,前記圧電素子表面に形成された電極1
6に給電線15を取着してなる加振体11において前記
圧電素子13の外表面を絶縁テープ14で被覆せしめた
加振体11とするものである。
手段等を説明する。弾性板12の片面又は両面に圧電素
子13を貼着し,前記圧電素子表面に形成された電極1
6に給電線15を取着してなる加振体11において前記
圧電素子13の外表面を絶縁テープ14で被覆せしめた
加振体11とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に係る加振体11は不銹
鋼,ばね鋼,工具鋼等の弾性板12の片面又は両面にチ
タン酸ジルコン酸鉛,ニオブ酸リチウム等の板状圧電素
子13を貼着したいわゆるユニモルフ構造又はバイモル
フ構造でならしめ,前記圧電素子表面に形成された電極
16には圧電素子13に給電するため給電線15が取着
される。ここで給電線15の取着はいわゆるバイモルフ
構造のものにあつては弾性板12の両面に分極方向を異
ならしめて貼着させた圧電素子13の外表面電極が同電
位となるようになされる。給電線15の取着をかような
取着態様としたのは一方の圧電素子への交番電圧の印加
によって正の半サイクルで当該圧電素子は伸長,他方の
圧電素子は収縮し,次の負の半サイクルで前記伸長,収
縮が反転する繰り返し運動を惹起させるためである。
鋼,ばね鋼,工具鋼等の弾性板12の片面又は両面にチ
タン酸ジルコン酸鉛,ニオブ酸リチウム等の板状圧電素
子13を貼着したいわゆるユニモルフ構造又はバイモル
フ構造でならしめ,前記圧電素子表面に形成された電極
16には圧電素子13に給電するため給電線15が取着
される。ここで給電線15の取着はいわゆるバイモルフ
構造のものにあつては弾性板12の両面に分極方向を異
ならしめて貼着させた圧電素子13の外表面電極が同電
位となるようになされる。給電線15の取着をかような
取着態様としたのは一方の圧電素子への交番電圧の印加
によって正の半サイクルで当該圧電素子は伸長,他方の
圧電素子は収縮し,次の負の半サイクルで前記伸長,収
縮が反転する繰り返し運動を惹起させるためである。
【0008】本発明では弾性板12に貼着された圧電素
子13の外表面への電気的絶縁及び吸湿防止を図るため
絶縁テープ14の捲回被覆又は絶縁テープの粘着剤塗布
面を対向させての貼合わせ被覆によつて圧電素子13の
外表面を被覆するものである。ここで前記絶縁テープ1
4の捲回被覆にあつてはその捲回数は加振体11から惹
起される機械的振動を阻害するに至らしめない一以上の
捲回数とする。また絶縁テープ14の粘着剤塗布面を対
向させての貼合わせ被覆にあつても加振体11から惹起
される機械的振動を阻害するに至らしめない一層以上の
貼合わせ被覆とする。
子13の外表面への電気的絶縁及び吸湿防止を図るため
絶縁テープ14の捲回被覆又は絶縁テープの粘着剤塗布
面を対向させての貼合わせ被覆によつて圧電素子13の
外表面を被覆するものである。ここで前記絶縁テープ1
4の捲回被覆にあつてはその捲回数は加振体11から惹
起される機械的振動を阻害するに至らしめない一以上の
捲回数とする。また絶縁テープ14の粘着剤塗布面を対
向させての貼合わせ被覆にあつても加振体11から惹起
される機械的振動を阻害するに至らしめない一層以上の
貼合わせ被覆とする。
【0009】加振体11から機械的振動を惹起させるた
めには圧電素子表面に形成された電極16に給電をすべ
く給電線15を取着しなければならない。本発明では前
記給電線15の取着はあらかじめ絶縁テープ14に開孔
17を設け,当該開孔17を給電線15を取着せんとす
る圧電素子表面に形成された電極面上に位置するように
して絶縁テープ14の捲回被覆又は貼合わせ被覆をし,
当該開孔内の露出する電極面に半田付け,スポット溶接
等の適宜の手段によつて行なうものである。ここで捲回
数が一又は二以上に及ぶ絶縁テープ14の捲回被覆にあ
つては絶縁テープ14に設けられた開孔17の大きさは
給電線15を取着するに足る必要最小限の大きさとし,
給電線15を取着した後はその外径を前記開孔径より大
きな外径とし,その内径を給電線15の外径と同一とす
る同心円である絶縁テープ114に給電線15を插通
し,先に捲回被覆されている絶縁テープ14上に押圧し
て接着させる。前記同心円でなる絶縁テープ114の押
圧接着によつて先に捲回被覆されている絶縁テープ14
に設けられた開孔17は塞がれる。
めには圧電素子表面に形成された電極16に給電をすべ
く給電線15を取着しなければならない。本発明では前
記給電線15の取着はあらかじめ絶縁テープ14に開孔
17を設け,当該開孔17を給電線15を取着せんとす
る圧電素子表面に形成された電極面上に位置するように
して絶縁テープ14の捲回被覆又は貼合わせ被覆をし,
当該開孔内の露出する電極面に半田付け,スポット溶接
等の適宜の手段によつて行なうものである。ここで捲回
数が一又は二以上に及ぶ絶縁テープ14の捲回被覆にあ
つては絶縁テープ14に設けられた開孔17の大きさは
給電線15を取着するに足る必要最小限の大きさとし,
給電線15を取着した後はその外径を前記開孔径より大
きな外径とし,その内径を給電線15の外径と同一とす
る同心円である絶縁テープ114に給電線15を插通
し,先に捲回被覆されている絶縁テープ14上に押圧し
て接着させる。前記同心円でなる絶縁テープ114の押
圧接着によつて先に捲回被覆されている絶縁テープ14
に設けられた開孔17は塞がれる。
【0010】次に絶縁テープ14の貼合わせ被覆にあっ
てもあらかじめ絶縁テープ14に開孔17を設け,当該
開孔17を給電線15を取着せんとする圧電素子表面に
形成された電極面上に位置するように,また絶縁テープ
14の貼合わせ被覆が二層以上に及ぶときはあらかじめ
絶縁テープ14に設けられた開孔17が重なるようにし
て貼合わせ被覆をする。給電線15の取着は前記捲回被
覆の場合と同様,絶縁テープ14に設けられた開孔内の
露出する電極面に半田付け,スポット溶接等の適宜の手
段によつて行ない,給電線15を取着した後,前記捲回
被覆において用いたと同一の同心円でなる絶縁テープ1
14に給電線15を插通し,先に貼合わせ被覆されてい
る絶縁テープ14上に押圧して接着させる。
てもあらかじめ絶縁テープ14に開孔17を設け,当該
開孔17を給電線15を取着せんとする圧電素子表面に
形成された電極面上に位置するように,また絶縁テープ
14の貼合わせ被覆が二層以上に及ぶときはあらかじめ
絶縁テープ14に設けられた開孔17が重なるようにし
て貼合わせ被覆をする。給電線15の取着は前記捲回被
覆の場合と同様,絶縁テープ14に設けられた開孔内の
露出する電極面に半田付け,スポット溶接等の適宜の手
段によつて行ない,給電線15を取着した後,前記捲回
被覆において用いたと同一の同心円でなる絶縁テープ1
14に給電線15を插通し,先に貼合わせ被覆されてい
る絶縁テープ14上に押圧して接着させる。
【0011】給電線取着の別の方法として開孔17の設
けられていない絶縁テープ14を用いての捲回被覆又は
貼合わせ被覆をするとき,当該絶縁テープ14が当該絶
縁テープ14に半田ごて等の熱源を加圧接触させたとき
溶融開孔可能なる材質のものであるときは必ずしもあら
かじめ絶縁テープ14に開孔17を設けておく必要はな
い。この場合,給電線15を取着せんとする圧電素子表
面に形成された電極面上の絶縁テープ14に熱源を加圧
接触させて溶融開孔し,当該部所に給電線15を取着さ
せることもできる。前記方法になる給電線取着において
も給電線15を取着した後,給電線15を插通せしめた
前記同心円でなる絶縁テープ114を用いることで前記
溶融開孔は塞がれる。
けられていない絶縁テープ14を用いての捲回被覆又は
貼合わせ被覆をするとき,当該絶縁テープ14が当該絶
縁テープ14に半田ごて等の熱源を加圧接触させたとき
溶融開孔可能なる材質のものであるときは必ずしもあら
かじめ絶縁テープ14に開孔17を設けておく必要はな
い。この場合,給電線15を取着せんとする圧電素子表
面に形成された電極面上の絶縁テープ14に熱源を加圧
接触させて溶融開孔し,当該部所に給電線15を取着さ
せることもできる。前記方法になる給電線取着において
も給電線15を取着した後,給電線15を插通せしめた
前記同心円でなる絶縁テープ114を用いることで前記
溶融開孔は塞がれる。
【0012】絶縁テープ14の捲回被覆又は貼合わせ被
覆に際しては絶縁テープ14は捲回数及び弾性板12に
貼着する圧電素子13の大きさに合わせてあらかじめ所
定寸法に切断したものを用いれば絶縁テープ14の捲回
被覆又は貼合わせ被覆の作業はきわめて円滑に行なうこ
とができる。
覆に際しては絶縁テープ14は捲回数及び弾性板12に
貼着する圧電素子13の大きさに合わせてあらかじめ所
定寸法に切断したものを用いれば絶縁テープ14の捲回
被覆又は貼合わせ被覆の作業はきわめて円滑に行なうこ
とができる。
【0013】
【作用】本発明の加振体を図3に示す圧電駆動型搬送装
置に用いる場合,加振体11の一端を基合18に,他端
を連結部材19を介して搬送体20に固定又は加振体の
片面を洗浄槽底面等の基板に貼着し(図示せず)外部か
ら給電線15を通して圧電素子表面に形成された電極1
6に交番電圧を印加すると圧電素子13の伸縮運動を受
けて加振体11からは機械的振動が惹起され,当該機械
的振動を受けて搬送体20に機械的振動が伝達され,ま
た加振体11を貼着している基板に機械的振動を惹起さ
せるのである。
置に用いる場合,加振体11の一端を基合18に,他端
を連結部材19を介して搬送体20に固定又は加振体の
片面を洗浄槽底面等の基板に貼着し(図示せず)外部か
ら給電線15を通して圧電素子表面に形成された電極1
6に交番電圧を印加すると圧電素子13の伸縮運動を受
けて加振体11からは機械的振動が惹起され,当該機械
的振動を受けて搬送体20に機械的振動が伝達され,ま
た加振体11を貼着している基板に機械的振動を惹起さ
せるのである。
【0014】
【実施例】本発明に係る加振体11に用いられる絶縁テ
ープ14には基材をポリエチレンフィルムとし,当該基
材上に粘着剤としてアクリル系感圧粘着剤層を形成した
もの,基材をポリイミドフィルムとし,当該基材上に粘
着剤としてシリコーン系感圧粘着剤層を形成したもの,
基材をポリエステル不織布とし,当該基材上にブチルゴ
ムでなる粘着剤層を形成したもの,基材をポリプロピレ
ンフィルムとし,当該基材上にブチルゴムでなる粘着剤
層を形成したものがある。本発明の加振体11に用いら
れる前記絶縁テープ14の厚さは0.1〜0.8mmの
範囲内のものを好適とし,このテープのうち例えば0.
75mmのものにあっては粘着剤層の厚さは0.3〜
0.5mmが好適である。
ープ14には基材をポリエチレンフィルムとし,当該基
材上に粘着剤としてアクリル系感圧粘着剤層を形成した
もの,基材をポリイミドフィルムとし,当該基材上に粘
着剤としてシリコーン系感圧粘着剤層を形成したもの,
基材をポリエステル不織布とし,当該基材上にブチルゴ
ムでなる粘着剤層を形成したもの,基材をポリプロピレ
ンフィルムとし,当該基材上にブチルゴムでなる粘着剤
層を形成したものがある。本発明の加振体11に用いら
れる前記絶縁テープ14の厚さは0.1〜0.8mmの
範囲内のものを好適とし,このテープのうち例えば0.
75mmのものにあっては粘着剤層の厚さは0.3〜
0.5mmが好適である。
【0015】
【本発明の効果】本発明の第一の効果は加振体11の絶
縁被覆の形成を加熱処理を全く行なわずしてなし得るこ
とである。この効果を受けて加振体11の絶縁被覆の形
成は従前の1/2以下のきわめて短時間に行なうことが
可能となり,そのもたらされる労力,時間及び費用の節
減効果にはきわめて大なるものがある。
縁被覆の形成を加熱処理を全く行なわずしてなし得るこ
とである。この効果を受けて加振体11の絶縁被覆の形
成は従前の1/2以下のきわめて短時間に行なうことが
可能となり,そのもたらされる労力,時間及び費用の節
減効果にはきわめて大なるものがある。
【0016】本発明の第二の効果は絶縁被覆面積の大小
を問わずして厚さ一様なる絶縁被覆層を全面に形成し得
ることである。即ち絶縁被覆面積の小なるものはもとよ
りきわめて大なるものにも適用可能なことである。しか
も絶縁被覆層の厚さは絶縁テープの捲回数又は貼合わせ
枚数を適宜に変えることによつて容易に調整することが
できる。
を問わずして厚さ一様なる絶縁被覆層を全面に形成し得
ることである。即ち絶縁被覆面積の小なるものはもとよ
りきわめて大なるものにも適用可能なことである。しか
も絶縁被覆層の厚さは絶縁テープの捲回数又は貼合わせ
枚数を適宜に変えることによつて容易に調整することが
できる。
【図1】は本発明に係る加振体側面の断面図である。
【図2】は従来の加振体側面の断面図である。
【図3】は本発明に係る加振体を用いた圧電駆動型搬送
装置の正面図である。
装置の正面図である。
1 加振体 2 弾性板 3 圧電素子 4 熱収縮チューブ 5 給電線 6 電極 7 熱収縮チューブ開孔部 8 絶縁性接着剤 11 加振体 12 弾性板 13 圧電素子 14 絶縁テープ 15 給電線 16 電極 17 開孔 18 基台 19 連結部材 20 搬送体 114 絶縁テープ
Claims (4)
- 【請求項1】弾性板の片面又は両面に圧電素子を貼着
し,前記圧電素子表面に形成された電極に給電線を取着
してなる加振体において前記圧電素子の外表面を絶縁テ
ープで被覆せしめた加振体。 - 【請求項2】圧電素子の外表面の被覆を絶縁テープの捲
回被覆又は絶縁テープの貼合わせ被覆によらしめた請求
項1の加振体。 - 【請求項3】その外径を先に絶縁被覆した絶縁テープに
設けられた開孔径より大きな外径とし,その内径を給電
線の外径と同一とする同心円でなる絶縁テープに給電線
を揺通して先に絶縁被覆されている絶縁テープ上に接着
してなる請求項1の加振体。 - 【請求項4】基材をポリエチレンフィルムとし,当該基
材上に粘着剤としてアクリル系感圧粘着剤層を形成した
もの,基材をポリイミドフィルムとし,当該基材上に粘
着剤としてシリコーン系感圧粘着剤層を形成したもの,
基板をポリエステル不織布とし,当該基材上にブチルゴ
ムでなる粘着剤層を形成したもの,基材をポリプロピレ
ンフィルムとし,当該基材上にブチルゴムでなる粘着剤
層を形成したもののいずれか一の絶縁テープで被覆した
請求項1の加振体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9088594A JPH10244222A (ja) | 1997-03-04 | 1997-03-04 | 加振体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9088594A JPH10244222A (ja) | 1997-03-04 | 1997-03-04 | 加振体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10244222A true JPH10244222A (ja) | 1998-09-14 |
Family
ID=13947165
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9088594A Pending JPH10244222A (ja) | 1997-03-04 | 1997-03-04 | 加振体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10244222A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004055913A2 (de) * | 2002-12-13 | 2004-07-01 | Robert Bosch Gmbh | Piezoaktor und ein verfahren zu dessen herstellung |
JP2008053441A (ja) * | 2006-08-24 | 2008-03-06 | Tamura Seisakusho Co Ltd | 圧電トランス及びその実装方法 |
-
1997
- 1997-03-04 JP JP9088594A patent/JPH10244222A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004055913A2 (de) * | 2002-12-13 | 2004-07-01 | Robert Bosch Gmbh | Piezoaktor und ein verfahren zu dessen herstellung |
WO2004055913A3 (de) * | 2002-12-13 | 2004-08-19 | Bosch Gmbh Robert | Piezoaktor und ein verfahren zu dessen herstellung |
US7268468B2 (en) | 2002-12-13 | 2007-09-11 | Robert Bosch Gmbh | Piezoelectric actuator and a method for producing it |
JP2008053441A (ja) * | 2006-08-24 | 2008-03-06 | Tamura Seisakusho Co Ltd | 圧電トランス及びその実装方法 |
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