JPH10244204A - 携帯型樹脂塗布器具 - Google Patents

携帯型樹脂塗布器具

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Publication number
JPH10244204A
JPH10244204A JP9062464A JP6246497A JPH10244204A JP H10244204 A JPH10244204 A JP H10244204A JP 9062464 A JP9062464 A JP 9062464A JP 6246497 A JP6246497 A JP 6246497A JP H10244204 A JPH10244204 A JP H10244204A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
portable
main body
curable resin
ultraviolet
Prior art date
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Pending
Application number
JP9062464A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Uno
幸治 鵜野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Insatsu Shiki KK
Original Assignee
Asahi Insatsu Shiki KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Insatsu Shiki KK filed Critical Asahi Insatsu Shiki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手軽に所望の範囲に樹脂を厚く塗布すること
ができ、書いた文字や絵柄等が盛り上がり、容易に硬化
可能な携帯型樹脂塗布器具を提供する。 【解決手段】 内部に液体状の樹脂を収容する樹脂収容
部を有し、持ち運び及び手動操作可能な筆記具形状に形
成された本体12と、この樹脂収容部内に収容された液
体状の紫外線硬化樹脂と、本体12の先端部に形成され
樹脂収容部内の紫外線硬化樹脂が適量押し出されて塗布
することができる塗布部14とを備える。本体12を手
で保持して、紫外線硬化樹脂を所望の部材に適宜塗布す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、紙や写真等の任
意の部材表面に樹脂を塗布する携帯型樹脂塗布器具に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、写真等の表面の保護はフィルムを
貼り付けたり、透明なケースの中に収納したりして保護
していた。また、ラベルや写真等の種々の物品の表面保
護のために塗布可能な樹脂は、一般に溶剤型の樹脂であ
り、トルエン等の石油系の揮発油中や水等に溶解された
樹脂を、筆や刷毛で塗布するものであった。さらに、ラ
ベルや写真等の表面に紫外線硬化樹脂、2液反応型樹脂
を滴下し、硬化させて立体的な被覆を形成するポッティ
ング加工等の手法が大量生産のための複雑な装置を用い
て工業生産的に可能であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術のケー
ス等を用いるものは、写真等の部材を収容する他の透明
な部材が必要であり、また部分的に樹脂を塗布して表面
を保護することはできなかった。また、上記従来の技術
の溶剤に溶かした樹脂を塗布する場合、その工程が比較
的煩雑であり、取り扱いも面倒であった。さらに、溶剤
が乾燥すると後に残る樹脂が薄くなり、厚く高級感のあ
る状態ににすることはできないものであった。さらに、
従来のポッティング加工は、工業的に大量生産する場合
のものであり、個人的に少量の製造を可能にする装置や
筆記具的な道具はなかった。
【0004】また、厚く盛り上げることができる樹脂と
して、加熱により発泡する発泡材料を使用したものもあ
るが、これは軟らかくてもろいという問題があり、また
盛り上がり量のばらつきも大きいものであった。しか
も、発泡材料を使用した樹脂は不透明で、筆写物にあら
かじめ描かれていた文字や絵柄をかくしてしまうもので
あった。
【0005】この発明は、上記従来の技術の問題点に鑑
みてなされたもので、手軽に所望の範囲に樹脂を厚く塗
布することができ、書いた文字や絵柄等が盛り上がり、
容易に硬化可能な携帯型樹脂塗布器具を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、内部に液体
状の樹脂を収容する樹脂収容部を有し、持ち運び及び手
動操作可能な筆記具形状に形成された本体と、この樹脂
収容部内に収容された液体状の紫外線硬化樹脂と、上記
本体の先端部に形成され上記樹脂収容部内の紫外線硬化
樹脂が適量押し出されて塗布することができる塗布部と
を備え、この本体を手で保持して紫外線硬化樹脂を所望
の部材に適宜塗布することができる携帯型樹脂塗布器具
である。また、上記携帯型樹脂塗布器具の一部に、紫外
線照射装置を設けても良いものである。
【0007】この発明の携帯型樹脂塗布器具は、紫外線
硬化樹脂が樹脂収容部に収容され、この樹脂で適宜の箇
所に厚盛りの絵柄等を描くことができ、その樹脂部分に
太陽光や紫外線照射装置による紫外線を照射させ硬化さ
せるものである。この紫外線硬化樹脂は、硬化の際に体
積の収縮がほとんどないため、筆写物から樹脂部分が盛
り上がったまま硬化される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面に基づいて説明する。図1、図2はこの発明
の第一実施形態の携帯型樹脂塗布器具10を示すもの
で、携帯型樹脂塗布器具10は、プラスチック製の円筒
形の本体12を有し、本体12の内部には図示しない樹
脂収容部が設けられている。そして、本体12の一端部
には円柱状に細くなっているペン先部14が形成され、
さらにペン先部14の先端には、樹脂収容部に連通する
塗布部である小孔が形成されている。小孔には小片16
が突没可能に嵌合され、小片16の一部はペン先部14
から外側に突出するように付勢されて突出している。
【0009】携帯型樹脂塗布器具10の樹脂収容部に
は、紫外線により反応硬化する樹脂に適宜着色材が混合
された紫外線硬化樹脂18が充填されている。紫外線硬
化樹脂18は、種々の物品に描いた絵柄が凸状に盛り上
がり、なおかつその物の表面に付着する程度の高粘度
で、また少量の紫外光線により反応硬化する樹脂が使用
されている。
【0010】この携帯型樹脂塗布器具10の使用方法
は、ペン先部14を紙20等に押し当てて小片16を陥
没させ、ペン先部14の小孔から樹脂18を出し、樹脂
18をのばしながら所望の絵柄や文字を書く。このとき
樹脂18は高粘度のため紙20から一定の厚みに盛り上
がる。そして、樹脂18の部分を太陽光に10数分あて
硬化させる。あるいは紫外線を発する照射器具で紫外線
を照射することによって硬化させる。樹脂18は溶剤を
含まず、樹脂分が約100%で硬化の際に体積の収縮が
ほとんどなく、紙20から樹脂18が盛り上がったまま
硬化し、厚盛りの絵柄が形成される。
【0011】また、その他の使用方法として、図2に示
すように、シール型写真22の表面に塗布しても良い。
シール型写真22は、写真24の裏面に粘着剤等の接着
層26が設けられ、接着層26の写真24とは反対側に
セパレータ28が設けられたものである。シール型写真
22の写真24の表面に、携帯型樹脂塗布器具10によ
り透明な樹脂18を均一に塗り硬化させると、写真24
に光沢と厚みを与え高級感を出すことができる。
【0012】この実施の形態の携帯型樹脂塗布器具10
によれば、手軽に、種々の物品の表面に樹脂18で所望
の絵柄や文字を書くことができる。盛り上がり量は1〜
2mm前後まで形成することができ、厚みは硬化の際に
変化がなく均一に仕上がり、きれいである。そして、従
来の発泡材料による樹脂は透明度がなく樹脂の下の絵が
透けて見えることはなかったが、紫外線硬化樹脂18は
透明度が高く下の絵柄が透けて見えることが可能で、写
真や絵の上に重ねて塗ることが可能である。また樹脂1
8には光沢もあり仕上がりがきれいである。そして、工
業的にしか作られていなかった紫外線硬化樹脂によるポ
ッティング加工品を、個人で手軽に作ることが可能とな
り、樹脂18は硬化後も適当な柔軟性を有するため、身
の回り品に容易に樹脂18を付着させ、滑り止め機能や
緩衝性機能を付与することもできる。さらに、硬化の際
に有毒なガス等が発生せず、安全で取り扱いが容易であ
る。
【0013】次にこの発明の第二実施形態について図3
に基づいて説明する。ここで、上述の実施形態と同様の
部材は、同一の符号を付して説明を省略する。この実施
形態の携帯型樹脂塗布器具30は、本体12のペン先1
4と反対側の端部に紫外線照射装置である紫外線ランプ
32が設けられている。紫外線ランプ32の周囲は球面
状の反射カバー34で覆われ、そして本体12の内部に
は図示しない電源等が設けらている。
【0014】この実施形態の携帯型樹脂塗布器具30の
使用方法は上記実施の形態と同様であり、そして樹脂1
8を硬化させる際は、紫外線ランプ32を樹脂18に照
射させることにより短時間で確実に硬化させることがで
きる。このときカバー34の周縁部を塗布するものに当
接させ樹脂18をカバー34で覆って紫外線を照射する
と効率が良い。
【0015】なお、この発明の携帯型樹脂塗布器具は上
記実施の形態に限定されるものではなく、各部材の形状
や素材等適宜変更可能である。本体の構造も、円滑に適
量の樹脂をだしながら書くことができるものであれば良
い。
【0016】
【発明の効果】この発明の携帯型樹脂塗布器具は、任意
の箇所に簡単に樹脂を塗布することができ、容易且つ安
全に硬化させることができ、しかも厚盛り状態で塗布す
ることができる。また、樹脂に透明感や光沢を持たせる
ことも可能であり、仕上がりが美しく、また耐久性があ
るポッティング加工等が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態の携帯型樹脂塗布器具の
使用状態を示す斜視図である。
【図2】この第一実施形態の筆記用具によって作られた
ポッティング加工を示す縦断面図である。
【図3】本発明の第二実施形態の携帯型樹脂塗布器具の
正面図である。
【符号の説明】
10 携帯型樹脂塗布器具 12 本体 14 ペン先部 16 小片 18 樹脂

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に液体状の樹脂を収容する樹脂収
    容部を有した手動操作可能な本体と、この樹脂収容部内
    に収容された紫外線硬化樹脂と、上記本体の先端部に形
    成され上記樹脂収容部内の紫外線硬化樹脂を適量取り出
    して塗布することができる塗布部とを備え、この本体を
    手で保持して紫外線硬化樹脂を所望の部材に適宜塗布す
    ることができる携帯型樹脂塗布器具。
  2. 【請求項2】 上記本体は筆記具形状に形成され、上
    記本体を適宜押圧して上記塗布部から紫外線硬化樹脂を
    押し出して、所望の位置に塗布することができる請求項
    1記載の携帯型樹脂塗布器具。
  3. 【請求項3】 上記携帯型樹脂塗布器具の一部に、紫
    外線照射装置が設けられていることを特徴とする請求項
    1または2記載の携帯型樹脂塗布器具。
JP9062464A 1997-02-28 1997-02-28 携帯型樹脂塗布器具 Pending JPH10244204A (ja)

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JP9062464A JPH10244204A (ja) 1997-02-28 1997-02-28 携帯型樹脂塗布器具

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160041579A (ko) * 2014-10-08 2016-04-18 정천기 자외선 경화액을 이용한 수정펜
CN109926281A (zh) * 2018-02-23 2019-06-25 东方企业株式会社 便携式光固化性树脂涂布工具

Cited By (3)

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KR20160041579A (ko) * 2014-10-08 2016-04-18 정천기 자외선 경화액을 이용한 수정펜
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