JPH10243583A - モータならびに画像記録装置、光学走査装置 - Google Patents

モータならびに画像記録装置、光学走査装置

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Publication number
JPH10243583A
JPH10243583A JP4334697A JP4334697A JPH10243583A JP H10243583 A JPH10243583 A JP H10243583A JP 4334697 A JP4334697 A JP 4334697A JP 4334697 A JP4334697 A JP 4334697A JP H10243583 A JPH10243583 A JP H10243583A
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JP
Japan
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coil
motor
resin
magnetic layer
polygon mirror
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Pending
Application number
JP4334697A
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English (en)
Inventor
Jiyunya Asami
純弥 阿左見
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP4334697A priority Critical patent/JPH10243583A/ja
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  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コイルの剛性を高めることによって、回転数
×極数の周波数を持った騒音を軽減し、静粛なモータな
らびに画像記録装置、光学走査装置。 【解決手段】 駆動マグネット5に対向する位置の磁気
積層板9にコイル8を直接巻き、さらに樹脂で固めて台
座7として一体に構成し、その台座7をハウジング2に
固定することによって、コイル8の剛性を高め、駆動マ
グネット5の吸引・反発による振動をなくす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ビームを感光体
上に走査するための回転多面鏡を駆動するスキャナモー
タ等のモータ、レーザプリンタ、デジタル複写機等の光
ビームを用いた画像記録装置、光ビームを偏向走査させ
る光学走査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、光ビームを偏向走査させ
る光学走査装置において、光ビームを走査するための回
転多面鏡を回転駆動させるためのスキャナモータを備え
ている。このスキャナモータは、図5に示すように構成
されている。すなわち、回転軸101は、ボールベアリ
ング102を介して、ハウジング103に回転自在に固
定されている。また、回転軸101には、固定部材10
4を介して、駆動マグネット105が接着等で固定され
ている。この駆動マグネット105と対向する位置に
は、ボビン106に巻かれたコイル107が、さらにそ
の外周には磁性積層板108が設置されている。
【0003】また、固定部材104の上には、回転多面
鏡109が弾性部材110によって固定されている。
【0004】また、ハウジング103は、本スキャナモ
ータを取付ける不図示のケースにビス等によって固定さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、コイル107をボビン106に巻いた構成で
あるため、以下のような問題点がある。すなわち、コイ
ル107の剛性が足りないために、駆動マグネット10
5が回転するにつれて、その磁極の変化に伴い、コイル
が吸引・反発力を受け、振動してしまう。
【0006】このような振動は、ロータの回転中に騒音
になって現れる。その騒音の周波数fは、スキャナモー
タの回転数Nに駆動マグネット105の極数Pを掛けた
数になる。例えば、回転数がN=10000rpm、極
数がP=8極であれば、その騒音の周波数はf=約1.
3kHzとなる。
【0007】このような騒音は、スキャナモータの回転
が速くなる程、コイルの剛性が足らなくなって、大きく
なる傾向にある。
【0008】本発明の目的は、コイルの剛性を高めるこ
とによって、(回転数)×(極数)の周波数を持った騒
音を軽減し、静粛なモータならびに画像記録装置、光学
走査装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転するロー
タと、該ロータの外側又は内側に設けられたステータと
により構成されるモータであって、前記ロータに取付け
られた駆動マグネットに対向する位置の磁気積層板と該
磁気積層板に巻かれたコイルとが樹脂によって固着され
一体化された結合体を設け、該結合体を前記ステータの
ベース部材に取付けることによって、モータを構成す
る。
【0010】ここで、前記結合体は、前記ステータのベ
ース部材に、直接的に固定することができる。
【0011】前記磁気積層板と前記コイルとは、光硬化
型樹脂を用いて一体に形成したり、熱可塑性樹脂又は熱
硬化性樹脂を用いて一体に形成できる。
【0012】また、本発明は、光ビームを感光体上に走
査するための回転多面鏡を備えた画像記録装置であっ
て、前記回転多面鏡を回転駆動させるモータとして、前
記結合体を有するモータを用いて画像記録装置を構成す
ることができる。
【0013】また、本発明は、光ビームを偏向走査させ
る回転多面鏡を備えた光学走査装置であって、前記回転
多面鏡を回転駆動させるモータとして、前記結合体を有
するモータを用いて光学走査装置を構成することができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。
【0015】本発明の第1の実施の形態を、図1〜図3
に基づいて説明する。本例では、モータとして、光ビー
ムを感光体上に走査するための回転多面鏡を回転駆動さ
せるスキャナモータを例に挙げる。まず、スキャナモー
タの全体構成を図1に基づいて説明する。
【0016】1は、ロータ側を構成する回転軸である。
2は、不図示のケースに本スキャナモータを取付けるた
めのステータ側を構成するハウジング(ベース部材)で
ある。3は、回転軸1をハウジング2に回転自在に取付
けるボールベアリングである。4は、回転軸1は圧入等
公知の技術によって取付けられている座面である。5
は、座面4に接着等公知の技術によって取付けられてい
る駆動マグネットであり、この駆動マグネット5は円周
方向に複数の磁極を持つ永久磁石からなっている。
【0017】さらに、座面4の上部には、レーザ光束を
走査するための回転多面鏡6が取付けられており、この
回転多面鏡6は弾性部材6aによって固定されている。
【0018】また、駆動マグネット5の外周方向には、
これと対向する位置にコア台(結合体)7がハウジング
2にビス止め等の公知の技術によって固定されている。
このコア台7は、光硬化型樹脂からなっており、内部に
コイル8を巻いた磁気積層板9を内包している。なお、
このようなコア台7が固定されたハウジング2がステー
タ側となる。
【0019】次に、コイル8と磁気積層板9とを内包し
たコア台7の製造方法について説明する。
【0020】図2に示すように、まず磁気積層板9には
予めコイル8を巻き付けた状態にしておく。そして、コ
イル8が巻き付けられた磁気積層板9を型10に挿入す
る。その後、図3に示すように、型10に、光硬化型樹
脂11を充填し、さらに、光12を当てて固める。これ
によって、コイル8と磁気積層板9とを固着させること
ができる。
【0021】このとき、コイル8、磁気積層板9の周り
や隙間にも隈なく光硬化型樹脂が充填され、固められる
ので、コイル8、磁気積層板9が一体になり、コイル8
の剛性が非常に高められる。
【0022】これにより、回転時に駆動マグネット5の
磁極に吸引・反発されコイル8が振動することが無くな
り、(回転数)×(駆動マグネットの極数)の周波数を
持つ騒音を無くすことができ、静粛なスキャナモータを
提供することができる。
【0023】なお、コイル8、磁気積層板9とが樹脂1
1で一体化されたコア台7をハウジング2にビス等で固
定するための穴を形成するために、型10に突起を設け
たり、その他、ハウジングの形状に合わせて型10の形
状は自由に決めてよい。
【0024】また、型10に、磁気積層板9以外にも、
例えば電流の位相切り替え用ホール素子など、その外の
物も挿入して一体に成形してもよい。
【0025】また、本例では、駆動マグネット5の外側
にコイルを配したいわゆるインナーロータ型のスキャナ
モータについて述べたが、逆に、駆動マグネット5の内
側にコイル8が置かれたいわゆるアウタロータ側のスキ
ャナモータであってもよい。
【0026】また、コア台7の材質は、光硬化型樹脂に
限るものではなく、例えば2液混合型の樹脂など、要す
るに一般的な樹脂(例えばABS等)と同等以上の剛性
のあるものであれば何でもよい。
【0027】また、本例では、レーザプリンタ、デジタ
ル複写機等の画像記録装置におけるスキャナモータを例
に挙げたが、これに限るものではなく、例えば光ビーム
を偏向走査させる機能をもつ光学走査装置に応用でき
る。
【0028】次に、本発明の第2の実施の形態を、図4
に基づいて説明する。
【0029】図4は、コイル8と磁気積層板9とを内包
したコア台7の製造方法を示す。本例のコア台7は、光
硬化型樹脂からなっているのではなく、熱可塑性または
熱硬化型の樹脂からなっている。13は、コア台7を射
出成形にて成形するための型である。なお、その他の構
成については、前述した第1の実施の形態と同様であ
り、説明は省略する。
【0030】コイル8は、予め磁気積層板9に巻かれた
状態で、型13に挿入される。その後、スプルーおよび
ランナー14から樹脂が充填される、いわゆるインサー
ト成形によってコア台7がコイル8、磁気積層板9と一
体に成形される。
【0031】本例のようなインサート成形による製造
は、広く一般に行われており、多数の種類が存在する熱
可塑性または熱硬化性の樹脂を使用することができるた
め、設計の自由度を増すことができる。また、このよう
な製造によって、成形サイクルを短くできるため、量産
性に優れたものとすることができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
磁気積層板に直接コイルを巻き、さらに樹脂で固めて台
座(結合体)として一体に構成し、その台座をハウジン
グに固定したので、コイルの剛性を高めることができ、
これにより、駆動マグネットに吸引・反発力を受けて振
動することがなくなり、(回転数)×(極数)の周波数
を持った騒音をなくし、静粛なモータを実現できる。
【0033】さらに、樹脂を用いたことによって、ハウ
ジングに固定する台座をも所定の形状に成形できるた
め、設計の自由度を増し、より静粛なモータを実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るスキャナモー
タを示す断面図である。
【図2】磁気積層板にコイルを直接巻いて構成される製
造時におけるコア台を示す斜視図である。
【図3】コア台の製法を説明する説明図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るコア台の製法
を説明する断面図である。
【図5】従来のスキャナモータの構成を示す断面図であ
る。
【符号の説明】 1 ロータ(回転軸) 2 ステータ(ベース部材) 5 駆動マグネット 7 結合体(コア台) 8 コイル 9 磁気積層板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転するロータと、該ロータの外側又は
    内側に設けられたステータとにより構成されるモータで
    あって、 前記ロータに取付けられた駆動マグネットに対向する位
    置の磁気積層板と該磁気積層板に巻かれたコイルとが樹
    脂によって固着され一体化された結合体を設け、 該結合体を前記ステータのベース部材に取付けたことを
    特徴とするモータ。
  2. 【請求項2】 前記結合体は、前記ステータのベース部
    材に、直接的に固定されることを特徴とする請求項1記
    載のモータ。
  3. 【請求項3】 前記磁気積層板と前記コイルとは、光硬
    化型樹脂を用いて一体に形成されることを特徴とする請
    求項1又は2記載のモータ。
  4. 【請求項4】 前記磁気積層板と前記コイルとは、熱可
    塑性樹脂又は熱硬化性樹脂を用いて一体に形成されるこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載のモータ。
  5. 【請求項5】 光ビームを感光体上に走査するための回
    転多面鏡を備えた画像記録装置であって、 前記回転多面鏡を回転駆動させるモータとして、請求項
    1ないし4のいずれかに記載のモータを用いたことを特
    徴とする画像記録装置。
  6. 【請求項6】 光ビームを偏向走査させる回転多面鏡を
    備えた光学走査装置であって、 前記回転多面鏡を回転駆動させるモータとして、請求項
    1ないし4のいずれかに記載のモータを用いたことを特
    徴とする光学走査装置。
JP4334697A 1997-02-27 1997-02-27 モータならびに画像記録装置、光学走査装置 Pending JPH10243583A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4334697A JPH10243583A (ja) 1997-02-27 1997-02-27 モータならびに画像記録装置、光学走査装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP4334697A JPH10243583A (ja) 1997-02-27 1997-02-27 モータならびに画像記録装置、光学走査装置

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Publication Number Publication Date
JPH10243583A true JPH10243583A (ja) 1998-09-11

Family

ID=12661291

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4334697A Pending JPH10243583A (ja) 1997-02-27 1997-02-27 モータならびに画像記録装置、光学走査装置

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JP (1) JPH10243583A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101009227B1 (ko) 2009-07-23 2011-01-19 삼성전기주식회사 스캐너모터

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