JPH10243220A - 画像データ処理装置 - Google Patents

画像データ処理装置

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JPH10243220A
JPH10243220A JP9044057A JP4405797A JPH10243220A JP H10243220 A JPH10243220 A JP H10243220A JP 9044057 A JP9044057 A JP 9044057A JP 4405797 A JP4405797 A JP 4405797A JP H10243220 A JPH10243220 A JP H10243220A
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JP
Japan
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line sensor
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Application number
JP9044057A
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English (en)
Inventor
Mitsuaki Hatakeyama
満章 畠山
Kenichi Okubo
健一 大久保
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二値化処理の際の輪郭の乱れを少なくする。 【解決手段】 ラインセンサから得られる1行単位で連
続する画像データに対して、輪郭強調のための2次元の
フィルタリング処理を施した後、二値化処理を施す。フ
ィルタリング処理では、垂直方向(副走査方向)の強調
の度合いを水平方向(主走査方向)の強調の度合いより
の弱く設定することにより、ラインセンサによる撮像で
生じやすい副走査方向のノッチが強調されないようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラインセンサを用
いて読み取った画像信号に対して二値化のための処理を
施す画像データ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】紙面に描かれた文字または図形を読み取
るファクシミリやイメージスキャナ等の撮像装置では、
ラインセンサを被写体原稿に対して一定のピッチで相対
的に移動させながら撮像を繰り返すことにより、1画面
分の画像信号を得らるように構成している。また、撮像
装置から得られる画像信号をプリンタにより紙面に印字
する際には、画像信号に対してディザや誤差拡散を用い
た二値化処理を施すことにより、画像の濃淡をドットの
粗密によって擬似的に表現するようにしている。
【0003】図5は、ラインセンサを用いた撮像装置の
構成を示すブロック図である。ラインセンサ1は、複数
の受光画素1a、シフトレジスタ1b及び出力部1cが
共通の半導体基板上に集積化されて形成される。フォト
ダイオードからなる複数の受光画素1aは、直線状に配
列され、被写体からの入射光に応答して発生する情報電
荷をそれぞれ蓄積する。電荷結合素子(CCD)からな
るシフトレジスタ1bは、受光画素1aの配列に沿って
配置され、各ビットに複数の受光画素1aの各々が接続
される。このシフトレジスタ1bは、多相の転送クロッ
クφhによりパルス駆動され、各受光画素1aから各ビ
ットに取り込んだ情報電荷を出力部1c側へ順次転送出
力する。出力部1cは、シフトレジスタ1bから1ビッ
トずつ出力される情報電荷を蓄積する容量を含み、各ビ
ットの情報電荷の量を電圧値に変換して画像信号Y0(t)
として出力する。この出力部1cでは、転送クロックφ
hに同期したリセットクロックφrを受け、容量に蓄積さ
れた情報電荷を繰り返し排出させるようにして、1ビッ
ト単位での電荷量/電圧値変換を可能にしている。
【0004】信号処理回路2は、ラインセンサ1から出
力される画像信号Y0(t)を受け、サンプルホールド、歪
み補正等の各種のアナログ処理を施した後、画像信号Y
1(t)として出力する。サンプルホールド処理では、出力
部1cの容量が充放電を繰り返すのに合わせて基準レベ
ルと信号レベルとが繰り返される画像信号Y0(t)に対
し、信号レベルのみを取り出すようにタイミングが設定
される。歪み補正処理では、被写体原稿からの光をライ
ンセンサ1の受光画素1aへ導入する光学系の歪みを補
正するシェーディング補正及び画像再生時の視覚的な非
線形特性を補正するガンマ補正等が行われる。
【0005】二値化回路3は、信号処理回路2から入力
される画像信号Y1(t)をラインセンサ1の駆動タイミン
グに同期してサンプリングし、そのサンプリング値を一
旦デジタル画像データD0(n)に変換する。そして、デジ
タル画像データD0(n)の各値を所定の基準値と比較し、
その基準値を超えているか否かの判定により、ラインセ
ンサ1の各受光画素1aへの入射光量を二値で表す二値
画像データB(n)を生成する。この二値化処理において
は、二値画像データB(n)が原稿画像の中間調を擬似的
に表現できるようにするため、ディザや誤差拡散等の処
理が用いられる。例えば、ディザ処理においては、複数
の判定基準値がランダムに配置されるディザマトリクス
に基づいてデジタル画像データD0(n)の各値が二値化さ
れる。また、誤差拡散処理においては、判定の基準値を
固定とし、二値化により生じる誤差を周辺の隣接画素へ
分配しながらデジタル画像データD0(n)の各値が二値化
される。
【0006】クロック発生回路4は、一定の周期を有す
る基準クロックに基づいて、転送クロックφh及びリセ
ットクロックφrを生成し、ラインセンサ1のシフトレ
ジスタ1b及び出力部1cへ供給する。同時に、シフト
レジスタ1bの転送動作に同期し、1ライン分の情報電
荷の転送出力が完了する毎に立ち上げられるライン送り
パルスLTを発生する。このライン送りパルスLTは、
後述するモータ駆動回路6へ供給される。
【0007】ステップモータ5は、ラインセンサ1また
は被写体原稿の移送動機構を駆動し、ラインセンサ1と
被写体原稿とを一定のピッチで相対的に一方向へ連続し
て移動させる。モータ駆動回路6は、クロック発生回路
4から供給されるライン送りパルスLTに応答し、被写
体原稿に対するラインセンサ1の相対位置を一定のピッ
チで移動させるようにステップモータ5を駆動する。こ
れにより、ステップモータ5によって駆動される移送機
構の移送ピッチに従う間隔で被写体原稿がラインセンサ
1より読み取られる。
【0008】以上のようにして生成される二値画像デー
タB(n)については、ファクシミリの場合には、所定の
変調処理を受けて電話回線へ送出され、イメージスキャ
ナの場合には、フォーマットが整えられてコンピュータ
機器等の有する記憶媒体へ記憶される。図6は、デジタ
ル画像データD0(n)を誤差拡散処理により二値化する二
値化回路の構成を示すブロック図である。
【0009】誤差拡散処理を行う二値化回路は、加算器
11、比較器12、減算器13、誤差分配演算部14及
び誤差記憶部15より構成される。加算器11は、画像
信号Y1(t)が量子化されたデジタル画像データD0(n)に
誤差記憶部15から読み出される誤差データE1(n)を加
算し、周辺画素から二値化誤差の分配を受けたデジタル
画像データD1(n)として出力する。比較器12は、デジ
タル画像データD1(n)を一定の判定基準値Dthと比較
し、その比較結果を二値画像データB(n)として出力す
る。減算器13は、二値画像データB(n)からデジタル
画像データD1(n)を減算し、二値化によって生じる誤差
(二値化誤差)を表す誤差データE0(n)を出力する。誤
差分配演算部14は、誤差データE0(n)を受け、この誤
差データE0(n)を所定の比率で複数の周辺画素に分配
し、誤差記憶部15に記憶される各画素に対応した誤差
データE1(n)に加算する。そして、誤差記憶部15は、
少なくとも2行分のラインメモリを有し、誤差分配演算
部14で算出された各画素に対応する誤差データ1(n)を
2行分記憶すると共に、対応する画素のデジタル画像デ
ータD0(n)が入力されるタイミングで誤差データE1(n)
を順次加算器11へ供給する。
【0010】ここで、図7に示すように、目標画素Tの
デジタル画像データD0(n)を二値化したときに生じる二
値化誤差を同一行の次列の周辺画素P1及び次行の3つ
の周辺画素P2、P3、P4へ分配する場合の動作を説
明する。比較器12では、目標画素Tに対応するデジタ
ル画像データD1(n)が判定基準値Dthと比較され、デジ
タル画像データD1(n)の値が判定基準値Dthを超えてい
れば「1」、判定基準値に達していなければ「0」とし
て二値画像データB(n)が出力される。減算器13で
は、二値画像データB(n)が「1」のとき、デジタル画
像データD1(n)の取り得る最大値からデジタル画像デー
タD1(n)が減算され、正の誤差データE0(n)が生成され
る。逆に、二値画像データB(n)が「0」のとき、デジ
タル画像データD1(n)の取り得る最小値からデジタル画
像データD1(n)が減算され、負の誤差データE0(n)が生
成される。
【0011】誤差分配演算部14では、誤差データE0
(n)が4つの周辺画素P1〜P4へ分配され、各周辺画
素P1〜P4と対応付けられた誤差記憶部15の所定ア
ドレスへそれぞれ格納される。このときの誤差データE
0(n)の分配の比率は、周辺画素P1〜P4毎にそれぞれ
重み付けが成される。例えば、同一行の周辺画素P1に
対して誤差データE0(n)の1/2を分配し、次行の周辺
画素P2〜P4に対して誤差データE0(n)のそれぞれ1
/8、1/4、1/8を分配すようにしている。ところ
で、各周辺画素P1〜P4には、目標画素T以外の画素
からも誤差データE0(n)が分配される。このため、他の
画素から誤差データE0(n)の分配を受けて何らかの分配
誤差データが所定の記憶領域に格納されている場合に
は、そのデータに新たな分配誤差データを順次加算して
更新するようにしている。目標画素Tから4つの周辺画
素P1〜P4へ誤差データE0(n)を分配する場合には、
各周辺画素P1〜P4では、それぞれ4つの方向から誤
差データE0(n)の分配を受けるため、分配誤差データの
加算/更新が3回繰り返される。そして、最終的に誤差
記憶部15に記憶された分配誤差データの総和が、その
領域に対応する画素の誤差データE1(n)として読み出さ
れ、加算器11でデジタル画像データD0(n)に加算され
る。尚、目標画素Tに対応するデジタル画像データD1
(n)にも、予め、前行の3つの周辺画素Q1、Q2、Q
3及び同一行の前列の周辺画素Q4からの分配誤差デー
タが加算されている。
【0012】以上のような誤差拡散処理によれば、1画
素単位では白または黒の2値で表されるものの、複数の
画素を含む広い領域で見れば、画像の濃淡が白点または
黒点の粗密によって擬似的に表されるようになる。尚、
このような誤差拡散処理を行う処理装置は、例えば、特
公平7−93682号公報に開示されている。中間調を
含む画像信号に対して誤差拡散による二値化処理を施す
場合、原稿画像上の白領域と黒領域との境界部分がにじ
みやすくなる。即ち、デジタル画像データD0(n)が最大
値で表される白色画素と最小値で表される黒色画素とが
隣り合う場合、それらの周辺画素の状態によっては、誤
差拡散処理によって何れかの画素の表示が反転する場合
もあり、読み取った図形の輪郭を乱す原因となってい
る。
【0013】そこで、誤差拡散による二値化処理を行う
場合には、前処理として輪郭強調のためのフィルタリン
グ処理を行うようにしている。このフィルタリング処理
では、例えば、目標画素に対して同一行内の左右に位置
する周辺画素Q4、P1及び同一列内の上下に位置する
周辺画素Q2、P3でそれぞれデジタル画像データD0
(n)の差を拡大するようにしている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ラインセンサ1を用い
た撮像装置では、主走査方向の解像度がラインセンサ1
の受光画素1aの配列ピッチによって決定されるのに対
して、副走査方向の解像度はラインセンサ1を被写体原
稿に対して相対的に移動させる移送機構の送りピッチに
よって決定される。受光画素1aの配列ピッチは、ライ
ンセンサ1の製造時点で決定されているものであり、被
写体原稿を撮像するときの環境の影響で変化することは
ない。これに対して、移送機構の送りピッチは、被写体
原稿のずれ等の影響を受け易く、機構自体の駆動を正確
に制御したとしても誤差が生じる。従って、ラインセン
サ1から得られる画像信号Y0(t)により表示される画像
においては、水平方向の周波数特性と垂直方向の周波数
特性とに差が生じ、図7に示すように、白画素と黒画素
との境界が副走査方向にずれる、いわゆるノッチが発生
し易くなる。
【0015】このような画像信号Y0(t)(デジタル画像
データD0(n))に対して輪郭強調のための演算処理を施
すと、白画素と黒画素との境界部分に発生するノッチま
でも強調されることになる。この結果、輪郭強調の前処
理を行った上で誤差拡散による二値化処理を行っている
にも拘わらず、副走査方向で図形の輪郭が乱れ、画質を
劣化させる要因となっている。
【0016】そこで本発明は、ラインセンサから得られ
る画像信号に対して効率よく輪郭強調の前処理を施し、
画質の劣化を最小限にして誤差拡散による二値化処理を
行うようにすることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために成されたもので、その特徴とするところ
は、ラインセンサを被写体原稿に対して相対的に移動さ
せて原稿画像を一行毎に読み取ることにより得られる1
行単位で連続する画像信号を二値化処理し、原稿画像を
二値で表示する二値画像データを生成する画像データ処
理装置において、上記画像信号を上記ラインセンサの駆
動周期に同期して量子化し、上記ラインセンサの各受光
画素に対応するデジタル画像データを得るA/D変換回
路と、目標画素を表すデジタル画像データの値を隣接画
素を表すデジタル画像データの値との差に応じて増減
し、目標画素と隣接画素との間の各デジタル画像データ
の値の差を強調するフィルタ回路と、隣接画素と値の差
が強調された上記デジタル画像データを二値化して上記
二値画像データを得る二値化回路と、を備え、上記フィ
ルタ回路は、目標画素に対して上記ラインセンサの副走
査方向に隣接する隣接画素に対する強調の度合いが、上
記ラインセンサの主走査方向に隣接する隣接画素に対す
る強調の度合いよりも小さく設定されることにある。
【0018】本発明によれば、ノッチが発生し易い副走
査方向の画素の境界で、各画素間の強調の度合いを小さ
くしたことにより、副走査方向にノッチが発生した場合
でも、そのノッチが強調されることはなくなる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の画像データ処理
装置の構成を示すブロック図である。本発明の画像デー
タ処理装置は、アナログ処理回路21、A/D変換回路
22、歪み補正回路23、解像度変換回路24、ガンマ
補正回路25、2次元フィルタ回路26、二値化回路2
7及び画像判定回路28より構成される。この画像デー
タ処理装置は、図5に示す撮像装置と同様にしてライン
センサから得られる1ライン単位で連続する画像信号Y
0(t)を取り込み、擬似的に中間調を表示する二値画像デ
ータB(n)を生成する。
【0020】アナログ処理回路21は、画像信号Y0(t)
を受け、サンプルホールド、黒レベルクランプ、増幅等
の各種のアナログ処理を施した後、画像信号Y1(t)とし
て出力する。サンプルホールド処理では、ラインセンサ
の出力動作に合わせて基準レベルと信号レベルとが繰り
返される画像信号Y0(t)に対し、信号レベルのみを取り
出すようにタイミングが設定される。また、黒レベルク
ランプ処理では、ラインセンサの一部に設けられる黒基
準画素からの出力に対応する値が各ライン毎に一定のレ
ベルにクランプされ、画像信号Y1(t)の黒基準レベルが
固定される。
【0021】A/D変換回路22は、アナログ処理回路
21のサンプルホールド処理に同期して画像信号Y1(t)
を量子化し、ラインセンサの各受光画素からの出力を適
数ビットのデジタルデータで表すデジタル画像データD
0(n)を生成する。歪み補正回路23は、被写体原稿から
の光をラインセンサへ導入する光学系の歪み、いわゆる
シェーディング歪みを補正し、A/D変換回路22から
入力されるデジタル画像データD0(n)に対して補正され
たデジタル画像データD1(n)を出力する。この補正処理
においては、シェーディング歪みに対応した補正値をラ
インセンサの各受光画素毎に1行分設定し、デジタル画
像データD0(n)の各値に対して各補正値を乗算すること
によりデジタル画像データD1(n)を生成するように構成
している。
【0022】解像度変換回路24は、ラインセンサの解
像度が二値画像データB(n)を印字(表示)するプリン
タ(モニタ)の解像度に一致しないとき、デジタル画像
データD1(n)に対して補間または間引き処理を施し、解
像度を一致させたデジタル画像データD2(n)を生成す
る。例えば、ラインセンサの受光画素の配列ピッチがプ
リンタの印字ピッチに対して2倍になっているとき、デ
ジタル画像データD1(n)の各値を隣り合う2画素で平均
化し、その平均値で各値の間を補間するようにしてデジ
タル画像データD2(n)を生成する。逆に、ラインセンサ
の受光画素の配列ピッチがプリンタの印字ピッチに対し
て1/2倍になっているとき、デジタル画像データD1
(n)の各値を2画素単位で平均化して1画素分とし、デ
ジタル画像データD1(n)の数を1/2に間引くようにし
てデジタル画像データD2(n)を生成する。ガンマ補正回
路25は、画像を表示する際の視覚的な非線形性を補正
するものであり、解像度変換回路24から入力されるデ
ジタル画像データD2(n)に対して非線形変換されたデジ
タル画像データD3(n)を生成する。尚、ガンマ補正回路
25から出力されるデジタル画像データD3(n)について
は、ラインセンサから得られる画像情報を多値で表示す
るためのデータとして、そのまま出力することも可能で
ある。
【0023】2次元フィルタ回路26は、ガンマ補正回
路25から入力されるデジタル画像データD3(n)を所定
のライン数分記憶する記憶部26a及び記憶部26aに
記憶されたデジタル画像データD3(n)に対して所定の演
算処理を施す演算部26bを有する。この2次元フィル
タ回路26は、デジタル画像データD3(n)に対して目標
画素とラインセンサの主走査方向に隣接する画素及び副
走査方向に隣接する画素の差をそれぞれ強調する輪郭強
調処理を施し、デジタル画像データD4(n)として二値化
回路27へ供給する。このとき、主走査方向の強調の度
合いと副走査方向の強調の度合いとが、それぞれ個別に
設定され、副走査方向の強調の度合いが、主走査方向の
強調の度合いよりも小さく設定される。
【0024】二値化回路27は、デジタル画像データD
4(n)に対し、二値化誤差を無視して二値化する単純二値
化処理部27a、二値化誤差を周辺画素に分配して二値
化する誤差拡散処理部27b及び各処理部27a、27
bの出力を選択して二値画像データB(n)として出力す
る選択部27cを有する。単純二値化処理部27aは、
デジタル画像データD4(n)の各値を中間値近くに設定さ
れる判定基準値と比較し、判定基準値を超えているか否
かによって「1」または「0」の二値に変換する。この
とき、二値化によって生じる誤差分は、全て無視され
る。誤差拡散処理部27bは、例えば図6に示す二値化
回路と同一の構成であり、デジタル画像データD4(n)を
所定の判定基準値と比較して二値に変換しながら、その
際に生じた二値化誤差を周辺の隣接画素へ所定の割合で
分配するようにしている。この誤差拡散処理部27b
は、2次元フィルタ26の出力に対して単純二値化処理
部27aと並列に接続され、デジタル画像データD4(n)
を並列に処理する。そして、選択回路27cは、画像判
定回路28から供給される画像判定信号PDに応答し
て、単純二値化処理部27aまたは誤差拡散処理部27
bの何れか一方の出力を選択して二値画像データB(n)
として出力する。
【0025】画像判定回路28は、デジタル画像データ
D3(n)の値が最大値または最小値に近いレベルにある
か、その中間のレベルにあるかを判定し、その判定結果
に基づいて原稿画像の文字符号領域と図形領域とを区別
するように画像判定信号PDを発生する。即ち、原稿画
像の文字符号領域は、白または黒の2階調で表示される
のに対し、写真等を含む図形領域は、中間調を多く含む
ため、それぞれの領域でデジタル画像データD3(n)の変
化の様子に差が生じる。そこで、デジタル画像データD
3(n)で白及び黒を表す最大値及び最小値(あるいはそれ
らに近い値)が所定の画素数より長く連続する場合に
は、その領域が文字符号領域であると判定される。そし
て、デジタル画像データD3(n)で最大値及び最小値(あ
るいはそれらに近い値)の連続数が所定の画素数以下で
あり、中間値が多く含まれる場合には、その領域が図形
領域であると判定される。ここで、デジタル画像データ
D3(n)の最大値及び最小値の連続判定は、主走査方向の
みの1次元または主走査方向及び副走査方向の2次元で
行うことが考えられる。1次元での判定の場合、1ライ
ン単位で連続するデジタル画像データD3(n)を順次判定
し、その判定結果を適数個直列に接続されるラッチに保
持させればよい。また、2次元での判定の場合、1次元
判定の場合と同様にデジタル画像データD3(n)のレベル
を判定しながら、1ライン毎の判定結果を適数ライン分
保持できるようにすればよい。また、2次元フィルタ回
路26に保持される3ライン分のデジタル画像データD
3(n)に対してレベルの判定を行うようにすることも可能
である。
【0026】以上の画像データ処理装置によれば、2次
元フィルタ回路26による二値化回路27の前処理にお
いて、輪郭強調の処理が行われるため、誤差拡散処理で
原稿画像の輪郭が乱れることが少なくなる。また、2次
元フィルタ回路26の輪郭強調処理では、主走査方向の
強調の度合いと副走査方向の強調の度合いとを別々に設
定できるようにしており、副走査方向の強調の度合いの
みを弱くすることにより、副走査方向に生じやすいノッ
チが強調されることがなくなる。
【0027】図2は、2次元フィルタ回路26の記憶部
26aの構成を示すブロック図で、図3は、記憶部26
aに記憶されるデジタル画像データD3(n)の各画素の位
置関係を示す図である。ここでは、目標画素に対して上
下方向及び左右方向に隣接する画素(隣接画素)とのレ
ベル差を強調する場合を示す。記憶部26aは、第1〜
第3のラインメモリ30〜32及び第1〜第7のラッチ
33〜39より構成される。第1のラインメモリ30
は、ガンマ補正回路25から入力されるデジタル画像デ
ータD3(n)を1行単位で記憶し、所望のタイミングで読
み出して第2のラインメモリ31及び第1のラッチ33
へ供給する。第2のラインメモリ31は、第1のライン
メモリ30から読み出されるデジタル画像データD3(n)
を1行単位で記憶し、第3のラインメモリ32及び第3
のラッチ35へ供給する。そして、第3のラインメモリ
32は、第2のラインメモリ30から読み出されるデジ
タル画像データD3(n)を第6のラッチ38へ供給する。
これら第1〜第3のラインメモリ30〜32は、デジタ
ル画像データD3(n)を互いに1列分ずれたタイミングで
記憶するようにしており、常に、隣り合う3行分が記憶
される。
【0028】第1のラッチ33は、第1のラインメモリ
30に接続され、第1のラインメモリ30から読み出さ
れるデジタル画像データD3(n)を1画素分ずつ保持し、
そのデジタル画像データD3(n)を第2のラッチ34へ順
次供給する。第2のラッチ34は、第1のラッチ33に
接続され、第1のラッチ33から1画素毎に入力される
デジタル画像データD3(n)を保持し、後述の演算部26
bへ供給する。
【0029】第3のラッチ35は、第2のラインメモリ
31に接続され、第2のラインメモリ31から読み出さ
れるデジタル画像データD3(n)を1画素分ずつ保持し、
そのデジタル画像データD3(n)を演算部26a及び第4
のラッチ36へ順次供給する。第4のラッチ36は、第
3のラッチ35に接続され、第3のラッチ35から1画
素毎に入力されるデジタル画像データD3(n)を順次保持
し、演算部26b及び第5のラッチ37へ供給する。第
5のラッチ37は、第4のラッチ36に接続され、第4
のラッチ36から1画素毎に入力されるデジタル画像デ
ータD3(n)を保持し、演算部26bへ供給する。
【0030】第6のラッチ38は、第3のラインメモリ
32に接続され、第2のラインメモリ32から読み出さ
れるデジタル画像データD3(n)を1画素分ずつ保持し、
そのデジタル画像データD3(n)を第7のラッチ39へ順
次供給する。第7のラッチ39は、第6のラッチ38に
接続され、第6のラッチ38から1画素毎に入力される
デジタル画像データD3(n)を保持し、演算部26bへ供
給する。
【0031】ここで、図3に示すように、3行×3列の
画素(A1〜A3、B1〜B3、C1〜C3)に対し
て、目標画素をB2とする場合の動作を考える。第1の
ラインメモリ30には、B2の上に位置するA2及びそ
の左右に位置するA1、A3を含む行のデジタル画像デ
ータD3(n)が記憶される。同様に、第3のラインメモリ
32には、B2の下に位置するC2及びその左右に位置
するC1、C3を含む行のデジタル画像データD3(n)が
記憶される。そして、第2のラインメモリ31には、B
2及びその左右に位置するB1、B3を含む1行のデジ
タル画像データD3(n)が記憶される。これら第1〜第3
のラインメモリ30〜32では、同一列の画素のデジタ
ル画像データD3(n)が同時に読み出され、各デジタル画
像データD3(n)が第1、第3、第6のラッチ33、3
5、38にそれぞれ供給される。
【0032】各第1〜第7のラッチ33〜39は、第1
〜第3のラインメモリ30〜32の読み出し動作に同期
してデジタル画像データD3(n)のラッチを繰り返す。こ
れにより、第1、第3、第6のラッチ33、35、38
には、目標画素となるB2の次の列(B2の左側)のA
1、B1、C1に対応するデジタル画像データD3(A
1)、D3(B1)、D3(C1)がそれぞれラッチされる。そし
て、第2、第4、第7のラッチ34、36、39には、
目標画素を含む列にあるA2、B2、C2に対応するデ
ジタル画像データD3(A2)、D3(B2)、D3(C2)がそれぞ
れラッチされる。この第2、第4、第7のラッチ34、
36、39にラッチされるデジタル画像データD3(A
2)、D3(B2)、D3(C2)は、1クロック周期前に第1、第
3、第6のラッチ33、35、38にラッチされていた
デジタル画像データD3(A1)、D3(B1)、D3(C1)であ
る。また、第5のラッチ37には、B2の前(B2の右
側)のB3に対応するデジタル画像データD3(B3)がラ
ッチされる。この第5のラッチ37にラッチされるデジ
タル画像データD3(B3)は、1クロック周期前に第4の
ラッチにラッチされていた〔2クロック周期前に第3の
ラッチ35にラッチされていた〕デジタル画像データD
3(B2)〔D3(B1)〕である。
【0033】第2〜第5、第7のラッチ34〜37、3
9にラッチされたデジタル画像データD3(A2)、D3(B
1)、D3(B2)、D3(B3)、D3(C2)は、それぞれ同じタイ
ミングで演算部26bに供給される。これにより、演算
部26bでは、目標画素となるB2に対応するデジタル
画像データD3(B2)と、B2の上下左右に隣接するA
2、B1、B3、C2に対応するデジタル画像データD
3(A2)、D3(B1)、D3(B3)、D3(C2)とに基づく演算処理
が可能になる。
【0034】尚、記憶部26aについては、任意にアク
セス可能なメモリを用い、演算部26bで必要とされる
データを直接読み出すように構成することも考えられ
る。この場合、演算部26bの演算動作に合わせてアド
レスを指定するように構成すればよい。図4は、2次元
フィルタ回路26の演算部26bの構成を示すブロック
図である。
【0035】演算部26bは、第1、第2の加算器4
0、41、第1、第2の乗算器42、43、第1、第2
の減算器44、45、第3、第4の乗算器46、47、
第3、第4の加算器48、49及び制限器50より構成
される。第1の加算器40は、記憶部26aから入力さ
れるB1、B3に対応するデジタル画像データD3(B
1)、D3(B3)を互いに加算し、その加算値を第1の乗算
器42へ供給する。第2の加算器41は、記憶部26a
から入力されるA2、C2に対応するデジタル画像デー
タD3(A2)、D3(C2)を互いに加算し、その加算値を第2
の乗算器43へ供給する。第1及び第2の乗算器42、
43は、第1及び第2の加算器40、41の各加算値に
係数1/2を乗算し、その乗算結果を第1及び第2の減
算器44、45へ供給する。通常、バイナリデータに対
する1/2の乗算は、データを下位ビット側へ1ビット
シフトさせることによって容易に実行できる。これによ
り、第1の減算器44には、水平方向に隣接するB1、
B3に対応するデジタル画像データD3(B1)、D3(B3)の
平均値が入力され、第2の減算器45には、垂直方向に
隣接するA2、C2に対応するデジタル画像データD3
(A2)、D3(C2)の平均値が入力される。
【0036】第1の減算器44は、目標画素となるB2
に対応するデジタル画像データD3(B2)からB1、B2
に対応するデジタル画像データD3(B1)、D3(B3)の平均
値を減算し、その減算値を第3の乗算器46へ供給す
る。同様に、第2の減算器45は、B2に対応するデジ
タル画像データD3(B2)からB1、B3に対応するデジ
タル画像データD3(A2)、D3(C2)の平均値を減算し、そ
の減算値を第4の乗算器47へ供給する。第3、第4の
乗算器46、47は、第1、第2の減算器44、45の
減算結果にそれぞれ所定の係数を乗算し、その乗算結果
を第3の加算器48へ供給する。これら第3、第4の乗
算器46、47は、例えば、ビットシフトにより2のべ
き乗倍(1/2、1/4、1/8等を含む)を得るもの
であり、第1の減算器44の減算値をmビット、第2の
減算器45の減算値をnビットだけ、それぞれシフトす
るように構成される。ここで、第3、第4の乗算器4
6、47で乗算される係数は、水平方向(主走査方向)
に対して垂直方向(副走査方向)が小さくなるように設
定される。即ち、副走査方向に隣接する画素の間では、
主走査方向に隣接する画素の間よりも輪郭が乱れやすい
ため、副走査方向では輪郭強調の度合いが緩く設定され
る。
【0037】第3の加算器48は、第3、第4の乗算器
46、47の乗算結果を互いに加算し、その加算値を第
4の加算器49へ供給する。そして、第4の加算器49
は、記憶部26aから入力されるB2に対応するデジタ
ル画像データD3(B2)と第3の加算器48で得られる加
算値とを加算し、その加算値を制限器50を通して出力
する。制限器50は、第3の加算器48または第4の加
算器49の加算処理でオーバーフローが発生したとき、
出力を最大値に固定するものであり、第3、第4の加算
器48、49のオーバーフローがオーバーフローするこ
とによる誤演算を防止する。
【0038】また、演算部26bには、第3、第4の乗
算器46、47の乗算係数を切り換える第1、第2の切
り換え回路51、52が接続される。この第1、第2の
切り換え回路51、52は、デジタル画像データD3(n)
で表される画像の状態に合わせて輪郭の強調の度合いを
切り換えるようにしている。例えば、濃淡の境界がはっ
きりしない写真等の画像領域に対して設定される係数デ
ータSP1、SP2と濃淡の境界がはっきりしている文字符
号領域に対して設定される係数データSL1、SL2とがそ
れぞれの切り換え回路51、52に入力される。そし
て、切り換え信号L/Pに応答して各係数データSP1/
SL1、SP2/SL2の一方を選択して第3、第4の乗算器
46、47へ供給するようにしている。これにより、写
真等の濃淡がはっきりしない原稿に対しては、輪郭強調
を強めてコントラストが表れやすいようにし、予め濃淡
がはっきりしている原稿に対しては、必要以上に輪郭を
強調させないようにしている。
【0039】さらに、目標画素のデジタル画像データD
3(n)を隣接画素のデジタル画像データD3(n)の平均値で
置き換えるようにするための第5の加算器53、第5の
乗算器54及び選択回路55が接続される。第5の加算
器53は、第1、第2の乗算器42、43に接続され、
第1、第2の乗算器42、43で得られる平均値を互い
に加算する。第5の乗算器54は、第1、第2の乗算器
42、43と同一であり、第5の加算器53による加算
値を1/2倍することにより、B2(目標画素)を取り
囲むA2、B1、B3、C2に対応するデジタル画像デ
ータD3(A2)、D3(B1)、D3(B3)、D3(C2)の平均値を出
力する。そして、選択回路55は、制限器50を通して
出力される第4の加算器49の加算値と第5の乗算器5
4の乗算値(平均値)との何れかを選択して出力する。
通常は、第4の加算器49の加算値側を選択している
が、輪郭強調の処理を行わず、逆の平滑処理を行うとき
に第5の乗算器54の乗算値側を選択するようにしてい
る。そして、この選択回路55により選択した第4の加
算器49の加算値または乗算器54の乗算値の一方を処
理済みの画像データD4(n)として出力する。
【0040】以上の画像データ処理装置によれば、原稿
画像の輪郭の強調処理を施す際に、固体撮像素子の主走
査方向と副走査方向とで強調の度合いが個別に設定され
る。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、ラインセンサを用いた
撮像によって得られる画像信号を二値化処理する場合、
二値化の前処理で輪郭強調の処理をする際に、ラインセ
ンサの主走査方向と副走査方向とで画像データに対する
強調の度合いが変えられる。このため、副走査方向で発
生し易いノッチが、必要以上に強調されることがなくな
り、中間調を擬似的に表示させるための二値化処理が効
率よく行われ、原稿画像の輪郭の乱れを防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像データ処理装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】2次元フィルタ回路の記憶部の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】記憶部に保持される画像データに対応する画素
の位置関係を示す図である。
【図4】2次元フィルタ回路の演算部の構成を示すブロ
ック図である。
【図5】ラインセンサを用いた従来の撮像装置の構成を
示すブロック図である。
【図6】二値化回路の構成を示すブロック図である。
【図7】誤差拡散処理の際の目標画素と周辺画素との位
置関係を示す図である。
【図8】再生される画像に発生するノッチの様子を示す
図である。
【符号の説明】
1 ラインセンサ 1a 受光画素 1b シフトレジスタ 1c 出力部 2 信号処理回路 3 二値化回路 4 クロック発生回路 5 ステップモータ 6 モータ駆動回路 11 加算器 12 比較器 13 減算器 14 誤差分配演算部 15 誤差記憶部 21 アナログ処理回路 22 A/D変換回路 23 歪み補正回路 24 解像度変換回路 25 ガンマ補正回路 26 2次元フィルタ 26a 記憶部 26b 演算部 27 二値化回路 27a 単純二値化部 27b 誤差拡散部 27c 選択部 30〜32 ラインメモリ 33〜39 ラッチ 40、41、48、49、53 加算器 42、43、46、47、54 乗算器 50 制限器 51、52 切り換え回路 55 選択回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラインセンサを被写体原稿に対して相対
    的に移動させて原稿画像を一行毎に読み取ることにより
    得られる1行単位で連続する画像信号を二値化処理し、
    原稿画像を二値で表示する二値画像データを生成する画
    像データ処理装置において、上記画像信号を上記ライン
    センサの駆動周期に同期して量子化し、上記ラインセン
    サの各受光画素に対応するデジタル画像データを得るA
    /D変換回路と、目標画素を表すデジタル画像データの
    値を隣接画素を表すデジタル画像データの値との差に応
    じて増減し、目標画素と隣接画素との間の各デジタル画
    像データの値の差を強調するフィルタ回路と、隣接画素
    と値の差が強調された上記デジタル画像データを二値化
    して上記二値画像データを得る二値化回路と、を備え、
    上記フィルタ回路は、目標画素に対して上記ラインセン
    サの副走査方向に隣接する隣接画素に対する強調の度合
    いが、上記ラインセンサの主走査方向に隣接する隣接画
    素に対する強調の度合いよりも小さく設定されることを
    特徴とする画像データ処理装置。
  2. 【請求項2】 上記二値化回路は、目標画素のデジタル
    画像データを所定の判定値と対比し、二値化誤差を無視
    して二値化する単純二値化部と、二値化誤差を隣接画素
    へ分配して二値化する誤差拡散部と、を含むことを特徴
    とする請求項1に記載の画像データ処理装置。
  3. 【請求項3】 上記デジタル画像データの値の変化に基
    づいて、原稿画像の濃淡が2種類の状態で表される文字
    符号領域と中間調を含む図形領域とを判別し、判別結果
    に従って上記二値化回路の単純二値化部と誤差拡散部と
    を選択的に動作させることを特徴とする請求項2に記載
    の画像データ処理装置。
  4. 【請求項4】 上記デジタル画像データの値の変化に基
    づいて、原稿画像の濃淡が2種類の状態で表される文字
    符号領域と中間調を含む図形領域とを判別し、判別結果
    に従って上記二値化回路の単純二値化部と誤差拡散部と
    を選択的に動作させると共に、上記フィルタ回路の各方
    向の強調の度合いを切り換えて設定することを特徴とす
    る請求項2に記載の画像データ処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100430411B1 (ko) * 1999-01-08 2004-05-10 인텔 코오퍼레이션 디지털 카메라 및 이미지 처리를 위한 프로그램가능점증식 a/d 변환기

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KR100430411B1 (ko) * 1999-01-08 2004-05-10 인텔 코오퍼레이션 디지털 카메라 및 이미지 처리를 위한 프로그램가능점증식 a/d 변환기

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