JPH10242880A - ミキサ回路 - Google Patents
ミキサ回路Info
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- JPH10242880A JPH10242880A JP3811097A JP3811097A JPH10242880A JP H10242880 A JPH10242880 A JP H10242880A JP 3811097 A JP3811097 A JP 3811097A JP 3811097 A JP3811097 A JP 3811097A JP H10242880 A JPH10242880 A JP H10242880A
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- Japan
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- signal
- mixer
- output signal
- output
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- Pending
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Abstract
ンド信号に周波数変換して出力するICに大容量による
段間接続を必要とせずに、所望のバベースバンド信号を
取り出すミキサ回路を提供する。 【解決手段】 入力端子1より供給される入力信号と局
部発振器OSCより出力される入力信号の周波数スペク
トルの中心の1/2の周波数である局発信号とをミキサ
3で混合する。ミキサ3の出力信号と局部発振器OSC
の局発信号とをミキサ4で混合する。ミキサ4の出力信
号からローパスフィルタ5を介してベースバンド信号を
取り出すことにより、不要な直流成分のないベースバン
ド信号を、出力端子6より取り出すことができる。
Description
IF信号をベースバンド信号に周波数変換するミキサ回
路に関する。
てベースバンド信号に周波数変換して出力するIC(集
積回路)では、局発信号がICの入力端子に漏洩した場
合、IC内のミキサ回路にて局発信号の自己混合によっ
て不要な直流成分が発生する、という問題があり、これ
を解決するために発生した直流成分と所望のベースバン
ド信号を分離する大容量による段間接続が必要であっ
た。
のミキサ回路で必要とするような大容量は、一般的にI
Cへの内蔵化は困難であるため、ICピン数や外付け部
品点数の増加を招き、ICおよびモジュール全体の製造
コスト増加につながる、という問題があった。
入力してベースバンド信号に周波数変換して出力するI
Cに大容量による段間接続を必要とせずに、所望のバベ
ースバンド信号を取り出すミキサ回路を提供する。
ために、この発明のミキサ回路では入力信号と入力信号
の周波数スペクトルの中心の1/2の周波数である局発
信号とを混合する第1のミキサと、前記第1のミキサの
出力信号と前記局発信号とを混合する第2のミキサと、
前記第2のミキサの出力信号からベースバンド信号を取
り出すフィルタとを備えたことを特徴とする。
数の1/2の周波数である局発信号を、入力信号と2度
混合することによって、局発信号の自己混合によってミ
キサで発生する直流成分をキャンセルすることにより、
不要な直流成分のないベースバンド信号を取り出すこと
ができる。
いて、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、こ
の発明の第1の実施の形態について説明するための回路
構成図である。図1において、入力端子1には中心周波
数がfo のRF信号またはIF信号を入力する。ここで
中心周波数とはRF信号またはIF信号の周波数スペク
トルの中心を表わすものとする。また入力端子2には周
波数がfo /2の局部発振器OSCの局発信号を入力す
る。入力端子1,2の入力信号をミキサ3に入力して混
合し、さらにミキサ3の出力信号と入力端子2の入力信
号をミキサ4にて混合する。ミキサ4の出力信号からロ
ーパスフィルタ5にて不要成分を除去し、出力端子6よ
りベースバンド信号を出力する。
の局発信号の漏洩があった場合、局発信号はミキサ3と
ミキサ4にて自己混合が2回行われた結果、元の局発信
号とその高調波成分となり直流成分とはならない。その
ためローパスフィルタ5を用いて除去することができ
る。
洩に比べて回路パターン内の漏洩は無視できるほど小さ
いと考えられるため、ここでは局発信号が直接ミキサ4
入力へ漏洩することは考慮しない。
説明する。ここでは簡単にするため各信号の振幅は1と
し、位相は無視する。入力端子1の入力信号と入力端子
2の入力信号をそれぞれ、 A=sin(ωa),B=sin(ωo/2) とすると、ミキサ3では sin(ωa)×sin(ωo/2) =−1/2 ×cos(ωa +ωo/2)+1/2 ×cos(ωa −ωo/2) … (1) となる。さらに、ミキサ4では { −1/2 ×cos(ωa +ωo/2)+1/2 ×cos(ωa −ωo/2)} ×sin(ωo/2) =−1/4 ×sin(ωa +ωo)+1/2 ×sin(ωa)−1/4 ×sin(ωa −ωo) … (2) となり、ローパスフィルタ5にて(2)式の第1項と第
2項を除去することにより、所望のベースバンド信号を
得ることができる。
場合、ミキサ3では sin(ωo/2)×sin(ωo/2) =−1/2 ×cos(ωo)+1/2 ×cos(0) … (3) となり、(3)式の第2項は直流成分であるが、ミキサ
4では { −1/2 ×cos(ωo)+1/2 ×cos(0)} ×sin(ωo/2) =−1/4 ×sin(3 ωo/2)+3/4 ×sin(ωo/2) … (4) となり直流成分はなくなるので、ローパスフィルタ5に
て除去できる。
よる直流成分のないベースバンド信号を端子6より得る
ことができる。
いて説明するための回路構成図である。図2において、
入力端子7にはQPSK変調された中心周波数がfo の
RF信号またはIF信号を入力する。また、入力端子8
には局部発振器OSCより周波数がfo /2の局発信号
を入力する。移相器9,10,11,12にて局発信号
を、 |θ1+θ2−θ3−θ4|=90゜ を満たすθ1,θ2,θ3,θ4だけそれぞれ移相す
る。例えば、ミキサ13とミキサ14の間、並びにミキ
サ17とミキサ18の間にそれぞれフィルタ等によって
構成される移相器を設けて、各信号をそれぞれθ5,θ
6だけ移相させた場合は、θ1,θ2,θ3,θ4,θ
5,θ6が、 |θ1+θ2−θ3−θ4+θ5−θ6|=90゜ を満たしていればよい。
器9の出力信号をミキサ13にて混合し、ミキサ13の
出力信号と移相器10の出力信号をミキサ14にて混合
する。ミキサ14の出力信号からローパスフィルタ15
にて不要成分を除去し、出力端子16よりベースバンド
信号を出力する。また、入力端子7の入力信号と移相器
11の出力信号をミキサ17にて混合し、ミキサ17の
出力信号と移相器12の出力信号をミキサ18にて混合
する。ミキサ18の出力信号から、ローパスフィルタ1
9にてその信号の不要成分を除去し、出力端子20より
ベースバンド信号を出力する。
20より出力されるベースバンド信号は、90゜の位相
差を持つI,Q信号となる。もちろん第1の実施の形態
と同様に、入力端子7に局発信号が漏洩した場合、局発
信号はミキサ13とミキサ14およびミキサ17とミキ
サ18にてそれぞれ自己混合が2回行われた結果、直流
成分とはならないため、ローパスフィルタ15およびロ
ーパスフィルタ19にて除去できる。
2,θ3,θ4とし、それぞれ0゜,90゜,45゜,
135゜の関係にある場合を例とした場合について計算
式を用いて説明する。
信号をそれぞれ A=sin(ωa),B=sin(ωo/2) とすると、ミキサ13の出力信号は、 sin(ωa)×sin(ωo/2 +0 ゜) =−1/2 ×cos(ωa +ωo/2)+1/2 ×cos(ωa −ωo/2) … (5) となる。さらにミキサ14の出力信号は、 { −1/2 ×cos(ωa +ωo/2)+1/2 ×cos(ωa −ωo/2)} ×sin(ωo/2 + 90゜) =−1/4 ×sin(ωa +ωo +90゜) −1/4 ×sin(ωa −ωo −90゜) … (6) となり、ローパスフィルタ15にて(6)式の第1項を
除去することにより所望のベースバンド信号を得ること
ができる。
除去することにより所望のベースバンド信号を得ること
ができる。
うに、出力端子16の出力信号と出力端子20の出力信
号は、90゜の位相差を持つ。また、(2)式と(6)
式および(8)式の比較から明らかなように不要信号成
分が最小となるため、次段のフィルタ設計が容易になる
という利点がある。
合、ミキサ13では、 sin(ωo/2)×sin(ωo/2 +0 ゜) =−1/2 ×cos(ωo)+1/2 ×cos(0) … (9) となり、(9)式の第2項は直流成分であるが、ミキサ
14にて { −1/2 ×cos(ωo)+1/2 ×cos(0)} ×sin(ωo/2 +90゜) =−1/4 ×sin(3 ωo/2 +90゜) +3/4 ×sin(ωo/2 +90゜) … (10) となり直流成分はなくなるので、ローパスフィルタ15
にて除去できる。またミキサ17,18においても同様
の出力結果であり、ローパスフィルタ19にて除去でき
る。
よる直流成分のないI,Q信号を、出力端子16,20
より得ることができる。
いて説明するための回路構成図である。図3において入
力端子35にはQPSK変調された中心周波数がfo の
RF信号またはIF信号を入力する。また、入力端子3
6には、局部発振器OSCより周波数がfo /2の局発
信号を入力する。移相器37にて局発信号を45゜移相
する。入力端子35の入力信号と局発信号をミキサ38
にて混合し、ミキサ38の出力信号と局発信号をミキサ
39にて混合する。ミキサ39の出力信号からローパス
フィルタ40にて不要成分を除去し、出力端子41より
ベースバンド信号を出力する。また、入力端子35の入
力信号と移相器37の出力信号をミキサ42にて混合
し、ミキサ42の出力信号と移相器37の出力信号をミ
キサ43にて混合する。ミキサ43の出力信号からロー
パスフィルタ44にて不要成分を除去し、出力端子45
よりベースバンド信号を出力する。
形態では移相器を1個に削減しても、図2の実施の形態
と同様の効果を得ることができる。
いて説明するための回路構成図である。図4において、
入力端子46にはQPSK変調された中心周波数がfo
のRF信号またはIF信号を入力する。また、入力端子
47には局部発振器OSCより周波数がfo /2の局発
信号を入力する。移相器48にて局発信号を90゜移相
する。入力端子46の入力信号と局発信号をミキサ49
にて混合し、ミキサ49の出力信号と局発信号をミキサ
50にて混合する。ミキサ50の出力信号からローパス
フィルタ51にて不要成分を除去し、出力端子52より
ベースバンド信号を出力する。またミキサ49の出力信
号と移相器48の出力信号をミキサ53にて混合する。
ミキサ53の出力信号からローパスフィルタ54にて不
要成分を除去し、出力端子55よりベースバンド信号を
出力する。
では、移相器を1個、ミキサを3個に削減しても、図2
の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
回路によれば、入力信号を供給する入力端子に局部発振
器より生成された局発信号が漏洩した場合でも、出力信
号には直流成分が現れないため、大容量による段間接続
を必要とせずに、所望のベースバンド信号のみを取り出
すことができる。
ための回路構成図。
ための回路構成図。
ための回路構成図。
ための回路構成図。
3,4,13,14,17,18,38,39,42,
43,49,50,53…ミキサ、5,15,19,4
0,44,51,54…ローパスフィルタ、9〜12,
37,48…移相器、OSC…局部発振器。
Claims (6)
- 【請求項1】 入力信号と入力信号の周波数スペクトル
の中心の1/2の周波数である局発信号とを混合する第
1のミキサと、 前記第1のミキサの出力信号と前記局発信号とを混合す
る第2のミキサと、 前記第2のミキサの出力信号からベースバンド信号を取
り出すフィルタとを備えたことを特徴とするミキサ回
路。 - 【請求項2】 被検波信号と該信号の周波数スペクトル
の中心の1/2の周波数である局発信号の位相を、θ
1,θ2,θ3,θ4だけそれぞれ移相する第1、第
2、第3および第4の移相器と、 前記被検波信号と前記第1の移相器の出力信号とを混合
する第1のミキサと、 前記第1のミキサの出力信号の位相を、θ5だけ移相す
る第5の移相器と、 前記第5の移相器の出力信号と前記第2の移相器の出力
信号とを混合する第2のミキサと、 前記第2のミキサの出力信号からベースバンド信号を取
り出す第1のフィルタと、 前記被検波信号と前記第3の移相器の出力信号とを混合
する第3のミキサと、 前記第3のミキサの出力信号の位相を、θ6だけ移相す
る第6の移相器と、 前記第6の移相器の出力信号と前記第4の移相器の出力
信号とを混合する第4のミキサと、 前記第4のミキサの出力信号からベースバンド信号を取
り出す第2のフィルタとを備え、 前記θ1,θ2,θ3,θ4,θ5,θ6が、|θ1+
θ2−θ3−θ4+θ5−θ6|=90゜の関係を満た
してなることを特徴とするミキサ回路。 - 【請求項3】 被検波信号と該信号の周波数スペクトル
の中心の1/2の周波数である局発信号の位相を、θ
1,θ2,θ3,θ4だけそれぞれ移相する第1、第
2、第3および第4の移相器と、 前記被検波信号と前記第1の移相器の出力信号とを混合
する第1のミキサと、 第1のミキサの出力信号と前記第2の移相器の出力信号
とを混合する第2のミキサと、 第2のミキサの出力信号からベースバンド信号を取り出
す第1のフィルタと、 前記被検波信号と前記第3の移相器の出力信号とを混合
する第3のミキサと、 第3のミキサの出力信号と前記第4の移相器の出力信号
とを混合する第4のミキサと、 第4のミキサの出力信号からベースバンド信号を取り出
す第2のフィルタとを備え、前記θ1,θ2,θ3,θ
4が、|θ1+θ2−θ3−θ4|=90゜の関係を満
たしてなることを特徴とするミキサ回路。 - 【請求項4】 前記θ1,θ2,θ3,θ4が、|θ1
−θ2|=|θ3−θ4|=90゜および|θ1+θ2
−θ3−θ4|=90゜の関係を満たしてなることを特
徴とする請求項3記載のミキサ回路。 - 【請求項5】 被検波信号と該信号の周波数スペクトル
の中心の1/2の周波数である局発信号の位相を45゜
移相する移相器と、 前記被検波信号と前記局発信号とを混合する第1のミキ
サと、 前記第1のミキサの出力信号と前記局発信号とを混合す
る第2のミキサと、 前記第2のミキサの出力信号からベースバンド信号を取
り出す第1のフィルタと、 前記被検波信号と前記移相器の出力信号とを混合する第
3のミキサと、 前記第3のミキサの出力信号と前記移相器の出力信号と
を混合する第4のミキサと、 第4のミキサの出力信号からベースバンド信号を取り出
す第2のフィルタとを備えたことを特徴とするミキサ回
路。 - 【請求項6】 被検波信号と該信号の周波数スペクトル
の中心の1/2の周波数である局発信号の位相を90゜
移相する移相器と、 前記被検波信号と前記局発信号とを混合する第1のミキ
サと、 前記第1のミキサの出力信号と前記局発信号とを混合す
る第2のミキサと、 前記第2のミキサの出力信号からベースバンド信号を取
り出す第1のフィルタと、 前記第1のミキサの出力信号と前記移相器の出力信号と
を混合する第3のミキサと、 前記第3のミキサの出力信号からベースバンド信号を取
り出す第2のフィルタとを備えたことを特徴とするミキ
サ回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3811097A JPH10242880A (ja) | 1997-02-21 | 1997-02-21 | ミキサ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3811097A JPH10242880A (ja) | 1997-02-21 | 1997-02-21 | ミキサ回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10242880A true JPH10242880A (ja) | 1998-09-11 |
Family
ID=12516347
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3811097A Pending JPH10242880A (ja) | 1997-02-21 | 1997-02-21 | ミキサ回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10242880A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100382590B1 (ko) * | 2001-06-14 | 2003-05-09 | (주)유피텍 | 다중 신호 발생장치 |
JP2004518315A (ja) * | 2000-09-25 | 2004-06-17 | スカイワークス ソリューションズ,インコーポレイテッド | 低調波ミキサ回路および方法 |
US7039383B2 (en) | 2001-12-04 | 2006-05-02 | Nec Electronics Corporation | Quadrature mixer circuit including three-input local mixers |
JP2012217157A (ja) * | 2011-03-30 | 2012-11-08 | Asahi Kasei Electronics Co Ltd | ミキサ回路 |
-
1997
- 1997-02-21 JP JP3811097A patent/JPH10242880A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004518315A (ja) * | 2000-09-25 | 2004-06-17 | スカイワークス ソリューションズ,インコーポレイテッド | 低調波ミキサ回路および方法 |
KR100382590B1 (ko) * | 2001-06-14 | 2003-05-09 | (주)유피텍 | 다중 신호 발생장치 |
US7039383B2 (en) | 2001-12-04 | 2006-05-02 | Nec Electronics Corporation | Quadrature mixer circuit including three-input local mixers |
JP2012217157A (ja) * | 2011-03-30 | 2012-11-08 | Asahi Kasei Electronics Co Ltd | ミキサ回路 |
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