JPH1024211A - 乾燥空気供給装置 - Google Patents

乾燥空気供給装置

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JPH1024211A
JPH1024211A JP8181802A JP18180296A JPH1024211A JP H1024211 A JPH1024211 A JP H1024211A JP 8181802 A JP8181802 A JP 8181802A JP 18180296 A JP18180296 A JP 18180296A JP H1024211 A JPH1024211 A JP H1024211A
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air
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regeneration
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Shoji Uchida
祥司 内田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エネルギー効率を維持しながら、吸着剤の加
熱工程及び冷却工程の時間を短縮することができる乾燥
空気供給装置を提供する。 【解決手段】 ブロワ2から供給された原料空気を冷
却,除湿すると共に冷却,除湿した空気を吸着剤を充填
した2塔の吸着塔5A,5Bの一方の吸着塔に導びき、
前記一方の吸着塔より得られる低露点の乾燥空気を第1
の加熱ヒータ12Aで加熱し、他方の吸着塔を再生する
ようにした乾燥空気供給装置において、前記第1の加熱
ヒータ12Aで加熱した乾燥空気を更に加熱する第2の
加熱ヒータ12Bを設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オゾン発生装置の
原料空気供給装置などに用いられる乾燥空気供給装置に
関し、特に、長時間の待機状態におけるホットスタンバ
イ運転機能を備えた乾燥空気供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】オゾン発生装置などへの原料空気用とし
て、低露点の乾燥空気を供給するための装置の一つに、
加熱再生式乾燥空気供給装置がある。この装置は、原料
空気供給用ブロワから供給される高温の圧縮空気をアフ
タークーラーで冷却し、冷凍式ドライヤでもう1段の冷
却と除湿をした後、更に、吸着塔の吸着剤によって水分
を吸着除去することで、露点−50℃以下の乾燥空気を
供給できるように構成されている。
【0003】また、連続運転が可能となるように、吸着
剤を充填した吸着塔は通常2塔設けられ、一方が吸着工
程にあるときに他方を加熱再生し、一定時間毎に交互に
使用するようになっている。
【0004】吸着塔の再生方式には種々の方式が用いら
れている。そのひとつに乾燥空気の20%程度を再生用
乾燥空気として利用し、この再生用乾燥空気を加熱ヒー
タで加熱して吸着塔に供給し、この吸着塔内の吸着剤を
再生する方式がある。このような加熱再生方式の場合、
加熱された吸着剤は非常に高温となっているため、次
に、この吸着塔を使用する前に常温まで冷却する必要が
あり、このため、加熱後は加熱ヒータをオフにして再生
用乾燥空気により常温まで冷却する方式が用いられてい
る。
【0005】通常の使用状態、即ち、吸着剤を充填した
2塔の吸着塔を、連続して交互に使用する場合には問題
ないが、吸着塔の休止期間が長くなるような場合、呼吸
作用により空気中の水分を吸着し、次に使用する場合、
所定の露点を得る状態に再生するのに長時間を要すると
いう問題があった。
【0006】このように休止期間が一定期間以上になる
場合、所謂、ホットスタンバイ運転が行なわれる。ホッ
トスタンバイ運転の方式では、一般には専用の再生ブロ
ワを設けて再生に必要な空気量を大気中から供給し、こ
れを前記した加熱ヒータを用いて加熱し、再生する吸着
塔に供給する方式が知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の方式にはつぎのような問題があった。すなわ
ち、再生ブロワを用いて空気を供給する場合、大気中の
空気を乾燥することなく、直接加熱ヒータにより加熱し
て、吸着剤の再生用空気として使用しているため、露点
を下げるのに、通常の運転よりも空気の加熱温度を高く
設定する必要があり、又、大気中の空気を、再生した吸
着剤の冷却用として使用することができないため、冷却
工程は自然冷却となり、使用可能な温度になるまでの長
時間を要し、予備機としての待機状態にある吸着塔とし
ては満足できるものではなかった。
【0008】そこで本発明は、このホットスタンバイ運
転の方法を改善し、エネルギー効率を従来と同程度に維
持しながら、吸着剤の加熱工程及び冷却工程の時間を短
縮し、短時間で吸着剤を再生出来るようにした新規な乾
燥空気供給装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の乾燥空気供給装置は、ブロワから供給された
原料空気を冷却,除湿すると共に冷却,除湿した空気を
吸着剤を充填した2塔の吸着塔の一方の吸着塔に導び
き、前記一方の吸着塔より得られる低露点の乾燥空気を
第1の加熱ヒータで加熱し、他方の吸着塔を再生するよ
うにした乾燥空気供給装置において、前記第1の加熱ヒ
ータで加熱した乾燥空気を更に加熱する第2の加熱ヒー
ターを設けたことを特徴とする。
【0010】又、本発明は、前記原料空気供給用ブロワ
の吐出側に、再生用乾燥空気量に対する原料空気量の比
率を制御するための放風調節弁を設けたことを特徴とす
る。又、本発明は、前記原料空気供給用ブロワの吐出量
を制御して、再生用乾燥空気量に対する原料空気量の比
率を制御するための制御装置を設けたことを特徴とす
る。
【0011】本発明の乾燥空気供給装置においては、ホ
ットスタンバイ運転時には常用の原料空気供給用ブロワ
から原料空気を供給し、アフタークーラ、冷凍式ドライ
ヤ及び吸着塔で冷却・除湿した後、乾燥空気調節弁によ
り再生用に使用する乾燥空気量を通常の2倍に調節し、
再生用以外の乾燥空気はバイパス弁を経て大気中に放出
する。再生用乾燥空気は従来からある第1のヒータと新
たに設けた第2のヒータにより加熱して、再生工程にあ
る吸着塔の加熱を短時間で終了し、加熱完了後は第1及
び第2の加熱ヒータをオフし、再生用乾燥空気により短
時間で冷却することで、短時間に吸着塔を再生すること
ができる。
【0012】また、原料供給用ブロワの吐出側に放風調
整弁を設けるか、又は、前記ブロワの吐出量を制御する
制御装置を設けて、原料空気量を調整又は制御するよう
にしてもよい。
【0013】この場合には、ホットスタンバイ運転時に
はオゾン発生器への乾燥空気調節弁は全閉にし、常用の
原料空気供給用ブロワから原料空気を供給し、放風調節
弁又は制御装置により再生用乾燥空気量である原料空気
を通常の2倍に調節し、アフタークーラ、冷凍式ドライ
ヤ及び吸着塔で冷却・除湿した後、再生用乾燥空気は従
来からある第1の加熱ヒータと新たに設けた第2の加熱
ヒータの両方を使用して加熱し、再生工程にある吸着塔
の加熱を短時間で終了し、加熱完了後は第1及び第2の
加熱ヒータをOFFし、再生用乾燥空気により短時間で
冷却することで、ホットスタンバイ運転の時間を短縮す
ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施例を図1乃
至図3を参照して説明する。図1に示す本発明の乾燥空
気供給装置1は、原料空気を供給する原料空気供給用ブ
ロワ2から原料空気の供給を受け、これを乾燥させてオ
ゾン発生装置9に供給するためのものである。
【0015】この乾燥空気供給装置1は、原料空気供給
用ブロワ2から供給された原料空気を冷却用するための
アフタークーラ3及び冷凍式ドライヤ4を備え、これら
の装置には、それぞれ冷却用として冷却水供給管3A,
4Aと、冷却水戻り管3B,4Bが接続されている。
【0016】また、アフタークーラ3及び冷凍式ドライ
ヤ4からの乾燥空気をさらに除湿するために、吸着剤6
A,6Bをそれぞれ充填した吸着塔5A,5B、吸着塔
5A,5Bの温度を管理するための温度センサー17
A,17B、及び、これらの温度設定器18A,18
B、吸着塔5A,5Bの前後に設けられた使用する吸着
塔と再生する吸着塔を切り換えるための4方向弁7及び
4方向弁8、乾燥空気の分配調節用としての乾燥空気調
節弁14A,14B、再生用乾燥空気を加熱する第1加
熱ヒータ12A及び第2加熱ヒータ12B、それぞれの
加熱ヒータ12A,12Bの温度を管理するための温度
センサー15A,15B及び温度設定器16A,16B
を備えている。
【0017】そして、乾燥空気供給装置1の乾燥空気調
節弁14Aを経由した乾燥空気は、オゾン発生器9に供
給され、発生したオゾン化空気は供給弁10とバイパス
弁11を経て、次の処理段階に供給される。
【0018】次に、図1の乾燥空気供給装置の動作を説
明する。この乾燥空気供給装置には、原料空気供給用ブ
ロワ2から加圧された原料空気が供給されるが、この原
料空気は圧縮されて温度が上昇しているので、アフター
クーラ3を用いて常温まで冷却される。このアフターク
ーラ3の冷却のためには冷却水が用いられ、冷却水供給
管3A及び戻り管3Bによって冷却水の給排水が行われ
る。
【0019】常温まで冷却された空気は、次に冷凍式ド
ライヤ4で低温に冷却され、同時に除湿されて空気露点
−2℃程度の乾燥空気とされる。この冷凍式ドライヤ4
は、冷凍機部に専用の冷媒を用いるほか、凝縮器用とし
て冷却水が用いられ、この冷却水の給排のためアフター
クーラ3と同様、冷却水供給管4Aと戻り管4Bを備え
ている。この冷凍式ドライヤ4である程度除湿された乾
燥空気は、次に4方向弁7により吸着塔5A,5Bのい
ずれかの選択された方向に供給される。通常、吸着塔5
A,5Bは一方を吸着工程に使用する場合、もう一方が
再生工程になるような操作形態で交互に使用される。
【0020】一方の吸着塔5Aが吸着工程にある場合、
吸着塔5A内に充填された吸着剤6Aにより空気はさら
に除湿され、ここで露点−50℃以下の乾燥空気とな
る。この低露点の乾燥空気は、4方向弁8を経て、一部
が乾燥空気調節弁14Aを介してオゾン発生器9に供給
され、残りの部分が、他方の吸着塔5Bの再生用乾燥空
気として供給される。この時、吸着塔5Bに、通常の2
倍の量の再生用乾燥空気が供給されるように、乾燥空気
調節弁14Bにより調節される。
【0021】乾燥空気調節弁14Bを通過した再生用乾
燥空気は、第1,第2の加熱ヒータ12A,12Bによ
り200℃前後に加熱され、4方向弁8を経て吸着塔5
Bへ導かれ、吸着塔5B内に充填された吸着剤6Bを加
熱して吸着剤6Bを再生すると共に、再生に使用された
乾燥空気は4方向弁7を経て大気中へ放出される。
【0022】吸着塔5Bが加熱工程から冷却工程に入る
場合は、第1,第2の加熱ヒーター12A,12BはO
FF状態とし、再生用乾燥空気が4方向弁8を介して吸
着塔5Bに供給され、大気中に放出される。この加熱工
程から冷却工程への移行は、加熱された再生用乾燥空気
が吸着塔5Bの塔上部から塔下部へ徐々に移動して、温
度センサー17Bが塔下部の温度が所定の温度を検出
し、吸着塔5Bが所定の温度に上昇したことを確認した
のちに行われる。
【0023】次に、このように構成された乾燥空気供給
装置1のホットスタンバイ運転時の動作について、吸着
塔5Bを再生する場合で説明する。長期間運転を停止し
ている場合に行うホットスタンバイ運転では、原料空気
供給用ブロワ2からは通常の原料空気量を供給し、アフ
タークーラ3及び冷凍式ドライヤ4で冷却・除湿された
乾燥空気は、4方向弁7を経て、吸着塔5Aでさらに除
湿され、除湿された乾燥空気は乾燥空気調節弁14A,
14Bにより通常の2倍の再生用乾燥空気量に調整され
る。再生用乾燥空気以外は、乾燥空気調節弁14Aを経
て、オゾン発生器9に供給されるが、オゾン発生器9は
ホットスタンバイ運転時には停止しているので、乾燥空
気はバイパス弁11を経て大気中に放出される。
【0024】再生用乾燥空気は、乾燥空気調節弁14B
を経て加熱ヒータ12A,12Bに供給され、200℃
前後に加熱される。この加熱された再生用乾燥空気は、
4方向弁8を経て、吸着塔5Bへ供給される。吸着塔5
B内の吸着剤6Bを加熱した再生用乾燥空気は、4方向
弁7を経て大気中に放出される。加熱された再生用乾燥
空気により、吸着塔5Bは塔上部から塔下部に徐々に熱
移動を受け、温度センサー17B及び温度設定器18B
で塔下部が所定の温度に上昇したことを確認すると、冷
却工程に移行する。
【0025】冷却工程では、加熱ヒータ12A,12B
をOFFにして再生用乾燥空気を4方向弁8から吸着塔
5Bに供給し、更に、4方向弁7を経て域注に放出す
る。やがて、吸着塔5Bは塔上部から塔下部にわたり徐
々に冷却され、温度センサー17B及び温度設定器18
Bで塔下部が所定の温度に下降したことを確認すると、
次に、吸着塔5Aの再生工程に移行する。
【0026】図2は本発明の第2の実施例を示す図であ
る。尚、この実施例では図1の構成に加えて、ブロワ2
の吐口側に放風調節弁13が設けられている。
【0027】図3は本発明の第3の実施例を示す図であ
る。図3に示した実施例では、図1に示す乾燥空気供給
装置の原料空気供給用ブロワ2に、原料空気量を調節す
るための制御装置19を設けた構成である。
【0028】従って、第2及び第3の実施例では、通常
運転中の動作は図1の場合と同様であり、ホットスタン
バイ運転時のみ異なった動作で運転される。ここでは、
吸着塔5Bを再生する場合について、第2及び第3実施
例のホットスタンバイ運転時の動作を説明する。
【0029】長時間運転を停止している場合に行うホッ
トスタンバイ運転では、原料空気供給用ブロワ2からは
通常の原料空気量を供給するが、放風調節弁13又は制
御装置19により原料空気を通常の2倍の再生用乾燥空
気量に調整し、余分の原料空気は放風調節弁13により
大気に放出する。再生用の原料空気はアフタークーラ3
及び冷凍式ドライヤ4で冷却・除湿された後、4方向弁
7を経て、吸着塔5Aでさらに除湿され、除湿された乾
燥空気は、乾燥空気調節弁14Bを経て、加熱ヒータ1
2A,12Bに供給される。この時、乾燥空気調節弁1
4Aは全閉とし、オゾン発生器9には供給しない。再生
用乾燥空気は加熱ヒータ12A,12Bで200℃前後
に加熱され、4方向弁8を経て、吸着塔5Bへ供給され
る。吸着塔5B内の吸着剤6Bを加熱した再生用乾燥空
気は4方向弁7を経て、大気中に放出される。
【0030】加熱された再生用乾燥空気で吸着塔5Bは
塔上部から塔下部に徐々に熱移動を受け、温度センサー
17B及び温度設定器18Bで塔下部が所定の温度に上
昇したことを確認したのち冷却工程に移行する。冷却工
程では、加熱ヒータ12A,12BをOFF状態にして
再生用乾燥空気を4方向弁8から吸着塔5Bに供給し、
4方向弁7を経て大気中に放出する。吸着塔5Bは塔上
部から塔下部は徐々に冷却され、温度センサー17B及
び温度設定器18Bで塔下部が所定の温度に下降したこ
とを確認したのち、次に、吸着塔5Aの再生工程に移行
する。
【0031】このように構成された乾燥空気供給装置1
のホットスタンバイ運転時の動作について吸着塔5Bを
加熱再生する場合で説明する。長期間運転を停止してい
る場合に行うホットスタンバイ運転では、原料空気供給
用ブロワ2を放風調節弁13又は制御装置19で制御す
ることにより、原料空気供給用ブロワ2から供給される
原料空気を通常の2倍の再生用乾燥空気量に調整する。
再生用の原料空気はアフタークーラ3及び冷凍式ドライ
ヤ4で冷却・除湿された後、4方向弁7を経て吸着塔5
Aでさらに除湿され、除湿された乾燥空気は乾燥空気調
節弁14Bを経て、加熱ヒータ12A,12Bに供給さ
れる。この時、乾燥空気調節弁14Aは全閉とし、オゾ
ン発生器9には供給しない。
【0032】再生用乾燥空気は、加熱ヒータ12A,1
2Bで200℃前後に加熱され、4方向弁8を経て吸着
塔5Bへ供給される。吸着塔5B内の吸着剤6Bを加熱
した再生用乾燥空気は、4方向弁7を経て大気中に放出
される。加熱された再生用乾燥空気で、吸着塔5Bは塔
上部から塔下部に徐々に熱移動を受け、温度センサー1
7B及び温度設定器18Bが、塔下部が所定の温度に上
昇したことを確認すると冷却工程に移行する。冷却工程
では、加熱ヒータ12A,12BをOFF状態にして再
生用乾燥空気を4方向弁8から吸着塔5Bに供給し、4
方向弁7を介して大気中に放出する。吸着塔5Bは塔上
部から塔下部に徐々に冷却され、温度センサー17B及
び温度設定器18Bが、塔下部が所定の温度に下降した
ことを確認すると、次に、吸着塔5Aを再生工程に移行
する。
【0033】例として、オゾン発生量5.0[kg/
h]におけるスタンバイ運転について、従来の装置と本
発明の装置の運転諸元を計算すると次の通りとなる。通
常の使用状態では、オゾン濃度20[g/Nm3]で
5.0[kg/h]のオゾンを発生させるのに必要な風
量は250.0[Nm3/h]、吸着塔の再生に必要な
風量はオゾン発生に必要な風量の20[%]分の50.
0[Nm3/h]であり、総風量として300.0[N
3/h]が原料空気供給用ブロワから供給される。こ
の時、2塔の吸着塔は8時間毎に吸着工程と再生工程を
行う。従来のホットスタンバイ運転における諸元は以下
の通りとなる。
【0034】 1)再生空気量: 50.0[Nm3/h] 2)再生所要熱量: 14352.6[kcal] 3)再生ヒータ容量: 5.3[kW] 4)再生ヒータ稼動時間: 5.28[h] 5)再生ブロワ容量: 2.2[kW] 6)再生ブロワ運転時間: 5.28[h] 7)冷却時間: 約20[h] 一方、本発明の乾燥空気供給装置を用いた場合の諸元は
以下のとおりとなる。
【0035】 1)再生空気量: 100.0[Nm3/h] 2)再生所要熱量: 14352.6[kcal] 3)再生時間: 3.96[h] 4)第1,第2加熱ヒータ総容量: 9.8[kW] 5)再生ヒータ稼動時間: 1.76[h] 以上のように、再生空気量を通常運転時の2倍の空気量
とし、加熱ヒータを2段設けて運転することにより、大
幅な再生工程時間の短縮になる。
【0036】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
再生専用ブロワを設ける必要はなく、加熱ヒータの追加
と、原料空気供給用ブロワから供給される原料空気の
量、又は、アフタークーラ、冷凍式ドライヤ、吸着塔で
冷却・除湿した乾燥空気の量を調節するのみで、短時間
に吸着塔を再生することが出来る。しかも、構成が簡単
であるから実施も容易である等優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による乾燥空気供給装置を
示す系統図である。
【図2】本発明の第2実施例による乾燥空気供給装置を
示す系統図である。
【図3】本発明の第3実施例による乾燥空気供給装置を
示す系統図である。
【符号の説明】
1…乾燥空気供給装置、2…原料空気供給用ブロワ、3
…アフタークーラ 4…冷凍式ドライヤ、3A,4A…冷却水供給管、3
B,4B…冷却水戻り管 5A,5B…吸着塔、6A,6B…吸着剤、7,8…4
方向弁 9…オゾン発生装置、11…バイパス弁、12A…第1
加熱ヒータ 12B…第2加熱ヒータ、13…放風調節弁 14A,14B…乾燥空気調節弁、15A,15B…温
度センサー 16A,16B…温度設定器、17A,17B…温度セ
ンサー 18A,18B…温度設定器、19…制御装置。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブロワから供給された原料空気を冷却,
    除湿すると共に冷却,除湿した空気を吸着剤を充填した
    2塔の吸着塔の一方の吸着塔に導びき、前記一方の吸着
    塔より得られる低露点の乾燥空気を第1の加熱ヒーター
    で加熱し、他方の吸着塔を再生するようにした乾燥空気
    供給装置において、前記第1の加熱ヒーターで加熱した
    乾燥空気を更に加熱する第2の加熱ヒーターを設けたこ
    とを特徴とする乾燥空気供給装置。
  2. 【請求項2】 前記原料空気供給用ブロワの吐出側に、
    再生用乾燥空気量に対する原料空気量の比率を制御する
    ための放風調節弁を設けたことを特徴とする請求項1に
    記載の乾燥空気供給装置。
  3. 【請求項3】 前記原料空気供給用ブロワの吐出量を制
    御して、再生用乾燥空気量に対する原料空気量の比率を
    制御するための制御装置を設けたことを特徴とする請求
    項1または2に記載の乾燥空気供給装置。
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