JPH10241602A - ビーム補正用マグネット及びこれを用いたカラー表示装置 - Google Patents

ビーム補正用マグネット及びこれを用いたカラー表示装置

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JPH10241602A
JPH10241602A JP4113497A JP4113497A JPH10241602A JP H10241602 A JPH10241602 A JP H10241602A JP 4113497 A JP4113497 A JP 4113497A JP 4113497 A JP4113497 A JP 4113497A JP H10241602 A JPH10241602 A JP H10241602A
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JP
Japan
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picture tube
magnet
correction
color picture
magnetic
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JP4113497A
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Toshio Nakakuki
敏雄 中茎
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 偏向歪とコンバージェンス品位を損なうこと
なく、ランディング補正を行うことができるビーム補正
用マグネット及びカラー表示装置を提供すること。 【解決手段】 NS一対の磁極を複数、連続着磁した磁
性体でビーム補正用マグネット10を構成した。補正用
マグネット10は、NS一対の磁極を複数個、一定の間
隔を保って平板状の磁性体に形成すればよく、CRT1
1のファンネル部12の上に配置する際には、偏向ヨー
ク13の左右に一対、互いに逆極性で、NSが垂直方向
を向くように配置するとよい。補正用マグネット10を
ファンネル部12上に取り付ける位置を選択することに
より、電子ビームのシフト量を変えて、ビームランディ
ング補正量を調整できる。この補正用マグネット10に
より、偏向ヨーク13を管軸方向に動かすのと同様の作
用を生じさせることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー受像管(以
下CRTという)のピュリティ補正を行うためのビーム
補正用マグネット及びこれを用いたカラー表示装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】カラーテレビジョン受像機の色純度補正
すなわちピュリティ補正は、R,G,Bそれぞれの電子
ビームがシャドウマスク孔を通過後正しくR,G,Bの
蛍光体ストライプ又はドット上にランディングするよう
に補正を行うものである。実際には、ピュリティの調整
は、画面に表示したクロスハッチ映像を見ながら行い、
画面中央部についてはCRTのネック部外側に取り付け
たピュリティマグネット(2極マグネット)を回転させ
て調整し、画面周辺部に対しては偏向ヨークを前後方向
(管軸方向)に移動させて調整している。
【0003】ピュリティ調整は、色むらをなくしCRT
管面が各単色で一様な色を再現できるようにする調整で
ある。ピュリティ調整が不完全であると、ラスターが一
様に白くならず、部分的に色づき忠実なカラー画像の再
現ができなくなる。
【0004】カラーCRTの大部分はシャドウマスクを
備えており、シャドウマスク管は地磁気などの外部磁界
の影響を受けピュリティが変化しやすい。CRTの管内
に磁気シールドを備えたものが多いが、管内管外を問わ
ず磁気シールドに減衰交流磁界をかけて消磁することが
必要である。
【0005】次に、従来から行われているCRT周辺の
調整方法について説明する。CRT周辺の調整方法の1
つとしては、以下の(1)〜(6)の手順に従った調整
方法がある。
【0006】(1) 白パターン又はクロスハッチ(黒
格子)信号を30分以上受像する。
【0007】(2) 消磁コイルで外部脱磁をする。
【0008】(3) ピュリティ・コンバージェンスマ
グネットによる左右調整、偏向ヨーク位置による前後調
整を行う。
【0009】(4) コンバージェンス品位を確認し調
整する(画面傾斜に注意する)。
【0010】(5) 偏向ヨーク、ピュリティ・コンバ
ージェンスマグネットを固定する。
【0011】(6) 再度ビームランディングし、白色
一様性を確認する。
【0012】ビームランディングは、拡大鏡(60〜8
0倍)を用いて読む。
【0013】図9は、ビームランディングのランクを示
す図である。ランクaが最良のピュリティ状態を示して
おり、電子ビームがシャドウマスク孔を通して蛍光体の
真中に命中している。ランクがa→b→c→d→e10→
f40となる順にピュリティは悪化する。ランクd,e1
0,f40はランディングミスの状態である。e10はビー
ム欠け、f40は他色打ちの状態にある。
【0014】図10は、CRT画面上のランディング確
認位置を示す図である。図10は画面上における拡大鏡
による確認点及び参考点を示している。点線で示す円線
は拡大鏡の位置を示している。参考点は、他色打ちして
いるか否かのみを確認する点である。
【0015】以下、ビームランディング補正の具体例に
ついて説明する。
【0016】図11はビームの左右のアンバランスを図
9のビームランディング・ランクで表したものである。
図11(a) は正規の位置に対して左にずれた場合を示
し、図11(b) は右にずれた場合を示している。
【0017】図12は、図11のビームの左右のアンバ
ランスを調整するためのピュリティマグネットを示して
いる。ピュリティマグネットは、CRTのネックに取付
けられた2種のマグネットであり、ピュリティマグネッ
トを回転することにより、ビームを左右に動かし(平行
移動し)、ランディングバランスをとるようにしてい
る。
【0018】図13は、CRTのネックに取付けられた
ピュリティマグネットとコンバージェンスマグネット
(P/C)の例を示している。コンバージェンスマグネ
ットは、4極及び6極のマグネットで構成されており、
これら4極、6極のマグネットをCRTのネック周りで
回転することによりコンバージェンスの調整が可能であ
る。
【0019】図14は、偏向ヨーク(DY)の位置が最
適位置から前後方向にずれた場合のビームのずれを示し
ている。図14(a) は、偏向ヨーク(DY)の位置が後
方にずれた場合、図14(b) は、前方にずれた場合に対
応している。
【0020】図15は、偏向ヨーク位置の前後ずれを調
整する方法を示している。図15に示すように偏向ヨー
ク(DY)はCRTにネジ(図示せず)によって取付け
られ、かつCRTと偏向ヨーク間にクサビを挿入して固
定するようにしているので、ネジをゆるめて、クサビを
外し、偏向ヨーク(DY)を前後方向に動かし、ランデ
ィングの適正位置で止めるようにしている。
【0021】図16は偏向ヨーク(DY)を前後方向に
動かした場合を示しており、矢印(6)(7)(8)の位置にず
らしたときの状態を示している。
【0022】また、ピュリティの微調整は、以下のよう
に行われる。
【0023】DY前後位置とピュリティマグネットによ
る交互調整を行い、画面水平軸上の左右ランディングの
バランスを拡大鏡で観測し、指定されたランディング調
整ランクにする。画面傾斜ゼロを確認してDY締め付け
ネジで固定する。DYの上下左右の首振りが無いように
DY上部にクサビを挿入して仮固定する。このとき、上
下偏向歪にアンバランスがあれば、ピュリティマグネッ
トにて画像を縦方向にシフトして上下バランスをとる。
【0024】こうしてピュリティの微調整を行った後、
コンバージェンスの微調整を行い、偏向ヨーク(DY)
をクサビと接着剤を用いて固定し、ピュリティ・コンバ
ージェンスマグネット(P/C)を接着剤を用いて固定
する。
【0025】さらに、こうして固定した後にCRTのピ
ュリティ性能を最良に調整する方法として、図17に示
すような補正マグネットを使用してランディング補正を
行っている。この補正マグネットは、先端にNSの着磁
したフェライトシートで成り、他方の端部をCRTの管
面に接着するようにしたもので、図18にこの補正マグ
ネットの貼付け例を示している。
【0026】図18は、CRTを背面からみた図であ
り、偏向ヨーク(DY)の周辺部に近接して、矢印J〜
Pで示す位置に図17の補正マグネットを貼り付けてい
る。
【0027】この場合、マグネットを貼り付ける場所が
偏向ヨーク(DY)に近づくに従って、ランディング補
正量が増大するに伴い、偏向歪とコンバージェンスの品
位が低下しやすくなる。
【0028】これは、従来は狭い範囲でNS着磁された
マグネットをCRTのファンネル部に部分的に貼り付け
て補正を行っていたため、図19に示すように各電子ビ
ームについてシフト量が均一でなく異なってしまうこと
に起因している。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、NS着磁
されたマグネットを貼り付けて部分的にランディング補
正をする時に、ランディング補正量が増大するに伴い、
偏向歪とコンバージェンスの品位が低下しやすくなると
いう問題があった。
【0030】そこで、本発明は上記の問題に鑑み、偏向
歪とコンバージェンス品位を損なうような副作用なし
で、ランディング補正を行うことができるビーム補正用
マグネット及びカラー表示装置を提供することを目的と
するものである。
【0031】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明によ
るビーム補正用マグネットは、カラー受像管のファンネ
ル部に配置され、NS一対の磁極を複数、連続して着磁
した磁性体を有し、前記NS磁極からの磁束により前記
カラー受像管のビームのランディング補正を行うようし
たことを特徴とするものである。
【0032】請求項1の発明においては、ビーム補正用
マグネットとして、NS一対の磁極を複数、連続着磁し
た磁性体を用いるので、ビーム補正用マグネットの取り
付け位置を選定することにより、電子ビームをシフト
し、偏向ヨークを管軸方向に動かすのと同様の作用を得
ることができる。
【0033】請求項2記載の発明は、請求項1記載のビ
ーム補正用マグネットにおける前記磁性体を、平板で細
長い形状を成し、長手方向にNS一対の磁極を着磁した
着磁領域と、着磁されない非着磁領域とを所定間隔で交
互に連続して形成したことを特徴とするものである。
【0034】請求項2の発明においては、磁性体として
平板で細長い形状のものを使用し、その長手方向にNS
一対の磁極同士を一定の間隔で配置するので、Nから
S、SからNの磁束が広範囲に均一に分布するため、電
子ビームを均等に同一方向にシフトすることができる。
【0035】請求項3の発明によるカラー表示装置は、
カラー受像管と、このカラー受像管のネック部に配置さ
れ、カラー受像管のビームを偏向走査する偏向ヨーク
と、前記偏向ヨークを、前記カラー受像管のネック部に
沿って前後方向に移動調整して所定位置に固定するため
の位置調整手段と、NS一対の磁極を複数、連続して着
磁した磁性体を有し、前記NS磁極からの磁束により前
記カラー受像管のビームのランディング補正を行うビー
ム補正用マグネットと、前記カラー受像管のファンネル
部において、前記カラー受像管のビームのランディング
が適正状態になる位置に前記ビーム補正用マグネットを
固定する手段とを具備したものである。
【0036】請求項3の発明においては、偏向ヨークの
前後位置の調整による粗調整に加え、ビーム補正用マグ
ネットの位置調整による微調整を行って、ビームランデ
ィング補正し得るカラー表示装置を実現できる。
【0037】請求項4記載の発明によるカラー表示装置
は、カラー受像管と、このカラー受像管のネック部の所
定位置に取り付けられ、カラー受像管のビームを偏向走
査する偏向ヨークと、NS一対の磁極を複数、連続して
着磁した磁性体を有し、前記NS磁極からの磁束により
前記カラー受像管のビームのランディング補正を行うビ
ーム補正用マグネットと、前記カラー受像管のファンネ
ル部において、前記カラー受像管のビームのランディン
グが適正状態になる位置に前記ビーム補正用マグネット
を固定する手段とを具備したものである。
【0038】請求項4の発明においては、偏向ヨークの
位置をCRTの所定の位置に固定することにより、ビー
ム補正用マグネットの位置の調整だけでビームランディ
ング補正し得るカラー表示装置を実現できる。
【0039】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態のビー
ム補正用マグネットをカラー受像管に取り付けた状態を
示す斜視図である。
【0040】図1に示すように、NS連続着磁した磁性
体からなるビーム補正用マグネット10を、CRT11
のファンネル部12にNSが垂直方向に向くように貼り
付ける。ビーム補正用マグネット10は、平板状の磁性
体の長手方向にNS一対の磁極を複数、連続着磁して形
成されている。ビーム補正用マグネット10は、図1及
び図3に示すごとく偏向ヨーク13の左右両側にそれぞ
れ設ける。このとき、左右2つのビーム補正用マグネッ
ト10の極性は互いに逆向きにする。図1で、偏向ヨー
ク13はCRT11のネック部からファンネル部にかけ
て取り付けられ、偏向ヨーク13を取り付ける際にはそ
の前後方向の位置決めを行うためにクサビ14が用いら
れる。CRT11のネック部にはピュリティ調整及びコ
ンバージェンス調整用の各マグネットを有するピュリテ
ィ・コンバージェンスマグネット15が装着され、また
CRT11のファンネル部外周には地磁気等の外部磁気
の影響を脱磁するための消磁コイル16が装着されてい
る。以下、CRT11の水平方向をX、垂直方向をY、
前後方向(管軸方向)をZとする。
【0041】図2は図1におけるビーム補正用マグネッ
トの寸法形態の一例を示す斜視図である。
【0042】図2に示すように、ビーム補正用マグネッ
ト10は、平板状の磁性体の長手方向にNS一対の磁極
を複数個、一定間隔を保って連続着磁して形成されてい
る。磁性体の寸法は、例えば長手方向の長さ240m
m、幅20mm、厚さ2.0mmのものが用いられ、連
続着磁されるNS一対の磁極間の着磁間隔は、例えば3
0mmとされる。
【0043】図4及び図5は、電子ビームに対する補正
用マグネット10の作用を説明する図である。
【0044】図4に示すように、偏向ヨークで電子ビー
ムが走査方向つまり水平方向に偏向されると、CRT画
面周辺部に向かうように偏向された電子ビームは、NS
連続着磁された補正用マグネット10の磁界内を通過
し、このときの電子ビームはマグネット10の磁界によ
り管軸方向即ちZ軸方向にシフトする。これにより、N
S連続着磁された補正用マグネット10の磁界内を通過
する電子ビーム即ち画面周辺部に向かう電子ビームは、
水平方向つまり走査方向のビームランディング位置がシ
フトして変更されることになる。
【0045】これは、垂直方向に異なった電子ビームに
ついても同様である。図5に示すように、補正用マグネ
ット10のNS着磁された磁極から所定距離離れたビー
ムA又はCのシフト量SA,SCは、磁極と磁極の中間
位置から同距離離れたビームBのシフト量SBと全く同
量となる。
【0046】従って、一対の補正用マグネット10によ
って、画面周辺部の電子ビームは走査方向のみに変更さ
れ、偏向歪やコンバージェンス品位に影響なくビームラ
ンディングを修正することができる。
【0047】補正用マグネットの取り付け方法は、図1
に示したようにビーム補正用マグネット10をCRT1
1のファンネル部12に、偏向ヨーク13を中心に左右
に一対配置している。画面に表示したパターン(例えば
クロスハッチパターン)を見ながらビームランディング
の調整を行う。補正用マグネット10を上下(Y)方
向、左右(X)方向に動かしてランディング調整し、図
6(a) に示すようにCRT11に貼り付ける等してラン
ディングが最適となるファンネル上の位置に取り付け
る。
【0048】或いは、図6(b) に示すように補正用マグ
ネット10を前後(Z)方向に動かし、CRT11のフ
ァンネル面から離れた位置に取り付けても良い。補正用
マグネット10に座17を取り付けて管面から浮かして
配置するか、又は、偏向ヨーク13からファンネル部上
に脚片を出してそれに補正用マグネット10を取り付け
ても良い。
【0049】なお、補正用マグネット10は、その厚さ
を変えることで磁力が変わるので、厚さの異なる補正用
マグネット10を複数用意し、その中からランディング
状態の最適なものを選定するようにしてもよい。
【0050】また、図7に示すように、補正用マグネッ
ト10は長手方向に着磁領域L1 と非着磁領域L2 を有
している。非着磁領域L2 の長さを選ぶことでランディ
ングの状態も変わる。従って、非着磁領域L2 の長さが
異なるものを複数用意して、ランディング状態の最適な
ものを選定するようにしても良い。
【0051】次に、以上述べたビーム補正用マグネット
10を用いて、実際にピュリティ補正を行う場合の2つ
の方法について説明する。
【0052】第1の方法は、偏向ヨーク13をCRT1
1のネック部からファンネル部にかけて取り付ける際に
前後(Z)方向の位置を調整してクサビ14で位置決め
し、CRT11のネック部に装着してあるピュリティ・
コンバージェンスマグネット15を調整する。その後、
ビーム補正用マグネット10をCRT11の管面に沿っ
て移動し、ビームのランディング状態を微補正して最適
な位置を選び、管面に貼り付けるようにする。
【0053】また、第2の方法は、偏向ヨーク13を初
めからCRT11の所定位置に固定しておき、その固定
状態で補正用マグネット10の位置を主に調整すること
でランディング補正する。
【0054】図8は本発明に係るビーム補正用マグネッ
トを用いたカラー表示装置の一実施の形態を示す図であ
る。図8はカラーテレビジョン受像機の概略構成を示し
ている。2点鎖線にて示すキャビネット20内には、C
RT11のほかに、CRT11の左右両側にスピーカ2
1が配設され、CRT11の後方に位置してテレビジョ
ン受信回路22が配設されている。CRT11背面のフ
ァンネル部には、図1に示したビーム補正用マグネット
10が偏向ヨーク13の左右両側に貼り付ける等の方法
で取り付けられている。CRT11のネック部には、偏
向ヨーク13のほかに、ピュリティ・コンバージェンス
マグネット15が装着され、さらにネック部の後方(図
示手前)にはCRT回路基板23が取り付けられてい
る。
【0055】このようにビーム補正用マグネット10を
備えた構成によれば、画面中央部から画面周辺部にわた
って最適にランディング調整された色純度の高いカラー
テレビジョン受像機を実現することができる。
【0056】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、NS
一対の磁極を複数、連続着磁した磁性体で補正用マグネ
ットを構成したので、偏向歪とコンバージェンス品位を
損なうことなくランディング補正を行うことができる。
しかも、磁性体の貼り付け位置を変えることによって、
ビームランディング補正量を調整できる。また、偏向ヨ
ークを前後方向に移動する場合と同等なランディング補
正が可能であり、CRT周辺の調整を行う際に広い応用
が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のビーム補正用マグネッ
トをカラー受像管に取り付けた状態の斜視図。
【図2】図1におけるビーム補正用マグネットの寸法形
態の一例を示す斜視図。
【図3】ビーム補正用マグネットの配置の仕方を説明す
る受像管の背面図。
【図4】ビーム補正用マグネットの電子ビームに対する
作用を説明する説明図。
【図5】ビーム補正用マグネットの電子ビームに対する
作用を説明する説明図。
【図6】ビーム補正用マグネットの取り付け位置を説明
する受像管の側面図。
【図7】非着磁領域を説明するビーム補正用マグネット
の平面図。
【図8】本発明に係るビーム補正用マグネットを用いた
カラー表示装置の一実施の形態を示す図。
【図9】ビームランディング・ランクを説明する説明
図。
【図10】受像管面上のランディング確認位置を説明す
る図。
【図11】ビームの左右アンバランスの状態を説明する
図。
【図12】図11のビームの左右アンバランスを調整す
る方法を説明する図。
【図13】ピュリティ・コンバージェンスマグネットの
取り付け位置を示す側面図。
【図14】偏向コイル位置の前後ずれの状態を説明する
図。
【図15】図14の前後ずれを調整する方法を説明する
図。
【図16】ピュリティ調整時の偏向ヨークの位置決め方
法を説明する図。
【図17】NS着磁フェライトシートを示す図。
【図18】図17の補正片が貼着される受像管背面側の
位置を示す図。
【図19】従来のNS着磁マグネットによる不具合を説
明する図。
【符号の説明】
10…ビーム補正用マグネット 11…CRT 12…ファンネル部 13…偏向ヨーク

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カラー受像管のファンネル部に配置され、
    NS一対の磁極を複数、連続して着磁した磁性体を有
    し、前記NS磁極からの磁束により前記カラー受像管の
    ビームのランディング補正を行うようしたことを特徴と
    するビーム補正用マグネット。
  2. 【請求項2】前記磁性体は、平板で細長い形状を成し、
    長手方向にNS一対の磁極を着磁した着磁領域と、着磁
    されない非着磁領域とを所定間隔で交互に連続して形成
    したことを特徴とする請求項1記載のビーム補正用マグ
    ネット。
  3. 【請求項3】カラー受像管と、 このカラー受像管のネック部に配置され、カラー受像管
    のビームを偏向走査する偏向ヨークと、 前記偏向ヨークを、前記カラー受像管のネック部に沿っ
    て前後方向に移動調整して所定位置に固定するための位
    置調整手段と、 NS一対の磁極を複数、連続して着磁した磁性体を有
    し、前記NS磁極からの磁束により前記カラー受像管の
    ビームのランディング補正を行うビーム補正用マグネッ
    トと、 前記カラー受像管のファンネル部において、前記カラー
    受像管のビームのランディングが適正状態になる位置に
    前記ビーム補正用マグネットを固定する手段とを具備し
    たことを特徴とするカラー表示装置。
  4. 【請求項4】カラー受像管と、 このカラー受像管のネック部の所定位置に取り付けら
    れ、カラー受像管のビームを偏向走査する偏向ヨーク
    と、 NS一対の磁極を複数、連続して着磁した磁性体を有
    し、前記NS磁極からの磁束により前記カラー受像管の
    ビームのランディング補正を行うビーム補正用マグネッ
    トと、 前記カラー受像管のファンネル部において、前記カラー
    受像管のビームのランディングが適正状態になる位置に
    前記ビーム補正用マグネットを固定する手段とを具備し
    たことを特徴とするカラー表示装置。
  5. 【請求項5】前記位置調整手段は、前記偏向ヨークと前
    記カラー受像管面との間に取付けられたクサビを含むこ
    とを特徴とする請求項3記載のカラー表示装置。
  6. 【請求項6】前記ビーム補正用マグネットは、前記偏向
    ヨークを中心にして対称的に前記ファンネル部に取付け
    られたことを特徴とする請求項3又は4記載のカラー表
    示装置。
  7. 【請求項7】前記ビーム補正用マグネットを固定する手
    段は、接着部材で成ることを特徴とする請求項3又は4
    記載のカラー表示装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1548793A2 (en) * 2003-12-25 2005-06-29 Matsushita Toshiba Picture Display Co., Ltd. Color picture tube apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1548793A2 (en) * 2003-12-25 2005-06-29 Matsushita Toshiba Picture Display Co., Ltd. Color picture tube apparatus
EP1548793A3 (en) * 2003-12-25 2005-07-06 Matsushita Toshiba Picture Display Co., Ltd. Color picture tube apparatus

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