JPH10241108A - 磁気媒体データ書込み及び保全性検証装置 - Google Patents

磁気媒体データ書込み及び保全性検証装置

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JPH10241108A
JPH10241108A JP3690298A JP3690298A JPH10241108A JP H10241108 A JPH10241108 A JP H10241108A JP 3690298 A JP3690298 A JP 3690298A JP 3690298 A JP3690298 A JP 3690298A JP H10241108 A JPH10241108 A JP H10241108A
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JP3690298A
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Richard D Barndt
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    • G11B27/36Monitoring, i.e. supervising the progress of recording or reproducing
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
    • G11B19/02Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing
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    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/18Error detection or correction; Testing, e.g. of drop-outs
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】別々の記録ヘッドまたは高価な遮蔽物を必要と
しないで、磁気媒体に新たな情報を書き込むと同時に磁
気媒体に書き込まれる情報の保全性を立証する単純で廉
価な方法および装置を提供する。 【解決手段】本発明の実施形態は、書込信号を磁気媒体
に結合する書込変換器、および磁気媒体から読取信号を
発生する磁気信号を結合する読取変換器56、さらに、
遅延回路50と乗算器52およびフィルタ54とを含
む。遅延回路は基準信号を遅延させ、乗算器は遅延基準
信号と読取信号を乗算して乗算信号を発生する。フィル
タは乗算信号をろ波し、ある振幅を有するろ波された信
号を発生する。ろ波された信号の振幅が、所定のレベル
を超えてデータが正しく書き込まれていないことを示す
かどうかを閾値検出器59で検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に書き込み中
読み取り磁気記録および誤り検出の方法および装置に関
する。詳細には、情報を磁気媒体に書き込むのと同時
に、それより前に磁気媒体に書き込まれた読み取り不可
能なデータ・ブロックを検出する廉価な方法および装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気媒体に結合された書込変換器を介し
て、磁気媒体にデータを書き込むことが可能である。磁
気媒体へのデータ書込中に誤りが生じた場合、その誤り
を検出できることが望ましい。さらに、新しいデータの
書込処理中に割り込むことなく、書き込まれたデータの
誤りを検出できることが望ましい。誤りが検出された場
合、誤って書き込まれたデータを次回磁気媒体に書き込
むことができる。
【0003】磁気媒体に結合された読取変換器を介し
て、磁気媒体からデータを読み取ることが可能である。
データがこの磁気媒体に書き込まれた後、データを読み
取れば、書き込まれたデータの保全性を立証できる。す
なわち、磁気媒体から書き込まれたデータを読み取り、
そのデータの磁気媒体への書込中になんらかの誤りが発
生したかどうか、書き込まれたと思われるものと、比較
することができる。
【0004】図1は、矢印12で示す方向に移動する磁
気テープ10を示す図である。書込変換器14は磁気テ
ープ10の表面に結合され、テープ10に情報を書き込
むことができる。読取変換器15も磁気テープ10の表
面に結合され、テープ10から情報を読み取ることがで
きる。テープ10の表面は書込変換器14から読取変換
器に向かって移動する。したがって、1ビットの情報が
書込変換器14によってテープ10に書き込まれてか
ら、読取変換器によってテープ10から読み取られる。
【0005】図1に示した構成では、以前に書き込んだ
データを新しいデータの書込みと同時に読み取ることが
可能である。すなわち、書込変換器14を使って磁気テ
ープ10の表面に最初のビットを書き込み、その後、そ
の書込変換器が磁気テープ10の表面に2番目のビット
を書き込んでいる最中に、読取変換器15を使ってテー
プ10の表面から最初のビットを読み取ることができ
る。一般的に、最初のビットの書き込みと2番目のビッ
トの書き込みの間に、数個のデータを書き込むことがで
きる。しかし、書込変換器14と読取変換器15の間に
電気結合および磁気結合が生じる可能性がある。この結
合現象は、読取変換器15がテープ10から読み取る情
報に干渉を持ち込む。書込変換器14を使って、ある1
ビットをテープ10に書き込むと、過渡信号が読取変換
器15の出力上に結合される。この過渡信号は、読取変
換器がテープ10から読み取る情報に干渉する可能性が
ある。この干渉は、読取変換器および書込変換器の同時
読み取り書き込み動作を妨害する可能性をもっている。
【0006】同時読み取り書き込みシステムにおいて、
書込変換器が読取変換器の応答に干渉しないようにする
従来技術の解決方法は、読取変換器と書込変換器を物理
的に分離すること、または、読取変換器と書込変換器の
間を遮蔽することを利用したものであった。このような
解決方法の目的は、干渉を減少し、読取りヘッドが同時
読み取り書き込みモードにおいても、単独読み取りモー
ド中と同じ動作ができるようにすることであった。この
ような解決方法は、一般的に2つの別々のヘッド、また
は高価な遮蔽物を必要とするため、高価なものになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、別々の記録ヘ
ッドまたは高価な遮蔽物を必要としないで、磁気媒体に
新たな情報を書き込むと同時に磁気媒体に書き込まれる
情報の保全性を立証する方法および装置の開発が望まれ
る。その方法および装置は、複雑なものでなく、廉価な
ものでなければならない。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、新たな情報を
磁気媒体に書き込むと同時に、磁気媒体に書き込まれた
データの誤りを検出するための装置および方法に関す
る。書込変換器が情報を磁気媒体に書き込んだ後に、読
取変換器がその情報を読み取る。磁気媒体から読み取ら
れた情報は、磁気媒体に書き込まれたデータと比較され
る。誤りが検出されると、磁気媒体への情報の再書き込
みが実行される。本発明は、書込変換器が発生する大量
の書き込み干渉が読取変換器の応答に結合されていても
機能する。
【0009】本発明の第1実施形態は、磁気媒体に書き
込まれたデータ・ブロックの保全性を立証するための装
置である。この実施形態は、書込信号を磁気媒体に結合
する書込変換器、および磁気媒体から読取信号を発生す
る磁気信号を結合する読取変換器を含む。この実施形態
は、遅延回路と乗算器およびフィルタとをさらに含む。
遅延回路は基準信号を遅延させる。乗算器は、遅延基準
信号と読取信号を乗算して乗算信号を発生する。フィル
タは乗算信号をろ波(filter)し、ある振幅を有するろ波
された信号を発生する。ろ波された信号の振幅が、所定
のレベルを超えてデータが正しく書き込まれていないこ
とを示すかどうかを閾値検出器で検出する。
【0010】本発明の他の実施形態は、読取信号かまた
は書込信号のどちらかである基準信号を含む。所定の時
間量は、書込変換器と読取変換器との間の物理的分離間
隔、およびデータの磁気媒体への書込速度によって決定
される。
【0011】本発明のその他の側面および利点は、本発
明の原理を例として示す添付図を参照した以下に述べる
詳細な説明を読めば明らかとなろう。
【0012】
【発明の実施の形態】説明用の図に示すように、本発明
は、データが磁気媒体に誤って書き込まれたかどうかを
検出するための装置および方法に関する。この検出は、
磁気媒体に書き込まれているデータと同時に行われる。
書き込まれたデータが誤りと判定された場合、データ・
ブロックを磁気媒体上に再書き込みすることができる。
【0013】図2は、書込変換器が磁気媒体にある1ビ
ットを書き込んでいるときの読取変換器の応答を示す図
である。この応答は、書込変換器がある1ビットを磁気
媒体に書き込んでいるときに、読取変換器の出力に結合
される過渡信号20を含んでいる。読取変換器および書
込変換器は、同一の磁気媒体に結合されている。そのた
めに、読取変換器は、書込変換器に近接している。読取
変換器が書込変換器に近接しているために、書込変換器
の信号過渡現象に関連した高周波成分が、読取変換器の
出力応答上に結合してしまう。書込変換器と読取変換器
との間の信号結合が読取変換器の正常読み取り処理に干
渉する可能性がある。
【0014】図3は、磁気媒体からある1ビットを読み
取っているときの読取変換器の応答を示す図である。こ
の応答は、書込変換器からの干渉を示していない。この
応答は、負のスパイク30および正のスパイク32を含
んでいる。負のスパイク30および正のスパイク32の
順序は、読取中のビットの極性または値によって決定さ
れる。
【0015】図4は、書込変換器が、あるビットを書き
込んでいて、読取変換器が、同じビットを読み取ってい
るときの読取変換器の応答を示す図である。最初のスパ
イク20は、書込変換器があるビットを書き込んでいる
ときに、読取変換器に結合された過渡信号である。磁気
媒体から読み取られているビットが、このスパイクより
小さい正のスパイク32および負のスパイク30を発生
する。この応答は、単一ビットの書き込みおよび読み込
みを表している。過渡応答20および読取応答30と3
2の間の時間遅れは、書込変換器と読取変換器との間の
物理的間隔および磁気媒体の移動速度によって決定され
る。書込変換器と読取変換器の間の距離が大きければ大
きいほど、過渡応答とビット読取応答間の時間遅れが、
大きくなる。
【0016】前に述べたように、図4に示す読取変換器
応答は、単一ビットに対する過渡応答およびビット読取
応答を含んでいる。しかし、多数のビットが磁気媒体か
ら同時に直列に書き込まれ、読み取られた場合、その多
数のビットの過渡応答およびビット読取応答が重なり合
うであろう。すなわち、書込変換器がもとで読取変換器
の出力上に現れる過渡応答は、読取変換器があるビット
を読み取っているときと同時に発生する。その結果、過
渡応答がその読取変換器の出力の読取応答に干渉する。
【0017】書き込まれた情報(複数ビット)の保全性
を判定するためには、読取変換器の出力の干渉信号と情
報信号を分離する必要がある。相加雑音によってマスク
される信号の検出または確認の2つの数学的方法とし
て、自己相関関数および相互相関関数がある。
【0018】図5は、記録装置内での本発明の実施形態
を示す図である。この実施形態は、自己相関関数を実施
する回路を含む。この実施形態は、読取変換器56、サ
ンプリング回路58、遅延回路50、乗算回路52、ろ
波回路54、閾値検出回路59を含む。一般的には、こ
の実施形態の回路要素50、52、54、59は、デジ
タル電子回路を使って実施されている。閾値検出回路5
9は、記録装置内の処理装置を駆動する。閾値検出回路
59が書き込まれたデータ中に誤りを検出した場合、記
録装置内の処理装置がその情報を書き直すことができ
る。
【0019】書込変換器が磁気媒体にある1つのビット
を書き込んだ後に、読取変換器が磁気媒体からそのビッ
トを読み取る。ある特定のビットの書き込み、およびあ
る特定のビットの読み取りの間の時間中に、書込変換器
は磁気媒体にM個のビットを書き込む。その結果、M
は、書込変換器と読取変換器との間の間隔と、磁気媒体
の書込変換器および読取変換器からの移動速度と、書込
変換器の磁気媒体への情報ビット書込速度とによって決
定される。
【0020】誤って書き込まれたビットを検出するため
には、図4に示す応答と図2に示す応答を区別すること
が必要である。つまり、図2に示す干渉応答20からな
る読取信号と、図4の負のスパイク30および正のスパ
イク32を含む読取信号を区別することである。負のス
パイク30および正のスパイク32は、あるビットが読
み取られていることを示す。負のスパイク30および正
のスパイク32の振幅が小さい場合、負のスパイク30
および正のスパイク32が表すビットが誤って読み取ら
れる頻度は多くなる。ある特定のビット値を正確に判定
するためには、そのビットの読取応答から過渡干渉を完
全に除去することが必要である。実際には、すべての干
渉を完全に除去することは不可能である。したがって、
単一ビット分解能を使って誤りを判定することができな
い。ある判定が下されるまえに、いくつかのビットを平
均化しなければならない。すなわち、書き込み誤りが発
生したかどうかを判定するために、指定長Nのビットの
ブロックを平均化しなければならない。誤りが検出され
た場合、Nビットのブロック全体が書き直される。
【0021】一般的には、全ての記録装置は、誤り訂正
コード(ECC)を有する。すなわち、記録装置は、書
き込まれるデータを符号化する。ECCを使って、後に
読み取られるデータの誤りを検出することができる。E
CCは、データのECCブロックに適用される。データ
のECCブロック中のビット数は、記録装置によって変
わる。本発明の目的は、ECCが訂正する誤りが多すぎ
る書き込まれたデータのブロックを識別することであ
る。あるブロックが識別されると、そのブロックは書き
直される。本発明があるブロックを定義するために使用
している値Nを、あるECCブロックの長さに等しくす
ることができる。しかし、Nが長すぎる場合、解像度が
失われる。すなわち、平均化されるビット数が長過ぎる
ために、ビット誤りの短期間のものが未検出のまま経過
してしまうことがある。
【0022】読取変換器56の応答は、サンプリング回
路58によってサンプリング化される。フィルタ57
が、読取変換器56とサンプリング回路58の間に挿入
される。サンプリング回路58のサンプリング速度は、
書込変換器がビットを磁気媒体に書き込む速度と同じで
ある。遅延回路50および乗算回路52が、サンプル化
された読取応答を受け取る。遅延回路は、サンプル化さ
れた読取応答をM個のサンプルだけ遅延する。ろ波回路
54は、デジタル・アキュムレータの働きをする。ろ波
回路(アキュムレータ)54の出力は、読取変換器がN
個のビットのブロックを読み取った後に解析される。ア
キュムレータ54の内容が、閾値に達した場合、情報の
ブロックが書き直される。書き込まれたNビットのブロ
ック中のそれぞれの誤りが、アキュムレータを1ずつ進
ませる。N個のビットのブロックからの所定の数のビッ
トが、誤りであると検出された場合、そのビットのブロ
ックの書き直しを開始するように、閾値が設定されてい
る。アキュムレータは、N個のビット・ブロックごとに
リセットされる。
【0023】遅延回路50と、乗算回路52と、アキュ
ムレータ54と、閾値検出器59は、公知の回路要素で
あり、デジタル回路を使って実施されている。さらに、
アナログ・フィルタ57およびサンプラ58は、普通の
回路要素である。
【0024】図6は、本発明による他の実施形態を示す
図である。この実施形態は、相互相関関数を実施する回
路を含む。この実施形態はさらに、遅延回路60、乗算
回路62、ろ波回路64、閾値検出器回路69を含む。
遅延回路60は、書込変換器を駆動する書き込みデータ
信号を受け取る。遅延回路60は、M個のビット書き込
み所要時間だけ書き込みデータを遅延する。乗算回路6
2は、遅延書き込みデータを読取変換器56の読取信号
と乗算する。乗算回路の出力は、ろ波回路64によって
ろ波される。ろ波回路64の出力は、閾値検出器69に
接続されている。ろ波回路64の出力が、最小閾値を超
えた場合、そのデータは書き直される。
【0025】この実施形態は、デジタル回路またはアナ
ログ回路を使用して実施される。デジタル回路を使用し
て実施した場合は、読取信号はサンプリング回路58に
よってサンプル値化されなければならない。アナログ回
路を使って実施された場合は、サンプリング回路58は
不要になる。アナログ回路を使って、この実施形態を実
施すると、回路を簡単にすることができ、有利である。
書込信号は、可能性のある2つの状態のうちの1つであ
る。そのため、乗算器62をAnalog Devic
es社製AD633のような簡単なアナログ乗算器を使
用して実施することができる。
【0026】図7は、書込変換器に結合された典型的な
書込信号を示す図である。この実施形態には、可能性の
ある2つの信号レベルを有する書込信号を含む。図7に
おいて、2つのレベルは、+1と−1で表されている。
図8は、図7に示す書込信号と同様な書込信号が、乗算
器回路62を駆動しているときの乗算器回路62の実施
方法を示す図である。乗算器回路62には、2つの設定
を有するスイッチ81を含む。+1レベルにあるか、−
1レベルにあるかによって決定される2つの設定のうち
の一方に、遅延書込信号がスイッチ81を駆動する。最
初のスイッチ設定は、サンプル化された読取信号を乗算
器の出力に結合する。2番目のスイッチ設定は、反転サ
ンプル値読取信号を乗算器の出力に結合する。
【0027】図9は、本発明の他の実施形態を示す図で
ある。この実施形態も、相互相関関数を実施するための
回路を含む。この実施形態は図6の実施形態と同様であ
るが、さらに読取応答フィルタ65を含む。この読取応
答フィルタ65は、書込信号を受け取り、理想に近い読
取応答を発生する。すなわち、この読取応答フィルタ6
5は書込信号を受け取り、図3に示す読取応答と同様な
応答を発生する。読取応答フィルタ65が発生する応答
が、実際の読取応答に近くなればなるほど、この実施形
態の相互相関回路は、書き込まれた誤りを、より正確に
検出する。
【0028】図10は、可能性のある理想に近い2つの
応答波形を示す図である。各波形は、2つの書込信号レ
ベルのうちの1つに対応する。各波形は、値−1の谷
と、0交叉点、および+1ピークとから構成されてい
る。一連の信号レベル+1、0、−1または−1、0、
+1によって、2つの理想に近い読取応答を表すことが
できる。
【0029】図11は、乗算器回路62の他の実施例を
示す図である。この実施形態では、乗算器回路62に
は、3つの状態スイッチ91を含む。読取応答フィルタ
65の出力は3状態スイッチ91を駆動する。読取応答
フィルタ65の出力は、常に3つの信号レベル−1また
は、0または、+1のうちの1つのレベルにある。3つ
の状態スイッチ91の各状態が、読取応答フィルタ65
の出力の3つの状態のうちの1つに対応する。1番目の
スイッチ状態が、サンプル化読取信号を乗算器回路62
の出力に結合する。2番目のスイッチ状態が、中性信号
レベル(グランド・レベル)を乗算器回路62の出力に
結合する。3番目のスイッチ状態が、反転サンプル値読
取信号を乗算器回路62の出力に結合する。
【0030】本発明の特定の実施形態を説明したが、本
発明は、上述の説明した部分の特定の形または配列に限
定されない。本発明は、請求項によってのみ限定され
る。
【0031】以上、本発明の実施例について詳述した
が、以下、本発明の各実施態様の例を示す。
【0032】(実施態様1)磁気媒体に書き込まれたデ
ータ・ブロックの保全性を検証するための装置であっ
て、データ・ブロックを表す書込信号を、磁気媒体に結
合する書込変換器と、磁気媒体からの磁気信号を結合し
て、読取信号を発生する読取変換器と、基準信号を遅延
する遅延回路と、遅延基準信号と読取信号を乗算して乗
算信号を発生する乗算器と、乗算信号をろ波してある振
幅を有するろ波された信号を発生するフィルタと、ろ波
された信号の振幅が所定のレベルを超えたかどうかを検
出する閾値検出器とを有する装置。
【0033】(実施態様2)磁気媒体に書き込まれたデ
ータ・ブロックの保全性を検証するための装置であっ
て、基準信号が読取信号であることを特徴とする、実施
態様1に記載の装置。
【0034】(実施態様3)磁気媒体に書き込まれたデ
ータ・ブロックの保全性を検証するための装置であっ
て、基準信号が書込信号であることを特徴とする、実施
態様1に記載の装置。
【0035】(実施態様4)磁気媒体に書き込まれたデ
ータ・ブロックの保全性を検証するための装置であっ
て、基準信号が読取応答フィルタでろ波された書込信号
であることを特徴とする、実施態様1に記載の装置。
【0036】(実施態様5)磁気媒体に書き込まれたデ
ータ・ブロックの保全性を検証するための装置であっ
て、閾値検出器が所定のレベルを超えたろ波された信号
の振幅を検出した際に、書き込まれたデータ・ブロック
に再書き込みする手段をさらに備える、実施態様1に記
載の装置。
【0037】(実施態様6)磁気媒体に書き込まれたデ
ータ・ブロックの保全性を検証するための装置であっ
て、書込変換器が書込信号を磁気媒体に結合した後、読
取変換器が磁気媒体から磁気信号を結合することを特徴
とする、実施態様5に記載の装置。
【0038】(実施態様7)磁気媒体に書き込まれたデ
ータ・ブロックの保全性を検証するための装置であっ
て、データ・ブロックがN個の連続したビットから構成
されていることを特徴とする、実施態様1に記載の装
置。
【0039】(実施態様8)磁気媒体に書き込まれたデ
ータ・ブロックの保全性を検証するための方法であっ
て、データ・ブロックを含む書込信号を磁気媒体に書き
込むステップと、データ・ブロックが書き込まれた磁気
媒体から読取信号を読み取るステップと、書込信号を遅
延するステップと、遅延書込信号と読取信号を乗算して
乗算された信号を発生するステップと、乗算された信号
をろ波してろ波された信号を発生するステップと、ろ波
された信号を検出して、ろ波された信号が所定値を超え
たかどうかを判定するステップとを含む方法。
【0040】(実施態様9)磁気媒体に書き込まれたデ
ータ・ブロックの保全性を検証するための方法であっ
て、ろ波された信号が所定値を超えた場合、データ・ブ
ロックを磁気媒体に再書き込みするステップをさらに含
む、実施態様8に記載の方法。
【0041】(実施態様10)磁気媒体に書き込まれた
データ・ブロックの保全性を検証するための方法であっ
て、磁気媒体にデータ・ブロックを書き込むステップ
と、データ・ブロックが書き込まれた磁気媒体から読取
信号を読み取るステップと、この読取信号を遅延するス
テップと、遅延読取信号と読取信号を乗算して乗算され
た信号を発生するステップと、乗算された信号をろ波し
てろ波された信号を発生するステップと、ろ波された信
号が所定値を超えたかどうかを判定するために、ろ波さ
れた信号を検出するステップとを含む方法。
【0042】(実施態様11)磁気媒体に書き込まれた
データ・ブロックの保全性を検証するための方法であっ
て、ろ波された信号が所定値を超えた場合、データ・ブ
ロックを磁気媒体に再度書き込みをするステップをさら
に含むことを特徴とする、実施態様10に記載の方法。
【0043】(実施態様12)磁気媒体に書き込まれた
データ・ブロックの保全性を検証するための装置であっ
て、データ・ブロックがN個の連続したビットから構成
されていることを特徴とする、実施態様4に記載の装
置。
【0044】(実施態様13)磁気媒体に書き込まれた
データ・ブロックの保全性を検証するための装置であっ
て、データ・ブロックがN個の連続したビットから構成
されていることを特徴とする、実施態様5に記載の装
置。
【0045】(実施態様14)磁気媒体に書き込まれた
データ・ブロックの保全性を検証するための装置であっ
て、データ・ブロックがN個の連続したビットから構成
されていることを特徴とする、実施態様6に記載の装
置。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明を用いると、別々
の記録ヘッドまたは高価な遮蔽物を必要としないで、磁
気媒体に新たな情報を書き込むと同時に磁気媒体に書き
込まれる情報の保全性を立証する単純で廉価な方法およ
び装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】磁気媒体に結合された磁気式書込みヘッドおよ
び磁気式読取りヘッドを示す図である。
【図2】書込みヘッドが書き込み処理中のとき、読取り
ヘッドに発生する干渉の結果として生じる読取信号を示
す図である。
【図3】書込変換器があるビットを書き込んだ後に、読
取変換器がそのビットを読み取る結果として生じる読取
信号を示す図である。
【図4】干渉信号および読取りヘッドに結合されている
書き込まれたビットの結果として生じる読取りヘッド応
答を示す図である。
【図5】本発明の一実施形態を示す図である。
【図6】本発明の他の実施形態を示す図である。
【図7】書込変換器に結合された典型的な書込信号を示
す図である。
【図8】乗算器回路の実施を示す図である。
【図9】本発明のさらに他の実施形態を示す図である。
【図10】正反対の極性を有する2つのビットに応答す
る理想に近い読取応答を示す図である。
【図11】乗算器回路の他の実施形態を示す図である。
【符号の説明】
10:磁気テープ 12:磁気テープ移動方向 14:書込変換器 15:読取変換器 20:過渡信号 30:負のスパイク 32:正のスパイク 50:遅延回路 52:乗算回路 54:ろ波回路 56:読取変換器 57:フィルタ 58:サンプリング回路 59:閾値検出回路 60:遅延回路 62:乗算回路 64:ろ波回路 65:読取応答フィルタ 69:閾値検出器回路 91:3つの状態スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気媒体に書き込まれたデータ・ブロック
    の保全性を検証するための装置であって、 データ・ブロックを表す書込信号を、磁気媒体に結合す
    る書込変換器と、 磁気媒体からの磁気信号を結合して、読取信号を発生す
    る読取変換器と、 基準信号を遅延する遅延回路と、 遅延基準信号と読取信号を乗算して乗算信号を発生する
    乗算器と、 乗算信号をろ波してある振幅を有するろ波された信号を
    発生するフィルタと、 ろ波された信号の振幅が所定のレベルを超えたかどうか
    を検出する閾値検出器とを有する装置。
JP3690298A 1997-02-24 1998-02-19 磁気媒体データ書込み及び保全性検証装置 Pending JPH10241108A (ja)

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