JPH10240921A - 画像作成装置、画像作成方法及び画像作成プログラム記憶媒体 - Google Patents

画像作成装置、画像作成方法及び画像作成プログラム記憶媒体

Info

Publication number
JPH10240921A
JPH10240921A JP9226331A JP22633197A JPH10240921A JP H10240921 A JPH10240921 A JP H10240921A JP 9226331 A JP9226331 A JP 9226331A JP 22633197 A JP22633197 A JP 22633197A JP H10240921 A JPH10240921 A JP H10240921A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
face
parts
viewpoint
images
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9226331A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahito Kawade
雅人 川出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP9226331A priority Critical patent/JPH10240921A/ja
Publication of JPH10240921A publication Critical patent/JPH10240921A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】準備すべき画像数を増加させることなく合成画
像を立体的に表現する。 【解決手段】合成画像を構成する複数の部品のあるもの
を視点からの距離が異なる複数の小部品の画像に分割し
て記憶して置き、選択した部品を合成する際、視点から
の距離が短いものを優先して合成する。画像ライブラリ
11fが記憶する各輪郭画像は、“3”の層番号34が
付与された画像フレーム31の所定の画素に、顔の輪郭
画像32の画像データを書き込んだものである。画像ラ
イブラリ11gが記憶する各髪画像は、“1”の層番号
41及び“4”の層番号42が付与された画像フレーム
35及び36のそれぞれの所定の画素に、前髪の画像3
7の画像データ及び後髪の画像38の画像データを書き
込んだものである。制御手段は、画像フレーム31、3
5、36の画像データのうち、層番号がより上位の画像
フレームの画像データを選択する処理を画素毎に実行し
て顔画像を合成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、予め記憶した複
数の部品の画像を合成して合成画像を作成する画像作成
装置、画像作成方法及び画像作成プログラム記憶媒体に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、人物の顔のモンタージュ画像の
ように、複数の部品の画像を合成して単一の合成画像を
作成する場合がある。このような合成画像の作成にあた
っては、一般に、部品毎に複数の画像を予めに記憶して
おき、任意にまたは所定の規則に基づいて記憶手段から
部品毎に単一の画像を抽出し、抽出した部品毎の画像を
合成するようにしている。
【0003】このため、上述したモンタージュ画像を作
成する従来の画像作成装置として、目、鼻、口、眉、
耳、顔輪郭及び髪等の顔部品のそれぞれについて複数の
画像を記憶した記憶手段を備え、入力された顔画像デー
タから目、鼻、口、眉、耳、顔輪郭及び髪等の顔部品の
それぞれについて特徴量を抽出し、抽出した特徴量に対
応する画像を顔部品毎に記憶手段から選択し、選択した
顔部品の画像を合成して顔画像を作成するものが提案さ
れている。
【0004】このような画像の合成技術は、人物の顔の
モンタージュ画像のみならず、複数の部品によって構成
される一般的な合成画像についても同様に適用すること
ができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像作成装置では、合成画像を構成する複数の部品のそ
れぞれを1単位として画像を記憶手段に記憶していたた
め、合成画像を立体的に表現することが困難であった。
例えば、顔画像の作成時に顔輪郭と合成される髪の画像
として複数のヘアスタイルの画像がある場合、ヘアスタ
イルによっては顔の前側に位置する髪の部分と顔の後側
に位置する髪の部分とが単一の顔画像内に存在する場合
があるにも拘らず、髪全体の画像を1部品として記憶し
ておくと髪全体を顔輪郭の前側に配置するか、または、
髪全体が顔輪郭の後側に配置するかのいずれかしかな
く、現実のヘアスタイルを表現することが困難となる。
特に、入力された顔画像データから抽出した特徴量に基
づいて似顔絵を作成する場合には、入力された顔画像デ
ータの再現性が低下する問題がある。
【0006】また、合成画像を構成する複数の部品のそ
れぞれについて複数の部品画像を準備し、各部品につい
て複数の部品画像のいずれかを選択して単一の合成画像
を作成する場合、選択する部品画像の組み合わせによっ
て合成画像において各部品画像の占める範囲が変化する
ことが考えられ、同一の部品画像について組み合わされ
る他の部品画像の形状に適合する複数の画像を準備しな
ければならず、準備すべき画像数が著しく増加してしま
う問題もある。
【0007】このような問題は、人物の顔のモンタージ
ュ画像のみならず、いずれかの部品が他の部品を似顔絵
を視認する人の視点からの距離方向に挟む範囲に存在す
る一般的な合成画像についても同様に生じる。
【0008】この発明の目的は、合成画像を構成する複
数の部品の一部または全部の画像を、視点からの距離が
異なる複数の小部品の画像に分割して部品毎に記憶して
おき、複数の部品及び小部品の画像のうち、視点からの
距離が最も短い画像のデータを選択する処理を画素毎に
実行して合成画像を作成することにより、準備すべき画
像数を増加させることなく合成画像を立体的に表現する
ことができ、例えば、入力された顔画像データに基づい
て作成する似顔絵等の再現性を向上できる画像作成装
置、画像作成方法及び画像作成プログラム記憶媒体を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1、4及び7に記
載した発明は、単一の合成画像に含まれる複数の部品の
画像のそれぞれを視点からの距離情報を付して記憶する
とともに、一部または全部の部品について、視点からの
距離に応じて分割された複数の小部品の画像のそれぞれ
を視点からの距離情報を付して部品毎に記憶しておき、
記憶手段から抽出された複数の部品または小部品の画像
のうち、視点からの距離が最も短い画像を選択する処理
を画素毎に実行することを特徴とする。
【0010】なお、視点とは、似顔絵を視認する人の視
点をいい、距離情報とは視点からの長さのみならず、視
点から数えた順番を含む。
【0011】請求項1、4及び7に記載した発明におい
ては、複数の部品または小部品の画像のうち、視点から
の距離が最も短い画像のデータを選択する処理が画素毎
に実行されて合成画像が作成される。したがって、各画
素において視点からの距離が最も短い画像のデータのみ
によって合成画像が構成され、合成画像が立体的に表現
される。
【0012】請求項2及び5に記載した発明は、前記複
数の部品のうち、他の部品または他の小部品の画像を視
点からの距離方向に挟む範囲に位置する部品の画像を、
他の部品または他の小部品の前後のそれぞれに位置する
複数の小部品の画像に分割して記憶することを特徴とす
る。
【0013】請求項2及び5に記載した発明において
は、合成画像を構成する複数の部品のうち、他の部品ま
たは他の小部品の画像を視点からの距離方向に挟む範囲
に位置する部品の画像が、他の部品または他の小部品の
前後のそれぞれに位置する複数の小部品の画像に分割し
て部品毎に記憶される。したがって、1つの部品の画像
が他の部品または他の小部品の画像を視点からの距離方
向に挟む場合にも、他の部品または他の小部品の画像と
これらの画像の前後に位置する小部品の画像との間で視
点からの距離が画素毎に判断されて合成画像が作成さ
れ、各部品の位置関係が適切に再現される。
【0014】請求項3及び6に記載した発明は、前記合
成画像として複数の顔部品によって構成される顔画像を
作成する際に、少なくとも髪の画像を顔の画像の前後に
位置する複数の小部品の画像に分割して記憶することを
特徴とする。
【0015】請求項3及び6に記載した発明において
は、顔の画像の前後に位置する複数の小部品によって構
成された髪の画像を含む複数の顔部品により顔画像が作
成される。したがって、顔画像が立体的に表現され、入
力された顔画像データに基づいて再現性の高い似顔絵が
作成される。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の実施形態に係
る画像作成装置の構成を示すブロック図である。画像作
成装置1は、入力された顔画像データから抽出した顔部
品の特徴量に基づいて画風や表情等の複数の画像種別の
いずれかを特定した似顔絵を作成する。顔部品とは、
目、鼻、口、眉、耳、輪郭及び髪をいう。また、画風と
は、統一された各顔部品の誇張の仕方や変形の傾向をい
い、画家毎に相違するとともに、同一画家においても漫
画のキャラクタ風、美男若しくは美女風、または、正確
な似顔絵風といった作風に応じて相違する。表情とは、
喜怒哀楽を表す顔の状態である。
【0017】画像作成装置1は、画像部品である各顔部
品を選択、変形及び配置して似顔絵を作成する制御手段
2、複数の顔部品情報を記憶する記憶手段3、画像デー
タを取り込むカメラ等の画像入力手段4、画像データに
含まれる顔部品の特徴量を抽出する特徴量抽出手段5、
画風や表情等の画像種別の選択入力を受け付ける種別入
力手段6、及び、作成した画像を出力するプリンタ等の
画像出力手段7によって構成されている。
【0018】制御手段2は、画像入力手段4、特徴量抽
出手段5、種別入力手段6及び画像出力手段7を統括制
御する。この制御手段2は、入力された画像種別に該当
する選択ルール、変形ルール及び配置ルールを記憶手段
3から読み出すとともに、読み出した選択ルールにした
がって記憶手段3から顔部品を読み出す部品情報選択手
段8、顔部品を変形ルールにしたがって変形する部品変
形手段9、及び、変形後の顔部品を配置ルールにしたが
って配置する部品配置手段10を含む。
【0019】記憶手段3は、顔部品及び顔部品を選択、
変形並びに配置するためのルールからなる顔部品情報を
記憶する。このため、記憶手段3は、顔部品のそれぞれ
について複数の画像を画像種別毎に分類して記憶した顔
部品ライブラリ11と、顔部品を選択、変形及び配置す
る際に用いられるルール群のそれぞれを画像種別毎に分
類して記憶したルールライブラリ12と、から構成され
ている。
【0020】顔部品ライブラリ11は、図2に示すよう
に、目、鼻、口、眉、耳、輪郭及び髪の各顔部品の画像
ライブラリ11a〜11gからなる。1つの画像ライブ
ラリは、画像種別i=1〜nのそれぞれについて画像要
素が異なる各顔部品の複数の画像群を記憶している。例
えば、目の画像ライブラリ11aは、傾き及び丸みの画
像要素が異なる複数の目の画像によって構成される画像
群を画像種別毎に記憶している。この画像要素は、入力
された画像データから抽出される特徴量の測定項目でも
ある。
【0021】図3は、上記顔部品ライブラリの一部の記
憶内容を詳細に示す図である。輪郭の画像ライブラリ1
1fは、画像種別毎に複数の輪郭の画像群を記憶する。
1つの輪郭の画像群は、複数の輪郭画像によって構成さ
れている。各輪郭画像は、図3(A)に示すように、画
像面の全面に対応した画像フレーム31内に所定の色彩
の顔の輪郭画像32を所定の位置に配置して構成されて
いる。即ち、画像フレーム31において顔の輪郭画像3
2内に含まれる画素に所定の色彩の画像データが書き込
まれている。また、画像フレーム31において顔の輪郭
画像32以外の部分の画素には透明の画像データが書き
込まれている。この画像フレーム31において透明の画
像データが書き込まれた画素の1つは、基準点33にさ
れている。さらに、画像フレーム31には、“3”の層
番号34が付与されている。
【0022】即ち、複数の顔部品の画像によって構成さ
れる合成画像である顔画像は、視点からの距離が異なる
複数の層構造をなして構成されており、各層には画像面
の全面に一致する大きさの画像フレームが割り当てられ
ている。各層には視点からの距離が短い方から順に、
1、2、3、・・・の層番号が付されており、各画像フ
レーム31に付与された層番号を参照して顔画像が合成
される。前述のように、この層番号がこの発明の距離情
報に相当する。
【0023】髪の画像ライブラリ11gは、画像種別毎
に複数の髪の画像群を記憶する。1つの髪の画像群は、
複数の髪画像によって構成されている。各髪画像は、1
つの髪の画像を顔輪郭の前側に位置すべき前髪の画像と
顔輪郭の後側に位置すべき後髪の画像とに分割して記憶
する。したがって、各髪画像は、図3(B)に示すよう
に、画像面の全面に対応した2つの画像フレーム35及
び36のそれぞれに、所定の色彩の前髪の画像37及び
後髪の画像38のそれぞれを所定の位置に配置して構成
されている。即ち、画像フレーム35及び36のそれぞ
れにおいて前髪の画像37内に含まれる画素及び後髪の
画像38内に含まれる画素に所定の色彩の画像データが
書き込まれている。また、画像フレーム35及び36の
それぞれにおいて前髪の画像37以外の部分の画素及び
後髪の画像38以外の部分の画素には透明の画像データ
が書き込まれている。これら画像フレーム35及び36
のそれぞれにおいて透明の画像データが書き込まれた画
素の1つは、基準点39及び40にされている。これら
基準点39及び40は、画像フレーム31における基準
点33の位置と同一の位置にされている。さらに、画像
フレーム35及び36のそれぞれには、“1”の層番号
41及び“4”の層番号42が付与されている。
【0024】ルールライブラリ12は、図4に示すよう
に、選択ルールライブラリ12a、変形ルールライブラ
リ12b及び配置ルールライブラリ12cからなる。ラ
イブラリ12a〜12cは、画像種別i=1〜nのそれ
ぞれについて顔部品毎の複数のルールからなるルール群
を記憶している。例えば、選択ルールライブラリ12a
は、画像種別毎の選択ルール群によって構成されてい
る。1つの選択ルール群は、例えば、目についての傾き
のルール及び丸みのルールのように、顔部品ライブラリ
11の画像ライブラリ11a〜11gのそれぞれにおい
て各画像を特定する画像要素のそれぞれについての選択
ルールからなる。
【0025】なお、各ルールは、ファジィ推論のメンバ
シップ関数及びフィジィルールとすることがてきる。例
えば、選択ルールについて、メンバシップ関数において
各画像要素についての特徴量の測定結果が含まれる範囲
をファジィルールの前件部ラベルとし、各画像をフィジ
ィルールの後件部出力とする。また、各ルールは、テー
ブルによって構成することもできる。
【0026】画像入力手段4は、顔を撮像するカメラに
よって構成されるが、顔写真の画像を読み取るスキャナ
によって構成することもできる。特徴量抽出手段5は、
画像入力手段4から入力された顔画像データを画像処理
し、画像処理後の顔画像データにおいて顔部品の位置を
特定した後、顔部品の特徴量を抽出する。例えば、目に
ついては、傾き、丸み(縦横比)及び大きさの計測値が
特徴量として抽出される。種別入力手段6は、キーボー
ドまたはマウス等によって構成され、画風、表情、年齢
及び性別等の画像種別の選択入力を受け付ける。画像出
力手段7は、合成した画像を用紙上に出力するプリンタ
である。
【0027】図5は、上記画像作成装置における画像作
成処理手順を示すフローチャートである。制御手段2
は、種別入力手段6による画像種別の選択入力を受け付
け(s1)、画像種別が選択入力されると、画像入力手
段4により顔画像を撮像する(s2)。次いで、制御手
段2は、画像入力手段4が撮像した顔画像データに所定
の画像処理を施し(s3)、顔画像処理後の顔画像デー
タにおいて顔部品を特定し、その特徴量を抽出する(s
4)。この後、制御手段2は、入力された画像種別基づ
いて記憶手段3の選択ルールライブラリ12aから顔部
品画像の選択に係る選択ルールを読み出し(s5)、読
み出した選択ルール及び抽出した特徴量に基づいて、画
像部品ライブラリ11のいずれかの画像ライブラリから
顔部品画像を選択する(s6)。
【0028】さらに、入力された画像種別に基づいて変
形ルールライブラリ12bから顔部品画像の変形に係る
変形ルールを読み出し(s7)、読み出した変形ルール
及び抽出した特徴量に基づいて顔部品画像を変形し(s
8)、入力された画像種別に基づいて配置ルールライブ
ラリ12cから顔部品画像の配置位置に係る配置ルール
を読み出し(s9)、読み出した配置ルール及び抽出し
た特徴量に基づいて顔部品画像の配置位置を決定する
(s10)。
【0029】制御手段2は、上記のs4〜s10の処理
を顔部品のそれぞれについて実行する(s11)。全て
の顔部品について顔部品画像の選択、変形及び配置位置
の決定が終了すると、選択及び変形された顔部品画像を
決定された配置位置に配置して顔画像を合成し(s1
2)、合成した顔画像を画像表示手段13において表示
する(s13)。
【0030】なお、制御手段2はマイクロコンピュータ
によって構成することができ、記憶手段3は例えばハー
ドディスクに構成することができる。また、制御手段2
の処理内容及び記憶手段3の記憶内容は、記憶媒体を介
して外部から供給することができる。
【0031】図6は、上記画像作成処理手順の画像合成
処理における手順をより詳細に示すフローチャートであ
る。また、図7は、同画像合成処理時の各画像の合成状
態を示す図である。制御手段2は、図5に示すs6の処
理により選択し、同s8の処理により変形した目、鼻、
口、眉及び耳の画像を、同s10の処理により決定した
配置位置に基づいて、図7(A)に示すように、“2”
の層番号の画像フレーム51に配置する(s21)。次
いで、制御手段2は、図7(B)に示すように、画像フ
レーム51を、s6の処理により選択された輪郭の画像
を配置した画像フレーム31及び髪の画像を配置した画
像フレーム35,36とともに、層番号がより上位の画
像フレームを上にして重ね合わせる(s22)。このと
き、4つの画像フレームにおける基準点を一致させるこ
とにより、各顔部品の画素の位置が整合される。
【0032】なお、各画像フレームにおける各画素の座
標値を一致させておくことにより、この座標値によって
各画像フレームの画像の位置を整合させることができ、
各画像フレームの基準点を省略することができる。
【0033】さらに、制御手段2は、画像フレーム内の
各画素について、層番号がより上位の画像フレームから
順に色彩の画像データが割り当てられているか否かの判
断を行い(s23〜s27)、層番号がより上位の画像
データの色彩を、その画素の色彩として決定する(s2
8〜s31)。全ての画像フレームに色彩の画像データ
が割り当てられていない場合には、予め設定された背景
色をその画素の色彩として決定する(s32)。制御手
段2は、このs24〜s32の処理を、画像フレーム即
ち画像面の全面に含まれる画素のそれぞれについて実行
し(s33〜s36)、図7(C)に示すように、単一
の顔画像を作成する。
【0034】以上のようにして、この画像作成装置で
は、髪の画像が、顔輪郭の前側に位置すべき前髪の画像
と、顔輪郭の後側に位置すべき後髪の画像と、によって
構成される場合に、1つの顔部品である髪の画像を、前
髪の画像及び後髪の画像の2つの小部品の画像に分割す
るとともに、前髪の画像及び後髪の画像を顔輪郭の画像
を含む層構造にして記憶し、最上の層の画像データを選
択する処理を画素毎に実行して顔画像を合成する。した
がって、合成する顔輪郭の画像と髪の画像との組み合わ
せが変化しても、前髪の画像を顔輪郭の前側に位置さ
せ、後髪の画像を顔輪郭の後側に位置させた状態で、髪
画像を立体的に作成することができる。
【0035】また、同一の輪郭画像に組み合わせる髪画
像が変化した場合や同一の髪画像に組み合わせる輪郭画
像が変化した場合には、前髪によって隠れる顔輪郭の範
囲や顔輪郭によって隠れる後髪の範囲も変化する。しか
し、この画像作成装置では、前髪の画像、顔輪郭の画像
及び後髪の画像をこの順に上から下に配置し、画素毎に
より上に位置する画像の画像データを選択するようにし
ているため、前髪によって隠れる範囲の輪郭画像の画像
データが合成画像の画像データとして選択されることが
なく、顔輪郭によって隠れる範囲の後髪の画像データが
合成画像の画像データとして選択されることもない。し
たがって、組み合わされる髪画像または輪郭画像の形状
に合わせて輪郭画像または髪画像が適宜変形されること
になり、同一の輪郭画像及び髪画像について、組み合わ
せる髪画像及び輪郭画像の形状に合致した複数の画像を
準備する必要がない。
【0036】なお、部品の1つとして帽子を含む場合、
帽子の前部は髪の前側に位置するとともに、帽子の後部
は髪の後側に位置する。このため、同一の帽子の画像で
あっても、組み合わせる髪の画像が変化すると、帽子の
後部において髪によって隠れる範囲が変化する。また、
同一の髪の画像であっても、組み合わせる帽子の画像が
変化すると、髪の画像において帽子の前部によって隠れ
る範囲が変化する。
【0037】そこで、図8(A)に示す帽子の画像を図
8(B)に示すように、帽子前部の画像と帽子後部の画
像との2つの小部品に分割するとともに、帽子前部の画
像を構成した画像フレームに髪の画像を構成した画像フ
レームの層番号よりも上位の層番号を付与し、帽子後部
の画像を構成した画像フレームに髪の画像を構成した画
像フレームの層番号よりも下位の層番号を付与して記憶
する。このように画像を記憶し、図6に示す処理と同様
の処理を実行することにより、図8(A)に示す帽子の
画像と、図8(C)に示す顔画像とを合成して図8
(D)に示す合成画像を作成することができる。
【0038】また、背景、腕等の人体部位、及び、その
他の小物を合成画像を構成する部品に含める場合にも、
それぞれの部品の画像に層番号を付与し、図6に示す処
理と同様の処理を実行することにより、容易かつ正確に
合成画像を作成できる。このような効果は、顔画像デー
タに基づく似顔絵の作成だけでなく、複数の部品によっ
て構成される例えば農作物や工業製品、あるいは動物や
風景等の他の合成画像を作成する際にも同様に得ること
ができる。
【0039】なお、上記した実施形態では人間の似顔絵
を作成するために顔部品を記憶しておき、入力された画
像データから抽出した特徴量に基づいて顔部品を適宜選
択する画像作成装置の例を示したが、本願発明は人間の
似顔絵を作成する以外にも、例えば農作物や工業製品、
あるいは動物や風景等の画像を作成する装置にも適用す
ることもできる。例えば、農作物であるりんご画を作成
する画像作成装置では、部品として例えばリンゴ本体の
形状や芯の形状等の部分毎に複数の画像部品情報を記憶
しておき、対象物であるりんごの画像データが入力され
ると、この画像データからリンゴ本体の形状や芯の形状
(右方向に曲がっている芯形状や左方向に曲がっている
芯形状等)等の各部分毎に特徴量を抽出し、ここで抽出
した特徴量および配置ルールに基づいて各部分の画像部
品情報を適宜選択し、りんご画を作成する。このよう
に、本願発明は、対象物について、各部分の部品をあら
かじめ複数記憶しておき、対象物の画像データが入力さ
れたなら、画像データから抽出した特徴量および配置ル
ールに基づいて各部分の部品を選択し、その物の画像を
作成する。
【0040】
【発明の効果】請求項1、4及び7に記載した発明によ
れば、複数の部品または小部品の画像のうち、視点から
の距離が最も短い画像のデータを選択する処理を画素毎
に実行して合成画像を作成することにより、各画素にお
いて視点からの距離が最も短い画像のデータのみによっ
て合成画像を構成することができ、合成画像を立体的に
表現することができる。
【0041】請求項2及び5に記載した発明によれば、
合成画像を構成する複数の部品のうち、他の部品または
他の小部品の画像を視点からの距離方向に挟む範囲に位
置する部品の画像を、他の部品または他の小部品の前後
のそれぞれに位置する複数の小部品の画像に分割して部
品毎に記憶することにより、1つの部品の画像が他の部
品または他の小部品の画像を視点からの距離方向に挟む
場合にも、他の部品または他の小部品の画像とこれらの
画像の前後に位置する小部品の画像との間で視点からの
距離を画素毎に判断して合成画像を作成することがで
き、各部品の位置関係を適切に再現することができる。
【0042】請求項3及び6に記載した発明によれば、
顔の画像の前後に位置する複数の小部品によって構成さ
れた髪の画像を含む複数の顔部品により顔画像を作成す
ることにより、顔画像を立体的に表現することができ、
入力された顔画像データに基づいて再現性の高い似顔絵
を作成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係る画像作成装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】上記画像作成装置の記憶手段を構成する顔部品
ライブラリの記憶内容を示す図である。
【図3】上記顔部品ライブラリにおける輪郭画像及び髪
画像の記憶状態を示す図である。
【図4】上記画像作成装置の記憶手段を構成するルール
ライブラリの記憶内容を示す図である。
【図5】上記画像作成装置における画像作成処理手順を
示すフローチャートである。
【図6】上記画像作成処理の画像合成処理における処理
手順を詳細に示すフローチャートである。
【図7】同画像合成処理時の画像の合成状態を示す図で
ある。
【図8】この発明の別の実施形態に係る画像作成装置に
おける画像合成状態を示す図である。
【符号の説明】
1−画像作成装置 2−制御手段 3−記憶手段 4−画像入力手段 5−特徴量抽出手段 6−種別入力手段 7−画像出力手段 8−部品情報選択手段 9−部品変形手段 10−部品配置手段 11−部品ライブラリ 12−ルールライブラリ 31、35、36、51−画像フレーム 32−輪郭画像 34、41、42−層番号 37−前髪画像 38−後髪画像
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G06F 15/66 450

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】単一の合成画像に含まれる複数の部品の画
    像のそれぞれを視点からの距離情報を付して記憶すると
    ともに、一部または全部の部品について、視点からの距
    離に応じて分割された複数の小部品の画像のそれぞれを
    視点からの距離情報を付して部品毎に記憶する記憶手段
    と、記憶手段から抽出された複数の部品または小部品の
    画像のうち、視点からの距離が最も短い画像を選択する
    処理を画素毎に実行する画像合成手段と、を設けたこと
    を特徴とする画像作成装置。
  2. 【請求項2】前記複数の部品のうち、他の部品または他
    の小部品の画像を視点からの距離方向に挟む範囲に位置
    する部品の画像を、他の部品または他の小部品の前後の
    それぞれに位置する複数の小部品の画像に分割した請求
    項1に記載の画像作成装置。
  3. 【請求項3】前記合成画像が複数の顔部品によって構成
    される顔画像であり、少なくとも髪の画像を顔の画像の
    前後に位置する複数の小部品の画像に分割した請求項2
    に記載の画像作成装置。
  4. 【請求項4】単一の合成画像に含まれる複数の部品の画
    像のそれぞれを視点からの距離情報を付して記憶すると
    ともに、一部または全部の部品について、視点からの距
    離に応じて分割された複数の小部品の画像のそれぞれを
    視点からの距離情報を付して部品毎に記憶しておき、記
    憶手段から抽出された複数の部品または小部品の画像の
    うち、視点からの距離が最も短い画像を選択する処理を
    画素毎に実行することを特徴とする画像作成方法。
  5. 【請求項5】前記複数の部品のうち、他の部品または他
    の小部品の画像を視点からの距離方向に挟む範囲に位置
    する部品の画像を、他の部品または他の小部品の前後の
    それぞれに位置する複数の小部品の画像に分割して記憶
    する請求項4に記載の画像作成方法。
  6. 【請求項6】前記合成画像として複数の顔部品によって
    構成される顔画像を作成する際に、少なくとも髪の画像
    を顔の画像の前後に位置する複数の小部品の画像に分割
    して記憶する請求項5に記載の画像作成方法。
  7. 【請求項7】単一の合成画像に含まれる複数の部品の画
    像のそれぞれを視点からの距離情報を付して記憶すると
    ともに、一部または全部の部品について、視点からの距
    離に応じて分割された複数の小部品の画像のそれぞれを
    視点からの距離情報を付して部品毎に記憶し、記憶手段
    から抽出された複数の部品または小部品の画像のうち、
    視点からの距離が最も短い画像を選択する処理を画素毎
    に実行するプログラムを記憶したことを特徴とする画像
    作成プログラム記憶媒体。
JP9226331A 1996-12-25 1997-08-22 画像作成装置、画像作成方法及び画像作成プログラム記憶媒体 Pending JPH10240921A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9226331A JPH10240921A (ja) 1996-12-25 1997-08-22 画像作成装置、画像作成方法及び画像作成プログラム記憶媒体

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8-345426 1996-12-25
JP34542696 1996-12-25
JP9226331A JPH10240921A (ja) 1996-12-25 1997-08-22 画像作成装置、画像作成方法及び画像作成プログラム記憶媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10240921A true JPH10240921A (ja) 1998-09-11

Family

ID=26527128

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9226331A Pending JPH10240921A (ja) 1996-12-25 1997-08-22 画像作成装置、画像作成方法及び画像作成プログラム記憶媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10240921A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004503842A (ja) * 2000-06-26 2004-02-05 シーテック・カンパニー・リミテッド インターネットを基盤とする人体の合成モデリング、システム及び提供方法
JP2010134798A (ja) * 2008-12-05 2010-06-17 Namco Bandai Games Inc プログラム、情報記憶媒体、ゲーム装置、及びゲームシステム
JP2017032725A (ja) * 2015-07-30 2017-02-09 株式会社第一興商 カラオケシステム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004503842A (ja) * 2000-06-26 2004-02-05 シーテック・カンパニー・リミテッド インターネットを基盤とする人体の合成モデリング、システム及び提供方法
JP2010134798A (ja) * 2008-12-05 2010-06-17 Namco Bandai Games Inc プログラム、情報記憶媒体、ゲーム装置、及びゲームシステム
JP2017032725A (ja) * 2015-07-30 2017-02-09 株式会社第一興商 カラオケシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20240193833A1 (en) System and method for digital makeup mirror
CN101779218B (zh) 化妆模拟系统及其化妆模拟方法
US10540817B2 (en) System and method for creating a full head 3D morphable model
US7433518B2 (en) Image selection support system for supporting selection of well-photographed image from plural images
EP0849707B1 (en) Image creating apparatus
KR101635730B1 (ko) 몽타주 생성 장치 및 방법, 그 방법을 수행하기 위한 기록 매체
JP5465768B2 (ja) プログラム及びメイクアップシミュレーション装置
JP3639476B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法ならびに画像処理プログラムを記録した記録媒体
US5600767A (en) Image creation device
JP2010507854A (ja) ビデオイメージシーケンスを仮想シミュレーションする方法及び装置
ITTO940765A1 (it) Procedimento per memorizzare e ritrovare immagini di persone, ad esempio in archivi fotografici e per la costruzione di identikit.
US11145091B2 (en) Makeup simulation device, method, and non-transitory recording medium
US20240037869A1 (en) Systems and methods for using machine learning models to effect virtual try-on and styling on actual users
KR20090054779A (ko) 웹기반 가상 패션코디장치 및 그 방법
JP2000194835A (ja) 化粧アドバイスシステム
JP3444148B2 (ja) 眉描画方法
KR100924598B1 (ko) 3차원 모델 생성 방법
JPH10240921A (ja) 画像作成装置、画像作成方法及び画像作成プログラム記憶媒体
JP4893968B2 (ja) 顔画像の合成方法
WO2022140796A1 (en) Systems and methods for generating jewelry designs and models using machine learning
JPH10240920A (ja) 画像作成装置、画像作成方法及び画像作成プログラム記憶媒体
JPH10240962A (ja) 画像作成装置、画像作成方法及び画像作成プログラム記憶媒体
KR20030023291A (ko) 자동 캐릭터 제작 방법 및 장치
KR102592596B1 (ko) 인공지능 기반의 휴먼모델 자동 생성 시스템 및 방법
JP3543152B2 (ja) 画像作成装置および画像作成方法