JPH10240920A - 画像作成装置、画像作成方法及び画像作成プログラム記憶媒体 - Google Patents

画像作成装置、画像作成方法及び画像作成プログラム記憶媒体

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JPH10240920A
JPH10240920A JP22633097A JP22633097A JPH10240920A JP H10240920 A JPH10240920 A JP H10240920A JP 22633097 A JP22633097 A JP 22633097A JP 22633097 A JP22633097 A JP 22633097A JP H10240920 A JPH10240920 A JP H10240920A
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JP
Japan
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image
color
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image data
colors
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JP22633097A
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English (en)
Inventor
Masahito Kawade
雅人 川出
Hisahiro Tabata
尚弘 田畑
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】入力されたカラー顔画像データに基づいて鮮や
かな色彩の似顔絵を作成する。 【解決手段】画像部品ライブラリ11には、顔輪郭の特
徴量である顔の形状及び髪の特徴量である髪の形状が異
なる複数の顔輪郭の画像及び髪の画像が記憶されてお
り、各画像には予め定められた標準色が付されている。
色彩抽出手段13は、画像入力手段4を介して入力され
たカラー顔画像データから頬及び髪の色彩を抽出し、色
彩補正手段14に入力する。色彩補正手段14は、色彩
抽出手段13から入力された頬及び髪の色彩に基づい
て、部品情報選択手段8が画像部品ライブラリ11から
読み出した顔輪郭の画像及び髪の画像に付されている標
準色を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、予め記憶した複
数の部品の画像を合成して色彩を付した画像を作成する
画像作成装置、画像作成方法及び画像作成プログラム記
憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、人物の顔のモンタージュ画像の
ように、複数の部品の画像を合成して単一の合成画像を
作成する場合がある。このような合成画像の作成にあた
っては、一般に、部品毎に複数の画像を予めに記憶して
おき、任意にまたは所定の規則に基づいて記憶手段から
部品毎に単一の画像を抽出し、抽出した部品毎の画像を
合成するようにしている。
【0003】このため、上述したモンタージュ画像を作
成する従来の画像作成装置として、目、鼻、口、眉、
耳、顔輪郭及び髪等の顔部品のそれぞれについて複数の
画像を記憶した記憶手段を備え、入力された顔画像デー
タから目、鼻、口、眉、耳、顔輪郭及び髪等の顔部品の
それぞれについて特徴量を抽出し、抽出した特徴量に対
応する画像を顔部品毎に記憶手段から選択し、選択した
顔部品の画像を合成して顔画像を作成するものが提案さ
れている。
【0004】また、このような技術は、単一または複数
の画像部品によって構成される似顔絵以外の例えば、農
作物や工業製品、あるいは動物や風景等の画像を作成す
る装置にも適用できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像を作成する画像作成装置では、白黒画像データに基
づいて白黒の画像しか作成することができず、入力され
たカラー画像データの色彩を考慮して有彩色の画像を作
成することができなかった。例えば、似顔絵を作成する
画像作成装置では、白黒顔画像データに基づいて白黒の
似顔絵しか作成することができず、入力されたカラー顔
画像データの色彩を考慮して有彩色の似顔絵を作成する
ことができなかった。また、カラー画像データから抽出
した色彩をそのまま再現したのでは、鮮やかな色彩の画
像を作成することはできない。
【0006】この発明の目的は、入力されたカラー画像
データから少なくとも1つの部品についての色彩を含む
複数の部品の特徴量を抽出し、抽出した特徴量に基づい
て少なくとも1つの部品画像の標準色を色補正すること
により、入力されたカラー画像データに基づいて鮮やか
な色彩の画像を作成することができる画像作成装置、画
像作成方法及び画像作成プログラム記憶媒体を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1、3及び5に記
載した発明は、少なくとも1つの部品の標準色情報を含
む複数の部品の部品画像情報を記憶手段に記憶してお
き、入力されたカラー画像データから前記少なくとも1
つの部品の色彩を含む複数の部品の特徴量を抽出し、抽
出した特徴量に基づいて記憶手段から部品画像情報を読
み出すとともに、抽出した色彩に基づいて対応する部品
の標準色を補正して画像を作成することを特徴とする。
【0008】請求項1、3及び5に記載した発明におい
ては、カラー画像データから少なくとも1つの部品の色
彩を含む複数の部品の特徴量が抽出され、特徴量に基づ
いて記憶手段から部品画像情報が読み出されるととも
に、色彩に基づいて対応する部品の標準色が補正されて
画像が作成される。したがって、カラー画像データに基
づいて鮮やかな色彩の画像が作成される。
【0009】請求項2、4及び6に記載した発明は、入
力されたカラー画像データのうちの少なくとも1つの部
品における複数の部分の色彩を抽出し、複数の部分の色
彩を比較した結果に基づいて他の部品を選択するか否か
を決定することを特徴とする。
【0010】請求項2、4及び6に記載した発明におい
ては、カラー画像データのうちの少なくとも1つの部品
における複数の部分の色彩が抽出され、複数の部分の色
彩を比較した結果に基づいて他の部品を選択するか否か
が決定される。したがって、例えば、画像として似顔絵
を作成する装置であれば、頬の中心部が外側に比べて赤
い場合にのみ、似顔絵の頬に通常と異なる部品が付加さ
れる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の実施形態に係
る画像作成装置の構成を示すブロック図である。画像作
成装置1は、入力されたカラー顔画像データから抽出し
た顔部品の特徴量に基づいて、画風や表情を特定したカ
ラー似顔絵を作成する。顔部品とは、目、鼻、口、眉、
耳、輪郭及び髪をいう。また、画風とは、統一された各
顔部品の誇張の仕方や変形の傾向をいい、画家毎に相違
するとともに、同一画家においても漫画のキャラクタ
風、美男若しくは美女風、または、正確な似顔絵風とい
った作風に応じて相違する。表情とは、喜怒哀楽を表す
顔の状態である。
【0012】画像作成装置1は、画像部品である各顔部
品を選択、変形及び配置して似顔絵を作成する制御手段
2、複数の顔部品情報を記憶する記憶手段3、カラー画
像データを取り込むカメラ等の画像入力手段4、画像デ
ータに含まれる顔部品の特徴量を抽出する特徴量抽出手
段5、画像データにおける髪の色彩及び頬の色彩を抽出
する色彩抽出手段13、画風や表情等の画像種別の選択
入力を受け付ける種別入力手段6、及び、作成したカラ
ー似顔絵を出力するプリンタ等の画像出力手段7によっ
て構成されている。
【0013】制御手段2は、画像入力手段4、特徴量抽
出手段5、色彩抽出手段13、種別入力手段6及び画像
出力手段7を統括制御する。この制御手段2は、入力さ
れた画像種別に該当する選択ルール、変形ルール及び配
置ルールを記憶手段3から読み出すとともに、読み出し
た選択ルール及び特徴量抽出手段5から抽出された特徴
量にしたがって記憶手段3から顔部品を読み出す部品情
報選択手段8、部品情報選択手段8が読み出した顔部品
のうち顔輪郭及び髪の標準色を色彩抽出手段13が抽出
した色彩に基づいて補正する色彩補正手段14、顔部品
を変形ルールにしたがって変形する部品変形手段9、及
び、変形後の顔部品を配置ルールにしたがって配置する
部品配置手段10を含む。
【0014】記憶手段3は、顔部品の画像及び顔部品の
画像を選択、変形並びに配置するためのルールからなる
顔部品情報を記憶する。このため、記憶手段3は、顔部
品のそれぞれについて複数の画像を画像種別毎に分類し
て記憶した顔部品ライブラリ11と、顔部品を選択、変
形及び配置する際に用いられるルール群のそれぞれを画
像種別毎に分類して記憶したルールライブラリ12と、
から構成されている。顔部品ライブラリ11は、図2に
示すように、目、鼻、口、眉、耳、輪郭及び髪の各顔部
品の画像ライブラリ11a〜11gからなる。1つの画
像ライブラリは、画像種別i=1〜nのそれぞれについ
て特徴量が異なる各顔部品の複数の画像群を記憶してい
る。例えば、目の画像ライブラリ11aは、目の特徴量
である傾き及び丸みが異なる複数の目の画像によって構
成される画像群を画像種別毎に記憶している。また、顔
輪郭の画像ライブラリ11f及び髪の画像ライブラリ1
1gは、顔輪郭の特徴量である顔の形状及び髪の特徴量
である髪の形状が異なる複数の顔輪郭の画像及び髪の画
像によって構成され、各画像には予め定められた標準色
が付されている。この標準色は、各画像種別に応じた鮮
やかな色彩にされており、現実の顔における色彩と異な
る。例えば、漫画のキャラクタ風の画像種別では、顔輪
郭の画像は赤みがかったピンクを標準色とし、髪の画像
は黄色を標準色とすることができる。
【0015】ルールライブラリ12は、図3に示すよう
に、選択ルールライブラリ12a、変形ルールライブラ
リ12b及び配置ルールライブラリ12cからなる。ラ
イブラリ12a〜12cは、画像種別i=1〜nのそれ
ぞれについて顔部品毎の複数のルールからなるルール群
を記憶している。例えば、選択ルールライブラリ12a
は、画像種別毎の選択ルール群によって構成されてい
る。1つの選択ルール群は、例えば、目についての傾き
のルール及び丸みのルールのように、顔部品ライブラリ
11の画像ライブラリ11a〜11gのそれぞれにおい
て各画像を特定する特徴量のそれぞれについての選択ル
ールからなる(図5(B)参照)。
【0016】なお、各ルールは、ファジィ推論のメンバ
シップ関数及びフィジィルールとすることがてきる。例
えば、選択ルールについては、メンバシップ関数におい
て特徴量の測定結果が含まれる範囲をファジィルールの
前件部ラベルとし、各画像をフィジィルールの後件部出
力とする(図5(C)参照)。また、各ルールは、テー
ブルによって構成することもできる。
【0017】画像入力手段4は、顔を撮像するカメラに
よって構成されるが、顔写真の画像を読み取るスキャナ
によって構成することもできる。特徴量抽出手段5は、
画像入力手段4から入力された顔画像データを画像処理
し、画像処理後の顔画像データにおいて顔部品の位置を
特定した後、顔部品の特徴量を抽出する。例えば、目に
ついては、傾き、丸み(縦横比)及び大きさの計測値が
特徴量として抽出される。また、顔輪郭及び髪のそれぞ
れは、形状の計測値が特徴量として抽出される。色彩抽
出手段13は、後述する処理により、画像処理後の顔画
像データにおける顔及び髪の色彩を抽出する。種別入力
手段6は、キーボードまたはマウス等によって構成さ
れ、画風、表情、年齢及び性別等の画像種別の選択入力
を受け付ける。画像出力手段7は、合成した画像を用紙
上に出力するプリンタである。
【0018】図4は、上記画像作成装置における画像作
成処理手順を示すフローチャートである。制御手段2
は、種別入力手段6による画像種別の選択入力を受け付
け(s1)、画像種別が選択入力されると、画像入力手
段4によりカラー顔画像を撮像する(s2)。次いで、
制御手段2は、画像入力手段4によりカラー顔画像デー
タのそれぞれに所定の画像処理を施し(s3)、特徴量
抽出手段5により画像処理後のカラー顔画像データにお
いて各顔部品を特定して特徴量を抽出する(s4)。さ
らに、制御手段2は、色彩抽出手段13によりカラー顔
画像データにおける髪の色彩及び顔輪郭の色彩を抽出す
る(s5)。s4における特徴量の抽出処理、及び、s
5における色彩の抽出処理の詳細については後述する。
【0019】この後、制御手段2は、入力された画像種
別に基づいて記憶手段3の選択ルールライブラリ12a
から顔部品画像の選択に係る選択ルールを読み出し(s
6)、読み出した選択ルール及び決定した特徴量に基づ
いて、画像部品ライブラリ11のいずれかの画像ライブ
ラリから顔部品画像を選択する(s7)。前述のよう
に、画像ライブラリから選択された顔部品画像のうち、
髪及び顔輪郭の画像には、予め定められた標準色が付さ
れている。制御手段2は、髪及び顔輪郭の画像について
は、色彩抽出手段13から入力された頭の頂点の領域に
おけるRGBの各色の平均値、及び、頬の大領域におけ
るRGBの各色の平均値のそれぞれに基づいて、色彩補
正手段14により標準色を補正する(s8,s9)。次
いで、制御手段2は、色彩抽出手段13から入力された
頬の大領域におけるR色の平均値と頬の小領域における
R色の平均値とに基づいて、似顔絵に頬部品を付加する
か否かを判断する(s10)。s9における標準色の補
正処理、及び、s10における頬部品の付加処理の詳細
についても後述する。
【0020】さらに、制御手段2は、入力された画像種
別に基づいて変形ルールライブラリ12bから顔部品画
像の変形に係る変形ルールを読み出し(s11)、読み
出した変形ルール及び決定した特徴量に基づいて顔部品
画像を変形し(s12)、入力された画像種別に基づい
て配置ルールライブラリ12cから顔部品画像の配置位
置に係る配置ルールを読み出し(s13)、読み出した
配置ルール及び決定した特徴量に基づいて顔部品画像の
配置位置を決定する(s14)。
【0021】制御手段2は、上記のs4〜s14の処理
を顔部品のそれぞれについて実行する(s15)。但
し、s9及びs10の処理は、髪及び顔輪郭の画像につ
いてのみ実行される。全ての顔部品について顔部品画像
の選択、変形及び配置位置の決定が終了すると、選択及
び変形された顔部品画像を決定された配置位置に配置し
て顔画像を合成し(s16)、合成した顔画像を画像出
力手段7により出力する(s17)。
【0022】なお、制御手段2はマイクロコンピュータ
によって構成することができ、記憶手段3は例えばハー
ドディスクに構成することができる。また、制御手段2
の処理内容及び記憶手段3の記憶内容は、記憶媒体を介
して外部から供給することができる。
【0023】s4における特徴量の抽出処理において、
例えば、顔部品として目の画像について特徴量を決定す
る場合、特徴量抽出手段5は、所定の画像処理が施され
た顔画像データにおいて目を特定し、目の中心線が水平
線となす角度θ、目の幅x、目の高さy、間隔d及び目
の中心線から顎までの距離hを測定する(図5
(A))。特徴量抽出手段5は、測定した特徴量θ及び
y/xを部品情報選択手段8に出力する。部品情報選択
手段8は、予め選択入力された種別iに基づいて使用す
べき選択ルール群を読み出し、この選択ルール群に含ま
れる目の傾きのルール及び目の丸みのルールのそれぞれ
に角度θ及びx/yのそれぞれの値を当てはめて、目の
傾き及び丸みについての測定値が含まれる範囲のラベル
を決定する(図5(B))。さらに、目の傾き及び丸み
について決定したラベルを用いて、目の部品ライブラリ
11aにおいて選択入力されている画像種別の目の画像
群から、該当する目の画像を選択する(図5(C))。
【0024】なお、部品変形手段9は、予め選択入力さ
れた種別iに基づいて使用すべき変形ルール群を読み出
し、この変形ルール群に含まれる目の大きさのルールに
特徴量xまたはyの値を当てはめて、目の画像の拡大率
または縮小率を決定する。また、部品配置手段10は、
予め選択入力された種別iに基づいて使用すべき配置ル
ール群を読み出し、この配置ルール群に含まれる目の配
置ルールに特徴量d及びhを当てはめて、顔の輪郭内に
おける目の配置位置を決定する。
【0025】以上の処理と同様の処理が他の顔部品につ
いても実行され、全ての顔部品の選択、変形及び配置位
置の決定がなされる。但し、変形処理は、顔輪郭、目及
び口についてのみ実行され、その他の顔部品についての
変形処理は実行されない。また、目及び口についても、
大きさの異なる画像も顔部品ライブラリ11に格納して
おくことにより、選択処理に含めることができる。
【0026】s5における色彩の抽出処理において、色
彩抽出手段13は、図6に示すように、先ず、画像入力
手段4から画像処理後の顔画像データを読み取り(s2
1)、顔画像データにおける頭の頂点の領域を検出し
(s22)、この領域に含まれる画素について加法混合
の三原色であるRGBの各色の平均値を求める(s2
3)。次いで、色彩抽出手段13は、入力された顔画像
データにおける頬の大領域及び小領域(図7(A)参
照)を検出し(s24)、検出した大領域に含まれる画
素についてRGBの各色の平均値を抽出する(s2
5)。さらに、色彩抽出手段13は、検出した頬の小領
域に含まれる画素についてR色の平均値を抽出する(s
26)。色彩抽出手段13は、抽出した頭の頂点の領域
におけるRGBの各色の平均値、頬の大領域におけるR
GBの各色の平均値、及び、頬の小領域におけるR色の
平均値を制御手段2の色彩補正手段14に出力する(s
27)。
【0027】s9における標準色の補正処理において、
色彩補正手段14は、色彩抽出手段13から入力された
頭の頂点の領域におけるRGBの各色の平均値、及び、
頬の大領域におけるRGBの各色の平均値を日本人の標
準値と比較し、この比較結果において日本人の標準値に
対して所定量以上の差のある色について、髪の標準色ま
たは顔輪郭の標準色における比率を加減する。例えば、
色彩抽出手段13から入力された頭の頂点の領域におけ
るR色の平均値が日本人の標準値より高い場合には、画
像ライブラリから選択した髪の画像に付されている標準
色をより赤みがかった色彩に補正する。なお、図7
(B)に示すように、髪及び顔輪郭のそれぞれについて
複数の標準色を準備しておき、色彩抽出手段13から入
力された頭の頂点の領域におけるRGBの各色の平均
値、及び、頬の大領域におけるRGBの各色の平均値に
最も近い標準色を選択するようにしてもよい。
【0028】s10における頬部品の付加処理におい
て、入力されたカラー顔画像データから抽出された頬の
小領域に含まれるR色の平均値が頬の大領域におけるR
色の平均値に比較して高い場合、即ち、カラー顔画像デ
ータにおける頬の外側に比較して頬の中心部が赤い場合
には、似顔絵の頬に図7(C)に示す形状の赤色の頬部
品を付加し、図7(D)に示す似顔絵を作成する。な
お、入力されたカラー顔画像データの年齢の入力を受け
付け、年齢に応じて付加する頬部品を変えることもでき
る。例えば、図7(C)に示す頬部品は入力された年齢
が低い場合に付加することとし、入力された年齢が高い
場合には図7(E)に示す形状の赤色の頬部品を付加し
て図7(F)に示す似顔絵を作成する。また、付加する
部品の位置、形状及び色彩は上述の例に限るものではな
い。
【0029】以上の処理により、この画像作成装置1に
よれば、入力されたカラー顔画像データから髪及び頬の
色彩を抽出し、抽出した色彩に基づいて髪の画像及び顔
輪郭の画像に画像種別に応じて予め付されている標準色
を補正することにより、実際の顔の色彩上の特徴を加味
した上で画像種別に応じた色彩を付した似顔絵を作成す
ることができる。
【0030】なお、髪及び顔輪郭以外の顔部品について
も、カラー顔画像データから抽出した色彩に基づいて、
予め定められている標準色を補正するようにしてもよ
い。
【0031】また、上記した実施形態では人間の似顔絵
を作成するために顔部品を記憶しておき、入力された画
像データから抽出した特徴量に基づいて顔部品を適宜選
択する画像作成装置の例を示したが、本願発明は人間の
似顔絵を作成する以外にも、例えば農作物や工業製品、
あるいは動物や風景等の画像を作成する装置にも適用す
ることもできる。例えば、農作物であるりんご画を作成
する画像作成装置では、部品として例えばリンゴ本体の
形状や芯の形状等の部分毎に複数の画像部品情報を記憶
しておき、対象物であるりんごの画像データが入力され
ると、この画像データからリンゴ本体の形状や芯の形状
(右方向に曲がっている芯形状や左方向に曲がっている
芯形状等)等の各部分毎に特徴量を抽出し、ここで抽出
した特徴量に基づいて各部分の画像部品情報を適宜選択
し、色彩を補正し、りんご画を作成する。このように、
本願発明は、対象物について、各部分の部品をあらかじ
め複数記憶しておき、対象物の画像データが入力された
なら、画像データから抽出した特徴量に基づいて各部分
の部品を適宜選択し、色彩を補正し、その物の画像を作
成する。
【0032】
【発明の効果】請求項1、3及び5に記載した発明によ
れば、カラー画像データから少なくとも1つの部品の色
彩を含む複数の部品の特徴量を抽出し、特徴量に基づい
て記憶手段から部品画像情報を読み出すとともに、色彩
に基づいて対応する部品の標準色を補正して画像を作成
することにより、カラー画像データに基づいて鮮やかな
色彩の画像を作成することができる。
【0033】請求項2、4及び6に記載した発明によれ
ば、カラー画像データのうちの少なくとも1つの部品に
おける複数の部分の色彩を抽出し、複数の部分の色彩を
比較した結果に基づいて他の部品を選択するか否かを決
定することにより、カラー画像データの状態に応じて通
常と異なる部品を付加した画像を作成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係る画像作成装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】上記画像作成装置の記憶手段を構成する顔部品
ライブラリの記憶内容を示す図である。
【図3】上記顔部品ライブラリにおける輪郭画像及び髪
画像の記憶状態を示す図である。
【図4】上記画像作成装置における画像作成処理手順を
示すフローチャートである。
【図5】上記画像作成装置における特徴量の決定、顔部
品画像の選択、顔部品画像の変形及び配置位置の決定に
係る処理を具体的に示す図である。
【図6】上記画像作成装置における色彩の抽出処理に係
る手順を示すフローチャートである。
【図7】上記画像作成装置における標準色の補正処理、
及び、頬部品の付加処理における一例を示す図である。
【符号の説明】
1−画像作成装置 2−制御手段 3−記憶手段 4−画像入力手段 5−特徴量抽出手段 6−種別入力手段 7−画像出力手段 8−部品情報選択手段 9−部品変形手段 10−部品配置手段 11−部品ライブラリ 12−ルールライブラリ 13−色彩抽出手段 14−色彩補正手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも1つの部品の標準色情報を含む
    複数の部品の部品画像情報を記憶した記憶手段と、カラ
    ー画像データの入力を受け付ける画像データ入力手段
    と、入力されたカラー画像データから前記少なくとも1
    つの部品の色彩を含む複数の部品の特徴量を抽出し、抽
    出した特徴量に基づいて記憶手段から部品画像情報を読
    み出すとともに、抽出した色彩に基づいて対応する部品
    の標準色を補正して画像を作成する制御手段と、を設け
    たことを特徴とする画像作成装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段が、入力されたカラー画像デ
    ータのうちの少なくとも1つの部品における複数の部分
    の色彩を抽出し、複数の部分の色彩を比較した結果に基
    づいて他の部品を選択するか否かを決定する請求項1に
    記載の画像作成装置。
  3. 【請求項3】少なくとも1つの部品の標準色情報を含む
    複数の部品の部品画像情報を記憶手段に記憶しておき、
    入力されたカラー画像データから前記少なくとも1つの
    部品の色彩を含む複数の部品の特徴量を抽出し、抽出し
    た特徴量に基づいて記憶手段から部品画像情報を読み出
    すとともに、抽出した色彩に基づいて対応する部品の標
    準色を補正して画像を作成することを特徴とする画像作
    成方法。
  4. 【請求項4】入力されたカラー画像データのうちの少な
    くとも1つの部品における複数の部分の色彩を抽出し、
    複数の部分の色彩を比較した結果に基づいて他の部品を
    選択するか否かを決定する請求項3に記載の画像作成方
    法。
  5. 【請求項5】カラー画像データの入力を受け付ける処理
    と、入力されたカラー画像データから少なくとも1つの
    部品の色彩を含む複数の部品の特徴量を抽出する処理
    と、抽出した特徴量に基づいて記憶手段から部品画像情
    報を読み出す処理と、抽出した色彩に基づいて対応する
    部品の標準色を補正する処理と、読み出した部品画像情
    報、及び、補正した標準色に基づいて画像を作成する処
    理と、を含むプログラムを記憶したことを特徴とする画
    像作成プログラム記憶媒体。
  6. 【請求項6】前記プログラムが、入力されたカラー画像
    データのうちの少なくとも1つの部品における複数の部
    分の色彩を抽出する処理と、複数の部分の色彩を比較し
    た結果に基づいて他の部品を選択するか否かを決定する
    処理と、を含む請求項5に記載の画像作成プログラム記
    憶媒体。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6707929B2 (en) 2000-05-12 2004-03-16 The Procter & Gamble Company Method for analyzing hair and predicting achievable hair dyeing ending colors
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