JPH10240676A - データ転送回路 - Google Patents

データ転送回路

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JPH10240676A
JPH10240676A JP36556897A JP36556897A JPH10240676A JP H10240676 A JPH10240676 A JP H10240676A JP 36556897 A JP36556897 A JP 36556897A JP 36556897 A JP36556897 A JP 36556897A JP H10240676 A JPH10240676 A JP H10240676A
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JP
Japan
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peripheral function
register
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transfer circuit
output
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JP36556897A
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Masayuki Hirasawa
正行 平沢
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CPU効率を向上させることができ,ソフト
ウェアの負担を減らすとともに,ハードウェアを縮小す
ることができるデータ転送回路を提供する。 【解決手段】 データ転送回路10は,周辺機能の動作
終了を示す信号EA,EB,ECをラッチするラッチ回
路11,動作結果を格納する動作結果レジスタ12,動
作結果レジスタ12の内容をRAMに格納する際のアド
レスを示す専用ポインティングレジスタ13,動作終了
信号EA,EB,ECに対応する専用ポインティングレ
ジスタ13を選択するセレクタ14,動作終了信号E
A,EB,ECに対応する動作結果レジスタ12を選択
するセレクタ15,ラッチ回路11の出力信号が入力さ
れるORゲート16,RAMアドレスバス又はセレクタ
14の出力信号を選択するセレクタ17,出力信号を選
択するセレクタ18,19,RAM20を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,データ転送回路に
係り,特に,中央処理装置(CPU),その周辺I/O
機能及びデータを格納するメモリを含むマイクロコンピ
ュータシステムやマイクロプロセッサシステムに適用可
能なデータ転送回路に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロコンピュータは,データ入出力
用の周辺装置を接続するインタフェースとして,各種周
辺I/Oを内蔵している。そして,マイクロコンピュー
タは,CPU,その周辺I/O機能,及びメモリ間にお
いて,データ転送回路によって各種データの転送を行っ
ている。
【0003】従来のこの種のデータ転送回路としては,
例えば特開平3−211687号に開示されたものがあ
る。このデータ転送回路100は,図5に示すように,
中央処理装置(CPU)101,割り込み制御部10
2,プログラムメモリ103,スタック領域104を含
んだデータメモリ105,周辺部106,データバス1
07等から構成されている。
【0004】まず,周辺部106においてある処理が終
了すると,周辺部106は割り込み制御部102に対し
て割り込み信号を出力する。割り込み制御部102は,
それが許可されていればCPU101に対し割り込み要
求信号を出力し,CPU101はこの割り込み要求信号
を受理すると,プログラムの実行を中断し,スタック領
域104に現在のプログラムアドレス,演算レジスタ,
制御レジスタ,状態レジスタ等の各種レジスタを退避
し,割り込み処理プログラムを実行する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,このよ
うな従来のデータ転送回路100にあっては,周辺部1
06の動作結果を割り込み処理により転送する場合,割
り込み処理プログラムの実行の前後で,現在のメインプ
ログラムの実行状態を示すプログラムアドレスや各種レ
ジスタの退避及び復帰が必要となる。また,割り込み処
理を実行している間は,メインプログラムは停止してい
るので,周辺部の増加とともに周辺部の動作結果の転送
処理が頻繁に発生すると,CPU効率が低下してくる。
特に,大量のデータを周辺部で連続的に処理する場合,
前処理結果を保存するため割り込み処理プログラム実行
の増加や複数の退避レジスタを設けるなどして対応しな
ければならず,ソフトウェア,ハードウェアの負担が増
大するという問題点があった。
【0006】本発明は,従来の技術が有する上記のよう
な問題点に鑑みて成されたのもであり,本発明の第1の
目的は,CPU効率を向上させることができ,ソフトウ
ェアの負担を減らすとともに,ハードウェアを縮小する
ことが可能な,新規かつ改良されたデータ転送回路を提
供することである。
【0007】また,本発明の第2の目的は,ハードウェ
ア上でデータ転送を処理することにより,メインプログ
ラムの実行が割り込みなどで中断される頻度を減じるこ
とにより,CPU効率を向上させることが可能な,新規
かつ改良されたデータ転送回路を提供することである。
【0008】さらに,本発明の第3の目的は,周辺機器
のメモリに対するアクセスがハードウェア上で行われる
ため,アクセス制御用のプログラムが省略でき,ソフト
ウェアの負担を軽減できる,新規かつ改良されたデータ
転送回路を提供することである。
【0009】さらにまた,本発明の第4の目的は,周辺
機器とメモリ間で大量のデータを頻繁にやりとりする場
合であっても,最小限のレジスタで処理可能にしてハー
ドウェア資源を節約することが可能な,新規かつ改良さ
れたデータ転送回路を提供することである。
【0010】さらにまた,本発明の第5の目的は,周辺
機器とメモリ間での一連続動作を一回の割り込み処理で
可能にすることにより,CPU効率をさらに向上させ,
また大量のデータの処理を効率的に行うことが可能な,
新規かつ改良されたデータ転送回路を提供することであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に,本発明の第1の観点によれば,請求項1に記載の発
明のように,データを格納するメモリと該メモリに対し
てアクセスするプロセッサの周辺機能を処理する周辺機
能部との間においてデータ転送を実行するデータ転送回
路であって,周辺機能部の動作結果の内容をメモリに格
納する格納先アドレスを指定する周辺機能専用ポインテ
ィングレジスタを備えたことを特徴とするデータ転送回
路が提供される。
【0012】さらに,上記データ転送回路に,例えば請
求項2に記載のように,周辺機能部の動作結果を一時的
に保持する動作結果レジスタを備えてもよい。
【0013】また,動作結果レジスタを,例えば請求項
3に記載の発明のように,周辺機能部の動作終了信号に
より,周辺機能専用ポインティングレジスタが指定する
前記メモリのアドレスにデータを書き込むようにしても
よい。
【0014】また,周辺機能専用ポインティングレジス
タ及び前記動作結果レジスタを,例えば請求項4に記載
の発明のように,少なくとも前記周辺機能部に対応する
数だけ設けてもよい。
【0015】さらに,上記データ転送回路に,例えば請
求項5に記載の発明のように,メモリにデータ転送を行
う周辺機能部に応じた周辺機能専用ポインティングレジ
スタ及び動作結果レジスタを選択するセレクタを備えて
もよい。
【0016】さらに,上記データ転送回路に,例えば請
求項6に記載の発明のように,周辺機能部の動作結果の
内容をメモリに格納する格納先アドレスの終了アドレス
を指定する周辺機能専用終了ポインティングレジスタを
備えてもよい。
【0017】また,本発明の第2の観点によれば,請求
項7に記載の発明のように,データを格納するメモリと
該メモリに対してアクセスするプロセッサの周辺機能を
処理する周辺機能部との間においてデータ転送を実行す
るデータ転送回路であって,メモリに格納されている出
力データの先頭アドレスを指定する周辺機能専用ポイン
ティングレジスタとを備えたことを特徴とするデータ転
送回路が提供される。
【0018】さらに,上記データ転送回路に,例えば請
求項8に記載の発明のように,周辺機能専用ポインティ
ングレジスタに指定されて読み出された出力データを一
時的に保持する出力レジスタを備えてもよい。
【0019】また,出力レジスタに,例えば請求項9に
記載の発明のように,次回に保持する出力データを一時
的に保持するバッファレジスタを備えてもよい。
【0020】さらに,出力レジスタを,例えば請求項1
0に記載の発明のように,周辺機能部の動作終了信号に
より,周辺機能専用ポインティングレジスタが指定する
メモリのアドレスからデータを読み出すようにしてもよ
い。
【0021】また,バッファレジスタを,例えば請求項
11に記載の発明のように,周辺機能部の動作終了信号
により,周辺機能専用ポインティングレジスタが指定す
るメモリのアドレスからデータを読み出すようにしても
よい。
【0022】また,周辺機能専用ポインティングレジス
タ及び出力レジスタを,例えば請求項12に記載の発明
のように,少なくとも周辺機能部に対応する数だけ設け
てもよい。
【0023】さらに,上記データ転送回路に,例えば請
求項13に記載の発明のように,メモリにデータ転送を
行う周辺機能部に応じた周辺機能専用ポインティングレ
ジスタ及び出力レジスタを選択するセレクタを備えても
よい。
【0024】さらに,上記データ転送回路に,例えば請
求項14に記載の発明のように,周辺機能専用ポインテ
ィングレジスタの終了アドレスを指定する周辺機能専用
終了ポインティングレジスタを備えてもよい。
【0025】さらに,上記データ転送回路には,例えば
請求項15に記載の発明のように,周辺機能専用ポイン
ティングレジスタ出力と周辺機能専用終了ポインティン
グレジスタ出力とを比較するコンパレータを備えてもよ
く,そのコンパレータにより周辺機能専用ポインティン
グレジスタ出力と周辺機能専用終了ポインティングレジ
スタ出力が一致すると,プロセッサに割り込み要求信号
を出力するようにしてもよい。
【0026】また,周辺機能専用ポインティングレジス
タを,例えば請求項16に記載の発明のように,カウン
タ回路とし,その周辺機能専用ポインティングレジスタ
の動作が終了するごとにインクリメントまたはデクリメ
ントされるようにしてもよい。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に,添付図面を参照しなが
ら,本発明にかかるデータ転送回路の実施の形態につい
て詳細に説明する。
【0028】本発明に係るデータ転送回路10(30,
40)は,図1に示すように,データを格納するROM
1やRAM2などのメモリ3と,メモリ3に対してアク
セス動作するCPUなどのプロセッサ4と,そのプロセ
ッサ4の周辺機能を処理する周辺機能部5A,5B,5
C,…とを備えたデータ処理環境に適用され,周辺機能
部5A,5B,5C,…とメモリ3との間に配されてデ
ータ転送を効率的に処理するためのものである。
【0029】図2は,本発明の第1の実施形態に係るデ
ータ転送回路の構成図である。図2に示すデータ転送回
路10は,周辺機能部が3つ(A,B,C)ある場合を
想定した装置に適用した例である。
【0030】図2において,データ転送回路10は,各
周辺機能部の動作終了を示す信号EA,EB,ECをラ
ッチするラッチ回路11と,各周辺機能部の動作結果を
格納する動作結果レジスタ12と,動作結果レジスタ1
2の内容をRAMに格納する際の格納先(アドレス)を
示す専用レジスタPRA,PRB,PRCからなる専用
ポインティングレジスタ13を備えている。さらにセレ
クタ14は,発生する動作終了信号EA,EB,ECに
応じてラッチされた周辺機能部に対応する専用ポインテ
ィングレジスタ13を選択するものであり,セレクタ1
5は,発生する動作終了信号EA,EB,ECに応じて
ラッチされた周辺機能部に対応する動作結果レジスタ1
2を選択するものである。なお,ラッチ回路11の出力
信号はORゲート16を介してセレクタ19に出力され
る。また,セレクタ17は,RAMアクセス要求信号に
よりRAMアドレスバス又はセレクタ14の出力信号を
選択するものであり,セレクタ18は,RAMアクセス
要求信号によりデータバス又はセレクタ15の出力信号
を選択するものであり,セレクタ19,RAMアクセス
要求信号によりRAM書き込み信号又はORゲート16
の出力信号を選択するものである。またRAM20のア
ドレス端子(A)には,セレクタ17の出力が接続さ
れ,データ入力端子(O)には,セレクタ18の出力が
接続され,書込信号端子WRには,セレクタ19の出力
がそれぞれ接続されている。
【0031】上記専用ポインティングレジスタ13は,
周辺機能専用ポインティングレジスタであり,カウンタ
回路により構成される。
【0032】以下,上述のように構成されたデータ転送
回路10の動作を説明する。
【0033】いま,周辺機能Aが連続して動作する場合
を考える。
【0034】周辺機能Aが1回目の動作を終了すると,
動作結果を動作結果レジスタRAに格納し,動作終了信
号EAを出力し,2回目の動作に入る。周辺機能の動作
終了を示す信号EAが,ラッチ回路11に保持される
と,セレクタ14,15により周辺機能Aの専用ポイン
ティングレジスタPRAと動作結果レジスタRAがそれ
ぞれ選択され,ORゲート16をセットする。この専用
ポインティングレジスタPRAには,あらかじめ周辺機
能Aの動作結果レジスタRAの内容をRAM20に格納
する際の先頭アドレスをセットしておく。
【0035】ここで,メインプログラムからのRAMア
クセスの要求がなければ,セレクタ17,18,19に
よりRAM20のアドレスに専用ポインティングレジス
タPRA,書込みデータに動作結果レジスタRAがそれ
ぞれ選択され,動作結果レジスタRAの内容がRAM2
0に書き込まれる。
【0036】書込みが終了すると,ラッチ回路11はリ
セットされ,専用ポインティングレジスタPRAはイン
クリメントされ,次の動作終了を待つ。
【0037】上述した動作は,動作結果レジスタ12の
内容をRAM20に転送するもので,割り込み動作によ
りソフトウェアで転送を行うものではなく,全てハード
ウェアで行うものである。このように,第1の実施形態
に係るデータ転送回路10によれば,RAMアクセスを
全てハードウェアで行うので,動作結果を頻繁に更新す
るような周辺機能や非常に多くの周辺機能を持つマイク
ロコンピュータ及びマイクロプロセッサに適用すると以
下のような効果を得ることができる。
【0038】すなわち,メインプログラムは割り込みな
どに中断されることなく実行することができるため,C
PU効率が向上する。
【0039】また,周辺機器の動作結果を単純にRAM
に転送するようなプログラムは不要となり,したがって
ソフトウェアの負担を減らすことができる。
【0040】また,一般に周辺機器の動作結果が頻繁に
更新される場合,その分多くの動作結果レジスタを持つ
必要があるが,本データ転送回路10にあっては,その
必要がなくハードウェア資源を縮小することができる。
【0041】さらに,周辺機器の動作結果を単純にRA
Mに転送する場合にも,割り込み動作を実行することな
く実現できるため,従来のようにスタック領域に現プロ
グラムアドレスや各種レジスタを退避する必要がなく,
重要度の高い処理を高速でかつ優先して行うことができ
る。
【0042】図3は,本発明の第2の実施形態に係るデ
ータ転送回路の構成図である。図3に示すデータ転送回
路は,周辺機能部が3つ(A,B,C)ある場合を想定
した装置に適用した例である。なお,本実施形態に係る
データ転送回路の説明にあたり上記図1に示すデータ転
送回路と同一構成部分には同一符号を付することにより
重複説明を省略することにする。
【0043】図3において,このデータ転送回路30
は,不図示の周辺機能部への出力データを格納する出力
レジスタORA,ORB,ORCからなる出力レジスタ
31と,次の出力データを格納するバッファレジスタB
RA,BRB,BRCからなるバッファレジスタ33を
備えている。ラッチ回路11は,周辺機能部の動作終了
を示す信号EA,EB,ECをラッチするものであり,
ANDゲート32は,そのラッチ回路11の出力により
バッファレジスタ33からの出力を出力レジスタ31に
ロードするものである。また,セレクタ34は,ラッチ
回路11の出力によりバッファレジスタ33を選択する
ものである。さらに,専用ポインティングレジスタ13
は,この実施形態の場合には,次の次の出力データを格
納しているROM/RAM38の先頭(アドレス)を示
すものであり,セレクタ14は,発生する動作終了信号
EA,EB,ECに対応する専用ポインティングレジス
タ13を選択するものである。そして,セレクタ35
は,ROM/RAMアクセス要求信号によりROM/R
AMアドレスバスかセレクタ14の出力かを選択するも
のであり,セレクタ36は,ROM/RAMアクセス要
求信号によりROM/RAMの出力データをデータバス
への出力又はセレクタ34への出力を選択するものであ
り,セレクタ37は,ROM/RAMアクセス要求信号
によりROM/RAM読み出し信号又はラッチ回路11
の出力信号が入力されるORゲート16の出力信号を選
択するものである。また,ROM/RAM38のアドレ
ス端子(A)にはセレクタ35の出力が接続され,その
データ出力端子(O)にはセレクタ36の入力が接続さ
れ,その出力イネーブル(OE:Output Ena
ble)端子OEにはセレクタ37の出力がそれぞれ接
続されて,いる。出力イネーブル(OE:Output
Enable)端子*OEにそれぞれ接続されてい
る。
【0044】上記専用ポインティングレジスタ13は,
本実施形態では,次の次の出力データを格納しているR
OM/RAM38の先頭(アドレス)を指定する周辺機
能専用ポインティングレジスタであり,カウンタ回路に
より構成される。
【0045】以下,上述のように構成されたデータ転送
回路30の動作を説明する。
【0046】いま,周辺機能Aが連続してデータを出力
する場合を考える。
【0047】周辺機能Aが1回目のデータ出力動作で出
力レジスタORAのデータを出力すると,動作終了信号
EAを出力する。
【0048】周辺機能の動作終了を示す信号EAが,ラ
ッチ回路11に保持されると,セレクタ14により周辺
機能Aの専用ポインティングレジスタPRAが選択さ
れ,ORゲート16をセットし,さらにバッファレジス
タBRAの内容をANDゲート32を通して出力レジス
タORAにロードする。
【0049】この際,このバッファレジスタBRAに
は,2回目の出力データが格納され,専用ポインティン
グレジスタPRAには3回目以降の出力データが格納し
てあるROM/RAM38の先頭アドレスをあらかじめ
セットしておく。
【0050】ここで,メインプログラムからROM/R
AMアクセスの要求がなければ,専用ポインティングレ
ジスタPRAをアドレスとするデータがROM/RAM
38から出力され,セレクタ36を通り対応するバッフ
ァレジスタ33(ここでは,BRA)に書き込まれる。
【0051】書込みが終了すると,ラッチ回路11はリ
セットされ,専用ポインティングレジスタPRAはイン
クリメントされ,次の動作終了を待つ。
【0052】上述した動作は,ROM/RAM38の内
容を出力レジスタ31に転送するもので,割り込み動作
によりソフトウェアで転送を行うものではなく,全てハ
ードウェアで行うものである。このように,第2の実施
形態に係るデータ転送回路30では,RAMアクセスを
全てハードウェアで行うので,大量のデータを連続して
出力するような周辺機能や非常に多くの周辺機能を持つ
マイクロコンピュータ及びマイクロプロセッサに適用す
ると以下のような効果を得ることができる。
【0053】すなわち,メインプログラムは割り込みな
どに中断されることなく実行することができるためCP
U効率が向上する。
【0054】また,大量のデータを転送する場合,1デ
ータを転送する毎に出力データセットする必要がなくソ
フトウェアの負担を減らすことができる。
【0055】さらに,大量のデータを転送する場合,バ
ッファレジスタを多く持つ必要がないため,ハードウェ
ア資源を縮小することができる。
【0056】図4は,本発明の第3の実施形態に係るデ
ータ転送回路の一部を示した構成図である。本実施形態
は,周辺機能部が3つ(A,B,C)ある場合を想定し
た装置に適用した例であり,図4は,上記図1〜図3に
示す専用ポインティングレジスタ部分に,周辺機能専用
終了ポインティングレジスタ及び一致回路を付加したも
のである。
【0057】図4において,周辺機能専用レジスタ40
は,動作結果レジスタ12の内容をRAM20に格納す
る際の格納先(アドレス)を指定し,又は次々の出力デ
ータを格納しているROM/RAM38の先頭(アドレ
ス)を指定する専用ポインティングレジスタ(PRA,
PRB,PRC)41〜43と,ROMあるいはRAM
アクセスの終了アドレスを格納する周辺機能専用終了ポ
インティングレジスタ(EPRA,EPRB,EPR
C)44〜46と,専用ポインティングレジスタ(PR
A,PRB,PRC)41〜43と周辺機能専用終了ポ
インティングレジスタ(EPRA,EPRB,EPR
C)44〜46とを比較し,一致があると割り込み要求
信号を出力する一致回路(COMP)47〜49(比較
手段)とから構成される。
【0058】以下,上述のように構成されたデータ転送
回路の周辺機能専用レジスタ40の動作を説明する。
【0059】いま,周辺機能Aが連続して動作する場合
を考える。
【0060】周辺機能Aの専用ポインティングレジスタ
(PRA)41出力と,ROMあるいはRAMアクセス
の終了アドレスを格納する周辺機能専用終了ポインティ
ングレジスタ(EPRA)44出力とは,一致回路(C
OMP)47により常に比較されている。ここで,専用
ポインティングレジスタ(PRA)41は,カウンタ回
路構成となっており動作が終了する毎にインクリメント
される。
【0061】連続動作により専用ポインティングレジス
タ(PRA)41がインクリメントされ,周辺機能専用
終了ポインティングレジスタ(EPRA)44出力に一
致すると,一致回路(COMP)47はプロセッサに割
り込み要求信号を出力する。
【0062】以上説明したように,第3の実施形態に係
るデータ転送回路は,専用ポインティングレジスタ(P
RA,PRB,PRC)41〜43に,周辺機能専用終
了ポインティングレジスタ(EPRA,EPRB,EP
RC)44〜46及び一致回路(COMP)47〜49
を設けたことにより,周辺機能のための定められたRO
MあるいはRAMのメモリ領域を超えたアクセスを防ぐ
ことができる。
【0063】また,本実施形態では,周辺機能の動作終
了毎に割り込みが発生するのではなく,一つの連続動作
終了の時点で割り込みが発生するので,前記第1の実施
形態の動作処理や前記第2の実施形態による出力データ
の更新は一連続動作に1回の割り込み処理で行うことが
できる。そのため,CPU効率も良く,さらに大量のデ
ータを一つ又は複数の束として取り扱うことができる。
【0064】以上,添付図面を参照しながら,本発明に
かかるデータ転送回路の好適な実施形態について説明し
たが,本発明はかかる例に限定されない。当業者であれ
ば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内に
おいて各種の変更例または修正例に想到し得ることは明
らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範
囲に属するものと了解される。
【0065】例えば,上記各実施形態に係るデータ転送
回路では,周辺機能専用ポインティングレジスタは,動
作終了後インクリメントするようにしているが,これは
周辺機能専用ポインティングレジスタをアップカウンタ
回路構成にした場合であり,ダウンカウンタ回路により
構成してもよい。この場合,周辺機能専用ポインティン
グレジスタは,周辺機能の動作終了後デクリメントされ
る。
【0066】また,上記各実施形態では,メモリとし
て,例えばDRAMを用いることができるが,データア
クセスを行うメモリであればすべて適用可能であり,プ
ログラム格納用としてEEPROMやフラッンュメモリ
等を用いることも可能である。また,プログラムを実行
できるものであればどのようなプロセッサであってもよ
い。
【0067】さらに,上記データ転送回路を構成するレ
ジスタや,セレクタ,ゲート回路の数,種類接続状態な
どは前述した上述の実施形態に限られないことは言うま
でもない。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように,本発明に係るデー
タ転送回路では,周辺機能部の動作結果の内容をメモリ
に格納する格納先アドレスを指定する周辺機能専用ポイ
ンティングレジスタと,周辺機能専用ポインティングレ
ジスタの終了アドレスを指定する周辺機能専用終了ポイ
ンティングレジスタとを備えて構成したので,CPU効
率を向上させることができ,ソフトウェアの負担を減ら
すとともに,ハードウェアを縮小することができる。ま
た,周辺機器の動作結果を単純にRAMに転送する場合
にも割り込み動作を実行することなく実現できるため,
スタック領域に現プログラムアドレスや各種レジスタを
退避する必要がなく,重要度の高い処理を高速でかつ優
先して行うことができる。
【0069】また,本発明に係るデータ転送回路では,
次の出力データが格納されているメモリの先頭アドレス
を指定する周辺機能専用ポインティングレジスタと,周
辺機能専用ポインティングレジスタの終了アドレスを指
定する周辺機能専用終了ポインティングレジスタとを備
えて構成したので,大量のデータを転送する場合,1デ
ータを転送する毎に出力データセットする必要がないた
めソフトウェアの負担を減らすことができ,またバッフ
ァレジスタを多く持つ必要がないためハードウェアを縮
少することができる。
【0070】さらに,本発明に係るデータ転送回路で
は,周辺機能専用ポインティングレジスタ出力と周辺機
能専用終了ポインティングレジスタ出力を比較する比較
手段を備え,比較手段により周辺機能専用ポインティン
グレジスタ出力と周辺機能専用終了ポインティングレジ
スタ出力が一致すると,プロセッサに割り込み要求信号
を出力するように構成したので,出力データの更新を,
一連続動作に1回の割り込み処理で行うことができ,C
PU効率をさらに上げることができ,より大量のデータ
を一つ又は複数の束として取り扱うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は,本発明にかかるデータ転送回路の概略
的な構成を示す概略的なブロック図である。
【図2】図2は,本発明を適用した第1の実施形態に係
るデータ転送回路の構成を示す概略的な回路図である。
【図3】図3は,本発明を適用した第2の実施形態に係
るデータ転送回路の構成を示す概略的な回路図である。
【図4】図4は,本発明を適用した第3の実施形態に係
るデータ転送回路の専用ポインティングレジスタの構成
を示す概略的なブロック図である。
【図5】図5は,従来のデータ転送回路の構成を示す概
略的なブロック図である。
【符号の説明】
10,30 データ転送回路 11,16 ラッチ回路 12 動作結果レジスタ 13,40,41,42,43 専用ポインティン
グレジスタ 14,15,17,18,34,35,36,37
セレクタ 20 RAM(メモリ) 31 出力レジスタ 32 ANDゲート 33 バッファレジスタ 38 ROM/ROM(メモリ) 44,45,46 周辺機能専用終了ポインティン
グレジスタ 47,48,49 一致回路(比較手段)

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを格納するメモリと前記メモリに
    対してアクセスするプロセッサの周辺機能を処理する周
    辺機能部との間においてデータ転送を実行するデータ転
    送回路であって,前記周辺機能部の動作結果の内容を前
    記メモリに格納する格納先アドレスを指定する周辺機能
    専用ポインティングレジスタを備えたことを特徴とす
    る,データ転送回路。
  2. 【請求項2】 さらに,前記周辺機能部の動作結果を一
    時的に保持する動作結果レジスタを備えたことを特徴と
    する,請求項1に記載のデータ転送回路。
  3. 【請求項3】 前記動作結果レジスタは,前記周辺機能
    部の動作終了信号により,前記周辺機能専用ポインティ
    ングレジスタが指定する前記メモリのアドレスにデータ
    を書き込むことを特徴とする,請求項2に記載のデータ
    転送回路。
  4. 【請求項4】 前記周辺機能専用ポインティングレジス
    タ及び前記動作結果レジスタは,少なくとも前記周辺機
    能部に対応する数だけ設けられることを特徴とする,請
    求項2又は3に記載のデータ転送回路。
  5. 【請求項5】 さらに,前記メモリにデータ転送を行う
    前記周辺機能部に応じた前記周辺機能専用ポインティン
    グレジスタ及び前記動作結果レジスタを選択するセレク
    タを備えたことを特徴とする,請求項2,3又は4のい
    ずれかに記載のデータ転送回路。
  6. 【請求項6】 さらに,前記周辺機能部の動作結果の内
    容を前記メモリに格納する格納先アドレスの終了アドレ
    スを指定する周辺機能専用終了ポインティングレジスタ
    を備えたことを特徴とする,請求項1,2,3,4又は
    5のいずれかに記載のデータ転送回路。
  7. 【請求項7】 データを格納するメモリと前記メモリに
    対してアクセスするプロセッサの周辺機能を処理する周
    辺機能部との間においてデータ転送を実行するデータ転
    送回路であって,前記メモリに格納されている出力デー
    タの先頭アドレスを指定する周辺機能専用ポインティン
    グレジスタとを備えたことを特徴とする,データ転送回
    路。
  8. 【請求項8】 さらに,前記周辺機能専用ポインティン
    グレジスタに指定されて読み出された前記出力データを
    一時的に保持する出力レジスタを備えたことを特徴とす
    る,請求項7に記載のデータ転送回路。
  9. 【請求項9】 前記出力レジスタは,次回に保持する出
    力データを一時的に保持するバッファレジスタを備えて
    いることを特徴とする,請求項8に記載のデータ転送回
    路。
  10. 【請求項10】 前記出力レジスタは,前記周辺機能部
    の動作終了信号により,前記周辺機能専用ポインティン
    グレジスタが指定する前記メモリのアドレスからデータ
    を読み出すことを特徴とする,請求項8又は9に記載の
    データ転送回路。
  11. 【請求項11】 前記バッファレジスタは,前記周辺機
    能部の動作終了信号により,前記周辺機能専用ポインテ
    ィングレジスタが指定する前記メモリのアドレスからデ
    ータを読み出すことを特徴とする,請求項9又は10に
    記載のデータ転送回路。
  12. 【請求項12】 前記周辺機能専用ポインティングレジ
    スタ及び前記出力レジスタは,少なくとも前記周辺機能
    部に対応する数だけ設けられることを特徴とする,請求
    項8,9,10又は11のいずれかに記載のデータ転送
    回路。
  13. 【請求項13】 さらに,前記メモリにデータ転送を行
    う前記周辺機能部に応じた前記周辺機能専用ポインティ
    ングレジスタ及び前記出力レジスタを選択するセレクタ
    を備えたことを特徴とする,請求項8,9,10,11
    又は12のいずれかに記載のデータ転送回路。
  14. 【請求項14】 さらに,前記周辺機能専用ポインティ
    ングレジスタの終了アドレスを指定する周辺機能専用終
    了ポインティングレジスタを備えたことを特徴とする,
    請求項8,9,10,11,12又は13のいずれかに
    記載のデータ転送回路。
  15. 【請求項15】 さらに,前記周辺機能専用ポインティ
    ングレジスタ出力と前記周辺機能専用終了ポインティン
    グレジスタ出力とを比較するコンパレータを備え,前記
    コンパレータにより前記周辺機能専用ポインティングレ
    ジスタ出力と前記周辺機能専用終了ポインティングレジ
    スタ出力が一致すると,前記プロセッサに割り込み要求
    信号を出力することを特徴とする,請求項6又は14に
    記載のデータ転送回路。
  16. 【請求項16】 前記周辺機能専用ポインティングレジ
    スタは,カウンタ回路であり,その周辺機能専用ポイン
    ティングレジスタの動作が終了するごとにインクリメン
    トまたはデクリメントされることを特徴とする,請求項
    1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,1
    2,13,14又は15のいずれかに記載のデータ転送
    回路。
JP36556897A 1996-12-26 1997-12-22 データ転送回路 Withdrawn JPH10240676A (ja)

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JP34796496 1996-12-26
JP8-347964 1996-12-26
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