JPH10240674A - ベースボード及びそれに装着されるcpuユニット - Google Patents

ベースボード及びそれに装着されるcpuユニット

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JPH10240674A
JPH10240674A JP3950897A JP3950897A JPH10240674A JP H10240674 A JPH10240674 A JP H10240674A JP 3950897 A JP3950897 A JP 3950897A JP 3950897 A JP3950897 A JP 3950897A JP H10240674 A JPH10240674 A JP H10240674A
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JP
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slot
unit
signal
base board
cpu unit
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JP3950897A
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Inventor
Kazuhiro Mishina
一博 三品
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用状況によらずに、スロットに装着された
ユニットを特定することができるようにする。 【解決手段】 互いを認識する認識符号をそれぞれ有し
て複数個設けられたスロット10b にCPUユニット30を
含む複数種のユニットが装着脱離され得るベースボード
10において、CPUユニット30が装着されることによっ
て信号値が装着認識値に変化するスロット側識別信号を
付与したスロット10b が設けられた構成にしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プログラマブルコント
ローラ等の産業機器に組み込まれるベースボードに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のベースボードA として、
図4に示すものが存在する。このものは、互いを認識す
る認識符号「スロット0」乃至「スロットn」をそれぞ
れ有して複数個設けられたスロットA1に、CPUユニッ
トB 、I/OユニットC 等の複数種のユニットが装着脱
離され得るものである。また、このベースボードA に
は、スロットA1とは異なるスロットA2に電源ユニットD
が装着される。
【0003】詳しくは、図4(a) に示すように、本ベー
スボードA のスロットA1にCPUユニットB が装着され
て、基本ボードとして使用される場合、CPUユニット
B は、そのCPUユニットB に設けられたCPUから出
力された指定信号により指定されたベースボード、つま
り基本ボードとしての本ベースボードA 又は基本ベース
ボードに増設された増設ボードの指定された認識符号
「スロット1」乃至「スロットn」を有するスロットに
装着されたI/OユニットC を介して、データが入出力
される。
【0004】また、同図(b) に示すように、本ベースボ
ードA のスロットA1にCPUユニットB が装着されず
に、増設ボードとして使用される場合、基本ベースボー
ドとして使用された他のベースボードに装着されたCP
UユニットB は、そのCPUが本ベースボード10の認識
符号「スロット0」乃至「スロットn」を指定する指定
信号を出力したとき、その指定された認識符号「スロッ
ト0」乃至「スロットn」を有するスロットA1に装着さ
れたI/OユニットC を介して、データが入出力され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のベース
ボードにあっては、CPUユニットB が装着される基本
ボードとして使用された場合、CPUユニットB が装着
されるスロットA1は、図4(c) に示すようにCPUユニ
ットB に隣接配置される電源ユニットD が大型化された
状態で使用されたときに、同図(a) に示すように電源ユ
ニットD が大型化されていないときに装着されるスロッ
トA1から2つずれたものとなって、CPUユニットB と
相対的位置関係が定まった状態で装着されたI/Oユニ
ットC 等の各ユニットの装着されるスロットA1までも2
つずつずれることとなり、電源ユニットD が大型化され
ていないときと電源ユニットが大型化されたときとで
は、I/OユニットC 等の各ユニットの装着されるスロ
ットA1の認識符号「スロット1」乃至「スロットn」が
異なる状態となる。このように、本ベースボード10の使
用状況によって、I/OユニットC 等の各ユニットの装
着されるスロットA1の認識符号「スロット1」乃至「ス
ロットn」が異なる状態となると、スロットA1に装着さ
れたI/OユニットC 等の各ユニットを、スロットA1
付与した認識符号「スロット1」乃至「スロットn」で
は特定できなくなくなってしまう。
【0006】また、同図(b) に示すように、CPUユニ
ットB が装着されない増設ボードとして使用された場
合、同図(a) に示すように同CPUユニットB 装着され
る基本ボードとして使用された場合にはCPUユニット
B が装着されるスロットA1にまで、I/OユニットC が
装着されることとなって、増設ボードとして使用された
場合と基本ボードとして使用された場合とでは、I/O
ユニットC 等の各ユニットの装着されるスロットA1の認
識符号「スロット0」乃至「スロットn」が異なる状態
となる。このように、本ベースボード10の使用状況によ
って、I/OユニットC 等の各ユニットの装着されるス
ロットの認識符号「スロット0」乃至「スロットn」が
異なる状態となると、スロットA1に装着されたI/Oユ
ニットC 等の各ユニットを、スロットA1に付与した認識
符号「スロット0」乃至「スロットn」では特定できな
くなくなってしまう。
【0007】本発明は、上記の点に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、使用状況によらずに、
スロットに装着されたユニットを特定することができる
ベースボード及びそのベースボードに装着されるCPU
ユニットを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、請求項1記載の発明は、互いを認識する認識符
号をそれぞれ有して複数個設けられたスロットにCPU
ユニットを含む複数種のユニットが装着脱離され得るベ
ースボードにおいて、前記CPUユニットが装着される
ことによって信号値が装着認識値に変化するスロット側
識別信号を付与した前記スロットが設けられた構成にし
てある。
【0009】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、前記装着認識値は、装着された前記
CPUユニットに付与されたCPUユニット側識別信号
の信号値に基づいて形成されるようなした構成にしてあ
る。
【0010】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載の発明において、前記装着認識値は、装着された前記
CPUユニットに付与されたCPUユニット側識別信号
の信号値そのものから形成されるようなした構成にして
ある。
【0011】また、請求項4記載の発明は、請求項1乃
至3のいずれかに記載の発明において、前記スロットを
指定するために前記CPUユニットから出力された指定
信号及び前記スロット側識別信号に基づいて、前記認識
符号にそれぞれ対応する認識信号を演算する演算手段が
設けられた構成にしてある。
【0012】また、請求項5記載の発明は、請求項1乃
至4のいずれかに記載の発明において、前記スロット側
識別信号に基づいて、前記スロットに装着されたI/O
ユニットを介して前記CPUユニットに入出力されるデ
ータの伝送方向を切り替えるデータ用切替手段、前記デ
ータの格納位置を示すアドレスの伝送方向を切り替える
アドレス用切替手段又は前記データの入出力を制御する
制御信号の伝送方向を切り替える制御信号用切替手段の
少なくとも1つが設けられた構成にしてある。
【0013】また、請求項6記載の発明は、互いを認識
する認識符号をそれぞれ有してスロットが複数個設けら
れたベースボードのそれらのスロットのいずれかに装着
脱離されるCPUユニットにおいて、前記スロットに装
着されることによって、装着された前記スロットに予め
付与されたスロット側識別信号の信号値が装着認識値に
変化するためのCPUユニット側識別信号が付与された
構成にしてある。
【0014】また、請求項7記載の発明は、請求項6記
載の発明において、前記装着認識値は、前記CPUユニ
ット側識別信号の信号値そのものから形成されるような
した構成にしてある。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図1乃至図
3に基づいて以下に説明する。このベースボード10は、
電源ユニット20を装着する電源スロット10a の他に、互
いを認識する認識符号「スロット0」乃至「スロット
7」をそれぞれ有してスロット10b が8個設けられてい
る。これらのスロットには、CPUユニット30、I/O
ユニット40等の複数種のユニットが装着脱離される。な
お、CPUユニット30は、I/Oユニット40を介して、
データが入出力される。
【0016】このベースボード10の8個のスロット10b
の内、認識符号が「スロット0」のスロット10b には、
スロット側識別信号として「CPU1」が付与された端
子10c が設けられ、認識符号が「スロット1」のスロッ
トには、スロット側識別信号として「CPU1」及び
「CPU2」がそれぞれ付与された2本の端子10d,10e
が設けられている。なお、前述した端子10c と端子10d
とは、互いに接続されている。これらの端子10c,10d,10
e は、いずれも抵抗r を介して接地されているので、ス
ロット側識別信号「CPU1」及び「CPU2」の信号
値がいずれも「L」となっている。
【0017】一方、このベースボード10に装着脱離され
るCPUユニット30には、CPUユニット側識別信号と
して「cpu1」及び「cpu2」がそれぞれ付与され
た2本の端子30a,30b が設けられている。これらの端子
30a,30b は、いずれも抵抗rを介してCPU電源30c に
接続されているので、CPU側識別信号「cpu1」及
び「cpu2」の信号値がいずれも「H」となってい
る。
【0018】次に、このCPUユニット30が認識符号
「スロット0」又は「スロット1」のスロット10b に装
着されたときのスロット側識別信号の変化について説明
する。CPUユニット30が認識符号「スロット0」のス
ロット10b に装着されたときには、CPUユニット30の
端子30a とスロット10b の端子10c とが接続されること
により、スロット側識別信号「CPU1」の信号値
「L」が、CPU側識別信号「cpu1」の信号値
「H」に変化する。つまり、スロット側識別信号「CP
U1」は、CPUユニット30が装着されることによっ
て、その信号値が装着認識値「H」に変化したことな
る。また、CPUユニット30が認識符号「スロット1」
のスロット10b に装着されたときには、CPUユニット
30の端子30a,30b とスロット10b の端子10d,10e とがそ
れぞれ接続されることにより、スロット側識別信号「C
PU1」「CPU2」の信号値「L」が、CPU側識別
信号「cpu1」「cpu2」の信号値「H」にそれぞ
れ変化する。つまり、スロット側識別信号「CPU1」
「CPU2」は、CPUユニット30が装着されることに
よって、それらの信号値が装着認識値「H」にそれぞれ
変化したことなる。
【0019】従って、スロット側識別信号「CPU1」
及びスロット側識別信号「CPU2」の信号値が、前述
したように、装着認識値「H」に変化することにより、
本ベースボード10が基本ベースボードとして使用され
て、認識符号「スロット0」若しくは「スロット1」の
スロット10b のいずれにCPUユニット30が装着された
か、又は本ベースボード10が増設ベースボードとして使
用されて、いずれのスロット10b にも装着されなかった
かを、表1に示すように判断できる。
【0020】
【表1】
【0021】つまり、スロット側識別信号「CPU1」
が装着認識値「H」に変化した場合は、基本ベースボー
ドと認知でき、スロット側識別信号「CPU1」のみが
装着認識値「H」に変化したとき、認識符号「スロット
0」のスロット10b にCPUユニット30が装着されたと
特定でき、スロット側識別信号「CPU1」及び「CP
U2」のいずれもが装着認識値「H」に変化したとき、
認識符号「スロット1」のスロット10b にCPUユニッ
ト30が装着されたと特定できる。
【0022】次に、このベースボード10の内部回路につ
いて説明する。このベースボード10は、他のベースボー
ドとの接続に用いられる増設コネクタ10f が設けられ、
その増設コネクタ10f と各スロット10b との間が、第1
の制御バス10g 、第2の制御バス10h 、アドレスバス10
j 及びデータバス10k により接続されている。
【0023】第1の制御バス10g は、本ベースボード10
に接続された他のベースボード10のスロット10b も含め
てスロット10b を指定するために、CPUユニット30、
詳しくはそのCPUユニット30に設けられたCPU(図
示せず)から出力された指定信号が伝送される。この指
定信号は、US0乃至4の5ビットの信号値からなるも
ので、US3及びUS4の2ビットの信号値により、ベ
ースボード10が指定され、US0乃至US2の3ビット
の信号値により指定されたベースボード10内のそれぞれ
のスロット10b が指定される。詳しくは、US3及びU
S4の信号値がいずれも「L」のときに、本ベースボー
ド10が指定される。つまり、本ベースボード10が、CP
Uユニット30の装着された基本ベースボードとなる。
【0024】この第1の制御バス10g には、US3及び
US4の2ビットの信号値がそれぞれ入力される第1及
び第2のEx−or回路Ex1,Ex2 の入力端子が接続され
ている。なお、これらの第1及び第2のEx−or回路
Ex1,Ex2 は、それらの出力端子が第1のインバータIn1
を介してデコーダDeの入力端子Gに接続されている。さ
らに、この第1のEx−or回路Ex1 は、その入力端子
が第2のインバータIn2 を介して識別符号「スロット
1」を有するスロット10b の端子10d に接続されるとと
もに、第2のEx−or回路Ex2 の入力端子は接地され
ている。また、この第1の制御バス10g は、加算器Acを
介して前述したデコーダDeに接続されている。この加算
器Acは、認識符号「スロット1」を有するスロット10b
の端子10d,10e にもそれぞれ接続されている。なお、詳
しくは後述するが、これらの加算器Ac及びデコーダDeに
より、演算手段ADが構成されている。
【0025】第2の制御バス10h は、データの入出力を
制御する制御信号が伝送されるものであって、その中間
には、第1のバッファ素子(制御信号用切替手段)Bu1
が接続されている。この第1のバッファ素子Bu1 は、そ
の端子Gが第3のEx−or回路Ex3 を介して第1及び
第2のインバータIn1,In2 の出力端子に接続されるとと
もに、その端子DIRが認識符号「スロット1」を有す
るスロット10b の端子に接続されている。なお、この第
1のバッファ素子Bu1 の動作については、詳しく後述す
る。
【0026】アドレスバス10j は、CPUユニット30の
CPUに入出力されるデータの格納位置を示すアドレス
が伝送されるものであって、その中間には、第2のバッ
ファ素子(アドレス用切替手段)Bu2 が接続されてい
る。この第2のバッファ素子Bu2 は、その端子Gが第3
のEx−or回路Ex3 の出力端子に接続されるととも
に、その端子DIRが認識符号「スロット1」を有する
スロット10b の端子に接続されている。なお、この第2
のバッファ素子Bu2 の動作については、詳しく後述す
る。
【0027】データバス10k は、CPUユニット30のC
PUに入出力されるデータが伝送されるものであって、
その中間には、第3のバッファ素子(データ用切替手
段)Bu3 が接続されている。この第3のバッファ素子Bu
3 は、その端子Gが第3のEx−or回路Ex3 の出力端
子に接続されるとともに、その端子DIRが第4のEx
−or回路Ex4 を介して認識符号「スロット1」を有す
るスロット10b の端子に接続されている。詳しくは、こ
の第4のEx−or回路Ex4 には、データの伝送方向を
切り替えるための読出信号RDが入力される。なお、前
述した第3のバッファ素子Bu3 の動作については、詳し
く後述する。
【0028】次に、演算手段ADについて説明する。この
演算手段ADは、そのデコーダDeの端子Gに「L」が入力
されたとき、つまり、本ベースボード10が基本ベースボ
ードと認識されるとともに、指定信号により本ベースボ
ード10のスロット10b が指定されたときに演算を実行す
る。詳しくは、この演算手段ADの加算器Acは、その端子
B1及び端子B0に、スロット側識別信号「CPU1」
及び「CPU2」がそれぞれ入力され、その端子A0乃
至端子A2に、US0乃至US2の3ビットの指定信号
がそれぞれ入力される。そして、この加算器Acは、端子
Y0乃至Y2から、スロット側識別信号「CPU1」及
び「CPU2」の信号値とUS0乃至US2の3ビット
の指定信号の信号値とを加算した加算値を、デコーダDe
の端子A乃至Cへと出力する。一方、デコーダDeは、端
子A乃至Cから入力された加算値をデコードして、その
デコード値を、端子Y0乃至Y7から出力する。このデ
コード値は、認識符号「スロット0」乃至「スロット
7」にそれぞれ対応している。このように、演算手段AD
は、スロット10b を指定するためにCPUユニット30か
ら出力された指定信号及びスロット側識別信号を加算す
るとともにデコードするという演算により、認識符号に
それぞれ対応する認識信号を出力する。
【0029】次に、第1のバッファ素子Bu1 の動作につ
いて説明する。この第1のバッファ素子Bu1 は、その端
子Gに「L」が入力された場合、つまり、本ベースボー
ド10が増設ベースボードとして認知されるとともに、指
定信号により本ベースボード10が指定されるか、又は本
ベースボード10が基本ベースボードとして認知されると
ともに、指定信号により他のベースボード10のスロット
10b が指定された場合に、制御信号の伝送方向の切替動
作をする。詳しくは、制御信号を有効にする。詳しく
は、端子DIRに「H」が入力されたとき、つまり、本
ベースボード10が基本ベースボードと認知されたとき、
端子Aから端子Bへと制御信号が伝送される。また、端
子DIRに「L」が入力されたとき、つまり、本ベース
ボード10が増設ベースボードと認知されたとき、端子B
から端子Aへと制御信号が伝送される。
【0030】次に、第2のバッファ素子Bu2 の動作につ
いて説明する。この第2のバッファ素子Bu2 は、その端
子Gに「L」が入力された場合、つまり、本ベースボー
ド10が増設ベースボードとして認知されるとともに、指
定信号により本ベースボード10が指定されるか、又は本
ベースボード10が基本ベースボードとして認知されると
ともに、指定信号により他のベースボード10のスロット
10b が指定された場合に、アドレスの伝送方向の切替動
作をする。詳しくは、端子DIRに「H」が入力された
とき、つまり、本ベースボード10が基本ベースボードと
認知されたとき、端子Aから端子Bへとアドレスが伝送
される。また、端子DIRに「L」が入力されたとき、
つまり、本ベースボード10が増設ベースボードと認知さ
れたとき、端子Bから端子Aへとアドレスが伝送され
る。
【0031】次に、第3のバッファ素子Bu3 の動作につ
いて説明する。この第3のバッファ素子Bu3 は、その端
子Gに「L」が入力された場合、つまり、本ベースボー
ド10が増設ベースボードとして認知されるとともに、指
定信号により本ベースボード10が指定されるか、又は本
ベースボード10が基本ベースボードとして認知されると
ともに、指定信号により他のベースボード10のスロット
10b が指定された場合に、アドレスの伝送方向の切替動
作をする。詳しくは、端子DIRに「L」が入力された
とき、つまり、本ベースボード10が基本ベースボードと
認知されるとともに読出信号RDが「L」、又は本ベー
スボード10が増設ベースボードと認知されるとともに読
出信号RDが「H」のとき、端子Bから端子Aへとアド
レスが伝送される。また、端子DIRに「H」が入力さ
れたとき、つまり、本ベースボード10が基本ベースボー
ドと認知されるとともに読出信号RDが「H」、又は本
ベースボード10が増設ベースボードと認知されるととも
に読出信号RDが「L」のとき、端子Aから端子Bへと
アドレスが伝送される。
【0032】かかるベースボード10にあっては、スロッ
ト側識別信号「CPU1」「CPU2」が付与されたス
ロット10b は、そのスロット側識別信号「CPU1」
「CPU2」の信号値が装着認識値「H」に変化してい
るか否かにより、CPUユニット30が装着されているか
否かが判断される。従って、CPUユニット30の装着さ
れたスロット10b が、例えば電源ユニット20を大型化す
ることにより異なるようになって、CPUユニット30の
装着されるスロット10b の認識符号「スロット0」乃至
「スロット7」が一つに定まらなくとも、スロット側識
別信号「CPU1」「CPU2」が装着認識値「H」に
変化したスロット10b を基準に判断することにより、C
PUユニット30との相対的位置関係が定められて装着さ
れる各ユニット10b を、本ベースボード10の使用状況に
よらずに特定することができる。また、スロット側識別
信号「CPU1」「CPU2」のいずれもも装着認識値
「H」に変化していないときは、本ベースボード10にC
PUユニット30が装着されていないと、つまり本ベース
ボード10はCPUユニット30が装着される基本ボードで
はなく増設ボードであると認知し、増設ボードとして予
め定められた通りにユニットがスロット10b にそれぞれ
装着されたとして、本ベースボード10b の使用状況によ
らずに各ユニットを特定することができる。
【0033】また、CPUユニット30に付与したCPU
ユニット側識別信号「cpu1」「cpu2」の信号値
に基づいて形成された装着認識値「H」は、全く信号値
が無い状態から形成される場合に比較して容易に形成さ
れる。
【0034】また、装着認識値「H」は、CPUユニッ
ト30に付与したCPUユニット側識別信号「cpu1」
「cpu2」の信号値「H」そのものであるから、容易
に形成されるものとなっている。
【0035】また、演算手段ADが、US0乃至US2の
3ビットの指定信号及びスロット側識別信号「CPU
1」「CPU2」に基づいて、認識符号にそれぞれ対応
する認識信号を演算するから、スロット側識別信号「C
PU1」「CPU2」が装着認識値「H」に変化してい
るか否かを判断して、各ユニットを特定するために認識
符号にそれぞれ対応する認識信号を演算する演算回路を
別に設けなくてもよくなっている。
【0036】また、スロット側識別信号「CPU1」
「CPU2」に基づいて、第3のバッファ素子Bu3 によ
るCPUユニット30に入出力されるデータの伝送方向の
切替え、第2のバッファ素子Bu2 によるアドレスの伝送
方向の切替え、又は第1のバッファ素子Bu1 による制御
信号の伝送方向の切替えがなされるから、スロット側識
別信号「CPU1」「CPU2」が装着認識値「H」に
変化しているか否かを判断して伝送方向を切り替える切
替回路を別に設けなくてもよくなっている。
【0037】なお、本実施形態では、装着認識値「H」
は、装着されたCPUユニット30に付与されたCPUユ
ニット側識別信号「cpu1」「cpu2」の信号値に
基づいて形成される構成になっているが、例えば、CP
Uユニット30の装着されるスロット10にスイッチ等を設
け、CPUユニット30の装着によりスイッチが動作して
信号値が装着認識値に変化する構成にしてもよい。
【0038】また、本実施形態では、装着認識値「H」
は、装着されたCPUユニットに付与されたCPUユニ
ット側識別信号「cpu1」「cpu2」の信号値
「H」そのものから形成される構成になっているが、C
PUユニット側識別信号の信号値「H」に所定の計算を
して後に形成されるようにしてもよい。
【0039】また、本実施形態では、スロット10b を指
定するためにCPUユニット30から出力されたUS0乃
至US2の3ビットの指定信号及びスロット側識別信号
「CPU1」「CPU2」に基づいて、認識符号「スロ
ット0」及び「スロット2」にそれぞれ対応する認識信
号を演算する演算手段ADが設けられているが、認識信号
を演算する演算回路を本ベースボード10とは別に設けて
もよい。
【0040】また、本実施形態では、スロット側識別信
号「CPU1」「CPU2」に基づいて、スロット10b
に装着されたI/Oユニット40を介してCPUユニット
30に入出力されるデータの伝送方向を切り替える第3の
バッファ素子Bu3 、データの格納位置を示すアドレスの
伝送方向を切り替える第2のバッファ素子Bu2 及びデー
タの入出力を制御する制御信号の伝送方向を切り替える
第1のバッファ素子Bu1 が設けられているが、伝送方向
をそれぞれ切り替える3つの切替回路を本ベースボード
10とは別に設けてもよく、いずれか1つのバッファ素子
のみ、本ベースボード10に設けてもよい。
【0041】また、本実施形態では、スロット側識別信
号「CPU1」「CPU2」が付与されたスロット10
は、認識符号「スロット0」及び「スロット2」を有す
るスロット10b であるが、これに限るものではない。
【0042】また、本実施形態では、CPUユニットト
側識別信号「cpu1」「cpu2」は、「H」である
が、これに限るものではない。
【0043】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、スロット側識別
信号が付与されたスロットは、そのスロット側識別信号
の信号値が装着認識値に変化しているか否かにより、C
PUユニットが装着されているか否かが判断される。従
って、CPUユニットの装着されたスロットが、例えば
電源ユニットを大型化することによって異なるようにな
って、CPUユニットの装着されるスロットの認識符号
が一つに定まらなくとも、スロット側識別信号が装着認
識値に変化したスロットを基準に判断することにより、
CPUユニットとの相対的位置関係が定められて装着さ
れる各ユニットを、本ベースボードの使用状況によらず
に特定することができる。また、いずれのスロット側識
別信号も装着認識値に変化していないときは、本ベース
ボードにCPUユニットが装着されていないと、つまり
本ベースボードはCPUユニットが装着される基本ボー
ドではなく増設ボードであると認知し、増設ボードとし
て予め定められた通りにユニットがスロットにそれぞれ
装着されたとして、本ベースボードの使用状況によらず
に各ユニットを特定することができる。
【0044】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の効果に加えて、CPUユニットに付与したCPUユ
ニット側識別信号の信号値に基づいて形成された装着認
識値は、全く信号値が無い状態から形成される場合に比
較して容易に形成される。
【0045】請求項3記載の発明は、装着認識値は、C
PUユニットに付与したCPUユニット側識別信号の信
号値そのものであるから、請求項2記載の発明よりも、
容易に形成される。
【0046】請求項4記載の発明は、請求項1乃至3の
いずれかに記載の発明の効果に加えて、演算手段が、指
定信号及びスロット側識別信号に基づいて、認識符号に
それぞれ対応する認識信号を演算するから、スロット側
識別信号が装着認識値に変化しているか否かを判断し
て、各ユニットを特定するために認識符号にそれぞれ対
応する認識信号を演算する演算回路を別に設けなくても
よくなる。
【0047】請求項5記載の発明は、請求項1乃至4の
いずれかに記載の発明の効果に加えて、スロット側識別
信号に基づいて、データ用切替手段によるCPUユニッ
トに入出力されるデータの伝送方向の切替え、アドレス
用切替手段によるアドレスの伝送方向の切替え、又は制
御信号用切替手段による制御信号の伝送方向の切替えの
少なくとも1つがなされるから、伝送方向の切替えがな
されるものについては、スロット側識別信号が装着認識
値に変化しているか否かを判断して伝送方向を切り替え
る切替回路を別に設けなくてもよくなる。
【0048】請求項6記載の発明は、スロット側識別信
号が付与されたスロットは、そのスロット側識別信号の
信号値がCPUユニット側識別信号に基づいて装着認識
値に変化しているか否かにより、CPUユニットが装着
されているか否かが判断される。従って、CPUユニッ
トの装着されたスロットが、例えば電源ユニットを大型
化することによって異なるようになって、CPUユニッ
トの装着されるスロットの認識符号が一つに定まらなく
とも、スロット側識別信号が装着認識値に変化したスロ
ットを基準に判断することにより、CPUユニットとの
相対的位置関係が定められて装着される各ユニットを、
本ベースボードの使用状況によらずに特定することがで
きる。また、いずれのスロット側識別信号も装着認識値
に変化していないときは、本ベースボードにCPUユニ
ットが装着されていないと、つまり本ベースボードはC
PUユニットが装着される基本ボードではなく増設ボー
ドであると認知し、増設ボードとして予め定められた通
りにユニットがスロットにそれぞれ装着されたとして、
ベースボードの使用状況によらずに各ユニットを特定す
ることができる。
【0049】請求項7記載の発明は、装着認識値は、C
PUユニット側識別信号の信号値そのものであるから、
請求項6記載の発明よりも、容易に形成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスロットに付与したスロット側識別信
号が装着認識値に変化する状態を示す説明図である。
【図2】同上のベースボードの一実施形態を示す回路図
である。
【図3】同上の演算手段が指定信号及びスロット側識別
信号に基づいて認識信号を演算す状態を示す説明図であ
る。
【図4】従来例のベースボードのスロットにユニットが
装着される状態を示す説明図である。
【符号の説明】
10 ベースボード 10b スロット 30 CPUユニット 40 I/Oユニット AD 演算手段 Bu1 第1のバッファ素子(制御信号用切替手段) Bu2 第2のバッファ素子(アドレス用切替手段) Bu3 第3のバッファ素子(データ用切替手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いを認識する認識符号をそれぞれ有し
    て複数個設けられたスロットにCPUユニットを含む複
    数種のユニットが装着脱離され得るベースボードにおい
    て、 前記CPUユニットが装着されることによって信号値が
    装着認識値に変化するスロット側識別信号を付与した前
    記スロットが設けられたことを特徴とするベースボー
    ド。
  2. 【請求項2】 前記装着認識値は、装着された前記CP
    Uユニットに付与されたCPUユニット側識別信号の信
    号値に基づいて形成されるようなしたことを特徴とする
    請求項1記載のベースボード。
  3. 【請求項3】 前記装着認識値は、装着された前記CP
    Uユニットに付与されたCPUユニット側識別信号の信
    号値そのものから形成されるようなしたことを特徴とす
    る請求項2記載のベースボード。
  4. 【請求項4】 前記スロットを指定するために前記CP
    Uユニットから出力された指定信号及び前記スロット側
    識別信号に基づいて、前記認識符号にそれぞれ対応する
    認識信号を演算する演算手段が設けられたことを特徴と
    する請求項1乃至3のいずれかに記載のベースボード。
  5. 【請求項5】 前記スロット側識別信号に基づいて、前
    記スロットに装着されたI/Oユニットを介して前記C
    PUユニットに入出力されるデータの伝送方向を切り替
    えるデータ用切替手段、前記データの格納位置を示すア
    ドレスの伝送方向を切り替えるアドレス用切替手段又は
    前記データの入出力を制御する制御信号の伝送方向を切
    り替える制御信号用切替手段の少なくとも1つが設けら
    れたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載
    のベースボード。
  6. 【請求項6】 互いを認識する認識符号をそれぞれ有し
    てスロットが複数個設けられたベースボードのそれらの
    スロットのいずれかに装着脱離されるCPUユニットに
    おいて、 前記スロットに装着されることによって、装着された前
    記スロットに予め付与されたスロット側識別信号の信号
    値が装着認識値に変化するためのCPUユニット側識別
    信号が付与されたことを特徴とするCPUユニット。
  7. 【請求項7】 前記装着認識値は、前記CPUユニット
    側識別信号の信号値そのものから形成されるようなした
    ことを特徴とする請求項6記載のCPUユニット。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1165618A (ja) * 1997-08-26 1999-03-09 Matsushita Electric Works Ltd ベースボード及びそれに装着される電源ユニット並びにcpuユニット

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