JPH10240223A - 文字フォント変換方法 - Google Patents

文字フォント変換方法

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JPH10240223A
JPH10240223A JP9040571A JP4057197A JPH10240223A JP H10240223 A JPH10240223 A JP H10240223A JP 9040571 A JP9040571 A JP 9040571A JP 4057197 A JP4057197 A JP 4057197A JP H10240223 A JPH10240223 A JP H10240223A
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Akihiko Okuma
明彦 大熊
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 あるサイズの文字フォントから希望するサイ
ズの文字フォントへ任意に変換可能な文字フォント変換
方法を得る。 【解決手段】 変換前と変換後の文字フォントを一つの
中央部、1組の縦周辺部、1組の横周辺部、四つからな
る四隅部の計9個のエリアに分割し、変換前の文字フォ
ントと変換後の文字フォントとのそれぞれの中央部、縦
周辺部、横周辺部、四隅部のそれぞれの比率に応じたド
ット数のフォントを変換後の文字フォントの相当する位
置に書き込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、計算機における
文字フォントのサイズを変換する変換方法の改良に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、文字フォントの拡大縮小におい
ては、例えば6、8、10、12、14、16ポイント
毎にフォントファイルをもち、必要の都度それらのフォ
ントファイルを選択してフォントメモリにローディング
して使用していた。しかしながら、多種類のフォントフ
ァイルをもつためには、大容量のディスクが必要とな
り、かつフォントメモリにローディングするのにかなり
の時間を要するという問題点があった。
【0003】上記のような問題点を解消する方法として
文字フォントのポイントサイズを変換する変換パターン
を用いる方法があり、この方法を用いれば基本となるポ
イントサイズのフォントファイルを1種類用意し、その
基本となるポイントサイズから拡大縮小するポイントサ
イズへ変換するそれぞれの変換パターンを用意しておけ
ば多種類のフォントファイルをもつ必要がない。このよ
うな方法の一例として特開昭63−207656号公報
に記載された発明がある。図4はこの方法における変換
パターンの一例を示したもので、4×4ドットからなる
8ポイントサイズの基本ビットマップパターンから5×
5ドットの10ポイントサイズのビットマップパターン
に変換する変換パターンが(a)に示すものであり、8
×8の16ポイントサイズのビットマップパターンに変
換する変換パターンが(b)である。
【0004】次に動作について説明する。変換パターン
を用いてポイントサイズを変更するときは、図4に示す
(b)の場合には基本となる8ポイントサイズの基本ビ
ットマップパターンの各ドットを単純に4倍する方法で
よいが、(a)の場合には、挿入する行及び列の各ドッ
トを白にするか黒にするかが問題となり、この例の場合
には隣同士の行又は列との論理積により解決している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の文字フォント変
換方法は上記のように構成されているので、基本ビット
マップパターンから拡大縮小する各ポイントサイズごと
に変換パターンを用意する必要があり、かつ一度作成し
た変換パターンは当初設定した基本ビットマップパター
ンに固有のものであり、柔軟に基本ビットマップパター
ンを変更することはできなかった。更には、変換パター
ンが用意されていないポイントサイズには拡大も縮小も
できないという問題点があった。
【0006】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、あるサイズの文字フォントか
ら希望するサイズの文字フォントへ任意に変換可能な文
字フォント変換方法を得ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る文字フォ
ント変換方法は、拡大後の文字フォントを互いに直交す
る2組の平行な2直線により一つの中央部、1組の縦周
辺部、1組の横周辺部、四つからなる四隅部の計9個の
エリアに分割するステップ、拡大後の文字フォントの上
記四隅部の幅により拡大前の文字フォントを上記9個の
エリアに分割するステップ、上記拡大前の文字フォント
と拡大後の文字フォントとのそれぞれの中央部、縦周辺
部、横周辺部、四隅部のそれぞれの比率に応じたドット
数のフォントを上記拡大後の文字フォントの相当する位
置に書き込むステップからなるものである。
【0008】また、拡大前の文字フォントを互いに直交
する2組の平行な2直線により一つの中央部、1組の縦
周辺部、1組の横周辺部、四つからなる四隅部の計9個
のエリアに分割するステップ、拡大前の文字フォントの
上記四隅部の幅により拡大後の文字フォントを上記9個
のエリアに分割するステップ、上記拡大前の文字フォン
トと拡大後の文字フォントとのそれぞれの中央部、縦周
辺部、横周辺部、四隅部のそれぞれの比率に応じたドッ
ト数のフォントを上記拡大後の文字フォントの相当する
位置に書き込むステップからなるものである。
【0009】さらに、縮小前の文字フォントを互いに直
交する2組の平行な2直線により一つの中央部、1組の
縦周辺部、1組の横周辺部、四つからなる四隅部の計9
個のエリアに分割するステップ、縮小前の文字フォント
の上記四隅部の幅により縮小後の文字フォントを上記9
個のエリアに分割するステップ、上記縮小前の文字フォ
ントと縮小後の文字フォントとのそれぞれの中央部、縦
周辺部、横周辺部、四隅部のそれぞれの比率に応じたド
ット数のフォントを上記縮小後の文字フォントの相当す
る位置に書き込むステップからなるものである。
【0010】また、縮小後の文字フォントを互いに直交
する2組の平行な2直線により一つの中央部、1組の縦
周辺部、1組の横周辺部、四つからなる四隅部の計9個
のエリアに分割するステップ、縮小後の文字フォントの
上記四隅部の幅により縮小前の文字フォントを上記9個
のエリアに分割するステップ、上記縮小前の文字フォン
トと縮小後の文字フォントとのそれぞれの中央部、縦周
辺部、横周辺部、四隅部のそれぞれの比率に応じたドッ
ト数のフォントを上記縮小後の文字フォントの相当する
位置に書き込むステップからなるものである。
【0011】さらにまた、拡大前の文字フォントのドッ
ト数Bと拡大後の文字フォントのドット数Aを設定する
ステップ、B×n>Aを満たす整数nを求めるステッ
プ、A=(B−C×2)×n+C×2を満たすCの値を
求めるステップ、得られたCの値により上記拡大前の文
字フォント及び上記拡大後の文字フォントを一つの中央
部、1組の縦周辺部、1組の横周辺部、四つからなる四
隅部の計9個のエリアに分割するステップ、上記拡大前
の文字フォントにおける中央部はnの2乗倍し縦周辺部
は縦方向にn倍し横周辺部は横方向にn倍し四隅部は等
倍でそれぞれ上記拡大後の文字フォントの相当する位置
に書き込むステップからなるものである。
【0012】また、拡大前の文字フォントのドット数B
と拡大後の文字フォントのドット数Aを設定するステッ
プ、B×n>Aを満たす整数nを求めるステップ、A=
(B−C×2)×n+C×2を満たすCの値を求めるス
テップ、得られたCの値により上記拡大後の文字フォン
トを一つの中央部、1組の縦周辺部、1組の横周辺部、
四つからなる四隅部の計9個のエリアに分割するステッ
プ、上記拡大後の文字フォントの四隅部の幅により上記
拡大前の文字フォントを上記計9個のエリアに分割する
ステップ、上記拡大前の文字フォントにおける中央部は
nの2乗倍し縦周辺部は縦方向にn倍し横周辺部は横方
向にn倍し四隅部は等倍でそれぞれ上記拡大後の文字フ
ォントの相当する位置に書き込むステップからなるもの
である。
【0013】さらに、上記拡大前の文字フォントを一つ
の中央部、1組の縦周辺部、1組の横周辺部、四つから
なる四隅部の計9個のエリアに分割後上記拡大前の文字
フォントの四隅部の幅により上記拡大後の文字フォント
を上記計9個のエリアに分割するものである。
【0014】また、上記得られたCの値が小数点以下の
数を含むときは小数点以下の数を切り上げて得られた値
により上記拡大前の文字フォントにおける縦周辺部又は
横周辺部の幅を求め得られたその幅の値をn倍してAか
ら差し引き上記拡大後の文字フォントにおける四隅部の
幅を求め上記拡大前の文字フォントの四隅部と上記拡大
後の文字フォントの四隅部との比率に応じたドット数の
フォントを上記拡大後の文字フォントに書き込むもので
ある。
【0015】さらにまた、縮小前の文字フォントのドッ
ト数Aと縮小後の文字フォントのドット数Bを設定する
ステップ、B×n>Aを満たす整数nを求めるステッ
プ、A=(B−C×2)×n+C×2を満たすCの値を
求めるステップ、得られたCの値により上記縮小前の文
字フォント及び上記縮小後の文字フォントを一つの中央
部、1組の縦周辺部、1組の横周辺部、四つからなる四
隅部の計9個のエリアに分割するステップ、上記縮小前
の文字フォントにおける中央部はnの2乗分の1に縮小
し縦周辺部は縦方向にn分の1に縮小し横周辺部は横方
向にn分の1に縮小し四隅部は等倍でそれぞれ上記縮小
後の文字フォントの相当する位置に書き込むステップか
らなるものである。
【0016】また、縮小前の文字フォントのドット数A
と縮小後の文字フォントのドット数Bを設定するステッ
プ、B×n>Aを満たす整数nを求めるステップ、A=
(B−C×2)×n+C×2を満たすCの値を求めるス
テップ、得られたCの値により上記縮小前の文字フォン
トを一つの中央部、1組の縦周辺部、1組の横周辺部、
四つからなる四隅部の計9個のエリアに分割するステッ
プ、上記縮小前の文字フォントの四隅部の幅により上記
縮小後の文字フォントを上記計9個のエリアに分割する
ステップ、上記縮小前の文字フォントにおける中央部は
nの2乗分の1に縮小し縦周辺部は縦方向にn分の1に
縮小し横周辺部は横方向にn分の1に縮小し四隅部は等
倍でそれぞれ上記縮小後の文字フォントの相当する位置
に書き込むステップからなるものである。
【0017】さらに、上記縮小後の文字フォントを一つ
の中央部、1組の縦周辺部、1組の横周辺部、四つから
なる四隅部の計9個のエリアに分割後上記縮小後の文字
フォントの四隅部の幅により上記縮小前の文字フォント
を上記計9個のエリアに分割するものである。
【0018】また、上記得られたCの値が小数点以下の
数を含むときは小数点以下の数を切り上げて得られた値
により上記縮小後の文字フォントにおける縦周辺部又は
横周辺部の幅を求め得られたその幅の値をn倍してAか
ら差し引き上記縮小前の文字フォントにおける四隅部の
幅を求め上記縮小前の文字フォントの四隅部と上記縮小
後の文字フォントの四隅部との比率に応じたドット数の
フォントを上記縮小後の文字フォントに書き込むもので
ある。
【0019】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1である文
字フォント変換方法の機能を説明するための状態図であ
る。文字フォントの変換には、拡大する変換と縮小する
変換があるが図1は文字フォントを拡大する場合につい
て示している。図において、1は拡大前の文字フォント
で、正方形の形状をしており1辺のドット数としての幅
がBとする。2は拡大後の文字フォントで、やはり正方
形の形状をしており1辺のドット数としての幅がAとす
る。3は四つからなる四隅部でドット数としての幅がC
とする。4は1組の縦周辺部、5は1組の横周辺部、6
は一つの中央部で、全体が計9個のエリアに分割されて
いる。
【0020】ここで、B×n>Aを満たす整数nを求め
ることにより、Cは次の変換式から求められる。 A=(B−C×2)×n+C×2 拡大前の文字フォント1を拡大すると、四隅部3はその
ままの倍率である等倍として拡大後の文字フォント2に
書き込まれるためエリアの面積は変更ない。縦周辺部4
は縦方向にn倍され、横周辺部5は横方向にn倍され、
中央部6はnの2乗倍され、それぞれ拡大後の文字フォ
ント2に書き込まれる。なお、図1はB=24、A=4
0の場合を使用例として示してあり、B×n>Aからn
=2が得られ、A=(B−C×2)×n+C×2からC
を求めるとC=4が得られる。従って、矢印7は四隅部
3が等倍で書き込まれる様子を示し、矢印8は縦周辺部
4が縦方向に2倍されて書き込まれる様子を示し、矢印
9は横周辺部5が横方向に2倍されて書き込まれる様子
を示し、矢印10は中央部6が2の2乗倍即ち4倍されて
それぞれ拡大後の文字フォントの相当する位置に書き込
まれる様子を示している。
【0021】縦又は横の周辺部から四隅部へ行くにつれ
て倍率を低く設定してあるのは、中央部6は文字の中心
であり、文字の認識上重要な部分なので倍率を最大に設
定してあり、縦周辺部4と横周辺部5は文字の側辺部で
ありさらに四隅部3は文字の角部なので、文字の認識上
さほど重要な部分ではないという配慮に基づいている。
また、拡大前の文字フォント1の幅Bと拡大後の文字フ
ォント2の幅Aとの差が大きくなると、中央部6もそれ
につれて広がり、その差が小さくなると中央部6もそれ
につれて狭くなる傾向にある。
【0022】次に、拡大前の文字フォント1を拡大する
処理の流れについて、図1を参照しつつ図2のフローチ
ャートに基づいて説明する。先ず、縦横のドット数Bの
文字フォントをメモリ(図示せず)上に1文字読み込
み、拡大後の文字フォント2のドット数Aを設定する
(ステップS1)。次に、B×n>Aを満たす整数nを
求める(ステップS2)。得られたnを元にA=(B−
C×2)×n+C×2を満たすCを求める(ステップS
3)。得られたCの値により、拡大後の文字フォント2
を中央部6、縦周辺部4、横周辺部5、四隅部3のエリ
アに分割する(ステップS4)。次に、拡大後の文字フ
ォント2の四隅部3の幅に従い、互いに直交する2組の
平行線により仕切ることにより拡大前の文字フォント1
を中央部6、縦周辺部4、横周辺部5、四隅部3のエリ
アに分割する(ステップS5)。それから、拡大前の文
字フォント1における中央部6はnの2乗倍し縦周辺部
4は縦方向にn倍し横周辺部5は横方向にn倍し四隅部
3は等倍でそれぞれ上記拡大後の文字フォント2の相当
する位置に書き込む(ステップS6)ことにより一つの
文字フォントのサイズの変換を終了する。ステップS5
とステップS6の処理を該当文字フォントがなくなるま
で繰り返す。
【0023】上に述べた拡大前の文字フォント1を拡大
する処理の流れにおいて、ステップS3において得られ
たCの値が整数の場合には、そのCの値により拡大前の
文字フォント1と拡大後の文字フォント2を同時に中央
部6、縦周辺部4、横周辺部5、四隅部3のエリアに分
割することができるが、得られたCの値に小数点以下の
数値が含まれる場合には単純に分割することはできな
い。
【0024】得られたCの値に小数点以下の数値が含ま
れる場合には、小数点以下の数を切り上げて得られた値
により拡大前の文字フォント1における縦周辺部4又は
横周辺部5の縦幅又は横幅を求め、得られたその幅の値
をn倍して拡大後の文字フォント2の幅Aから差し引
き、その差を2で割ることにより拡大後の文字フォント
2における四隅部3の幅を求め拡大前の文字フォント1
の四隅部3と拡大後の文字フォント2の四隅部3との比
率に応じたドット数のフォントを拡大後の文字フォント
2に書き込む。中央部6、縦周辺部4、横周辺部5につ
いては、Cの値が整数の場合と同様の比率で増加させた
ドット数のフォントを拡大後の文字フォント2に書き込
むことにより文字フォントの変換を完了する。
【0025】次に、縮小前の文字フォント1を縮小する
処理の流れについて説明する。図1は拡大の場合を示し
ているが、矢印7、矢印8、矢印9、矢印10を逆向きに
して考えればそのまま縮小の場合の状態図となる。図3
は縮小する場合の処理の流れを示すフローチャートであ
り、先ず、縦横のドット数Aの文字フォントをメモリ
(図示せず)上に1文字読み込み、縮小後の文字フォン
ト2のドット数Aを設定する(ステップS11)。次
に、B×n>Aを満たす整数nを求める(ステップS1
2)。得られたnを元にA=(B−C×2)×n+C×
2を満たすCを求める(ステップS13)。得られたC
の値により、縮小前の文字フォント2を中央部6、縦周
辺部4、横周辺部5、四隅部3のエリアに分割する(ス
テップS14)。次に、縮小前の文字フォント2の四隅
部3の幅に従い、互いに直交する2組の平行線により仕
切ることにより縮小後の文字フォント1を中央部6、縦
周辺部4、横周辺部5、四隅部3のエリアに分割する
(ステップS15)。それから、縮小前の文字フォント
2における中央部6はnの2乗分の1に縮小し縦周辺部
4は縦方向にn分の1に縮小し横周辺部5は横方向にn
分の1に縮小し四隅部3は等倍でそれぞれ上記縮小後の
文字フォント1の相当する位置に書き込む(ステップS
6)ことにより一つの文字フォントのサイズの変換を終
了する。ステップS15とステップS16の処理を該当
文字フォントがなくなるまで繰り返す。
【0026】文字フォントのサイズを拡大する場合と同
様に、縮小する場合もステップS3において得られたC
の値が整数の場合には、そのCの値により縮小前の文字
フォント2と縮小後の文字フォント1を同時に中央部
6、縦周辺部4、横周辺部5、四隅部3のエリアに分割
することができるが、得られたCの値に小数点以下の数
値が含まれる場合には単純に分割することはできない。
【0027】得られたCの値に小数点以下の数値が含ま
れる場合には、小数点以下の数を切り上げて得られた値
により縮小後の文字フォント1における縦周辺部4又は
横周辺部5の縦幅又は横幅を求め、得られたその幅の値
をn倍して縮小前の文字フォント2の幅Aから差し引
き、その差を2で割ることにより縮小前の文字フォント
2における四隅部3の幅を求め縮小後の文字フォント1
の四隅部3と縮小前の文字フォント2の四隅部3との比
率に応じたドット数のフォントを縮小後の文字フォント
2に書き込む。中央部6、縦周辺部4、横周辺部5につ
いては、Cの値が整数の場合と同様の比率で減少させた
ドット数のフォントを縮小後の文字フォント2に書き込
むことにより文字フォントの変換を完了する。
【0028】上記の様な文字フォントの変換方法によれ
ば、変換テーブルをもつ必要がなく、フォントファイル
からの読み込みを行うことにより変換することができ
る。また、簡易な変換式により変換が高速に処理できる
効果がある。更には、変換テーブルをもつ必要がないこ
と、及び変換式が簡易であることにより異機種に対して
の移植が簡単に行える効果もある。
【0029】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。
【0030】文字フォントを9個のエリアに分割し、変
換前の文字フォントと変換後の文字フォントとのそれぞ
れの中央部、縦周辺部、横周辺部、四隅部のそれぞれの
比率に応じたドット数のフォントを上記変換後の文字フ
ォントの相当する位置に書き込むように構成したので、
あるサイズの文字フォントから希望するサイズの文字フ
ォントへ任意に拡大、縮小することができる。
【0031】また、A=(B−C×2)×n+C×2を
満たす整数Cの値を求めることにより、変換前と変換後
の四隅部の幅を同時に求めて文字フォントを9個のエリ
アに分割するように構成したので、簡易な変換式により
高速に文字フォントの拡大、縮小を行うことができる。
【0032】さらに、A=(B−C×2)×n+C×2
を満たすCの値が整数以外の数を含むときは、変換前又
は変換後の四隅部の幅を先に設定することにより、その
設定後の変換前又は変換後の四隅部の幅に基づきそれぞ
れ変換後又は変換前の四隅部の幅を求めるように構成し
たので、Cの値が整数以外の数でも簡易な変換式により
文字フォントの拡大、縮小を行うことができる。
【0033】また、A=(B−C×2)×n+C×2を
満たすCの値が小数点以下の数を含むときは、その小数
点以下の数を切り上げて得られた値を変換前又は変換後
の四隅部の幅とすることにより、その四隅部の幅に基づ
きそれぞれ変換後又は変換前の四隅部の幅を求めるよう
に構成したので、Cの値が小数点以下の数を含むときで
も簡易な変換式により文字フォントの拡大、縮小を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における変換前の文
字フォントと変換後の文字フォントを示す状態図であ
る。
【図2】 この発明の実施の形態1における文字フォン
トを拡大する方法を示すフローチャートである。
【図3】 この発明の実施の形態1における文字フォン
トを縮小する方法を示すフローチャートである。
【図4】 従来例の文字フォントを示す概念図である。
【符号の説明】
1 拡大前の文字フォント(縮小後の文字フォント)、
2 拡大後の文字フォント(縮小前の文字フォント)、
3 四隅部、4 縦周辺部、5 横周辺部、6中央部。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 拡大後の文字フォントを互いに直交する
    2組の平行な2直線により一つの中央部、1組の縦周辺
    部、1組の横周辺部、四つからなる四隅部の計9個のエ
    リアに分割するステップ、拡大後の文字フォントの上記
    四隅部の幅により拡大前の文字フォントを上記9個のエ
    リアに分割するステップ、上記拡大前の文字フォントと
    拡大後の文字フォントとのそれぞれの中央部、縦周辺
    部、横周辺部、四隅部のそれぞれの比率に応じたドット
    数のフォントを上記拡大後の文字フォントの相当する位
    置に書き込むステップからなる文字フォント変換方法。
  2. 【請求項2】 拡大前の文字フォントを互いに直交する
    2組の平行な2直線により一つの中央部、1組の縦周辺
    部、1組の横周辺部、四つからなる四隅部の計9個のエ
    リアに分割するステップ、拡大前の文字フォントの上記
    四隅部の幅により拡大後の文字フォントを上記9個のエ
    リアに分割するステップ、上記拡大前の文字フォントと
    拡大後の文字フォントとのそれぞれの中央部、縦周辺
    部、横周辺部、四隅部のそれぞれの比率に応じたドット
    数のフォントを上記拡大後の文字フォントの相当する位
    置に書き込むステップからなる文字フォント変換方法。
  3. 【請求項3】 縮小前の文字フォントを互いに直交する
    2組の平行な2直線により一つの中央部、1組の縦周辺
    部、1組の横周辺部、四つからなる四隅部の計9個のエ
    リアに分割するステップ、縮小前の文字フォントの上記
    四隅部の幅により縮小後の文字フォントを上記9個のエ
    リアに分割するステップ、上記縮小前の文字フォントと
    縮小後の文字フォントとのそれぞれの中央部、縦周辺
    部、横周辺部、四隅部のそれぞれの比率に応じたドット
    数のフォントを上記縮小後の文字フォントの相当する位
    置に書き込むステップからなる文字フォント変換方法。
  4. 【請求項4】 縮小後の文字フォントを互いに直交する
    2組の平行な2直線により一つの中央部、1組の縦周辺
    部、1組の横周辺部、四つからなる四隅部の計9個のエ
    リアに分割するステップ、縮小後の文字フォントの上記
    四隅部の幅により縮小前の文字フォントを上記9個のエ
    リアに分割するステップ、上記縮小前の文字フォントと
    縮小後の文字フォントとのそれぞれの中央部、縦周辺
    部、横周辺部、四隅部のそれぞれの比率に応じたドット
    数のフォントを上記縮小後の文字フォントの相当する位
    置に書き込むステップからなる文字フォント変換方法。
  5. 【請求項5】 拡大前の文字フォントのドット数Bと拡
    大後の文字フォントのドット数Aを設定するステップ、
    B×n>Aを満たす整数nを求めるステップ、A=(B
    −C×2)×n+C×2を満たす整数Cの値を求めるス
    テップ、得られたCの値により上記拡大前の文字フォン
    ト及び上記拡大後の文字フォントを一つの中央部、1組
    の縦周辺部、1組の横周辺部、四つからなる四隅部の計
    9個のエリアに分割するステップ、上記拡大前の文字フ
    ォントにおける中央部はnの2乗倍し縦周辺部は縦方向
    にn倍し横周辺部は横方向にn倍し四隅部は等倍でそれ
    ぞれ上記拡大後の文字フォントの相当する位置に書き込
    むステップからなる文字フォント変換方法。
  6. 【請求項6】 拡大前の文字フォントのドット数Bと拡
    大後の文字フォントのドット数Aを設定するステップ、
    B×n>Aを満たす整数nを求めるステップ、A=(B
    −C×2)×n+C×2を満たすCの値を求めるステッ
    プ、得られたCの値により上記拡大後の文字フォントを
    一つの中央部、1組の縦周辺部、1組の横周辺部、四つ
    からなる四隅部の計9個のエリアに分割するステップ、
    上記拡大後の文字フォントの四隅部の幅により上記拡大
    前の文字フォントを上記計9個のエリアに分割するステ
    ップ、上記拡大前の文字フォントにおける中央部はnの
    2乗倍し縦周辺部は縦方向にn倍し横周辺部は横方向に
    n倍し四隅部は等倍でそれぞれ上記拡大後の文字フォン
    トの相当する位置に書き込むステップからなる文字フォ
    ント変換方法。
  7. 【請求項7】 上記拡大前の文字フォントを一つの中央
    部、1組の縦周辺部、1組の横周辺部、四つからなる四
    隅部の計9個のエリアに分割後上記拡大前の文字フォン
    トの四隅部の幅により上記拡大後の文字フォントを上記
    計9個のエリアに分割することを特徴とする請求項6記
    載の文字フォント変換方法。
  8. 【請求項8】 上記得られたCの値が小数点以下の数を
    含むときは小数点以下の数を切り上げて得られた値によ
    り上記拡大前の文字フォントにおける縦周辺部又は横周
    辺部の幅を求め得られたその幅の値をn倍してAから差
    し引き上記拡大後の文字フォントにおける四隅部の幅を
    求め上記拡大前の文字フォントの四隅部と上記拡大後の
    文字フォントの四隅部との比率に応じたドット数のフォ
    ントを上記拡大後の文字フォントに書き込むことを特徴
    とする請求項7記載の文字フォント変換方法。
  9. 【請求項9】 縮小前の文字フォントのドット数Aと縮
    小後の文字フォントのドット数Bを設定するステップ、
    B×n>Aを満たす整数nを求めるステップ、A=(B
    −C×2)×n+C×2を満たす整数Cの値を求めるス
    テップ、得られたCの値により上記縮小前の文字フォン
    ト及び上記縮小後の文字フォントを一つの中央部、1組
    の縦周辺部、1組の横周辺部、四つからなる四隅部の計
    9個のエリアに分割するステップ、上記縮小前の文字フ
    ォントにおける中央部はnの2乗分の1に縮小し縦周辺
    部は縦方向にn分の1に縮小し横周辺部は横方向にn分
    の1に縮小し四隅部は等倍でそれぞれ上記縮小後の文字
    フォントの相当する位置に書き込むステップからなる文
    字フォント変換方法。
  10. 【請求項10】 縮小前の文字フォントのドット数Aと
    縮小後の文字フォントのドット数Bを設定するステッ
    プ、B×n>Aを満たす整数nを求めるステップ、A=
    (B−C×2)×n+C×2を満たすCの値を求めるス
    テップ、得られたCの値により上記縮小前の文字フォン
    トを一つの中央部、1組の縦周辺部、1組の横周辺部、
    四つからなる四隅部の計9個のエリアに分割するステッ
    プ、上記縮小前の文字フォントの四隅部の幅により上記
    縮小後の文字フォントを上記計9個のエリアに分割する
    ステップ、上記縮小前の文字フォントにおける中央部は
    nの2乗分の1に縮小し縦周辺部は縦方向にn分の1に
    縮小し横周辺部は横方向にn分の1に縮小し四隅部は等
    倍でそれぞれ上記縮小後の文字フォントの相当する位置
    に書き込むステップからなる文字フォント変換方法。
  11. 【請求項11】 上記縮小後の文字フォントを一つの中
    央部、1組の縦周辺部、1組の横周辺部、四つからなる
    四隅部の計9個のエリアに分割後上記縮小後の文字フォ
    ントの四隅部の幅により上記縮小前の文字フォントを上
    記計9個のエリアに分割することを特徴とする請求項1
    0記載の文字フォント変換方法。
  12. 【請求項12】 上記得られたCの値が小数点以下の数
    を含むときは小数点以下の数を切り上げて得られた値に
    より上記縮小後の文字フォントにおける縦周辺部又は横
    周辺部の幅を求め得られたその幅の値をn倍してAから
    差し引き上記縮小前の文字フォントにおける四隅部の幅
    を求め上記縮小前の文字フォントの四隅部と上記縮小後
    の文字フォントの四隅部との比率に応じたドット数のフ
    ォントを上記縮小後の文字フォントに書き込むことを特
    徴とする請求項11記載の文字フォント変換方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1496482B1 (en) * 2003-07-09 2022-04-20 NCR International, Inc. Self-service terminal

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