JPH10237670A - クロメート処理に用いるスプレー装置 - Google Patents
クロメート処理に用いるスプレー装置Info
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- JPH10237670A JPH10237670A JP3596497A JP3596497A JPH10237670A JP H10237670 A JPH10237670 A JP H10237670A JP 3596497 A JP3596497 A JP 3596497A JP 3596497 A JP3596497 A JP 3596497A JP H10237670 A JPH10237670 A JP H10237670A
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- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
- C23C22/00—Chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive liquid, leaving reaction products of surface material in the coating, e.g. conversion coatings, passivation of metals
- C23C22/73—Chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive liquid, leaving reaction products of surface material in the coating, e.g. conversion coatings, passivation of metals characterised by the process
- C23C22/76—Applying the liquid by spraying
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 スプレー停止の際に、スプレーヘッダーから
の処理液の滴下によるボタ落ち状の処理ムラの発生を低
減できる簡易なスプレー装置を提供する。 【解決手段】 水平方向に走行する鋼板上面にスプレー
ノズルからクロメート処理液を吹き付けるスプレー装置
（１）において、スプレーヘッダー（２）の上部に取り
付けた逆Ｕ字管（３）の先端にスプレーノズル（４）を
取り付けるとともに、スプレーヘッダー下部の鋼板（１
１）走行部分を外れる位置にスプレー停止時のスプレー
ヘッダー内圧を開放するための小孔（５）を設ける。ス
プレーを停止すると、スプレーヘッダー（２）の内圧が
速やかに開放され、また、逆Ｕ字管を使用しているの
で、スプレーヘッダー内の処理液がスプレーノズルから
滴下しない。
の処理液の滴下によるボタ落ち状の処理ムラの発生を低
減できる簡易なスプレー装置を提供する。 【解決手段】 水平方向に走行する鋼板上面にスプレー
ノズルからクロメート処理液を吹き付けるスプレー装置
（１）において、スプレーヘッダー（２）の上部に取り
付けた逆Ｕ字管（３）の先端にスプレーノズル（４）を
取り付けるとともに、スプレーヘッダー下部の鋼板（１
１）走行部分を外れる位置にスプレー停止時のスプレー
ヘッダー内圧を開放するための小孔（５）を設ける。ス
プレーを停止すると、スプレーヘッダー（２）の内圧が
速やかに開放され、また、逆Ｕ字管を使用しているの
で、スプレーヘッダー内の処理液がスプレーノズルから
滴下しない。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼板のクロメート
処理に用いるスプレー装置、特に鋼板の反応型クロメー
ト処理に用いるスプレー装置に関する。
処理に用いるスプレー装置、特に鋼板の反応型クロメー
ト処理に用いるスプレー装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】めっき鋼板等の鋼板にクロメート処理を
施して、耐食性や塗装性等を改善することが広く行われ
ている。クロメート処理は、処理槽を横方向に配置し、
鋼板が処理槽内を水平方向に走行する横型の処理槽を用
いて行う場合が多い。耐食性に優れるクロメート処理と
して、反応を促進するための硝酸イオンやフッ素イオン
等を含むクロメート処理液を鋼板に吹き付け、鋼板とク
ロメート処理液との反応によってクロム付着量の多いク
ロメート皮膜を形成する反応型クロメート処理がある。
施して、耐食性や塗装性等を改善することが広く行われ
ている。クロメート処理は、処理槽を横方向に配置し、
鋼板が処理槽内を水平方向に走行する横型の処理槽を用
いて行う場合が多い。耐食性に優れるクロメート処理と
して、反応を促進するための硝酸イオンやフッ素イオン
等を含むクロメート処理液を鋼板に吹き付け、鋼板とク
ロメート処理液との反応によってクロム付着量の多いク
ロメート皮膜を形成する反応型クロメート処理がある。
【０００３】横型の処理槽を用いた反応型クロメート処
理は、実公平１−１４６８３号公報や特公平５−３４４
３０号公報等に記載されている。
理は、実公平１−１４６８３号公報や特公平５−３４４
３０号公報等に記載されている。
【０００４】実公平１−１４６８３号公報には、反応型
クロメート処理装置、電解クロメート処理装置、簡易塗
装装置を鋼板の走行方向に並べて配設することが記載さ
れ、反応型クロメート処理設備として、図５に示す横型
の処理槽が記載されている。クロメート処理液は、処理
液タンク７からポンプ８で加圧されて鋼板１１の上下部
に配置された反応型処理液を鋼板に吹き付ける多数のス
プレー装置１に供給され、鋼板１１の上下面に向けてク
ロメート処理液を吹き付けて、クロメート処理を行う。
鋼板上の反応していないクロメート処理液は処理槽６の
出側にある絞りロール１０により絞り取られて受け皿９
を経て再び処理液タンク７に戻る。
クロメート処理装置、電解クロメート処理装置、簡易塗
装装置を鋼板の走行方向に並べて配設することが記載さ
れ、反応型クロメート処理設備として、図５に示す横型
の処理槽が記載されている。クロメート処理液は、処理
液タンク７からポンプ８で加圧されて鋼板１１の上下部
に配置された反応型処理液を鋼板に吹き付ける多数のス
プレー装置１に供給され、鋼板１１の上下面に向けてク
ロメート処理液を吹き付けて、クロメート処理を行う。
鋼板上の反応していないクロメート処理液は処理槽６の
出側にある絞りロール１０により絞り取られて受け皿９
を経て再び処理液タンク７に戻る。
【０００５】反応型クロメート処理は、操業条件の変化
によるクロム付着量の変動が大きくまた処理ムラが発生
しやすい。
によるクロム付着量の変動が大きくまた処理ムラが発生
しやすい。
【０００６】クロム付着量の変動や処理ムラは、クロメ
ート処理後の鋼板の耐食性、塗装性等の諸品質に影響す
るのみならず、外観的にも色調が変化し、商品価値を損
なうので、これらはできるだけ少ない方が好ましい。
ート処理後の鋼板の耐食性、塗装性等の諸品質に影響す
るのみならず、外観的にも色調が変化し、商品価値を損
なうので、これらはできるだけ少ない方が好ましい。
【０００７】処理液はスプレーノズルを用いて鋼板に吹
き付けられるが、処理ムラの発生を防止するために、ス
プレーヘッダーを鋼板進行方向に多段に配設するととも
に、各スプレーヘッダー長手方向の鋼板に対向する側に
処理液を吹き付ける多数のスプレーノズルを所定の間隔
で取付けている。
き付けられるが、処理ムラの発生を防止するために、ス
プレーヘッダーを鋼板進行方向に多段に配設するととも
に、各スプレーヘッダー長手方向の鋼板に対向する側に
処理液を吹き付ける多数のスプレーノズルを所定の間隔
で取付けている。
【０００８】また、反応型クロメート処理は、処理時間
が変化するとクロム付着量が変化する。鋼板の連続処理
設備でクロメート処理する場合、ライン速度を常に一定
にできるとは限らないので、多段に配設したスプレーノ
ズルの使用段数をライン速度に応じて調整するようにし
ている。
が変化するとクロム付着量が変化する。鋼板の連続処理
設備でクロメート処理する場合、ライン速度を常に一定
にできるとは限らないので、多段に配設したスプレーノ
ズルの使用段数をライン速度に応じて調整するようにし
ている。
【０００９】例えば、特公平５−３４４３０号公報に
は、図６に示されるように多数のスプレーブースＳ１〜
Ｓ６を配置し、ライン速度が減速時に前段スプレーブー
スのスプレーを停止することによって、クロム付着量の
変動を防止することに加えてスプレー停止の際に鋼板下
面に発生する処理ムラの発生を防止できることが記載さ
れている。
は、図６に示されるように多数のスプレーブースＳ１〜
Ｓ６を配置し、ライン速度が減速時に前段スプレーブー
スのスプレーを停止することによって、クロム付着量の
変動を防止することに加えてスプレー停止の際に鋼板下
面に発生する処理ムラの発生を防止できることが記載さ
れている。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】クロメート処理中に、
ライン速度が変化した場合、前記特公平５−３４４３０
号公報に記載されるように一部のスプレーを停止する必
要がある。また、実公平１−１４６８３号公報に記載さ
れるように、クロメート処理を併設した他の処理に変更
しあるいは無処理にする場合、全てのスプレーを停止す
る必要がある。
ライン速度が変化した場合、前記特公平５−３４４３０
号公報に記載されるように一部のスプレーを停止する必
要がある。また、実公平１−１４６８３号公報に記載さ
れるように、クロメート処理を併設した他の処理に変更
しあるいは無処理にする場合、全てのスプレーを停止す
る必要がある。
【００１１】鋼板上部のスプレー装置では、図３（ａ）
に示すように、スプレーヘッダー下部の鋼板に対向する
位置にスプレーノズルが取付けられている。そのため、
スプレーを停止した場合、スプレーヘッダー内の処理液
がなくなるまで、スプレーノズルから鋼板上面に処理液
が滴下しつづける。鋼板上に滴下した処理液がボタ落ち
状の処理ムラになり、外観不良による歩留低下となる。
に示すように、スプレーヘッダー下部の鋼板に対向する
位置にスプレーノズルが取付けられている。そのため、
スプレーを停止した場合、スプレーヘッダー内の処理液
がなくなるまで、スプレーノズルから鋼板上面に処理液
が滴下しつづける。鋼板上に滴下した処理液がボタ落ち
状の処理ムラになり、外観不良による歩留低下となる。
【００１２】本発明は、このような事情を考慮したもの
であり、スプレー停止の際に、スプレーヘッダーからの
処理液の滴下によるボタ落ち状の処理ムラの発生を低減
できる簡易なスプレー装置を提供することを目的とす
る。
であり、スプレー停止の際に、スプレーヘッダーからの
処理液の滴下によるボタ落ち状の処理ムラの発生を低減
できる簡易なスプレー装置を提供することを目的とす
る。
【００１３】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の手段は、水平方向に走行する鋼板上面にスプ
レーノズルからクロメート処理液を吹き付けるスプレー
装置において、スプレーヘッダーの上部に取り付けた逆
Ｕ字管の先端にスプレーノズルを取り付けるとともに、
スプレーヘッダー下部の鋼板走行部分を外れる位置にス
プレー停止時のスプレーヘッダー内圧を開放するための
小孔を設けたことを特徴とするクロメート処理に用いる
スプレー装置である。
の本発明の手段は、水平方向に走行する鋼板上面にスプ
レーノズルからクロメート処理液を吹き付けるスプレー
装置において、スプレーヘッダーの上部に取り付けた逆
Ｕ字管の先端にスプレーノズルを取り付けるとともに、
スプレーヘッダー下部の鋼板走行部分を外れる位置にス
プレー停止時のスプレーヘッダー内圧を開放するための
小孔を設けたことを特徴とするクロメート処理に用いる
スプレー装置である。
【００１４】
【発明の実施の形態】本発明のスプレー装置の実施の形
態について作用とともに説明する。
態について作用とともに説明する。
【００１５】図１は、本発明の実施の形態に係るスプレ
ー装置、図２は、図１のスプレー装置の断面図である。
スプレーヘッダー２の上部に逆Ｕ字管３が取付けられ、
逆Ｕ字管の端部にスプレーノズル４が取付けられてい
る。スプレーヘッダー１の鋼板走行部分を外れる位置に
小孔５が設けられている。
ー装置、図２は、図１のスプレー装置の断面図である。
スプレーヘッダー２の上部に逆Ｕ字管３が取付けられ、
逆Ｕ字管の端部にスプレーノズル４が取付けられてい
る。スプレーヘッダー１の鋼板走行部分を外れる位置に
小孔５が設けられている。
【００１６】スプレーを停止した場合、小孔５があるの
で、スプレーヘッダー２の内圧が直ちに開放されて大気
圧に等しくなる。したがって、鋼板上面に滴下する処理
液は逆Ｕ字管３の頂部Ｔからスプレーノズル４に至るま
での間にある処理液だけになるので、図３（ｂ）に示す
ように、処理液の滴下が短時間で終わり、処理液の滴下
によるボタ落ち状の処理ムラの発生を大幅に低減でき
る。
で、スプレーヘッダー２の内圧が直ちに開放されて大気
圧に等しくなる。したがって、鋼板上面に滴下する処理
液は逆Ｕ字管３の頂部Ｔからスプレーノズル４に至るま
での間にある処理液だけになるので、図３（ｂ）に示す
ように、処理液の滴下が短時間で終わり、処理液の滴下
によるボタ落ち状の処理ムラの発生を大幅に低減でき
る。
【００１７】スプレー中、小孔５から処理液が吹き出し
ているが、小孔５は、走行する最大幅の鋼板の端部を外
れるスプレーヘッダー２の下部位置にあるので、ここか
ら吹き出す処理液は鋼板に吹き付けられることなく処理
槽タンクに戻り、鋼板に処理ムラの品質影響を及ぼすこ
とがない。
ているが、小孔５は、走行する最大幅の鋼板の端部を外
れるスプレーヘッダー２の下部位置にあるので、ここか
ら吹き出す処理液は鋼板に吹き付けられることなく処理
槽タンクに戻り、鋼板に処理ムラの品質影響を及ぼすこ
とがない。
【００１８】小孔２の大きさは２〜３ｍｍφ程度で前記
効果を十分に発揮できる。また前記の大きさの小孔であ
れば、小孔を設けることによる処理液の循環量の増加は
実質的に無視できる程度の量である。
効果を十分に発揮できる。また前記の大きさの小孔であ
れば、小孔を設けることによる処理液の循環量の増加は
実質的に無視できる程度の量である。
【００１９】逆Ｕ字管は圧損が少ない。また、スプレー
ヘッダーの上部から処理液をとりだすので、処理液中に
異物があった場合にノズル詰まりを軽減できるという効
果もある。
ヘッダーの上部から処理液をとりだすので、処理液中に
異物があった場合にノズル詰まりを軽減できるという効
果もある。
【００２０】本発明の装置は、水平方向に走行する鋼板
にスプレーノズルからクロメート処理液を吹き付けてク
ロメート処理を行うために慣用されているクロメート処
理設備において、鋼板上面にクロメート処理液を吹き付
けるスプレー装置として広く使用することができる。ク
ロメート処理液が反応型クロメート処理液である場合に
効果がより大きい。
にスプレーノズルからクロメート処理液を吹き付けてク
ロメート処理を行うために慣用されているクロメート処
理設備において、鋼板上面にクロメート処理液を吹き付
けるスプレー装置として広く使用することができる。ク
ロメート処理液が反応型クロメート処理液である場合に
効果がより大きい。
【００２１】
【実施例】ライン速度が１００ｍｐｍで、サイズが０．
８×１２００ｍｍの冷延鋼板を、常法により脱脂、酸洗
後、めっき量が２０ｇ／ｍ2 の電気亜鉛めっきを行い、
次いで水洗し、クロム酸濃度１０ｇ／ｌ（Ｃｒ3+／Ｃｒ
6+比＝３）、Ｃｌイオン濃度：３ｇ／ｌ、ＮＯ3 イオン
濃度１０ｇ／ｌ、Ｆイオン濃度２ｇ／ｌの反応型クロメ
ート処理液を、温度４５℃、スプレー圧力１．０ｋｇｆ
／ｃｍ2 で吹き付けてクロメート処理中に、クロメート
処理液のスプレーを停止し、スプレー停止後のボタ落ち
状の処理ムラの発生時間と発生個数を調査した。
８×１２００ｍｍの冷延鋼板を、常法により脱脂、酸洗
後、めっき量が２０ｇ／ｍ2 の電気亜鉛めっきを行い、
次いで水洗し、クロム酸濃度１０ｇ／ｌ（Ｃｒ3+／Ｃｒ
6+比＝３）、Ｃｌイオン濃度：３ｇ／ｌ、ＮＯ3 イオン
濃度１０ｇ／ｌ、Ｆイオン濃度２ｇ／ｌの反応型クロメ
ート処理液を、温度４５℃、スプレー圧力１．０ｋｇｆ
／ｃｍ2 で吹き付けてクロメート処理中に、クロメート
処理液のスプレーを停止し、スプレー停止後のボタ落ち
状の処理ムラの発生時間と発生個数を調査した。
【００２２】本発明例のスプレー装置として、図１、図
２に示す装置において、内径が（Ｄ）５０ｍｍ、長さが
２２００ｍｍ、鋼板の走行部分を外れる下部位置に大き
さ３ｍｍφの小孔を開けたスプレーヘッダー、内径
（ｄ）が１４．２ｍｍ、Ｕ字部の曲率（ｒ）が５０ｍ
ｍ、直管部の長さ（ｈ）が４０ｍｍの逆Ｕ字管を用い
た。また、スプレーノズル４として、フラットスプレー
ノズルで共立合金社製の１／４ＫＳＳ−０６１１０相当
品（３ｋｇｆ／ｃｍ2 時の吐出量：６ｌ／ｍｉｎ、噴射
角：１１０度）を使用し、スプレーヘッダーの長手方向
にピッチ１６０ｍｍで１３個取り付けた。このスプレー
装置を、１ゾーンあたり４段設け、５ゾーンで処理し
た。
２に示す装置において、内径が（Ｄ）５０ｍｍ、長さが
２２００ｍｍ、鋼板の走行部分を外れる下部位置に大き
さ３ｍｍφの小孔を開けたスプレーヘッダー、内径
（ｄ）が１４．２ｍｍ、Ｕ字部の曲率（ｒ）が５０ｍ
ｍ、直管部の長さ（ｈ）が４０ｍｍの逆Ｕ字管を用い
た。また、スプレーノズル４として、フラットスプレー
ノズルで共立合金社製の１／４ＫＳＳ−０６１１０相当
品（３ｋｇｆ／ｃｍ2 時の吐出量：６ｌ／ｍｉｎ、噴射
角：１１０度）を使用し、スプレーヘッダーの長手方向
にピッチ１６０ｍｍで１３個取り付けた。このスプレー
装置を、１ゾーンあたり４段設け、５ゾーンで処理し
た。
【００２３】比較のために、図３（ａ）に示すようにス
プレーヘッダーの鋼板対向位置にスプレーノズルを取り
付け、スプレーヘッダーの内圧を開放するための小孔の
ないスプレーヘッダーを用いた場合について同様に調査
した。
プレーヘッダーの鋼板対向位置にスプレーノズルを取り
付け、スプレーヘッダーの内圧を開放するための小孔の
ないスプレーヘッダーを用いた場合について同様に調査
した。
【００２４】調査結果を図４に示す。比較例では、スプ
レー停止後、ボタ落ち状の処理ムラの発生が４０秒続
き、その間に積算して３０個の処理ムラが発生した。本
発明例では、スプレー停止後、直ちに処理液の滴下がな
くなったため、ボタ落ち状の処理ムラの発生はなかっ
た。
レー停止後、ボタ落ち状の処理ムラの発生が４０秒続
き、その間に積算して３０個の処理ムラが発生した。本
発明例では、スプレー停止後、直ちに処理液の滴下がな
くなったため、ボタ落ち状の処理ムラの発生はなかっ
た。
【００２５】
【発明の効果】本発明によれば、簡易な設備でありなが
らスプレー停止の際に発生する鋼板上面のボタ落ち状の
処理ムラの発生を大幅に低減でき、歩留を向上すること
ができる。
らスプレー停止の際に発生する鋼板上面のボタ落ち状の
処理ムラの発生を大幅に低減でき、歩留を向上すること
ができる。
【図１】本発明の実施の形態に係るスプレー装置の図。
【図２】本発明の実施の形態に係るスプレー装置の断面
図。
図。
【図３】スプレー停止後の処理液の滴下状態を示す図。
【図４】スプレー停止後のボタ落ち状の処理ムラの発生
状況を示す図。
状況を示す図。
【図５】横型のクロメート処理の処理槽を示す図。
【図６】先行技術のクロメート方法を示す図。
１ スプレー装置 ２ スプレーヘッダー ３ 逆Ｕ字管 ４ スプレーノズル ５ 小孔 ６ 処理槽 ７ 処理液タンク ８ ポンプ ９ 受け皿 １０ 絞りロール １１ 鋼板 Ｓ１〜Ｓ６ スプレーブース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 数村 勉 東京都千代田区丸の内一丁目１番２号 日 本鋼管株式会社内
Claims (1)
- 【請求項１】 水平方向に走行する鋼板上面にスプレー
ノズルからクロメート処理液を吹き付けるスプレー装置
において、スプレーヘッダーの上部に取り付けた逆Ｕ字
管の先端にスプレーノズルを取り付けるとともに、スプ
レーヘッダー下部の鋼板走行部分を外れる位置にスプレ
ー停止時のスプレーヘッダー内圧を開放するための小孔
を設けたことを特徴とするクロメート処理に用いるスプ
レー装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03596497A JP3221343B2 (ja) | 1997-02-20 | 1997-02-20 | クロメート処理に用いるスプレー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03596497A JP3221343B2 (ja) | 1997-02-20 | 1997-02-20 | クロメート処理に用いるスプレー装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10237670A true JPH10237670A (ja) | 1998-09-08 |
| JP3221343B2 JP3221343B2 (ja) | 2001-10-22 |
Family
ID=12456651
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03596497A Expired - Fee Related JP3221343B2 (ja) | 1997-02-20 | 1997-02-20 | クロメート処理に用いるスプレー装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3221343B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108660446A (zh) * | 2018-07-20 | 2018-10-16 | 盐城市诚益通机械制造有限责任公司 | 一种机械制造用钝化装置 |
| CN115505917A (zh) * | 2021-06-23 | 2022-12-23 | 上海梅山钢铁股份有限公司 | 一种镀锡板无铬钝化装置及工艺 |
-
1997
- 1997-02-20 JP JP03596497A patent/JP3221343B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108660446A (zh) * | 2018-07-20 | 2018-10-16 | 盐城市诚益通机械制造有限责任公司 | 一种机械制造用钝化装置 |
| CN115505917A (zh) * | 2021-06-23 | 2022-12-23 | 上海梅山钢铁股份有限公司 | 一种镀锡板无铬钝化装置及工艺 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3221343B2 (ja) | 2001-10-22 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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