JPH10237542A - 脆化抑制高強度ダクタイル鋳鉄 - Google Patents
脆化抑制高強度ダクタイル鋳鉄Info
- Publication number
- JPH10237542A JPH10237542A JP5836397A JP5836397A JPH10237542A JP H10237542 A JPH10237542 A JP H10237542A JP 5836397 A JP5836397 A JP 5836397A JP 5836397 A JP5836397 A JP 5836397A JP H10237542 A JPH10237542 A JP H10237542A
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- Japan
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- coating
- ductile cast
- embrittlement
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高強度ダクタイル鋳鉄が、水に濡れると引張
り強度及び伸びが著しく低下し、脆化現象を生じるとい
う不都合を解消する。 【解決手段】 オーステンパ処理ダクタイル鋳鉄及び焼
きならし処理鋳鉄では、表面にフェライト層を形成させ
る、または表面に塗装による塗膜又はめっき層を形成さ
せる、または表面に錆止め油又は潤滑油を塗布する。表
面にフェライト層を形成させた後、塗装による塗膜又は
めっき層を形成させる、または錆止め油又は潤滑油を塗
布するとさらに効果がある。鋳放しダクタイル鋳鉄で
は、表面塗装による塗膜又はめっき層を形成させる、ま
たは表面に錆止め油又は潤滑油を塗布する。
り強度及び伸びが著しく低下し、脆化現象を生じるとい
う不都合を解消する。 【解決手段】 オーステンパ処理ダクタイル鋳鉄及び焼
きならし処理鋳鉄では、表面にフェライト層を形成させ
る、または表面に塗装による塗膜又はめっき層を形成さ
せる、または表面に錆止め油又は潤滑油を塗布する。表
面にフェライト層を形成させた後、塗装による塗膜又は
めっき層を形成させる、または錆止め油又は潤滑油を塗
布するとさらに効果がある。鋳放しダクタイル鋳鉄で
は、表面塗装による塗膜又はめっき層を形成させる、ま
たは表面に錆止め油又は潤滑油を塗布する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高強度ダクタイル
鋳鉄に関し、更に詳細には、水による脆化を抑制できる
高強度ダクタイル鋳鉄に関する。
鋳鉄に関し、更に詳細には、水による脆化を抑制できる
高強度ダクタイル鋳鉄に関する。
【0002】
【従来の技術】高強度ダクタイル鋳鉄が、水に濡れると
脆化する現象は、今迄知られていなかった。引張り強度
120Kg/mm2 以上のオーステンパ処理したダクタ
イル鋳鉄から成る仮設構造物用組立金具、又はオーステ
ンパ処理したダクタイル鋳鉄、焼きならし処理したダク
タイル鋳鉄、及び高強度の鋳放したダクタイル鋳鉄のテ
ストピースに脆化現象が生じた。
脆化する現象は、今迄知られていなかった。引張り強度
120Kg/mm2 以上のオーステンパ処理したダクタ
イル鋳鉄から成る仮設構造物用組立金具、又はオーステ
ンパ処理したダクタイル鋳鉄、焼きならし処理したダク
タイル鋳鉄、及び高強度の鋳放したダクタイル鋳鉄のテ
ストピースに脆化現象が生じた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】高強度ダクタイル鋳鉄
が、水に濡れると引張り強度及び伸びが著しく低下し、
脆化現象が生じるという不都合を解消し、水に濡れても
引張り強度及び伸びの低下を防ぎ、且つ脆化現象が生じ
ない高強度ダクタイル鋳鉄を提供することを目的として
いる。
が、水に濡れると引張り強度及び伸びが著しく低下し、
脆化現象が生じるという不都合を解消し、水に濡れても
引張り強度及び伸びの低下を防ぎ、且つ脆化現象が生じ
ない高強度ダクタイル鋳鉄を提供することを目的として
いる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、オーステンパ処理ダクタイル鋳鉄、焼き
ならし処理ダクタイル鋳鉄では、表面に少なくとも20
μm以上のフェライト層を形成したことを特徴とする。
また塗装による塗膜又はめっき層を形成したことを特徴
とする。更にまた錆止め油又は潤滑油を塗布したことを
特徴とする。更にまた表面に少なくとも20μm以上の
フェライト層を形成し、その上に塗装による塗膜又はめ
っき層を形成したことを特徴とする。更にまた表面に少
なくとも20μm以上のフェライト層を形成し、その上
に錆止め油又は潤滑油を塗布したことを特徴とする。
決するために、オーステンパ処理ダクタイル鋳鉄、焼き
ならし処理ダクタイル鋳鉄では、表面に少なくとも20
μm以上のフェライト層を形成したことを特徴とする。
また塗装による塗膜又はめっき層を形成したことを特徴
とする。更にまた錆止め油又は潤滑油を塗布したことを
特徴とする。更にまた表面に少なくとも20μm以上の
フェライト層を形成し、その上に塗装による塗膜又はめ
っき層を形成したことを特徴とする。更にまた表面に少
なくとも20μm以上のフェライト層を形成し、その上
に錆止め油又は潤滑油を塗布したことを特徴とする。
【0005】また高強度の鋳放しダクタイル鋳鉄では、
塗装による塗膜又はめっき層を形成したことを特徴とす
る。更にまた錆止め油又は潤滑油を塗布したことを特徴
とする。
塗装による塗膜又はめっき層を形成したことを特徴とす
る。更にまた錆止め油又は潤滑油を塗布したことを特徴
とする。
【0006】
【作用】オーステンパ処理ダクタイル鋳鉄,焼きならし
処理ダクタイル鋳鉄では、表面に少なくとも20μm以
上のフェライト層を形成し、また塗装による塗膜又はめ
っき層を形成し、また錆止め油または潤滑油を塗布し、
更にまた表面に少なくとも20μm以上のフェライト層
を形成し、その上に塗装による塗膜又はめっき層を形成
し、更にまた表面に少なくとも20μm以上のフェライ
ト層を形成し、その上に錆止め油又は潤滑油を塗布し、
一方高強度の鋳放しダクタイル鋳鉄では、塗装による塗
膜又はめっき層を形成し、また錆止め油又は潤滑油を塗
布しているので、高強度ダクタイル鋳鉄が水に濡れても
脆化する現象を抑制することができる。
処理ダクタイル鋳鉄では、表面に少なくとも20μm以
上のフェライト層を形成し、また塗装による塗膜又はめ
っき層を形成し、また錆止め油または潤滑油を塗布し、
更にまた表面に少なくとも20μm以上のフェライト層
を形成し、その上に塗装による塗膜又はめっき層を形成
し、更にまた表面に少なくとも20μm以上のフェライ
ト層を形成し、その上に錆止め油又は潤滑油を塗布し、
一方高強度の鋳放しダクタイル鋳鉄では、塗装による塗
膜又はめっき層を形成し、また錆止め油又は潤滑油を塗
布しているので、高強度ダクタイル鋳鉄が水に濡れても
脆化する現象を抑制することができる。
【0007】
(実施例1)テストピース−1の準備 オーステナイト化処理900℃×1.5〜2h及び恒温
変態処理330℃×1.5hで、ダクタイル鋳鉄製仮設
構造物組立金具(以下、G型金具と称す)にオーステン
パ処理を施した。G型金具の表面のフェライト層厚さ
は、オーステナイト化時の保持時間と雰囲気(フェライ
ト層を形成する場合は大気雰囲気,フェライト層を形成
させない場合は窒素ガス雰囲気)をコントロールし調整
した。塗装はフタル酸樹脂エナメルを使用し、平均29
μmの厚さの塗膜を形成した。錆止め油剤の塗布には、
錆止め潤滑油を使用した。これらを適当に組み合わせ、
テストピース−1とした。
変態処理330℃×1.5hで、ダクタイル鋳鉄製仮設
構造物組立金具(以下、G型金具と称す)にオーステン
パ処理を施した。G型金具の表面のフェライト層厚さ
は、オーステナイト化時の保持時間と雰囲気(フェライ
ト層を形成する場合は大気雰囲気,フェライト層を形成
させない場合は窒素ガス雰囲気)をコントロールし調整
した。塗装はフタル酸樹脂エナメルを使用し、平均29
μmの厚さの塗膜を形成した。錆止め油剤の塗布には、
錆止め潤滑油を使用した。これらを適当に組み合わせ、
テストピース−1とした。
【0008】テストピース−1の化学分析結果は、以下
の通りである。
の通りである。
【0009】
【表1】
【0010】テストピース−1にティッシュペーパーを
巻き、このティッシュペーパーに水を含浸させて、引張
り試験用試料とした。比較例として、テストピース−1
にティッシュペーパーを巻かない物及び巻いた物を用い
た。両者の引張り試験で得られた引張り強さ(ton)
を表2に示す。
巻き、このティッシュペーパーに水を含浸させて、引張
り試験用試料とした。比較例として、テストピース−1
にティッシュペーパーを巻かない物及び巻いた物を用い
た。両者の引張り試験で得られた引張り強さ(ton)
を表2に示す。
【0011】
【表2】
【0012】表2の結果より、本発明品は比較例と比較
して、乾燥状態の比較例と同等な引張り強さであり、且
つ水濡れ状態の比較例よりも大きい引張り強さであり、
脆化現象を防止できることが判る。
して、乾燥状態の比較例と同等な引張り強さであり、且
つ水濡れ状態の比較例よりも大きい引張り強さであり、
脆化現象を防止できることが判る。
【0013】(実施例2)テストピース−2の準備 オーステナイト化処理900℃×1〜2.5h及び恒温
変態処理330℃×1.5hで、JIS4号引張り試験
片にオーステンパ処理を施した。表面のフェライト層厚
さは、実施例1と同様にオーステナイト化時の保持時間
と雰囲気をコントロールし調整した。塗装は、フタル酸
樹脂エナメルを使用し、平均39μmの厚さの塗膜を形
成した。錆止め油剤の塗布には、錆止め潤滑油を使用し
た。これらを適当に組み合わせ、テストピース−2とし
た。
変態処理330℃×1.5hで、JIS4号引張り試験
片にオーステンパ処理を施した。表面のフェライト層厚
さは、実施例1と同様にオーステナイト化時の保持時間
と雰囲気をコントロールし調整した。塗装は、フタル酸
樹脂エナメルを使用し、平均39μmの厚さの塗膜を形
成した。錆止め油剤の塗布には、錆止め潤滑油を使用し
た。これらを適当に組み合わせ、テストピース−2とし
た。
【0014】テストピース−2の化学分析結果は、以下
の通りである。
の通りである。
【0015】
【表3】
【0016】実施例1と同様に、テストピース−2にテ
ィッシュペーパーを巻き、このティッシュペーパーに水
を含浸させて、引張り試験用試料とした。比較例とし
て、テストピース−2にティッシュペーパーを巻かない
物及び巻いた物を用いた。両者の引張り試験で得られた
引張り強さ(N/mm2 )及び伸び(%)を表4に示
す。
ィッシュペーパーを巻き、このティッシュペーパーに水
を含浸させて、引張り試験用試料とした。比較例とし
て、テストピース−2にティッシュペーパーを巻かない
物及び巻いた物を用いた。両者の引張り試験で得られた
引張り強さ(N/mm2 )及び伸び(%)を表4に示
す。
【0017】
【表4】
【0018】表4の結果より、本発明品の引張り強さ
は、比較例と比較して乾燥状態の比較例と同等で水濡れ
状態の比較例より大きな引張り強さであり、又伸びは比
較例と比較して乾燥状態の比較例と同等もしくはそれ以
下ではあるが、水濡れ状態の比較例より大きく、脆化現
象を抑制できることが判る。
は、比較例と比較して乾燥状態の比較例と同等で水濡れ
状態の比較例より大きな引張り強さであり、又伸びは比
較例と比較して乾燥状態の比較例と同等もしくはそれ以
下ではあるが、水濡れ状態の比較例より大きく、脆化現
象を抑制できることが判る。
【0019】(実施例3)テストピース−3の準備 焼きならし処理温度900℃×1〜2hでオーステナイ
ト化処理後空冷し、JIS4号引張り試験片に焼きなら
し処理を施した。表面のフェライト層厚さは、オーステ
ナイト化の保持時間でコントロールした。表面にフェラ
イト層のないテストピースは、丸棒状態で焼きならし処
理した後、JIS4号引張り試験片に加工して作製し
た。塗装はフタル酸樹脂エナメルを使用し、平均36μ
mの厚さの塗膜を形成した。錆止め油剤の塗布には、錆
止め潤滑油を使用した。これらを適当に組み合わせ、テ
ストピース−3とした。
ト化処理後空冷し、JIS4号引張り試験片に焼きなら
し処理を施した。表面のフェライト層厚さは、オーステ
ナイト化の保持時間でコントロールした。表面にフェラ
イト層のないテストピースは、丸棒状態で焼きならし処
理した後、JIS4号引張り試験片に加工して作製し
た。塗装はフタル酸樹脂エナメルを使用し、平均36μ
mの厚さの塗膜を形成した。錆止め油剤の塗布には、錆
止め潤滑油を使用した。これらを適当に組み合わせ、テ
ストピース−3とした。
【0020】テストピース−3の化学分析結果は、以下
の通りである。
の通りである。
【0021】
【表5】
【0022】実施例1と同様に、テストピース−3にテ
ィッシュペーパーを巻き、このティッシュペーパーに水
を含浸させて、引張り試験用試料とした。比較例とし
て、テストピース−3にティッシュペーパーを巻かない
物及び巻いた物を用いた。両者の引張り試験で得られた
引張り強さ(N/mm2 )及び伸び(%)を表6に示
す。
ィッシュペーパーを巻き、このティッシュペーパーに水
を含浸させて、引張り試験用試料とした。比較例とし
て、テストピース−3にティッシュペーパーを巻かない
物及び巻いた物を用いた。両者の引張り試験で得られた
引張り強さ(N/mm2 )及び伸び(%)を表6に示
す。
【0023】
【表6】
【0024】表6の結果より、本発明品の引張り強さ
は、比較例と比較して乾燥状態の比較例と同等で水濡れ
状態の比較例より大きな引張り強さであり、又伸びは比
較例と比較して乾燥状態の比較例と同等もしくはそれ以
下であるが、水濡れ状態の比較例より大きく、脆化現象
を抑制できることが判る。
は、比較例と比較して乾燥状態の比較例と同等で水濡れ
状態の比較例より大きな引張り強さであり、又伸びは比
較例と比較して乾燥状態の比較例と同等もしくはそれ以
下であるが、水濡れ状態の比較例より大きく、脆化現象
を抑制できることが判る。
【0025】(実施例4)テストピース−4の準備 高強度の鋳放しダクタイル鋳鉄から、JIS4号引張り
試験片を作製した。塗装はフタル酸樹脂エナメルを使用
し、平均40μmの厚さの塗膜を形成した。錆止め油剤
の塗布には、錆止め潤滑油を使用した。これらをテスト
ピース−4とした。
試験片を作製した。塗装はフタル酸樹脂エナメルを使用
し、平均40μmの厚さの塗膜を形成した。錆止め油剤
の塗布には、錆止め潤滑油を使用した。これらをテスト
ピース−4とした。
【0026】テストピース−4の化学分析結果は、以下
の通りである。
の通りである。
【0027】
【表7】
【0028】実施例1と同様に、テストピース−4にテ
ィッシュペーパーを巻き、このティッシュペーパーに水
を含浸させて、引張り試験用試料とした。比較例とし
て、テストピース−4にティッシュペーパーを巻かない
物及び巻いた物を用いた。両者の引張り試験で得られた
引張り強さ(N/mm2 )及び伸び(%)を表8に示
す。
ィッシュペーパーを巻き、このティッシュペーパーに水
を含浸させて、引張り試験用試料とした。比較例とし
て、テストピース−4にティッシュペーパーを巻かない
物及び巻いた物を用いた。両者の引張り試験で得られた
引張り強さ(N/mm2 )及び伸び(%)を表8に示
す。
【0029】
【表8】
【0030】表8の結果より、本発明品の引張り強さ
は、比較例と比較して乾燥状態の比較例と同等で水濡れ
状態の比較例より大きな引張り強さであり、又伸びは比
較例と比較して乾燥状態の比較例と同等もしくはそれ以
下であるが、水濡れ状態の比較例より大きく、脆化現象
を抑制できることが判る。
は、比較例と比較して乾燥状態の比較例と同等で水濡れ
状態の比較例より大きな引張り強さであり、又伸びは比
較例と比較して乾燥状態の比較例と同等もしくはそれ以
下であるが、水濡れ状態の比較例より大きく、脆化現象
を抑制できることが判る。
【0031】
【発明の効果】オーステンパ処理ダクタイル鋳鉄,焼き
ならし処理ダクタイル鋳鉄では、表面に少なくとも20
μm以上のフェライト層を形成したことを特徴とする。
また塗装による塗膜又はめっき層を形成し、また錆止め
油又は潤滑油を塗布し、更にまた表面に少なくとも20
μm以上のフェライト層を形成し、その上に塗装による
塗膜又はめっき層を形成し、更にまた表面に少なくとも
20μm以上のフェライト層を形成し、その上に錆止め
油又は潤滑油を塗布し、また高強度の鋳放しダクタイル
鋳鉄では、塗装による塗膜又はめっき層を形成し、更に
また錆止め油又は潤滑油を塗布しているので、水に濡れ
ても脆化を抑制できる高強度のダクタイル鋳鉄を得るこ
とができる。
ならし処理ダクタイル鋳鉄では、表面に少なくとも20
μm以上のフェライト層を形成したことを特徴とする。
また塗装による塗膜又はめっき層を形成し、また錆止め
油又は潤滑油を塗布し、更にまた表面に少なくとも20
μm以上のフェライト層を形成し、その上に塗装による
塗膜又はめっき層を形成し、更にまた表面に少なくとも
20μm以上のフェライト層を形成し、その上に錆止め
油又は潤滑油を塗布し、また高強度の鋳放しダクタイル
鋳鉄では、塗装による塗膜又はめっき層を形成し、更に
また錆止め油又は潤滑油を塗布しているので、水に濡れ
ても脆化を抑制できる高強度のダクタイル鋳鉄を得るこ
とができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C22C 37/04 C22C 37/04 E
Claims (12)
- 【請求項1】 オーステンパ処理を施した鋳鉄の表面
に、少なくとも20μm以上のフェライト層を形成した
ことを特徴とする脆化抑制高強度ダクタイル鋳鉄。 - 【請求項2】 オーステンパ処理を施した鋳鉄の表面
に、少なくとも20μm以上のフェライト層を形成し、
その上に塗装による塗膜又はめっき層を形成したことを
特徴とする脆化抑制高強度ダクタイル鋳鉄。 - 【請求項3】 オーステンパ処理を施した鋳鉄の表面
に、少なくとも20μm以上のフェライト層を形成し、
その上に錆止め油又は潤滑油を塗布したことを特徴とす
る脆化抑制高強度ダクタイル鋳鉄。 - 【請求項4】 オーステンパ処理を施した鋳鉄の表面に
塗装による塗膜またはめっき層を形成したことを特徴と
する脆化抑制高強度ダクタイル鋳鉄。 - 【請求項5】 オーステンパ処理を施した鋳鉄の表面に
錆止め油又は潤滑油を塗布したことを特徴とする脆化抑
制高強度ダクタイル鋳鉄。 - 【請求項6】 焼きならし処理を施した鋳鉄の表面に、
少なくとも20μm以上のフェライト層を形成したこと
を特徴とするダクタイル鋳鉄。 - 【請求項7】 焼きならし処理を施した鋳鉄の表面に少
なくとも20μm以上のフェライト層を形成し、その上
に塗装による塗膜又はめっき層を形成したことを特徴と
する脆化抑制高強度ダクタイル鋳鉄。 - 【請求項8】 焼きならし処理を施した鋳鉄の表面に少
なくとも20μm以上のフェライト層を形成し、その上
に錆止め油又は潤滑油を塗布したことを特徴とする脆化
抑制高強度ダクタイル鋳鉄。 - 【請求項9】 焼きならし処理を施した鋳鉄の表面に塗
装による塗膜又はめっき層を形成したことを特徴とする
脆化抑制高強度ダクタイル鋳鉄。 - 【請求項10】 焼きならし処理を施した鋳鉄の表面に
錆止め油又は潤滑油を塗布したことを特徴とする脆化抑
制高強度ダクタイル鋳鉄。 - 【請求項11】 鋳放し鋳鉄の表面に塗装による塗膜又
はめっき層を形成したことを特徴とする脆化抑制高強度
ダクタイル鋳鉄。 - 【請求項12】 鋳放し鋳鉄の表面に錆止め油又は潤滑
油を塗布したことを特徴とするダクタイル鋳鉄。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5836397A JPH10237542A (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | 脆化抑制高強度ダクタイル鋳鉄 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5836397A JPH10237542A (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | 脆化抑制高強度ダクタイル鋳鉄 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001338509A Division JP3863757B2 (ja) | 2001-11-02 | 2001-11-02 | ダクタイル鋳鉄の脆化抑制方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10237542A true JPH10237542A (ja) | 1998-09-08 |
Family
ID=13082245
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5836397A Pending JPH10237542A (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | 脆化抑制高強度ダクタイル鋳鉄 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10237542A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000167483A (ja) * | 1998-12-10 | 2000-06-20 | Tokyo Tekko Co Ltd | 鋳物製鉄筋継手の耐水塗装法 |
-
1997
- 1997-02-26 JP JP5836397A patent/JPH10237542A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000167483A (ja) * | 1998-12-10 | 2000-06-20 | Tokyo Tekko Co Ltd | 鋳物製鉄筋継手の耐水塗装法 |
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