JPH10237036A - アミジンの製造法 - Google Patents

アミジンの製造法

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JPH10237036A
JPH10237036A JP9058540A JP5854097A JPH10237036A JP H10237036 A JPH10237036 A JP H10237036A JP 9058540 A JP9058540 A JP 9058540A JP 5854097 A JP5854097 A JP 5854097A JP H10237036 A JPH10237036 A JP H10237036A
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JP
Japan
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hcl
och
amidine
solid
imide
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JP9058540A
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Takeshi Sagara
武 相良
Satoshi Ito
智 伊藤
Seita Koito
清太 小糸
Akira Nishioka
亮 西岡
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MSD KK
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Banyu Phamaceutical Co Ltd
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】新規なアミジンの製造法の提供。 【解決手段】固相粒子に固定化されたアミンとイミドエ
ステル酸付加塩をハロゲン化低級炭化水素、有機塩基及
び低級アルコールの存在下に反応させ、さらに必要に応
じて脱保護したのちに固相粒子から遊離させるアミジン
の製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアミジンの新規な固
相合成法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アミジン誘導体には種々の薬理活性を示
す化合物が多く知られ、医薬の分野で重要な化合物であ
る。例えばNーωー(イミノアルキル)アミノーαーア
ミノ酸及びその誘導体はニトリックオキシドシンターゼ
の阻害剤として有用である(Rees,D.D.ら、
(1990)Br.J.Pharmacol., 10
1,746−752、;McCall,T.B.ら、
(1991)ibid.,102,234−238;M
oore,W.M.ら、(1994)J.Med.Ch
em.,37,3886−3888、米国特許第931
021号参照)。これらの化合物は一般的にNーαーア
ミノ基が保護されたωーアミノーαーアミノ酸を弱アル
カリ性水溶液中でアルキルカルボイミド低級アルキルエ
ステル塩酸塩と反応させることによって合成される。し
かし、このような合成法では反応中のpH制御が必要で
あり、また、生成したアミジンを水溶液から抽出するた
めにイオン交換樹脂に吸着、溶出して濃縮する必要があ
り、操作の煩雑性から多種の誘導体の合成、あるいは、
大量の合成には困難をともなっていた。
【0003】イミド低級アルキルエステル酸付加塩とア
ミンを用いるアミジン形成反応は、通常の液相反応にお
いては極性溶媒中、例えばメタノール中、室温、あるい
は加温下で行われるが(Patai,S.,The c
hemistry of amidines and
imidates,1975,John Wiley&
Sons,Inc.など参照)、この反応条件を固相
反応に適用した場合には反応が全く進行しないか、ある
いは極めて遅く、目的のアミジンを高収率で得ることは
できない。また、固相反応でのアミジン合成の例では
(Chenera,B.,ら,WO95/16712)
イミドエステルと担体上のアミンをトルエン中、100
℃に加熱して行うため、アミノ酸誘導体をアミン成分と
して用いた場合にはラセミ化の危険が常に伴う
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来の液相中
の合成法より効率よく簡便に光学的に活性なアミジンを
合成し得る方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、固体粒子
に固定化されたアミンに、ハロゲン化炭化水素、塩基と
低級アルコール混合液の存在下に、特に好ましくは塩化
メチレン、トリエチルアミンとメタノールの混合液の存
在下にイミドエステルを反応させることにより反応液の
pH制御の必要がなく、また、生成したアミジンと過剰
のイミドエステル、反応副生成物との分離が容易になる
こと、温和な条件下で反応を行うためラセミ化を避ける
ことができること、さらには固体粒子から生成物を遊離
をすることによってアミジンを高純度で得ることができ
ることを見出し本発明を完成したものである。以下に、
明細書中で用いられている略号及び用語の意味を説明す
る。略号 Fmoc 9−フルオレニルメトキシカルボニル Boc tert−ブトキシカルボニル c−Pro シクロプロピル c−Pen シクロペンチル Ph フェニル EDCI 1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジ イミド HOBt 1−ヒドロキシ−1H−ベンゾトリアゾール HBTU 2−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1, 3,3−テトラメチルウロニウム ヘキサフロロホスフェート用語 アミンとは1級または2級アミンであって、更に、固相
担体と化学結合を形成し得る少なくとももう一つの官能
基を有する化合物を意味し、例えば、グリシン、アラニ
ン、β−アラニン等のアミノ酸;グルタミン酸−γ−t
−ブチルエステル等のカルボキシ保護アミノ酸;ザルコ
シン、プロリン、テトラヒドロイソキノリン−3−カル
ボン酸等のイミノ酸;α−アミノ基がBoc基、Fmo
c基などで保護された、あるいはアシル化されたp−ア
ミノフェニルアラニン、p−アミノメチルフェニルアラ
ニン、p−アミノフェニルグリシン、p−アミノメチル
フェニルグリシン等;α−アミノ基がBoc基、Fmo
c基などで保護された、あるいはアシル化されたオルニ
チン,リジン等のω−アミノ−α−保護アミノ酸等を意
味する。
【0006】イミドエステル酸付加塩とは、式:R−
(CH=NH)OR1(ここに、Rは例えば、メチル、
エチル プロピル、イソプルピル、ブチル、イソブチ
ル、sec−ブチル、ペンチル、イソペンチル、sec
−ペンチル、ヘキシル等の低級アルキル基、例えば、プ
ロペニル、ブテニル、ペンテニル、ヘキセニル等の低級
アルケニル基、例えば、ブチニル、ペンチニル、ヘキシ
ニル等の低級アルキニル基、例えば、シクロプロピル、
シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル等のシ
クロアルキル基、例えば、フェニル、ナフチル等のアリ
ール基、ベンジル、フェネチル、フェニルプロピル等の
アリールアルキル基等、例えば、シンナミル基、フェニ
ルプロペニル基等のアリールアルケニル基、R1は低級
アルキル基等を意味する)で表される化合物の酸付加塩
を意味する。この中、イミドメチルエステル塩酸塩、イ
ミドエチルエステル塩酸塩などのイミドの低級アルキル
エステルが好ましい。塩を形成する酸としては、塩酸、
臭化水素酸、ヨウ化水素酸を挙げることができる。
【0007】アミジンとは、上記アミンとイミドエステ
ル酸付加塩の縮合により生成される、式:R−(CH=
NH)NHR2(ここに、Rは上記の意味を有し、R2
アミン残基を意味する)で表される化合物を意味する。
【0008】固相粒子とは、固相反応用坦体として通常
に用いられる担体を意味し、例えばポリスチレン、ポリ
スチレン−ジビニルベンゼン共重合体、ポリアクリルア
ミド、ポリエチレングリコール;それらの混成物にヒド
ロキシ基、アミノ基等の官能基を導入した100−40
0メッシュのポリマー;あるいはそれらのポリマー上の
官能基にヒドロキシメチルフェノキシ酢酸、4−
(2’,4’−ジメトキシフェニル−Fmoc−アミノ
メチル)フェノキシ酢酸等のリンカーを結合させたもの
などを挙げることができる次に、本発明の固相法アミジ
ン製造法について詳細に説明する。
【0009】本発明のアミジン製造法は、1)固相反応
担体に、保護されたアミン誘導体またはアミノ基に変換
可能な官能基を持つ化合物を化学結合させることにより
導入する工程、2)アミノ基の保護基を除去するか、ア
ミノ基に変換可能な官能基をアミノ基に変換する工程、
3)固相坦体に保持されたアミンとイミドエステル塩酸
塩を作用させる工程、4)固相坦体上のアミジン誘導体
を必要に応じて脱保護、さらには誘導化の反応を行った
後に固相坦体から遊離させる方法からなる。工程1)の説明 固相反応用坦体としては通常の固相反応に用いられる上
記の固相反応用坦体、例えばポリスチレンージビニルベ
ンゼン共重合体、ポリアクリルアミドなどの坦体を用い
ることができる。また、アミンとしては前記で定義した
各種の一級アミン、二級アミンを用いることができ、固
相坦体への導入時の保護基としては一般の有機合成に使
われるFmoc、Bocなどの保護基を用いることがで
きる(例えばGreene,T.ら、Protecti
ve Groups in Organic Synt
hesis, Second Edition,199
1,John Wiley & Sons, Inc.
参照)。アミン誘導体と固相坦体との結合は通常の固相
合成と同様にポリマー上のヒドロキシ基、アミノ基など
の官能基と、あるいはリンカー上のヒドロキシ基、アミ
ノ基などの官能基とアミド結合、エステル結合などによ
って形成される(例えばJung,G.ら、(199
6);Angew.Chem.Int.Ed.Eng
l.,35,17−42参照)。例えば、アミノ基、及
び側鎖上の官能基など他の官能基が保護されたアミノ酸
を固相担体上のヒドロキシ基、あるいはアミノ基に結合
させるには、塩化メチレン、ジメチルホルムアミドなど
の有機溶媒中で、EDCI−HOBt,HBTU−HO
Btなどの縮合試薬を室温で作用させる。特に、Nーω
ー(イミノアルキル)アミノーαーアミノ酸の原料とな
る保護されたNーωーアミノーαーアミノ酸は、多くの
場合容易に入手することが可能であり、また、固相反応
用坦体も種々のリンカーを有するものを容易に入手する
ことができる。従って、本発明の方法によってNーωー
(イミノアルキル)アミノーαーアミノ酸、あるいは、
その誘導体を合成するに際しては原料の入手がきわめて
容易である。工程2)の説明 アミノ基の脱保護反応は用いた保護基と固相坦体との結
合様式に応じた方法で行われる。例えば、Fmoc基の
除去は有機溶媒中でピペリジンを用いて行われ、Boc
基の除去は有機溶媒中でトリフルオロ酢酸あるいは塩化
水素を用いて行われる。
【0010】また、担体に結合した後にアミノ基に誘導
する方法としては、ハロゲノカルボン酸、例えばブロム
酢酸等を上述の方法によって固相担体に結合させた後
に、i)一級アミン、例えばベンジルアミンなどを有機
溶媒中で反応させて二級アミンを得る方法(Zucke
rmann,R.N.,ら(1992),J.Am.C
hem.Soc.,114,10646−10647な
ど)、ii)アジ化ナトリウムなどのアジ化剤を用いて
アジド化し、塩化スズなどで還元して一級アミンを得る
方法(Kick,E.K.ら(1995),J.Me
d.Chem.,38,1427)が挙げられる。工程3)−4)の説明 アミジン形成反応は有機溶媒中、室温で、固相坦体に保
持されたアミンとイミドエステル塩酸塩を作用させるこ
とによって行われる。イミドエステル塩酸塩としてはイ
ミドメチルエステル塩酸塩、イミドエチルエステル塩酸
塩などのイミドの低級アルキルエステルが好ましい。具
体的には、CH3(C=NH)OCH3・HCl、(CH
32CH2CH2(C=NH)OCH3・HClのような
アルキルイミドエステル類、c−Pro−(C=NH)
OCH3・HCl、c−Pen−(C=NH)OCH3
HClのようなシクロアルキルイミドエステル類、Ph
(C=NH)OCH3・HClのようなアリールイミド
エステル類、PhCH2(C=NH)OCH3・HCl、
Ph(CH22(C=NH)OCH3・HCl、Ph
(CH23(C=NH)OCH3・HClのようなアリ
ールアルキルイミドエステル類、PhCH=CH(C=
NH)OCH3・HClのようなアリールアルケニルイ
ミドエステル類等を挙げることができる。
【0011】これらのイミド低級アルキルエステル酸付
加塩は、例えば対応するニトリルに低級アルコール中で
塩化水素を作用させることによって得られる。
【0012】アミジン形成反応において、反応溶媒とし
てはハロゲン化炭化水素、有機塩基と低級アルコールの
混合物、特に塩化メチレン、トリエチルアミンとメタノ
ールの混合液が好適に用いられ、アミン成分に対して1
〜10等量のイミドエステル塩酸塩を添加して1〜24
時間室温で振とうすることによって反応は完結する。
【0013】生成した固相坦体上のアミジン誘導体を必
要に応じて脱保護、さらには誘導化の反応を行った後に
通常の固相合成に用いられる方法で固相坦体から遊離さ
せることにより目的のアミジンを得ることができる。
【0014】このようにして得られたアミジンの光学純
度は、例えばキラル充填剤を用いたHPLCを用いて容
易に確かめることができる。
【0015】以下に、本発明の方法で製造したアミジン
の光学純度を示す。 (1)試験方法 CROWNPAC CR(+)(4.6φХ150m
m,ダイセル工業化学)を取りつけたHPLCシステム
(JASCO 800シリーズ、日本分光)を用いて分
析した。移動相としては、HClO4水溶液(pH1.
5):メタノール=9:1を用い、流速は1.0ml/
min.,室温とし検出は220nmの吸収測定によっ
て行った。
【0016】(2)試験結果 実施例7で得られた化合物の光学純度は99%であり、
実施例11で得られた化合物の光学純度は98%であっ
た。
【0017】以下に、実施例を挙げて本発明を具体的に
説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるも
のではない。
【0018】
【発明の実施の形態】
【0019】
【実施例】
実施例1LーNーωー(1ーイミノエチル)リジンの合成 Wangレジンに保持されたL−N−α−Fmoc−リ
ジン0.3g(保持量0.77mmole/g)を塩化
メチレン1mlに懸濁させたのち、CH3(C=NH)
OCH3・HCl1.16mmole、トリエチルアミ
ン750μl、無水メタノール1ml、塩化メチレン3
mlを加えて室温で一晩振とうする。レジンを塩化メチ
レン、塩化メチレンーメタノール混液、ジメチルホルム
アミドで順に洗浄した後に、20%ピペリジンージメチ
ルホルムアミドで室温、30分間処理して、ジメチルホ
ルムアミドで洗浄する。この20%ピペリジンージメチ
ルホルムアミドによる室温、30分間処理を3回繰り返
した後にジメチルホルムアミド、塩化メチレンーメタノ
ール混液、塩化メチレンで順に洗浄する。レジンを30
%トリフロロ酢酸ー塩化メチレンで室温、30分間処理
したのち、レジンを濾過して除き、濾液を減圧下に濃縮
し、残渣をエーテルで洗浄して目的物を得た。 MS(m+1/e):188 実施例2DーNーωー(1ーイミノエチル)リジンの合成 Wangレジンに保持されたD−N−α−Fmoc−リ
ジンを原料として実施例1と同様にして表記化合物を得
た。 MS(m+1/e):188 実施例3LーNーωー(1ーイミノイソブチル)リジンの合成 Wangレジンに保持されたL−N−α−Fmoc−リ
ジンと、(CH32CH (C=NH)OCH3・HCl
を原料として実施例1と同様にして表記化合物を得た。 MS(m+1/e):216 実施例4LーNーωー(1ーシクロプロピルー1ーイミノメチ
ル)リジンの合成 Wangレジンに保持されたL−N−α−Fmoc−リ
ジンとc−Pro−(C=NH)OCH3・HClを原
料として実施例1と同様にして表記化合物を得た。 MS(m+1/e):214 実施例5LーNーωー(1ーシクロペンチルー1ーイミノメチ
ル)リジンの合成 Wangレジンに保持されたL−N−α−Fmoc−リ
ジンとc−Pen−(C=NH)OCH3・HClを原
料として実施例1と同様にして表記化合物を得た。 MS(m+1/e):242 実施例6LーNーωー(1ーフェニルー1ーイミノメチル)リジ
ンの合成 Wangレジンに保持されたL−N−α−Fmoc−リ
ジンと、Ph(C=NH)OCH3・HClを原料とし
て実施例1と同様にして表記化合物を得た。MS(m+
1/e):250 実施例7LーNーωー(1ーイミノー2ーフェニルエチル)リジ
ンの合成 Wangレジンに保持されたL−N−α−Fmoc−リ
ジンと、PhCH2(C=NH)OCH3・HClを原料
として実施例1と同様にして表記化合物を得た。 MS(m+1/e):264 実施例8LーNーωー(1ーイミノー3ーフェニルプロピル)リ
ジンの合成 Wangレジンに保持されたL−N−α−Fmoc−リ
ジンと、Ph(CH22(C=NH)OCH3・HCl
を原料として実施例1と同様にして表記化合物を得た。 MS(m+1/e):278 実施例9LーNーωー(1ーイミノー4ーフェニルブチル)リジ
ンの合成 Wangレジンに保持されたL−N−α−Fmoc−リ
ジンと、Ph(CH23(C=NH)OCH3・HCl
を原料として実施例1と同様にして表記化合物を得た。 MS(m+1/e):292 実施例10LーNーωー(1ーイミノー3ーフェニルプロペニル)
リジンの合成 Wangレジンに保持されたL−N−α−Fmoc−リ
ジンとPhCH=CH(C=NH)OCH3・HClを
原料として実施例1と同様にして表記化合物を得た。 MS(m+1/e):276 実施例11DーNーωー(1ーイミノー3ーフェニルエチル)リジ
ンの合成 Wangレジンに保持されたD−N−α−Fmoc−リ
ジンとPhCH2(C=NH)OCH3・HClを原料と
して実施例1と同様にして表記化合物を得た。 MS(m+1/e):264
【0020】
【発明の効果】本発明の固相アミジン製造法は産業上、
特に医薬の分野で有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西岡 亮 茨城県つくば市大久保3番地 萬有製薬株 式会社つくば研究所内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固相粒子に固定化されたアミンとイミドエ
    ステル酸付加塩をハロゲン化低級炭化水素、有機塩基及
    び低級アルコールの存在下に反応させ、さらに必要に応
    じて脱保護したのちに固相粒子から遊離させるアミジン
    の製造法。
  2. 【請求項2】固相粒子に固定化されたアミンがアミノ酸
    である請求項1に記載の製造法。
  3. 【請求項3】固相粒子に固定化されたアミンがカルボン
    酸で固相粒子に結合し得るωーアミノーαー保護アミノ
    酸である請求項1に記載の製造法。
  4. 【請求項4】固相粒子に固定化されたアミンがDまたは
    L−NーαーFmocーリジンである請求項1に記載の
    製造法。
  5. 【請求項5】イミドエステル酸付加塩がイミド低級アル
    キルエステル酸付加塩である請求項1に記載の製造法。
  6. 【請求項6】イミドエステル酸付加塩がCH3(C=N
    H)OCH3・HCl、(CH32CH (C=NH)O
    CH3・HCl、c−Pro−(C=NH)OCH3・H
    Cl、c−Pen−(C=NH)OCH3・HCl、P
    h(C=NH)OCH3・HCl、PhCH2(C=N
    H)OCH3・HCl、Ph(CH22(C=NH)O
    CH3・HCl、Ph(CH23(C=NH)OCH3
    HCl、PhCH=CH(C=NH)OCH3・HCl
    である請求項1に記載の製造法。
  7. 【請求項7】固相粒子がポリスチレン、ポリスチレン−
    ジビニルベンゼン共重合体、ポリアクリルアミド、ポリ
    エチレングリコール;それらの混成物にヒドロキシ基、
    アミノ基等の官能基を導入した100−400メッシュ
    のポリマー;あるいはそれらのポリマー上の官能基にヒ
    ドロキシメチルフェノキシ酢酸、4−(2’,4’−ジ
    メトキシフェニル−Fmoc−アミノメチル)フェノキ
    シ酢酸等のリンカーを結合させたものである請求項1に
    記載の製造法。
  8. 【請求項8】固相粒子がWangレジンである請求項1
    記載の製造法。
  9. 【請求項9】ハロゲン化低級炭化水素が塩化メチレンで
    ある請求項1に記載の製造法。
  10. 【請求項10】有機塩基がトリエチルアミンである請求
    項1に記載の製造法。
  11. 【請求項11】低級アルコールがメタノールである請求
    項1に記載の製造法。
  12. 【請求項12】固相粒子がWangレジンであり、ハロ
    ゲン化炭化水素が塩化メチレンであり、有機塩基がトリ
    エチルアミンであり、低級アルコールがメタノールであ
    る請求項1に記載の製造法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105294497A (zh) * 2015-11-14 2016-02-03 复旦大学 广谱的去乙酰化酶抑制剂及其应用

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