JPH10236224A - 接近警報器付車幅灯 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車幅灯を接近検知器を設けて運転席から認識
できない障害物に対して警報を発する。 【解決手段】 本体１内には図示しない電動機、ポール
繰り出し機構、電気回路等が組込まれており、その上部
には電動機の作動により伸縮自在の金属製ポール２が取
り付けられており、ポール２の先端にはランプ３が設け
られている。また、本体１の表面側には超音波や光ビー
ムを発射してその反射波により障害物の有無を検知する
接近検知器の検出端４が設けられており、更に本体１に
はブザーが設けられている。例えば、自動車を後進させ
るとき運転者は後方のリアウインド越しにポール２を見
て、自動車の後部の位置を確認しながら自動車を動か
す。このとき、本体１の表面に設けた接近検知器の検出
端４からは超音波が発信され続け、その反射波を捉えて
障害物を検知する。従って、障害物Ｓが運転席からは見
えない位置にあっても、接近検知器はそれを検出し、本
体１に設けたブザーにより警報を発する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、自動車に取り付け
るための接近警報器付車幅灯に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】幅寄せ時やガレージ入れの際における障
害物への接触を防止するために、自動車の縁部の位置確
認用として、自動車の縁部に表示用ポールを備えた車幅
灯を取り付けることがある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、運転席からは
必ずしも周囲の障害物を確認することができない場合が
あり、例えば車体に隠れて運転席からは視認できない低
い障害物を避けることは困難である。

【０００４】本発明の目的は、上述の問題点を解消する
ために、自動車の縁部を表示用ポールにより従来通り確
認できると共に、障害物への接近を検知して警報を発す
る接近警報器付車幅灯を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る接近警報器付車幅灯は、自動車の縁部に
取り付けるための接近警報器付車幅灯であって、車幅灯
本体内に電動機、ポール昇降機構、接近検知器を設け、
前記本体の上部に伸縮自在の表示用ポールを設けると共
に、物体が近接した際に前記接近検知器により警報を発
することを特徴とする。

【０００６】

【発明の実施の形態】本発明を図示の実施例に基づいて
詳細に説明する。図１は正面図、図２は側面図を示し、
本体１内には図示しない電動機、ポール繰り出し機構、
電気回路等が組込まれており、その上部には電動機の作
動により伸縮自在の金属製ポール２が取り付けられてお
り、ポール２の先端にはランプ３が設けられている。ま
た、本体１の表面側には、超音波や光ビームを発射して
その反射波により障害物の有無を検知する接近検知器の
検出端４が設けられており、更に本体１には図示しない
ブザーが取り付けられている。なお、５は自動車内のス
イッチ、ブザー等に接続すると共に、電源を供給するた
めの配線である。

【０００７】本体１の背部の中央部には固定用ボルト６
が露出されており、このボルト６に、取付具本体７がナ
ット８を用いて固定されており、その下端には自動車の
ボンネットカバーやトランクカバーの縁部に取り付ける
ための締付ねじ９を有する固定部１０が設けられてい
る。

【０００８】この接近警報器付車幅灯を自動車に取り付
けるには、例えば自動車後部のトランクカバー２０を開
け、その縁部２１に固定部１０を嵌め込み、締付ねじ９
により図３、図４に示すように固定すればよい。この固
定と共に、配線５により配線を行えば、運転席からの操
作によって、ポール２の上昇、下降、ランプ３の点灯、
接近検知器のスイッチを入力することができる。

【０００９】例えば、自動車を後進させるとき運転者は
後方のリアウインド越しにポール２を見て、自動車の後
部の位置を確認しながら自動車を動かす。なお、夜間に
はポール２は認識し難いので、先端のランプ３を点灯す
る。

【００１０】このとき、本体１の表面に設けた接近検知
器の検出端４からは超音波が発信され続け、その反射波
を捉えて障害物を検知する。従って、例えば図５に示す
ような障害物Ｓが運転席からは見えない位置にあって
も、接近検知器はそれを検出し、本体１に設けたブザー
により警報を発する。なお、ブザーは運転席にも設けて
配線５により信号を受信するようにしてもよい。

【００１１】なお、警報はブザーではなく、例えばラン
プ３を点滅させることにより行ってもよいし、或いはこ
れらを併用してもよい。

【００１２】

【発明の効果】以上説明したように本発明に係る接近警
報器付車幅灯は、ポールによって車幅を確認できると共
に、近接物があれば接近検知器により警報が発せられる
ので、安心して幅寄せなどを行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】正面図である。

【図２】背面である。

【図３】車体に取り付けた状態の断面図である。

【図４】車体に取り付けた状態の正面図である。

【図５】使用説明図である。

【符号の説明】

１ 本体 ２ ポール ３ ランプ ４ 検出端 ５ 配線

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 自動車の縁部に取り付けるための接近警
   報器付車幅灯であって、車幅灯本体内に電動機、ポール
   昇降機構、接近検知器を設け、前記本体の上部に伸縮自
   在の表示用ポールを設けると共に、物体が近接した際に
   前記接近検知器により警報を発することを特徴とする接
   近警報器付車幅灯。
2. 【請求項２】 前記警報はブザー又は音声とした請求項
   １に記載の接近警報器付車幅灯。
3. 【請求項３】 前記警報にランプ点灯を伴うようにした
   請求項２に記載の接近警報器付車幅灯。