JPH10235655A - 基板成形用金型及びその製造方法並びに磁気ディスク - Google Patents

基板成形用金型及びその製造方法並びに磁気ディスク

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JPH10235655A
JPH10235655A JP4667397A JP4667397A JPH10235655A JP H10235655 A JPH10235655 A JP H10235655A JP 4667397 A JP4667397 A JP 4667397A JP 4667397 A JP4667397 A JP 4667397A JP H10235655 A JPH10235655 A JP H10235655A
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substrate
resist
magnetic disk
molding die
area
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JP4667397A
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Osami Morita
修身 森田
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクが回転駆動しない時に磁気ヘッドが
ディスクの所定領域に当接する磁気ディスクにおいて、
スライダと上記所定領域とのスティクションを防ぎ、良
好な摩耗特性を実現する磁気ディスク及びその基板を成
形するための基板成形用金型並びにその製造方法を提供
する。 【解決手段】 ディスクが回転駆動しない時に磁気ヘッ
ドが所定領域4に当接する磁気ディスク1の基板成形に
使用される金型5を製造する際に、上記所定領域4に対
応する部分に対して物理的エッチングを施して、上記所
定領域4に対応する部分の表面を粗くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク基板を作
製する際に用いる基板成形用金型及びその製造方法並び
にこれを用いて製造した磁気ディスクに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気ディスクにおける高密度化
は、1年あたり60%増の目ざましいスピードで、実現
されている。この高密度化は、磁気抵抗効果型磁気ヘッ
ドの採用や磁性媒体材料の改良、さらには磁気ヘッドと
磁気ディスクとの距離を小さくすること等によって行わ
れている。
【0003】上述した磁気ヘッドと磁気ディスクとの距
離(以下、スペ−シングと称する。)は、50nm以下
の値にまで改良されている。このため、このスペ−シン
グを達成するために、磁気ディスクの表面は、そのスペ
−シング以下の表面粗さでなければならず、スペーシン
グの観点からは、鏡面が望ましいとされている。
【0004】ところが、磁気ディスクが回転駆動されて
いないときに磁気ヘッドが磁気ディスク面に接触する方
式である、コンタクトスタートストップ(以下、CSS
と称する。)方式が採用されている磁気ディスク装置で
は、磁気ディスクの表面が鏡面になされていると、磁気
ディスクとスライダとの接触面積が増大し、スティクシ
ョン(吸着)を起こしてしまう。
【0005】そこで、この磁気ディスク表面の鏡面化と
CSS方式とを両立させるため、CSS方式を採用した
磁気ディスク装置では、回転駆動されていないときに磁
気ヘッドが磁気ディスク面に当接する所定領域、すなわ
ちコンタクト・スタート・ストップ領域(以下、CSS
領域と称する。)を設けている。この磁気ディスク装置
において、情報記録領域は、その表面が鏡面化され、5
0nm以下のスペ−シングを実現している。一方、CS
S領域は、表面をスティクションが起こらない程度に粗
らすこと(以下、テクスチャ処理と称する。)により、
表面上に凹凸が形成されている。
【0006】従来は、上記CSS領域のテクスチャ処理
を施す方法として、研磨テープでディスク基板表面を研
磨する研磨法が用いられていた。しかしながら、この方
法を用いると、鏡面とされている情報記録領域の平均高
さより、研磨法でテクスチャされた上記CSS領域領域
の平均高さの方が、低くなってしまう。これにより、C
SS領域では、浮上しているスライダがCSS領域から
情報記録領域に移動する際に、スライダ姿勢が傾いてし
まうことがあった。さらに、極度な場合には、その傾い
たスライダと磁気ディスクとが接触し、スライダ、磁気
ディスク又はこれら両者が、破損してしまうことさえあ
った。
【0007】これに対して、CSS領域のテクスチャを
凸状のピットにより形成する方法がR.Ranjanら
によって1991年に提案されている(“Laser
Texturing for low−fly−hei
ght media”、J.Appl.Phys.69
(8)、15April 1991)。R.Ranja
nらによれば、レーザ光を用いて、アルミ基板上にクレ
ータ状のピットを形成し、このピットの密度を調節する
ことにより、情報記録領域の強面の平均高さとCSS領
域の平均の高さとの差を調整することができる。これに
より、CSS領域から情報記録領域へのスライダの移動
も何ら支障なく行うことが可能となる。ところが、上述
した技術は、不透明な基板しか用いることができず、レ
ーザ光が透過するようなガラス基板や樹脂製の基板を用
いることができないといった問題があった。
【0008】また、射出成形によりCSS領域を作製す
る方法も提案されている。射出成形による方法では、C
SS領域に形成する凹凸に対応した凹凸パターンを基板
成形用金型に形成しておき、この凹凸パターンに樹脂を
充填することにより、CSS領域に凹凸を形成する。
【0009】従来の射出成形法による樹脂製の基板成形
用金型は、レジスト塗布工程、パターン描画工程、レジ
スト現像工程、無電解メッキ層形成工程、電解メッキ層
形成工程、ガラス原盤剥離工程の工程を経て作製され
る。
【0010】先ず、レジスト塗布工程では、図8に示す
ように、ガラス原盤100上にレジスト101を塗布す
る。ここで、このガラス原盤100は、鏡面に仕上げら
れている。このため、塗布されたレジスト101の表面
も、ガラス原盤100の表面性を反映して鏡面となって
いる。
【0011】次に、パターン描画工程では、図9に示す
ように、塗布したレジスト101上に、ディスク基板上
のCSS領域に対応する凹凸パターンを、レーザ光源1
03からのレーザ光102により、露光する。この時、
塗布されたレジスト101が、ポジ型レジストであれ
ば、図10に示すレジスト現像工程のように、レーザ光
102により露光された部分が、現像した際に除去され
る。そこで、図9に示すように、レジスト上に露光部分
と露光していない部分とを形成することにより、CSS
領域に対応する凹凸パターンをレジスト上に描画する。
【0012】そして、上述した描画の後、レジスト現像
工程を行う。これにより、図10に示すように、レーザ
光102が照射されていない領域のレジスト101が残
る。
【0013】次に、無電解メッキ工程及び電解メッキ工
程を行う。ところで、メッキの方法には、大別して電解
メッキと無電解メッキの2通りがある。電解メッキは、
堆積速度が速いが、メッキ浴に泡が発生するために、メ
ッキ層が泡を巻き込み欠陥が生じることがある。一方、
無電解メッキは、堆積速度が遅いが、メッキ工程中にメ
ッキ浴に泡が発生することがないので、欠陥のないメッ
キ層を作製することができる。
【0014】そこで、先ず、無電解メッキ層形成工程と
して、図11に示すように、現像されたガラス原盤10
0及び残存レジスト101上にNiの無電解メッキを施
して、無電解メッキ層104を形成する。これにより、
図11に示すようなガラス原盤100及び残存レジスト
101上にNiが堆積した基板成形用金型の原型が形成
される。
【0015】次に、基板成形時の圧力に耐え得るように
金型の厚みを増すために、電解メッキ層形成工程とし
て、図12に示すように、無電解メッキ層104上に電
解メッキを施して、電解メッキ層105を形成する。そ
して、この無電解メッキ層104及び電解メッキ層10
5を図13に示すように、ガラス原盤100から剥離す
る、ガラス剥離工程を経て、基板成形用金型106が製
造される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の工程により製造された基板成形用金型では、C
SS領域に対応する領域が凹部を有し、その表面が鏡面
となされている。このため、この基板成形用金型を用い
て製造したディスク基板においては、上記の凹部に対応
するCSS領域の凸部の表面が鏡面とされるため、スラ
イダとCSS領域との接触面積が大きくなり、スライダ
とCSS領域とにスティクションが発生してしまうとい
った問題があった。
【0017】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたもので、スライダと所定領域(CSS領域)
とのスティクションを防ぎ、かつスライダと所定領域と
の摩擦を抑えて良好な摩擦特性を実現する基板を成形す
ることができる、基板成形用金型及びその製造方法を提
供することを目的とする。
【0018】さらに、本発明は、スライダと所定領域と
のスティクションを防ぎ、ディスクの起動及び停止にお
けるスライダと所定領域との摩擦を抑えて、良好な摩擦
特性を実現する磁気ディスクを提供することを目的とす
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成する本
発明に係る基板成形用金型の製造方法は、回転駆動され
ていないときに磁気ヘッドが所定領域に当接する磁気デ
ィスクの基板成形に使用される金型を製造する際に、上
記所定領域に対応する部分に対して物理的エッチングを
施して、上記所定領域に対応する部分の表面を粗くする
ことを特徴とするものである。
【0020】また、本発明の基板成形用金型の製造方法
は、上記の物理的エッチングを施す前に、所定パターン
が形成されたマスクを形成しておき、この物理的エッチ
ングにより、上記所定領域に対応する部分に、所定パタ
ーンに対応した凹凸を形成してもよい。
【0021】以上の工程を有する本発明に係る基板成形
用金型の製造方法によれば、上記所定領域と対応する基
板成形用金型上の部分の表面を、物理的エッチングによ
り粗くすることによって、スライダと所定領域との接触
面積が小さくされ、その結果スライダと所定領域とのス
ティクションを防ぎ、かつスライダと所定領域との摩擦
を抑えて良好な摩擦特性を実現する基板を成形可能とす
る、基板成形用金型を製造することができる。
【0022】また、上述の目的を達成する本発明に係る
基板成形用金型は、回転駆動されていないときに磁気ヘ
ッドが所定領域に当接する磁気ディスクの基板成形に使
用される基板成形用金型にいて、上記所定領域と対応す
る部分に、所定パターンの凹部及び凸部が形成され、か
つ上記凹部及び凸部の表面が粗く形成されていることを
特徴とする。
【0023】以上のように構成された本発明に係る基板
成形用金型によれば、上記所定領域に対応する部分に所
定パターンの凹部及び凸部が形成されるとともに、この
凹部及び凸部の表面が粗く形成されているため、スライ
ダと所定領域との接触面積が小さくされ、その結果スラ
イダと所定領域とのスティクションを防ぎ、かつスライ
ダと所定領域との摩擦を抑えて良好な摩擦特性を有する
基板を、成形することができる。
【0024】さらに、上述の目的を達成する本発明に係
る磁気ディスクは、回転駆動されていないときに磁気ヘ
ッドが所定領域に当接する磁気ディスクにおいて、上記
所定領域に、所定パターンの凹部及び凸部が形成されて
いるとともに、上記凸部の表面が粗く形成されているこ
とを特徴とする。
【0025】以上のように構成された本発明に係る磁気
ディスクによれば、上記所定領域に、所定パターンの凹
部及び凸部が形成されているとともに、上記凸部の表面
が粗く形成されているため、スライダと上記所定領域と
の接触面積が小さくされ、その結果スライダと所定領域
とのスティクションを防ぎ、かつスライダと所定領域と
の摩擦を抑えて良好な摩擦特性を有することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態として
図面を参照しながら詳細に説明する。
【0027】本発明に係る磁気ディスク1は、図1に示
すように、環状の磁気ディスク基板2上に、情報を記録
する領域となる略環状の情報記録領域3と、その内周部
に形成されて回転駆動されないときに磁気ヘッドが当接
するCSS領域4とを有する。
【0028】そして、本発明に係る磁気ディスク1は、
図2に示すように、このCSS領域4に凹部及び凸部を
有しており、しかも後述するように、凸部の表面が物理
的エッチングによって粗くされている。
【0029】なお、後述するように、本発明に係る磁気
ディスク1においては、図2に示すように、情報記録領
域においても所定パターンの凹凸が形成されていてもよ
い。
【0030】磁気ディスク基板2は、樹脂が射出成形さ
れたものであってもよいし、ガラスや柔らかい金属等が
型押し成形されたものであってもよい。樹脂としては、
例えば、ポリカーボネート系樹脂が代表的であるが、従
来公知の材料がいずれも使用でき、例えば、吸湿性が低
く、耐熱性に優れた熱可塑性ノルボルネン系樹脂も適用
可能である。つまり、本発明が適用される磁気ディスク
基板としては、射出成形だけでなく、その他の成形可能
な全ての材料を用いることができる。
【0031】基板成形用金型9は、通常メッキで作製す
る。このため、基板成形用金型9の材料としては、例え
ばNi、NiP、Cr等のメッキできる金属でかつ硬質
なものであればよい。
【0032】本発明に係る基板成形用金型9の製造方法
は、マスクを金型用基板5上に塗布するマスク形成工程
と、この金型用基板5上のマスクに所定パターンを描画
するパターン描画工程と、上述の所定パターンを描画し
た金型用基板5とマスクとを現像する現像工程と、所定
パターンを形成したマスクを被覆しておき、このマスク
及びそれ以外の金型用基板5上の表面を、物理的エッチ
ングにより粗くするエッチング工程と、上記マスクを金
型用基板5から剥離するマスク剥離工程とを有する。
【0033】まず、図3に示すように、マスク形成工程
において、環状の金型用基板5上に、マスクとしてレジ
スト6を均一に塗布する。次に、図4に示すように、所
定パターン描画工程において、レジスト6が塗布された
金型用基板5をパターンカッティングマシーンのターン
テーブル上に配置し、CSS領域4に対応する所定パタ
ーンを、レーザ発振器からのレーザ光7により露光す
る。ここで、パターンカッティングマシーンのレーザ光
7は、予めパターンカッティングマシーン用に作成され
た所望のパターンデータをパターンカッティングマシン
に送出し、そのデータによりレーザ光7をON/OFF
して、マスクが露光される部分と露光されない部分とに
分けられ、磁気ディスク上に形成される凹凸パターンの
原形が描画される。
【0034】そして、図5に示すように、現像工程にお
いて、このレジスト6が現像されて、露光されたレジス
ト6は除去される。一方、露光されなかったレジスト6
は、金型用基板5上に残される。これによって、レジス
ト6は、所望の所定パターンの凹凸が形成される。
【0035】次に、図6に示すように、エッチング工程
において、所定パターンの凹凸を形成した上記レジスト
6及びレジスト6で被覆されていない部分の金型用基板
5の表面上に、イオンエッチング装置内において、イオ
ンビーム8によって、イオンエッチングを施す。このよ
うにして、このエッチング工程により、所定パターンを
形成したレジスト6及びレジスト6が被覆されていない
部分の金型用基板5の表面は、粗くされる。
【0036】ここで、イオンエッチング装置は、電圧で
加速されたイオンを工作物に衝突させ、その衝突エネル
ギーによって工作物を加工し、数μm程度の微小な凹凸
形成が可能である。また、イオンの加速電圧が大きいほ
どその衝突エネルギーも大きくなり、加工速度も速くな
る仕組みである。したがって、このイオンエッチングに
おけるイオンの加速電圧によって、表面の粗さが制御す
ることが可能である。
【0037】そして、図7に示すように、マスク剥離工
程によって、金型用基板5からマスクとして作用したレ
ジスト6を剥離すると、レジスト6が被覆していた金型
用基板5上の表面は、物理的エッチングを直接受けてい
ないため、鏡面の状態が保持される。一方、レジスト6
が被覆していなかった金型用基板5上の表面は、物理的
エッチングを直接受けたため、粗くなされる。したがっ
て、所定パターンの凹凸を形成し、しかもその凹部又は
凸部の表面が物理的エッチングにより粗く形成された基
板成形用金型9が、製造される。
【0038】以上の工程を経ると、回転駆動していない
ときに磁気ヘッドが所定領域に当接する磁気ディスクの
基板成形に使用される金型を製造する際に、上記所定領
域に対応する部分に、上記所定領域上の所定パターンの
凹凸と対応する凹凸が形成され、しかもその凹部又は凸
部の表面上が物理的エッチングによって粗くなされてい
る基板成形用金型9が製造される。
【0039】なお、上記所定パターン描画工程及び現像
工程を除いて、マスク形成工程、エッチング工程及びマ
スク剥離工程によって製造してもよい。
【0040】また、上記イオンビームエッチング法以外
に金型の表面上を粗くして凹凸を形成する方法として
は、メッキ法や化学的エッチング法が考えられる。しか
しながら、メッキ法は、原盤の表面性がそのまま転写さ
れるため、数μm程度の凹凸をピット上に形成すること
は困難である。一方、化学的エッチング法では、微小な
凹凸をピット上に形成することはできるが、その凹凸の
形状を制御することが極めて困難なため、仕様変更が行
われる度に、条件に適合した材料と、エッチング溶液と
を選択しなくてはならない。また、化学的エッチング法
では、エッチングできる材料が限られるため、さらに基
板成形用金型として用いることができる材料も限られて
しまう。
【0041】イオンビームエッチング法は、作製した基
板成形用金型を用いて樹脂製の金型用基板5を作製した
場合、金型に形成された微小な凹凸が鋭角な角を持たな
いため、射出成形法によって、微小な凹凸にも充填さ
れ、表面形状が確実に成形基板に転写されることが可能
となる。
【0042】また、図2に示すような情報記録領域3上
に位置決め信号に対応する凹凸を有する磁気ディスク1
を製造するためには、上記工程に加えて、情報記録領域
3に対応する基板成形用金型9上の部分に、この位置決
め信号用の凹凸と対応する凹凸を形成してもよい。
【0043】上述したように、本発明を適用した基板成
形用金型9は、上記所定領域4(CSS領域)に対応す
る部分に、所定パターンの凹部及び凸部が形成されると
ともに、この凹部又は凸部の表面が粗く形成されてい
る。
【0044】なお、情報記録領域3上に位置決め信号に
対応する凹凸を有する磁気ディスク2の基板成形用金型
として、上記情報記録領域3に対応する部分に、この凹
凸と対応する凹凸部を形成してもよい。
【0045】上述した工程を経て製造された基板成形用
金型9によって製造した磁気ディスク1は、回転駆動さ
れていないときに磁気ヘッドが当接する所定領域4(C
SS領域)に、所定パターンの凹部及び凸部が形成され
るとともに、その凸部の表面が粗く形成される。
【0046】なお、上記磁気ディスク1においては、情
報記録領域3上に位置決め信号に対応する凹凸を有して
もよい。
【0047】また、本発明は、いわゆる射出成形工程で
通常用いられる基板成形用金型9だけでなく、金型に直
接パターンを描画したスタンプ方式において用いられる
金型においても、実施可能である。
【0048】なお、この磁気ディスク基板1上の情報記
録領域3に上述した凹凸パターンを形成するには、金型
用基板5が樹脂の場合、射出成形する際に金型内でプリ
フォームすればよい。また、上記金型用基板5が、ガラ
ス基板の場合、フォトリソグラフィを適用してエッチン
グにより形成すればよい。上述の射出成形により形成さ
れる凹凸パターンは、上記金型がマスタリング技術によ
り非常に高精度に加工されるため、非常に位置精度が高
いものとなる。また、エッチングにより形成される凹凸
パターンも、フォトリソグラフィが非常に微細な加工を
実現できる技術であるため、位置精度に優れたものとな
る。
【0049】ところで、本発明を適用して製造した磁気
ディスク1は、ディスク基板2上に磁性層の他に、下地
層、保護層、潤滑膜等が形成されてもよい。下地層、磁
性層、保護層、潤滑膜の材料及び形成方法は、従来公知
の方法がいずれも適用可能である。例えば、下地層とし
ては、Cr、Mo等の金属膜、磁性層としては、Co−
Pt、Co−Pd、Co−Cr−Pt等の金属磁性薄
膜、保護膜としては、C、SiO2等による薄膜を、そ
れぞれスパッタリング法等により形成する方法が代表的
である。また、潤滑膜としては、従来公知の潤滑剤をス
ピンコート法等の手法により塗布形成すればよい。
【0050】
【実施例】以下に、本発明を適用した具体的な実施例に
ついて、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0051】金型用基板としては、外径90mm、内径
12.5mm、厚さ0.3mmであるNi製の板を用意
した。
【0052】まず、上記Ni製の金型用基板上に、マス
クとしてレジストを500nmの厚さに均一に塗布し、
金型用基板を形成した。ここで、レジストを500nm
としたのは、次の工程において、イオンビームエッチン
グによりレジストのほうがNi基板よりも2倍の速度で
エッチングされるため、本実施例において、Ni基板を
200nmエッチングさせる事とその他のマージンとを
考慮したためである。
【0053】次に、この金型用基板をパターンカッティ
ングマシーンのターンテーブル上に配置し、上記レジス
トをパターンカッティングマシーンのレーザ光源からの
レーザ光により露光した。この露光は、予めパターンカ
ッティングマシーン用に作成された所望のパターンデー
タをパターンカッティングマシンに送り出し、そのデー
タによりレーザ光をON/OFFすることにより行っ
た。
【0054】次に、上記の露光されたレジストを現像
し、レジストの露光された部分を除去して、凹凸の所定
パターンを形成した。
【0055】次に、金型用基板を、残存しているレジス
トをそのまま被覆させた状態で、イオンビームエッチン
グによりエッチングした。したがって、レジスト表面及
び金型用基板の表面が粗くされ、レジストの有する凹凸
に対応した、凹凸が金型用基板上に形成された。
【0056】ここで、イオンビームエッチングの際の加
速電圧を4、8、12、16kVに変化させて4種類の
金型用基板を作製した。
【0057】そして、これら金型用基板から、レジスト
を剥離して、4種類の基板成形用金型を作製した。次
に、これら基板成形用金型を用いて、射出成形にて4種
類の樹脂性のディスク基板を作製した。そして、これら
ディスク基板上に磁性層を形成して、4種類の磁気ディ
スクを作製した。
【0058】ここで、上記4種類の加速電圧でイオンビ
ームエッチングを施した4種類の基板成形用金型9は、
電子顕微鏡により観察すると、加速電圧を大きくしたほ
うが、イオンビームエッチングを施した部分の表面の粗
さが著しいことがわかった。特に、加速電圧16kVの
基板成形用金型を用いて作製した磁気ディスクは、加速
電圧4kVの基板成形用金型を用いて作製した磁気ディ
スクと比べると、その表面が著しく粗くされていた。通
常、基板上に形成する凹凸のピットの大きさは、2μm
四方以上の大きさである。そこで、加速電圧16kVの
基板成形用金型の表面上の2μm四方を観察すると、数
個程度の突起が存在する程度に粗くなされていた。しか
も、これらの突起の高さは、AFM(Atomic Force Mic
roscope:原子間力顕微鏡)で測定すると、50〜10
0nmであることがわかった。したがって、物理的エッ
チングにより、CSS領域に形成した凹凸上に微細な突
起を作製することが可能であると判明した。
【0059】以上のように作製した4種類の磁気ディス
クについて、CSS耐久性及び再生出力特性を評価し
た。
【0060】<CSS特性評価方法>作製した4種の磁
気ディスクについて、ディスク回転数を3600rpm
とし、以下に示したスライダ及びサスペンションを搭載
したヘッドをロードセルに取り付けて、CSSを繰り返
す度の動摩擦係数を測定した。CSSテスト開始時のス
ライダと磁気ディスクとの動摩擦係数が0.2以上あ
り、かつこの動摩擦係数が0、8を超過した時点にて、
この測定を終了させ、それまでに繰り返したCSSの回
数を記録した。
【0061】 スライダ ナノスライダ 長さ2mm、幅1.6mm、厚さ0.43mm TPC(Transverse Pressure Contorol)型スライダ サスペンション タイプ19型 <再生出力特性>作製した4種の磁気ディスクについ
て、一定の記録再生を行った際の再生出力のばらつきを
評価するため、その再生出力の最大値及び最小値を測定
し、最大値/最小値を計算した。最大値/最小値は、1
に近いほど、再生出力の変動がないといえる。
【0062】以上の結果を図14及び図15に示す。
【0063】図14の結果より、イオンビームエッチン
グの際の加速電圧がより大きい条件で作製した基板成形
用金型を使用して作製した磁気ディスクのほうが、CS
S回数が大きくなることがわかる。つまり、加速電圧が
大きいほど、基板成形用金型の所定領域(CSS領域)
に対応する部分の表面が粗くされるため、この基板成形
用金型を使用して作製した磁気ディスクにおいては、C
SS時のスライダと所定領域(CSS領域)との接触面
積が小さくされ、摩擦係数が上昇しにくくなるためと考
えられる。したがって、イオンエッチングにより所定領
域に対応する基板成形用金型の表面を粗くすることによ
って、CSS特性を向上させることができるとわかっ
た。また、図14の結果から、加速電圧が4kVのCS
S回数も、十分なCSS特性が得られていると考えられ
ることから、本実施例で行った加速電圧が4kV〜16
kVであれば、十分なCSS特性を有するといえる。
【0064】また、図15の結果より、イオンビームエ
ッチングの際の加速電圧が12kVまでは、最大値/最
小値の値が1.1であり、16kVでは、1.4とな
る。この結果から、本実施例で行った加速電圧の範囲に
おいて、イオンビームエッチングにより基板成形用金型
の一部の表面を粗くしても、再生出力の変動に大きく影
響しないとわかった。
【0065】また、加速電圧を過剰に大きくすると、C
SS特性は向上するものの、表面が非常に粗くされるた
め、再生出力の変動が著しくなり、高密度記録化が実現
されないといえる。一方、加速電圧が非常に小さいと、
CSS領域の表面が十分粗くなされず、スライダとCS
S領域とのスティクションが発生したり、CSS特性が
著しく悪化してしまい、耐久性が劣化するといえる。
【0066】以上の図14及び図15に示した結果か
ら、加速電圧を4kV〜16kVとしてイオンビームエ
ッチングを行うと、基板成形用金型の表面が適度に粗く
され、この基板成形用金型により作成された磁気ディス
クは、CSS特性及び再生出力特性について優れている
といえた。
【0067】なお、図14及び図15に示すように、C
SS特性及び再生出力特性について、より好ましくは、
加速電圧が12kVまでといえる。
【0068】以上の結果から、CSS領域に対応する基
板成形用金型上の部分の表面が、イオンビームエッチン
グにより粗くされていることにより、この基板成形用金
型を用いて作製した磁気ディスクは、優れたCSS特性
及び再生出力特性が得られると判明した。
【0069】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る基板成形用金型の製造方法によれば、回転駆動されて
いないときに磁気ヘッドが当接する所定領域に対応する
部分に対して物理的エッチングを施して、上記所定領域
に対応する部分の表面を粗くすることにより、スライダ
と所定領域との接触面積が小さくされ、その結果スライ
ダと所定領域とのスティクションを防ぎ、かつスライダ
と所定領域との摩擦を抑えて良好な摩擦特性を実現する
高品質な基板を成形可能とする、基板成形用金型を製造
することができる。
【0070】しかも、本発明に係る基板成形用金型の製
造方法によれば、情報記録領域または所定領域に凹凸部
を有する磁気ディスクを製造する場合に、その基板成形
用金型上の情報記録領域または所定領域に対応する部分
に、凹凸部を形成することによって、磁気ディスク基板
成形と同時に、情報記録領域または所定領域上の凹凸部
を成形することができ、磁気ディスク基板を効率良く製
造することができる。
【0071】また、本発明に係る基板成形用金型によれ
ば、回転駆動されていないときに磁気ヘッドが当接する
所定領域に対応する部分に、所定パターンの凹部及び凸
部が形成され、かつ上記凹部及び凸部の表面が粗く形成
されることによって、スライダと所定領域との接触面積
が小さくされ、その結果スライダと所定領域とのスティ
クションを防ぎ、かつスライダと所定領域との摩擦を抑
えて良好な摩擦特性を実現する基板を、成形することが
できる。
【0072】さらに、本発明に係る磁気ディスクによれ
ば、回転駆動されていないときに磁気ヘッドが当接する
上記所定領域に、所定パターンの凹部及び凸部が形成さ
れているとともに、上記凸部の表面が粗く形成されてい
ることによって、スライダと上記所定領域との接触面積
が小さくされ、その結果スライダと所定領域とのスティ
クションを防ぎ、かつスライダと所定領域との摩擦を抑
えて良好な摩擦特性を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した磁気ディスクの一例を示す磁
気ディスクの斜視図である。
【図2】本発明を適用した磁気ディスクの一例を示す磁
気ディスクの模式図である。
【図3】本発明を適用した基板成形用金型の製造方法の
一例を示す基板成形用金型の製造工程におけるマスク形
成工程を示す図である。
【図4】本発明を適用した基板成形用金型の製造方法の
一例を示す基板成形用金型の製造工程におけるパターン
描画工程を示す図である。
【図5】本発明を適用した基板成形用金型の製造方法の
一例を示す基板成形用金型の製造工程における現像工程
を示す図である。
【図6】本発明を適用した基板成形用金型の製造方法の
一例を示す基板成形用金型の製造工程におけるエッチン
グ工程を示す図である。
【図7】本発明を適用した基板成形用金型の製造方法の
一例を示す基板成形用金型の製造工程におけるマスク剥
離工程を示す図である。
【図8】本発明を適用した基板成形用金型の製造方法の
一例を示す基板成形用金型の製造工程におけるレジスト
塗布工程示す図である。
【図9】従来の基板成形用金型の製造方法の一例を示す
基板成形用金型の製造工程におけるパターン描画工程を
示す図である。
【図10】従来の基板成形用金型の製造方法の一例を示
す基板成形用金型の製造工程におけるレジスト現像工程
を示す図である。
【図11】従来の基板成形用金型の製造方法の一例を示
す基板成形用金型の製造工程における無電解メッキ層形
成工程を示す図である。
【図12】従来の基板成形用金型の製造方法の一例を示
す基板成形用金型の製造工程における電解メッキ層形成
工程現像工程を示す図である。
【図13】従来の基板成形用金型の製造方法の一例を示
す基板成形用金型の製造工程におけるガラス原盤剥離工
程を示す図である。
【図14】イオンビームエッチングにおける加速電圧
と、作製された磁気ディスクのCSS回数との関係を示
す図である。
【図15】イオンビームエッチングにおける加速電圧
と、作製された磁気ディスクの再生出力変動値との関係
を示す図である。
【符号の説明】
1 磁気ディスク、2 磁気ディスク基板、3 情報記
録領域、4 CSS領域、5 金型用基板、6 レジス
ト、9 基板成形用金型

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動されていないときに磁気ヘッド
    が所定領域に当接する磁気ディスクの基板成形に使用さ
    れる金型を製造する際に、 上記所定領域に対応する部分に対して物理的エッチング
    を施して、上記所定領域に対応する部分の表面を粗くす
    ることを特徴とする基板成形用金型の製造方法。
  2. 【請求項2】 上記物理的エッチングを施す前に、所定
    パターンのマスクを形成しておき、 上記物理的エッチングにより、上記所定領域に対応する
    部分に、上記所定パターンに対応した凹凸を形成するこ
    とを特徴とする請求項1記載の基板成形用金型の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 情報信号が記録される領域に対応する部
    分に、所定パターンの凹凸を形成することを特徴とする
    請求項1記載の基板成形用金型の製造方法。
  4. 【請求項4】 上記物理的エッチングとして、イオンビ
    ームエッチングを施すことを特徴とする請求項1記載の
    基板成形用金型の製造方法。
  5. 【請求項5】 上記イオンビームエッチングを施す際の
    加速電圧を、4kV〜16kVとすることを特徴とする
    請求項4記載の基板成形用金型の製造方法。
  6. 【請求項6】 回転駆動されていないときに磁気ヘッド
    が所定領域に当接する磁気ディスクの基板成形に使用さ
    れる基板成形用金型において、 上記所定領域に対応する部分に、所定パターンの凹部及
    び凸部が形成されているとともに、上記凹部又は凸部の
    表面が粗く形成されていることを特徴とする基板成形用
    金型。
  7. 【請求項7】 情報信号が記録される領域に対応する部
    分に、所定パターンの凹凸が形成されていることを特徴
    とする請求項6記載の基板成形用金型。
  8. 【請求項8】 回転駆動されていないときに磁気ヘッド
    が所定領域に当接する磁気ディスクにおいて、 上記所定領域に対応する部分に、所定パターンの凹部及
    び凸部が形成されているとともに、上記凸部の表面が粗
    く形成されていることを特徴とする磁気ディスク。
  9. 【請求項9】 情報信号が記録される領域に、所定パタ
    ーンの凹凸が形成されていることを特徴とする請求項8
    記載の磁気ディスク。
JP4667397A 1997-02-28 1997-02-28 基板成形用金型及びその製造方法並びに磁気ディスク Withdrawn JPH10235655A (ja)

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