JPH10235594A - ロータリダイカッタの切断具取付構造 - Google Patents

ロータリダイカッタの切断具取付構造

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JPH10235594A
JPH10235594A JP4434897A JP4434897A JPH10235594A JP H10235594 A JPH10235594 A JP H10235594A JP 4434897 A JP4434897 A JP 4434897A JP 4434897 A JP4434897 A JP 4434897A JP H10235594 A JPH10235594 A JP H10235594A
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knife cylinder
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機械毎に基準のズレがあっても刃物取付台や
カッティングプレートを共用できるようにして、設備コ
ストの削減や生産の柔軟性の向上をはかる。 【解決手段】 ナイフシリンダ30に溝31を形成する
とともに、その溝31内に、位置調整部材32をナイフ
シリンダ30の回転方向および軸方向に移動可能に嵌合
し、位置調整部材32を介して当金7をナイフシリンダ
30に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、段ボールシート等
の加工(例えば罫入れや打抜加工)に用いて好適のロー
タリダイカッタにかかる技術であって、特に、ナイフシ
リンダやアンビルシリンダに刃物取付具やカッティング
プレートをそれぞれ取り付けるための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】段ボール箱の製造において印刷済みの段
ボールシートに所定形状の罫入れや打抜加工を施す際に
は、ロータリダイカッタが使用されている。従来のロー
タリダイカッタとしては、例えば特開平8−22988
5号公報に開示されるようなものがある。以下に、図4
および図5を参照しながら、同公報に開示された技術に
ついて説明する。
【0003】図4(A)および図4(B)はいずれも従
来のロータリダイカッタを示すもので、図4(A)はそ
の一部を破断して示す正面図、図4(B)はその模式的
な側面図である。図4(A)に示すように、従来のロー
タリダイカッタでは、左右一対のフレーム14a,14
bが、平行に立設され、左右方向に延びる上部ステー1
2および下部ステー13を介して連接されている。
【0004】フレーム14a,14b相互間の上部およ
び下部には、それぞれ、同径のアンビルシリンダ2およ
びナイフシリンダ3が、シリンダ軸方向を左右方向に平
行にして且つ上下に適当な間隔をあけて介装されてい
る。これらのシリンダ2,3の回転軸2a,3aの両端
はそれぞれフレーム14a,14bにより軸支され、フ
レーム14a,14bの相互間でシリンダ2および3が
回転可能に支持されている。
【0005】また、フレーム14bから外方へ突出した
シリンダ2,3の回転軸2a,3aの端部には、同径で
同歯数のギア15,16がそれぞれ嵌着されている。こ
れらのギア15,16は互いに噛み合っており、ギア1
5,16のいずれか一方に図示省略の駆動機構から回転
駆動力が伝達されることにより、アンビルシリンダ2お
よびナイフシリンダ3が、同期して互いに反対方向に回
転駆動されるようになっている。
【0006】さらに、図4(B)に示すように、シリン
ダ2,3の上流側には、段ボールシート1をシリンダ2
と3との間に送給する上下一対の同径の送りロール17
a,17bが配置されている。そして、図4(A)およ
び図4(B)に示すように、ナイフシリンダ3の外周面
には、刃物取付台4を介して、所定形状の切断ナイフ
5、もしくは、罫線ルール(図8や図9の符号9参照)
等が取り付けられている。
【0007】上述の構成により、ロータリダイカッタで
は、前工程である印刷工程から順次送られてくる段ボー
ルシート1が、送りロール17a,17bによって、ア
ンビルシリンダ2とナイフシリンダ3との間に送り込ま
れる。そして、ナイフシリンダ3に刃物取付台4を介し
て固着した切断ナイフ5(または罫線ルール9)とアン
ビルシリンダ2との挟持回転によって、段ボールシート
1に対して、打抜きや罫入れ等の所定の加工が施され
る。
【0008】ところで、刃物取付台4をナイフシリンダ
3の外周面に取り付ける構造は、図5(A)〜図5
(C)に示すように構成されている。ここで、図5
(A)はその構造を有するナイフシリンダを示す斜視
図、図5(B)は図5(A)のB−B矢視拡大断面図、
図5(C)は図5(A)のC−C矢視拡大断面図であ
る。図5(A)に示すように、ナイフシリンダ3の外周
面には、円周方向とシリンダ軸方向へ所定のピッチで複
数個のねじ孔6が加工形成されている。各ねじ孔6には
ボルト11が螺合することにより、図5(B)や図5
(C)に示すように、後述する当金7や固定用リング8
a,8bがナイフシリンダ3に固定されるようになって
いる。
【0009】当金7は、シリンダ軸方向に沿って延在
し、図5(B)に示すように、ボルト11によりナイフ
シリンダ3に固定されるもので、その後側面には、刃物
取付台4の前端縁が嵌合する凹部7bが左右方向全長に
亘って形成されている。また、ナイフシリンダ3の軸方
向両側部には、シリンダ軸方向へ摺動可能な左右一対の
固定用リング8a,8bが挿嵌されており、刃物取付台
4の固定時においては、所定位置のボルト孔6に対しボ
ルト11を螺合させて締め付けることにより、ナイフシ
リンダ3外周面の所定位置に固定されるようになってい
る。これらの固定用リング8a,8bには、図5(C)
に示すように、互いに対向する内端面の全周に亘って、
刃物取付台4の左右端縁が嵌合する凹部8cが形成され
ている。
【0010】なお、図5(C)では、固定用リング8b
のみ図示しているが、固定用リング8aも同様に構成さ
れ、同様の凹部8cが形成されている。また、当金7の
凹部7bや固定用リング8a,8bの凹部8cは、切断
ナイフ5を固着した刃物取付台4の前端縁や左右端縁を
密着させて嵌合させるべく、これらの端縁と同一の形状
を有するように形成されている。そして、図5(B)お
よび図5(C)において、符号10は各凹部7b,8c
の磨耗や破損を防止するために挿着された補強金具であ
る。
【0011】上述のような構造において、刃物取付台4
を固定する際には、図5(A)に示すように、まず、刃
物取付台4の前端縁を、ナイフシリンダ3に固着された
当金7の凹部7bへ挿入・嵌合させて、刃物取付台4の
円周方向の位置決めを行なった後、刃物取付台4の後端
側を皿ボルト9によりナイフシリンダ3に順次固定して
ゆく。
【0012】ついで、左右端側の固定用リング8a,8
bをそれぞれ中央側へ移動し、凹部8cに刃物取付台4
の左右端縁を嵌合させ、補強金具10を介して刃物取付
台4を押圧し、この状態で固定用リング8a,8bを複
数のボルト11でナイフシリンダ3に固定する。このよ
うにして、刃物取付台4の交換を容易に且つ短時間で行
なうことができる。
【0013】一方、アンビルシリンダ2側の構造につい
ては、例えば実公平8−5038号公報に開示されるよ
うなものがある。以下に、図6〜図9を参照しながら、
同公報に開示された技術について説明する。ここで、図
6は従来のアンビルシリンダを示す斜視図、図7は従来
のアンビルシリンダへのカッティングプレートの取付構
造を示す要部断面図、図8は雄雌罫入れ加工を説明する
ための要部断面図、図9は雌形を位置決めするためのア
タッチメントを示す断面図である。
【0014】アンビルシリンダ2側の構造の説明に先立
ち、ダイカットの方式について述べると、その方式とし
ては、鋸刃ナイフおよび弾性体アンビルによるソフトカ
ット方式と、ストレート刃ナイフおよび硬いアンビルに
よるハードカット方式とがあり、前記実公平8−503
8号公報に開示された技術はハードカット方式に関する
ものであり、本発明もハードカット方式を前提としてい
る。
【0015】前記実公平8−5038号公報に開示され
た技術の特徴を、図6により説明すると、アンビルシリ
ンダ2の外周面には、切断ナイフ5を受けて段ボールシ
ート1を切断する硬く薄い可撓性のカッティングプレー
ト20が取り付けられる。このカッティングプレート2
0の前端縁には止金21が全幅に亘って設けられるとと
もに、後端縁にはゴムバンド22を介して複数の止金2
3が設けられており、これらの止金21,23をアンビ
ルシリンダ2に固定された止め具24に係止することに
より、カッティングプレート20は、アンビルシリンダ
2に固定されるようになっている。
【0016】図7に示すように、止め具24は、アンビ
ルシリンダ2に形成されたボルト孔6にボルト11を螺
合させて締め付けることにより、アンビルシリンダ2に
固定されている。また、この止め具24の前側には、カ
ッティングプレート20前端縁の止金21を係止される
係止溝24bが形成されるとともに、止め具24の後側
には、カッティングプレート20後端側の止金23を係
止される係止溝24cが形成されている。
【0017】一方、カッティングプレート20上には、
図6や図8に示すように、ナイフシリンダ3側の罫線ル
ール9と共働して罫入加工を行なう雌罫25が、通常、
雄である罫線ルール9を挟むように貼られている。この
ように、通常、雄雌罫は対で使用されるので、生産する
箱の形状が変わる場合、刃物取付具4とカッティングプ
レート20とは対で交換される。
【0018】この雄雌罫の相対位置精度は極めて重要
で、相対位置関係がもしずれると、隙間の狭い側の紙が
破れたり、段ボールを折り曲げた時に対称に折ることが
できず箱としての品質を劣化させたりする。そのため、
通常罫線は、以下のようにして、雄雌罫の相対位置精度
を確保しながら、正確にカッテイングプレート20に貼
られる。
【0019】ナイフシリンダ3側では、刃物取付台4を
当金7に嵌合させて回転方向の位置決めを行なってか
ら、図5(A)に示すように、当金7に設けた軸方向取
付基準線7aと刃物取付台4に設けた基準線4aとを合
わせることにより、軸方向の位置決めを行ない、刃物取
付台4をナイフシリンダ3上の正しい位置に取り付け
る。
【0020】また、カッティングプレート20側では、
止金21を止め具24の係止溝24bに係止することに
より、回転方向の位置決めを行ない、図6に示すよう
に、止め具24に設けた基準線24aと止金21に設け
た基準線21aとを合わせることにより、軸方向の位置
決めを行ない、カッティングプレート20をアンビルシ
リンダ2上の正しい位置に取り付ける。
【0021】ついで、図9に示すように、本来の雌罫2
5にゴムまたはプラスチックのアタッチメント26を取
り付ける。このアタッチメント26には、刃物取付台4
側の罫線ルール9に嵌まる溝27が設けられている。そ
して、アタッチメント26の溝27に刃物取付台4上の
罫線ルール9を嵌合させることにより、アタッチメント
26を介して罫線ルール9に雌罫25を取り付ける。こ
の後、シリンダ2および3を回転させると、雌罫25の
裏につけた接着剤により、雌罫25は、カッティングプ
レート20に転写される形で、カッティングプレート2
0に雄雌が正確に合うように貼り付けられる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のごと
く、刃物取付台4と雌罫25を貼ったカッティングプレ
ート20とは、それぞれ当金7および止め具24により
位置決めされるが、当金7および止め具24の回転方向
および軸方向の相対位置は、ギヤ15,16を基準とし
て、それよりも前段の部品の加工精度や取付精度によ
り、機械(ロータリダイカッタ)毎にズレが生じる。
【0023】機械が1台だけの時は当金7と止め具24
との相対位置がズレていても、図9にて前述した手段で
雌罫25を転写すれば、その後、何度、刃物取付台4や
カッティングプレート20を取り付けたり取り外したり
しても雄雌罫の正確な位置を再現することができる。し
かしながら、一つの工場に複数台の同一機械が設置され
ており、これらの機械の間で、刃物取付台4やカッティ
ングプレート20を共用したいときには、機械毎に上下
のシリンダ2,3における基準にズレがあると、ある機
械で雄雌位置が正確に合っても、他の機械ではズレを発
生することになる。
【0024】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、機械毎に基準のズレがあっても刃物取付台や
カッティングプレートを共用できるようにして、設備コ
ストの削減や生産の柔軟性の向上をはかった、ロータリ
ダイカッタの切断具取付構造を提供することを目的とす
る。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のロータリダイカッタの切断具取付構造(請
求項1)は、ナイフシリンダ上に、切断具としての刃物
取付具の回転方向の位置を規制する当金を固着して成る
ロータリダイカッタにおいて、ナイフシリンダに溝を形
成するとともに、その溝内に、位置調整部材をナイフシ
リンダの回転方向および軸方向に移動可能に嵌合し、位
置調整部材を介して当金をナイフシリンダに固定するこ
とを特徴としている。
【0026】また、本発明のロータリダイカッタの切断
具取付構造(請求項2)は、アンビルシリンダ上に、切
断具としてのカッティングプレートを巻き付け止め具に
係止させて固定するロータリダイカッタにおいて、アン
ビルシリンダに溝を形成するとともに、その溝内に、位
置調整部材をアンビルシリンダの回転方向および軸方向
に移動可能に嵌合し、位置調整部材を介して止め具をア
ンビルシリンダに固定することを特徴としている。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1〜図3は本発明の一実施形態
としてのロータリダイカッタの切断具取付構造を示すも
ので、図1はその構造を適用されたナイフシリンダ(も
しくはアンビルシリンダ)を一部破断して示す斜視図、
図2は図1のII−II矢視断面図、図3は図1の III−II
I 矢視断面図である。なお、本実施形態では、本発明を
図4(A)および図4(B)にて前述したものと同様の
ロータリダイカッタに適用した場合について説明する。
従って、以下では、従来技術と同様の部分についての説
明は省略し、本発明の特徴的な構成に係わる部分につい
てのみ説明する。
【0028】図1〜図3に示す本実施形態の構造は、ロ
ータリダイカッタのナイフシリンダ30上に、切断具と
しての刃物取付台4(図4,図5,図8参照)を取り付
けるためのものである。ナイフシリンダ30には、断面
形状がコ字形の溝31がシリンダ軸方向に沿って1本形
成されている。
【0029】この溝31内には、図2および図3に示す
ように、回転方向および軸方向について溝31よりも若
干小さい矩形断面を有するスライドベース(位置調整部
材)32が、回転方向および軸方向に移動可能に嵌合さ
れている。このスライドベース32の高さは、溝31の
深さとほぼ等しく、スライドベース32を溝31に嵌合
させた状態で、スライドベース32の上面は、ナイフシ
リンダ30の外周面とほぼ面一になるように形成されて
いる。
【0030】また、スライドベース32には、長手方向
に適当な間隔をあけて複数のボルト貫通孔32aが形成
されるとともに、ナイフシリンダ30における溝31底
部には、シリンダ軸方向にボルト貫通孔32aと同一の
間隔をあけて複数(ボルト貫通孔32aと同数)のボル
ト孔30aが形成されている。そして、図2に示すよう
に、スライドベース32は、ボルト貫通孔32aを貫通
しボルト孔30aに螺合するボルト33を締め付けるこ
とにより、溝31内でナイフシリンダ30に対して固定
される。このとき、ボルト貫通孔32aの直径は、ボル
ト33の直径よりも若干大きく形成され、スライドベー
ス32をナイフシリンダ30の回転方向および軸方向に
移動させるのに十分な調整代がとれるようになってい
る。
【0031】このように構成されたスライドベース32
を介して、図1および図3に示すように、刃物取付台4
の回転方向の位置を規制する当金7が、ナイフシリンダ
30に固定される。つまり、当金7には、長手方向に適
当な間隔をあけて複数のボルト貫通孔7cが形成される
とともに、スライドベース32の上面には、ボルト貫通
孔7cと同一の間隔をあけて複数(ボルト貫通孔7cと
同数)のボルト孔32bが形成されており、図3に示す
ように、当金7は、ボルト貫通孔7cを貫通しボルト孔
32bに螺合するボルト34を締め付けることにより、
スライドベース32に対して固定される。
【0032】なお、図5(A)および図5(B)にて前
述したものと同様、本実施形態の当金7にも、刃物取付
台4の前端縁が嵌合する凹部7bが左右方向全長に亘っ
て形成されている。また、当金7の上面には、前述のご
とく刃物取付台4の軸方向の位置決めを行なう際に用い
られる軸方向取付基準線7aが設けられている。上述の
ごとく構成された本実施形態の切断具取付構造では、当
金7をナイフシリンダ2に取り付ける際に、シリンダ軸
方向や回転方向に移動可能なスライドベース32を介在
させ、機械毎に、スライドベース32をシリンダ軸方向
や回転方向に移動させてその位置を調整することによ
り、当金7の位置を調整することができる。
【0033】前述したように、一つの工場に複数台の同
一機械(ロータリダイカッタ)が設置されており、これ
らの機械の間で、刃物取付台4やカッティングプレート
20を共用したいときには、いずれか一つの機械を基準
にして、その機械に、その他の機械における当金7と止
め具24との相対位置を合わせる必要がある。その際、
本実施形態では、当金7をスライドベース32上から取
り外し、次いで、ボルト33を弛め、スライドベース3
2のボルト貫通孔32aの調整代を利用して、スライド
ベース32をナイフシリンダ30の回転方向や軸方向に
所定量だけ動かして、当金7と止め具24との相対位置
を調整する。
【0034】このように、本実施形態の切断具取付構造
によれば、当金7と止め具24との相対位置を調整する
ことが可能になるので、同一の機械を複数台有する工場
において、機械毎に基準のズレがあっても刃物取付台4
およびカッティングプレート20を機械間で共用できる
ようになり、設備コストを大幅に削減できるほか、生産
の柔軟性を大幅に向上することができる。
【0035】なお、上述した実施形態では、本発明をナ
イフシリンダ30に適用した場合であるが、本発明の構
造は、ロータリダイカッタのアンビルシリンダ40上
に、切断具としてのカッティングプレート20(図6,
図7参照)を取り付ける場合にも、上述と同様に適用さ
れる。即ち、図1〜図3にカッコ付き符号により示すご
とく、アンビルシリンダ40に、前述と同様の溝31を
形成し、この溝31内に、前述と同様のスライドベース
32をアンビルシリンダ40の回転方向および軸方向に
移動可能に嵌合し、スライドベース32を介して止め具
24(図6,図7参照)をアンビルシリンダに固定す
る。従って、この場合も、上述した実施形態と同様の作
用効果を得ることができる。
【0036】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のロータリ
ダイカッタの切断具取付構造(請求項1,2)によれ
ば、シリンダ軸方向や回転方向に移動可能なスライドベ
ースをそなえ、このスライドベースを介して当金または
止め具をナイフシリンダまたはアンビルシリンダに固定
するという極めて簡素な構成により、当金と止め具との
相対位置を調整することができるので、同一の機械を複
数台有する工場において、機械毎に基準のズレがあって
も刃物取付台やカッティングプレートを機械間で共用で
きるようになり、設備コストを大幅に削減できるほか、
生産の柔軟性を大幅に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてのロータリダイカッ
タの切断具取付構造を適用されたナイフシリンダ(もし
くはアンビルシリンダ)を一部破断して示す斜視図であ
る。
【図2】図1のII−II矢視断面図である。
【図3】図1の III−III 矢視断面図である。
【図4】従来のロータリダイカッタを示すもので、
(A)はその一部を破断して示す正面図、(B)はその
模式的な側面図である。
【図5】従来のナイフシリンダへの刃物取付台の取付構
造を示すもので、(A)はその構造を有するナイフシリ
ンダを示す斜視図、(B)は(A)のB−B矢視拡大断
面図、(C)は(A)のC−C矢視拡大断面図である。
【図6】従来のアンビルシリンダを示す斜視図である。
【図7】従来のアンビルシリンダへのカッティングプレ
ートの取付構造を示す要部断面図である。
【図8】雄雌罫入れ加工を説明するための要部断面図で
ある。
【図9】雌形を位置決めするためのアタッチメントを示
す断面図である。
【符号の説明】
4 刃物取付台(切断具) 7 当金 20 カッティングプレート(切断具) 24 止め具 30 ナイフシリンダ 31 溝 32 スライドベース(位置調整部材) 32a ボルト貫通孔 33 ボルト 40 アンビルシリンダ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ナイフシリンダ上に、切断具としての刃
    物取付台の回転方向の位置を規制する当金を固着して成
    るロータリダイカッタにおいて、該ナイフシリンダに溝
    を形成するとともに、該溝内に、位置調整部材を該ナイ
    フシリンダの回転方向および軸方向に移動可能に嵌合
    し、該位置調整部材を介して該当金を該ナイフシリンダ
    に固定することを特徴とする、ロータリダイカッタの切
    断具取付構造。
  2. 【請求項2】 アンビルシリンダ上に、切断具としての
    カッティングプレートを巻き付け止め具に係止させて固
    定するロータリダイカッタにおいて、該アンビルシリン
    ダに溝を形成するとともに、該溝内に、位置調整部材を
    該アンビルシリンダの回転方向および軸方向に移動可能
    に嵌合し、該位置調整部材を介して該止め具を該アンビ
    ルシリンダに固定することを特徴とする、ロータリダイ
    カッタの切断具取付構造。
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