JPH10235141A - ボイラ排ガス処理装置 - Google Patents

ボイラ排ガス処理装置

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JPH10235141A
JPH10235141A JP9039082A JP3908297A JPH10235141A JP H10235141 A JPH10235141 A JP H10235141A JP 9039082 A JP9039082 A JP 9039082A JP 3908297 A JP3908297 A JP 3908297A JP H10235141 A JPH10235141 A JP H10235141A
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gas
heat
leak
exhaust gas
air
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Fumihiko Yamaguchi
文彦 山口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボイラ排ガス処理装置の小型、軽量化と、設
備費及び運転費の低減を図る。 【解決手段】 ボイラ1の排ガス2を、脱硝装置3、集
塵機5、脱硫装置7を備えて処理するようにしているボ
イラ排ガス処理装置であって、集塵機5の前側に備えた
ノンリーク式ガスガスヒータ(熱回収器)26と、脱硫
装置7の後側に備えたノンリーク式ガスガスヒータ(再
加熱器)27と、ボイラ1に空気10を供給する空気流
路11に備えたノンリーク式空気予熱器28と、循環ポ
ンプ29を備えてノンリーク式ガスガスヒータ(熱回収
器)26とノンリーク式空気予熱器28との間に熱媒3
0を循環させる空気加熱循環流路31と、空気加熱循環
流路31に接続され流量調節弁32を介してノンリーク
式ガスガスヒータ(再加熱器)27に熱媒30を循環す
るガス加熱分岐流路33とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボイラ排ガス処理
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来における石炭焚ボイラからの
排ガスを処理する排ガス処理装置の一例を表わしたもの
であって、ボイラ1からの排ガス2は、脱硝装置3、空
気予熱器(GAH)4、集塵機(電気式集塵機EP)
5、ガスガスヒータ(GGH)6、及び脱硫装置7を経
た後、再び前記ガスガスヒータ6に導かれて加熱され、
その後煙突8に導かれて大気に排出されるようになって
いる。
【0003】石炭焚ボイラの場合を例にとって説明する
と、ボイラ1からの排ガス2は、通常約300℃〜40
0℃の温度を有しており、従ってこの排ガス2の熱を利
用してボイラ1に供給される空気の加熱を行うために、
空気ファン9から供給される空気10を、空気流路11
を介して前記空気予熱器4に導くことにより前記脱硝装
置3を経た後の高温の排ガス2と熱交換させて加熱し、
加熱された空気10は燃焼空気としてボイラ1に供給す
るようにしている。また空気流路11には、空気予熱器
4による空気10の加熱を補足したり、或いは空気10
の温度を調節するための蒸気ヒータ12を設けるように
している場合がある。
【0004】また、前記脱硫装置7(湿式脱硫装置)に
導かれて脱硫された後の排ガス2の温度は、通常約40
℃〜50℃と低い温度になっている。
【0005】一方、煙突8に導かれる排ガス2の温度
は、白煙の防止と亜硫酸ガス(SO2)の拡散性向上の
目的から、通常90℃〜100℃の排出維持温度をキー
プする必要がある。
【0006】このため、従来では、脱硫装置7の前側に
前記したようにガスガスヒータ6を設け、脱硫装置7出
口の排ガス2を、再び前記ガスガスヒータ6に導いて比
較的高い温度(例えば140℃前後)の排ガス2と熱交
換して加熱することにより90℃〜100℃の排出維持
温度に高めた後、前記煙突8に導くようにしている。
【0007】前記空気予熱器4及びガスガスヒータ6
は、図3に示すように中心軸13を中心に回転するよう
にした熱交換エレメント14に高温の排ガス2を流動さ
せて熱交換エレメント14を部分的に加熱し、該熱交換
エレメント14の加熱された部分に、前記空気ファン9
からの空気10、或いは脱硫装置7出側の低温の排ガス
2を流動させることによって加熱を行うようにした蓄熱
式熱交換方式を採用している。また、上記蓄熱式熱交換
方式には、前記した熱交換エレメント14を回転させる
ようにした方式の他に、熱交換エレメント14を固定と
し、該熱交換エレメント14に排ガス2及び空気10を
給排するためのダクトに備えたフードを回転させるよう
にした方式のものもある。
【0008】しかし、前記蓄熱式熱交換方式を採用して
いる前記空気予熱器4及びガスガスヒータ6は、構造が
非常に大型且つ大重量となり、設備費が多大となってし
まう問題を有し、更に前記熱交換エレメント14或いは
フードを回転するための動力による運転費も増加すると
いう問題を有していた。
【0009】又、近年では、前記集塵機5をガスガスヒ
ータ6の下流側に設けるようにした低低温システムと呼
ばれる方式が多用されるようになってきている。
【0010】図4は上記低低温システムの一例を示した
もので、図3と同様の蓄熱式熱交換方式の空気予熱器4
からの排ガス2を、熱回収側ガスガスヒータ6Aを通し
た後、集塵機5に供給し、集塵機5からの排ガス2を脱
硫装置7に供給し、脱硫装置7からの排ガス2を再加熱
側ガスガスヒータ6Bを通した後、煙突8に導くように
している。
【0011】更に、前記熱回収側ガスガスヒータ6A及
び再加熱側ガスガスヒータ6Bは、夫々図5及び図6に
示すようなシェルアンドチューブによるノンリーク式の
熱交換器によって構成するようにしている。図5はノン
リーク式のU字管式熱交換器15の場合を示し、また図
6はノンリーク式の直管式熱交換器16の場合を示して
いる。前記図4では、前記熱回収側ガスガスヒータ6A
及び再加熱側ガスガスヒータ6Bに、図5に示したU字
管式熱交換器15を用いた場合を示している。
【0012】前記熱回収側ガスガスヒータ6Aと再加熱
側ガスガスヒータ6Bとの間には、循環ポンプ17によ
り水等の熱媒18aを循環させるようにした循環流路1
8が備えられている。
【0013】前記図5及び図6に示したU字管式熱交換
器15と直管式熱交換器16とは、略同等の構成を有し
ており、夫々、容器19内に備えられた伝熱管20に対
して熱媒入口21から熱媒18aを流入し、伝熱管20
を通した熱媒18aを熱媒出口22から流出させるよう
にし、また、ガス入口23から容器19内に排ガス2を
供給し、容器19内に備えた邪魔板24に沿って排ガス
2を流した後、排ガス出口25から流出させるようにな
っており、排ガス2と熱媒18aの系統が分離されたノ
ンリーク式となっている。
【0014】上記したようなノンリーク式の熱交換器例
えばU字管式熱交換器15或いは直管式熱交換器16を
採用した熱回収側ガスガスヒータ6A及び再加熱側ガス
ガスヒータ6Bは、前記図3に示したような蓄熱式熱交
換方式を採用しているガスガスヒータ6に比して、構造
を大幅に小型化することができると共に、重量も大幅に
削減されて設備費を低減することができ、更に図3のガ
スガスヒータ6のように熱交換エレメント14或いはフ
ードを回転させる方式に比して運転費も大幅に低減する
ことができる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図4に示した
従来のボイラ排ガス処理装置においても、前述したよう
に、空気予熱器4は依然として蓄熱式熱交換方式を採用
しているために、空気予熱器4の構造が大型且つ大重量
になると共に多大の設備費を要するという問題を有し、
また、図3に示す蓄熱式熱交換方式のガスガスヒータ6
に代えて、ノンリーク式の熱回収側ガスガスヒータ6A
及び再加熱側ガスガスヒータ6Bを採用することによっ
て各々の設備費用は低減することができるが、熱回収側
ガスガスヒータ6Aと再加熱側ガスガスヒータ6Bの2
台が必要となるために、やはり設備費を大幅に低減する
ことはできないという問題を有していた。
【0016】本発明は、上記課題に鑑みてなしたもの
で、ボイラ排ガス処理装置の小型、軽量化と、設備費及
び運転費の低減を図ることができるボイラ排ガス処理装
置を提供することを目的としたものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ボイラの排ガスを、脱硝装置、集塵機、脱硫装置を
備えて処理するようにしているボイラ排ガス処理装置で
あって、前記集塵機の前側に備えたノンリーク式ガスガ
スヒータ(熱回収器)と、前記脱硫装置の後側に備えた
ノンリーク式ガスガスヒータ(再加熱器)と、ボイラに
空気を供給する空気流路に備えたノンリーク式空気予熱
器と、循環ポンプを備えて前記ノンリーク式ガスガスヒ
ータ(熱回収器)とノンリーク式空気予熱器との間に熱
媒を循環させる空気加熱循環流路と、該空気加熱循環流
路に接続され流量調節弁を介して前記ノンリーク式ガス
ガスヒータ(再加熱器)に熱媒を循環するガス加熱分岐
流路とを備えたことを特徴とするボイラ排ガス処理装
置、に係るものである。
【0018】請求項2に記載の発明は、ボイラの排ガス
を、脱硝装置、集塵機、脱硫装置を備えて処理するよう
にしているボイラ排ガス処理装置であって、前記集塵機
の前側に備えた第1と第2の熱交換部を有するノンリー
ク式ガスガスヒータ(熱回収器)と、前記脱硫装置の後
側に備えたノンリーク式ガスガスヒータ(再加熱器)
と、ボイラに空気を供給する空気流路に備えたノンリー
ク式空気予熱器と、循環ポンプを備えて前記ノンリーク
式ガスガスヒータ(熱回収器)の第1の熱交換部とノン
リーク式空気予熱器との間に熱媒を循環させる空気加熱
循環流路と、循環ポンプを備えて前記ノンリーク式ガス
ガスヒータ(熱回収器)の第2の熱交換部とノンリーク
式ガスガスヒータ(再加熱器)との間に熱媒を循環させ
るガス加熱循環流路とを備えたことを特徴とするボイラ
排ガス処理装置、に係るものである。
【0019】本発明の請求項1又は2に記載のボイラ排
ガス処理装置では、脱硝装置と集塵機との間にノンリー
ク式ガスガスヒータ(熱回収器)を備えて、脱硝装置か
らの高温の排ガスの熱を回収し、回収した熱で、ノンリ
ーク式ガスガスヒータ(再加熱器)により脱硫装置出口
の排ガスの温度を排出維持温度まで加熱すると共に、ノ
ンリーク式空気予熱器によってボイラに供給する空気の
加熱を行うようにしているので、従来の蓄熱式熱交換方
式の空気予熱器を備えた装置に比して、ボイラ排ガス処
理装置全体の小型、軽量化を図ることができ、且つ設備
費を大幅に低減することができると共に、従来の蓄熱式
熱交換方式の空気予熱器を備えた場合に比して運転費を
大幅に低減することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。
【0021】図1は請求項1に記載の発明を実施する形
態の一例であって、図中、図4と同一の符号を付した部
分は同一物を表わしている。
【0022】図1に示す如く、ボイラ1からの排ガス2
を導入する脱硝装置3と、集塵機5との間に、熱交換器
例えば図5或いは図6に示すようなU字管式熱交換器1
5或いは直管式熱交換器16からなるノンリーク式ガス
ガスヒータ(熱回収器)26を設ける。
【0023】また、集塵機5の後側に配置される脱硫装
置7の後側に、熱交換器例えば図5或いは図6に示すよ
うなU字管式熱交換器15或いは直管式熱交換器16か
らなるノンリーク式ガスガスヒータ(再加熱器)27を
設ける。
【0024】また、空気ファン9からの空気10をボイ
ラ1に供給するための空気流路11に、熱交換器例えば
図5或いは図6に示すようなU字管式熱交換器15或い
は直管式熱交換器16からなるノンリーク式空気予熱器
28を設ける。
【0025】更に、循環ポンプ29を備えて前記ノンリ
ーク式ガスガスヒータ(熱回収器)26とノンリーク式
空気予熱器28との間に熱媒30を循環させる空気加熱
循環流路31と、該空気加熱循環流路31に接続され流
量調節弁32を介して前記ノンリーク式ガスガスヒータ
(再加熱器)27に熱媒30を循環するガス加熱分岐流
路33を設ける。前記空気加熱循環流路31とガス加熱
分岐流路33は、供給側31a,33a同士が接続さ
れ、戻り側31b,33b同士が接続されている。
【0026】前記循環ポンプ29は、ノンリーク式ガス
ガスヒータ(熱回収器)26に対する熱媒30の戻り側
(低温側)に設けるようにしている。
【0027】前記ノンリーク式ガスガスヒータ(再加熱
器)27から煙突8に導かれる排ガス2の温度を検出す
る温度計34を設け、該温度計34の検出値35が90
℃〜100℃の排出維持温度になるように、前記流量調
節弁32を制御する制御器36を設ける。
【0028】次に、上記図1に示した実施の形態の作用
を説明する。
【0029】脱硝装置3からの排ガス2と、循環ポンプ
29によって供給される熱媒30とが、ノンリーク式ガ
スガスヒータ(熱回収器)26において熱交換されるこ
とにより、排ガス2は温度が低下されて集塵機5に導か
れる。
【0030】また、上記ノンリーク式ガスガスヒータ
(熱回収器)26にて熱交換により加熱された熱媒30
は、その一部が空気加熱循環流路31によりノンリーク
式空気予熱器28に供給されて空気ファン9からの空気
10と熱交換を行って空気10を加熱し、又前記加熱さ
れた熱媒30の一部がガス加熱分岐流路33を介してノ
ンリーク式ガスガスヒータ(再加熱器)27に供給され
ることにより、脱硫装置7を出た後の低温(約40℃〜
50℃)の排ガス2と熱交換を行って排ガス2を加熱す
る。
【0031】この時、温度計34によりノンリーク式ガ
スガスヒータ(再加熱器)27出口の排ガス2の温度を
検出し、その検出値35が90℃〜100℃の排出維持
温度になるように、制御器36により流量調節弁32を
制御してノンリーク式ガスガスヒータ(再加熱器)27
に供給する熱媒30の流量を調節する。これにより、煙
突8に導かれる排ガス2の温度を常に90℃〜100℃
の排出維持温度に保持することができる。
【0032】上記によれば、前記ノンリーク式ガスガス
ヒータ(再加熱器)27出口の温度が90℃〜100℃
の排出維持温度になるように、流量調節弁32によって
流量が制御された残りの全ての熱媒30が、ノンリーク
式空気予熱器28に供給されて空気10の加熱を行うよ
うになる。この時、ノンリーク式空気予熱器28により
空気10を加熱する熱量が足りない場合、或いはボイラ
1に供給する空気10の温度を安定に制御する場合に
は、蒸気ヒータ12を作動させることにより空気10の
加熱を行う。
【0033】図1に示した装置では、脱硝装置3と集塵
機5との間にノンリーク式ガスガスヒータ(熱回収器)
26を備えて、脱硝装置3からの高温の排ガス2の熱を
回収し、回収した熱で、ノンリーク式ガスガスヒータ
(再加熱器)27により脱硫装置7出口の排ガス2の温
度を排出維持温度まで加熱すると共に、ノンリーク式空
気予熱器28によってボイラ1に供給する空気10の加
熱を行うようにしているので、図4における蓄熱式熱交
換方式の空気予熱器4を備えた方式に比して、ボイラ排
ガス処理装置全体の小型、軽量化を図ることができ、且
つ設備費を大幅に低減することができると共に、図4の
蓄熱式熱交換方式の空気予熱器4を備えた場合に比して
運転費を大幅に低減することができる。
【0034】図2は、請求項2に記載の発明を実施する
形態の一例であって、前記図1に示したものと同一のも
のには同一の符号を付して説明は省略する。
【0035】脱硝装置3の後側に、第1の熱交換部37
と第2の熱交換部38とを備えたノンリーク式ガスガス
ヒータ(熱回収器)39を設ける。
【0036】また、前記ノンリーク式ガスガスヒータ
(熱回収器)39の第1の熱交換部37と、空気流路1
1に備えたノンリーク式空気予熱器28との間に、供給
側41aと戻り側41bを備え、戻り側41bに備えた
循環ポンプ40により水等の熱媒30を循環するように
した空気加熱循環流路41を設ける。
【0037】また、前記ノンリーク式ガスガスヒータ
(熱回収器)39の第2の熱交換部38と、脱硫装置7
の後側に備えたノンリーク式ガスガスヒータ(再加熱
器)27との間に、供給側43aと戻り側43bを備
え、戻り側43bに備えた循環ポンプ42により水等の
熱媒30を循環するようにしたガス加熱循環流路43を
設ける。
【0038】即ち、図2の装置では、空気加熱循環流路
41とガス加熱循環流路43とが独立した構成となって
いる。
【0039】また、前記ノンリーク式ガスガスヒータ
(再加熱器)27から煙突8に導かれる排ガス2の温度
を検出している温度計34からの検出値35に基づい
て、前記循環ポンプ42による熱媒30の流量を制御す
るようにした制御器44を設ける。
【0040】次に、上記図2に示した実施の形態の作用
を説明する。
【0041】脱硝装置3からの排ガス2がノンリーク式
ガスガスヒータ(熱回収器)39に供給されると、循環
ポンプ40によってノンリーク式ガスガスヒータ(熱回
収器)39の第1の熱交換部37に供給されている熱媒
30が加熱され、加熱された熱媒30は、空気加熱循環
流路41によりノンリーク式空気予熱器28に供給され
て空気ファン9からボイラ1に供給される空気10を加
熱する。
【0042】又同時に、循環ポンプ42によってノンリ
ーク式ガスガスヒータ(熱回収器)39の第2の熱交換
部38に供給されている熱媒30が加熱され、加熱され
た熱媒30は、ガス加熱循環流路43を介してノンリー
ク式ガスガスヒータ(再加熱器)27に供給されること
により、脱硫装置7を出た後の低温(約40℃〜50
℃)となった排ガス2を加熱する。
【0043】この時、温度計34によりノンリーク式ガ
スガスヒータ(再加熱器)27出口の排ガス2の温度を
検出し、その検出値35が90℃〜100℃の排出維持
温度になるように、制御器44により循環ポンプ42を
制御してノンリーク式ガスガスヒータ(再加熱器)27
に供給する熱媒30の流量を調節する。これにより、煙
突8に導かれる排ガス2の温度を常に90℃〜100℃
の排出維持温度に保持することができる。
【0044】図2に示した装置においても、図4に示し
た従来装置に比して、ボイラ排ガス処理装置全体の小
型、軽量化を図ることができ、且つ設備費を大幅に低減
することができると共に、図4の蓄熱式熱交換方式の空
気予熱器4に比して運転費を大幅に低減することができ
る。
【0045】尚、本発明のボイラ排ガス処理装置は、上
述の図1及び図2に示したもののみに限定されるもので
はなく、石炭焚ボイラ以外に重油焚ボイラ等にも適用す
ることができること、ノンリーク型の熱交換方式には種
々の方式のものを採用することができること、その他本
発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え
得ること、等は勿論である。
【0046】
【発明の効果】本発明の請求項1又は2に記載のボイラ
排ガス処理装置によれば、脱硝装置と集塵機との間にノ
ンリーク式ガスガスヒータ(熱回収器)を備えて、脱硝
装置からの高温の排ガスの熱を回収し、回収した熱で、
ノンリーク式ガスガスヒータ(再加熱器)により脱硫装
置出口の排ガスの温度を排出維持温度まで加熱すると共
に、ノンリーク式空気予熱器によってボイラに供給する
空気の加熱を行うようにしているので、従来の蓄熱式熱
交換方式の空気予熱器を備えた装置に比して、ボイラ排
ガス処理装置全体の小型、軽量化を図ることができ、且
つ設備費を大幅に低減することができると共に、従来の
蓄熱式熱交換方式の空気予熱器を備えた場合に比して運
転費を大幅に低減することができるという優れた効果を
奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載の発明を実施する形態の一例の
概要を示す側面図である。
【図2】請求項2に記載の発明を実施する形態の一例の
概要を示す側面図である。
【図3】従来のボイラ排ガス処理装置の一例の概要を示
す側面図である。
【図4】従来のボイラ排ガス処理装置の他の低低温シス
テムの一例の概要を示す側面図である。
【図5】ノンリーク式のU字管式熱交換器の一例を示す
切断側面図である。
【図6】ノンリーク式の直管式熱交換器の一例を示す切
断側面図である。
【符号の説明】
1 ボイラ 2 排ガス 3 脱硝装置 5 集塵機 7 脱硫装置 10 空気 11 空気流路 26 ノンリーク式ガスガスヒータ(熱回収
器) 27 ノンリーク式ガスガスヒータ(再加熱
器) 28 ノンリーク式空気予熱器 29 循環ポンプ 30 熱媒 31 空気加熱循環流路 32 流量調節弁 33 ガス加熱分岐流路 37 熱交換部 38 熱交換部 39 ノンリーク式ガスガスヒータ(熱回収
器) 40 循環ポンプ 41 空気加熱循環流路 42 循環ポンプ 43 ガス加熱循環流路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボイラの排ガスを、脱硝装置、集塵機、
    脱硫装置を備えて処理するようにしているボイラ排ガス
    処理装置であって、前記集塵機の前側に備えたノンリー
    ク式ガスガスヒータ(熱回収器)と、前記脱硫装置の後
    側に備えたノンリーク式ガスガスヒータ(再加熱器)
    と、ボイラに空気を供給する空気流路に備えたノンリー
    ク式空気予熱器と、循環ポンプを備えて前記ノンリーク
    式ガスガスヒータ(熱回収器)とノンリーク式空気予熱
    器との間に熱媒を循環させる空気加熱循環流路と、該空
    気加熱循環流路に接続され流量調節弁を介して前記ノン
    リーク式ガスガスヒータ(再加熱器)に熱媒を循環する
    ガス加熱分岐流路とを備えたことを特徴とするボイラ排
    ガス処理装置。
  2. 【請求項2】 ボイラの排ガスを、脱硝装置、集塵機、
    脱硫装置を備えて処理するようにしているボイラ排ガス
    処理装置であって、前記集塵機の前側に備えた第1と第
    2の熱交換部を有するノンリーク式ガスガスヒータ(熱
    回収器)と、前記脱硫装置の後側に備えたノンリーク式
    ガスガスヒータ(再加熱器)と、ボイラに空気を供給す
    る空気流路に備えたノンリーク式空気予熱器と、循環ポ
    ンプを備えて前記ノンリーク式ガスガスヒータ(熱回収
    器)の第1の熱交換部とノンリーク式空気予熱器との間
    に熱媒を循環させる空気加熱循環流路と、循環ポンプを
    備えて前記ノンリーク式ガスガスヒータ(熱回収器)の
    第2の熱交換部とノンリーク式ガスガスヒータ(再加熱
    器)との間に熱媒を循環させるガス加熱循環流路とを備
    えたことを特徴とするボイラ排ガス処理装置。
JP9039082A 1997-02-24 1997-02-24 ボイラ排ガス処理装置 Pending JPH10235141A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112742154A (zh) * 2019-10-29 2021-05-04 北京万信同和能源科技有限公司 利用烟气余热消除湿烟羽的装置和方法

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