JPH10234735A - 超音波プローブ - Google Patents

超音波プローブ

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JPH10234735A
JPH10234735A JP9037550A JP3755097A JPH10234735A JP H10234735 A JPH10234735 A JP H10234735A JP 9037550 A JP9037550 A JP 9037550A JP 3755097 A JP3755097 A JP 3755097A JP H10234735 A JPH10234735 A JP H10234735A
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JP
Japan
Prior art keywords
ultrasonic probe
ultrasonic
sheath
diameter portion
diameter
Prior art date
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Pending
Application number
JP9037550A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidemichi Aoki
秀道 青木
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP9037550A priority Critical patent/JPH10234735A/ja
Publication of JPH10234735A publication Critical patent/JPH10234735A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成により、超音波プローブを鉗子チャ
ンネルや体腔内に挿入した場合の挿入部の対座屈性を向
上させることにある。 【解決手段】回転又は進退移動するフレキシブルシャフ
ト8に連結された超音波振動子部5が可撓性のシース4
内の先端部に内在された超音波プローブ1において、可
撓性のシース4は、超音波振動子部5近傍より基端側に
おいて厚肉化されている。この構成によれば、挿入部2
の挿入長が長くなった場合、座屈しやすい先端側細径部
4aに代えて対座屈性の高い基端側太径部4cを把持するこ
とにより術者が把持する部分と鉗子口13との間で挿入部
2が座屈することがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波画像診断を
行う際に使用する可撓性のシースを有する超音波プロー
ブに関する。
【0002】
【従来の技術】挿入部先端に超音波振動子を具え、内視
鏡の鉗子チャンネルに挿入可能に構成された超音波プロ
ーブは、内視鏡に本来設けられている鉗子チャンネルな
どに挿入して用いられるもので、内視鏡の挿入部の径を
太くする必要が無く、被検者の苦痛が少なくてすむので
最近広く用いられるようになってきている。
【0003】ところで、このような超音波プローブの挿
入部は細径であるので、捻れたり、座屈したりしやす
い。特開平5-277114号公報ではシースの鉗子口からプロ
ーブの手元側駆動部までの間におけるシースの周囲に蛇
腹状で伸縮自在の保護部材を設け、これによりシースの
捻れなどを防ぐ技術が開示されている。
【0004】また、特開平7-222749号公報では、シース
の捻れを防止するために、金属線材をコイル状に巻回す
ることにより形成したコイルスリーブを前記公報と同様
の位置に設けることが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
(従来技術の欠点)しかしながら、前述した従来の超音
波プローブは、超音波プローブ挿入部の一部が補強され
ているものの、それ以外の部分、即ち、超音波プローブ
を鉗子口から挿入する際や超音波プローブを鉗子チャン
ネル内で進退移動する際に術者が把持する部分は補強さ
れていなかった。
【0006】よって、超音波プローブが内視鏡鉗子チャ
ンネル内に挿通されている際、超音波プローブ挿入部が
内視鏡鉗子チャンネル内に挿通されている長さ(挿入
長)が長く、かつ、術者が把持する部分に加わる力量が
大きくなった場合、鉗子口と把持部との間で超音波プロ
ーブが座屈してしまう虞れがあった。また、超音波プロ
ーブを内視鏡鉗子チャンネルを介することなく、直接体
内に挿入する場合にも同様の問題が生ずる。さらに、挿
入部を補強するために特別な構成を必要とするため、操
作が煩わしかった。
【0007】(発明の目的)本発明は前記課題に着目し
てなされたもので、その目的とするところは、簡単な構
成により、超音波プローブを鉗子チャンネルや体腔内に
挿入した場合の挿入部の対座屈性を向上させることにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、回転又は進退移動する駆動軸に連結され
た超音波振動子部が可撓性シース内の先端部に内在され
た超音波プローブにおいて、前記可撓性シースは、前記
超音波振動子部近傍より基端側において厚肉化されてい
ることを特徴とするものである。前記のように構成した
ので、簡単な構成により超音波プローブを鉗子チャンネ
ルや体腔内に挿入した場合の挿入部の対座屈性を向上さ
せることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
<第1の実施形態>図1乃至図2を参照して、本発明の
第1の実施形態を説明する。図1は本発明の第1実施形
態に係る超音波プローブの一部断面図、図2は同実施形
態に係る超音波プローブの先端部の断面図である。
【0010】図1に示すように、超音波プローブ1は、
挿入部2と、この挿入部2の基端部に接続され、後述す
る超音波診断装置12の駆動ユニット15に接続されるコネ
クタ部3とから構成される。
【0011】図2に示すように、挿入部2を全長に渡り
覆う可撓性のシース4は、その先端側から先端側細径部
4a、肉厚変化部4b及び基端側太径部4cにより構成され
る。本実施形態では、先端側細径部4aの外径は2.0mm程
度となっており肉厚変化部4bにおいて徐々にシース4が
肉厚化する。肉厚変化部4bの基端側が基端側太径部4cで
あり、コネクタ部3まで延在している。なお、本実施形
態では基端側太径部4cの外径は2.4mm程度となってい
る。
【0012】挿入部2の先端部には、ハウジング6に接
着固定された超音波振動子部5が設けられている。ま
た、シース4の材質としては、音響透過性の良いポリエ
チレン、ポリメチルペンテン等が用いられているので、
シース4の超音波振動子部5を覆う部分は、音響窓7と
しての役割を果たす。
【0013】シース4内には、中空のフレキシブルシャ
フト8が設けられており、その先端側はハウジング6に接
続され、基端側はコネクタ部3内に延在している。フレ
キシブルシャフト8内には図示しない同軸ケーブルが挿
通されており、この同軸ケーブルの先端側は超音波振動
子部5に接続され、基端側はコネクタ部3に接続されて
いる。
【0014】図3は超音波プローブ1を組み込んだ超音
波診断システム10の全体図であり、この超音波診断シス
テム10は、超音波プローブ1が挿通される内視鏡11と、
超音波診断画像を得るための超音波診断装置12により構
成される。この図3では、超音波プローブ1を経内視鏡
的に体腔内へ挿入している状態を示しているが、超音波
プローブ1を内視鏡11を介することなく、直接体腔内に
挿入することも適宜実施可能である。
【0015】超音波プローブ1の挿入部2は、内視鏡11の
鉗子口13及び鉗子チャンネル14を介して体腔内に導かれ
る。超音波プローブ1は、コネクタ部3を介して超音波診
断装置12の駆動ユニット15と機械的且つ電気的に接続さ
れている。この駆動ユニット15は、超音波振動子部5を
ラジアル方向に回転又はリニア方向に進退移動させるた
めの駆動力をフレキシブルシャフト8に伝達するための
ものであり、支持アーム18を介してカート19に固定され
ている。
【0016】駆動ユニット15に接続された観測装置16
は、その内部の図示しない駆動信号発生回路から超音波
振動子部5に超音波駆動信号を印加して超音波を出射さ
せるとともに、生体側で反射された超音波エコーを受信
して超音波振動子部5により変換された電気信号(エコ
ー信号)に対して増幅回路で増幅させ、さらにこの電気
信号を映像信号に変換する。そして、この映像信号に基
づき観測装置16に設けられたモニタ17に超音波画像が表
示される。観測装置16及びモニタ17は、いずれもカート
18に載置されている。
【0017】以上述べたように構成されている第1実施
形態の作用を説明する。まず、術者が超音波プローブ1
の先端側細径部4aを把持し、内視鏡11の鉗子口13から先
端側細径部4aの先端を鉗子チャンネル14内に挿入する。
そして、先端側細径部4aの鉗子チャンネル14内への挿入
長が長くなり、術者により把持されている先端側細径部
4aへの挿入力量が大きくなった場合、術者は対座屈性の
高い基端側太径部4cを把持する。
【0018】超音波振動子部5を所望の観察対象部位に
導いた後、駆動ユニット15による回転またはリニア方向
に進退移動させるための駆動力がフレキシブルシャフト
8を介して超音波振動子部5に伝達される。超音波振動
子部5の回転または進退移動により体腔内を超音波走査
することができ、所望の超音波画像を得ることができ
る。
【0019】以上説明したように本実施形態によれば、
先端側細径部4aを肉厚変化部4bにおいて肉厚化し基端側
太径部4cを形成したので、挿入部2の挿入長が長くなっ
た場合は、座屈しやすい先端側細径部4aに代えて対座屈
性の高い基端側太径部4cを把持することにより、術者が
把持する部分と鉗子口13との間で挿入部2が座屈するこ
とがなくなる。
【0020】また、基端側太径部4cはシース4自体を厚
肉化し補強しているので、特別な補強手段を必要とせ
ず、取り扱いが簡単である。また、シース4は肉厚変化
部4bにおいて徐々に肉厚化されているので、その表面が
滑らかであり、洗浄、消毒が容易である。さらに、先端
側細径部4aは、従来の超音波プローブの先端部と外径が
変わらないので、挿入性が損なわれない。
【0021】<第2の実施形態>次に、本発明の第2の
実施形態について、以下に説明する。図4は、本発明の
第2実施形態に係る超音波プローブの肉厚変化部4b近傍
の断面図である。
【0022】なお、この第2の実施形態は、ブレード22
を基端側太径部4cにおけるフレキシブルシャフト8の周
囲に巻回し、シース4内に含浸させた構成以外は、上述
した第1の実施の形態と基本的に同様の構成である。従
って、第1の実施形態と同様の構成部材については同一
番号を付し、その説明を省略する。
【0023】図4に示すように、超音波プローブ21の基
端側太径部4cの全長に渡り、フレキシブルシャフト8の
周囲に金属素線を編み込むことにより形成されたブレー
ド22を巻回し、シース4内に含浸させることにより、基
端側太径部4cをより強固なものとして、第1実施形態よ
りも座屈しにくい構成としている。
【0024】本実施の形態によれば、ブレード22を基端
側太径部4cにおけるフレキシブルシャフト8の周囲に巻
回し、シース4内に含浸させることにより、挿入部2が
より座屈しにくくなる。また、基端側太径部4cの伸び縮
みや捻れを抑制することもできる。
【0025】<第3の実施形態>次に、本発明の第3の
実施形態について、以下に説明する。図5は、本発明の
第3実施形態に係る超音波プローブを経乳頭的に膵管に
挿入した状態を示す図である。
【0026】なお、この第3の実施形態は、先端側細径
部4aの長さを少なくとも200mm程度とした以外の構成
は、上述した第1の実施の形態と基本的に同様の構成で
ある。従って、第1の実施形態と同様の構成部材につい
ては同一番号を付し、その説明を省略する。
【0027】本実施形態の超音波プローブ31の先端側細
径部4aの外径は、通常、乳頭32への挿入が容易とされる
2.0mm程度としている。また通常、膵管33の長さは約150
mmとされており、この長さを参考にして先端側細径部4a
の長さを少なくとも200mm程度としている。
【0028】このような超音波プローブ31を用いて体腔
内を超音波走査するには、まず、図5に示す位置まで内
視鏡11を体腔内に導く。そして、超音波プローブ31の挿
入部2を、内視鏡11の鉗子口13を介して鉗子チャンネル
14内に挿通させる。さらに、内視鏡11の先端から先端側
細径部4aを突出させ、この先端側細径部4aを乳頭32より
膵管33に挿入して、超音波診断を行う。
【0029】以上説明したように本実施形態によれば、
先端側細径部4aの外径を2.0mm程度としたので膵管33へ
の挿入が容易となる。また、先端側細径部4aの長さを少
なくとも200mm程度としたので、通常その長さが約150mm
とされる膵管33に、先端側細径部4aより太径の基端側太
径部4cが挿入されることがなく膵管33を傷つける虞れが
ない。
【0030】また、胆管34の内径及び長さが膵管33とほ
ぼ同様であるために、経乳頭的に超音波プローブ31の先
端側細径部4aを胆管34に挿入する場合でも、膵管33に挿
入する場合と同様の効果が得られる。つまり、先端側細
径部4aの外径及び長さをそれぞれ2.0mm及び200mm程度と
することにより、膵胆管への経乳頭的な挿入性を損なう
ことなく、術者が把持する部分と鉗子口13との間で挿入
部2が座屈すること防ぐことができる。
【0031】<第4の実施形態>次に、本発明の第4の
実施形態について、以下に説明する。図6は、本発明の
第4実施形態に係る超音波プローブの挿入部の先端部の
断面図である。
【0032】なお、この第4の実施形態は、シース4の
構成以外は、上述した第1の実施の形態と基本的に同様
の構成である。従って、第1の実施形態と同様の構成部
材については同一番号を付し、その説明を省略する。
【0033】図6に示すように、超音波プローブ44のシ
ース4先端側の肉厚は薄くなっており、肉厚変化部45よ
り基端側に向かうにつれ徐々に厚肉化され、所定の厚さ
で一定となるように構成されている。なお、他の実施形
態と異なり本実施形態の挿入部2の外径は全長に渡って
一定となっている。
【0034】以上説明したように本実施形態によれば、
挿入部2の外径が一定であるため、内視鏡チャンネルや
体腔内管腔に挿入する際に、部分的に径が異なることに
よりある長さまでしか挿入部を挿入することができない
という不具合が生ずることがなく、挿入長の長さ制限が
ない。
【0035】なお、以上説明してきた態様により、以下
の項で示す各種の構成が得られる。 [付記項1]回転又は進退移動する駆動軸に連結された
超音波振動子部が可撓性シース内の先端部に内在された
超音波プローブにおいて、前記可撓性シースは、前記超
音波振動子部近傍より基端側において厚肉化されている
ことを特徴とする超音波プローブ。
【0036】[付記項2]可撓性シースにより形成され
る挿入部の先端部に超音波振動子部が内在された超音波
プローブにおいて、前記挿入部は、前記超音波振動子部
近傍において前記可撓性シースが薄肉である細径部と、
この細径部の基端側に位置し、前記可撓性シースが厚肉
であって、前記細径部よりも太径の太径部とから構成さ
れることを特徴とする超音波プローブ。
【0037】[付記項3]前記太径部内に、金属製の補
強部材を含浸させたことを特徴とする付記項2記載の超
音波プローブ。
【0038】[付記項4]前記細径部の長さを少なくと
も200mm程度としたことを特徴とする付記項2記載の超
音波プローブ。
【0039】[付記項5]前記挿入部の外径が、全長に
渡り一定であることを特徴とする付記項2記載の超音波
プローブ。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、簡
単な構成により、超音波プローブを鉗子チャンネルや体
腔内に挿入した場合の挿入部の対座屈性を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る超音波プローブの
一部断面図。
【図2】同実施形態に係る超音波プローブの先端部の断
面図。
【図3】同実施形態に係る超音波プローブを組み込んだ
超音波診断システムの全体図。
【図4】本発明の第2実施形態に係る超音波プローブの
肉厚変化部近傍の断面図。
【図5】本発明の第3実施形態に係る超音波プローブを
経乳頭的に膵管に挿入した状態を示す図。
【図6】本発明の第4実施形態に係る超音波プローブの
挿入部の先端部の断面図。
【符号の説明】
1 超音波プローブ 2 挿入部 4 シース 4a 先端側細径部 4b 肉厚変化部 4c 基端側太径部 5 超音波振動子部 6 ハウジング 7 音響窓 8 フレキシブルシャフト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転又は進退移動する駆動軸に連結された
    超音波振動子部が可撓性シース内の先端部に内在された
    超音波プローブにおいて、 前記可撓性シースは、前記超音波振動子部近傍より基端
    側において厚肉化されていることを特徴とする超音波プ
    ローブ。
JP9037550A 1997-02-21 1997-02-21 超音波プローブ Pending JPH10234735A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9037550A JPH10234735A (ja) 1997-02-21 1997-02-21 超音波プローブ

Applications Claiming Priority (1)

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JP9037550A JPH10234735A (ja) 1997-02-21 1997-02-21 超音波プローブ

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JPH10234735A true JPH10234735A (ja) 1998-09-08

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ID=12500641

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JP9037550A Pending JPH10234735A (ja) 1997-02-21 1997-02-21 超音波プローブ

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JP (1) JPH10234735A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010075545A (ja) * 2008-09-26 2010-04-08 Fujifilm Corp 光プローブ、光断層画像化装置
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