JPH1023467A - 立体映像装置 - Google Patents

立体映像装置

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Publication number
JPH1023467A
JPH1023467A JP8174835A JP17483596A JPH1023467A JP H1023467 A JPH1023467 A JP H1023467A JP 8174835 A JP8174835 A JP 8174835A JP 17483596 A JP17483596 A JP 17483596A JP H1023467 A JPH1023467 A JP H1023467A
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JP
Japan
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camera
convergence angle
distance
cameras
arm
Prior art date
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Pending
Application number
JP8174835A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Tamura
尉 田村
Shinichi Miyagawa
信一 宮川
Kumiko Suzuki
久美子 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Tokyo Electric Power Co Holdings Inc
Original Assignee
Toshiba Corp
Tokyo Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Tokyo Electric Power Co Inc filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP8174835A priority Critical patent/JPH1023467A/ja
Publication of JPH1023467A publication Critical patent/JPH1023467A/ja
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  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】適正な輻輳角、カメラ間隔を選定し、オペレー
タに立体感を損わない立体画像を得ることにある。 【解決手段】2台のTVカメラ35,36 の視線方向の輻輳
角を制御する機構を有し、且つ2台のTVカメラ35,36
と位置関係が明確な位置に設置されたアーム位置検出器
を持つアームを備えた立体映像装置において、アーム4
のエンドエフェクタ接触ポイントの位置を算出する手段
と、アーム4のエンドエフェクタ接触ポイントを対象物
10に合せて該対象物10の位置を検出する手段と、対象物
10と2台のTVカメラまでの対象物距離を計算する手段
24を有し、対象物距離に適する輻輳角を合せる手段で輻
輳角を合せ、対象物距離と輻輳角の関係を決め、対象物
距離と輻輳角の関係づけの測定作業を2回以上行い、対
象物距離と輻輳角の関係を関数として表して輻輳角度を
決定する手段25とを備えて輻輳角モータを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はTVカメラを用いた
立体映像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、2台のTVカメラを用いた立体映
像装置において、2台のTVカメラの視線方向の輻輳角
を制御するにはオペレータが手動で輻輳角を駆動し、立
体感が最もよく表される位置に合わせるようにしてい
た。
【0003】また、オペレータがいちいち輻輳角を合わ
せることが繁雑な場合には、TVカメラから対象物まで
の焦点距離に対応して輻輳角を調整し、最も立体感がよ
くわかる輻輳角にしている。この場合、焦点距離はレン
ズの持つ測距機能、若しくは測距センサにより対象物ま
での距離を計算若しくは検出した距離データを使用して
いる。
【0004】ところで、TVカメラの持つ測距機能とし
て、レンズで捉らえた映像をカメラ内で分析し、コント
ラストをもとに映像のピントを合すオートフォーカス機
能がある。
【0005】このオートフォーカス機能を使用すると、
画面上の映像のピントは合うがレンズの画角、ズーム比
によっては焦点距離が実際のものと異なる場合が生じて
しまう。要するに、画面のピントがあっても測距データ
としては使用できない場合がある。
【0006】また、測距センサを使用した場合には、測
距エリアに対象物がない場合や、測距できないコントラ
ストを発生している場合には焦点距離が特定できず、焦
点距離をもとに対象物距離を特定できない等の問題があ
る。
【0007】さらに、TVカメラを雲台等に搭載した場
合、映像情報を得ることと対象物距離を確定し、対象物
の座標を決定することは別のことになる。即ち、映像情
報の中から対象物を特定する手段が必要になり、特定で
きても映像のコントラストによっては距離が確定できな
い場合がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の立体
映像装置では、輻輳角の制御に用いる焦点距離データが
実際の焦点距離と異なる場合、対象物距離が決定できな
いため適正な輻輳角に制御できなかったり、カメラ間隔
の制御に用いる焦点距離データが実際の焦点距離と異な
る場合には、対象物距離が決定できないため、適正なカ
メラ間隔に制御できないという問題があった。
【0009】さらに、適正な輻輳角に2台のTVカメラ
が合わない場合には、立体画の立体感が十分に得られな
いばかりでなく、オペレータの疲労感が増す恐れもあ
る。一方、TVカメラが姿勢、位置が可変できない場合
に可変後に対象物距離が変わってしまうという問題があ
った。
【0010】さらに、走行可能な車両に搭載した場合に
は対象物位置が特定できないため、対象物位置が必要で
あり、カメラ、レンズの持つ測距機能では測距できない
対象物や環境がある場合に適正な輻輳角、カメラ間隔が
得られないという課題があった。
【0011】本発明は上記のような事情に鑑みてなされ
たもので、レンズやTVカメラのオートフォーカス機能
を有効に活用し、適正な輻輳角、カメラ間隔を選定し、
オペレータに立体感を損わない立体画像を得ることがで
きる立体画像装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、次のような手段により立体画像装置を構成
するものである。請求項1に対応する発明は、2台のT
Vカメラとこれら2台のTVカメラの視線方向の輻輳角
を制御する機構を有し、且つ前記2台のTVカメラと位
置関係が明確な位置に設置された位置検出器を持つアー
ムを備えた立体映像装置において、前記位置検出器から
の信号により前記アームのエンドエフェクタ接触ポイン
トの位置を算出する位置算出手段と、この位置算出手段
で求められた位置信号から前記アームのエンドエフェク
タ接触ポイントを対象物に合せたときの該対象物の位置
を検出する対象物位置検出手段と、この対象物位置検出
手段により検出された対象物と2台のTVカメラまでの
対象物距離を計算する計算手段と、この計算手段で求め
られた対象物距離に適する輻輳角を合せて対象物距離と
輻輳角との関係づけの測定作業を2回以上行い、且つ対
象物距離と輻輳角の関係を関数として表し、この関数か
ら輻輳角度を決定する輻輳角度決定手段と、この輻輳角
度決定手段で決定された輻輳角に基づいて前記TVカメ
ラの輻輳角モータを制御する手段とを備える。
【0013】従って、請求項1に対応する発明の立体画
像装置にあっては、アームのエンドエフェクタ接触ポイ
ントで対象物に接触するとアームをホールドし、設定ス
イッチからの指示信号で対象物位置を計算すると共に、
対象物距離を計算し、オペレータにより適切な輻輳角に
合せて対象物距離と輻輳角の関係を最低2点測定してお
くことにより、作業者は一度、対象物に合せ、その位置
に合う輻輳角に制御する。これによりレンズやTVカメ
ラのもつオートフォーカス機能を有効に活用できるの
で、画像としては鮮明な画像が提供でき、且つ輻輳角を
適切に選定することにより、オペレータにとって見易い
立体画像を得ることが可能となる。
【0014】請求項2に対応する発明は、2台のTVカ
メラとこれら2台のTVカメラの視線方向の輻輳角を制
御する機構を有し、且つ前記2台のTVカメラと位置関
係が明確な位置に設置された位置検出器を持つアームを
備えた立体映像装置において、前記位置検出器からの信
号により前記アームのエンドエフェクタ接触ポイントの
位置を算出する位置算出手段と、この位置算出手段で求
められた位置信号から前記アームのエンドエフェクタ接
触ポイントを対象物に合せたときの該対象物の位置を検
出する対象物位置検出手段と、この対象物位置検出手段
により検出された対象物と2台のTVカメラまでの対象
物距離を計算する計算手段と、この計算手段で求められ
た対象物距離に適するカメラ間隔を合せて対象物距離と
カメラ間隔との関係づけの測定作業を2回以上行い、且
つ対象物距離とカメラ間隔の関係を関数として表し、こ
の関数からカメラ間隔を決定するカメラ間隔決定手段
と、このカメラ間隔決定手段で決定されたカメラ間隔に
基づいて前記TVカメラ駆動モータを制御する手段とを
備える。
【0015】従って、請求項2に対応する発明の立体画
像装置にあっては、アームのエンドエフェクタ接触ポイ
ントで対象物に接触するとアームをホールドし、設定ス
イッチからの指示信号で対象物位置を計算すると共に、
対象物距離を計算し、オペレータにより適切なカメラ間
隔に合せて対象物距離とカメラ間隔の関係を最低2点測
定しておくことにより、作業者は一度、対象物に合せ、
その位置に合うカメラ間隔に制御する。これによりレン
ズやTVカメラのもつオートフォーカス機能を有効に活
用できるので、画像としては鮮明な画像が提供でき、且
つカメラ間隔を適切に選定することにより、オペレータ
にとって見易い立体画像を得ることが可能となる。
【0016】請求項3に対応する発明は、2台のTVカ
メラとこれら2台のTVカメラの視線方向の輻輳角を制
御する機構と、前記2台のTVカメラ間隔を制御する機
構と、前記2台のTVカメラと位置関係が明確な位置に
設置された位置検出器を持つアームを備えた立体映像装
置において、前記位置検出器からの信号により前記アー
ムのエンドエフェクタ接触ポイントの位置を算出する位
置算出手段と、この位置算出手段で求められた位置信号
から前記アームのエンドエフェクタ接触ポイントを対象
物に合せたときの該対象物の位置を検出する対象物位置
検出手段と、この対象物位置検出手段により検出された
対象物と2台のTVカメラまでの対象物距離を計算する
計算手段と、この計算手段で求められた対象物距離に適
する輻輳角を合せると共に、対象物距離に適するカメラ
間隔を合せて対象物距離と輻輳角との関係づけと対象物
距離とカメラ間隔との関係づけの測定作業を2回以上行
い、且つ対象物距離と輻輳角の関係を関数として表すと
共に対象物距離とカメラ間隔の関係を関数として表し、
この関数から輻輳角とカメラ間隔とを決定する輻輳角及
びカメラ間隔決定手段と、この輻輳角及びカメラ間隔決
定手段で決定された輻輳角及びカメラ間隔に基づいて前
記TVカメラの輻輳角モータを制御すると共に、TVカ
メラ駆動モータを制御する手段とを備える。
【0017】従って、請求項3に対応する発明の立体画
像装置にあっては、アームのエンドエフェクタ接触ポイ
ントで対象物に接触するとアームをホールドし、設定ス
イッチからの指示信号で対象物位置を計算すると共に、
対象物距離を計算し、オペレータにより適切な輻輳角と
カメラ間隔に合せて対象物距離と輻輳角の関係と対象物
距離とカメラ間隔の関係を各々最低2点測定しておくこ
とにより、作業者は一度、対象物に合せ、その位置に合
う輻輳角とカメラ間隔に制御する。これによりレンズや
TVカメラのもつオートフォーカス機能を有効に活用で
きるので、画像としては鮮明な画像が提供でき、且つ輻
輳角とカメラ間隔を適切に選定することにより、オペレ
ータにとって見易い立体画像を得ることが可能となる。
【0018】請求項4に対応する発明は、請求項1に対
応する発明において、2台のTVカメラは姿勢、位置を
可変する機能を有し、且つその姿勢、位置を検出するセ
ンサを備えた雲台、トラバース機構に搭載され、対象物
までの距離をとらえた後にTVカメラの視線方向が前記
雲台、トラバースを駆動することにより可変された場合
にも、対象物距離を計算する手段を有し、オペレータに
見易い立体映像を提供する輻輳角を制御する。
【0019】請求項5に対応する発明は、請求項2に対
応する発明において、2台のTVカメラは姿勢、位置を
可変する機能を有し、且つその姿勢、位置を検出するセ
ンサを備えた雲台、トラバース機構に搭載され、対象物
までの距離をとらえた後にTVカメラの視線方向が前記
雲台、トラバースのを駆動により可変されたときの対象
物距離を求め、この対象物距離をもとにオペレータに見
易い立体映像を提供するカメラ間隔を制御する。
【0020】請求項6に対応する発明は、請求項3に対
応する発明において、2台のTVカメラは姿勢、位置を
可変する機能を有し、且つその姿勢、位置を検出するセ
ンサを備えた雲台、トラバース機構に搭載され、対象物
までの距離をとらえた後にTVカメラの視線方向が前記
雲台、トラバースのを駆動により可変されたときの対象
物距離を求め、この対象物距離をもとにオペレータに見
易い立体映像を提供する輻輳角及びカメラ間隔を制御す
る。
【0021】従って、上記請求項4乃至6に対応する発
明の立体画像装置にあっては、カメラの姿勢、位置が変
化し、画面の中での見たい対象物がずれた場合でも輻輳
角、カメラ間隔は雲台、トラバース位置姿勢情報から対
象物距離を計算し、常に対象物に適した輻輳角、カメラ
間隔に維持することにより、オペレータにとって見易い
立体画像を得ることができる。
【0022】請求項7に対応する発明は、請求項1乃至
6のいずれかの項に対応する発明において、対象物との
位置関係が不特定な車両に搭載する。従って、請求項7
に対応する発明の立体画像装置にあっては、予め対象物
距離と輻輳角、カメラ間隔の関係をつけておけば、移動
可能な車両に搭載し、対象物との距離が不定の場合には
対象物距離を測定することにより、オペレータにとって
見易い立体画像を得ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明による立体映像装置の
第1の実施の形態を示す構成図である。図1に示すよう
に、ベース1上に支柱2を介して支持台3が垂直に取付
けられ、この支持台3の上部には2台のテレビカメラ、
即ち左TVカメラ36と右TVカメラ35が取付けら
れ、支柱2には内部に図示しない駆動機構により駆動さ
れるアーム4が取付けられている。これら2台のTVカ
メラ35,36及びアーム4は基本構成であり、ここで
は説明の都合上立体TVカメラは2台のTVカメラ3
5,36で構成されたものを指し、TVカメラはカメラ
とレンズから構成されるものとする。
【0024】上記左TVカメラ36はカメラ5bとレン
ズ6bから構成され、支持台3に固定され、右TVカメ
ラ35はカメラ5aとレンズ6aから構成され、輻輳角
動作方向7に回転するための輻輳角駆動雲台8を介して
支持台3に固定される。
【0025】また、アーム4は先端部にハンド9を有す
る多関節構成のもので、多自由度としての機能を持たせ
てある。この場合、上記支持台3の寸法は予め特定され
たものを用いているため、TVカメラ35,36との位
置関係は決められる。
【0026】さらに、TVカメラ35,36のカメラ信
号22は、立体映像制御装置16に入力され、この立体
映像制御装置16により立体映像信号23を生成して立
体モニタ17に入力される。従って、オペレータ18は
立体メガネ19を通して立体モニタ17の映像を観測す
ることができる。
【0027】なお、立体モニタ17は立体メガネ19を
かけて立体映像を観測するものに限定されるものではな
い。一方、輻輳角駆動雲台8には輻輳角11を検出する
ための輻輳角度検出センサ29が設けられ、この輻輳角
度検出センサ29により検出された後述する輻輳角度検
出信号は、制御に必要な情報20としてコントローラ1
5に入力される。
【0028】このコントローラ15は設定スイッチ27
からの指示により、対象物までの距離を計算する距離計
算部24、この距離計算部24により求められた対象物
までの距離をもとに輻輳角度を決定する輻輳角度決定部
25及びこの輻輳角度決定部25で決定された輻輳角度
に応じて輻輳角度駆動雲台8のモータを駆動するモータ
駆動部26とから構成される。
【0029】次に上記のように構成された立体映像装置
の作用を説明する。いま、TVカメラ35,36により
撮像されたカメラ信号22が立体映像制御装置16に入
力されると、この立体映像制御装置16では立体映像信
号を生成し、立体モニタ17に映像が表示される。
【0030】この映像系統は、図2に示すように右TV
カメラ35は右カメラ5aと右レンズ6aとから構成さ
れており、右カメラ信号22aが右CCU(Camera Con
trolUnit )37aに入力されるとこの右CCU37a
により右映像信号39aに変換され、スキャンコンバー
タ38に入力される。同様に左TVカメラ36は左カメ
ラ5bと左レンズ6bとから構成されており、左カメラ
信号22bが左CCU37bに入力されるとこの左CC
U37bにより左映像信号39bに変換され、スキャン
コンバータ38に入力される。このスキャンコンバータ
38では、立体映像信号40を生成して立体モニタ17
に入力することにより、立体モニタ17に立体映像が表
示される。
【0031】一方、図1において、コントローラ15に
輻輳角度検出センサ29により検出された輻輳角度検出
信号が制御に必要な情報20として入力されると共に、
図示しない位置検出器により検出されたアーム4の位置
検出信号も同様に制御に必要な情報20として入力され
る。
【0032】次にアーム4を駆動し、対象物10の焦点
12にハンド9を接触すると、アーム4がホールドされ
る。この時点で、図示しない輻輳角駆動雲台駆動支持器
で輻輳角駆動雲台8を駆動し、オペレータの見易い輻輳
角11に設定し、設定スイッチ27により設定が終わっ
たことをコントローラ15に入力すると、対象物距離1
3を計算するアルゴリズムが稼働する。
【0033】まず、対象物距離13は距離計算部24に
て対象物10までの距離計算により求められ、次に輻輳
角度決定部25で輻輳角度を決定し、輻輳角モータ駆動
部26で輻輳角制御モータの駆動を指示する。コントロ
ーラ15は輻輳角制御モータ駆動信号21を出力し、輻
輳角駆動雲台8を適切な輻輳角11が得られる位置に駆
動する。
【0034】前記対象物距離13は図ではレンズ位置1
3Lから対象物位置13Mまでの距離として表現してあ
る。右レンズ5aの焦点距離14a、左レンズ5bの焦
点距離14bは対象物距離13に近似される。
【0035】この場合、対象物距離13は、基準を決め
ればどの位置からでもよい。従って、レンズ位置13L
に限定されるものではない。図3は立体映像装置の制御
系のブロック図を示すものである。
【0036】図3において、アーム位置センサ28はア
ームの各軸に設置されていても、いなくても良いが、何
ずれにしてもアームの姿勢が計算できるセンサであり、
アーム位置信号55が距離計算部24に入力されると、
この距離計算部24により対象物までの距離が計算さ
れ、設定スイッチ27により設定されると適正輻輳角度
計算部25によりティーチングデータ54をもとに適正
輻輳角度計算を行い、輻輳角目標算出部30にて輻輳角
目標値34を生成し、現在の輻輳角度信号32を輻輳角
度検出センサ29から減算点33に導き、輻輳角目標値
34を目標値として減算処理し、その出力を輻輳角制御
モータ駆動信号21として輻輳角モータ31を駆動す
る。
【0037】ここで、図4により上記対象物距離13の
算出方法について説明する。基準座標(Σφ)から左右
のTVカメラ35,36の位置及びアーム1軸(θ1
の位置は確定されているものとして説明する。アーム4
を操作してエンドエフェクタ接触ポイント45を対象物
10の焦点12に接触させてアーム姿勢を保持する。ア
ーム姿勢が保持された後、アーム位置センサからエンド
エフェクタ接触ポイント45の位置を計算する。この場
合、図4に示すようにレンズポイント44とエンドエフ
ェクタ接触ポイント45(焦点9)までの対象物距離1
3が計算できる。
【0038】即ち、アーム4の各軸(1軸(θ1 )4
6、2軸(θ2 )47、3軸(θ3 )48、4軸(θ
4 )49、5軸(θ5 )50、6軸(θ6 )51)に位
置センサを設けたものであれば、基準座標(Σφ)から
エンドエフェクタ接触ポイント45(焦点9)の位置は
1軸(θ1 )から見た2軸(θ2 )の位置を求め、次に
2軸(θ2 )からみた3軸(θ3 )の位置を求め、順次
加算していけばよい。
【0039】ここで、図5により対象物距離13と輻輳
角11について1回のティーチングフローにより説明す
る。図5において、ステップ301にてアーム4を操作
し、エンドエフェクタ接触ポイント45(図4に示す)
を対象物10(すなわち焦点9)に接触させることによ
りアーム4をホールドし、輻輳角11を前記オペレータ
18に合せる。
【0040】ステップ302にて設定スイッチ27を押
して計測を指令する。ステップ303で対象物位置をア
ーム4のアーム位置センサ28の信号を基に計算する。
ステップ304にて対象物距離13を計算する。ステッ
プ305にて輻輳角度信号32を読込み、ステップ30
6にて輻輳角度信号32をメモリに保存する。
【0041】かかる作業を少くとも1回以上行い、対象
物距離と輻輳角との関係式を生成する。なお、アームを
駆動する方法は、各軸を個別に操作してもよく、ジョイ
ステック操作で駆動しても良く、マスタブレーブ方式で
駆動してもよい等その方法を限定するものではない。
【0042】図6は輻輳角11と対象物距離10との関
係を示すものであり、図5のフローにより測定したデー
タを基に比例直線53を生成しておけばよい。この場
合、比例直線53の生成方法は限定されるものでなく、
また輻輳角11と対象物距離13の関係も比例直線に限
定されるものではない。
【0043】次に図7により2台のTVカメラ35,3
6と輻輳角11の関係について説明する。右TVカメラ
35aの焦点距離14aと左TVカメラ36の焦点距離
14eの交点を焦点12aとし、対象物距離を13aと
する。同様に右TVカメラ35bの焦点距離14bと左
TVカメラ36の焦点距離14dの交点を焦点12bと
し、右TVカメラ35cの焦点距離14cと左TVカメ
ラ36の焦点距離14fとの交点を焦点12cとし、対
象物距離を13cとする。
【0044】それぞれの位置での対象物10と対象物距
離13が右TVカメラの焦点距離が合うようにするに
は、右TVカメラで輻輳角11を対象物距離13aの場
合には輻輳角11cに、輻輳角動作方向7の回転で可変
している。従って、対象物10を最も見易い焦点に合せ
るためには対象物距離13が変ってくることになる。
【0045】次に対象物距離13が固定された場合の対
象物10に対して輻輳角11を可変した場合、即ち輻輳
角動作方向7の方向に回転させた場合の映像の見え方に
ついて図8により説明する。
【0046】図8(a1)において、対象物10を左カ
メラ36の視線57aと右カメラ35aの視線56aと
の交点に位置ずけて焦点を合せた場合である。図8(a
2)でモニタ画面での対象物10の映像42が重なって
映し出されている。一般には焦点を合せた位置の対象物
10の映像が左右共に重ね合せた場合が最も立体として
見易いとされている。
【0047】図8(b1)では対象物10よりカメラに
近い方に左TVカメラ36の左カメラ視線57bと右カ
メラ視線56bの交点が生じる。この場合、図8(b
2)に示すようにモニタ41bに対象物の映像42R,
42Lが映し出される。
【0048】オペレータの左右の目43L,43Rから
モニタ画面41bを見ると対象物10は画面より奥まっ
て見えることになる。逆に図8(c1)では対象物10
よりカメラから遠い方に左TVカメラ36の左カメラ視
線57cと右カメラ視線56cの交点が生じる。この場
合、図8(C2)に示すようにモニタ画面41cに対象
物の映像42L,42Rが映し出される。オペレータの
左右の目43L,43Rからモニタ画面41cを見ると
対象物10は画面より飛出して見えることになる。
【0049】通常、立体TVカメラはある画面を捉えて
対象物10に焦点を合せると、他の撮像物は(b1)
(c1)と同様な映像として画面に表示されることにな
り、遠近感、すなわち立体感をつかむことができる。
【0050】次に本発明による立体映像装置の第1の実
施の形態の使用方法について図9に示すフローチャート
により説明する。ステップ401にてアーム4を操作
し、エンドエフェクタ接触ポイント45を対象物10に
接触させてアーム4をホールドする。ステップ402に
て設定スイッチを押し、オペレータの操作はこれで終了
する。
【0051】コントローラ15では図5に示す前記ステ
ップ303を実行後、ステップ304を実行し、対象物
距離13を求め、予め決めた図6の比例直線53から輻
輳角11を決定し、輻輳角制御モータ31を駆動して輻
輳角11を合せる。
【0052】なお、上記ではコントローラ15内で比例
直線53を定義しておく場合について述べたが、これに
限定されるものではない。すなわち、関数式で表しても
よいし、メモリマップに予め数量を保存しておいてもよ
く、さらには計測時のデータのみ保存しておき、直線補
間するようにしてもよい。
【0053】図10は本発明による立体映像装置の第2
の実施の形態を示す構成図であり、図1と同一部分には
同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部
分についてのみ述べる。
【0054】第2の実施の形態では、図1の支持台3に
取付けられる輻輳角駆動雲台3に代えて図10に示すよ
うにカメラ間隔移動方向59に移動可能なカメラ間隔駆
動雲台60を取付け、またコントローラ15の機能とし
ては設定スイッチ27からの指示により、対象物までの
距離を計算する距離計算部24、この距離計算部24に
より求められた対象物までの距離をもとにカメラ間隔を
決定するカメラ間隔決定部61及びこのカメラ間隔決定
部61で決定されたカメラ間隔に応じてカメラ間隔駆動
雲台60のモータを駆動するモータ駆動部62とから構
成される。
【0055】機能的には図1で説明した輻輳角11の代
りにカメラ間隔58を制御するので、ここではその説明
を省略する。次に上記第2の実施の形態におけるカメラ
間隔の制御について図11により説明する。
【0056】右TVカメラ35dと左TVカメラ36の
間隔をカメラ間隔58aとし、図示しない機構によりカ
メラ間隔移動方向59に右TVカメラを移動させた位置
を右TVカメラ35eとした時のカメラ間隔を58bと
する。
【0057】右TVカメラ35dに対しては左右のTV
カメラ視線が交わる焦点12dであり、対象物距離13
dとなる。同じく、右TVカメラ35eに対する左右T
Vカメラ視線が交わる焦点12eであり、対象物距離1
3eとなる。右TVカメラ35の位置にかかわらず輻輳
角11は変化しない。
【0058】従って、立体映像をカメラ間隔58を調整
することにより、立体間隔を可変することができる。カ
メラ間隔58を調整することにより、輻輳角11を調整
した場合と同等の効果を得ることができる。
【0059】図12(a)は本発明による立体映像装置
の第3の実施の形態として支持台3と立体TVカメラ部
分のみを示す構成図であり、図1と同一部分には同一符
号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分につ
いてのみ述べる。
【0060】第3の実施の形態では、支持台3にカメラ
間隔移動方向59に移動可能なカメラ間隔駆動雲台60
を取付けると共に、このカメラ間隔駆動雲台60に左T
Vカメラ36に対する右TVカメラ35との輻輳角11
を変化させる輻輳角駆動雲台8を取付けて、これらカメ
ラ間隔駆動雲台60を制御すると共に、輻輳角駆動雲台
8を制御するものである。
【0061】上記のように構成された立体撮像装置にお
いては、立体TVカメラ67を設計する場合に、前記2
台のTVカメラの配置関係に第1及び第2の実施の形態
に比較して微調整ができることと拡張性があることに特
徴がある。
【0062】図12(b)において、カメラ間隔58の
みで調整する場合、カメラ間隔58aの時の右カメラ視
線は14eとなり、カメラ間隔58bの時の右カメラ視
線はは14fとなる。また、対象物10fは対象物10
gに対応することになる。
【0063】しかし、カメラ間隔58bの位置で右TV
カメラを輻輳角動作方向7aにふることができれば、対
象物10fから直線上の対象物10g間の対象物を捉え
ることができる。
【0064】このように第3の実施の形態では、第1の
実施の形態又は第2の実施の形態のように輻輳角または
カメラ間隔のみの調整に比べてより細かい制御が可能と
なり、より見易い立体画を提供することができる。ま
た、カメラ間隔58のみでは対象物を捉えるのに間隔を
長くとらなければならない場合に輻輳角11の調整を加
えることにより、カメラ間隔58を長くとる必要はな
い。
【0065】従って、カメラ間隔58と輻輳角11の双
方を制御することにより、カメラ、レンズの寸法にも設
計裕度がでる。図13は本発明による立体映像装置の第
4の実施の形態として立体TVカメラ67を雲台、トラ
バースの機構に搭載した時の構成例を示すものである。
図13(a)において、立体TVカメラ67aはパン6
4、チルト65、トラバース66に搭載され、トラバー
ス66のほぼ中央に位置している。図13(b)ではト
ラバース66の両端に立体TVカメラを移動させた時の
状態を立体TVカメラ67b,67cとして表示してあ
るが、立体TVカメラが2組あるわけではない。
【0066】このようにTVカメラの捉える方向を可変
して使用する場合がある。図14は同実施の形態の雲
台、トラバース機構の運動機能図を示すものである。
【0067】図14において、立体TVカメラ67の視
線方向はパン64、チルト65、トラバース66により
可変できる。この場合、パン64、チルト65、トラバ
ース66の駆動方法は限定しないが、図示しない位置検
出センサを各々有する。
【0068】図15は同実施の形態の雲台、トラバース
の制御ブロック図である。図15において、コントロー
ラ15内の主な制御部として雲台、トラバース制御部8
6と、アーム制御部87と、輻輳角、カメラ間隔制御部
88とを備えている。
【0069】このような構成のトラバース制御回路にお
いて、チルトの位置はチルト位置センサ71により検出
され、チルト位置信号77としてコントローラ15に入
力され、チルト位置が特定される。パンモータ駆動指令
82をパンモータ用ドライバ75に入力し、パンモータ
電流81を生成し、パンモータ69を駆動する。パン位
置はパン位置センサ72により検出され、パン位置信号
80としてコントローラ15に入力され、パン位置が特
定される。
【0070】トラバースモータ駆動指令85をトラバー
スモータ用ドライバ76に入力し、トラバースモータ電
流84を生成し、トラバースモータ70を駆動する。ト
ラバースの位置はトラバース位置センサ73により検出
され、トラバース位置信号83としてコントローラ15
に入力され、トラバース位置が特定される。
【0071】さらに、雲台、トラバースの位置から立体
TVカメラ67の観測範囲が特定できる。従って、雲
台、トラバースを動かした場合に対象物までの距離が変
化しても、どの場所にあったかを特定することができ
る。
【0072】一方、図16に示すように立体TVカメラ
67はパン64、チルト65、トラバース66に搭載さ
れ、アーム4のエンドエフェクタ接触ポイント45を見
ている。そして、図1で説明したようにエンドエフェク
タ接触ポイント45を対象物10に接触させて計測すれ
ば良い。
【0073】次に雲台を動かした場合の対象物の捉え方
と対象物距離が変わることを図17により述べる。ここ
では簡単のためチルト65を駆動した場合について説明
する。
【0074】図17において、立体TVカメラ67dが
対象物10を捉らえ、その後チルト65を回転させ、立
体TVカメラ67eに移動させた場合、レンズは画角8
9を持つとすると立体TVカメラ67dの位置では対象
物10は図示位置で捉らえることになり、画面は90a
となり対象物距離13fとなる。
【0075】ところが、立体TVカメラ67eの位置で
は画面は90bとなり、対象物距離13gとなり、対象
物距離が異なってしまう。そこで、対象物を立体画とし
て捉らえるには対象物距離13gが適切な対象物距離と
なる。
【0076】図17においては、一般にTVカメラで対
象物を捉らえた場合に対象物の座標を特定するために
は、測距データが必要になる。また、コントラストの問
題から必ずしも対象物を特定できない場合が起こる。
【0077】しかし、上記のように第4の実施の形態に
よれば、アーム4の位置情報を基に対象物10の座標が
決定されているため、雲台、トラバースを駆動させた場
合でも対象物10の座標が特定される。従って、立体T
Vカメラ67の位置、すなわち雲台、トラバースの位置
とアームの位置から対象物10が画面のどの位置にあれ
ばよいかを特定しておき、図17のようにチルトが動い
た場合の対象物距離10gを算出すればよい。
【0078】図18は本発明による立体映像装置の第5
の実施の形態を示す構成図である。図18において、移
動可能な車両91に搭載された旋回及び伸縮可能なブー
ム92の先端部に取付けられた2本のアーム4と雲台と
トラバース機構を有する立体TVカメラ67とから構成
され、電柱93の工事を行うシステムである。
【0079】図19は第5の実施の形態における運動機
能図を示すものである。図19において、車両91に搭
載されたブーム92は、旋回95と起伏96と伸縮97
と首振り98と首振り98の上部に乗るワーキングベー
ス100を水平に保つ水平保持部99から構成される。
【0080】ワーキングベース100にはスライド軸9
4を介してアーム4が設置されている。簡単のためアー
ムは1本のみ記載する。同様にワーキングベース100
はトラバース66、パン64、チルト95が設置され、
パン64の先端に立体TVカメラ67が設置されてい
る。
【0081】電柱93は車両91の停車位置により位置
関係がずれてしまう。電柱の見たい位置をエンドエフェ
クタ接触ポイント45で指定することにより、位置関係
が特定される。
【0082】エンドエフェクタ接触ポイント45は位置
を指定できれば、アーム4のどの部分でも良い。なお、
本発明は上記第1の実施の形態乃至第5の実施の形態に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内
で種々変形して実施することができることは言うまでも
ない。
【0083】
【発明の効果】以上述べた本発明による立体映像装置に
よれば、カメラやレンズのオートフォーカス機能から得
られる測距データによらず、立体TVカメラの輻輳角や
カメラ間隔の制御を行うことができ、オペレータに見易
い立体画像を提供することができる。
【0084】また、雲台、トラバース機構に立体TVカ
メラを搭載して動かした場合も、対象物の位置を特定
し、オペレータに見易い立体映像を提供することができ
る。さらに、車両に搭載され、ブーム先端に設置された
場合も位置関係の不特定な対象物を立体TVカメラで捉
えてオペレータに見易い立体映像を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による立体映像装置の第1の実施の形態
を示す構成図。
【図2】同実施の形態における映像系統の制御ブロック
図。
【図3】同実施の形態における制御ブロック図。
【図4】同実施の形態において、対象物距離の算出方法
を説明するための図。
【図5】同実施の形態において、対象物距離と輻輳角の
ティーチングフロー図。
【図6】同実施の形態における対象物距離と輻輳角の関
係を示す図。
【図7】同実施の形態における輻輳角の説明図。
【図8】同実施の形態において、対象物の見え方を説明
するための図。
【図9】同実施の形態の使用方法を説明するための図。
【図10】本発明の第2の実施の形態を示す構成図。
【図11】同実施の形態において、カメラ間隔を説明す
るための図。
【図12】本発明の第3の実施の形態における立体TV
カメラの説明図。
【図13】本発明の第4の実施の形態における立体TV
カメラを雲台、トラバースの機構に搭載した場合の構成
図。
【図14】同実施の形態における雲台、トラバース機構
の機能説明図。
【図15】同実施の形態の雲台、トラバースの制御ブロ
ック図。
【図16】同実施の形態の立体TVカメラをパン、チル
ト、トラバースに搭載された状態を示す図。
【図17】同実施の形態における画角に対する見え方を
説明するための図。
【図18】本発明の第5の実施の形態を示す斜視図。
【図19】同実施の形態における運動機能図。
【符号の説明】
1……ベース 2……支柱 3……支持台 4……アーム 5a,5b……カメラ、 6a,6b……レンズ 8……輻輳角駆動雲台 9……ハンド 10……対象物 11……輻輳角 12……焦点 13……レンズからの対象物間距離 14a,14b……焦点距離 15……コントローラ 16……立体映像制御装置 17……立体モニタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 久美子 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2台のTVカメラとこれら2台のTVカ
    メラの視線方向の輻輳角を制御する機構を有し、且つ前
    記2台のTVカメラと位置関係が明確な位置に設置され
    た位置検出器を持つアームを備えた立体映像装置におい
    て、 前記位置検出器からの信号により前記アームのエンドエ
    フェクタ接触ポイントの位置を算出する位置算出手段
    と、この位置算出手段で求められた位置信号から前記ア
    ームのエンドエフェクタ接触ポイントを対象物に合せた
    ときの該対象物の位置を検出する対象物位置検出手段
    と、この対象物位置検出手段により検出された対象物と
    2台のTVカメラまでの対象物距離を計算する計算手段
    と、この計算手段で求められた対象物距離に適する輻輳
    角を合せて対象物距離と輻輳角との関係づけの測定作業
    を2回以上行い、且つ対象物距離と輻輳角の関係を関数
    として表し、この関数から輻輳角度を決定する輻輳角度
    決定手段と、この輻輳角度決定手段で決定された輻輳角
    に基づいて前記TVカメラの輻輳角モータを制御する手
    段とを備えたことを特徴とする立体映像装置。
  2. 【請求項2】 2台のTVカメラとこれら2台のTVカ
    メラの視線方向の輻輳角を制御する機構を有し、且つ前
    記2台のTVカメラと位置関係が明確な位置に設置され
    た位置検出器を持つアームを備えた立体映像装置におい
    て、 前記位置検出器からの信号により前記アームのエンドエ
    フェクタ接触ポイントの位置を算出する位置算出手段
    と、この位置算出手段で求められた位置信号から前記ア
    ームのエンドエフェクタ接触ポイントを対象物に合せた
    ときの該対象物の位置を検出する対象物位置検出手段
    と、この対象物位置検出手段により検出された対象物と
    2台のTVカメラまでの対象物距離を計算する計算手段
    と、この計算手段で求められた対象物距離に適するカメ
    ラ間隔を合せて対象物距離とカメラ間隔との関係づけの
    測定作業を2回以上行い、且つ対象物距離とカメラ間隔
    の関係を関数として表し、この関数からカメラ間隔を決
    定するカメラ間隔決定手段と、このカメラ間隔決定手段
    で決定されたカメラ間隔に基づいて前記TVカメラ駆動
    モータを制御する手段とを備えたことを特徴とする立体
    映像装置。
  3. 【請求項3】 2台のTVカメラとこれら2台のTVカ
    メラの視線方向の輻輳角を制御する機構と、前記2台の
    TVカメラ間隔を制御する機構と、前記2台のTVカメ
    ラと位置関係が明確な位置に設置された位置検出器を持
    つアームを備えた立体映像装置において、 前記位置検出器からの信号により前記アームのエンドエ
    フェクタ接触ポイントの位置を算出する位置算出手段
    と、この位置算出手段で求められた位置信号から前記ア
    ームのエンドエフェクタ接触ポイントを対象物に合せた
    ときの該対象物の位置を検出する対象物位置検出手段
    と、この対象物位置検出手段により検出された対象物と
    2台のTVカメラまでの対象物距離を計算する計算手段
    と、この計算手段で求められた対象物距離に適する輻輳
    角を合せると共に、対象物距離に適するカメラ間隔を合
    せて対象物距離と輻輳角との関係づけと対象物距離とカ
    メラ間隔との関係づけの測定作業を2回以上行い、且つ
    対象物距離と輻輳角の関係を関数として表すと共に対象
    物距離とカメラ間隔の関係を関数として表し、この関数
    から輻輳角とカメラ間隔とを決定する輻輳角及びカメラ
    間隔決定手段と、この輻輳角及びカメラ間隔決定手段で
    決定された輻輳角及びカメラ間隔に基づいて前記TVカ
    メラの輻輳角モータを制御すると共に、TVカメラ駆動
    モータを制御する手段とを備えたことを特徴とする立体
    映像装置。
  4. 【請求項4】 2台のTVカメラは姿勢、位置を可変す
    る機能を有し、且つその姿勢、位置を検出するセンサを
    備えた雲台、トラバース機構に搭載され、対象物までの
    距離を捉らえた後にTVカメラの視線方向が前記雲台、
    トラバースの駆動により可変したときの対象物距離を求
    め、この対象物距離をもとにオペレータに見易い立体映
    像を提供する輻輳角を制御することを特徴とする請求項
    1に記載の立体映像装置。
  5. 【請求項5】 2台のTVカメラは姿勢、位置を可変す
    る機能を有し、且つその姿勢、位置を検出するセンサを
    備えた雲台、トラバース機構に搭載され、対象物までの
    距離を捉らえた後にTVカメラの視線方向が前記雲台、
    トラバースの駆動により可変したときの対象物距離を求
    め、この対象物距離をもとにオペレータに見易い立体映
    像を提供するカメラ間隔を制御することを特徴とする請
    求項2に記載の立体映像装置。
  6. 【請求項6】 2台のTVカメラは姿勢、位置を可変す
    る機能を有し、且つその姿勢、位置を検出するセンサを
    備えた雲台、トラバース機構に搭載され、対象物までの
    距離を捉らえた後にTVカメラの視線方向が前記雲台、
    トラバースの駆動により可変したときの対象物距離を求
    め、この対象物距離をもとにオペレータに見易い立体映
    像を提供する輻輳角及びカメラ間隔を制御することを特
    徴とする請求項3に記載の立体映像装置。
  7. 【請求項7】 対象物との位置関係が不特定な車両に搭
    載したことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一つ
    の項に記載の立体映像装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006162990A (ja) * 2004-12-07 2006-06-22 Fuji Photo Film Co Ltd 立体画像撮影装置
JP2009063852A (ja) * 2007-09-07 2009-03-26 Nikon Vision Co Ltd 望遠鏡システム
US9826151B2 (en) 2015-05-29 2017-11-21 Boe Technology Group Co., Ltd. Image capture system and image capture method

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