JPH10234287A - 防虫方法、防虫装置、消臭方法、及び消臭装置 - Google Patents

防虫方法、防虫装置、消臭方法、及び消臭装置

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JPH10234287A
JPH10234287A JP9046159A JP4615997A JPH10234287A JP H10234287 A JPH10234287 A JP H10234287A JP 9046159 A JP9046159 A JP 9046159A JP 4615997 A JP4615997 A JP 4615997A JP H10234287 A JPH10234287 A JP H10234287A
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JP
Japan
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rope
wood vinegar
container
present
insect repellent
Prior art date
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Pending
Application number
JP9046159A
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English (en)
Inventor
Toru Moriyama
透 森山
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TOOMU KK
Original Assignee
TOOMU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】木酢液を用いて人体及び環境への影響がないよ
うにする。 【解決手段】ペットボトル10には、木酢液12が貯留
されている。ロープ24の放散側はペットボトル10外
に位置しており、他端側は先端がペットボトル10の底
面に接触するようにペットボトル10内に挿入され、ロ
ープ24の他端側が木酢液に浸漬されている。ロープ2
4の他端側が木酢液に浸漬されているので、木酢液は毛
細管現象により吸引されてロープ24内を上昇し、木酢
液がロープから空気中に放散され、防虫が行われる。ま
た、消臭を行うこともできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防虫方法、防虫装
置、消臭方法、及び消臭装置に係り、より詳しくは、木
酢液を用いて野菜等の作物を栽培するハウス内への害虫
の侵入、及び果樹や植木等の樹木への害虫の付着等を防
止する防虫方法及び防虫装置、畜舎等の動物の飼育場
所、やトイレ等の悪臭発生場所の消臭を行う消臭方法及
び消臭装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
作物栽培用のハウスへの害虫の侵入や、樹木への害虫の
付着を防止するには、防虫剤を散布するのが一般的であ
る。
【0003】しかしながら、防虫剤は、防虫効果の他、
人体及び環境への影響もあるので、安全性確保及び環境
保全の立場から使用には充分注意する必要があるため、
取扱いが不便であり、人体及び環境への影響がある場所
には散布できない、という問題がある。
【0004】また、畜舎等の動物を飼育する場所におい
ては、悪臭が問題となっていた。本発明は上記問題点を
解消するためになされたもので、木酢液を用いることに
よって人体及び環境への影響がないようにした防虫方
法、防虫装置、消臭方法、及び消臭装置を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の防虫方法は、木酢液を浸潤させたロープを配
置して防虫することを特徴とするものである。
【0006】また、本発明の消臭方法は、木酢液を浸潤
させたロープを配置して消臭することを特徴とするもの
である。
【0007】木酢液、すなわち木酢酸は、木材を炭化さ
せる過程で発生する発煙から得られる液体で、80重量
%〜90重量%の水、酢酸を主成分とする10重量%〜
20重量%の有機化合物で構成されており、殺虫作用、
病害虫の予防作用、消臭作用等があることが知られてい
る。本発明の防虫方法では、この木酢液をロープに浸潤
させ、防虫が必要な箇所に配置する。例えば、作物栽培
用のハウスへの害虫の侵入を防止する場合には、ハウス
の換気口の縁部に沿ってロープを配置し、樹木への害虫
の付着を防止する場合には、樹木の幹または枝にロープ
を複数回巻き付けて配置する。木酢液を浸潤させたロー
プからは、蒸発により木酢液が空気中に放散されるの
で、この木酢液の放散により、防虫を行うことができ
る。本発明では、ロープを用いており、ロープは可撓性
を有しているので、配置場所に応じて変形させて配置す
ることができるので、容易に配置することができる。
【0008】また、本発明の消臭方法では、この木酢液
をロープに浸潤させ、消臭が必要な箇所に配置する。例
えば、畜舎や犬小屋等の屋舎の消臭を行う場合には、屋
舎の換気口や出入口等の縁部に沿ってロープを配置する
か、悪臭発生源の近傍の柱や新たに設けた支持棒にロー
プを複数回巻き付けたり、床等の平面にロープを沿わせ
て配置する。木酢液を浸潤させたロープからは、蒸発に
より木酢液が空気中に放散されるので、この木酢液の放
散により、防虫の場合と同様に消臭を行うことができ
る。本発明では、ロープを用いており、ロープは可撓性
を有しているので、配置場所に応じて変形させて配置す
ることができるので、容易に配置することができる。
【0009】木酢液をロープに浸潤させるには、ロープ
全体を木酢液に浸漬させて浸潤させてもよく、またロー
プの一端を木酢液に浸漬させて毛細管現象により木酢液
を上昇させて浸潤させてもよい。
【0010】また、上記目的を達成するために本発明の
防虫装置は、木酢液を貯留した容器と、一端が前記容器
外に位置し、かつ他端が前記容器内に貯留された木酢液
に浸漬された放散用のロープと、を含んで構成されてい
る。この防虫装置によれば、容器内の木酢液が毛細管現
象により吸引されてロープ内を上昇し、ロープを浸潤さ
せ、空気中に放散されるので、上記の防虫方法と同様に
防虫を行うことができる。
【0011】本発明の防虫装置では、木酢液を貯留した
容器にロープの一端を浸漬させているため、ロープの容
器の外部に位置する部分から木酢液が放散されると、容
器に貯留された木酢液が毛細管現象によって吸引されて
ロープに補充されるので、長時間継続して使用すること
ができる。
【0012】また、本発明の消臭装置は、木酢液を貯留
した容器と、一端が前記容器外に位置し、かつ他端が前
記容器内に貯留された木酢液に浸漬された放散用のロー
プと、を含んで構成されている。この消臭装置によれ
ば、容器内の木酢液が毛細管現象により吸引されてロー
プ内を上昇し、ロープを浸潤させ、空気中に放散される
ので、上記の消臭方法と同様に消臭を行うことができ
る。
【0013】本発明の防虫装置及び消臭装置では、木酢
液のロープからの放散速度を調節する調節機構を設ける
ことができる。ロープからの放散速度を調節するには、
容器内の気圧を調整するようにすればよい。容器内の気
圧は、容器内へのロープ挿入部分で調整してもよく、ロ
ープ挿入部分を密閉しておいて、ロープ挿入部分以外の
部分に容器内の気圧を調整する調整機構を設けてもよ
い。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形
態の防虫装置を示すものである。本実施の形態は、容器
としてペットボトルを用いると共に、木酢液のロープか
らの放散速度を調節する調節機構を設けたものである。
【0015】ペットボトル10には、木酢液12が貯留
されている。ペットボトル10の開口部14の外周に
は、雄ねじが形成されており、この開口部14には内周
面に雌ねじが形成されたプラスチック製のキャップ16
が螺合されている。
【0016】キャップ16の先端側には、ゴム等で円柱
状に形成され、かつ中心に貫通孔が穿設されたロープ保
持部材18が嵌め合わされている。キャップ16のロー
プ保持部材18が嵌め合わされた部分の外周には、ねじ
22が螺合されるねじ孔が両端に穿設された略C字状の
バンド20が巻き付けられている。
【0017】ロープ保持部材18の貫通孔には、ロープ
24が貫通されている。ロープは、綿、麻等の繊維、ま
たは布、紙等をよりあわせて構成された物を使用するこ
とができる。ロープ24の一端側、すなわち放散側はペ
ットボトル10外に位置しており、他端側は先端がペッ
トボトル10の底面に接触するようにペットボトル10
内に挿入され、これによって、ロープ24の他端側が木
酢液に浸漬されている。
【0018】ロープ24の他端側が木酢液に浸漬されて
いるので、木酢液は毛細管現象により吸引されてロープ
24内を上昇し、これによってロープ24が木酢液によ
り浸潤される。そして、ロープ24に浸潤された木酢液
が空気中に放散され、防虫が行われる。
【0019】また、ねじ22を回転させて、バンド20
によってキャップ16のロープ保持部材18が嵌め合わ
された部分を締め付けたり、緩めたりすることにより、
ロープ24とロープ保持部材18との間の気密状態を調
整することができる。この調整によって、ペットボトル
10内の気圧が調整されるため、木酢液の放散速度を調
整することができる。
【0020】この放散速度は、例えば、夏等の害虫が多
いシーズンには、キャップ16のロープ保持部材18が
嵌め合わされた部分を緩めて木酢液の放散速度を速く
し、冬等の害虫が少ないシーズンには、キャップ16の
ロープ保持部材18が嵌め合わされた部分を締めて木酢
液の放散速度を遅くするように調整することができる。
【0021】本実施の形態では、ロープとして、直径1
cm程度、長さ約2〜3m程度のもやい綱を用いた。本
実施の形態では、上記のもやい綱と容量2リットルのペ
ットボトルとを使用すると、約2か月程度、防虫作用を
持続させることができる。
【0022】次に、本実施の形態の防虫装置を作物栽培
用のハウスへの害虫の侵入防止に適用した例について図
2を参照して説明する。
【0023】作物栽培用のハウス30は、木、竹、鉄材
等で骨組み32を構成し、この骨組み32に塩化ビニル
やポリエチレン等のフィルム(図示せず)を被覆して構
成されている。ハウス30の換気を行う場合には、フィ
ルムの下端部をまくしあげ、ハウス30の下端側に地面
に沿った換気口(図示せず)を形成することにより行わ
れる。
【0024】防虫を行う場合には、ハウス30内の換気
口の近くの地面に、適当な間隔(例えば、ロープの長さ
と同程度の2〜3m程度)でペットボトル10の下端部
を少し埋設してペットボトルが容易に動かないようにし
て、防虫装置を複数個配置する。そして、防虫装置のロ
ープ24をフィルムの内側に換気口の縁部に沿って配置
し、粘着テープ等で固定する。これによって、木酢液
は、毛細管現象によりロープ24内を上昇し、ハウス内
に放散され、防虫が行われる。なお、ペットボトルをハ
ウスの外部に配置し、フィルムの外側でかつ換気口の縁
部に沿った部位にロープを固定してもよい。
【0025】なお、上記ではフィルムを用いたハウスに
ついて説明したが、本実施の形態はガラス張りのハウス
にも適用することができる。
【0026】次に、本実施の形態の防虫装置を用いて樹
木への害虫の付着を防止する例について図3を参照して
説明する。
【0027】樹木の根元にペットボトル10の下端部を
少し埋設して防虫装置を配置し、ロープ24を樹木の幹
に複数回(3〜4回程度)巻き付け、ロープを粘着テー
プ等で固定する。これによって、上記と同様に木酢液が
ロープから放散されるので、防虫を行うことができる。
【0028】なお、ペットボトルは、樹木の幹または枝
に吊り下げてもよく、またロープは、枝に巻き付けて
も、枝から吊り下げても、巻き付けることなく幹または
枝に沿って固定するようにしてもよい。
【0029】また、上記では、ペットボトルを用いた例
について説明したが、瓶等の容器を用いるようにしても
よい。
【0030】上記では、防虫を行う例について説明した
が、上記のように、木酢液を貯留した容器と、一端が前
記容器外に位置し、かつ他端が前記容器内に貯留された
木酢液に浸漬された放散用のロープと、を含んで構成さ
れた装置のロープを消臭する場所や消臭する場所の近傍
等に、巻き付けて配置したり、直線状に配置したり、ジ
グザグ状に配置すること等により、消臭を行うことがで
きる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明の防虫方法に
よれば、木酢液を浸潤させたロープを用いているため、
人体及び環境への影響がないように防虫することができ
ると共に、ロープには可撓性があり自由な形状に変形す
ることができるので、配置場所に応じて変形させること
により、容易に配置することができる、という効果が得
られる。
【0032】また、本発明の防虫装置によれば、木酢液
を浸潤させるためのロープを用いているため、上記の防
虫方法と同様に、人体及び環境への影響がなく、かつ配
置場所に係わらず変形することができると共に、木酢液
を貯留した容器を用いているため、長期間に渡って防虫
することができる、という効果が得られる。
【0033】また、本発明の消臭方法によれば、木酢液
を浸潤させたロープを用いているため、人体及び環境へ
の影響がないように消臭することができると共に、ロー
プには可撓性があり自由な形状に変形することができる
ので、配置場所に応じて変形させることにより、容易に
配置することができる、という効果が得られる。
【0034】そして、本発明の消臭装置によれば、木酢
液を浸潤させるためのロープを用いているため、上記の
消臭方法と同様に、人体及び環境への影響がなく、かつ
配置場所に係わらず変形することができると共に、木酢
液を貯留した容器を用いているため、長期間に渡って消
臭することができる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の断面図である。
【図2】本発明の実施の形態を作物栽培用のハウスに配
置してハウスへの害虫の侵入を防止する例を示す図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態を樹木に配置して防虫を行
う例を示す図である。
【符号の説明】
10 ペットボトル 12 木酢液 16 キャップ 24 ロープ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】木酢液を浸潤させたロープを配置して防虫
    することを特徴とする防虫方法。
  2. 【請求項2】木酢液を貯留した容器と、 一端が前記容器外に位置し、かつ他端が前記容器内に貯
    留された木酢液に浸漬された放散用のロープと、 を含む防虫装置。
  3. 【請求項3】木酢液を浸潤させたロープを配置して消臭
    することを特徴とする消臭方法。
  4. 【請求項4】木酢液を貯留した容器と、 一端が前記容器外に位置し、かつ他端が前記容器内に貯
    留された木酢液に浸漬された放散用のロープと、 を含む消臭装置。
JP9046159A 1997-02-28 1997-02-28 防虫方法、防虫装置、消臭方法、及び消臭装置 Pending JPH10234287A (ja)

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JP9046159A JPH10234287A (ja) 1997-02-28 1997-02-28 防虫方法、防虫装置、消臭方法、及び消臭装置

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ID=12739234

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JP9046159A Pending JPH10234287A (ja) 1997-02-28 1997-02-28 防虫方法、防虫装置、消臭方法、及び消臭装置

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JP (1) JPH10234287A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001082982A1 (en) * 2000-04-28 2001-11-08 Alberto Giovannone Suspended container for essences with means for their absorption and diffusion of their perfume to the surrounding ambient
WO2005067698A1 (ja) * 2004-01-14 2005-07-28 Centralsun Co.,Ltd. 根菜の噴気水耕栽培法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001082982A1 (en) * 2000-04-28 2001-11-08 Alberto Giovannone Suspended container for essences with means for their absorption and diffusion of their perfume to the surrounding ambient
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