JPH10234058A - 立体映像への文字付加装置及びその装置を備えたカラオケ装置 - Google Patents

立体映像への文字付加装置及びその装置を備えたカラオケ装置

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JPH10234058A
JPH10234058A JP9048601A JP4860197A JPH10234058A JP H10234058 A JPH10234058 A JP H10234058A JP 9048601 A JP9048601 A JP 9048601A JP 4860197 A JP4860197 A JP 4860197A JP H10234058 A JPH10234058 A JP H10234058A
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JP
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signal
character
character signal
circuit
video
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JP9048601A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Sano
和彦 佐野
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Ikegami Tsushinki Co Ltd
Original Assignee
Ikegami Tsushinki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 立体映像へ文字を付加する際に、文字の視認
が容易になる文字付加装置及びその装置を備えたカラオ
ケ装置の提供を、その課題としている。 【解決手段】 左右の目にそれぞれ対応して立体映像を
構成する入力映像信号から同期信号を分離する同期信号
分離回路12と、分離された同期信号に同期された文字
信号を発生する文字信号発生部13と、前記入力映像信
号の一方に前記文字信号発生部から出力した文字信号を
付加して出力する第1のスーパーインポーズ回路11R
と、前記文字信号発生部13から出力した文字信号を遅
延させる遅延回路14と、この遅延回路14を介した文
字信号を前記入力映像信号の他方に付加して出力する第
2のスーパーインポーズ回路11Lとを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、立体映像に文字を
付加する文字付加装置及びこの装置を用いたカラオケ装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】いわゆるカラオケとは、文字(歌詞やタ
イトル)と背景映像をディスプレイ上に映し出して、こ
れに対応したオーディオ信号(演奏、バックコーラス)
を再生し、この映像に合わせて歌うことである。そし
て、カラオケソフトとは、一般に、文字を含む背景映像
信号とオーディオ信号等が記録されたレーザーディスク
(LD)やコンパクトディスク(CD)をいう。
【0003】カラオケを楽しむには、所望の曲が記録さ
れているLDやCDをカラオケ装置にセットして再生す
ることにより行われる。なお、LDの場合は記録容量が
多いので、背景映像は動画となるが、CDの場合は記録
容量が少ないので、背景映像はイラストや写真等の静止
画像となる。最近では、CDと同じ直径のデジタルビジ
ョン(DV)が登場しており、これはエムペグ圧縮技術
が用いられているので記録容量が増加し、LDと同様に
背景映像は動画となっている。
【0004】上記のカラオケソフトは、通常、映像とオ
ーディオとが予め一体となって組み込まれているが、近
頃では背景映像と歌詞・曲とが別体として多数供給さ
れ、ユーザの選択によって背景映像と歌詞・曲との組み
合わせを変えることが出来るようにしたものもある。ま
た、ユーザが用意した背景映像にカラオケ装置から歌詞
・曲信号を受けて背景映像と歌詞を合成して利用できる
ようにしたものもある。さらに、最近流行している通信
カラオケは、ISDN回線によりホストコンピュータと
カラオケ店にある端末とを接続し、端末で操作してホス
トコンピュータにインプットされている所望の曲を取り
出せるようにしたものである。通信カラオケは、カラオ
ケ曲ができあがるとすぐ通信で送れるので、LDやCD
のようにプレスの手間がいらない分、より早く利用者に
新譜を届けられるというメリットがあるが、現段階では
送れるのは音楽と歌詞のテロップだけなので、映像は店
内に備えられたLD等を使用している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなカラオケ
は、背景映像と文字の両方が平面画像である。ところが
最近では、映像を立体映像として鑑賞することの出来る
ソフトが多く流通し始めており、この立体映像に歌詞や
タイトルを合成してカラオケを楽しむことが要望されて
いる。このため、カラオケ用として立体映像のソフトに
歌詞やタイトル等の文字を合成したものも流通し始めて
いるが、映像と文字の両方が立体化に対応している場合
は殆どない。このような、背景映像は立体映像で、文字
が平面の場合、背景映像の後ろ側に文字が見えたりし
て、ユーザに不快感を与えたり、また場合によっては文
字が判読できないようなことがある。
【0006】また、前述の通信カラオケを利用する場合
には、店側で立体映像を提供しても、送られてくる歌詞
は平面的なものであるので、合成したときには上述のよ
うな現象が生じることになる。
【0007】本発明は、立体映像へ文字を付加する際
に、文字の視認が容易になる文字付加装置及びその装置
を備えたカラオケ装置の提供を、その課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述課題を解決するため
に、本発明は、次のような手段を採用した。請求項1に
記載の立体映像への文字付加装置は、左右の目にそれぞ
れ対応して立体映像を構成する入力映像信号から同期信
号を分離する同期信号分離回路と、分離された同期信号
に同期された文字信号を発生する文字信号発生部と、前
記入力映像信号の一方に前記文字信号発生部から出力し
た文字信号を付加して出力する第1のスーパーインポー
ズ回路と、前記文字信号発生部から出力した文字信号を
遅延させる遅延回路と、この遅延回路を介した文字信号
を前記入力映像信号の他方に付加して出力する第2のス
ーパーインポーズ回路とを備えたことを特徴としてい
る。
【0009】この構成によると、入力した映像信号は、
第1及び第2のスーパーインポーズ回路にそれぞれ入力
する。また、この入力映像信号から同期信号発生回路に
よって同期信号が分離されて文字信号発生部に送られ
る。文字信号発生部では、この同期信号に同期した文字
信号を発生させて、第1のスーパーインポーズ回路へは
そのまま、第2のスーパーインポーズ回路へは遅延回路
を介して入力する。第1及び第2のスーパーインポーズ
回路では入力した映像信号に文字信号を付加して出力す
るのであるが、第2のスーパーインポーズ回路への文字
信号は遅延回路を介して入力するので文字信号が所定期
間遅れる。このため、第1及び第2のスーパーインポー
ズ回路から出力した立体映像信号を立体映像として視認
させるようにディスプレイ上に表示すると、左右の目で
見た文字の位置をディスプレイ面の手前側に位置させる
ことができ、立体映像中の文字の視認が行いやすくな
る。
【0010】なお、ここで立体映像とは、左右の目に対
応した映像をそれぞれディスプレイ上に表示して、その
映像を左右の目で別々に見て合成させ立体として視認さ
せるようにしたものである。
【0011】請求項2に記載の立体映像への文字付加装
置は、請求項1の発明において、文字信号発生部は、通
信カラオケセットで構成されていることを特徴としてい
る。
【0012】この構成によれば、文字信号発生部が通信
カラオケセットで構成されているので、所有の立体映像
信号を出力する機器からの映像信号に通信カラオケから
取り出した題名や歌詞のテロップ等の文字を付加するこ
とができ、カラオケとして利用することができる。
【0013】請求項3に記載のカラオケ装置は、左右の
目にそれぞれ対応して立体映像を構成するVTR、D
V、CD、LD、カメラ等からの映像信号を切替選択す
る操作部と、前記操作部で選択された入力映像信号から
同期信号を分離する同期信号分離回路と、分離された同
期信号に同期された文字信号を発生する文字信号発生部
と、前記入力映像信号の一方に文字信号発生部から出力
した文字信号を付加して出力する第1のスーパーインポ
ーズ回路と、前記文字信号発生部から出力した文字信号
を遅延する遅延量調節自在な遅延回路と、この遅延回路
を通した文字信号を前記入力映像信号の他方に付加して
出力する第2のスーパーインポーズ回路とを備えたこと
を特徴としている。
【0014】このように構成すれば、立体映像信号とし
て入力させる機器をVTR、DV、CD、LD、カメラ
等から切替選択することができ、多様な映像ソフトに対
応することができる。また、切替選択された入力映像信
号に文字信号発生部から出力した文字信号が第1及び第
2のスーパーインポーズ回路で付加されて出力する。そ
の際、第2のスーパーインポーズ回路への文字信号は遅
延回路を介して入力するので文字信号が所定量遅れる。
【0015】このため、第1及び第2のスーパーインポ
ーズ回路から出力した立体映像信号を立体映像として視
認させるようにディスプレイ上に表示すると、遅延回路
の遅延量を調節することによって立体映像の中に表示さ
れた左目用の文字位置が水平に移動するため左右の目で
見た文字位置の深度が変わる。文字位置を近づけたり遠
ざけたりして適当な位置に文字を映し出すことにより、
視認させやすくすることができる。
【0016】請求項4に記載のカラオケ装置は、左右の
目にそれぞれ対応し立体映像を構成するVTR、DV
D、CD、LD、カメラ等からの映像信号を切替選択す
る操作部と、前記操作部で選択された入力映像信号から
同期信号を分離する同期信号分離回路と、分離された同
期信号に同期された文字信号を発生する文字信号発生部
と、前記入力映像信号の一方に文字信号発生部から出力
した文字信号を付加して出力する第1のスーパーインポ
ーズ回路と、前記文字信号発生部から出力した文字信号
を遅延する遅延量調節自在な遅延回路と、この遅延回路
を通した文字信号を前記入力映像信号の他方に付加して
出力する第2のスーパーインポーズ回路と、前記第1及
び第2のスーパーインポーズ回路の出力映像信号をそれ
ぞれ投写合成してスクリーン上に表示する投写プロジェ
クタ部とを備えたことを特徴とするカラオケ装置。
【0017】この構成は、請求項3に記載のカラオケ装
置に、投写プロジェクタ部を加えたもので、スクリーン
上に文字が付加された立体映像を投写することができ、
大画面による迫力のある映像を提供することができる。
なお、スクリーン上に投写される映像が、左右の目に対
応して交互に行われる場合は、左右の目もそれに合わせ
たシャッタ機構を有する眼鏡が必要であり、また映像が
左右の目に対応して偏光方向が異なるようにしてある場
合は、それに合わせた偏光眼鏡を必要とする。
【0018】請求項5に記載のカラオケ装置は、請求項
4の発明において、投写プロジェクタ部は、映像の投写
方向が角度90度で交差するように配置され、投写する
映像の左右反転切り替え可能な2台の液晶プロジェクタ
と、これら2台の液晶プロジェクタの投写方向交点に配
置されたハーフミラーと、一方の液晶プロジェクタの投
写口と前記ハーフミラーとの間に配置された1/2波長
板とで構成されていることを特徴としている。
【0019】このように構成すると、2台の液晶プロジ
ェクタから出射した映像のうち一方の偏光面を90度回
転させたのち合成して投写するので、標準仕様の同型式
からなる液晶プロジェクタを使用することができ、汎用
性が高くコストの軽減が図れる。
【0020】請求項6に記載のカラオケ装置は、請求項
4又は5の発明に置いて文字信号発生部は、通信カラオ
ケセットで構成されていることを特徴としている。
【0021】この構成によれば、立体映像信号に通信カ
ラオケから取り出した題名、歌詞のテロップ等の文字を
付加することができ、所望の立体映像に新譜をいち早く
付加して利用することが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0023】図1は、本発明に係る立体映像への文字付
加装置の1実施形態をブロック図で示したものである。
図に示すように、この文字付加装置10は左右の目に対
応した立体映像信号に文字信号を付加するためのもの
で、第1のスーパーインポーズ回路11R、第2のスー
パーインポーズ回路11L、同期信号分離回路12、文
字信号発生部13及び遅延回路14とを備えているとと
もに、左右の映像信号入力端子15R,15L及び左右
の映像信号出力端子16R,16Lを備えている。な
お、ここで映像信号入力端子15Rは立体映像信号を構
成する右目用の映像信号Rを入力させる端子で、映像信
号入力端子15Lは左目用の映像信号Lを入力させる端
子である。
【0024】また、前記の同期信号分離回路12は、入
力した映像信号から水平・垂直同期信号、カラー位相信
号等を分離する回路で、分離したこれらの信号は文字信
号発生部13に送られる。文字信号発生部13は、同期
分離回路12からの同期信号に基づき入力映像信号に同
期させた文字信号を発生させる。
【0025】映像信号入力端子15Rから入力した右目
用の映像信号R及び文字信号発生部13から出力した文
字信号は第1のスーパーインポーズ回路11Rに入力さ
れる。ここで映像信号に文字信号が付加されて映像信号
と文字信号とが同期した状態で映像信号出力端子16R
に出力される。
【0026】一方、入力映像信号入力端子15Lに入力
した左目用の映像信号Lは第2のスーパーインポーズ回
路11Lに入力するとともに、文字信号発生部13から
出力した文字信号は遅延回路14を介して所定量遅延さ
れて第2のスーパーインポーズ回路11Lに入力し、映
像信号に文字信号が付加されて映像信号と文字信号とが
同期した状態で映像信号出力端子16Lに出力される。
【0027】映像信号出力端子16R,16Lには、映
像信号を映像として表示するための装置、例えば、図2
(a)に示すように、プロジェクタ17R、17Lを接
続してスクリーン上に交互に投写し、左右の目でそれぞ
れの映像を見るようにしてもよく、あるいは図2(b)
に示すように、1台のCRT18に交互に映像を表示さ
せるようにしてよもく、また図2(C)に示すように、
2台のCRT19R、19Lに左右の映像をそれぞれ表
示させて、一方はミラー20による反射像を見るように
してもよい。なお、(a),(b)の場合には映像の切
り替わりと同期して交互に開閉するシャッタ機構を備え
た眼鏡が必要である。
【0028】上述した文字付加装置10により文字を付
加した立体映像を、例えばプロジェクタによりスクリー
ン上に投写すると、左右の目で見た文字位置は、第2の
スーパーインポーズ回路11Lに入力した文字信号が遅
延されているので文字は水平に右側に移動し、図3
(a)に示すように、スクリーンの手前にあるように見
える。一方、左目用の映像信号に付加する文字信号が遅
延されていなければ、表示された文字は、図3(b)に
示すように、スクリーン上に位置する。このように、こ
の装置10を用いることによって、文字位置がスクリー
ン面より手前に飛び出したように見えるので、立体映像
の中に表示された文字の視認が容易になる。
【0029】なお、遅延回路14における文字信号に遅
延量を調節できるようにしておけば、左右の目から見た
文字までの距離を自在にコントロールすることが可能と
なる。また、文字信号発生部13を通信カラオケセット
で構成すれば、所有の立体映像信号を出力する機器から
の映像信号に、通信カラオケから取り出した題名、歌詞
のテロップ等の文字を付加することができ、カラオケと
して利用することができる。
【0030】なおまた、上記の実施形態では、文字信号
発生部(通信カラオケセット)13として直接に垂直・
水平同期信号、カラー位相信号等を引き込む形式のもの
を考慮したので、同期分離回路12は入力映像信号から
垂直・水平同期信号、カラー位相信号等を分離する構成
としたが、文字信号発生部(通信カラオケセット)13
がブラックバースト信号を受ける形式の場合には、同期
分離回路にその一種であるブラックバースト信号発生回
路を用いることになる。
【0031】ブラックバースト信号発生回路は、水平同
期信号のバックポーチにカラーバースト信号が乗り、映
像部分のみがブラックレベルに固定されているブラック
バースト信号を発生する回路で、入力した映像信号に含
まれる同期信号を受けて映像信号に同期した信号を発生
する。発生したブラックバースト信号は文字信号発生部
(通信カラオケセット)13に導入されて水平・垂直同
期信号、カラー位相信号等に分離される。そして、発生
させた文字信号はこれらの信号によってロックが掛けら
れて、入力した映像信号と同期がとられることになる。
【0032】次に本発明に係るカラオケ装置の1実施形
態について説明する。図4は、カラオケ装置30をブロ
ック図で示したものである。このカラオケ装置30は、
第1のスーパーインポーズ回路31R、第2のスーパー
インポーズ回路31L、同期信号発生回路32、通信カ
ラオケセット33、遅延回路34、操作部35及び前記
遅延回路34の遅延量を調節する遅延量ADJ36を備
えている。
【0033】操作部35を操作することにより、VT
R、CD、LD、DV等の記録媒体あるいはカラオケス
タジオ内にセットされた左右のカメラからの立体映像信
号を切替選択することができるようになっている。操作
部35で選択された映像信号のうち右目用は、第1のス
ーパーインポーズ回路31Rへ入力し、左目用は第2の
スーパーインポーズ回路31Lへと入力する。同期信号
発生回路32は操作部35で選択された映像信号から垂
直・水平同期信号、カラー位相信号等を分離して、その
信号を通信カラオケセット33に入力する。通信カラオ
ケセット33は、通信回線で送られてきた歌詞(文字)
のテロップをカラオケ店内で再生される映像の表示に同
期させるもので、映像への同期は同期信号発生回路32
からの信号を受けて行われる。なお、この装置では、音
に関する機構については図示を省略している。なお、通
信カラオケセットが、ブラックバースト信号を受ける形
式の場合には、上述したように、同期信号発生回路32
に、その一種であるブラックバースト信号発生回路を用
いることになる。
【0034】通信カラオケセット33から出力した文字
信号は、第1のスーパーインポーズ回路31Rへ入力
し、操作部35から送られてきた右目用の映像信号に付
加される。また、通信カラオケセット33から出力した
文字信号は、さらに遅延回路34を介して所定量遅延さ
れて第2のスーパーインポーズ回路31Lへも入力す
る。ここで、文字信号は操作部35から送られてきた左
目用の映像信号に付加される。なお、遅延量は遅延量A
DJ36によって変えることができる。
【0035】第1及び第2のスーパーインポーズ回路3
1R,31Lからの文字が付加された映像信号は、投写
プロジェクタ部40に出力される。投写プロジェクタ部
40は、投写する映像の左右反転切り替え可能な2台の
液晶プロジェクタ41R,41Lを有しており、これら
液晶プロジェクタ41R,41Lは映像の投写方向が角
度90度で交差するように配置されている。また、これ
ら2台の液晶プロジェクタの投写方向交点にはハーフミ
ラー42が配置されいるとともに、一方の液晶プロジェ
クタ41Rの投写口とハーフミラー42との間には入射
した直線偏光の光の偏光方向を90度回転させる1/2
波長板43が配置されている。
【0036】液晶プロジェクタ41R,41Lから投写
される映像光はハーフミラー42の入射面に対しS偏光
になっている。液晶プロジェクタ41Lからの映像光は
S偏光でハーフミラー42で反射率が高く、液晶プロジ
ェクタ41Rからの映像光は1/2波長板43で偏光方
向が90度回転させられて、ハーフミラー42に入射す
る際にはP偏光となり透過率が高い。このため、スクリ
ーン44上に投写された映像は輝度が高いものとなる。
なお、液晶プロジェクタ41R,41Lから投写される
映像光がハーフミラー42の入射面に対しP偏光になる
液晶プロジェクタを使用すれば、投写プロジェクタ部4
0からの投写方向が90度変わることになる。
【0037】上記実施形態のカラオケ装置では、投写プ
ロジェクタ部40を含まない構成としたが、投写プロジ
ェクタ部40を含んだ構成のカラオケ装置としてもよ
い。また、通信カラオケセット33の代わりに文字信号
発生部を用いて、独自の文字を発生して表示するように
してもよい。
【0038】このように、このカラオケ装置は液晶プロ
ジェクタを備え、スクリーン上に文字が付加された立体
映像を投写することができるので、大画面による迫力の
ある映像を提供することができる。なお、スクリーン上
に投写される左右の目に対応する映像の偏光方向が異な
るので、それに合わせた偏光眼鏡で見ることにより映像
を立体的に視認することができる。また、遅延量ADJ
36によって左目用の映像に付加する文字の遅延量を調
節することにより、図3を参照して説明したように、映
し出された映像中の左右の目から見た文字までの距離を
自在にコントロールすることができる。これにより、最
適の位置に文字を配置することができる。なお、文字信
号が立体映像となるような構成で供給された場合には、
遅延量を零にすることで対応することができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、映像をディスプレイ上に表示させると、
文字の位置をディスプレイ面の手前側に位置させること
ができ、立体映像中の文字を視認しやすくなる。
【0040】請求項2に記載の発明によれば、所有の立
体映像信号を出力する機器からの映像信号に通信カラオ
ケから取り出した題名や歌詞のテロップ等の文字を付加
することができ、カラオケとして利用することができ
る。
【0041】請求項3に記載の発明によれば、立体映像
信号として入力させる機器をVTR、DV、CD、L
D、カメラ等から切替選択することができ、多様な映像
ソフトに対応することができる。また、第1及び第2の
スーパーインポーズ回路から出力した立体映像信号を立
体映像として視認させるようにディスプレイ上に表示す
ると、立体映像の中に表示された文字の左右の目で見た
位置が遅延回路の遅延量を調節することによってその深
度が変わり、近づけたり遠ざけたりすることで適当な位
置に文字を映し出すことにより、視認させやすくするこ
とができる。
【0042】請求項4に記載の発明によれば、スクリー
ン上に文字が付加された立体映像を投写することがで
き、大画面による迫力のある映像を提供することができ
【0043】請求項5に記載の発明によれば、標準仕様
の同型式からなる液晶プロジェクタを使用することがで
き、汎用性が高くコストの軽減が図れる。
【0044】請求項6に記載の発明によれば、 立体映
像信号に通信カラオケから取り出した題名、歌詞のテロ
ップ等の文字を付加することができ、所望の立体映像に
新譜をいち早く付加して利用することができ、最近のユ
ーザの要望に沿わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る立体映像への文字付加装置の1実
施形態をブロック図で示したものである。
【図2】本発明に係る立体映像への文字付加装置にディ
スプレイを接続した図である。
【図3】本発明に係る立体映像への文字付加装置の効果
を説明する図である。
【図4】本発明に係るカラオケ装置の1実施形態をブロ
ック図で示したものである。
【符号の説明】
10 文字付加装置 11R 第1のスーパーインポーズ回路 11L 第2のスーパーインポーズ回路 12 同期信号分離回路 13 文字信号発生回路 14 遅延回路 17R、17L 投写プロジェクタ 18 CRT 19R、19L CRT 20 ミラー 30 カラオケ装置 31R 第1のスーパーインポーズ回路 31L 第2のスーパーインポーズ回路 32 同期信号分離回路 33 通信カラオケセット 34 遅延回路 35 操作部 36 遅延量ADJ 40 投写プロジェクタ部 41R,41L 液晶プロジェクタ 42 ハーフミラー 43 1/2波長板 44 スクリーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G10K 15/04 302 G10K 15/04 302D

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右の目にそれぞれ対応して立体映像を
    構成する入力映像信号から同期信号を分離する同期信号
    分離回路と、分離された同期信号に同期された文字信号
    を発生する文字信号発生部と、前記入力映像信号の一方
    に前記文字信号発生部から出力した文字信号を付加して
    出力する第1のスーパーインポーズ回路と、前記文字信
    号発生部から出力した文字信号を遅延させる遅延回路
    と、この遅延回路を介した文字信号を前記入力映像信号
    の他方に付加して出力する第2のスーパーインポーズ回
    路とを備えたことを特徴とする立体映像への文字付加装
    置。
  2. 【請求項2】 前記文字信号発生部は、通信カラオケセ
    ットで構成されていることを特徴とする請求項1に記載
    の立体映像への文字付加装置。
  3. 【請求項3】 左右の目にそれぞれ対応して立体映像を
    構成するVTR、DV、CD、LD、カメラ等からの映
    像信号を切替選択する操作部と、前記操作部で選択され
    た入力映像信号から同期信号を分離する同期信号分離回
    路と、分離された同期信号に同期された文字信号を発生
    する文字信号発生部と、前記入力映像信号の一方に文字
    信号発生部から出力した文字信号を付加して出力する第
    1のスーパーインポーズ回路と、前記文字信号発生部か
    ら出力した文字信号を遅延する遅延量調節自在な遅延回
    路と、この遅延回路を通した文字信号を前記入力映像信
    号の他方に付加して出力する第2のスーパーインポーズ
    回路とを備えたことを特徴とするカラオケ装置。
  4. 【請求項4】 左右の目にそれぞれ対応し立体映像を構
    成するVTR、DVD、CD、LD、カメラ等からの映
    像信号を切替選択する操作部と、前記操作部で選択され
    た入力映像信号から同期信号を分離する同期信号分離回
    路と、分離された同期信号に同期された文字信号を発生
    する文字信号発生部と、前記入力映像信号の一方に文字
    信号発生部から出力した文字信号を付加して出力する第
    1のスーパーインポーズ回路と、前記文字信号発生部か
    ら出力した文字信号を遅延する遅延量調節自在な遅延回
    路と、この遅延回路を通した文字信号を前記入力映像信
    号の他方に付加して出力する第2のスーパーインポーズ
    回路と、前記第1及び第2のスーパーインポーズ回路の
    出力映像信号をそれぞれ投写合成してスクリーン上に表
    示する投写プロジェクタ部とを備えたことを特徴とする
    カラオケ装置。
  5. 【請求項5】 前記投写プロジェクタ部は、映像の投写
    方向が角度90度で交差するように配置され、投写する
    映像の左右反転切り替え可能な2台の液晶プロジェクタ
    と、これら2台の液晶プロジェクタの投写方向交点に配
    置されたハーフミラーと、一方の液晶プロジェクタの投
    写口と前記ハーフミラーとの間に配置された1/2波長
    板とで構成されていることを特徴とする請求項4に記載
    のカラオケ装置。
  6. 【請求項6】 前記文字信号発生部は、通信カラオケセ
    ットで構成されていることを特徴とする請求項3又は4
    に記載のカラオケ装置。
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