JPH10233724A - 無線中継システム - Google Patents
無線中継システムInfo
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- JPH10233724A JPH10233724A JP9051188A JP5118897A JPH10233724A JP H10233724 A JPH10233724 A JP H10233724A JP 9051188 A JP9051188 A JP 9051188A JP 5118897 A JP5118897 A JP 5118897A JP H10233724 A JPH10233724 A JP H10233724A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】電波不感地帯２が広い場合、全域をカバーする
ために複数の無線中継装置を配備する費用を削減する。 【解決手段】基地局１と送受信を行う部分を親機５Ａと
して電波不感地２に１台設置し、携帯端末４Ａ〜４Ｎに
対する屋内アンテナを有する複数の子機５ａ〜５ｎを、
広い不感地帯２の全域をカバーするように分散配置し、
親機５Ａとの間を光ケーブルで接続するように構成し
た。
ために複数の無線中継装置を配備する費用を削減する。 【解決手段】基地局１と送受信を行う部分を親機５Ａと
して電波不感地２に１台設置し、携帯端末４Ａ〜４Ｎに
対する屋内アンテナを有する複数の子機５ａ〜５ｎを、
広い不感地帯２の全域をカバーするように分散配置し、
親機５Ａとの間を光ケーブルで接続するように構成し
た。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線中継システム
に関し、特に、複数の無線ゾーンより構成されている携
帯電話などの無線サービスエリアの１無線ゾーン内にお
いて、基地局と、当該ゾーン内の電波不感地帯で使用さ
れる携帯端末との間の無線回線を中継する無線中継シス
テムに関する。
に関し、特に、複数の無線ゾーンより構成されている携
帯電話などの無線サービスエリアの１無線ゾーン内にお
いて、基地局と、当該ゾーン内の電波不感地帯で使用さ
れる携帯端末との間の無線回線を中継する無線中継シス
テムに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の携帯電話の無線中継システムの一
構成例を図２に示す。図において、１は基地局、２は建
物や地下街などの電波不感地帯で、３は複数の従来技術
による無線中継装置、４は携帯端末である。無線中継装
置３は、広い不感地帯２の中にＮ台配置されており、そ
れぞれ、親機と子機（３Ａと３ａ，３Ｂと３ｂ，…３Ｎ
と３ｎ）とからなり、複数台の無線中継装置はすべて同
じ構成である。親機と子機はそれぞれ光ケーブル２１，
１４で接続されている。
構成例を図２に示す。図において、１は基地局、２は建
物や地下街などの電波不感地帯で、３は複数の従来技術
による無線中継装置、４は携帯端末である。無線中継装
置３は、広い不感地帯２の中にＮ台配置されており、そ
れぞれ、親機と子機（３Ａと３ａ，３Ｂと３ｂ，…３Ｎ
と３ｎ）とからなり、複数台の無線中継装置はすべて同
じ構成である。親機と子機はそれぞれ光ケーブル２１，
１４で接続されている。
【０００３】以下、１台の無線中継装置３Ａと３ａにつ
いて説明する。１０は中継用屋外アンテナであり、基地
局１に対向したアンテナである。１１は基地局側アンテ
ナ共用器であり、中継用屋外アンテナ１０に接続されて
いる。１２は基地局側下り回線増幅器であり基地局側ア
ンテナ共用器１１からの出力を増幅する。１３は下り回
線電気／光変換器で、基地局側下り回線増幅器１２の出
力を光信号に変換する。１４は親機と子機を結ぶ下り回
線光ファイバケーブルで、下り回線電気／光変換器１３
の出力を伝送する。１５は子機の下り回線光／電気変換
器で、下り回線光ファイバケーブル１４で親機から送ら
れてくる下り回線光信号を電気信号に変換する。１６は
携帯端末側下り回線増幅器で、下り回線光／電気変換器
１５の出力を増幅する。１８は中継用屋内アンテナで、
携帯端末４と対向したアンテナである。１７は携帯端末
側アンテナ共用器で、中継用屋内アンテナ１８に接続さ
れている。
いて説明する。１０は中継用屋外アンテナであり、基地
局１に対向したアンテナである。１１は基地局側アンテ
ナ共用器であり、中継用屋外アンテナ１０に接続されて
いる。１２は基地局側下り回線増幅器であり基地局側ア
ンテナ共用器１１からの出力を増幅する。１３は下り回
線電気／光変換器で、基地局側下り回線増幅器１２の出
力を光信号に変換する。１４は親機と子機を結ぶ下り回
線光ファイバケーブルで、下り回線電気／光変換器１３
の出力を伝送する。１５は子機の下り回線光／電気変換
器で、下り回線光ファイバケーブル１４で親機から送ら
れてくる下り回線光信号を電気信号に変換する。１６は
携帯端末側下り回線増幅器で、下り回線光／電気変換器
１５の出力を増幅する。１８は中継用屋内アンテナで、
携帯端末４と対向したアンテナである。１７は携帯端末
側アンテナ共用器で、中継用屋内アンテナ１８に接続さ
れている。
【０００４】１９は携帯端末側上り回線増幅器で、携帯
端末側アンテナ共用器１７からの上り回線信号を増幅す
る。２０は上り回線電気／光変換器で、携帯端末側上り
回線増幅器１９の出力を光信号に変換する。２１は子機
と親機を結ぶ上り回線光ファイバケーブルで、上り回線
電気／光変換器２０の出力を伝送する。２２は親機の上
り回線光／電気変換器で、上り回線の光ファイバケーブ
ル２１を通して子機から送られてくる上り回線光信号を
電気信号に変換する。２３は基地局側上り回線増幅器
で、上り回線光／電気変換器２２の出力を増幅する。
端末側アンテナ共用器１７からの上り回線信号を増幅す
る。２０は上り回線電気／光変換器で、携帯端末側上り
回線増幅器１９の出力を光信号に変換する。２１は子機
と親機を結ぶ上り回線光ファイバケーブルで、上り回線
電気／光変換器２０の出力を伝送する。２２は親機の上
り回線光／電気変換器で、上り回線の光ファイバケーブ
ル２１を通して子機から送られてくる上り回線光信号を
電気信号に変換する。２３は基地局側上り回線増幅器
で、上り回線光／電気変換器２２の出力を増幅する。
【０００５】基地局１から発信される下り回線電波はア
ンテナ１０を介して不感地帯２内の無線中継装置３の親
機３Ａに入る。無線中継装置の親機３Ａに入力された下
り受信波は、基地局側アンテナ共用器１１を通して基地
局側下り回線中継増幅器１２で増幅されて下り回線電気
／光変換器１３へ送られる。
ンテナ１０を介して不感地帯２内の無線中継装置３の親
機３Ａに入る。無線中継装置の親機３Ａに入力された下
り受信波は、基地局側アンテナ共用器１１を通して基地
局側下り回線中継増幅器１２で増幅されて下り回線電気
／光変換器１３へ送られる。
【０００６】下り回線電気／光変換器１３で光信号に変
換された下り回線信号は、下り回線光ファイバケーブル
１４を通り、子機３ａの下り回線光／電気変換器１５で
電気信号に変換され、携帯端末側下り回線増幅器１６で
増幅されて、携帯端末側アンテナ共用器１７を通り、中
継用屋内アンテナ１８から携帯端末４Ａへ向けて送出さ
れる。
換された下り回線信号は、下り回線光ファイバケーブル
１４を通り、子機３ａの下り回線光／電気変換器１５で
電気信号に変換され、携帯端末側下り回線増幅器１６で
増幅されて、携帯端末側アンテナ共用器１７を通り、中
継用屋内アンテナ１８から携帯端末４Ａへ向けて送出さ
れる。
【０００７】携帯端末４Ａからの出力である上り回線電
波は、子機３ａの中継用屋内アンテナ１８で受信され、
携帯端末側アンテナ共用器１７を経て携帯端末側上り回
線増幅器１９へ送られる。携帯端末側上り回線増幅器１
９で増幅された上り回線信号は上り回線電気／光変換器
２０で光信号に変換され、上り回線光ファイバケーブル
２１で親機３Ａに送られる。
波は、子機３ａの中継用屋内アンテナ１８で受信され、
携帯端末側アンテナ共用器１７を経て携帯端末側上り回
線増幅器１９へ送られる。携帯端末側上り回線増幅器１
９で増幅された上り回線信号は上り回線電気／光変換器
２０で光信号に変換され、上り回線光ファイバケーブル
２１で親機３Ａに送られる。
【０００８】親機３Ａの上り回線光／電気変換器２２で
電気信号に変換された上り回線信号は、基地局側上り回
線増幅器２２で増幅され、基地局側アンテナ共用器１１
を通り、中継用屋外アンテナ１０から基地局１へ向けて
送出される。
電気信号に変換された上り回線信号は、基地局側上り回
線増幅器２２で増幅され、基地局側アンテナ共用器１１
を通り、中継用屋外アンテナ１０から基地局１へ向けて
送出される。
【０００９】従来、携帯電話サービスを向上するための
基地局電波の不感地帯対策として、基地局と不感地帯の
携帯電話端末との間の無線電話回線を品質よく接続する
ため、上記の無線中継装置の設置が進められてきた。
基地局電波の不感地帯対策として、基地局と不感地帯の
携帯電話端末との間の無線電話回線を品質よく接続する
ため、上記の無線中継装置の設置が進められてきた。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】しかし、１台の無線中
継装置では、面積が広くて電波の伝搬特性の悪い地下街
などの不感地帯の中では、基地局と携帯電話端末との間
の無線電話回線を確保するため、新たに、既設の中継装
置と同じ構成の第２，第３の無線中継装置３Ｂと３ｂ，
３Ｎと３ｎを増設する必要があり、経済的ではなかっ
た。
継装置では、面積が広くて電波の伝搬特性の悪い地下街
などの不感地帯の中では、基地局と携帯電話端末との間
の無線電話回線を確保するため、新たに、既設の中継装
置と同じ構成の第２，第３の無線中継装置３Ｂと３ｂ，
３Ｎと３ｎを増設する必要があり、経済的ではなかっ
た。
【００１１】本発明は、前記従来の技術において生ず
る、無線中継装置の増設時の経済的な問題を解決した無
線中継システムを提供することが目的である。
る、無線中継装置の増設時の経済的な問題を解決した無
線中継システムを提供することが目的である。
【００１２】
【課題を解決するための手段】本発明の無線中継システ
ムは、基地局からの電波が届かない広い面積の不感地帯
に全域をカバーするように分散配置され該不感地帯に存
在する携帯端末に対する屋内アンテナを有する複数の子
機と、前記基地局に対する屋外アンテナを有し前記複数
の子機とそれぞれ下り回線光ファイバーケーブルと上り
回線光ファイバーケーブルで接続された親機とによって
構成され、前記親機は、前記屋外アンテナに接続された
共用器と、該共用器に接続され基地局から携帯端末に対
する下り回線信号を増幅する下り回線共通増幅器と、該
下り回線共通増幅器の出力を前記子機の数に分配する分
配器と、該分配器の出力をそれぞれ光に変換して前記下
り回線光ファイバーケーブルに出力する複数の下り回線
電気／光変換器と、前記複数の上り回線光ファイバーケ
ーブルを介して送られてくる前記複数の子機からの上り
回線光信号を電気信号に変換する複数の上り回線光／電
気変換器と、該複数の上り回線光／電気変換器の出力を
合成する合成器と、該合成器の出力を増幅して前記共用
器に入力する上り回線共通増幅器とが備えられ、前記複
数の子機のそれぞれは、前記下り回線光ファイバーケー
ブルを介して入力される前記親機からの下り回線光信号
を電気信号に変換する下り回線光／電気変換器と、該下
り回線光／電気変換器の出力を増幅する下り回線増幅器
と、該下り回線増幅器の出力を前記屋内アンテナに給電
する共用器と、前記屋内アンテナを介して該共用器から
出力される携帯端末から基地局に対する上り回線信号を
増幅する上り回線増幅器と、該上り回線増幅器の出力を
光に変換して前記上り回線光ファイバーケーブルに出力
する上り回線電気／光変換器とが備えられたことを特徴
とするものである。
ムは、基地局からの電波が届かない広い面積の不感地帯
に全域をカバーするように分散配置され該不感地帯に存
在する携帯端末に対する屋内アンテナを有する複数の子
機と、前記基地局に対する屋外アンテナを有し前記複数
の子機とそれぞれ下り回線光ファイバーケーブルと上り
回線光ファイバーケーブルで接続された親機とによって
構成され、前記親機は、前記屋外アンテナに接続された
共用器と、該共用器に接続され基地局から携帯端末に対
する下り回線信号を増幅する下り回線共通増幅器と、該
下り回線共通増幅器の出力を前記子機の数に分配する分
配器と、該分配器の出力をそれぞれ光に変換して前記下
り回線光ファイバーケーブルに出力する複数の下り回線
電気／光変換器と、前記複数の上り回線光ファイバーケ
ーブルを介して送られてくる前記複数の子機からの上り
回線光信号を電気信号に変換する複数の上り回線光／電
気変換器と、該複数の上り回線光／電気変換器の出力を
合成する合成器と、該合成器の出力を増幅して前記共用
器に入力する上り回線共通増幅器とが備えられ、前記複
数の子機のそれぞれは、前記下り回線光ファイバーケー
ブルを介して入力される前記親機からの下り回線光信号
を電気信号に変換する下り回線光／電気変換器と、該下
り回線光／電気変換器の出力を増幅する下り回線増幅器
と、該下り回線増幅器の出力を前記屋内アンテナに給電
する共用器と、前記屋内アンテナを介して該共用器から
出力される携帯端末から基地局に対する上り回線信号を
増幅する上り回線増幅器と、該上り回線増幅器の出力を
光に変換して前記上り回線光ファイバーケーブルに出力
する上り回線電気／光変換器とが備えられたことを特徴
とするものである。
【００１３】
【発明の実施の形態】本発明の一構成例を図１に示す。
図において、１は基地局、２は電波不感地帯、４は携帯
端末、５は本発明による無線中継システムである。１０
は中継用屋外アンテナで、基地局１に対向したアンテナ
である。１１は基地局側アンテナ共用器で、中継用屋外
アンテナ１０に接続されている。１２は基地局側下り回
線共通増幅器で、基地局側アンテナ共用器１１からの出
力を増幅する。
図において、１は基地局、２は電波不感地帯、４は携帯
端末、５は本発明による無線中継システムである。１０
は中継用屋外アンテナで、基地局１に対向したアンテナ
である。１１は基地局側アンテナ共用器で、中継用屋外
アンテナ１０に接続されている。１２は基地局側下り回
線共通増幅器で、基地局側アンテナ共用器１１からの出
力を増幅する。
【００１４】５１は、本発明で設けた分配器で、基地局
側下り回線共通増幅器１２からの出力を子機の数に分配
する。１３Ａ〜１３Ｎは下り回線電気／光変換器で、分
配器５１の出力をそれぞれ光信号に変換する。１４Ａ〜
１４Ｎは下り回線光ファイバケーブルで、親機５Ａの下
り回線電気／光変換器１３Ａ〜１３Ｎの出力を子機５
ａ，５ｂ〜５ｎに対して伝送する。
側下り回線共通増幅器１２からの出力を子機の数に分配
する。１３Ａ〜１３Ｎは下り回線電気／光変換器で、分
配器５１の出力をそれぞれ光信号に変換する。１４Ａ〜
１４Ｎは下り回線光ファイバケーブルで、親機５Ａの下
り回線電気／光変換器１３Ａ〜１３Ｎの出力を子機５
ａ，５ｂ〜５ｎに対して伝送する。
【００１５】１５ａ〜１５ｎは下り回線光／電気変換器
で、下り回線光ファイバケーブル１４Ａ〜１４Ｎで送ら
れてくる光信号を電気信号に変換する。１６ａ〜１６ｎ
は携帯端末側下り回線増幅器で、下り回線光／電気変換
器１５ａ〜１５ｎの出力を増幅する。１８ａ〜１８ｎは
中継用屋内アンテナで、携帯端末４Ａ〜４Ｎと対向した
アンテナである。１７ａ〜１７ｎは携帯端末側アンテナ
共用器である。
で、下り回線光ファイバケーブル１４Ａ〜１４Ｎで送ら
れてくる光信号を電気信号に変換する。１６ａ〜１６ｎ
は携帯端末側下り回線増幅器で、下り回線光／電気変換
器１５ａ〜１５ｎの出力を増幅する。１８ａ〜１８ｎは
中継用屋内アンテナで、携帯端末４Ａ〜４Ｎと対向した
アンテナである。１７ａ〜１７ｎは携帯端末側アンテナ
共用器である。
【００１６】１９ａ〜１９ｎは携帯端末上り回線増幅器
で、携帯端末側アンテナ共用器１７ａ〜１７ｎからの上
り回線信号を増幅する。２０ａ〜２０ｎは上り回線電気
／光変換器で、携帯端末側上り回線増幅器１９ａ〜１９
ｎの出力を光信号に変換する。２１Ａ〜２１Ｎは上り回
線光ファイバケーブルで、子機５ａ〜５ｎの上り回線電
気／光変換器２０ａ〜２０ｎの出力を親機５Ａに対して
伝送する。
で、携帯端末側アンテナ共用器１７ａ〜１７ｎからの上
り回線信号を増幅する。２０ａ〜２０ｎは上り回線電気
／光変換器で、携帯端末側上り回線増幅器１９ａ〜１９
ｎの出力を光信号に変換する。２１Ａ〜２１Ｎは上り回
線光ファイバケーブルで、子機５ａ〜５ｎの上り回線電
気／光変換器２０ａ〜２０ｎの出力を親機５Ａに対して
伝送する。
【００１７】２２Ａ〜２２Ｎは親機５Ａの上り回線光／
電気変換器で、上り回線光ファイバケーブル２１Ａ〜２
１Ｎを通して送られてくる子機５ａ〜５ｎからの光信号
を電気信号に変換する。５２は本発明で設けた合成器
で、上り回線光／電気変換器２２Ａ〜２２Ｎからの出力
を合成する。２３は基地局側上り回線共通増幅器で、合
成器５２の出力を増幅する。
電気変換器で、上り回線光ファイバケーブル２１Ａ〜２
１Ｎを通して送られてくる子機５ａ〜５ｎからの光信号
を電気信号に変換する。５２は本発明で設けた合成器
で、上り回線光／電気変換器２２Ａ〜２２Ｎからの出力
を合成する。２３は基地局側上り回線共通増幅器で、合
成器５２の出力を増幅する。
【００１８】
【作用】基地局１から発信される下り回線電波は、中継
用屋外アンテナ１０を通じて建物や地下街など不感地帯
２内の無線中継装置の親機５Ａに入る。無線中継装置の
親機５Ａ内で、この下り回線受信波は、基地局側アンテ
ナ共用器１１、基地局側下り回線共通増幅器１２をへて
分配器５１へ送られる。分配器５１で下り回線信号は分
配され、第１〜第ｎ下り回線電気／光変換器１３Ａ〜１
３Ｎで光に変換され、子機５ａ〜５ｎに対して、第１〜
第１ｎ下り回線光ファイバケーブル１４Ａ〜１４Ｎで伝
送される。子機５ａ〜５ｎは、親機５Ａから送られてく
る光を第１〜第ｎ下り回線光／電気変換器１５ａ〜１５
ｎで電気信号に変換し、第１〜第１ｎ携帯端末側下り回
線増幅器１６ａ〜１６ｎ、第１〜第ｎ携帯端末側アンテ
ナ共用器１７ａ〜１７ｎを通り、第１〜第ｎ中継用屋内
アンテナ１８ａ〜１８ｎから携帯端末４Ａ〜４Ｎへ向け
て送出される。
用屋外アンテナ１０を通じて建物や地下街など不感地帯
２内の無線中継装置の親機５Ａに入る。無線中継装置の
親機５Ａ内で、この下り回線受信波は、基地局側アンテ
ナ共用器１１、基地局側下り回線共通増幅器１２をへて
分配器５１へ送られる。分配器５１で下り回線信号は分
配され、第１〜第ｎ下り回線電気／光変換器１３Ａ〜１
３Ｎで光に変換され、子機５ａ〜５ｎに対して、第１〜
第１ｎ下り回線光ファイバケーブル１４Ａ〜１４Ｎで伝
送される。子機５ａ〜５ｎは、親機５Ａから送られてく
る光を第１〜第ｎ下り回線光／電気変換器１５ａ〜１５
ｎで電気信号に変換し、第１〜第１ｎ携帯端末側下り回
線増幅器１６ａ〜１６ｎ、第１〜第ｎ携帯端末側アンテ
ナ共用器１７ａ〜１７ｎを通り、第１〜第ｎ中継用屋内
アンテナ１８ａ〜１８ｎから携帯端末４Ａ〜４Ｎへ向け
て送出される。
【００１９】携帯端末４Ａ〜４Ｎから送出される上り回
線電波は、第１〜第ｎ中継用屋内アンテナ１８ａ〜１８
ｎで受信され、第１〜第ｎ携帯端末側アンテナ共用器１
７ａ〜１７ｎを経て、第１〜第ｎ携帯端末側上り回線増
幅器１９ａ〜１９ｎで増幅され、第１〜第ｎ上り回線電
気／光変換器２０ａ〜２０ｎで光に変換され、第１〜第
ｎ上り回線光ファイバケーブル２１Ａ〜２１Ｎで親機５
Ａに送られる。親機５Ａは、複数台の子機５ａ〜５ｎか
らの受信光を第１〜第ｎ上り回線光／電気変換器で電気
信号に変換し、合成器５２で上り回線信号を合成し、基
地局側上り回線共通増幅器２３で増幅し、基地局側アン
テナ共用器１１を通し、アンテナ１０から基地局１へ向
けて送出する。
線電波は、第１〜第ｎ中継用屋内アンテナ１８ａ〜１８
ｎで受信され、第１〜第ｎ携帯端末側アンテナ共用器１
７ａ〜１７ｎを経て、第１〜第ｎ携帯端末側上り回線増
幅器１９ａ〜１９ｎで増幅され、第１〜第ｎ上り回線電
気／光変換器２０ａ〜２０ｎで光に変換され、第１〜第
ｎ上り回線光ファイバケーブル２１Ａ〜２１Ｎで親機５
Ａに送られる。親機５Ａは、複数台の子機５ａ〜５ｎか
らの受信光を第１〜第ｎ上り回線光／電気変換器で電気
信号に変換し、合成器５２で上り回線信号を合成し、基
地局側上り回線共通増幅器２３で増幅し、基地局側アン
テナ共用器１１を通し、アンテナ１０から基地局１へ向
けて送出する。
【００２０】
【実施例】本発明の一実施例を図１に用いて説明する。
図は携帯電話などの無線サービスエリアとして構成され
ている複数の無線ゾーンの１つを示す。この無線ゾーン
には、電波不感地帯となる建物（例えばデパート）又は
地下街が存在し本発明による無線中継システムが設置さ
れている。
図は携帯電話などの無線サービスエリアとして構成され
ている複数の無線ゾーンの１つを示す。この無線ゾーン
には、電波不感地帯となる建物（例えばデパート）又は
地下街が存在し本発明による無線中継システムが設置さ
れている。
【００２１】基地局１から発信される下り回線電波は中
継用屋外アンテナ１０によって不感地帯２内の無線中継
装置５の親機５Ａに入る。無線中継装置５の親機５Ａに
入力された受信波は、基地局側アンテナ共用器１１を通
して基地局側下り回線共通増幅器１２へ送られる。基地
局側下り回線共通増幅器１２は下り受信波を増幅して分
配器５１に入力する。分配器５１は分散配置された中継
装置の子機５ａ〜５ｎの数に分配する。
継用屋外アンテナ１０によって不感地帯２内の無線中継
装置５の親機５Ａに入る。無線中継装置５の親機５Ａに
入力された受信波は、基地局側アンテナ共用器１１を通
して基地局側下り回線共通増幅器１２へ送られる。基地
局側下り回線共通増幅器１２は下り受信波を増幅して分
配器５１に入力する。分配器５１は分散配置された中継
装置の子機５ａ〜５ｎの数に分配する。
【００２２】分配器５１の分配出力は、それぞれ第１〜
第ｎ下り回線電気／光変換器１３Ａ〜１３Ｎで光信号に
変換され、第１〜第ｎ下り回線光ファイバケーブル１４
Ａ〜１４Ｎでそれぞれ電波不感地帯２に分散配置された
子機５ａ〜５ｎの第１〜第ｎ下り回線光／電気変換器１
５ａ〜１５ｎへ送られる。第１〜第ｎ下り回線光／電気
変換器１５ａ〜１５ｎは、送られてきた光信号を電気信
号に変換し、携帯端末側下り回線増幅器１６ａ〜１６ｎ
で増幅し、携帯端末側アンテナ共用器１７ａ〜１７ｎを
通り、第１〜第ｎ中継用屋内アンテナ１８ａ〜１８ｎか
ら携帯端末４Ａ〜４Ｎへ向けて送出する。
第ｎ下り回線電気／光変換器１３Ａ〜１３Ｎで光信号に
変換され、第１〜第ｎ下り回線光ファイバケーブル１４
Ａ〜１４Ｎでそれぞれ電波不感地帯２に分散配置された
子機５ａ〜５ｎの第１〜第ｎ下り回線光／電気変換器１
５ａ〜１５ｎへ送られる。第１〜第ｎ下り回線光／電気
変換器１５ａ〜１５ｎは、送られてきた光信号を電気信
号に変換し、携帯端末側下り回線増幅器１６ａ〜１６ｎ
で増幅し、携帯端末側アンテナ共用器１７ａ〜１７ｎを
通り、第１〜第ｎ中継用屋内アンテナ１８ａ〜１８ｎか
ら携帯端末４Ａ〜４Ｎへ向けて送出する。
【００２３】携帯端末４Ａ〜４Ｎから送出される上り回
線電波は、第１〜第ｎ中継用屋内アンテナ１８ａ〜１８
ｎのうちの１つで受信される。第１の中継用屋内アンテ
ナ１８ａから受信された場合は、第１の携帯端末側アン
テナ共用器１７ａを経て、第１の携帯端末側上り回線増
幅器１９ａへ送られる。第１の携帯端末側上り回線増幅
器１９ａは上り受信波を増幅し、第１の上り回線電気／
光変換器２０ａで光信号に変換する。光信号に変換され
た上り回線信号は、第１の上り回線光ファイバケーブル
２１Ａで親機５Ａに送られる。親機５Ａの第１の上り回
線光／電気変換器２２Ａは子機５ａから送られてくる光
信号を電気信号に変換し、合成器５２に入力する。第２
〜第ｎ中継用屋内アンテナ１８ｂ〜１８ｎで携帯端末４
Ｂ〜４Ｎから受信した場合も、その受信波はそれぞれの
子機５ｂ〜５ｎを経て同様に合成器５２に入力される。
線電波は、第１〜第ｎ中継用屋内アンテナ１８ａ〜１８
ｎのうちの１つで受信される。第１の中継用屋内アンテ
ナ１８ａから受信された場合は、第１の携帯端末側アン
テナ共用器１７ａを経て、第１の携帯端末側上り回線増
幅器１９ａへ送られる。第１の携帯端末側上り回線増幅
器１９ａは上り受信波を増幅し、第１の上り回線電気／
光変換器２０ａで光信号に変換する。光信号に変換され
た上り回線信号は、第１の上り回線光ファイバケーブル
２１Ａで親機５Ａに送られる。親機５Ａの第１の上り回
線光／電気変換器２２Ａは子機５ａから送られてくる光
信号を電気信号に変換し、合成器５２に入力する。第２
〜第ｎ中継用屋内アンテナ１８ｂ〜１８ｎで携帯端末４
Ｂ〜４Ｎから受信した場合も、その受信波はそれぞれの
子機５ｂ〜５ｎを経て同様に合成器５２に入力される。
【００２４】合成器５２は、送られてくる複数の子機５
ａ〜５ｎからの上り回線信号を合成し、基地局側上り回
線共通増幅器２３に入力する。入力された合成信号は、
基地局側上り回線共通増幅器２３で増幅され、基地局側
アンテナ共用器１１を通って中継用屋外アンテナ１０か
ら基地局１へ向けて送出される。
ａ〜５ｎからの上り回線信号を合成し、基地局側上り回
線共通増幅器２３に入力する。入力された合成信号は、
基地局側上り回線共通増幅器２３で増幅され、基地局側
アンテナ共用器１１を通って中継用屋外アンテナ１０か
ら基地局１へ向けて送出される。
【００２５】上記のように本発明では、親機５Ａと複数
の子機５ａ〜５ｎの上りおよび下り中継回線に光ファイ
バを使用しているので、分散配置した子機との距離に依
存する伝送損失が極めて小さく、広域の不感地帯の中継
システムを容易に構築することができる。以上の構成に
より、基地局側の１台の親機を、複数（ｎ個）の子機で
共有することができ、極めて経済的となることが分か
る。
の子機５ａ〜５ｎの上りおよび下り中継回線に光ファイ
バを使用しているので、分散配置した子機との距離に依
存する伝送損失が極めて小さく、広域の不感地帯の中継
システムを容易に構築することができる。以上の構成に
より、基地局側の１台の親機を、複数（ｎ個）の子機で
共有することができ、極めて経済的となることが分か
る。
【００２６】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、従来の方法において、広域の不感地帯をカバーす
る中継システムを構築する場合に生ずるコスト増大の問
題を緩和できる。つまり、分配器および合成器に増設分
の子機を接続するだけでよいため経済的である。
れば、従来の方法において、広域の不感地帯をカバーす
る中継システムを構築する場合に生ずるコスト増大の問
題を緩和できる。つまり、分配器および合成器に増設分
の子機を接続するだけでよいため経済的である。
【図１】本発明の一構成例を示すブロック図である。
【図２】従来の構成例を示すブロック図である。
１ 基地局 ２ 不感地帯 ３，５無線中継装置 ３Ａ，３Ｂ，３Ｎ，５Ａ 無線中継装置の親機 ３ａ，３ｂ，３ｎ，５ａ，５ｂ，５ｎ 無線中継装置の
子機 ４，４Ａ，４Ｂ，４Ｎ 携帯端末 １０，１０Ｂ，１０Ｎ 中継用屋外アンテナ １１ 基地局側アンテナ共用器 １２ 基地局側下り回線共通増幅器 １３ 下り回線電気／光変換器 １４ 下り回線光ファイバケーブル １５ 下り回線光／電気変換器 １６ 携帯端末側下り回線増幅器 １７ 携帯端末側アンテナ共用器 １８ 中継用屋内アンテナ １９ 携帯端末側上り回線増幅器 ２０ 上り回線電気／光変換器 ２１ 上り回線光ファイバケーブル ２２ 上り回線光／電気変換器 ２３ 基地局側上り回線共通増幅器 ５１ 分配器 ５２ 合成器 １３Ａ〜１３Ｎ 第１〜第ｎ下り回線電気／光変換器 １４Ａ〜１４Ｎ 第１〜第ｎ下り回線光ファイバケーブ
ル １５ａ〜１５ｎ 第１〜第ｎ下り回線光／電気変換器 １６ａ〜１６ｎ 第１〜第ｎ携帯端末側下り回線増幅器 １７ａ〜１７ｎ 第１〜第ｎ携帯端末側アンテナ共用器 １８ａ〜１８ｎ 第１〜第ｎ中継用屋内アンテナ １９ａ〜１９ｎ 第１〜第ｎ携帯端末側上り回線増幅器 ２０ａ〜２０ｎ 第１〜第ｎ上り回線電気／光変換器 ２１Ａ〜２１Ｎ 第１〜第ｎ上り回線光ファイバケーブ
ル ２２Ａ〜２２Ｎ 第１〜第ｎ上り回線光／電気変換器
子機 ４，４Ａ，４Ｂ，４Ｎ 携帯端末 １０，１０Ｂ，１０Ｎ 中継用屋外アンテナ １１ 基地局側アンテナ共用器 １２ 基地局側下り回線共通増幅器 １３ 下り回線電気／光変換器 １４ 下り回線光ファイバケーブル １５ 下り回線光／電気変換器 １６ 携帯端末側下り回線増幅器 １７ 携帯端末側アンテナ共用器 １８ 中継用屋内アンテナ １９ 携帯端末側上り回線増幅器 ２０ 上り回線電気／光変換器 ２１ 上り回線光ファイバケーブル ２２ 上り回線光／電気変換器 ２３ 基地局側上り回線共通増幅器 ５１ 分配器 ５２ 合成器 １３Ａ〜１３Ｎ 第１〜第ｎ下り回線電気／光変換器 １４Ａ〜１４Ｎ 第１〜第ｎ下り回線光ファイバケーブ
ル １５ａ〜１５ｎ 第１〜第ｎ下り回線光／電気変換器 １６ａ〜１６ｎ 第１〜第ｎ携帯端末側下り回線増幅器 １７ａ〜１７ｎ 第１〜第ｎ携帯端末側アンテナ共用器 １８ａ〜１８ｎ 第１〜第ｎ中継用屋内アンテナ １９ａ〜１９ｎ 第１〜第ｎ携帯端末側上り回線増幅器 ２０ａ〜２０ｎ 第１〜第ｎ上り回線電気／光変換器 ２１Ａ〜２１Ｎ 第１〜第ｎ上り回線光ファイバケーブ
ル ２２Ａ〜２２Ｎ 第１〜第ｎ上り回線光／電気変換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｈ０４Ｂ 10/16
Claims (1)
- 【請求項１】 基地局からの電波が届かない広い面積の
不感地帯に全域をカバーするように分散配置され該不感
地帯に存在する携帯端末に対する屋内アンテナを有する
複数の子機と、前記基地局に対する屋外アンテナを有し
前記複数の子機とそれぞれ下り回線光ファイバーケーブ
ルと上り回線光ファイバーケーブルで接続された親機と
によって構成され、 前記親機は、前記屋外アンテナに接続された共用器と、
該共用器に接続され基地局から携帯端末に対する下り回
線信号を増幅する下り回線共通増幅器と、該下り回線共
通増幅器の出力を前記子機の数に分配する分配器と、該
分配器の出力をそれぞれ光に変換して前記下り回線光フ
ァイバーケーブルに出力する複数の下り回線電気／光変
換器と、前記複数の上り回線光ファイバーケーブルを介
して送られてくる前記複数の子機からの上り回線光信号
を電気信号に変換する複数の上り回線光／電気変換器
と、該複数の上り回線光／電気変換器の出力を合成する
合成器と、該合成器の出力を増幅して前記共用器に入力
する上り回線共通増幅器とが備えられ、 前記複数の子機のそれぞれは、前記下り回線光ファイバ
ーケーブルを介して入力される前記親機からの下り回線
光信号を電気信号に変換する下り回線光／電気変換器
と、該下り回線光／電気変換器の出力を増幅する下り回
線増幅器と、該下り回線増幅器の出力を前記屋内アンテ
ナに給電する共用器と、前記屋内アンテナを介して該共
用器から出力される携帯端末から基地局に対する上り回
線信号を増幅する上り回線増幅器と、該上り回線増幅器
の出力を光に変換して前記上り回線光ファイバーケーブ
ルに出力する上り回線電気／光変換器とが備えられたこ
とを特徴とする無線中継システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9051188A JPH10233724A (ja) | 1997-02-20 | 1997-02-20 | 無線中継システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9051188A JPH10233724A (ja) | 1997-02-20 | 1997-02-20 | 無線中継システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10233724A true JPH10233724A (ja) | 1998-09-02 |
Family
ID=12879902
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9051188A Pending JPH10233724A (ja) | 1997-02-20 | 1997-02-20 | 無線中継システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10233724A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010065411A (ko) * | 1999-12-29 | 2001-07-11 | 윤종용 | 광트랜스폰더를 이용한 일렬형 중계 시스템 |
| WO2002058282A1 (en) * | 2001-01-22 | 2002-07-25 | Blue2Space Ab | Radio communication system comprising an internal and an external antenna part connected via a digital signal transmitting cable |
| KR100350913B1 (ko) * | 1999-12-29 | 2002-08-30 | 주식회사 에이스테크놀로지 | 다중분기형 광 중계장치 |
| KR100408174B1 (ko) * | 2001-12-15 | 2003-12-01 | (주)코어넷 | 증설을 용이하게 하는 광동축망 증설용 분기기 |
| KR20040064853A (ko) * | 2003-01-10 | 2004-07-21 | 유티스타콤코리아 유한회사 | 이동통신 시스템에서의 아날로그 광 전송 연장을 이용한다중 연결 분산형 기지국 장치 및 중계 장치 |
| KR100595838B1 (ko) * | 1999-07-24 | 2006-07-05 | 에스케이 텔레콤주식회사 | 이동통신 시스템에서의 장애 검출기와 그를 이용한 중계 장치 |
| KR100638794B1 (ko) * | 1999-07-10 | 2006-10-25 | 에스케이 텔레콤주식회사 | 무선으로 링크를 구성하는 중계 장치 |
| KR100746942B1 (ko) * | 2000-12-30 | 2007-08-07 | 주식회사 에치에프알 | 멀티드롭 광 중계기 |
| WO2022249891A1 (ja) * | 2021-05-28 | 2022-12-01 | 株式会社日立国際電気 | 分散アンテナ無線システム及び無線通信支援方法 |
-
1997
- 1997-02-20 JP JP9051188A patent/JPH10233724A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100638794B1 (ko) * | 1999-07-10 | 2006-10-25 | 에스케이 텔레콤주식회사 | 무선으로 링크를 구성하는 중계 장치 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040106 |