JPH10233719A - 無線基地局装置 - Google Patents

無線基地局装置

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Publication number
JPH10233719A
JPH10233719A JP9034591A JP3459197A JPH10233719A JP H10233719 A JPH10233719 A JP H10233719A JP 9034591 A JP9034591 A JP 9034591A JP 3459197 A JP3459197 A JP 3459197A JP H10233719 A JPH10233719 A JP H10233719A
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JP
Japan
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antenna
directivity
base station
radio base
diversity
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Withdrawn
Application number
JP9034591A
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English (en)
Inventor
Toshinori Yonesu
利徳 米須
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小スペースでダイバーシチを行い通話可能な
セル半径を拡大できる無線基地局装置を提供する。 【解決手段】 ダイポールタイプのアンテナ100,2
00を2本でハイトダイバーシチを構成したものと、ハ
イトダイバーシチアンテナ対を水平方向に数波長ずらし
た位置にもう1組のアンテナ101,201を配置し計
4本のアンテナでダイバーシチを構成する。上の2対の
アンテナと下の2対のアンテナで位相制御をおこないア
ンテナの指向性をかえることで、小スペースでハイトダ
イバーシチ効果が得られフェージングによる伝送品質劣
化を補償できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイバーシチアン
テナにより移動局と無線通信を行う無線基地局装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】セルラ電話やパーソナルハンディホンに
代表される移動体通信においては一般にフェージングが
発生し、伝送品質、即ちビット誤り率特性が大きく劣化
する。フェージングによる伝送品質劣化を補償する方法
としてはダイバーシチ受信が一般的である。しかしダイ
バーシチ受信を行うダイバーシチ受信機は、構成が複雑
になるため基地局ではよく用いられるが、小型、低消費
電力が要求される移動局装置に用いるのは好ましくな
い。
【0003】この問題を解決する方法として送信ダイバ
ーシチがある。送信ダイバーシチは、例えば時分割複信
(TDD)の無線システムにおいて、送信直前の受信時
に最も受信品質が良好であったダイバーシチ枝(アンテ
ナ)で送信するものである。従って移動局では全くダイ
バーシチを行わなくても、基地局でダイバーシチ受信を
行い、かつ送信ダイバーシチを行えばフェージングの影
響を上下回線とも軽減できる。
【0004】以上のように従来のTDDの無線基地局装
置においてはダイバーシチ受信と送信ダイバーシチを行
うことで伝送品質の改善を図っていた。図12は従来の
アンテナの配置と指向性の一例を示す図、図13は同ア
ンテナの配置と指向性の一例を示す図である。このダイ
バーシチ受信を行う場合、図12に示すように数本の無
指向性ダイポールタイプのアンテナでスペースダイバー
シチを構成し、ダイバーシチ合成を行うか、又は一番受
信感度の良いものを選択するという方法でダイバーシチ
受信を行っていた。又は図13に示すように指向性アン
テナ数本で、各々のアンテナの指向性は異なるものを用
い、ダイバーシチを行い受信していた。送信において
は、上記の通りに一番受信感度のよいアンテナで送信す
るというものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年では基地局装置に
おいても小型、低消費電力が要求されており、アンテナ
の小型化、小スペース化は重要な課題である。現在のラ
ージセルタイプの基地局において、セル半径を大きくと
ろうとするとそれに応じてアンテナも大型になる。また
更にスペースダイバーシチを行うとかなりのアンテナス
ペースをとるという問題があった。
【0006】そこで本発明は、小スペースでダイバーシ
チを行いセル半径を拡大できる無線基地局装置を提供す
ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ダイポールタ
イプ2本のアンテナでハイトダイバーシチを構成したも
のと、水平方向に数波長ずらした位置に配置したもう2
本のアンテナでハイトダイバーシチを構成したものでダ
イバーシチを構成し、送受信時に上2本のアンテナ対で
指向性を制御したものと下2本のアンテナ対で指向性を
制御したものでハイトダイバーシチを構成するアンテナ
システムを持つものである。そしてこの構成により、小
スペースでダイバイーシチをおこない、また指向性を制
御することでフェージングによる伝送品質劣化を補償す
ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、ダイポ
ールタイプ2本のアンテナでハイトダイバーシチを構成
したものと、水平方向に数波長ずらした位置に配置した
もう2本のアンテナでハイトダイバーシチを構成したも
のでダイバーシチを構成し、送受信時に上2本のアンテ
ナ対で指向性を制御したものと下2本のアンテナ対で指
向性を制御したものでハイトダイバーシチを構成するア
ンテナシステムを持つ。そしてこの構成により、小スペ
ースでハイトダイバーシチ効果が得られる。
【0009】請求項2に記載の発明は、送信時に上2本
のアンテナ対と下2本のアンテナ対で指向性をかえるこ
とで、小スペースで無指向性アンテナより広いエリアを
カバーできる。
【0010】請求項3に記載の発明は、送受信時に上2
本のアンテナ対と下2本のアンテナ対の指向性をかえ、
最適指向性アンテナに切り替えて通信を行うことで、小
スペースで広いエリアをカバーできる。
【0011】請求項4に記載の発明は、送受信時に上2
本のアンテナ対と下2本のアンテナ対の指向性をかえ、
どちらかのアンテナ対を最適指向性を探すスキャン用の
アンテナ対とし、このアンテナ対により最適指向性を探
し、他のアンテナではそのデータにより指向性を決定す
ることで、小スペースで広いエリアをカバーできる。
【0012】請求項5に記載の発明は、TDDシステム
において、タイムスロット毎に指向性をかえること、最
適なアンテナ指向性制御ができ、広いエリアをカバーで
きる。
【0013】請求項6に記載の発明は、移動局側のID
等を判定してアンテナの指向性を決定することで、チャ
ンネル誤り率の改善ができる。
【0014】請求項7に記載の発明は、移動局が登録し
た位置にいるときは指向性制御を行い、そうでない場合
は無指向性アンテナによる通信を行うことでチャンネル
誤り率の改善ができる。
【0015】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1におけるH型アンテナを用いた無線基地局装置の
ブロック図である。図1において、1は送信データで変
調された高周波信号を発生させ、所望の送信電力まで増
幅して出力する送信部、2は送信部1に送信データbを
供給するとともに移相器4の移相量を制御する制御部、
3は送信部1からの高周波信号aを分配する分配器、4
は分配器3で分配された高周波信号の位相を遅らせたり
又は進ませたりする移相器である。
【0016】図2は、本発明の実施の形態1におけるH
型アンテナの指向性を示す図である。図2において4本
のダイポールタイプの4本のアンテナ100,101,
200,201を図のようにH型に配置する。各々のア
ンテナ100,101,200,201は数段のアレー
アンテナ等となる。また水平面内無指向性のアンテナを
用いる。アンテナ間隔は垂直方向に関してはスペースの
許す限り離したほうがいいが、そうでなくてもよい。水
平方向は、ダイバーシチ効果を得るためスペースの許す
限り、数λ程度離すほうがよい。
【0017】以上のように構成された無線基地局装置に
ついて、以下にその動作を説明する。
【0018】下り制御チャンネル送信時において、制御
部2より送信データbが出力され、送信部1において所
望の送信電力まで増幅され、高周波信号aを出力する。
分配器3により高周波信号aは4分配され高周波信号を
出力する。移相器4では制御部2からの制御信号c1,
c2により移相量を制御され、分配器3の各々の出力の
位相を遅らせたり又は進ませたりしてアンテナの指向性
を決定する。この時、上2本のアンテナ100,101
によって制御される指向性と下2本のアンテナ200,
201によって制御される指向性が同じになるように制
御する。移相器4において2つのφ1の移相量の信号は
アンテナ100,200に、2つのφ2の移相量の信号
はアンテナ101,201に出力される。
【0019】受信時には、移相器の関係は同じで、分配
器の代わりにダイバーシチ合成器、送信機の代わりに受
信電力を所望の電力まで増幅する受信部にして、受信す
ればよい。そうすることで上2本のアンテナ100,1
01と下2本のアンテナ200,201でハイトダイバ
ーシチとなり、フェージングにより電界強度が落ち込む
ような伝搬環境に好適な無線基地局を提供できる。
【0020】(実施の形態2)図3は、本発明の実施の
形態2におけるH型アンテナを用いた無線基地局装置の
ブロック図である。図3において、1は送信データで変
調された高周波信号を発生させ、所望の送信電力まで増
幅して出力する送信部、5は送信部1に送信データbを
供給するとともに移相器6の移相量を制御する制御部、
3は送信部1からの高周波信号aを分配する分配器、6
は分配器3で分配された高周波信号の位相を遅らせたり
又は進ませたりする移相器である。
【0021】図4は、本発明の実施の形態2におけるH
型アンテナの指向性を示す図である。図4のアンテナ1
00,101,200,201の構成は図2のH型アン
テナの構成と同じである。しかし、移相器6の移相量が
すべて異なるため、アンテナ100,101,200,
201の指向性も上下のアンテナ対で異なる。
【0022】以上のように構成された無線基地局装置に
ついて、以下にその動作を説明する。下り制御チャンネ
ル送信時において、制御部5より送信データbが出力さ
れ、送信部1において所望の送信電力まで増幅され、高
周波信号aを出力する。分配器3により高周波信号aは
4分配され高周波信号を出力する。移相器6では制御部
5からの制御信号g1〜g4により移相量を制御され、
4分配された高周波信号の位相を遅らせたり又は進ませ
たりしてアンテナの指向性を決定する。この時、上2本
のアンテナ100,101と下2本のアンテナ200,
201の指向性が異なるように制御する。つまり、移相
器6の出力においてφ1〜φ4の信号の位相はすべて異
なったものとなる。アンテナの指向性は上下のアンテナ
対で異なるものとなり、広いエリアをカバーすることが
できる。
【0023】(実施の形態3)図5は、本発明の実施の
形態3におけるH型アンテナを用いた無線基地局装置の
ブロック図である。図5において、10は受信データの
位相を遅らせたり又は進ませたりする移相器、11は受
信データ所望の受信電力まで増幅し、また所望の周波数
までダウンコンバートする受信部、15,16はダイバ
ーシチ合成器、17は受信電力の強さを比較する比較
器、18は受信部からの受信データの切り替えを行うス
イッチ部、19は移相器10の移相量を制御する制御部
である。
【0024】以上のように構成された無線基地局装置に
ついて、以下にその動作を説明する。上り通話チャンネ
ル受信時において、H型のアンテナ100,101,2
00,201で受けた受信電波はj1〜j4の受信デー
タとなる。ここでj1,j2の受信データは受信部11
に入力され、所望の電力に増幅するとともに、IF周波
数帯にダウンコンバートを行う。ダウンコンバートされ
た信号RXデータA,Bはダイバーシチ合成器15によ
り合成され、SN等が向上した信号となる。
【0025】一方、j3,j4の受信データは移相器1
0に入力され、制御部19からの信号p1,p2によ
り、各々の位相が遅れるか進むかしたデータとなる。移
相量を制御されたデータφ11,φ12は受信部11に
入力され、所望の電力に増幅するとともに、IF周波数
帯にダウンコンバートを行う。ダウンコンバートされた
信号RXデータC,Dはダイバーシチ合成器16により
合成され、SN等の向上した信号となる。ダイバーシチ
合成器15,16からの出力信号の一部は比較器17に
取り込まれ電力の大きい方を選択しスイッチ部18に切
替信号nを出力する。その切替信号nにより受信電力の
大きい方にスイッチが接続され、後段の受信回路にデー
タが送られる。送信時は、受信電力の大きい方のアンテ
ナ対で送信をする。これにより無指向性アンテナと指向
性アンテナの2つの指向性のエリアをカバーすることが
でき、無指向性アンテナのみよりも広いエリアをカバー
することができる。
【0026】(実施の形態4)図6は、本発明の実施の
形態4におけるH型アンテナを用いた無線基地局装置の
ブロック図である。図6において、21は受信データの
位相を遅らせたり又は進ませたりする移相器、22は受
信データ所望の受信電力まで増幅し、また所望の周波数
までダウンコンバートする受信部、23,24はダイバ
ーシチ合成器、27はメモリ26に保持された信号を比
較し移相器21の移相量を制御する制御部、25は受信
電力のレベルを検波する検波回路、26は検波された信
号を保持するメモリ。
【0027】以上のように構成された無線基地局装置に
ついて、以下にその動作を説明する。上り通話チャンネ
ル受信時において、H型アンテナ200,201で受け
た受信電波は移相器21に入力され、制御部31からの
信号w3,w4により、各々の位相が遅れるか進むかし
たデータとなる。移相量を制御されたデータφ31,φ
32は受信部22に入力され、所望の電力に増幅すると
ともに、IF周波数帯にダウンコンバートを行う。ダウ
ンコンバートされた信号RXデータG,Hはダイバーシ
チ合成器24により合成され、SN等の向上した信号v
となる。信号vは検波回路25で検波され、受信電力に
比例した出力信号xを得ることができる。受信電力に比
例した出力信号xはメモリ26に保持され制御部27に
よりデータの比較を行いレベルの高い信号時の移相器の
制御データをw1,w2に出力するようにする。
【0028】一方、H型アンテナ100,101で受け
た受信電波は移相器21に入力され、制御部31からの
信号w1,w2により、各々の位相が遅れるか進むかし
たデータとなる。移相量を制御されたデータφ21,φ
22は受信部22に入力され、所望の電力に増幅すると
ともに、IF周波数帯にダウンコンバートを行う。ダウ
ンコンバートされた信号RXデータE,Fはダイバーシ
チ合成器23により合成され、SN等の向上した信号と
なり、後段の受信回路にデータが送られる。送信時は、
制御部31からの信号w1,w2により決定された指向
性により送信する。これにより、常に最適な指向性でア
ンテナを制御することができる。
【0029】(実施の形態5)図7は、本発明の実施の
形態5におけるTDD制御時のアンテナ制御の一例を示
す図であって、TDDシステムにおいてタイムスロット
毎に指向性を変えた場合のスロット毎の制御例を示す。
T1においては無指向性のアンテナで下り制御チャンネ
ルを送信し、T2においては指向性を制御したアンテナ
で下り制御チャンネルを送信し、T3においては無指向
性のアンテナで下り制御チャンネルを送信し、T4にお
いてはT2とは違う指向性を制御したアンテナで下り制
御チャンネルを送信するといった方法でタイムスロット
毎に指向性を変えて制御する。タイムスロット毎に指向
性を変えることで、移動局が何れの方位に位置していた
としても、少なくとも何れかの送信において無指向性の
みのアンテナよりも高いアンテナ利得が得られる。
【0030】(実施の形態6)図8は、本発明の実施の
形態6におけるアンテナの指向性の一例を示す図であっ
て、無線基地局装置の指向性と移動局との関係を示すも
のである。図8において51は無線基地局装置、52,
53はWLL(ワイヤレスローカルループ)等である程
度位置が固定されている移動局である。
【0031】図9は、本発明の実施の形態6における無
線基地局装置のブロック図である。図9において、1は
送信データで変調された高周波信号を発生させ、所望の
送信電力まで増幅して出力する送信部、62は移動局の
位置データを保持しておくメモリB、63は移動局から
のID等のデータを保持するメモリA、61は送信部に
送信されたデータbを供給するとともに移相器60の移
相量を制御しメモリA63に保持されたID等の受信デ
ータを判別し、メモリB62に保持された移動局位置デ
ータの判別を行う制御部、3は送信部1からの高周波信
号aを4分配する分配器、60は分配器3で分配された
高周波信号の位相を遅らせたり又は進ませたりする移相
器である。
【0032】以上のように構成された無線基地局装置に
ついて、以下にその動作を説明する。無線基地局装置5
1はあらかじめ移動局52,53等の位置情報をメモリ
Bに保持しておく。移動局52からの上り制御チャンネ
ル送信時に無線基地局装置51は移動局52のID等の
受信データをメモリA63に保持しておく。メモリA6
3に保持されたデータggは制御部61に送られメモリ
B62に保持された位置情報データffを呼び出す。そ
の位置情報データffを制御部61にとりこみアンテナ
の指向性を決定する移相量データccを移相器60に出
力する。また、制御部61より送信データbが出力さ
れ、送信部1において所望の送信電力まで増幅され、高
周波信号aを出力する。
【0033】分配器3により高周波信号aは4分配され
高周波信号を出力する。移相器60では制御部61から
の制御信号ccにより移相量を制御され、分配器3の出
力の位相を遅らせたり又は進ませたりしてアンテナの指
向性を決定する。移相器60の出力φ41〜φ44はア
ンテナ100,101,200,201に出力される。
上記のように制御し移動局のID等のデータより、移動
局の位置を判定し、アンテナの指向性を決定すること
で、送受信の通話品質の改善が可能となる。
【0034】(実施の形態7)図10は、本発明の実施
の形態7におけるアンテナの指向性の一例を示す図であ
る。図10において51は無線基地局装置、52,53
はWLL(ワイヤレスローカルループ)等である程度位
置が固定されている移動局である。54は移動局52が
移動した場合の位置の一例である。
【0035】図11は、本発明の実施の形態7における
無線基地局装置のブロック図である。図11において、
1は送信データで変調された高周波信号を発生させ、所
望の送信電力まで増幅して出力する送信部、62は移動
局の位置データを保持しておくメモリB、63は移動局
からのID等のデータや受信レベルデータを保持するメ
モリA、70はメモリA63に保持された受信レベルデ
ータとしきい値を比較する比較器、61は送信部に送信
するデータbを供給するとともに移相器60の移相量を
制御しメモリA63に保持されたID等の受信データと
受信レベルデータを比較器70を判別したデータを判別
し、メモリB62に保持された移動局位置データの判別
を行う制御部、3は送信部1からの高周波信号aを分配
する分配器、60は分配器3で分配された高周波信号の
位相を遅らせたり又は進ませたりする移相器である。
【0036】以上のように構成された無線基地局装置に
ついて、以下にその動作を説明する。無線基地局装置5
1はあらかじめ移動局52,53等の位置情報をメモリ
等に保持しておく。移動局52からの上り制御チャンネ
ル送信時に無線基地局装置51は移動局52のID等の
受信データをメモリA63に保持しておく。メモリA6
3に保持されたデータggは比較器70に送られ受信レ
ベルデータのみがしきい値と比較され、しきい値より受
信レベルデータが大きければ登録された位置情報による
アンテナ制御を行うようにデータhhが出力され、メモ
リB62には保持された位置情報データffを呼び出
す。その位置情報データffを制御部61にとりこみア
ンテナの指向性を決定する移相量データddを移相器6
0に出力する。また、逆にしきい値より受信レベルデー
タが小さければ無指向性アンテナによる制御を行うよう
なデータhhを出力する。そして制御部61から無指向
性アンテナによる制御を行うようなデータddを移相器
60に出力する。また、制御部61より送信データbが
出力され、送信部1において所望の送信電力まで増幅さ
れ、高周波信号aを出力する。分配器3により高周波信
号aは4分配され高周波信号を出力する。移相器60で
は上記のように制御された制御部61からの制御信号d
dにより移相量を制御され、分配器3の出力の位相を遅
らせたり又は進ませたりしてアンテナの指向性を決定す
る。移相器60の出力φ51〜φ54はアンテナ10
0,101,200,201に出力される。上記の制御
により、移動局が登録した位置にいないときでも最適な
アンテナ制御がおこなえ、送受信の通話品質の改善が可
能となる。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、下り制御チャンネル送
信時にH型アンテナでアンテナの指向性を制御してハイ
トダイバーシチで送信したり、上下のアンテナ対の指向
性をかえ送信することで制御チャンネルの通信可能領域
を拡大することができる。また上り通話チャンネル受信
時においてもH型アンテナでハイトダイバーシチで受信
したり、指向性を制御して受信することで、受信可能領
域を拡大することができる。また、TDDでアンテナの
指向性を変えることで無指向性アンテナよりは広いエリ
アをカバーすることができる。また移動局のIDにより
指向性を制御することで通信品質が改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるH型アンテナを
用いた無線基地局装置のブロック図
【図2】本発明の実施の形態1におけるH型アンテナの
指向性を示す図
【図3】本発明の実施の形態2におけるH型アンテナを
用いた無線基地局装置のブロック図
【図4】本発明の実施の形態2におけるH型アンテナの
指向性を示す図
【図5】本発明の実施の形態3におけるH型アンテナを
用いた無線基地局装置のブロック図
【図6】本発明の実施の形態4におけるH型アンテナを
用いた無線基地局装置のブロック図
【図7】本発明の実施の形態5におけるTDD制御時の
アンテナ制御の一例を示す図
【図8】本発明の実施の形態6におけるアンテナの指向
性の一例を示す図
【図9】本発明の実施の形態6における無線基地局装置
のブロック図
【図10】本発明の実施の形態7におけるアンテナの指
向性の一例を示す図
【図11】本発明の実施の形態7における無線基地局装
置のブロック図
【図12】従来のアンテナの配置と指向性の一例を示す
【図13】従来のアンテナの配置と指向性の一例を示す
【符号の説明】
1 送信部 2,5,19,27,61 制御部 3 分配器 4,6,10,21,60 移相器 11,22 受信部 15,16,23,24 ダイバーシチ合成器 17,70 比較器 18 スイッチ部 25 検波回路 26 メモリ 51 無線基地局装置 52,53 移動局 62 メモリB 63 メモリA
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04B 7/08 H04B 7/08 D 7/26 7/26 D

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダイポールタイプ2本のアンテナでハイト
    ダイバーシチを構成したものと、水平方向に数波長ずら
    した位置に配置したもう2本のアンテナでハイトダイバ
    ーシチを構成したものでダイバーシチを構成し、送受信
    時に上2本のアンテナ対で指向性を制御したものと下2
    本のアンテナ対で指向性を制御したものでハイトダイバ
    ーシチを構成するアンテナシステムを持つことを特徴と
    する無線基地局装置。
  2. 【請求項2】送信時に上2本のアンテナ対と下2本のア
    ンテナ対で指向性をかえることで、無指向性アンテナよ
    り広いエリアをカバーすることを特徴とする請求項1記
    載の無線基地局装置。
  3. 【請求項3】送受信時に上2本のアンテナ対と下2本の
    アンテナ対の指向性をかえ、最適指向性アンテナに切り
    替えて通信を行うことを特徴とする請求項1記載の無線
    基地局装置。
  4. 【請求項4】送受信時に上2本のアンテナ対と下2本の
    アンテナ対の指向性をかえ、どちらかのアンテナ対を最
    適指向性を探すスキャン用のアンテナ対とし、このアン
    テナ対により最適指向性を探し、他のアンテナ対ではそ
    のデータにより指向性を決定することを特徴とする請求
    項1記載の無線基地局装置。
  5. 【請求項5】TDDシステムにおいて、タイムスロット
    毎に指向性をかえ広いエリアをカバーすることを特徴と
    する請求項1記載の無線基地局装置。
  6. 【請求項6】移動局側のID等を判定してアンテナの指
    向性を決定することを特徴とする請求項1記載の無線基
    地局装置。
  7. 【請求項7】移動局が登録した位置にいるときは指向性
    制御を行い、そうでない場合は無指向性アンテナによる
    通信を行うことを特徴とする請求項6記載の無線基地局
    装置。
JP9034591A 1997-02-19 1997-02-19 無線基地局装置 Withdrawn JPH10233719A (ja)

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