JPH10233063A - リムーバブル型磁気記録再生装置用磁気記録媒体 - Google Patents

リムーバブル型磁気記録再生装置用磁気記録媒体

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JPH10233063A
JPH10233063A JP9036096A JP3609697A JPH10233063A JP H10233063 A JPH10233063 A JP H10233063A JP 9036096 A JP9036096 A JP 9036096A JP 3609697 A JP3609697 A JP 3609697A JP H10233063 A JPH10233063 A JP H10233063A
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JP
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magnetic recording
track
capacity
recording medium
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Withdrawn
Application number
JP9036096A
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English (en)
Inventor
Yoshifusa Majima
▲吉▼英 馬島
Toshimitsu Ito
敏光 井藤
Hisakazu Hironaka
久和 弘中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データの書込み/読出しアクセスに時間を要
しない磁気記録媒体を提供する。 【解決手段】 全ユーザートラックは複数のゾーンS1
〜S4に分割される。ゾーンS1〜S4には、それぞ
れ、代替トラックAT1〜AT4が設けられている。ま
た、各トラックに代替セクタAS1〜AS4を設けても
良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフレキシブルディス
クドライブ(以下、FDDと呼ぶ)のようなリムーバブ
ル磁気記録再生装置に用いられるフレキシブルディスク
(以下、FDと呼ぶ)のような磁気記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、FDDはその中に挿入さ
れたFDの磁気ディスク媒体に対してデータの記録再生
を行うための装置である。近年、FDの大容量化が進め
られており、1M〜2Mバイトの記憶容量(以下、小容
量と呼ぶ)を持つものに対して、128Mバイトの記憶
容量(以下、大容量と呼ぶ)を持つものが開発されてい
る。これに伴って、FDDとしても、このような大容量
FDの磁気ディスク媒体に対してデータの記録再生可能
なものが開発されている。さらに、大容量FDも、25
6Mバイト、512Mバイト、…というように大容量化
が進められつつある。
【0003】以下においては、大容量FDの磁気ディス
ク媒体のみに対してデータを記録再生可能なFDDを高
密度専用型FDDと呼び、小容量FDの磁気ディスク媒
体のみに対してデータを記録再生可能なFDDを低密度
専用型FDDと呼ぶことにする。さらに、大容量および
小容量の両方のFDの磁気ディスク媒体に対してデータ
を記録再生可能なFDDを高密度/低密度互換型FDD
と呼ぶことにする。なお、高密度専用型FDDと高密度
/低密度互換型FDDとを総称して、高密度型FDDと
呼ぶことにする。
【0004】さて、低密度専用型FDDと高密度型FD
Dとの間の機構上の主要な相違点の1つは、磁気ヘッド
を支持するキャリッジを、ドライブ内に挿入されたFD
に対して所定の半径方向(磁気ディスク媒体の径方向)
に沿って移動する駆動手段の構成にある。すなわち、低
密度専用型FDDでは駆動手段としてステッピングモー
タを使用しているのに対して、高密度型FDDでは駆動
手段としてボイスコイルモータ(VCM)のようなリニ
アモータを使用している。
【0005】次に、高密度型FDDの駆動手段として使
用されるボイスコイルモータについて少し詳細に説明す
る。ボイスコイルモータは、磁気ヘッドを支持するキャ
リッジの後方に配置され、所定の半径方向と平行な駆動
軸の回りに巻回されたボイスコイルと、このボイルコイ
ルを通して流れる電流と交叉する磁界を発生するための
磁気回路とを有する。このような構成により、磁気回路
で発生された磁界と交叉する方向にボイルコイルに電流
を流すことにより、この電流と磁界との相互作用に基づ
いて駆動軸の延在方向に駆動力が発生する。この駆動力
により、ボイスコイルモータはキャリッジを所定の半径
方向に沿って移動させる。
【0006】また、低密度専用型FDDと高密度型FD
Dとの間のもう1つ別の主要な相違点は、挿入されたF
Dの磁気ディスク媒体を回転するスピンドルモータの回
転速度にある。すなわち、低密度専用型FDDでは、挿
入されるべきFDが小容量FDに限られるので、それ用
のスピンドルモータは、挿入されたFDの磁気ディスク
媒体を300rpm或いは360rpmの回転速度で回
転すれば良い。これに対して、高密度型FDDでは、挿
入されるべきFDは大容量FDだけ或いは大容量FDと
小容量FDの両方の場合がある。したがって、高密度型
FDD用スピンドルモータは、挿入されたFDが大容量
FDの場合には、その磁気ディスク媒体を3600rp
m(すなわち、小容量FDのそれの12倍乃至10倍)
の回転速度で回転させなければならない。
【0007】大容量FDと小容量FDとの間には外見上
では実質的な相違はないが、大容量FDは小容量FDよ
りもトラック幅(トラックピッチ)が狭いので、磁気ヘ
ッドを所望のトラックへ位置決めすることが小容量FD
に比較して困難となる。そのため、大容量FDの磁気デ
ィスク媒体上には位置検出用のサーボ信号が予め書き込
まれている。
【0008】ところで、製造したばかりのFD(以下、
生のFDと呼ぶ)は単なる磁性体を塗布したディスクに
過ぎない。この生のFDをパーソナルコンピュータやワ
ードプロセッサ等で利用できるようにするためには、生
のFDの磁気ディスク媒体を複数の領域に区分けして番
地を付け、各領域にどんな情報を書き込むかを記録・管
理する必要がある。これら一連の処理をフォーマット、
或いは初期化と呼ぶ。
【0009】一般に、FDは、ディスク状磁気ディスク
媒体上にその回転中心に対して、同心円状または螺旋状
に配置された複数本のトラックを有し、各トラックは円
周方向に所定数の互いに等しい長さの複数個のセクタに
分割される。
【0010】フォーマットには物理フォーマットと論理
フォーマットとがある。物理フォーマットはディスク状
磁気ディスク媒体にどのようにデータを並べるかを決め
ることであり、具体的には、トラック総数、使用トラッ
ク総数、各トラックのセクタ数、媒体記憶容量、フォー
マット記憶容量などがある。一方、論理フォーマットと
は、物理フォーマットが終わった後に磁気ディスク媒体
上で目次にあたる情報を書き込む場所を決め、さらに情
報を書き込むひとつひとつの単位に番地を割り振ること
である。論理フォーマットはセクタフォーマットとも呼
ばれる。
【0011】セクタフォーマットは、サーボライタとメ
ディア・フォーマット機とを使用して実行される。ま
ず、サーボライタは、各セクタをサーボ領域とデータ領
域とに区切り、サーボ領域上に上記サーボ信号を書込
む。このとき、各トラック上のセクタに対して円周方向
に順番にセクタ番号が付与される。その後、メディア・
フォーマット機によってセクタフォーマットの検査およ
び欠陥マップの作成を行う。詳細に述べると、磁気ディ
スク媒体上の全てのトラックがユーザによって使用され
る訳ではなく、ユーザが使用できる領域(ユーザデータ
エリア)は制限されている。ユーザデータエリア以外の
トラックは、ユーザデータエリアにおいて欠陥のあるセ
クタ(以下、欠陥セクタまたは不良セクタと呼ぶ)を代
替するための代替セクタ(交替セクタとも呼ぶ)用の代
替トラック(交替トラックとも呼ぶ)などとして使用さ
れる。このような交替トラックの領域を代替エリアと呼
ぶ。代替エリアは一般には磁気ディスク媒体の内周側に
配置されている。尚、このユーザデータエリアと代替エ
リアの分割は物理フォーマットで行われる。まず、メデ
ィア・フォーマット機はセクタフォーマットの検査を実
行し、ユーザデータエリア上の欠陥セクタを検出する。
次に、メディア・フォーマット機は、欠陥セクタを除い
てセクタの再配置を行う。そして、メディア・フォーマ
ット機は欠陥マップを作成する。ここで欠陥マップと
は、ユーザデータエリア上の欠陥セクタを代替エリアの
どの代替セクタに配置したかを示す情報を記した表であ
る。この欠陥マップは代替エリアの所定のセクタに格納
される。なお、ここで欠陥セクタの数が多くて、FDの
記憶容量が所定のスペック記憶容量に満たなくなった場
合には、そのFDを使用できないので廃棄する。
【0012】しかしながら、上述したように、欠陥セク
タの代替セクタとして、磁気ディスク媒体の内周側或い
は外周側に配置された代替エリアを使用したのでは、こ
の欠陥セクタをアクセスしようとする度に、磁気ヘッド
を代替エリアにある代替セクタに移動(シーク)させな
ければならず、代替セクタのアクセスに時間を要すると
いう欠点がある。
【0013】この欠点を解決するために、ユーザデータ
エリアの同一トラック上に代替セクタを設定する方式
が、例えば、特開平8−45192号公報(以下、先行
技術と呼ぶ)において提案されている。この先行技術で
は、ディスク状記録媒体の各トラック毎に代替セクタ
(交替セクタ)を設定し、不良セクタ(欠陥セクタ)が
発生した場合、セクタの再配置をして代替処理を行う。
これにより、代替に要する時間を短縮している。具体的
には、欠陥セクタの発生点以降を処理開始点としてセク
タの再配置を行う。
【0014】図5に先行技術における磁気ディスク媒体
上の代替セクタ及び代替トラックの配置図を示し、図6
に図5の展開図を示す。ディスク状記録媒体は、回転中
心Oに対して同心円状に配置された複数本のトラックT
Rを有し、各トラックTRは円周方向に所定数の等しい
長さの複数個のセクタSTに分割されている。図示の例
では、ディスク状記録媒体の内周側に代替エリアとして
の代替トラック(交替トラック)ATが設けられてい
る。さらに、各トラック毎に代替セクタ(交替セクタ)
ASが設定されている。不良セクタDSが発生すると、
セクタの再配置をして代替処理を行う。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、先行技
術の場合でも、各トラックTRに設定される代替セクタ
ASの数が予め決められているので、ユーザデータエリ
アの同一トラック上にこの設定数を越える多量の不良セ
クタDSが発生した場合には、やはり磁気ディスク媒体
の内周側或いは外周側に配置された代替トラックATを
代替セクタとして使用せざるを得ない。この場合には、
磁気ディスク媒体に対するデータの書込み/読出しアク
セスに時間がかかってしてしまう。
【0016】したがって、本発明の課題は、データの書
込み/読出しアクセスに時間を要さないリムーバブル磁
気記録再生装置用磁気記録媒体を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、アクセ
スすべきディスク状磁気記録媒体を着脱自在なリムーバ
ブル型磁気記録再生装置に用いられる前記磁気記録媒体
であって、前記磁気記録媒体はその回転中心に対し同心
円状または螺旋状に配置された複数本のトラックを有
し、各トラックは円周方向に所定数の互いに等しい長さ
の複数個のセクタに分割されている前記磁気記録媒体に
おいて、前記複数本のトラックを、各々が複数本のトラ
ックからなる複数のゾーンに分割し、各ゾーンに少なく
とも1本の代替トラックを設けたことを特徴とするリム
ーバブル型磁気記録再生装置用磁気記録媒体が得られ
る。
【0018】上記リムーバブル型磁気記録再生装置用磁
気記録媒体において、各トラック毎に代替セクタを設け
ても良い。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について詳細に説明する。尚、以下の説明で
は、磁気記録媒体として大容量FDを例として挙げて説
明する。
【0020】最初に、図3を参照して、本発明に係る大
容量FDをアクセス可能な高密度/低密度互換型FDD
について説明する。図示の高密度/低密度互換型FDD
は後述する大容量FDの磁気ディスク媒体と小容量FD
の磁気ディスク媒体の両方に対してデータの記録再生を
行う装置である。FD(図示せず)は図3中の矢印Aで
示す方向から高密度/低密度互換型FDD中に挿入され
る。挿入されたFDは、メインフレーム11の表面上で
回転可能に支持されたディスクテーブル12上に、互い
の中心軸が一致した状態で保持される。ディスクテーブ
ル12はメインフレーム11の凹部(後述する)内に埋
め込まれた状態で設けられたスピンドルモータ(SP
M)100によって回転駆動され、これによってFDの
磁気ディスク媒体は回転する。また、メインフレーム1
1の裏面には、多数の電子部品を搭載したプリント配線
基板(図示せず)が取り付けられている。
【0021】高密度/低密度互換型FDDは、FDの磁
気ディスク媒体に対してデータの読出し/書込みを行う
磁気ヘッド(後述する)を備えている。磁気ヘッドはジ
ンバル14を介してキャリッジ15によって支持されて
いる。磁気ヘッドとジンバル14とキャリッジ15とボ
イスコイル17(後述する)とFPC(フレキシブル・
プリンテッド・サーキット)とスケールとスプリングホ
ルダとバネとの組み合わせをキャリッジアセンブリと呼
ぶ。キャリッジ15はメインフレーム11の表面上でメ
インフレーム11から離間して配置されており、磁気ヘ
ッドをFDに対して所定の半径方向(図3の矢印Bで示
す方向)に沿って移動可能に支持している。
【0022】キャリッジ15は、その両側下端で、所定
の半径方向Bに対して平行に延在する一対のガイドバー
16によって支持及び案内される。
【0023】このキャリッジ15は、以下に述べるよう
なボイスコイルモータ(VCM)によって所定の半径方
向Bに沿って駆動される。詳細に説明すると、ボイスコ
イルモータはキャリッジ15の後方に配置され、所定の
半径方向Bと平行な駆動軸の回りに巻回された一対のボ
イスコイル17と、このボイルコイル17を通して流れ
る電流と交叉する磁界を発生するための磁気回路20と
を有する。このような構成のボイスコイルモータにおい
て、磁気回路20で発生された磁界と交叉する方向にボ
イルコイル17に電流を流すことにより、この電流と磁
界との相互作用に基づいて駆動軸の延在方向に駆動力が
発生する。この駆動力により、ボイスコイルモータはキ
ャリッジ15を所定の半径方向Bに沿って移動させる。
【0024】スピンドルモータ100はメインフレーム
11の表面側の凹部(図示せず)に埋め込まれた状態で
取り付けられる。スピンドルモータ100はメインフレ
ーム11の主面に対して実質的に直角な状態で立設する
スピンドルシャフト104を有する。スピンドルシャフ
ト104は、ボールベアリング(図示せず)を介してメ
インフレーム11に対して回転自在に支持されている。
このスピンドルシャフト104は、高密度/低密度互換
型FDD内に挿入されたFDの回転軸として働く。スピ
ンドルシャフト104の上端側に上記ディスクテーブル
12が嵌合される。
【0025】図4は大容量FD40を裏面側から見た平
面図である。図4に示されるように、大容量FD40
は、磁気記録媒体としての磁気ディスク媒体41と、こ
の磁気ディスク媒体41を覆うケース42とを有する。
ケース42の裏面側にはその中心部に円形開口42aが
開けられている。この円形開口42a内に、磁気ディス
ク媒体41を保持するディスクハブ(円板状金具)43
が遊貫されている。このディスクハブ43には、その中
心部に上記スピンドルシャフト104が遊貫されるディ
スク中心孔43aと、このディスク中心孔43aから偏
心した周辺位置に後述するチャッキングピン(ドライブ
ローラ)が遊貫されるチャッキング孔(ディスク側駆動
用長孔)43bとが穿設されている。
【0026】図3に戻って、ディスクテーブル12の直
径は、ディスクハブ43の直径より長くかつ円形開口4
2aの直径よりも短い。
【0027】ディスクテーブル12には、チャッキング
孔(ディスク側駆動用長孔)43bの対応位置にテーブ
ル側駆動用長孔12aが穿設されている。スピンドルモ
ータ60は、このテーブル側駆動用長孔12aを通して
チャッキング孔43b内に遊貫するチャッキングピン
(ドライブローラ)108を有する。このチャッキング
ピン108は、ディスクテーブル12の下面に取り付け
られたマグネットケース110に、上下動可能かつ回転
自在に取り付けられている。マグネットケース110の
外周壁の外側面の任意の位置に、略直方体状のインデッ
クス検出用マグネット128が固定されている。
【0028】再び図4を参照して、大容量FD40のケ
ース42には、それを裏面側から見た場合に、その挿入
方向後端の右側角部(表面側から見た場合には左側角
部)に書込み保護用孔(図示せず)が穿設されている。
図4は、この書込み保護用孔が書込み保護用タブ44で
閉じられている状態を示している。この書込み保護用タ
ブ44は挿入方向に摺動可能であり、これを手動操作す
ることによって書込み保護用孔の開閉を行うことができ
る。書込み保護用タブ44によって書込み保護用孔を閉
じると、記録可の状態となり、書込み保護用孔を開ける
と、記録不可の状態となる。
【0029】図示の大容量FD40は、記憶容量が2種
類(例えば、128Mバイトと256Mバイト)ある場
合の例を示しているが、外形状には何等相違はない。書
込み保護用穴の近傍に大容量識別検出用孔45が穿設さ
れている。この大容量識別検出用穴45は大容量FD4
0と通常容量FDとを識別するためのものである。さら
に、種類識別検出用孔46が大容量識別検出用孔45と
共に書込み保護用孔の近傍に選択的に穿設される。この
種類識別検出用孔46は大容量FD40の種類を識別す
るためのものであり、この有無によって大容量FD40
の種類を識別可能とする。例えば、記憶容量が128M
バイトの大容量FDの場合には、そのケース42に種類
識別検出用孔46を穿設せず、記憶容量が256Mバイ
トの大容量FDの場合には、そのケース42に種類識別
検出用孔46を穿設するようにすれば良い。
【0030】尚、図示はしないが、周知のように、小容
量FDには大容量識別検出用穴45や種類識別検出用孔
46が穿設されていない。
【0031】図3に戻って、高密度/低密度互換型FD
Dでは、さらに、メインフレーム11の裏面に設けられ
たプリント配線基板(図示せず)上に、挿入方向後端の
左側角部にスイッチユニット50が搭載されている。ス
イッチユニット50はプッシュスイッチから成る。スイ
ッチユニット50は、書込み保護用穴、大容量識別検出
用穴45および種類識別検出用孔46を検出するための
ものである。
【0032】詳細に説明すると、スイッチユニット50
は書込み制御スイッチ51と大容量識別スイッチ52と
種類識別スイッチ53とを備えている。書込み制御スイ
ッチ51は、書込み保護用穴の開閉状態を検出するため
のスイッチで、書込み保護用穴の対応位置に設けられて
いる。大容量識別スイッチ52は、挿入されたFDが大
容量FD40であるか通常容量FDであるかを識別検出
するためのスイッチで、大容量識別検出用穴45の対応
位置に設けられている。種類識別スイッチ53は、種類
識別検出用孔46の有無を検出するためのスイッチで、
種類識別検出用孔46の対応位置に設けられている。
【0033】図1および図2を参照して、本発明の一実
施形態に係るディスク状の磁気記録媒体(図4の磁気デ
ィスク媒体41)について説明する。図1は磁気ディス
ク媒体41上の代替セクタおよび代替トラックの配置図
を示し、図2は図1の展開図を示す。
【0034】図示のディスク状の磁気記録媒体(図4の
磁気ディスク媒体41)は、回転中心Oに対して同心円
状に配置された複数本のトラックTRを有し、各トラッ
クTRは円周方向に所定数の互いに等しい長さの複数個
のセクタSTに分割されている。大容量FD40が12
8Mバイトの記憶容量を持つ場合、大容量FD40は、
トラック総数が両面とも1866本、使用トラック総数
が両面とも1564本であり、各トラックTRは円周方
向に沿って100個のセクタSTに分割されている。大
容量FD40は両面合わせて約160Mバイトの媒体記
憶容量を持ち、また両面合わせて約128Mバイトのフ
ォーマット記憶容量を持つ。すなわち、大容量FD40
に対する物理フォーマットは、磁気記録媒体上に同心円
状に片面1564本のトラックTRを配置し、各トラッ
クTRを80個のセクタSTに分割している。なお、各
セクタSTはサーボ領域(図示せず)とデータ領域(図
示せず)とから成る。
【0035】本実施の形態では、物理フォーマットにお
いて、複数本のトラック(全ユーザートラック)を、そ
の外周側から内周側に、各々が複数本のトラックからな
る第1乃至第4のゾーンS1,S2,S3,S4に分割
している。第1乃至第4のゾーンS1〜S4には、ぞれ
ぞれ、第1乃至第4の代替トラック(スペアトラック)
AT1,AT2,AT3,AT4が設けられると共に、
第1乃至第4の代替セクタ(スペアセクタ)AS1,A
S2,AS3,AS4が設けられている。
【0036】図示の例では、図2に示すように、第1の
ゾーンS1は500本のトラックからなり、第1の代替
トラックAT1は第1のゾーンS1の内周側に5本あ
り、第1の代替セクタAS1は各トラック毎に2個あ
る。同様に、第2のゾーンS2は500本のトラックか
らなり、第2の代替トラックAT2は第2のゾーンS2
の内周側に5本あり、第2の代替セクタAS2は各トラ
ック毎に2個ある。第3のゾーンS3は500本のトラ
ックからなり、第3の代替トラックAT3は第3のゾー
ンS3の内周側に5本あり、第3の代替セクタAS3は
各トラック毎に2個ある。そして、第4のゾーンS4は
200本のトラックからなり、第4の代替トラックAT
4は第4のゾーンS4の内周側に2本あり、第4の代替
セクタAS4は各トラック毎に2個ある。
【0037】尚、図示はしないが、磁気記録媒体は、後
述するような欠陥マップを格納するための所定のセクタ
を備えている。
【0038】次に、図1に加えて図2をも参照して、デ
ィスク状の磁気記録媒体に対するセクタフォーマット方
法について説明する。
【0039】セクタフォーマットは、サーボライタ(図
示せず)とメディア・フォーマット機(図示せず)とを
使用して実行される。まず、サーボライタは、各セクタ
STをサーボ領域とデータ領域とに区切り、サーボ領域
ST上にサーボ信号を書込む。このとき、各トラックT
RのセクタSTには、円周方向に沿って順番に1番から
100番までのセクタ番号が付与される。その後に、メ
ディア・フォーマット機によってセクタフォーマットの
検査および欠陥マップの作成が行われる。
【0040】詳細に述べると、まず、メディア・フォー
マット機はセクタフォーマットの検査を実行し、全ユー
ザトラック上の不良セクタを検出する。ここでは、図1
および図2に示すように、第1のゾーンS1のあるトラ
ック上に1個のセクタからなる第1の不良セクタDS1
が発生し、第2のゾーンS2のあるトラック上の4個の
連続したセクタからなる第2の不良セクタDS2に発生
したとする。この場合、メディア・フォーマット機は、
第1の不良セクタDS1に対しては、第1の不良セクタ
DS1の存在する第1のゾーンS1の同一トラック上の
第1の代替セクタAS1をその代替セクタとして使用す
る。一方、メディア・フォーマット機は、第2の不良セ
クタDS2に対しては、第2の不良セクタDS2の存在
する第2のゾーンS2の第2の代替トラックAT2をそ
の代替セクタとして使用する。このように、メディア・
フォーマット機は不良セクタを除いてセクタの再配置を
行う。そして、メディア・フォーマット機は欠陥マップ
を作成して、作成した欠陥マップを所定のセクタに格納
する。この場合における欠陥マップとは、全ユーザート
ラック上の不良セクタの位置を記した表である。
【0041】なお、不良セクタの数が多くて、大容量F
D40の記憶容量が規定のスペック記憶容量に満たなく
なった場合には、その大容量FD40を使用できないの
で廃棄する。
【0042】このように、本実施の形態では、同一トラ
ック上に少ない数(例えば、1個や2個)の不良セクタ
が発生した場合には、代替セクタとしてその同一トラッ
クの代替セクタを使用するので、磁気記録媒体に対する
データの書込み/読出しアクセス時間を短縮できる。さ
らに、本実施の形態では、あるゾーン内の同一トラック
上に多数の不良セクタが発生したとしても、代替セクタ
として当該ゾーン内の代替トラックを使用するので、内
周側或いは外周側に代替トラックを設けたものに比較し
て、磁気記録媒体に対するデータの書込み/読出しアク
セス時間を短縮できる。つまり、アクセスに時間を要し
ない。
【0043】以上、本発明について実施の形態によって
説明を例に挙げて説明してきたが、本発明は上述した実
施の形態に限定しないのは勿論である。例えば、本発明
は大容量FDにのみ適用される訳ではなく、リムーバブ
ル磁気記録再生装置用の他の磁気記録媒体にも適用でき
ることは明らかである。また、ゾーンの数は4に限定せ
ず、2、3或いは5以上でも良い。さらに、各ゾーンに
設ける代替トラックの本数や各トラック毎に設ける代替
セクタの数も、上述した実施のものに限定せず、任意の
数を選択できる。また、上述の実施の形態では、各トラ
ックに代替セクタを設けているが、これを省略しても良
い。
【0044】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
では、複数本のトラックを複数のゾーンに分割し、各ゾ
ーン毎に代替トラックを設けたので、同一トラック上に
多数の不良セクタが発生した場合でも、磁気記録媒体に
対するデータの書込み/読出しアクセス時間を短縮で
き、連続的な高速データ転送が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による磁気ディスク媒体
(磁気記録媒体)を示す概略平面図である。
【図2】図1の磁気ディスク媒体を展開して示した展開
図である。
【図3】図1に示した磁気ディスク媒体(大容量FD)
をアクセス可能な高密度/低密度互換型FDDを示す平
面図である。
【図4】図3に示した高密度/低密度互換型FDDでア
クセスされる大容量FDを裏面側から見た平面図であ
る。
【図5】従来(先行技術)の磁気ディスク媒体(磁気記
録媒体)を示す概略平面図である。
【図6】図5の磁気ディスク媒体を展開して示した展開
図である。
【符号の説明】
40 大容量FD 41 磁気ディスク媒体(磁気記録媒体) TR トラック ST セクタ S1〜S4 ゾーン AT1〜AT4 代替トラック AS1〜AS4 代替セクタ DS1,DS2 不良セクタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクセスすべきディスク状磁気記録媒体
    を着脱自在なリムーバブル型磁気記録再生装置に用いら
    れる前記磁気記録媒体であって、前記磁気記録媒体はそ
    の回転中心に対し同心円状または螺旋状に配置された複
    数本のトラックを有し、各トラックは円周方向に所定数
    の互いに等しい長さの複数個のセクタに分割されている
    前記磁気記録媒体において、 前記複数本のトラックを、各々が複数本のトラックから
    なる複数のゾーンに分割し、各ゾーンに少なくとも1本
    の代替トラックを設けたことを特徴とするリムーバブル
    型磁気記録再生装置用磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】 各トラック毎に代替セクタを設けたこと
    を特徴とする請求項1に記載のリムーバブル型磁気記録
    再生装置用磁気記録媒体。
JP9036096A 1996-12-24 1997-02-20 リムーバブル型磁気記録再生装置用磁気記録媒体 Withdrawn JPH10233063A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9036096A JPH10233063A (ja) 1997-02-20 1997-02-20 リムーバブル型磁気記録再生装置用磁気記録媒体
US08/992,827 US6341045B1 (en) 1996-12-24 1997-12-17 Disk-shaped recording medium and formatting method thereof wherein historic information including a storage capacity of the disk-shaped recording medium is recorded thereon

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JP (1) JPH10233063A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8077425B2 (en) 2008-09-26 2011-12-13 Kabushiki Kaisha Toshiba Magnetic disk apparatus and information reproducing method

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US8077425B2 (en) 2008-09-26 2011-12-13 Kabushiki Kaisha Toshiba Magnetic disk apparatus and information reproducing method

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