JPH10232381A - 反射型投射映像装置用レンズ鏡筒およびこれを用いる反射型投射映像装置 - Google Patents
反射型投射映像装置用レンズ鏡筒およびこれを用いる反射型投射映像装置Info
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- JPH10232381A JPH10232381A JP3751397A JP3751397A JPH10232381A JP H10232381 A JPH10232381 A JP H10232381A JP 3751397 A JP3751397 A JP 3751397A JP 3751397 A JP3751397 A JP 3751397A JP H10232381 A JPH10232381 A JP H10232381A
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- Japan
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- crystal panel
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 反射型液晶パネルと書き込みレンズとブラウ
ン管との相対的位置精度の向上と、液晶パネルの前後回
転調整機構を書き込みレンズ鏡筒側で実現し、液晶パネ
ルの取り付け構造を容易にすること。 【解決手段】 外鏡筒４に対して該書き込みレンズブロ
ツク２２と共に反射型液晶パネル３２およびブラウン管
２８を相互間の相対的位置誤差を低減するために保持し
反射型液晶パネル３２を固定する液晶パネルブロック２
４を光軸方向に前後移動させる調整機構と、前記光軸を
中心にして回転方向に傾斜させる調整機構とを設けると
ともに、これら両調整機構を互いに独立調整できる構
成。
ン管との相対的位置精度の向上と、液晶パネルの前後回
転調整機構を書き込みレンズ鏡筒側で実現し、液晶パネ
ルの取り付け構造を容易にすること。 【解決手段】 外鏡筒４に対して該書き込みレンズブロ
ツク２２と共に反射型液晶パネル３２およびブラウン管
２８を相互間の相対的位置誤差を低減するために保持し
反射型液晶パネル３２を固定する液晶パネルブロック２
４を光軸方向に前後移動させる調整機構と、前記光軸を
中心にして回転方向に傾斜させる調整機構とを設けると
ともに、これら両調整機構を互いに独立調整できる構
成。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は反射型投射映像装置など
における書き込みレンズ鏡筒の構造に関するものであ
る。
における書き込みレンズ鏡筒の構造に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】反射型で光書き込みの液晶を用いた投射
型映像装置は、高輝度化が可能であるだけでなく画像を
ブラウン管上で形成するため、高解像が得られ易くまた
入力信号の水平垂直の周波数の違いに対応するマルチス
キャンの実現も容易であるため、高輝度高解像度の超大
型投射映像装置として注目されている。その基本構成は
図5に示すように光書き込みの反射型液晶パネル１００
と、前記液晶パネル１００を照明する光源１０２と、前
記光源１０２の光を偏光するビームスプリッター１０４
と、前記反射型液晶パネル１００で反射された光をスク
リーンに拡大投影する投射レンズ１０６と、前記反射型
液晶パネル１００で変調して画像形成するブラウン管１
０８と、前記ブラウン管１０８の画像を前記反射型液晶
パネル１００に投影する書き込みレンズ１１０とから構
成されている。
型映像装置は、高輝度化が可能であるだけでなく画像を
ブラウン管上で形成するため、高解像が得られ易くまた
入力信号の水平垂直の周波数の違いに対応するマルチス
キャンの実現も容易であるため、高輝度高解像度の超大
型投射映像装置として注目されている。その基本構成は
図5に示すように光書き込みの反射型液晶パネル１００
と、前記液晶パネル１００を照明する光源１０２と、前
記光源１０２の光を偏光するビームスプリッター１０４
と、前記反射型液晶パネル１００で反射された光をスク
リーンに拡大投影する投射レンズ１０６と、前記反射型
液晶パネル１００で変調して画像形成するブラウン管１
０８と、前記ブラウン管１０８の画像を前記反射型液晶
パネル１００に投影する書き込みレンズ１１０とから構
成されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
反射型投射映像装置の構成ではそれの各構成要素が互い
に該装置のベースに個別に固定されていたため、相互間
での相対的位置精度を向上させることが困難な構造とな
っており、それら構成要素の中でも書き込みレンズ１１
０については倍率も１〜２倍と小さくＦｎｏ．も１．５
〜２．０といった明るい性能のものが要求されるため焦
点深度が浅くなり相対的位置精度を特に向上させること
が求められる。また、反射型液晶パネル１００は投射レ
ンズ１０６に対して前後の位置調整とビームスプリッタ
ー１０４で偏光された光と反射型液晶パネル１００の偏
光角を合わせるために光軸を中心に回転調整をする必要
があり、そのために反射型液晶パネル１００の取り付け
の構造が複雑なものとなりコスト的にも不利な構造にな
っていた。
反射型投射映像装置の構成ではそれの各構成要素が互い
に該装置のベースに個別に固定されていたため、相互間
での相対的位置精度を向上させることが困難な構造とな
っており、それら構成要素の中でも書き込みレンズ１１
０については倍率も１〜２倍と小さくＦｎｏ．も１．５
〜２．０といった明るい性能のものが要求されるため焦
点深度が浅くなり相対的位置精度を特に向上させること
が求められる。また、反射型液晶パネル１００は投射レ
ンズ１０６に対して前後の位置調整とビームスプリッタ
ー１０４で偏光された光と反射型液晶パネル１００の偏
光角を合わせるために光軸を中心に回転調整をする必要
があり、そのために反射型液晶パネル１００の取り付け
の構造が複雑なものとなりコスト的にも不利な構造にな
っていた。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明の書き込みレンズ鏡筒においては外鏡筒
に対して書き込みレンズブロツクと共に反射型液晶パネ
ルおよびブラウン管を相互間の相対的位置誤差を低減す
るために保持している。
ために、本発明の書き込みレンズ鏡筒においては外鏡筒
に対して書き込みレンズブロツクと共に反射型液晶パネ
ルおよびブラウン管を相互間の相対的位置誤差を低減す
るために保持している。
【０００５】
【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載の発明
は、光書き込み型の反射型液晶投射装置に関するもので
あり、画像を形成するブラウン管と光書き込み型の反射
型液晶パネルを取り付ける液晶パネルブロックとを画像
を投射する書き込みレンズブロックをガイドする外鏡筒
に直接固定することにより、ブラウン管と液晶パネルブ
ロックと書き込みレンズブロツクそれぞれの相対的位置
誤差を低減するという作用を有するものである。
は、光書き込み型の反射型液晶投射装置に関するもので
あり、画像を形成するブラウン管と光書き込み型の反射
型液晶パネルを取り付ける液晶パネルブロックとを画像
を投射する書き込みレンズブロックをガイドする外鏡筒
に直接固定することにより、ブラウン管と液晶パネルブ
ロックと書き込みレンズブロツクそれぞれの相対的位置
誤差を低減するという作用を有するものである。
【０００６】本発明の請求項２に記載の発明は、前記書
き込みレンズ鏡筒において、前記液晶パネルブロックを
光軸方向に前後移動させる調整機構と光軸を中心に回転
方向に傾かせる調整機構を設けるとともにそれぞれを独
立調整可能として反射型液晶パネルの取り付け構造も容
易にできるという作用を有するものである。
き込みレンズ鏡筒において、前記液晶パネルブロックを
光軸方向に前後移動させる調整機構と光軸を中心に回転
方向に傾かせる調整機構を設けるとともにそれぞれを独
立調整可能として反射型液晶パネルの取り付け構造も容
易にできるという作用を有するものである。
【０００７】本発明の請求項３に記載の発明は、前記書
き込みレンズ鏡筒において、前記液晶パネルブロックと
の接続を円筒形とし、前後および回転方向への移動を可
能にするとともに、前記鏡筒の円周方向に設けられたガ
イド溝に当接し回転軸が前記液晶パネルブロックに保持
された円板形の偏芯カムと、前記書き込みレンズ鏡筒に
外接し光軸と平行で前記偏芯カムの回転軸が当接するガ
イド溝を有する円筒型のスリーブと、前記スリーブを回
転方向に移動させる調整機構を有することを特徴とし、
前記液晶パネルブロックの光軸方向への前後移動と、光
軸を中心に回転方向に傾かせる調整が、それぞれ独立に
行うことができるという作用を有するものである。
き込みレンズ鏡筒において、前記液晶パネルブロックと
の接続を円筒形とし、前後および回転方向への移動を可
能にするとともに、前記鏡筒の円周方向に設けられたガ
イド溝に当接し回転軸が前記液晶パネルブロックに保持
された円板形の偏芯カムと、前記書き込みレンズ鏡筒に
外接し光軸と平行で前記偏芯カムの回転軸が当接するガ
イド溝を有する円筒型のスリーブと、前記スリーブを回
転方向に移動させる調整機構を有することを特徴とし、
前記液晶パネルブロックの光軸方向への前後移動と、光
軸を中心に回転方向に傾かせる調整が、それぞれ独立に
行うことができるという作用を有するものである。
【０００８】本発明の請求項４に記載の発明は、前記書
き込みレンズ鏡筒において、前記液晶パネルブロックと
の接続を円筒形とし、前後および回転方向への移動を可
能にするとともに、前記鏡筒の外径に設けられたネジに
より鏡筒と結合され外周方向に回転することにより前記
鏡筒に対して前後に移動するスリーブと、前記液晶パネ
ルブロックの円周方向に固定されピンと、前記ピンに当
接し前後方向の規制をするが回転方向にはフリーな前記
スリーブの円周方向にもうけられたガイド溝と、前記液
晶パネルブロックに円周方向に固定されたピンと、前記
ピンを回転方向に規制し回転方向に微動可能な調整機構
を有することで、前記液晶パネルブロックの光軸方向へ
の前後移動と、光軸を中心に回転方向に傾かせる調整
が、それぞれ独立に行うことができるという作用を有す
るものである。
き込みレンズ鏡筒において、前記液晶パネルブロックと
の接続を円筒形とし、前後および回転方向への移動を可
能にするとともに、前記鏡筒の外径に設けられたネジに
より鏡筒と結合され外周方向に回転することにより前記
鏡筒に対して前後に移動するスリーブと、前記液晶パネ
ルブロックの円周方向に固定されピンと、前記ピンに当
接し前後方向の規制をするが回転方向にはフリーな前記
スリーブの円周方向にもうけられたガイド溝と、前記液
晶パネルブロックに円周方向に固定されたピンと、前記
ピンを回転方向に規制し回転方向に微動可能な調整機構
を有することで、前記液晶パネルブロックの光軸方向へ
の前後移動と、光軸を中心に回転方向に傾かせる調整
が、それぞれ独立に行うことができるという作用を有す
るものである。
【０００９】本発明の請求項５に記載の発明は上記レン
ズ鏡筒を備えたことでブラウン管と書き込みレンズブロ
ツクと反射型液晶パネルとの相対位置精度が向上し、ま
た、液晶パネルブロックに前後と回転の調整機構を設け
て反射型液晶パネルの取り付け構造が容易となり、ま
た、反射型液晶パネルの位置調整も容易な装置を得られ
る。
ズ鏡筒を備えたことでブラウン管と書き込みレンズブロ
ツクと反射型液晶パネルとの相対位置精度が向上し、ま
た、液晶パネルブロックに前後と回転の調整機構を設け
て反射型液晶パネルの取り付け構造が容易となり、ま
た、反射型液晶パネルの位置調整も容易な装置を得られ
る。
【００１０】以下、本実施の形態に係る反射型投射映像
装置用書き込みレンズ用鏡筒の全体の構成についてまず
図１を参照して説明すると、この書き込みレンズ用鏡筒
２は、外鏡筒４を有している。この外鏡筒４は、前部側
と後部側それぞれの外周面に環状フランジ６，８を備え
るとともに、前部側と軸方向中央側とにそれぞれガイド
溝１０，１２が形成されていて、この前部側ガイド溝１
０には偏芯カム１４が収納されている。この外鏡筒４は
また、本反射型映像装置の適宜のベース１６に固定プレ
ート１８，２０でもって固定されている。
装置用書き込みレンズ用鏡筒の全体の構成についてまず
図１を参照して説明すると、この書き込みレンズ用鏡筒
２は、外鏡筒４を有している。この外鏡筒４は、前部側
と後部側それぞれの外周面に環状フランジ６，８を備え
るとともに、前部側と軸方向中央側とにそれぞれガイド
溝１０，１２が形成されていて、この前部側ガイド溝１
０には偏芯カム１４が収納されている。この外鏡筒４は
また、本反射型映像装置の適宜のベース１６に固定プレ
ート１８，２０でもって固定されている。
【００１１】外鏡筒８の内部には後部側に複数の書き込
みレンズで構成される書き込みレンズブロツク２２が収
納されているとともに、さらに前部側に液晶パネルブロ
ック２４が保持挿入されている。外鏡筒４の後端部側に
は固定プレート２６でもってブラウン管２８が固定され
ている。そして、書き込みレンズブロツク２２には外鏡
筒４のガイド溝１２を挿通した移動レバー２７が固定さ
れており、またこの液晶パネルブロック２４にその前端
部にパネル取付板３０でもって反射型液晶パネル３２が
固定されている。
みレンズで構成される書き込みレンズブロツク２２が収
納されているとともに、さらに前部側に液晶パネルブロ
ック２４が保持挿入されている。外鏡筒４の後端部側に
は固定プレート２６でもってブラウン管２８が固定され
ている。そして、書き込みレンズブロツク２２には外鏡
筒４のガイド溝１２を挿通した移動レバー２７が固定さ
れており、またこの液晶パネルブロック２４にその前端
部にパネル取付板３０でもって反射型液晶パネル３２が
固定されている。
【００１２】外鏡筒４の前部側外周面にはスリーブ３４
が取り付けられている。スリーブ３４にはガイド溝３６
が形成されているとともに、このガイド溝３６を介して
偏芯カム１４の偏芯カム軸３８とが装着され、かつこの
偏芯カム軸３８は外鏡筒４のガイド溝１０に装着の偏芯
カム１４に固定されかつ先端側が液晶パネルブロック２
４に固定されている。スリーブ３４はまた、回転レバー
４０とレバーナット４２とが装着されている。
が取り付けられている。スリーブ３４にはガイド溝３６
が形成されているとともに、このガイド溝３６を介して
偏芯カム１４の偏芯カム軸３８とが装着され、かつこの
偏芯カム軸３８は外鏡筒４のガイド溝１０に装着の偏芯
カム１４に固定されかつ先端側が液晶パネルブロック２
４に固定されている。スリーブ３４はまた、回転レバー
４０とレバーナット４２とが装着されている。
【００１３】このようにして本実施の形態の書き込みレ
ンズ鏡筒２においては、ベース１６に外鏡筒４が固定プ
レート２０を介して固定されたうえでこの外鏡筒４によ
って書き込みレンズブロツク２２と、液晶パネルブロッ
ク２４前端部の反射型液晶パネル３２と、ブラウン管２
８とが保持されていることから、これら相互間の相対的
位置精度が向上することになる。
ンズ鏡筒２においては、ベース１６に外鏡筒４が固定プ
レート２０を介して固定されたうえでこの外鏡筒４によ
って書き込みレンズブロツク２２と、液晶パネルブロッ
ク２４前端部の反射型液晶パネル３２と、ブラウン管２
８とが保持されていることから、これら相互間の相対的
位置精度が向上することになる。
【００１４】次に、本実施の形態の書き込みレンズ鏡筒
２における液晶パネルブロック２４を前後に回転調整す
る前後回転調整機構について図１と共に図２および図３
をも参照して説明すると、液晶パネルブロック２４に回
転軸１４ａを支持され外鏡筒４の円周方向に設けられた
ガイド溝１０に当接した偏心カム１４を回転させると、
回転軸１４ａの偏心により外鏡筒４と液晶パネルブロッ
ク２４との相対位置が変わり液晶パネルブロック２４が
前後に移動する。このとき偏心カム１４の回転軸１４ａ
は外鏡筒４に外接するスリーブ３４の前後方向に設けら
れたガイド溝３６に当接しているため、液晶パネルブロ
ック２４は円周方向には移動しない、また、スリーブ３
４を回転方向に移動すると偏心カム１４の回転軸１４ａ
を介して液晶パネルブロック２４は円周方向に回転す
る。このとき偏心カム１４は外鏡筒４の円周方向に設け
られたガイド溝１０に沿って移動するため前後の移動は
しない。したがって、液晶パネルブロック２４の光軸方
向への前後移動と、光軸を中心に回転方向に傾かせる調
整とが、それぞれ独立に行うことができる機構を実現で
きる。なお、偏心カム１４に当接するガイド溝は液晶パ
ネルブロック２４に設けることも可能であるが、このと
きは回転方向の調整には別の規制ピンなどが必要にな
る。
２における液晶パネルブロック２４を前後に回転調整す
る前後回転調整機構について図１と共に図２および図３
をも参照して説明すると、液晶パネルブロック２４に回
転軸１４ａを支持され外鏡筒４の円周方向に設けられた
ガイド溝１０に当接した偏心カム１４を回転させると、
回転軸１４ａの偏心により外鏡筒４と液晶パネルブロッ
ク２４との相対位置が変わり液晶パネルブロック２４が
前後に移動する。このとき偏心カム１４の回転軸１４ａ
は外鏡筒４に外接するスリーブ３４の前後方向に設けら
れたガイド溝３６に当接しているため、液晶パネルブロ
ック２４は円周方向には移動しない、また、スリーブ３
４を回転方向に移動すると偏心カム１４の回転軸１４ａ
を介して液晶パネルブロック２４は円周方向に回転す
る。このとき偏心カム１４は外鏡筒４の円周方向に設け
られたガイド溝１０に沿って移動するため前後の移動は
しない。したがって、液晶パネルブロック２４の光軸方
向への前後移動と、光軸を中心に回転方向に傾かせる調
整とが、それぞれ独立に行うことができる機構を実現で
きる。なお、偏心カム１４に当接するガイド溝は液晶パ
ネルブロック２４に設けることも可能であるが、このと
きは回転方向の調整には別の規制ピンなどが必要にな
る。
【００１５】次に、本発明の反射型映像装置の書き込み
レンズ鏡筒における液晶パネルブロックの前後回転調整
機構の他の変形例について図４を参照して説明すると、
液晶パネルブロック２４の円周方向にはガイドピン４４
が設けられている。このガイドピン４４は外鏡筒４の外
径に設けられたネジにより結合されたスリーブ４６の内
径の円周方向に設けられたガイド溝４８に当接してお
り、スリーブ４６を回転することにより外鏡筒４に対し
て液晶パネルブロック２４は前後に移動する。このと
き、液晶パネルブロック２４の円周方向に設けられたガ
イドピン５０が外鏡筒４に外接するスリーブ３４の前後
方向に設けられたガイド溝３６に当接しているため、液
晶パネルブロック２４は円周方向には移動しない、ま
た、スリーブ３４を回転方向に移動するとガイドピン５
０を介して液晶パネルブロック２４は円周方向に回転す
る。このとき、ガイドピン２７はスリーブ２５の円周方
向に設けられたガイド溝４８に沿って移動するため前後
の移動はしない。したがって、液晶パネルブロック２４
の光軸方向への前後移動と、光軸を中心に回転方向に傾
かせる調整が、それぞれ独立に行うことができる機構を
実現できる。
レンズ鏡筒における液晶パネルブロックの前後回転調整
機構の他の変形例について図４を参照して説明すると、
液晶パネルブロック２４の円周方向にはガイドピン４４
が設けられている。このガイドピン４４は外鏡筒４の外
径に設けられたネジにより結合されたスリーブ４６の内
径の円周方向に設けられたガイド溝４８に当接してお
り、スリーブ４６を回転することにより外鏡筒４に対し
て液晶パネルブロック２４は前後に移動する。このと
き、液晶パネルブロック２４の円周方向に設けられたガ
イドピン５０が外鏡筒４に外接するスリーブ３４の前後
方向に設けられたガイド溝３６に当接しているため、液
晶パネルブロック２４は円周方向には移動しない、ま
た、スリーブ３４を回転方向に移動するとガイドピン５
０を介して液晶パネルブロック２４は円周方向に回転す
る。このとき、ガイドピン２７はスリーブ２５の円周方
向に設けられたガイド溝４８に沿って移動するため前後
の移動はしない。したがって、液晶パネルブロック２４
の光軸方向への前後移動と、光軸を中心に回転方向に傾
かせる調整が、それぞれ独立に行うことができる機構を
実現できる。
【００１６】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
ブラウン管、書書き込みレンズブロツク、反射型液晶パ
ネルの相対的位置精度を向上させることにより、高解像
度を実現させることができる。
ブラウン管、書書き込みレンズブロツク、反射型液晶パ
ネルの相対的位置精度を向上させることにより、高解像
度を実現させることができる。
【００１７】また、本発明においては、反射型液晶パネ
ルの前後位置および回転の調整を容易にできることによ
り、例えば赤、緑、青の３枚のパネルを使用する光学系
においてそれぞれの投射レンズに対するフォーカス位置
の最適化が図れ全体としての解像度の向上と、偏光角に
対する反射型液晶パネルの角度調整によるコントラスト
の最適化調整が容易になる。
ルの前後位置および回転の調整を容易にできることによ
り、例えば赤、緑、青の３枚のパネルを使用する光学系
においてそれぞれの投射レンズに対するフォーカス位置
の最適化が図れ全体としての解像度の向上と、偏光角に
対する反射型液晶パネルの角度調整によるコントラスト
の最適化調整が容易になる。
【００１８】さらに本発明においては、反射型液晶パネ
ルの調整機構を書き込みレンズ鏡筒側で行うため反射型
液晶パネルの取り付け部の構造が簡略化できる。
ルの調整機構を書き込みレンズ鏡筒側で行うため反射型
液晶パネルの取り付け部の構造が簡略化できる。
【図１】本発明の反射型映像装置の書き込みレンズ鏡筒
の全体の断面図。
の全体の断面図。
【図２】図１の書き込みレンズ鏡筒の前部の断面図。
【図３】図１の書き込みレンズ鏡筒の前部の斜視図。
【図４】書き込みレンズ鏡筒の前部構成の他の変形例の
断面図。
断面図。
【図５】従来例の反射型映像装置の簡略化したブロック
構成図。
構成図。
２ 書き込みレンズ鏡筒 ４ 外鏡筒 １０，１２ ガイド溝 １４ 偏芯カム １６ ベース １８，２０ 固定プレート ２２ 書き込みレンズブロツク ２４ 液晶パネルブロック ２６ 固定プレート ２８ ブラウン管 ３０ パネル取付板 ３２ 反射型液晶パネル ３４ スリーブ ３６ ガイド溝 ３８ 偏芯カム軸 ４０ 回転レバー ４２ レバーナット ４４ ガイドピン ４６ スリーブ ４８ ガイド溝 ５０ ガイドピン
Claims (5)
- 【請求項１】 外鏡筒に対して書き込みレンズブロツク
と共に反射型液晶パネルおよびブラウン管を相互間の相
対的位置誤差を低減するために保持したことを特徴とす
る反射型投射映像装置用書き込みレンズ鏡筒。 - 【請求項２】 前記反射型液晶パネルを固定する液晶パ
ネルブロックを光軸方向に前後移動させる調整機構と、
前記光軸を中心にして回転方向に傾斜させる調整機構と
を設けるとともに、これら両調整機構を互いに独立調整
できることを特徴とする請求項１に記載の反射型投射映
像装置用書き込みレンズ鏡筒。 - 【請求項３】 前記反射型液晶パネルを固定する液晶パ
ネルブロックとの接続を円筒形とし、前後および回転方
向への移動を可能にするとともに、前記鏡筒の円周方向
に設けられたガイド溝に当接し回転軸が前記液晶を固定
するブロックに保持された円板形の偏芯カムと、前記書
き込みレンズ鏡筒に外接し光軸と平行で前記偏芯カムの
回転軸が当接するガイド溝を有する円筒型のスリーブ
と、前記スリーブを回転方向に移動させる調整機構とを
有することにより、前記液晶パネルブロックの光軸方向
への前後移動の調整と、光軸を中心に回転方向への傾斜
調整とが、互いに独立しているを特徴とする請求項１に
記載の反射型投射映像装置用書き込みレンズ鏡筒。 - 【請求項４】 前記液晶パネルブロックとの接続を円筒
形とし、前後および回転方向への移動を可能にするとと
もに、前記鏡筒の外径に設けられたネジにより鏡筒と結
合され外周方向に回転することにより前記鏡筒に対して
前後に移動するスリーブと、前記液晶を固定するブロッ
クの円周方向に固定されピンと、前記ピンに当接し前後
方向の規制をするが回転方向にはフリーな前記スリーブ
の円周方向にもうけられたガイド溝と、前記液晶を固定
するブロックに円周方向に固定されたピンと、前記ピン
を回転方向に規制し回転方向に微動可能な調整機構とを
有することにより、前記液晶パネルブロックの光軸方向
への前後移動調整と、光軸を中心に回転方向への傾斜調
整とが、互いに独立しているを特徴とする請求項１に記
載の反射型投射映像装置用書き込みレンズ鏡筒。 - 【請求項５】 前記請求項１ないし４いずれかに記載の
書き込みレンズ鏡筒を備えたことを特徴とする反射型投
射映像装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3751397A JPH10232381A (ja) | 1997-02-21 | 1997-02-21 | 反射型投射映像装置用レンズ鏡筒およびこれを用いる反射型投射映像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3751397A JPH10232381A (ja) | 1997-02-21 | 1997-02-21 | 反射型投射映像装置用レンズ鏡筒およびこれを用いる反射型投射映像装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10232381A true JPH10232381A (ja) | 1998-09-02 |
Family
ID=12499626
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3751397A Pending JPH10232381A (ja) | 1997-02-21 | 1997-02-21 | 反射型投射映像装置用レンズ鏡筒およびこれを用いる反射型投射映像装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10232381A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011197592A (ja) * | 2010-03-24 | 2011-10-06 | Casio Computer Co Ltd | 表示素子調整機構及びプロジェクタ |
-
1997
- 1997-02-21 JP JP3751397A patent/JPH10232381A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011197592A (ja) * | 2010-03-24 | 2011-10-06 | Casio Computer Co Ltd | 表示素子調整機構及びプロジェクタ |
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