JPH10231614A - 発泡体を基盤とする建造物の装飾用内外装材及びその施行方法 - Google Patents

発泡体を基盤とする建造物の装飾用内外装材及びその施行方法

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JPH10231614A
JPH10231614A JP5224097A JP5224097A JPH10231614A JP H10231614 A JPH10231614 A JP H10231614A JP 5224097 A JP5224097 A JP 5224097A JP 5224097 A JP5224097 A JP 5224097A JP H10231614 A JPH10231614 A JP H10231614A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】軽量で作業者の作業性が良く、デザイン自由度
が高く、施工工期も短くでき、しかも、作業者の熟練を
必要としない建造物の装飾用内外装材及びその施工方法
を提供する。 【解決手段】発泡体を所定形状に切断調製し、水系塗料
又はセメントを含む水系塗料で施行してなる建造物の装
飾用内外装材であり、発泡体を所定形状に切断調製し、
その上に無機系繊維からなる布を被せ、更に水系塗料又
はセメントを含む水系塗料で施行してなる建造物の装飾
用内外装材である。そして、該建造物の装飾用内外装材
を接着剤で建造物に装着するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建造物の屋内外に
施工する、建造物の装飾用内外装材及びその建造物の装
飾用内外装材の施工方法に関するものである。詳しく
は、軽量で作業者の作業性が良く、デザイン自由度が高
く、施工工期も短くでき、しかも、作業者の熟練を必要
としない建造物の装飾用内外装材及びその建造物の装飾
用内外装材の施工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】各種建造物の屋内外に、構造材としてで
なく装飾等のための造形物が設けられることがよくあ
る。例えば、屋内では、柱の上端で天井への継ぎ目に装
飾用の造形物が付設され、屋外では、外壁から装飾用の
造形物が設けられる。橋にも、装飾用の造形物が設けら
れる。このような装飾用の部材を設けるに際しては、プ
ラスタボードとベニヤ板とを造形物の所望の形状に折曲
して切断し、これを造形物の付設箇所に取付け、その
後、塗り仕上げ材を塗布している。このような装飾用の
部材は、構造材として機能することは少ないが、主とし
て、建造物屋内外の装飾効果を高める働きをするもので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、造形物
を上記のようにして施工する場合には、プラスタボード
とベニヤ板の加工にも限度があり、この造形物の形状が
制限されるため、造形物の表現に制約が生じ、デザイン
自由度が低いという問題がある。また、プラスタボード
とベニヤ板の折曲又は切断作業は、現場で行わざるを得
ず、現場作業が多く工期が長くなるといった問題もあ
る。更に、作業者の技能の差により、造形物の仕上がり
の程度が異なり、完成度に差が生じるという問題があ
る。
【0004】本発明の目的は、上述した事情に鑑みてな
されたものであり、軽量で作業性が良く、デザイン自由
度が高く、多彩な表現が可能で、施工工期も短くでき、
しかも、作業者の熟練を必要としない建造物の装飾用内
外装材及びその建造物の装飾用内外装材の施工方法を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、発泡体
を基盤とする建造物の装飾用内外装材であって、所定形
状に調製した発泡体上に水系塗料又はセメントを含む水
系塗料を施工してなることを特徴とする発泡体を基盤と
する建造物の装飾用内外装材であり、建造物の屋内外に
施工する装飾用の内外装材であって、所定形状に調製し
た発泡体上に無機繊維からなる布を被せ、更に水系塗料
又はセメントを含む水系塗料を施工してなることを特徴
とする建造物の装飾用内外装材である。そして、該水系
塗料は、アクリル樹脂エマルジョン、ポリウレタンエマ
ルジョン及びエポキシエマルジョンからなる群から選ば
れた少なくとも一種であることが好ましく、該発泡体
は、発泡ポリスチレン又は発泡硬質ポリウレタンである
ことが好ましい。また水系塗料に含有せしめるセメント
の割合を、水系塗料に対して40重量%以下にすること
が好ましい。発泡体に被せる布となる無機繊維は、ガラ
ス繊維であることが好ましい。
【0006】更に、上記建造物の装飾用内外装材を、建
造物に接着剤で装着する事を特徴とする建造物の装飾用
内外装材の施工方法を提供するものである。この際、接
着剤としては、反応性官能基を有するアクリル樹脂エマ
ルジョンが好ましい。
【0007】本発明の建造物の装飾用内外装材は、内外
装材の基本物体として発泡体を使用し、この上に水系塗
料又はセメントを含む水系塗料を塗装したものである。
即ち、発泡体を希望の形状に調製して、この上に水系塗
料又はセメントを含む水系塗料を施工し、建造物の屋内
外に取付ける装飾用内外装材である。更に、本発明の建
造物の装飾用内外装材は、内外装材の基本物体として発
泡体を使用し、この上に無機繊維からなる布を被せ、更
に水系塗料又はセメントを含む水系塗料を塗装したもの
である。即ち、発泡体を希望の形状に調製して、この上
に無機繊維から得た布を被せ、更にこのものに水系塗料
又はセメントを含む水系塗料を施工し、建造物の屋内外
に取付ける装飾用内外装材である。従って、装飾の形状
は、所定の形状に発泡体を調製すればよいため、造形物
を自由に表現でき、デザイン自由度を高くできる。さら
に、発泡体であるため重量が小さく作業者の取扱も容易
であり、作業性も良く、施工工期も短くでき、しかも、
大工職の熟練を必要とせず、ひいては、コストの低減を
図ることができるものである。
【0008】ここでいう建造物というのは、家屋、建物
等の建築物、橋梁等の構造物等を含む広い範囲のものを
意味している。本発明の装飾用内外装材は、これら建造
物の内外の装飾用に使用するものである。例えば、建築
物の外側の装飾用に、建築物の内側の装飾用に、橋の装
飾用等々色々の使い方がある。該装飾用内外装材を装着
することにより、装着した建造物の美感が高まるもので
ある。
【0009】本発明で使用する発泡体は、無機系発泡体
及び有機系発泡体を使用することができる。有機系発泡
体は、樹脂に少量の発泡剤を添加して成型する低発泡成
型、ポリスチレン、ポリエチレンのビーズ発泡、硬質ウ
レタンの型内発泡等で得ることができる。他に、発泡さ
せる方法として、樹脂と発泡剤の混合物を一旦シート状
にした後、放射線又は過酸化物で架橋後常圧で加熱して
発泡させる方法、蒸発型発泡剤を樹脂とともに押出機で
押し出し放圧時に発泡させる方法、プレスの放圧ととも
に発泡させる方法、化学反応で発泡させる方法等が用い
られる。
【0010】ポリスチレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビ
ニール、ポリプロピレン、ポリウレタン、その他ビスコ
ースやビニロンの発泡体が知られており、特に発泡ポリ
スチレンと発泡ポリウレタンは著名であり本発明に於い
て好適に使用できるものである。同様に、無機系発泡体
も使用することができる。珪酸カルシウム等の珪酸塩、
炭酸マグネシウム等の炭酸塩等の発泡体が好適に使用で
きる。
【0011】本発明では、発泡体そのものに水系塗料を
塗装しても良いが、発泡体に無機繊維からなる布を被せ
た後、更に水系塗料を塗装してもよい。無機繊維からな
る布を使用すると、得られる装飾用内外装材のひび割れ
を完全に抑えることができるという特徴がある。無機繊
維としては、ガラス繊維、セラミック繊維や炭素繊維が
ある。セラミック繊維としては、アルミナ繊維、シリカ
繊維、ポリチラノカルボシラン繊維、カルボシラン繊維
等がある。中でも、ガラス繊維が入手価格の点、取り扱
い易さの点等から、好適に使用できる。これらの無機繊
維を織ることにより、又は編むことにより無機繊維の布
を得ることができる。
【0012】次に本発明で使用する、水系塗料について
説明する。塗料は一般的に水系、溶剤系及び粉体の形態
で使用される。溶剤系塗料を本発明で使用する場合は、
特に発泡ポリスチレンは塗料の溶剤に溶解し易いため発
泡ポリスチレンの上に溶剤系塗料を塗布すると、発泡ポ
リスチレンの形態が損なわれ建造物の内外装材としては
使用できない。また、粉体の形では使用しにくいので、
本発明に於いては水系塗料を使用する。
【0013】本発明で使用する水系塗料は、水溶性、マ
イクロエマルジョン、ディスパジョン及びエマルジョン
のいずれの形態でも使用することができる。塗料成分の
主たるものは、塗膜形成成分、顔料及び媒体である。媒
体については、上記した通りである。顔料は、該内外装
材の使用場所等に応じ、適宜色素や隠蔽剤を使用する。
基本となるのは、塗膜形成成分である。該成分として
は、各種樹脂を使用することができる。具体的には、フ
ェノール樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリ
ウレタン樹脂、アクリル系樹脂、ビニール樹脂、弗素樹
脂更にはシリコン樹脂等を使用することができる。
【0014】シリコーン樹脂や弗素樹脂は、撥水性や柔
軟性或いは表面摩擦係数が小さい、耐候性がよいという
特徴があり、この様な特徴を必要とするときには好適に
使用できる。弗素系モノマー、珪素系モノマー等を上記
樹脂に共重合させることもできる。塗料の塗膜形成成分
となる樹脂の例を挙げたが、塗膜成分に種々の性能又は
機能を持たせるために、各種官能基を持つモノマーを適
宜これらの樹脂に共重合することができる。また、種類
の異なる塗膜形成成分を混合使用することもできる。
【0015】本発明に於いて、具体的には、「ペチ」の
商品名で販売されているものを好適に使用することがで
きる。「ペチ」は、国内に於いてハウスジャパン株式会
社が販売している塗料商品である。
【0016】この「ペチ」自体又は「ペチ」にセメント
を混合したものを、予め所定の形状に調製した発泡体の
上に塗布し本発明の建造物の装飾用内外装材を得る。セ
メントを混合使用する場合は、「ペチ」に適量のセメン
ト即ち40重量%以下、好ましくは3〜25重量%、最
適には10〜20重量%混合し、必要に応じて水或いは
粘度調節剤を添加する。添加する水或いは粘度調節剤の
量は、セメントを混合した「ペチ」の塗装方法によって
異なる。リシンガンを使用して塗装する場合は、粘度が
低いことが望ましいので、添加する水の量は多くなる。
一方、コテ塗装の場合は、粘度は幾分高くても良いの
で、添加する水の量は少なくてよい。必要に応じて、粘
度を調節するため増粘剤等の粘度調節剤を適宜使用す
る。尚、セメントを混合使用しない場合に於いても、粘
度調節のため適宜水又は粘度調節剤を使用する。
【0017】「ペチ」、セメント及び水或いは粘度調節
剤の混合割合は、上記の塗装方法の他に温度や湿度の影
響も受けるので、外装材の形状、大きさや取り付け場所
等も勘案して、微調整するのがよい。ここで使用するセ
メントの量は、「ペチ」に対して40重量%以下にする
のがよい。これより多い量のセメントを加えると、全体
の系の粘度が高くなり、実際の施行作業ができなくなっ
たり、製品にひび割れが生じたりするからである。最適
の使用量は、系の粘度と目的とする内外装材の形状や大
きさ等を勘案して決定される。
【0018】「ペチ」にセメントを混合したものは、放
置すると次第に硬化してくるので、必要な量を必要なと
きに調製して使い切るのが好ましい。また、発泡ポリス
チレンに対しては、「ペチ」及び「ペチ」とセメントと
の混合物は、なじみが良く、仕上がりの良い内外装材を
容易に得ることができる。発泡ポリスチレンが、基本体
であるので、該内外装材は軽量で取り扱いが容易で施行
も手軽に行うことができる。発泡体に「ペチ」とセメン
トの混合物を塗布した後、必要に応じて、高性能、高機
能性や高意匠型の上塗り塗料、防水剤等で上塗り仕上げ
を行うことにより、一段と高級感のある内外装材に仕上
げることができる。
【0019】発泡体を、「ペチ」等の水系塗料又はセメ
ントを含む水系塗料で塗装処理するとその表面が硬化
し、もろい発泡体を強固なものにする事ができ、実用上
の価値が高まるのである。通常の塗料では、塗膜の厚さ
を大きくすることはできないが、セメントを併用するこ
とにより塗膜の厚さを厚くすることができ、更に実用上
の価値を高めることができる。
【0020】この様にして得た本発明の内外装材は、接
着剤によって容易に建造物に装着することができる。即
ち、該内外装材は発泡体を基本体としているので、容易
に接着剤によって充分な強度を保持して建造物に装着す
ることができる。接着剤は各種の接着剤を使用すること
ができる。具体的な接着剤として、ユリア系樹脂接着
剤、メラミン系樹脂接着剤、フェノール系樹脂接着剤、
エポキシ系樹脂接着剤、アクリル系樹脂接着剤、ポリエ
ステル系樹脂接着剤、酢酸ビニール系樹脂接着剤、シア
ノアクリレート系樹脂接着剤、エラストマー系樹脂接着
剤等がある。これら接着剤に於いて、酸基、グリシジル
基、エポキシ基、イソシアナート基、アミノ基等の反応
性官能基を有するものが好ましい。
【0021】本発明に於いて、商品名「グリップ」なる
接着剤を好適に使用することができる。「グリップ」
は、「ペチ」と同様にハウスジャパン株式会社が販売し
ている接着剤の商品名である。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
建造物の装飾用内外装材及びその施工方法を図面を参照
しつつ説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る建
造物の装飾用外装材に適用した例の斜視図である。図1
に示す例は、建物への入り口などに設けられている。こ
のような造形物の施工に際しては、図2に示すように、
発泡体3を造形物2に対応するような形状に切断調製
し、この発泡体3にガラス繊維からできた布を被せ、更
に水系塗料を施工し、次いで、この外装材6を建造物1
に接着し装着したものである。
【0023】この実施形態を、更に具体的に説明する。
先ず、発泡ポリスチレンを造形物2の構成部品毎に所定
の形状に調製する。発泡ポリスチレンを所定の形状に調
製するには、熱線を使用するのが便利である。熱線は、
ニクロム線などの抵抗の大きい線に通電し、該線部の温
度を高くするものである。発泡ポリスチレンは、この熱
線により簡単に切断調製され、形状を整えることができ
る。形状の仕上げに当たっては、カッターやノミを使用
してもよい。形状が調製できたところで、ガラス繊維で
できた布を被せる。そして、水系塗料を施行する。
【0024】水系塗料は、商品名「ペチ」品番9650
を使用した。「ペチ」9650の75重量部に、セメン
トを15重量部及び水10重量部を加えて良く撹拌混合
した。この際、系の粘度が適当なものになるように水を
少量加えて微調節した。こうして作成した水系塗料をリ
シンガンに投入し、先に形状を整えた発泡ポリスチレン
体にガラス繊維布を被せたものに塗装した。リシンガン
は被塗装体から50〜60cm程度の距離を置いて、ほ
ぼ直角に吹き付けるのがよい。塗装の厚みが1.5〜2
mm程度になるまで、塗装を行う。「ペチ」の垂れがあ
れば、これはテコで取り除く。その後、テコで表面を上
より押し付けるように処理を行う。必要に応じて、上塗
りを行って仕上げ処理をする。上塗り処理は、高性能、
高機能や高意匠型上塗り塗料を使用する。尚、リシンガ
ンで塗装が困難な部分或いは、テコで塗装した方が容易
な場合は、テコを使用して塗装する。この場合は、「ペ
チ」とセメントとの混合物の粘度はやや高めにする。こ
のようにして作成した造形物2の各構成部品を接着剤を
使用して外装材6を組み立て、該外装材6を商品名「グ
リップ」(品番9670)接着剤を使用して、建造物1
に取り付けた。該外装材6を建造物1に装着した後、仕
上げ塗料で塗装し全体を高級感がでるように仕上げを行
った。
【0025】図3は、本発明の他の実施形態を示す図で
ある。この例は、建物の柱に取り付ける内装材8であ
る。図4に示した発泡体4即ち発泡ポリスチレンを造形
物12に対応するような形状に調製したものに、ガラス
繊維からなる布を被せ、更にこの上からハウスジャパン
株式会社の販売する商品名「ペチ」(品番9650)な
る水系塗料を施行した。この際、該水系塗料「ペチ」
(品番9650)75重量部にセメントを15重量部及
び水10重量部を加えて良く撹拌混合し、系の粘度が適
当なものになるように水を少量加えて微調節した。こう
して作成した水系塗料をリシンガンに投入し、先に形状
を整えた発泡ポリスチレン体にガラス繊維布を被せたも
のに塗装した。この上を、仕上げ用の塗料を用いて高級
感がでる様に仕上げた。尚、該内装材は、ハウスジャパ
ン株式会社販売の商品名「グリップ」(品番9670)
を用いて、建造物の柱11に接着せしめた。
【0026】図5は、本発明の実施の形態に係る建築用
装飾内装材を屋内の柱に適用した他の例の斜視図であ
る。例えば、比較的大きなホールのような屋内におい
て、柱21の上部から天井への継ぎ目に造形物22を設
けている。このような造形物22の施工に際しては、図
6で示した発泡体5即ち発泡ポリスチレンを造形物22
に対応するような形状に調製し、この発泡体に、水系塗
料を施工し、次いで、この内装材22を柱21の上部に
接着剤で装着している。更にこの上に、仕上げ用の塗料
を塗装し高級感がでる様に仕上げた。
【0027】また、図7は、本発明の実施の形態に係る
建築用装飾外装材を屋外壁に適用した他の例の斜視図で
ある。建造物1の屋外壁に、半円盤状のような造形物2
4を突出するように設けている。このような造形物24
の施工に際しても、図8に示したように、発泡体7即ち
発泡ポリスチレンを造形物24に対応するような形状に
調製し、この発泡体に、水系塗料を施工し、次いで、こ
の造形物24を建造物1の屋外壁の上部に接着し装着し
ている。そして、この上に仕上げ用の塗料を塗装し高級
感がでる様に仕上げた。
【0028】
【発明の効果】本発明は、発泡体を基本体に使用し、こ
れを所望の形状に調製しこの上に水系塗料又はセメント
を含む水系塗料で塗装して得た建造物の屋内外に取付け
る装飾に適した建造物の装飾用内外装材であり、発泡体
を基本体に使用し、これを所望の形状に調製しこの上に
無機繊維からなる布を被せ更に水系塗料又はセメントを
含む水系塗料で塗装して得た建造物の屋内外に取付ける
装飾に適した建造物の装飾用内外装材である。発泡体を
使用することにより容易に希望の形状に為すことが出来
るため、造形物を自由に表現でき、デザイン自由度を高
くできる。さらに、発泡体で軽いため、取扱も容易であ
り、作業性も良く、施工工期も短くでき、しかも、大工
職の熟練を必要とせず、ひいては、コストの低減を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】装飾用外装材を適用した実施形態の例を示す図
である。
【図2】図1に示す装飾用外装材の斜視図である。
【図3】装飾用内装材を屋内の柱に適用した実施形態の
例を示す図である。
【図4】図3に示す装飾用内装材の斜視図である。
【図5】装飾用内装材を屋内の柱に適用した実施形態の
他の例を示す図である。
【図6】図5に示す装飾用内装材の斜視図である。
【図7】装飾用外装材を屋該壁に適用した実施形態の他
の例を示す図である。
【図8】図7に示す装飾用外装材の斜視図である。
【符号の説明】
1 建造物 2、22、24 造形物 3、4、5、7 発泡体 6 外装材 8 内装材 11 建造物の柱 12 造形物 21 柱

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発泡体を基盤とする建造物の装飾用内外装
    材であって、所定形状に調製した発泡体上に水系塗料又
    はセメントを含む水系塗料を施工してなることを特徴と
    する、発泡体を基盤とする建造物の装飾用内外装材。
  2. 【請求項2】発泡体を基盤とする建造物の装飾用内外装
    材であって、所定形状に調製した発泡体上に無機繊維か
    らなる布を被せ、更に水系塗料又はセメントを含む水系
    塗料を施工してなることを特徴とする、発泡体を基盤と
    する建造物の装飾用内外装材。
  3. 【請求項3】水系塗料が、アクリル樹脂エマルジョン、
    ポリウレタンエマルジョン及びエポキシエマルジョンか
    らなる群から選ばれた少なくとも一種であることを特徴
    とする、請求項1又は請求項2に記載の発泡体を基盤と
    する建造物の装飾用内外装材。
  4. 【請求項4】発泡体が、発泡ポリスチレン又は発泡硬質
    ポリウレタンであることを特徴とする、請求項1又は請
    求項2に記載の発泡体を基盤とする建造物の装飾用内外
    装材。
  5. 【請求項5】水系塗料に含有せしめるセメントの割合が
    40重量%以下であることを特徴とする、請求項1又は
    請求項2に記載の発泡体を基盤とする建造物の装飾用内
    外装材。
  6. 【請求項6】布が、ガラス繊維からなる布であることを
    特徴とする、請求項2記載の発泡体を基盤とする建造物
    の装飾用内外装材。
  7. 【請求項7】請求項1から6の少なくとも一項に記載の
    発泡体を基盤とする建造物の装飾用内外装材を、建造物
    に接着剤で装着する事を特徴とする、建造物の装飾用内
    外装材の施工方法。
  8. 【請求項8】接着剤が、反応性官能基を有するアクリル
    樹脂エマルジョンからなることを特徴とする、請求項7
    記載の建造物の装飾用内外装材の施工方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005019563A1 (ja) * 2003-08-21 2005-03-03 Interdecom, Co., Ltd. 建築用装飾建材
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