JPH10231022A - グリッパ - Google Patents

グリッパ

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JPH10231022A
JPH10231022A JP5229597A JP5229597A JPH10231022A JP H10231022 A JPH10231022 A JP H10231022A JP 5229597 A JP5229597 A JP 5229597A JP 5229597 A JP5229597 A JP 5229597A JP H10231022 A JPH10231022 A JP H10231022A
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elastic rings
gripper
elastic
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groove
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JP5229597A
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Shigeru Yoshida
茂 吉田
Katsuji Tsuruyama
克二 鶴山
Masakane Tsunoda
匡謙 角田
Kazuhiko Araki
一彦 荒木
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Shibuya Corp
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Shibuya Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 一対の開閉可能なクランプレバー11により
容器1を保持するグリッパ7において、少なくとも一方
のクランプレバー11の先端を、外周に溝15を形成し
た円筒形とするとともに、上記溝15内に3本の弾性リ
ング16、17、16を密接して嵌合し、且つ、上記3
本の弾性リング16、17、16のうち真ん中の弾性リ
ング17の外周は、両側の弾性リング16、16の外周
よりも小さくし、3本の弾性リング16、17、16が
略V字状で嵌合され、他方のクランプレバー11先端に
V字状の位置決め部18を形成したグリッパ。 【効果】 市販品の弾性リングをそのまま使用すること
ができるので安価である。アンプルに傷を付け難い。弾
性リングを使用することにより、当接部が劣化しても弾
性リングを回転させて当接部を変更できるので、耐久性
が向上し、また交換も容易である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄機、殺菌装
置、充填装置等に採用される容器の保持を行うための技
術で、例えばアンプル用洗浄機におけるアンプルを保持
するためのグリッパに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術としては、小径のガラス容器
(アンプルやバイアル等)をグリップする場合、容器の
形状に合った保持面で保持するタイプの場合、均等に力
が分散され難く(容器の製造精度の問題等)安定しな
い。これを解決するには、アンプルの保持を安定させる
ためにグリップ力を強くする必要があるが、強すぎると
アンプルが破損する場合があった。そこで、アンプルの
保持面に弾性体を設け、アンプルを確実に保持すると共
に、弾性体の交換を容易にしたグリッパ(実開平6−5
3537号公報参照)が存在している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記で
示された実開平6−53537号公報に示された従来技
術は、装着してある劣化した当接具を先の尖った、例え
ばきりの様なもので刺して抜き去った後、ゴム、合成樹
脂等の弾力性を有する当接具の両端を以て引き伸ばしな
がら、溝へいれる。次に両端を離すと当接具は元の大き
さの直径に戻って溝にはまる。当接具の直径は、溝の直
径よりも少し大きい方がよい。そして、溝の上下からは
み出した当接具を刃物で切るというように、弾性体の着
脱交換が大変であり、しかも保持が不安定であるという
問題があった。
【0004】本発明は、このような事情に鑑み、弾性体
の着脱交換にきりや刃物を用意する必要がないリング状
の弾性体を採用することにより極めて簡単に交換が可能
になり、しかも、保持を安定させるために、クランプレ
バー先端の外周に嵌合した弾性リングのうち、真ん中の
弾性リングの外周は、両側の弾性リングの外周よりも小
さくし、3本の弾性リングが略V字状で嵌合されている
グリッパを提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題の解
決を図ったもので、次のような技術手段を採用した。請
求項1に記載の発明においては、一対の開閉可能なクラ
ンプレバーにより容器を保持するグリッパにおいて、少
なくとも一方のクランプレバーの先端を、外周に溝を形
成した円筒形とするとともに、上記溝内に3本の弾性リ
ングを密接して嵌合し、且つ、上記3本の弾性リングの
うち真ん中の弾性リングの外周は、両側の弾性リングの
外周よりも小さくし、3本の弾性リングが略V字状で嵌
合するという技術手段を採用した。
【0006】請求項2に記載の発明においては、請求項
1記載の発明に加えて他方のクランプレバー先端にV字
状の位置決め部を形成するという技術手段を採用した。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、容器、特に破損し易い
アンプル等の保持を安全確実にしたもので、クランプレ
バーの先端外周に弾性リング、例えばOリングを3本以
上嵌合したグリッパである。
【0008】
【実施例】本発明の具体的な一実施例を添付図面の図1
〜図5に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明のグ
リッパを採用したアンプル洗浄機全体の概略を示す正面
図で、Aはアンプル洗浄機であり、図示しない供給手段
により供給されるアンプル1をスクリュー2により横転
させ、供給スターホイール3を介して洗浄槽19内に一
部が浸漬されている回転ドラム4へ受け渡す。
【0009】供給スターホイール3及び回転ドラム4の
外周には図示していないが、ガイドが配設されており、
アンプル1はポケット3a、4aとガイドに保持されて
搬送される。回転ドラム4に受け渡されたアンプル1
は、ポケット4aとガイドにより保持されて洗浄槽19
内へ搬送され、超音波洗浄される。そして、アンプル1
は洗浄ドラム5の周囲に設けられたグリッパ7に受け渡
され、洗浄ドラム5により搬送されながら洗浄される。
【0010】次に、グリッパ7について図2〜図5に基
づいて詳細に説明する。グリッパ7は、洗浄ドラム5の
回転体13の外周に等間隔で配置されている。回転体1
3には、一対の回転軸14を回転自在に設けてあり、各
々の回転軸14には、回転体13より上方にクランプレ
バー11、ギヤー12が固定され、各ギヤー12が噛み
合うように配設されている。
【0011】一方の回転軸14には、回転体13より下
方にカムフォロア10を備えたレバー9を設けてあり、
スプリング8により常時クランプレバー11が閉じる方
に付勢されており、これによりアンプル1を保持する。
【0012】さらに、洗浄ドラム5には、回転ドラム4
からアンプル1を受け取る位置に固定カム6が設けられ
ており、回転体13の回転と共に移動するグリッパ7の
カムフォロア10が固定カム6に係合するとカムフォロ
ア10が連結しているクランプレバー11を開かせる。
すると、他方のクランプレバー11はギヤー12で噛み
合っているので同じ角度開き、供給されてくるアンプル
1を円滑に受け取ることができる。カムフォロア10が
固定カム6に対して係合が外れると、スプリング8の付
勢力により、クランプレバー11は閉じられ、アンプル
1を保持する。
【0013】次に、グリッパ7のアンプル1を保持する
保持部について説明する。図5から明らかなように、一
方のクランプレバー11の先端を円筒形とし、さらに3
本の溝15a、15b、15cが設けられている。3本
の溝のうち15aと15cは同じ深さで、15bは15
a、15cよりも深い溝が形成されている。この3本の
溝15a、15b、15cには、それぞれ溝の外周に合
った弾性リング(例えば0リング)16、17、16が
嵌合されており、真ん中の弾性リング17の外周は、両
側の弾性リング16よりも小さい寸法となっている。こ
れにより、3本の弾性リング16、17、16で形成さ
れる保持部は、略V字型となり、アンプル1の位置決め
が行い易くなっている。
【0014】他方のクランプレバー11の保持部20
は、アンプル1を傷つけないように合成樹脂製の材料で
できており、さらに位置決め用にV字状の溝18が形成
されている。両クランプレバー11は上記のように構成
されているので、両クランプレバー11によりアンプル
1が保持されると、V字状溝18と3本の弾性リング1
6、17、16により形成される略V字型により正確に
位置決めされる。
【0015】また、弾性リング16、17、16は、ア
ンプル1に対して点で接しているので、長時間の使用で
弾性リング16、17、16の当接部が劣化したとして
も、弾性リング16、17、16を回転させるだけで当
接部を変更することができる。
【0016】次に、図6、図7に基づいてグリッパ7の
アンプル1を保持する保持部の第2実施例について説明
する。図6、図7からも明らかなように、前記第1実施
例と同様に一方のクランプレバー11の先端を円筒形と
し、さらに3本の溝15a、15b、15cが設けられ
ている。3本の溝のうち15a、15cは同じ深さで、
15bは15a、15cよりも深い溝が形成されてい
る。この3本の溝15a、15b、15cには、それぞ
れ溝の外径に合ったもので、太さ(直径)が同一の弾性
リング(例えば0リング)16、16、16が嵌合され
ている。
【0017】これにより、3本の弾性リング16、1
6、16で形成される保持部は、略V字型となり、アン
プル1の位置決めが行い易くなっている。他方のクラン
プレバー11は、前記第1実施例で説明したものと同一
であるので説明は省略する。
【0018】さらに、図8に基づいてグリッパ7のアン
プル1を保持する保持部の第3実施例について説明す
る。図8から明らかなように前記第1実施例とは溝15
の形状が相違するもので、溝15の深さは同一で、両側
の弾性リング16の太さ(直径)は同一で、真ん中の弾
性リング17の太さ(直径)は小さいものとすることに
よって、溝15に嵌合した時に、3本の弾性リング1
6、17、16で形成される保持部は、略V字型とな
り、アンプル1の位置決めが行い易くなっている。この
第3実施例のグリッパにおける他方のクランプレバー1
1は、前記第1実施例で説明したものと同一であるので
説明は省略する。
【0019】以上アンプルによる実施例について説明し
たが、アンプルだけではなく、破損し易い円筒容器、例
えばシリンジ、バイアル等のグリッパとしても転用でき
ることはいうまでもない。
【0020】
【発明の効果】本発明は、以上の構成を採用した結果、
次のような効果を得ることができる。 (1)市販品の弾性リングをそのまま使用することがで
きるので安価である。 (2)アンプルに傷を付け難い。 (3)弾性リングを使用することにより、当接部が劣化
しても弾性リングを回転させて当接部を変更できるの
で、耐久性が向上し、また交換も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の容器の洗浄装置の一実施例を示す概略
正面図である。
【図2】本発明のグリッパを示す一部拡大概略正面図で
ある。
【図3】本発明のグリッパの関連構成を示す要部概略平
面図である。
【図4】同じくグリッパの関連構成を示す要部概略正面
図である。
【図5】同じくグリッパのクランプレバー部に弾性リン
グを取り付けたものを示す拡大要部平面図である。
【図6】第2実施例におけるグリッパのクランプレバー
部の弾性リングを取り付けたものを示す拡大要部平面図
である。
【図7】同じくグリッパのクランプレバー部を示す概略
要部斜視図である。
【図8】第3実施例におけるグリッパのクランプレバー
部の弾性リングを取り付けたものを示す拡大要部平面図
である。
【符号の説明】
1‥‥アンプル 2‥‥スクリュ
ー 3‥‥供給用スターホイール 4‥‥回転ドラ
ム 5‥‥洗浄ドラム 6‥‥固定カム 7‥‥グリッパ 8‥‥スプリン
グ 9‥‥レバー 10‥‥カムフォ
ロア 11‥‥クランプレバー 12‥‥ギヤー 13‥‥回転体 14‥‥回転軸 15‥‥溝 16‥‥弾性リ
ング 17‥‥弾性リング 18‥‥V字状
溝 19‥‥洗浄槽 20‥‥保持部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒木 一彦 石川県金沢市大豆田本町甲58番地 澁谷工 業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の開閉可能なクランプレバーにより
    容器を保持するグリッパにおいて、少なくとも一方のク
    ランプレバーの先端を、外周に溝を形成した円筒形とす
    るとともに、上記溝内に3本の弾性リングを密接して嵌
    合し、且つ、上記3本の弾性リングのうち真ん中の弾性
    リングの外周は、両側の弾性リングの外周よりも小さく
    し、3本の弾性リングが略V字状で嵌合されていること
    を特徴とするグリッパ。
  2. 【請求項2】 他方のクランプレバー先端にV字状の位
    置決め部を形成したことを特徴とする請求項1記載のグ
    リッパ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103910192A (zh) * 2014-03-20 2014-07-09 奇瑞汽车股份有限公司 C型吊具的定位装置
JP2015125017A (ja) * 2013-12-25 2015-07-06 株式会社 日立産業制御ソリューションズ 検査装置

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JP2015125017A (ja) * 2013-12-25 2015-07-06 株式会社 日立産業制御ソリューションズ 検査装置
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