JPH10230996A - 強化プラスチック製二重殻タンク - Google Patents

強化プラスチック製二重殻タンク

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JPH10230996A
JPH10230996A JP9030548A JP3054897A JPH10230996A JP H10230996 A JPH10230996 A JP H10230996A JP 9030548 A JP9030548 A JP 9030548A JP 3054897 A JP3054897 A JP 3054897A JP H10230996 A JPH10230996 A JP H10230996A
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JP
Japan
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resin concrete
concrete layer
shell
outer shell
inner shell
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Pending
Application number
JP9030548A
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English (en)
Inventor
Kazuo Suzuki
一男 鈴木
Kazuyuki Tsujino
一行 辻野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Denko Materials Co Ltd
Showa Denko Materials Techno Service Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
Hitachi Kasei Kozai Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10230996A publication Critical patent/JPH10230996A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造上の作業効率がよく、堅固で、信頼性が
あるFRP製二重殻タンクを提供する。 【解決手段】 内殻、外殻共に強化プラスチック材料に
よって構成される強化プラスチック製二重殻タンクにお
いて、内殻と外殻との間に連続孔を有する透水性レジン
コンクリート層を含むレジンコンクリート層を設け、漏
洩を検知する構造としたことを特徴とする強化プラスチ
ック製二重殻タンク。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、強化プラスチック
製二重殻タンクに関する。
【0002】
【従来の技術】危険物の規制に関する政令の一部を改正
する政令(平成7年政令第15号)及び危険物の規制に
関する規則の一部を改正する省令(平成7年自治省令第
2号)が公布され、平成7年4月1日から施行されるこ
ととなった。この改正により、地下貯蔵タンクの貯蔵方
法として、強化プラスチック製の地下貯蔵タンクを強化
プラスチックの外殻を間隙をもって覆ってなり、しか
も、その間隙を利用して危険物の漏洩を検知する装置を
設置した強化プラスチック製二重殻タンクの使用が認め
られるようになった。
【0003】強化プラスチック製二重殻タンクに係る規
定の運用基準は消防危第28号に定められている。強化
プラスチック製二重殻タンクの構造等は、次のとおりで
ある。すなわち、強化プラスチック製二重殻タンクは、
地下貯蔵タンク(以下「内殻」という。)及び当該地下
貯蔵タンクを覆う強化プラスチック(以下「外殻」とい
う。)が一体となったものであり、この構造は、当該強
化プラスチック製二重殻タンクに作用する荷重に対して
十分な強度を有し、従って安全な構造となっており、内
殻もまた強化プラスチック(以下FRPと略す)材料に
よって造られるタンクである。
【0004】タンクの形状は、円筒の直胴部の両端に鏡
板を接合した横置き型が基本である。FRPは土圧その
他の外圧に耐えるため、躯体に強め輪を設ける構造が用
いられることが多い。二重殻の構造は、一般的に円筒の
内殻直胴部がハット型の強め輪を介して外郭に接合され
る形式を取る。このようなタンクの内外殻は強め輪以外
ではほとんどの部分で接触しておらず、内殻と外殻の間
に大きな空間を設けた構造となっており、FRP材料は
弾性率が小さい。その結果、タンクはたわみやすい構造
になることが避けられず、小砂利、粉砕した岩石あるい
は押し固められた土に均一に包まれるように注意深く設
置しなければ、断面が楕円形化したり、変形したり、破
壊する可能性がある。又、内殻、外殻の間に連続した空
間を設け漏洩を検知する構造が一例として提案されてい
る。このようなFRP製二重殻タンクの構造及び製造法
に関しては、例えば特表平2−502992号公報や特
表昭62−503024公報にその技術が開示されてい
る。しかしながら、このような公知技術ではハット型の
強め輪を介して内殻と外殻を接合しているため、作業が
複雑で面倒であり、接合の信頼性等に問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記の従来
技術の問題点を解決し、製造上の作業効率がよく、堅固
で、信頼性があるFRP製二重殻タンクを提供するもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、内殻、外殻共
に強化プラスチック材料によって構成されるFRP製二
重殻タンクにおいて、内殻と外殻の層間に連続孔を有す
る透水性レジンコンクリート層を含むレジンコンクリー
ト層を設け、漏洩を検知する構造としたFRP製二重殻
タンクに関する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明を図面を用いて説明する。
図1は本発明のFRP製二重殻タンクの一例を示す一部
断面正面図であり、図2は図1のA−A断面図であり、
図3は図2のB部拡大図である。図1、図2及び図3に
より示されるFRP製二重殻タンクはFRP製の内殻
1、外殻2の層間にレジンコンクリート層3が設けられ
ている。レジンコンクリート層3はレジンコンクリート
層3a及び連続孔を有する透水性レジンコンクリート層
3bを含み、この透水性レジンコンクリート層3bに液
体の漏洩を検知する検知装置4を連通させることによ
り、タンク内の液体の漏洩を検知することができる。こ
れにより、簡単な構成で内殻1あるいは外殻2の破損や
損傷を検知することができる。FRP製二重殻タンクに
は、目的に応じて適当に、配管5、マンホール6又はこ
れらの両方が付帯される。配管5、マンホール6は金属
製、プラスチック製、FRP製のものが使用できる。配
管5、マンホール6は、FRP製の内殻1、外殻2の層
間にポーラスレジンコンクリート層3の該当する箇所に
形成された穴にはめられ、外部周囲にFRPをハンドレ
イアップすることにより固定される。
【0008】前記FRP製二重殻タンクは、表面材であ
る内殻l及び外殻2がFRPにより形成され、連続孔を
有する透水性レジンコンクリート層3bを含むレジンコ
ンクリート層3が芯材として内殻lと外殻2に挟まれサ
ンドイッチ構造を形成している。この構造において、F
RPからなる内殻1及び外殻2は、タンクに生ずる曲げ
応力を負担し、中間部のレジンコンクリート層3は、内
殻1及び外殻2を一定の間隔に保ち、せん断力を伝達す
るもので、力学的にみて優れた構成であり、内外圧に対
し、強度的にすぐれている。この構造は管内面と外面を
FRP製材料、芯材をレジンコンクリート材で構成した
強化プラスチック複合管(以下、FRPM管と略す)と
類似の構造である。
【0009】芯材となるレジンコンクリート層3は、例
えば、図2及び図3に示すように構成される。すなわ
ち、レジンコンクリート層3を2層の油密性レジンコン
クリート層3aとこれらに挟まれており連続孔を有する
透水性レジンコンクリート層3bで構成される。油密性
レジンコンクリート層3aは、内殻1側又は外殻2側の
一方にのみ形成してもよい。レジンコンクリート層3を
透水性レジンコンクリート層3bで全て構成することも
可能であるが、この場合、透水性レジンコンクリート層
3bは油密性レジンコンクリート層3aに比べて強度特
性が低下するため、二重殻タンクにかかる外力に耐える
ためには、内殻1及び外殻2のより高価なFRP層を厚
くする必要があり、不経済的になる。
【0010】本発明のFRP製二重殻タンクの製造法
は、公知の成形法で成形できる。例えばタンクの直胴
部、すなわち、図1における長さL1の部分の製造法と
しては、FRPM管の製造法と同じ方法が利用できる。
すなわち、FRPM管の公知の代表的成形法はフィラメ
ントワインディング成形法(以下FW法と略す)と遠心
力成形法(以下CW法と約す)を利用することができ
る。
【0011】FW法では、まず、回転する円筒型の外面
に樹脂を含浸させたガラス繊維を長繊維のまま巻き付け
てFRP製の内殻直胴部1aを形成する。次に、その上
にレジンコンクリート層3を巻き付け、更に、内殻直胴
部1aと同様の方法により外殻直胴部2aを積層する。
【0012】CW法では、回転する円筒型の内面にガラ
ス繊維、樹脂及び必要に応じて骨材を投入し、遠心力を
利用して、まず、FRP製の外殻直胴部2aを形成し、
次いで、レジンコンクリート層3を形成し、さらに、外
殻直胴部2aと同様の方法で内殻直胴部1を積層して形
成する。レジンコンクリート層3は油密性レジンコンク
リート層3aと連続孔を有する透水性レジンコンクリー
ト層3bが必要数だけ積層される。レジンコンクリート
層3としては、例えば、その構成材料を混合したものを
FRP製の外殻直胴部2aの内面に投入し、遠心力を利
用して形状を整えつつ硬化させて油密性レジンコンクリ
ート層3aが形成され、同様にして順次、透水性レジン
コンクリート層3b及びもう一つの油密性レジンコンク
リート層3aが形成される。
【0013】タンクの鏡部は、外殻鏡部2b成形用の雌
型を準備し、この上にガラス繊維と樹脂をハンドレイア
ップ法で成形し、ついで、形成された外殻鏡部2bの上
に、レジンコンクリート層の材料を所定の厚さになるよ
うにコテ等を使用して積層し、更に、形成されたレジン
コンクリート層3の上にガラス繊維と樹脂をハンドレイ
アップ法で成形して内殻鏡部2aを形成して作製するこ
とができる。レジンコンクリート層3は油密性レジンコ
ンクリート層3aと連続孔を有する透水性レジンコンク
リート層3bが必要数だけ積層される。レジンコンクリ
ート層3としては、例えば、油密性レジンコンクリート
層3a、透水性レジンコンクリート層3b及びもう一つ
の油密性レジンコンクリート層3aが順次形成される。
このようにして出来上がったタンク直胴部と鏡部とを突
き合わせ、つなぎ目をガラス繊維と樹脂を用いてハンド
レイアップ法によりオーバーレイアップして成形し、樹
脂を硬化させることにより接合すれば、FRP製二重殻
タンクができあがる。
【0014】本発明の実施に際して、内殻及び外殻を構
成するFRPの材料は、樹脂としては不飽和ポリエステ
ル樹脂組成物、ビニルエステル樹脂組成物、エポキシ樹
脂組成物等が用いられ、ガラス繊維としては、ガラスチ
ョップドストランドマット、ガラスロービング、ガラス
クロス、ガラスロービングクロス等が利用できる。上記
不飽和ポリエステル樹脂組成物は、無水マレイン酸、マ
レイン酸等の不飽和二塩基酸を必須成分とする二塩基酸
とグリコール成分とを反応させて得られる不飽和ポリエ
ステルをスチレン等のモノマーに溶解したものであり、
適宜、メチルエチルケトンパーオキサイド等の硬化触
媒、ナフテン酸オバルト等の硬化促進剤が添加されてい
る。上記ビニルエステル樹脂組成物は、ビスフェノール
型エポキシ樹脂等のエポキシ樹脂とメタクリル酸、アク
リル酸等の不飽和一塩基酸の反応によって得られる不飽
和エポキシエステルをスチレン等のモノマーに溶解した
ものであり、適宜、メチルエチルケトンパーオキサイド
等の硬化触媒、ナフテン酸オバルト等の硬化促進剤が添
加されている。使用される樹脂は、タンク内に収容され
る物質(例えば、ガソリン)及びそのグレードに従っ
て、適宜最適なものが選択される。
【0015】レジンコンクリートは、一般のレジンコン
クリートと同様、骨材を合成樹脂によって結合させて得
られる。結合材として用いる合成樹脂は、不飽和ポリエ
ステル樹脂組成物、ビニルエステル樹脂組成物、エポキ
シ樹脂組成物等が用いられる。これらの樹脂は前記と同
様のものが使用できる。骨材としては砂、砂利、砕石、
軽石等の天然骨材、その他これらに類似の人工骨材が用
いられる。さらに、炭酸カルシウム、シラスバルーン等
の粉体骨材、補強材等も適宜利用される。骨材の粒径は
レジンコンクリート層の厚さの1/2以下とされること
が好ましい。
【0016】連続孔を有する透水性レジンコンクリート
層の材料は、一般のレジンコンクリートと同様、骨材を
合成樹脂によって結合させて得られるが、一般的なレジ
ンコンクリートとは異なり、樹脂及ぴ粉体骨材の配合割
合を少なく、逆に骨材の配合割合を多くする。これによ
り充填された骨材間に間隙を残して連続孔を形成するよ
うに成形することができる。骨材としては、特に、比較
的大粒径の骨材の配合割合を多くすることが好ましい。
結合材として用いる合成樹脂は、不飽和ポリエステル樹
脂組成物、ビニルエステル樹脂組成物、エポキシ樹脂組
成物等が用いられる。これらの樹脂は前記と同様のもの
が使用できる。骨材としては砂、砂利、砕石、軽石等の
天然骨材、その他これらにに類似の人工骨材が用いられ
る。さらに、粉体骨材、補強材等も適宜利用される。
【0017】本発明の連続孔を有するポーラスレジンコ
ンクリートを製造するには、一般的なレジンコンクリー
トとは異なり、樹脂及び骨材の配合割合を少なく、逆に
骨材の配合割合を多くして、充填された骨材間に間隙を
残して連続孔を形成するようにして成形する。好ましい
配合例は、粒径が5.0〜2.5mmの砂等の骨材50〜
70重量部、粒径が主に2.5〜0.5mmの範囲に分布
する小粒径の砂等の骨材15〜35重量部、100μm
程度の炭酸カルシウム等の粉体骨材5.0〜10重量
部、不飽和ポリエステル樹脂組成物等の合成樹脂3.0
〜10重量部である。これらは、全体で100重量部に
なるように使用される。
【0018】次に、本発明におけるFRP製二重殻タン
クの内殻1、外殻2及ぴレジンコンクリート層3の厚さ
について説明する。タンクの大きさ、タンクにかかる外
力によってこれらの厚さが決定される。価格的に高価な
FRP表面材をできるだけ薄くすることが経済的である
が、タンクにかかる荷重、耐食性、成形上の制約等から
内殻1及び外殻2の厚さは3mm以上とされることが好ま
しい。価格的に安価なレジンコンクリート層の厚さを厚
くすることが最も経済的である。透水性レジンコンクリ
ート層3bの厚さは、連続孔を有するレジンコンクリー
トの連続した空間を形成できる厚さが必要であり、2〜
6mm以上とされることが好ましい。
【0019】漏洩検知装置4のうち検知管4aが、内殻
1、外殻2の間に設けたレジンコンクリート層3内の透
水性レジンコンクリート層3b内に嵌入されており、こ
の検知管4aの先端又は透水性レジンコンクリート層3
内に設けられた漏洩検知センサー(図示せず)により検
知警報を発する装置である。漏洩検知装置4の上部は、
この警報を発するのに必要な機器が収容されており、検
知管4a内には、この機器と漏洩検知センサーを接続す
る配線等が収容されている。漏洩検知センサーは、種々
の検知方式のものが開発されているが本発明において利
用する漏洩検知装置はとくに限定されるものではない。
【0020】
【実施例】以下、発明を実施例により詳しく説明する。
図1、図2及び図3により示されるFRP製二重殻タン
クを製造した。
【0021】具体的には、呼称容量30KLとし、その
製造仕様は次のとおりである。 1.寸法 (1)内殻1 FRP製 直胴部直径(内径DI) 2,100mm 全長(L2) 10,000mm 直胴部長さ(L1) 9,184mm 鏡部内径(r) 2,100mm 板厚 4mm (2)外殻2 FRP製 直胴部直径(外径DO) 2,166mm 全長(L2) 10,066mm 直胴部長さ(Ll) 9,184mm 板厚 4mm (3)レジンコンクリート層 全体の厚さ 25mm 油密性レジンコンクリート層の厚さ 10mm(一層分) 透水性レジンコンクリート層の厚さ 5mm
【0022】2.内殻1及び外殻2の直胴部の成形材料 イソフタル酸系不飽和ポリエステル樹脂 ポリセット6
68PT(日立化成工業株式会社商品名) 100重量
部 メチルエチルケトンパオキサイド パーメックN(日本
油脂株式会社商品名)1重量部 ガラスロービングP2310−06−54(日東紡績株
式会社商品名) 50重量部
【0023】3.内殻1及び外殻2の鏡部の成形材料 ポリセット668PT 100重量部 パーメックN 1重量部 チョップドストランドマットFEM−450(日東紡績
株式会社商品名) 50重量部
【0024】4.油密性レジンコンクリート層の材料 粒径5〜2.5mmの砂 49重量部 粒径が主に2.5〜0.5mmの範囲に分布する砂 20
重量部 炭酸カルシウムNS100(日東粉化株式会社商品名)
18重量部 ポリセット668PT 13重量部 パーメックN 0.03重量部
【0025】5.透水性レジンコンクリート層の材料 粒径5〜2.5mmの砂 62重量部 粒径が主に2.5〜0.5mmの範囲に分布する砂 25
重量部 炭酸カルシウムNS100 8重量部 ポリセット668PT 5重量部 パーメックN 0.05重量部
【0026】6.成形法 (1)直胴部 FW法により、内殻直胴部1a、油密性レジンコンクリ
ート層3a、透水性レジンコンクリート3b、油密性レ
ジンコンクリート層3a及び外殻直胴部2aを順次、マ
ンドレルに形成して積層した。 (2)鏡部 外殻鏡部2b成形用の雌型を準備し、FRP層を4mmの
厚さにハンドレイアップ法で成形した。ついで、形成さ
れた外殻鏡部2bの上に、油密性レジンコンクリート層
3aを厚さ10mmになるようにコテを使用して積層し
た。次いで、透水性レジンコンクリート3bを厚さ5mm
になるように、さらに、油密性レジンコンクリート層3
aを厚さ10mmになるように同様にして順次積層した。
最後に、形成されたレジンコンクリート層3の上にFR
P層を4mmの厚さにハンドレイアップ法で成形して内殻
鏡部2aを形成した。 (3)接合 直胴部と鏡部との接合、配管、マンホール、検知装置の
検知管等のつなぎ目は鏡部の成形材料と同じ配合の材料
を用いてハンドレイアップ法により積層することによ
り、二次接合した。
【0027】7.漏洩検知装置 トキコ油器株式会社製を使用した。 構成機器仕様 制御盤 FFL−103 液面レベルスイッチ LS−21 漏洩検知センサー 液体フロートセンサー
【0028】
【発明の効果】本発明のFRP製二重殻タンクは、内殻
と外殻の層間に連続孔を有するポーラスレジンコンクリ
ート層からなる漏洩検知用の空間を設ける構造としたた
め、ハット型の強め輪を介して内殻と外殻を接合して内
殻と外殻との間に漏洩検知用の空間を設ける公知の構造
に較べ、内殻と外殻との接合作業が簡単に作業効率よく
でき、また、全体が強固で信頼性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のFRP製二重殻タンクの一例を示す一
部断面正面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図2のB部拡大図である。
【符号の説明】
1 …内殻 1a…内殻直胴部 1b…内殻鏡部 2 …外殻 2a…外殻直胴部 2b…外殻鏡部 3 …レジンコンクリート層 3a…油密製レジンコンクリート層 3b…透水性レジンコンクリート層 4 …漏洩検知装置 4a…検知管 5 …配管 6 …マンホール Ll…直動部長さ L2…タンク全長 r …鏡部半径

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内殻、外殻共に強化プラスチック材料に
    よって構成される強化プラスチック製二重殻タンクにお
    いて、内殻と外殻との間に連続孔を有する透水性レジン
    コンクリート層を含むレジンコンクリート層を設け、漏
    洩を検知する構造としたことを特徴とする強化プラスチ
    ック製二重殻タンク。
JP9030548A 1997-02-14 1997-02-14 強化プラスチック製二重殻タンク Pending JPH10230996A (ja)

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JP9030548A JPH10230996A (ja) 1997-02-14 1997-02-14 強化プラスチック製二重殻タンク

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JP9030548A JPH10230996A (ja) 1997-02-14 1997-02-14 強化プラスチック製二重殻タンク

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102190138A (zh) * 2011-06-09 2011-09-21 李彩琴 一种埋地式双层储罐

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102190138A (zh) * 2011-06-09 2011-09-21 李彩琴 一种埋地式双层储罐

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