JPH10230995A - 強化プラスチック製二重殻タンク - Google Patents
強化プラスチック製二重殻タンクInfo
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- JPH10230995A JPH10230995A JP9030547A JP3054797A JPH10230995A JP H10230995 A JPH10230995 A JP H10230995A JP 9030547 A JP9030547 A JP 9030547A JP 3054797 A JP3054797 A JP 3054797A JP H10230995 A JPH10230995 A JP H10230995A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 製造上の作業効率がよく、堅固で、信頼性が
あるFRP製二重殻タンクを提供する。 【解決手段】 内殻、外殻共に強化プラスチック材料に
よって構成される強化プラスチック製二重殻タンクにお
いて、内殻と外殻との間に連続孔を有するポーラスレジ
ンコンクリート層からなる連続した空間を設け、漏洩を
検知する構造としたことを特徴とする強化プラスチック
製二重殻タンク。
あるFRP製二重殻タンクを提供する。 【解決手段】 内殻、外殻共に強化プラスチック材料に
よって構成される強化プラスチック製二重殻タンクにお
いて、内殻と外殻との間に連続孔を有するポーラスレジ
ンコンクリート層からなる連続した空間を設け、漏洩を
検知する構造としたことを特徴とする強化プラスチック
製二重殻タンク。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、強化プラスチック
製二重殻タンクに関する。
製二重殻タンクに関する。
【0002】
【従来の技術】危険物の規制に関する政令の一部を改正
する政令(平成7年政令第15号)及び危険物の規制に
関する規則の一部を改正する省令(平成7年自治省令第
2号)が公布され、平成7年4月1日から施行されるこ
ととなった。この改正により、地下貯蔵タンクの貯蔵方
法として、強化プラスチック製の地下貯蔵タンクを強化
プラスチックの外殻を間隙をもって覆ってなり、しか
も、その間隙を利用して危険物の漏洩を検知する装置を
設置した強化プラスチック製二重殻タンクの使用が認め
られるようになった。
する政令(平成7年政令第15号)及び危険物の規制に
関する規則の一部を改正する省令(平成7年自治省令第
2号)が公布され、平成7年4月1日から施行されるこ
ととなった。この改正により、地下貯蔵タンクの貯蔵方
法として、強化プラスチック製の地下貯蔵タンクを強化
プラスチックの外殻を間隙をもって覆ってなり、しか
も、その間隙を利用して危険物の漏洩を検知する装置を
設置した強化プラスチック製二重殻タンクの使用が認め
られるようになった。
【0003】強化プラスチック製二重殻タンクに係る規
定の運用基準は消防危第28号に定められている。強化
プラスチック製二重殻タンクの構造等は、次のとおりで
ある。すなわち、強化プラスチック製二重殻タンクは、
地下貯蔵タンク(以下「内殻」という。)及び当該地下
貯蔵タンクを覆う強化プラスチック(以下「外殻」とい
う。)が一体となったものであり、この構造は、当該強
化プラスチック製二重殻タンクに作用する荷重に対して
十分な強度を有し、従って安全な構造となっており、内
殻もまた強化プラスチック(以下FRPと略す)材料に
よって造られるタンクである。
定の運用基準は消防危第28号に定められている。強化
プラスチック製二重殻タンクの構造等は、次のとおりで
ある。すなわち、強化プラスチック製二重殻タンクは、
地下貯蔵タンク(以下「内殻」という。)及び当該地下
貯蔵タンクを覆う強化プラスチック(以下「外殻」とい
う。)が一体となったものであり、この構造は、当該強
化プラスチック製二重殻タンクに作用する荷重に対して
十分な強度を有し、従って安全な構造となっており、内
殻もまた強化プラスチック(以下FRPと略す)材料に
よって造られるタンクである。
【0004】タンクの形状は、円筒の直胴部の両端に鏡
板を接合した横置き型が基本である。FRPは土圧その
他の外圧に耐えるため、躯体に強め輪を設ける構造が用
いられることが多い。二重殻の構造は、一般的に円筒の
内殻直胴部がハット型の強め輪を介して外郭に接合され
る形式を取る。このようなタンクの内外殻は強め輪以外
ではほとんどの部分で接触しておらず、内殻と外殻の間
に大きな空間を設けた構造となっており、FRP材料は
弾性率が小さい。その結果、タンクはたわみやすい構造
になることが避けられず、小砂利、粉砕した岩石あるい
は押し固められた土に均一に包まれるように注意深く設
置しなければ、断面が楕円形化したり、変形したり、破
壊する可能性がある。又、内殻、外殻の間に連続した空
間を設け漏洩を検知する構造が一例として提案されてい
る。このようなFRP製二重殻タンクの構造及び製造法
に関しては、例えば特表平2−502992号公報や特
表昭62−503024公報にその技術が開示されてい
る。しかしながら、このような公知技術ではハット型の
強め輪を介して内殻と外殻を接合しているため、作業が
複雑で面倒であり、接合の信頼性等に問題がある。
板を接合した横置き型が基本である。FRPは土圧その
他の外圧に耐えるため、躯体に強め輪を設ける構造が用
いられることが多い。二重殻の構造は、一般的に円筒の
内殻直胴部がハット型の強め輪を介して外郭に接合され
る形式を取る。このようなタンクの内外殻は強め輪以外
ではほとんどの部分で接触しておらず、内殻と外殻の間
に大きな空間を設けた構造となっており、FRP材料は
弾性率が小さい。その結果、タンクはたわみやすい構造
になることが避けられず、小砂利、粉砕した岩石あるい
は押し固められた土に均一に包まれるように注意深く設
置しなければ、断面が楕円形化したり、変形したり、破
壊する可能性がある。又、内殻、外殻の間に連続した空
間を設け漏洩を検知する構造が一例として提案されてい
る。このようなFRP製二重殻タンクの構造及び製造法
に関しては、例えば特表平2−502992号公報や特
表昭62−503024公報にその技術が開示されてい
る。しかしながら、このような公知技術ではハット型の
強め輪を介して内殻と外殻を接合しているため、作業が
複雑で面倒であり、接合の信頼性等に問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記の従来
技術の問題点を解決し、製造上の作業効率がよく、堅固
で、信頼性があるFRP製二重殻タンクを提供するもの
である。
技術の問題点を解決し、製造上の作業効率がよく、堅固
で、信頼性があるFRP製二重殻タンクを提供するもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、内殻、外殻共
に強化プラスチック材料によって構成されるFRP製二
重殻タンクにおいて、内殻と外殻の層間に連続孔を有す
るポーラスレジンコンクリート層からなる空間を設け、
漏洩を検知する構造としたFRP製二重殻タンクに関す
る。
に強化プラスチック材料によって構成されるFRP製二
重殻タンクにおいて、内殻と外殻の層間に連続孔を有す
るポーラスレジンコンクリート層からなる空間を設け、
漏洩を検知する構造としたFRP製二重殻タンクに関す
る。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明を図面を用いて説明する。
図1は本発明のFRP製二重殻タンクの一例を示す一部
断面正面図であり、図2は図1のA−A断面図である。
図1及び図2により示されるFRP製二重殻タンクはF
RP製の内殻1、外殻2の層間にポーラスレジンコンク
リート層3が設けられている。ポーラスレジンコンクリ
ート層3は連続孔を有する空間であり、液体の漏洩を検
知する検知装置4は、そのうちの検知管4aが内部を貫
通して底面部のポーラスレジンコンクリート層3に嵌入
・連通させられており、タンク内の液体の漏洩を検知す
ることができる。これにより、簡単な構成で内殻あるい
は外殻の破損や損傷を検知することができる。FRP製
二重殻タンクには、目的に応じて適当に、配管5、マン
ホール6又はこれらの両方が付帯される。配管5、マン
ホール6は金属製、プラスチック製、FRP製のものが
使用できる。配管5、マンホール6は、FRP製の内殻
1、外殻2の層間にポーラスレジンコンクリート層3の
該当する箇所に形成された穴にはめられ、外部周囲にF
RPをハンドレイアップすることにより固定される。
図1は本発明のFRP製二重殻タンクの一例を示す一部
断面正面図であり、図2は図1のA−A断面図である。
図1及び図2により示されるFRP製二重殻タンクはF
RP製の内殻1、外殻2の層間にポーラスレジンコンク
リート層3が設けられている。ポーラスレジンコンクリ
ート層3は連続孔を有する空間であり、液体の漏洩を検
知する検知装置4は、そのうちの検知管4aが内部を貫
通して底面部のポーラスレジンコンクリート層3に嵌入
・連通させられており、タンク内の液体の漏洩を検知す
ることができる。これにより、簡単な構成で内殻あるい
は外殻の破損や損傷を検知することができる。FRP製
二重殻タンクには、目的に応じて適当に、配管5、マン
ホール6又はこれらの両方が付帯される。配管5、マン
ホール6は金属製、プラスチック製、FRP製のものが
使用できる。配管5、マンホール6は、FRP製の内殻
1、外殻2の層間にポーラスレジンコンクリート層3の
該当する箇所に形成された穴にはめられ、外部周囲にF
RPをハンドレイアップすることにより固定される。
【0008】前記FRP製二重殻タンクは、表面材であ
る内殻l及び外殻2がFRPにより形成され、芯材であ
るポーラスレジンコンクリート層3が連続孔を有するポ
ーラスレジンコンクリート材で形成されているサンドイ
ッチ構造となっている。この構造において、FRPから
なる内殻1及び外殻2は、タンクに生ずる曲げ応力を負
担し、中間部のポーラスレジンコンクリート層3は、内
殻1及び外殻2を一定の間隔に保ち、せん断力を伝達す
るもので、力学的にみて優れた構成であり、内外圧に対
し強度的にすぐれている。この構造は管内面と外面をF
RP製材料、芯材をレジンコンクリート材で構成した強
化プラスチック複合管(以下、FRPM管と略す)と類
似の構造である。
る内殻l及び外殻2がFRPにより形成され、芯材であ
るポーラスレジンコンクリート層3が連続孔を有するポ
ーラスレジンコンクリート材で形成されているサンドイ
ッチ構造となっている。この構造において、FRPから
なる内殻1及び外殻2は、タンクに生ずる曲げ応力を負
担し、中間部のポーラスレジンコンクリート層3は、内
殻1及び外殻2を一定の間隔に保ち、せん断力を伝達す
るもので、力学的にみて優れた構成であり、内外圧に対
し強度的にすぐれている。この構造は管内面と外面をF
RP製材料、芯材をレジンコンクリート材で構成した強
化プラスチック複合管(以下、FRPM管と略す)と類
似の構造である。
【0009】本発明のFRP製二重殻タンクの製造法
は、公知の成形法で成形できる。例えばタンクの直胴
部、すなわち、図1における長さL1の部分の製造法と
しては、FRPM管の製造法と同じ方法が利用できる。
すなわち、FRPM管の公知の代表的成形法はフィラメ
ントワインディング成形法(以下FW法と略す)と遠心
力成形法(以下CW法と約す)を利用することができ
る。
は、公知の成形法で成形できる。例えばタンクの直胴
部、すなわち、図1における長さL1の部分の製造法と
しては、FRPM管の製造法と同じ方法が利用できる。
すなわち、FRPM管の公知の代表的成形法はフィラメ
ントワインディング成形法(以下FW法と略す)と遠心
力成形法(以下CW法と約す)を利用することができ
る。
【0010】FW法では、まず、回転する円筒型の外面
に樹脂を含浸させたガラス繊維を長繊維のまま巻き付け
てFRP製の内殻直胴部1aを形成する。次に、その上
にポーラスレジンコンクリート材を巻き付けポーラスレ
ジンコンクリート層3を形成する。更に、内殻直胴部1
aと同様の方法により外殻直胴部2aを形成する。
に樹脂を含浸させたガラス繊維を長繊維のまま巻き付け
てFRP製の内殻直胴部1aを形成する。次に、その上
にポーラスレジンコンクリート材を巻き付けポーラスレ
ジンコンクリート層3を形成する。更に、内殻直胴部1
aと同様の方法により外殻直胴部2aを形成する。
【0011】CW法では、回転する円筒型の内面にガラ
ス繊維、樹脂及び必要に応じて骨材を投入し、遠心力を
利用して、形状を整えつつ硬化させて、まず、FRP製
の外殻直胴部2aを形成し、次いで、ポーラスレジンコ
ンクリート層3の構成材料を混合したものをFRP製の
外殻直胴部2aの内面に投入し、遠心力を利用して形状
を整えつつ硬化させてポーラスレジンコンクリート層3
を形成し、さらに、外殻直胴部2aと同様の方法で内殻
直胴部1を積層して形成する。
ス繊維、樹脂及び必要に応じて骨材を投入し、遠心力を
利用して、形状を整えつつ硬化させて、まず、FRP製
の外殻直胴部2aを形成し、次いで、ポーラスレジンコ
ンクリート層3の構成材料を混合したものをFRP製の
外殻直胴部2aの内面に投入し、遠心力を利用して形状
を整えつつ硬化させてポーラスレジンコンクリート層3
を形成し、さらに、外殻直胴部2aと同様の方法で内殻
直胴部1を積層して形成する。
【0012】タンクの鏡部は、まず、内殻鏡部1bと外
殻鏡部2bをそれぞれの鏡形状をした型の表面にガラス
繊維と樹脂をハンドレイアップ成型法、スプレイアップ
成型法等により積層して、成形し、次いで、内殻鏡部1
bと外殻鏡部2bとをレジンコンクリート層3の厚さ分
だけ隙間をあけて設置し、その隙間にレジンコンクリー
ト層3の構成材料を注入して硬化させることにより簡単
に成形できる。また、タンクの鏡部は、外殻鏡部2b成
形用の雌型を準備し、この上にガラス繊維と樹脂をハン
ドレイアップ法で成形し、ついで、形成された外殻鏡部
2bの上に、ポーラスレジンコンクリート成形材料を所
定の厚さになるようにコテ等を使用して積層し、更に、
形成されたポーラスレジンコンクリート層3の上にガラ
ス繊維と樹脂をハンドレイアップ法で成形して内殻鏡部
2aを形成して作製することができる。このようにして
出来上がったタンク直胴部と鏡部とを突き合わせ、つな
ぎ目をガラス繊維と樹脂を用いてハンドレイアップ法に
よりオーバーレイアップして成形し、樹脂を硬化させる
ことにより接合すれば、FRP製二重殻タンクができあ
がる。
殻鏡部2bをそれぞれの鏡形状をした型の表面にガラス
繊維と樹脂をハンドレイアップ成型法、スプレイアップ
成型法等により積層して、成形し、次いで、内殻鏡部1
bと外殻鏡部2bとをレジンコンクリート層3の厚さ分
だけ隙間をあけて設置し、その隙間にレジンコンクリー
ト層3の構成材料を注入して硬化させることにより簡単
に成形できる。また、タンクの鏡部は、外殻鏡部2b成
形用の雌型を準備し、この上にガラス繊維と樹脂をハン
ドレイアップ法で成形し、ついで、形成された外殻鏡部
2bの上に、ポーラスレジンコンクリート成形材料を所
定の厚さになるようにコテ等を使用して積層し、更に、
形成されたポーラスレジンコンクリート層3の上にガラ
ス繊維と樹脂をハンドレイアップ法で成形して内殻鏡部
2aを形成して作製することができる。このようにして
出来上がったタンク直胴部と鏡部とを突き合わせ、つな
ぎ目をガラス繊維と樹脂を用いてハンドレイアップ法に
よりオーバーレイアップして成形し、樹脂を硬化させる
ことにより接合すれば、FRP製二重殻タンクができあ
がる。
【0013】本発明の実施に際して、内殻及び外殻を構
成するFRPの材料は、樹脂としては不飽和ポリエステ
ル樹脂組成物、ビニルエステル樹脂組成物、エポキシ樹
脂組成物等が用いられ、ガラス繊維としては、ガラスチ
ョップドストランドマット、ガラスロービング、ガラス
クロス、ガラスロービングクロス等が利用できる。上記
不飽和ポリエステル樹脂組成物は、無水マレイン酸、マ
レイン酸等の不飽和二塩基酸を必須成分とする二塩基酸
とグリコール成分とを反応させて得られる不飽和ポリエ
ステルをスチレン等のモノマーに溶解したものであり、
適宜、メチルエチルケトンパーオキサイド等の硬化触
媒、ナフテン酸オバルト等の硬化促進剤が添加されてい
る。上記ビニルエステル樹脂組成物は、ビスフェノール
型エポキシ樹脂等のエポキシ樹脂とメタクリル酸、アク
リル酸等の不飽和一塩基酸の反応によって得られる不飽
和エポキシエステルをスチレン等のモノマーに溶解した
ものであり、適宜、メチルエチルケトンパーオキサイド
等の硬化触媒、ナフテン酸オバルト等の硬化促進剤が添
加されている。使用される樹脂は、タンク内に収容され
る物質(例えば、ガソリン)及びそのグレードに従っ
て、適宜最適なものが選択される。
成するFRPの材料は、樹脂としては不飽和ポリエステ
ル樹脂組成物、ビニルエステル樹脂組成物、エポキシ樹
脂組成物等が用いられ、ガラス繊維としては、ガラスチ
ョップドストランドマット、ガラスロービング、ガラス
クロス、ガラスロービングクロス等が利用できる。上記
不飽和ポリエステル樹脂組成物は、無水マレイン酸、マ
レイン酸等の不飽和二塩基酸を必須成分とする二塩基酸
とグリコール成分とを反応させて得られる不飽和ポリエ
ステルをスチレン等のモノマーに溶解したものであり、
適宜、メチルエチルケトンパーオキサイド等の硬化触
媒、ナフテン酸オバルト等の硬化促進剤が添加されてい
る。上記ビニルエステル樹脂組成物は、ビスフェノール
型エポキシ樹脂等のエポキシ樹脂とメタクリル酸、アク
リル酸等の不飽和一塩基酸の反応によって得られる不飽
和エポキシエステルをスチレン等のモノマーに溶解した
ものであり、適宜、メチルエチルケトンパーオキサイド
等の硬化触媒、ナフテン酸オバルト等の硬化促進剤が添
加されている。使用される樹脂は、タンク内に収容され
る物質(例えば、ガソリン)及びそのグレードに従っ
て、適宜最適なものが選択される。
【0014】ポーラスレジンコンクリートは、レジンコ
ンクリートと同様、骨材を合成樹脂によって結合させて
得られる。結合材として用いる合成樹脂は、不飽和ポリ
エステル樹脂組成物、ビニルエステル樹脂組成物、エポ
キシ樹脂組成物等が用いられる。これらの樹脂は前記と
同様のものが使用できる。骨材としては砂、砂利、砕
石、軽石等の天然骨材、その他これらに類似の人工骨材
が用いられる。さらに、炭酸カルシウム、シラスバルー
ン等の粉体骨材、補強材等も適宜利用される。骨材の粒
径はポーラスレジンコンクリート層の厚さの1/3以下
とすることが好ましい。
ンクリートと同様、骨材を合成樹脂によって結合させて
得られる。結合材として用いる合成樹脂は、不飽和ポリ
エステル樹脂組成物、ビニルエステル樹脂組成物、エポ
キシ樹脂組成物等が用いられる。これらの樹脂は前記と
同様のものが使用できる。骨材としては砂、砂利、砕
石、軽石等の天然骨材、その他これらに類似の人工骨材
が用いられる。さらに、炭酸カルシウム、シラスバルー
ン等の粉体骨材、補強材等も適宜利用される。骨材の粒
径はポーラスレジンコンクリート層の厚さの1/3以下
とすることが好ましい。
【0015】本発明の連続孔を有するポーラスレジンコ
ンクリートを製造するには、一般的なレジンコンクリー
トとは異なり、樹脂及び粉体骨材の配合割合を少なく、
逆に骨材の配合割合を多くして、充填された骨材間に間
隙を残して連続孔を形成するようにして成形する。好ま
しい配合例は、粒径が5.0〜2.5mmの砂等の骨材5
0〜70重量部、粒径が主に2.5〜0.5mmの範囲に
分布する小粒径の砂等の骨材15〜35重量部、100
μm程度の炭酸カルシウム等の粉体骨材5.0〜10重
量部、不飽和ポリエステル樹脂組成物等の合成樹脂3.
0〜10重量部である。これらは、全体で100重量部
になるように使用される。
ンクリートを製造するには、一般的なレジンコンクリー
トとは異なり、樹脂及び粉体骨材の配合割合を少なく、
逆に骨材の配合割合を多くして、充填された骨材間に間
隙を残して連続孔を形成するようにして成形する。好ま
しい配合例は、粒径が5.0〜2.5mmの砂等の骨材5
0〜70重量部、粒径が主に2.5〜0.5mmの範囲に
分布する小粒径の砂等の骨材15〜35重量部、100
μm程度の炭酸カルシウム等の粉体骨材5.0〜10重
量部、不飽和ポリエステル樹脂組成物等の合成樹脂3.
0〜10重量部である。これらは、全体で100重量部
になるように使用される。
【0016】次に、本発明におけるFRP製二重殻タン
クの内殻1、外殻2及びポーラスレジンコンクリート層
3の厚さについて説明する。タンクの大きさ、タンクに
かかる外力によってこれらの厚さが決定される。価格的
に高価なFRP表面材をできるだけ薄くすることが経済
的であるが、タンクにかかる荷重、耐食性、成形上の制
約等から内殻1及び外殻2の厚さは3mm〜6mmとさ
れることが好ましい。価格的に安価なポーラスレジンコ
ンクリート層の厚さを厚くすることが最も経済的であ
る。
クの内殻1、外殻2及びポーラスレジンコンクリート層
3の厚さについて説明する。タンクの大きさ、タンクに
かかる外力によってこれらの厚さが決定される。価格的
に高価なFRP表面材をできるだけ薄くすることが経済
的であるが、タンクにかかる荷重、耐食性、成形上の制
約等から内殻1及び外殻2の厚さは3mm〜6mmとさ
れることが好ましい。価格的に安価なポーラスレジンコ
ンクリート層の厚さを厚くすることが最も経済的であ
る。
【0017】漏洩検知装置4のうち検知管4aが、内殻
1、外殻2の間に設けたポーラスレジンコンクリート層
3に嵌入されており、この検知管4aの先端又はポーラ
スレジンコンクリート層3内に設けられた漏洩検知セン
サー(図示せず)により検知警報を発する装置である。
漏洩検知装置4の上部は、この警報を発するのに必要な
機器が収容されており、検知管4a内には、この機器と
漏洩検知センサーを接続する配線等が収容されている。
漏洩検知センサーは、種々の検知方式のものが開発され
ているが本発明において利用する漏洩検知装置はとくに
限定されるものではない。
1、外殻2の間に設けたポーラスレジンコンクリート層
3に嵌入されており、この検知管4aの先端又はポーラ
スレジンコンクリート層3内に設けられた漏洩検知セン
サー(図示せず)により検知警報を発する装置である。
漏洩検知装置4の上部は、この警報を発するのに必要な
機器が収容されており、検知管4a内には、この機器と
漏洩検知センサーを接続する配線等が収容されている。
漏洩検知センサーは、種々の検知方式のものが開発され
ているが本発明において利用する漏洩検知装置はとくに
限定されるものではない。
【0018】
【実施例】以下、発明を実施例により詳しく説明する。
図1及び図2により示されるFRP製二重殻タンクを製
造した。
図1及び図2により示されるFRP製二重殻タンクを製
造した。
【0019】具体的には、呼称容量30KLとし、その
製造仕様は次のとおりである。 1.寸法 (1)内殻1 FRP製 直胴部直径(内径DI) 2,100mm 全長(L2) 10,000mm 直胴部長さ(L1) 9,184mm 鏡部内径(r) 2,100mm 板厚 4mm (2)外殻2 FRP製 直胴部直径(外径DO) 2,166mm 全長(L2) 10,066mm 直胴部長さ(Ll) 9,184mm 板厚 4mm (3)ポーラスレジンコンクリート層 厚さ25mm
製造仕様は次のとおりである。 1.寸法 (1)内殻1 FRP製 直胴部直径(内径DI) 2,100mm 全長(L2) 10,000mm 直胴部長さ(L1) 9,184mm 鏡部内径(r) 2,100mm 板厚 4mm (2)外殻2 FRP製 直胴部直径(外径DO) 2,166mm 全長(L2) 10,066mm 直胴部長さ(Ll) 9,184mm 板厚 4mm (3)ポーラスレジンコンクリート層 厚さ25mm
【0020】2.内殻1及び外殻2の直胴部の成形材料 イソフタル酸系不飽和ポリエステル樹脂 ポリセット6
68PT(日立化成工業株式会社商品名) 100重量
部 メチルエチルケトンパオキサイド パーメックN(日本
油脂株式会社商品名)1重量部 ガラスロービングP2310−06−54(日東紡績株
式会社商品名) 50重量部
68PT(日立化成工業株式会社商品名) 100重量
部 メチルエチルケトンパオキサイド パーメックN(日本
油脂株式会社商品名)1重量部 ガラスロービングP2310−06−54(日東紡績株
式会社商品名) 50重量部
【0021】3.内殻1及び外殻2の鏡部の成形材料 ポリセット668PT 100重量部 パーメックN 1重量部 チョップドストランドマットFEM−450(日東紡績
株式会社商品名) 50重量部
株式会社商品名) 50重量部
【0022】4.ポーラスレジンコンクリート成形材料 粒径5〜2.5mmの砂 62重量部 粒径が主に2.5〜0.5mmの範囲に分布する砂 25
重量部 炭酸カルシウムNS100(日東粉化株式会社商品名)
8重量部 ポリセット668PT 5重量部 パーメックN 0.05重量部
重量部 炭酸カルシウムNS100(日東粉化株式会社商品名)
8重量部 ポリセット668PT 5重量部 パーメックN 0.05重量部
【0023】5.成形法 (1)直胴部 遠心成形法により、内殻直胴部1a、レジンコンクリー
ト層3及び外殻直胴部2aを順次、形成して積層した。 (2)鏡部 外殻鏡部2b成形用の雌型を準備し、FRP層を4mmの
厚さにハンドレイアップ法で成形した。ついで、形成さ
れた外殻鏡部2bの上に、ポーラスレジンコンクリート
成形材料を25mmの厚さになるようにコテを使用して積
層した。更に、形成されたポーラスレジンコンクリート
層の上にFRPを4mmの厚さにハンドレイアップ法で成
形して内殻鏡部2aを形成した。 (3)接合 直胴部と鏡部との接合、配管、マンホール、検知装置の
検知管等のつなぎ目は鏡部の成形材料と同じ配合の材料
を用いてハンドレイアップ法により積層することによ
り、二次接合した。
ト層3及び外殻直胴部2aを順次、形成して積層した。 (2)鏡部 外殻鏡部2b成形用の雌型を準備し、FRP層を4mmの
厚さにハンドレイアップ法で成形した。ついで、形成さ
れた外殻鏡部2bの上に、ポーラスレジンコンクリート
成形材料を25mmの厚さになるようにコテを使用して積
層した。更に、形成されたポーラスレジンコンクリート
層の上にFRPを4mmの厚さにハンドレイアップ法で成
形して内殻鏡部2aを形成した。 (3)接合 直胴部と鏡部との接合、配管、マンホール、検知装置の
検知管等のつなぎ目は鏡部の成形材料と同じ配合の材料
を用いてハンドレイアップ法により積層することによ
り、二次接合した。
【0024】6.漏洩検知装置 トキコ油器株式会社製を使用した。 構成機器仕様 制御盤 FFL−103 液面レベルスイッチ LS−21 漏洩検知センサー 液体フロートセンサー
【0025】
【発明の効果】本発明のFRP製二重殻タンクは、内殻
と外殻の層間に連続孔を有するポーラスレジンコンクリ
ート層からなる漏洩検知用の空間を設ける構造としたた
め、ハット型の強め輪を介して内殻と外殻を接合して内
殻と外殻との間に漏洩検知用の空間を設ける公知の構造
に較べ、内殻と外殻との接合作業が簡単に作業効率よく
でき、また、全体が強固で信頼性に優れる。
と外殻の層間に連続孔を有するポーラスレジンコンクリ
ート層からなる漏洩検知用の空間を設ける構造としたた
め、ハット型の強め輪を介して内殻と外殻を接合して内
殻と外殻との間に漏洩検知用の空間を設ける公知の構造
に較べ、内殻と外殻との接合作業が簡単に作業効率よく
でき、また、全体が強固で信頼性に優れる。
【図1】本発明のFRP製二重殻タンクの一例を示す一
部断面正面図である。
部断面正面図である。
【図2】図1のA一A線断面図である。
l …内殻 1a…内殻直胴部 1b…内殻鏡部 2 …外殻 2a…外殻直胴部 2b…外殻鏡部 3 …ポーラスレジンコンクリート層 4 …漏洩検知装置 4a…検知管 5 …配管 6 …マンホール Ll…直動部長さ L2…タンク全長 r…鏡部半径
Claims (1)
- 【請求項1】 内殻、外殻共に強化プラスチック材料に
よって構成される強化プラスチック製二重殻タンクにお
いて、内殻と外殻との間に連続孔を有するポーラスレジ
ンコンクリート層からなる連続した空間を設け、漏洩を
検知する構造としたことを特徴とする強化プラスチック
製二重殻タンク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9030547A JPH10230995A (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | 強化プラスチック製二重殻タンク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9030547A JPH10230995A (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | 強化プラスチック製二重殻タンク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10230995A true JPH10230995A (ja) | 1998-09-02 |
Family
ID=12306832
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9030547A Pending JPH10230995A (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | 強化プラスチック製二重殻タンク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10230995A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100447515B1 (ko) * | 2002-07-16 | 2004-09-07 | 대종기계공업 주식회사 | 이중벽 오일탱크 |
US10189731B2 (en) | 2015-06-24 | 2019-01-29 | Pallette Stone Corporation | Underground septic tank |
-
1997
- 1997-02-14 JP JP9030547A patent/JPH10230995A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100447515B1 (ko) * | 2002-07-16 | 2004-09-07 | 대종기계공업 주식회사 | 이중벽 오일탱크 |
US10189731B2 (en) | 2015-06-24 | 2019-01-29 | Pallette Stone Corporation | Underground septic tank |
US10954148B2 (en) | 2015-06-24 | 2021-03-23 | Pallette Stone Corporation | Underground storage tank |
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