JPH10230451A - 研磨装置及びワーク測定方法 - Google Patents

研磨装置及びワーク測定方法

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JPH10230451A
JPH10230451A JP5393097A JP5393097A JPH10230451A JP H10230451 A JPH10230451 A JP H10230451A JP 5393097 A JP5393097 A JP 5393097A JP 5393097 A JP5393097 A JP 5393097A JP H10230451 A JPH10230451 A JP H10230451A
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JP
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work
platen
surface plate
polishing
workpiece
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JP5393097A
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Hatsuyuki Arai
初雪 新井
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SpeedFam Co Ltd
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    • B24B49/04Measuring or gauging equipment for controlling the feed movement of the grinding tool or work; Arrangements of indicating or measuring equipment, e.g. for indicating the start of the grinding operation according to the instantaneous size and required size of the workpiece acted upon, the measuring or gauging being continuous or intermittent involving measurement of the workpiece at the place of grinding during grinding operation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B24DTOOLS FOR GRINDING, BUFFING OR SHARPENING
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    • B24D7/14Zonally-graded wheels; Composite wheels comprising different abrasives

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 研磨レートや装置稼働率を低下させることな
く、ワークをを研磨することができると共に、装置を小
型化することができ、しかも、ワークの研磨状態を高精
度で測定可能な研磨装置及びワーク測定方法を提供す
る。 【解決手段】 回転する定盤1と、ワーク200をこの
定盤1に加圧しながら定盤1の径方向に揺動させるキャ
リア5とを具備する。そして、定盤1は、同心上に配置
され且つ独立に回転可能な内周定盤部11と外周定盤部
13とこれら内及び外周定盤部11,13の間の中定盤
部12とに分割されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被加圧状態のワ
ークを定盤の回転によって研磨する研磨装置及びワーク
測定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の研磨装置としては、CM
P(Chemical Mechanical Polishing)装置がある。図
13は、CMP装置を示す断面図である。図13におい
て、符号100は定盤であり、ウレタン製の研磨パッド
101が上面に貼り付けられた円盤体である。この定盤
100は、中心軸111にベアリング112を介して回
転自在に取り付けられた回転体110の上面に取り付け
られており、モータなどの駆動源130によって回転体
110を回転させることで、回転体110と一体に回転
するようになっている。このCMP装置では、このよう
な定盤100の上にワーク200を載置して、ワーク2
00をキャリア210により加圧し、研磨液を供給しな
がら回転させることで、ワーク200を研磨する。具体
的には、キャリア210が下面に貼り付けられたバッキ
ングパッド211を介してワーク200を定盤100上
に加圧し、この状態で、定盤100とキャリア210と
を同方向に同回転速度で回転させる。このとき、矢印A
で示すように、キャリア210を定盤100の径方向に
揺動させるようにしている。また、このようなCMP装
置では、ワーク200の研磨状態を測定するためのレー
ザセンサ300が設けられている。すなわち、研磨パッ
ド101と定盤100と回転体110を貫通する小径の
孔120を穿設し、この孔120の下側にレーザセンサ
300を配置している。これにより、定盤100の回転
時に孔120がレーザセンサ300の真上にきたとき
に、レーザをレーザセンサ300から孔120に向けて
発振し、孔120上のワーク200の研磨状態を測定す
るようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の研磨装置の回転定盤では、次のような問題があった。
ワーク200の研磨を続けていると、研磨パッド101
の略中央部分がの内周部分や外周部分よりも大きく摩耗
してしまう。すなわち、研磨パッド101に偏摩耗が発
生し、その都度、CMP装置を止め、内周部分や外周部
分を中央部分の厚さまで削るドレッシングを行ったり、
研磨パッド101を貼り変えたりしなければならない。
このため、CMP装置を長時間停止しなければならず、
装置稼働率が非常に悪かった。また、回転する孔120
がレーザセンサ300の真上にきたときに、レーザセン
サ300を作動させなければならないので、そのタイミ
ングの制御が非常に難しい。特に、ワーク200が定盤
100の径方向に揺動しているので、孔120がレーザ
センサ300の真上にきたときに、ワーク200の中央
部や周縁部が孔120の上に位置するように、キャリア
210の揺動を制御しなければならず、その制御が難し
かった。このため、ワーク200の研磨状態を正確に測
定することができなかった。また、研磨液が小さな孔1
20内に溜まってレーザ測定ができなくなる場合もあっ
た。さらに、ワーク200の中央部や周縁部の一部しか
測定することができない。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上述した課題
を解決するためになされたもので、以下の考察に基づく
ものである。発明者は、ワーク200が研磨パッド10
1の最外周部に位置するときの研磨パッド101の摺接
長と最内周部に位置するときの摺接長との相違を考察し
た。図14は、ワーク200の揺動状態を示す概略平面
図であり、図15は、図14の摺接線を重ねた比較図で
ある。図14に示すように、矢印A方向の揺動により、
定盤100が研磨パッド101の最外周部に位置すると
きは、一点鎖線で示すような摺接線Bが考えられ、最内
周部に位置するときは破線で示す摺接線Cが考えられ
る。そして、摺接線Bの長さは、ワーク200の左から
中央部に至るまで増加し、中央部から右に至ると減少し
ていく。摺接線Cの長さも同様に変化する。しかし、図
15に示すように、ワーク200の位置によって対応部
分の摺接線B,Cの長さは異なる。例えば、ワーク20
0が最外周位置にあるときの最左の摺接線B´と、最内
周位置にあるときの摺接線C´とでは、摺接線C´の方
が摺接線B´よりも長い。
【0005】かかる現象を分析すべく、発明者は、摺接
線の長さを摺接時間として捉え、ワーク200の各位置
における摺接時間を考察した。図16は、ワーク200
の揺動位置を示す概略平面図である。図17は、摺接時
間を示す線図であり、左側縦軸は各位置における摺接時
間値を示し、右側縦軸は各位置の摺接時間を重畳した時
間値を示す。まず、図16の点P1の位置即ち研磨パッ
ド101の中心Oから162mmの位置にワーク200
−1を置くと、ワーク200−1に対する研磨パッド1
01の摺接時間は、曲線S1のようになる。すなわち、
ワーク200−1の両端では摺接時間が0秒であり、中
央では、摺接時間が最大となり、略0.45秒となる。
次に、ワーク200−2を中心Oから171mmの点P
2に置くと、最大値が略0.42秒の曲線S2を得た。
このようにして、ワーク200−3〜ワーク200−6
を、中心Oからそれぞれ180mm,189mm,19
8mm,207mm,216mm,225mmである点
P3〜点P6に位置させると、摺接時間は、曲線S3〜
S6のようになった。これら曲線S1〜S6から明らか
なように、ワーク200が研磨パッド101の中心Oか
ら遠のくほど、即ち外周部に行くほど、曲線における摺
接時間の最大値と曲率とが小さくなっていく。したがっ
て、図16に示すように、ワーク200(200−1〜
200−6)を距離Lの範囲で揺動させると、ワーク2
00が研磨パッド101に摺接している時間が曲線S1
〜S6を重畳した時間となる。曲線S1〜S6を重畳し
たところ、最大値が略3秒の曲線Tを得た。この曲線T
は、範囲Mの中央部分がなだらかで、範囲R,Nの内周
部分,外周部分が下がった山形になっている。したがっ
て、研磨パッド101は範囲Mにおいて激しく摩耗し、
範囲R,Nにおいて摩耗が少ない。この結果、研磨パッ
ド101は、図18に示すように、曲線Tを逆さにした
ような形状で摩耗することとなり、偏摩耗が発生する。
【0006】この偏摩耗に対処する方法として、幅を微
小にした線リング状の研磨パッド101を回転させる方
法が考えられる。具体的には、図17に示すように、曲
線Tの頂点付近の微小範囲Δで、曲線Tは略水平であ
り、偏摩耗は生じない。したがって、幅がΔであって且
つ曲線Tの頂点位置を通る線リング状の研磨パッド10
1を形成して これを回転させ、ワーク200を、回転
させながらこの線リング状の研磨パッド101の上で揺
動させれば、研磨パッド101に偏摩耗が生じない理想
的な研磨が可能となる。しかしながら、このように研磨
パッド101を線状にすると、ワーク200との接触面
積が小さくなり、研磨レートが低下してしまう。他の対
処方法としては、研磨パッド101の半径をワーク20
0の直径の2倍以上にして、揺動中に、研磨パッド10
1のワーク200に対する摺接面が常に異なるようにす
ることである。しかし、CMP装置の小型化が要求され
ている今日においては、このような大型のCMP装置を
提供することは好ましいことではない。
【0007】そこで、この発明は、研磨レートや装置稼
働率を低下させることなく、ワークをを研磨することが
できると共に、装置を小型化することができ、しかも、
ワークの研磨状態を高精度で測定可能な研磨装置及びワ
ーク測定方法を提供することを目的とする。
【0008】このため、請求項1の発明は、回転する定
盤と、ワークをこの定盤に加圧しながら定盤の径方向に
揺動させる加圧体とを具備する研磨装置において、定盤
を、同心上に配置され且つ独立に回転可能な内周定盤部
と外周定盤部とこれら内周定盤部及び外周定盤部の間の
一以上の中定盤部とに分割した構成としてある。かかる
構成により、定盤を回転させ、加圧体でワークを定盤に
加圧させながら揺動させると、ワークが回転する定盤に
よって研磨される。そして、ワークの研磨を繰り返す
と、一以上の中定盤部が内周定盤部及び外周定盤部に比
べて大きく摩耗し、所定値以下に摩耗する。かかる場合
には、摩耗した一以上の中定盤部のみを取り外し、新し
い中定盤部と交換する。
【0009】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
の研磨装置において、ワークと上記一以上の中定盤部と
の相対速度,ワークと内周定盤部との相対速度,及びワ
ークと外周定盤部との相対速度が同一になるように、一
以上の中定盤部,内周定盤部,及び外周定盤部の回転数
を設定した構成としてある。、かかる構成により、一以
上の中定盤部,内周定盤部,及び外周定盤部によるワー
クの研磨速度が同一になる。
【0010】また、請求項3の発明は、請求項1に記載
の研磨装置において、内周定盤部及び外周定盤部を、ワ
ークの自転方向と同一方向に同一速度で回転させる構成
とした。かかる構成により、内周定盤部及び外周定盤部
がワークに対して略静止した状態となるので、一以上の
中定盤部のみがワークの研磨に寄与する。
【0011】また、請求項4の発明は、請求項1ないし
請求項3のいずれかに記載の研磨装置において、内周定
盤部の幅と外周定盤部の幅と一以上の中定盤部の幅を略
等しく設定した構成としてある。かかる構成により、一
以上の中定盤部の幅が定盤全体の略3分の1という大き
さとなるので、ワークの研磨に最も寄与する一以上の中
定盤部とワークとの接触面積を大きくすることができ
る。
【0012】また、請求項5の発明は、請求項1ないし
請求項4のいずれかに記載の研磨装置において、内周定
盤部及び外周定盤部と一以上の中定盤部の各表面に、研
磨パッドを設けた構成としてある。かかる構成により、
定盤を回転させ、加圧体でワークを定盤に加圧しながら
揺動させると、ワークが定盤表面の研磨パッドによって
研磨される。
【0013】また、請求項6の発明は、請求項5に記載
の研磨装置において、一以上の中定盤部の研磨パッドを
硬質材料で形成し、内周定盤部及び外周定盤部の各研磨
パッドを、軟質材料で形成した構成としてある。かかる
構成により、硬質材料の研磨パッドでワークを平坦化す
ることができると共に、軟質材料の研磨パッドでワーク
を均一化することができる。
【0014】さらに、請求項7の発明は、回転する定盤
と、ワークをこの定盤に加圧しながら揺動させる加圧体
とを具備し、定盤が、同心上に配置され且つ独立に回転
可能な複数の分割定盤部で構成された研磨装置に適用可
能なワーク測定方法であって、測定器を、複数の分割定
盤部の間隙内であってワークの通過位置に、分割定盤部
と非接触状態で配置し、測定器により、間隙を通過する
ワークの研磨状態を測定する構成とした。かかる構成に
よれば、測定器が分割定盤部の間隙内に配置されている
ので、分割定盤部の回転に影響されることなく、常時測
定が可能となる。
【0015】請求項8の発明は、請求項7に記載のワー
ク測定方法において、ワークを、回転させながら、定盤
の半径方向に揺動させ、第1の測定器を、間隙内であっ
て、ワークの中心部が通過する位置に配置することによ
り、ワークの中心部近傍の研磨状態を測定し、第2の測
定器を、間隙内であって、ワークの周縁部が通過する位
置に配置することにより、ワークの周縁部近傍の研磨状
態を測定する構成とした。かかる構成によれば、回転す
るワークの中心部近傍が第1の測定器によって測定され
ると共に周縁部が第2の測定器によって測定されるの
で、ワークの略全面の研磨状態をこれら第1及び第2の
測定器によって測定することができる。
【0016】請求項9の発明は、請求項7に記載のワー
ク測定方法において、ワークを、回転させながら、定盤
の半径方向と略直交する方向に揺動させ、一の上記測定
器を、間隙内であって、ワークの中心部が通過する位置
に配置することにより、ワークの中心部から周縁部に渡
る研磨状態を測定する構成とした。かかる構成によれ
ば、回転するワークの中心部から周縁部に渡って測定す
るので、たった一の測定器でワークの略全面の研磨状態
を測定することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。 (第1の実施形態)図1は、この発明の第1の実施形態
に係る研磨装置を示す断面図である。この研磨装置は、
CMP装置であり、定盤1と加圧体としてのキャリア5
とを具備している。
【0018】定盤1は、三分割された内周定盤部11と
中定盤部12と外周定盤部13とよりなり、内周定盤部
11,中定盤部12,外周定盤部13は、同じく分割さ
れた回転体21,22,23の上面に取り付けられてい
る。
【0019】具体的には、回転体21がベアリング31
を介して中心軸2の外側に回転自在に取り付けられ、こ
の回転体21の外側に、順に回転体22,23がベアリ
ング32,33を介して回転自在に取り付けられてい
る。これら回転体21,22,23の下部には、歯部2
1a,22a,23aがそれぞれ形成されている。歯部
21a,22a,23aは、駆動部41,42,43の
回転軸に設けられた歯車41a,42a,43aにそれ
ぞれ噛み合っており、駆動部41〜43を駆動すること
で、回転体21〜22が中心軸2の周りで回転するよう
になっている。かかる回転体21〜23の上部は、リン
グ状に形成されており、各上部の幅はほぼ等しく設定さ
れている。内周定盤部11,中定盤部12,外周定盤部
13は、このような上部の上面に着脱自在に取り付けら
れている。
【0020】内周定盤部11は、回転体21の上部と同
幅の金属製リング体であり、その表面には、研磨パッド
11aが貼り付けられている。同様に、中定盤部12,
外周定盤部13も、回転体22,23の上部とそれぞれ
同幅の金属製リング体であり、その表面にも、研磨パッ
ド12a,13aが貼り付けらている。すなわち、研磨
パッド11a〜13aを有した内周定盤部11〜外周定
盤部13は、幅が略等しく設定され、中心軸2を中心と
する同心上に配置されており、駆動部41〜43によっ
て、独立に回転されるようになっている。
【0021】ここで、内周定盤部11,中定盤部12,
外周定盤部13の幅について述べる。図17の曲線Tで
示したように、ワークを揺動させると、研磨パッドの範
囲Mの箇所が最も摩耗する。しかも、範囲Mの部分の曲
線Tの曲率は非常に小さく、略平坦である。このため、
範囲Mの部分においては、偏摩耗という現象がほとんど
生じないといえる。かかる点から、中定盤部12の幅
を、範囲Mと略同じ大きさに設定すると共に、内周定盤
部11,外周定盤部13を中定盤部12の幅と略等しく
設定した。
【0022】一方、図1において、キャリア5はバッキ
ングパッド51が貼り付けられたワーク保持穴50を下
面に有しており、その上面にはロッド52が立設されて
いる。ロッド52の上端は、図2に示すように、モータ
部3に連結されており、このモータ部3の駆動で、キャ
リア5が自転するようになっている。そして、このモー
タ部3は、シリンダ部40に連結されており、このシリ
ンダ部40により、モータ部3を介してキャリア5を昇
降させることができるようになっている。また、シリン
ダ部40は、揺動機構41に連結されており、この揺動
機構41によって、シリンダ部40とモータ部3とキャ
リア5との全体を図2の左右方向に揺動することができ
るようになっている。
【0023】次に、この実施形態の研磨装置が示す動作
について説明する。図1に示すように、キャリア5によ
り、ワーク200を保持した状態で、キャリア5を図2
に示したモータ部3によって自転させながら、シリンダ
部40を作動させてキャリア5を下方向に押す。この状
態で、揺動機構41を作動させ、キャリア5を定盤1の
径方向即ち図1の左右方向に揺動させると、ワーク20
0が加圧された状態で自転しながら定盤1上を揺動す
る。
【0024】かかる動作と並行して、図示しない研磨液
を供給しながら、定盤1の内周定盤部11,中定盤部1
2,外周定盤部13を駆動部41〜43によって回転さ
せる。具体的には、中定盤部12を、駆動部42によっ
て、図3に示すように、ワーク200の自転方向と同一
方向に回転させる。このとき、中定盤部12とワーク2
00との回転数を同一に設定しておく。また、内周定盤
部11は、揺動機構41によって、ワーク200の自転
方向と逆方向に回転させる。このとき、内周定盤部11
の回転数は、ワーク200との接触部分の相対速度が最
小になるように設定しておく。さらに、外周定盤部13
は、駆動部43によってワーク200の自転方向と同方
向に回転させる。このときも、外周定盤部13の回転数
は、ワーク200との接触部分の相対速度が最小になる
ように設定しておく。すなわち、内周定盤部11上の研
磨パッド11aと外周定盤部13上の研磨パッド13a
とがワーク200に対して相対的に略静止した状態にな
るように、内周定盤部11と外周定盤部13との回転方
向と回転数とを設定し、中定盤部12の研磨パッド12
aがワーク200の研磨に最も寄与する状態になるよう
に、中定盤部12の回転方向と回転数とを設定する。
【0025】これにより、定盤1の回転によって、自
転,揺動するワーク200が研磨される。このとき、内
周定盤部11及び外周定盤部13は、ワーク200に対
して相対的に略静止しており、ワーク200の両側を単
に支持している状態であるので、研磨パッド11a及び
研磨パッド13aはほとんど摩耗しない。また、ワーク
200は、自転及び揺動中に、その下面全体を研磨パッ
ド12aに接触させることから、ワーク200の下面全
体が研磨されることとなる。したがって、研磨パッド1
2aが摩耗し、偏摩耗が研磨パッド12aに発生するお
それがある。もし、偏摩耗が発生すると、ワーク200
が研磨パッド12aに均一に接触しなくなり、ワーク2
00の研磨に偏りが発生することとなる。しかし、上記
したように、研磨パッド12aの幅は、図17に示した
範囲Mに略等しく設定されているので、研磨パッド12
aは略平坦に摩耗することとなり、研磨パッド12aに
おける偏摩耗はほとんど生じない。したがって、ワーク
200に研磨の偏りが生ずることはほとんどなく、この
結果、ワーク200が高い研磨レートで平坦化されるこ
ととなる。このような研磨作業を繰り返し、研磨パッド
12aが所定値(例えば元厚の60%)よりも摩耗した
場合には、図4に示すように、中定盤部12のみを回転
体22から取り外し、新しい研磨パッドが貼り付けられ
た中定盤部と交換すれば良い。
【0026】以上のように、この実施形態の研磨装置に
よれば、摩耗した研磨パッド12aが貼り付けられた中
定盤部12のみを交換するだけで、直ちに研磨作業を続
けることができるので、装置の停止時間を短縮すること
ができ、この結果、装置稼働率の向上を図ることができ
る。また、研磨パッド12aが均一に摩耗されるので、
その面粗さのみを監視すれば良く、管理が容易である。
また、内周定盤部11と外周定盤部13とがワーク20
0に対して略静止した状態になるので、内周定盤部11
及び外周定盤部はほとんど摩耗されず、その分、定盤1
の長寿命化を図ることができる。そして、内周定盤部1
1と中定盤部12と外周定盤部13が摩耗し、これらを
交換する場合には、分割された内周定盤部11,中定盤
部12,外周定盤部13を別々に取り外し、新しい内周
定盤部11,中定盤部12,外周定盤部13を取り付け
ることができる。すなわち、従来では、大型且つ大重量
の定盤100を取り外し及び取り付ける作業をしなけれ
ばならなかったので、定盤100の交換が大変であった
が、この実施形態では、定盤1が三分割され、小型且つ
軽量の内周定盤部11,中定盤部12,外周定盤部13
を別々に交換することができるので、その交換作業を迅
速且つ楽に行うことができる。また、中定盤部12の幅
を図17に示す範囲Mとほぼ等しくしたので、ワーク2
00との接触面積を大きく確保することができ、この結
果、研磨レートを極めて高くすることができる。また、
上記した従来の技術により、ワークとの接触面積を保ち
ながら研磨パッドの偏摩耗を防止するには、ワークの直
径の2倍以上の半径を有した大型の定盤が必要であっ
た。しかし、この実施形態のCMP装置のように、定盤
1を内周定盤部11〜外周定盤部13の三分割構造とす
ることで、ワーク200の揺動距離が小さくとも、同様
の効果を達成することができる。この結果、定盤1の小
型化を図ることができる。また、従来は重量のある大型
の定盤を回転させなければならず、定盤の高速回転が困
難であったが、このCMP装置では、定盤1を三分割し
たので、回転させる中定盤部12の重量を非常に小さく
することができる。このため、研磨に寄与する中定盤部
12を高速回転させて、研磨パッド12aを実質的に硬
質化することができ、この結果、ワーク200の高精度
な平坦化を達成することができる。
【0027】(第2の実施形態)図5は、この発明の第
2の実施形態にかかるCMP装置の要部を示す断面図で
ある。一般に、ワークは真っ平らではない。例えば、ウ
エハなどのワークでは、プロセス時の熱で反りや歪みが
生じている。また、配線パターンによる凹凸間の段差も
存在する。このため、このようなワークを研磨する場合
には、凹凸間の段差を少なくする平坦性と、反りや凹凸
などに追従して変形し、表層膜を一定の厚さに研磨する
均一性とが、研磨パッドに要求される。この実施形態の
CMP装置は、一層の研磨パッドで上記要求に応えるも
ので、内周定盤部11,中定盤部12,外周定盤部13
に貼り付ける研磨パッドの硬度を異ならしめている。具
体的には、内周定盤部11,外周定盤部13にSUBA
−IVである軟質研磨パッド11a´,13a´を貼
り、中定盤部12には、IC−1000ウレタンパッド
なである硬質研磨パッド12a´を貼り付けた。
【0028】このCMP装置の動作において、内周定盤
部11,中定盤部12,外周定盤部13の回転方向は、
上記第1の実施形態の場合と同様であるが、内周定盤部
11,外周定盤部13の回転速度は、上記第1の実施形
態の場合と異なる。すなわち、軟質研磨パッド11a
´,13a´のワーク200に対する相対速度を大きく
して、軟質研磨パッド11a´,13a´でワーク20
0を研磨することができる状態に内周定盤部11,外周
定盤部13の回転速度を設定する。さらに、図6に示す
ように、ワーク200の揺動距離Lが硬質研磨パッド1
2a´の幅よりも大きくなるようにキャリア5を制御す
る。
【0029】これにより、図6の実線で示すように、ワ
ーク200が硬質研磨パッド12a´上に存在するとき
には、図7に示すように、硬質研磨パッド12a´がワ
ーク200の配線パターン201で生じた凸部分を研磨
して、段差Hを小さくするので、ワーク200は硬質研
磨パッド12a´によって平坦化される。そして、、図
6の破線及び二点鎖線で示すように、ワーク200が軟
質研磨パッド11a´,13a´上に存在するときに
は、図8に示すように、軟質研磨パッド11a´,13
a´がワーク200の凹凸やに反りなどに追従するよう
に変形して、ワーク200の表面をまんべんなく研磨す
るので、ワーク200の表面は、軟質研磨パッド11a
´,13a´によって均一化される。
【0030】このように、この実施形態のCMP装置に
よれば、軟質研磨パッド11a´,13a´及び硬質研
磨パッド12a´により構成される一層の研磨パッドに
よって、ワーク200を平坦化及び均一化することがで
きる。このような平坦性と均一性を一台のCMP装置で
達成する技術としては、一枚の定盤上に、軟質研磨パッ
ドと硬質研磨パッドとを重層し、軟質研磨パッドでワー
クの反りなどに追従しながら、硬質研磨パッドでワーク
表面を平坦化する技術が一般的である。しかし、この技
術では、定盤一枚分の広い研磨パッドを二枚必要とする
ので、部品コストが高くなってしまう。これに対して、
この実施形態のCMP装置では、たった一層の研磨パッ
ドで済むので、その分部品コストを非常に低く抑えるこ
とができる。その他の構成,作用効果は上記第1の実施
形態と同様であるので、その記載は省略する。
【0031】(第3の実施形態)図9は、この発明の第
3の実施形態に係るCMP装置の断面図であり、請求項
7及び請求項8の発明に係るワーク測定方法を具体的に
達成するものでもある。このCMP装置は、定盤間の間
隙を通じてワークの厚さを測定する測定器を有する点が
上記第1及び第2の実施形態と異なる。この測定器は、
2つのレーザセンサ6−1,6−2と演算器7とで構成
されている。
【0032】レーザセンサ6−1(6−2)は、二分割
された中定盤部12−1,12−2の間隙D内に配置さ
れている。具体的には、回転体21の外側に、回転体2
2−1がベアリング32−1を介して回転自在に取り付
けられている。そして、この回転体22−1の外側に
は、中空の固定部材60が固設されており、回転体22
−2がベアリング32−2を介してこの固定部材60の
外側に回転自在に取り付けられている。また、これら回
転体22−1,22−2は、駆動部42によって一体に
回転させられるようになっている。このような回転体2
2−1,22−2の上に、それぞれ研磨パッド12a−
1,12a−2を有した中定盤部12−1,12−2が
着脱自在に取り付けられている。研磨パッド12a−
1,12a−2の幅の和は、図17に示した範囲Mと略
等しく設定されている。各レーザセンサ6−1(6−
2)は、これら中定盤部12−1,12−2と接触しな
いように間隙D内に配置され、固定部材60の上端に連
結され且つ回転体22−1,22−2の間隙に沿って折
れ曲がった硬質の細管61の上端に保持されている。こ
のように配置されたレーザセンサ6−1(6−2)は、
レーザビームをワーク200に照射して、ワーク200
の膜厚を測定し、その測定値を示す信号を演算器7に出
力する周知の機器であり、その導線62は、細管61と
固定部材60との内部に通され、固定部材60の下部か
ら引き出されて、演算器7に接続されている。2つのレ
ーザセンサ6−1,6−2は、それぞれリング状の間隙
Dの所定箇所に配設されている。具体的には、図10に
示すように、レーザセンサ6−1は、自転しながら矢印
A方向(定盤1の半径方向)に揺動するワーク200の
中心部が通過する位置に配され、レーザセンサ6−2
は、ワーク200の周縁部が通過する位置に配されてい
る。
【0033】一方、演算器7は、レーザセンサ6−1,
6−2からの信号が示す膜厚の測定値に基づいて、ワー
ク200の平坦度や均一度を演算することができる周知
の機器である。
【0034】次に、この実施形態のCMP装置が示す動
作について説明する。図10に示すように、ワーク20
0が自転しながら矢印A方向に揺動すると、レーザセン
サ6−1が真上を通過するワーク200の膜厚を常時測
定し、その信号が演算器7に送られ、レーザセンサ6−
1の真上を通過する部分の膜厚が演算器7によって演算
される。ところで、ワーク200は自転しながら揺動を
繰り返すので、レーザセンサ6−1では、図11に示す
ように、ワーク200の中心点P近傍の領域であって直
径が揺動幅に等しい円形状領域S1の膜厚が測定され、
領域S1の膜厚が演算器7で演算されることとなる。ま
た、レーザセンサ6−2においては、ワーク200の周
縁部が測定され、ワーク200が自転しながら揺動を繰
り返していることから、図11に示すように、ワーク2
00の周縁部分のリング状領域S2の膜厚が測定される
こととなる。したがって、この実施形態において、ワー
ク200の揺動幅を大きくし、レーザセンサ6−2の位
置をワーク200の中心点Pに近付けることにより、ワ
ーク200の略全面の膜厚を測定することができる。ま
た、レーザセンサ6−1の測定値からレーザセンサ6−
2の測定値を差し引いた値から、ワーク200下面の均
一性を知ることができると同時に加工状態を示す研磨の
凹凸の状態を知ることができる。すなわち、上記差引値
が正の値である場合には、ワーク200下面は凸状態で
あり、負の値である場合には、凹状態である。
【0035】このように、この実施形態のCMP装置に
よれば、レーザセンサ6−1,6−2の作動タイミング
を考慮する必要がないので、簡単な測定制御で、ワーク
200の平坦度や均一度を高精度に測定することができ
る。また、間隙Dが小さな孔でなくリング状であるの
で、研磨液が間隙Dに溜まって、レーザセンサ6−1,
6−2による測定ができなくなるという事態を防止する
ことができる。その他の構成,作用効果は上記第1及び
第2の実施形態と同様であるので、その記載は省略す
る。
【0036】(第4の実施形態)この実施形態は、ワー
ク測定方法であり、上記第3の実施形態のCMP装置を
利用して、請求項9の発明に係るワーク測定方法を具体
的に達成する。図12は、この実施形態におけるワーク
測定方法を示す平面図である。
【0037】この実施形態では、図12に示すように、
ワーク200を定盤1の半径方向と直交する矢印B方
向、即ちリング状の間隙Dの接線方向に揺動させる。具
体的にはワーク200の中心点Pがレーザセンサ6−1
の真上を通過し、破線で示すように、図12の最上位置
において、ワーク200の周縁部下端がレーザセンサ6
−1の真上に位置すると共に、二点鎖線で示すように、
図12の最下位置において、周縁部上端がレーザセンサ
6−1の真上に位置するように、ワーク200を揺動さ
せる。これにより、レーザセンサ6−1がワーク200
の中心点Pから周縁部端に渡って膜厚を測定することと
なるので、ワーク200が自転しながら矢印B方向に揺
動すると、ワーク200下面の全面がたった1つのレー
ザセンサ6−1によって測定されることとなる。その他
の構成,作用効果は上記第1ないし第3の実施形態と同
様であるので、その記載は省略する。
【0038】なお、この発明は、上記実施形態に限定さ
れるものではなく、発明の要旨の範囲内において種々の
変形や変更が可能である。上記実施形態では、一貫して
CMP装置について説明してきたが、他の装置にも適用
することができる。例えば、加圧体としてのヘッドでワ
ークを下定盤に加圧しながら下定盤を回転させて研磨す
る片面ラッピング装置において、ヘッドの揺動させる構
造のものについては、上記下定盤を複数に分割すること
で、上記実施形態のCMP装置と同様の作用効果を達成
することができる。また、加圧体としてのヘッドと研磨
パッドが貼られた下定盤とで繊細な研磨を行う片面ポリ
ッシング装置においても、下定盤を研磨パッドと共に分
割することで、同様の作用効果を達成することができ
る。また、上記実施形態では、内周定盤部と中定盤部と
外周定盤部との幅を略等しく設定したが、中定盤部の幅
が図17に示した範囲Mと略等しいか小さいならば、内
周定盤部と中定盤部と外周定盤部との幅が異なっていて
も良いことは明らかである。上記第2の実施形態におい
て、軟質研磨パッド11a´,13a´にSUBA−I
Vを用い、硬質研磨パッド12a´に、IC−1000
ウレタンパッドを用いたが、これに限るものではない。
ワーク200の反りなどに追従することができる軟質性
の材料の全てを軟質研磨パッド11a´,13a´に用
いることができ、ワーク200を平坦化することができ
る硬質性の材料の全てを硬質研磨パッド12a´に用い
ることができる。また、内周定盤部,中定盤部,外周定
盤部の回転方向及び回転速度は、作業内容に応じて適宜
決定されるものであり、上記実施形態で適用した回転方
向及び回転速度に限るものではない。たとえば、ワーク
と中定盤部との相対速度,ワークと内周定盤部との相対
速度,及びワークと外周定盤部との相対速度が同一にな
るように、中定盤部,内周定盤部,及び外周定盤部の回
転数を設定することができる。これにより、中定盤部,
内周定盤部,及び外周定盤部によるワークの研磨速度を
同一にすることができる。さらに、上記実施形態では、
定盤を三分割及び四分割した例を挙げたが、分割数は任
意である。
【0039】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、請求項1の
発明によれば、定盤が内周定盤部及び外周定盤部と中定
盤部とに分割されているので、偏摩耗が生じた場合に、
激しく摩耗している一以上の中定盤部のみを交換するだ
けで、直ちに研磨作業を続けることができるので、装置
の停止時間を短縮することができ、この結果、装置稼働
率の向上を図ることができるというという効果がある。
また、定盤全体を交換する場合でも、分割され軽量にな
った各定盤部を別々に交換すれば済むので、定盤の交換
作業を迅速且つ楽に行うことができる。
【0040】請求項2の発明によれば、各定盤部による
ワークの研磨速度が同一になるので、ワークの均一な研
磨を確実且つ短時間で行うことができるという効果があ
る。
【0041】請求項3の発明によれば、内周定盤部及び
外周定盤部がワークに対して略静止した状態となるよう
に構成したので、内周定盤部及び外周定盤部の摩耗がほ
とんど発生せず、その分、定盤の長寿命化を図ることが
できるという効果がある。
【0042】請求項4の発明によれば、一以上の中定盤
部とワークとの接触面積を大きく確保することができる
ので、研磨レートの更なる向上を図ることができるとい
う効果がある。
【0043】請求項5の発明によれば、内周定盤部及び
外周定盤部と一以上の中定盤部とに研磨パッドを設けた
構成としたので、この装置をCMP装置などの各種のポ
リッシング装置に使用することができ、しかも、これら
の装置において、装置稼働率及び研磨レートの向上と、
定盤の長寿命化と小型化とを図ることができるという効
果がある。
【0044】請求項6の発明によれば、軟質材料の研磨
パッドと硬質材料の研磨パッドで構成されるたった一層
の研磨パッドによって、ワークの平坦化と均一化との両
方を達成することができるので、部品コストの低減化を
図ることができるという効果がある。
【0045】請求項7の発明によれば、定盤の回転に影
響されることなく、ワークの研磨状態を常時測定するこ
とができるので、従来のレーザセンサ300のように、
孔120の回転とレーザ発振とのタイミングを考慮する
必要がなく、測定制御の簡略化とワークの高精度な測定
とが可能になるという効果がある。
【0046】請求項8の発明によれば、第1及び第2の
測定器によって、ワークの略全面の研磨状態を測定する
ことができるので、さらに高精度な測定が可能になると
いう効果がある。
【0047】請求項9の発明によれば、たった一つの測
定器でワークの略全面の研磨状態を測定することができ
るので、測定設備コストの低減化を図ることができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態に係る研磨装置を示
す断面図である。
【図2】キャリアの駆動機構を示すブロック図である。
【図3】各定盤部の回転方向を示す平面図である。
【図4】中定盤部の取り外し状態を示す断面図である。
【図5】この発明の第2の実施形態にかかるCMP装置
の要部を示す断面図である。
【図6】ワークの揺動状態を示す平面図である。
【図7】硬質研磨パッドによる平坦化作用を示す断面図
である。
【図8】軟質研磨パッドによる均一化作用を示す断面図
である。
【図9】この発明の第3の実施形態に係るCMP装置の
断面図である。
【図10】レーザセンサの配置状態を示す平面図であ
る。
【図11】レーザセンサの測定領域を示す平面図であ
る。
【図12】この発明の第4の実施形態に係るワーク測定
方法を示す平面図である。
【図13】従来のCMP装置を示す断面図である。
【図14】ワークの揺動状態を示す概略平面図である。
【図15】図14の摺接線を重ねた比較図である。
【図16】ワークの揺動位置を示す概略平面図である。
【図17】摺接時間を示す線図であり、左側縦軸は各位
置における摺接時間値を示し、右側縦軸は各位置の摺接
時間を重畳した時間値を示す。
【図18】研磨パッドの偏摩耗状態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1・・・定盤、 5・・・キャリア、 11・・・内周
定盤部、 11a〜13a・・・研磨パッド、 12・
・・中定盤部、 13・・・外周定盤部、 200・・
・ワーク。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転する定盤と、ワークをこの定盤に加
    圧しながら定盤の径方向に揺動させる加圧体とを具備す
    る研磨装置において、 上記定盤を、同心上に配置され且つ独立に回転可能な内
    周定盤部と外周定盤部とこれら内周定盤部及び外周定盤
    部の間の一以上の中定盤部とに分割した、 ことを特徴とする研磨装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の研磨装置において、 上記ワークと上記一以上の中定盤部との相対速度,上記
    ワークと上記内周定盤部との相対速度,及び上記ワーク
    と上記外周定盤部との相対速度が同一になるように、上
    記一以上の中定盤部,内周定盤部,及び外周定盤部の回
    転数を設定した、 ことを特徴とする研磨装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の研磨装置において、 上記内周定盤部及び外周定盤部を、上記ワークの自転方
    向と同一方向に同一速度で回転させる、 ことを特徴とする研磨装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の研磨装置において、 上記内周定盤部の幅と外周定盤部の幅と一以上の中定盤
    部の幅を略等しく設定した、 ことを特徴とする研磨装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載の研磨装置において、 上記内周定盤部及び外周定盤部と一以上の中定盤部の各
    表面に、研磨パッドを設けた、 ことを特徴とする研磨装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の研磨装置において、 上記一以上の中定盤部の研磨パッドを硬質材料で形成
    し、 上記内周定盤部及び外周定盤部の各研磨パッドを、軟質
    材料で形成した、 ことを特徴とする研磨装置。
  7. 【請求項7】 回転する定盤と、ワークをこの定盤に加
    圧しながら揺動させる加圧体とを具備し、上記定盤が、
    同心上に配置され且つ独立に回転可能な複数の分割定盤
    部で構成された研磨装置に適用可能なワーク測定方法で
    あって、 測定器を、上記複数の分割定盤部の間隙内であって上記
    ワークの通過位置に、上記分割定盤部と非接触状態で配
    置し、 上記測定器により、上記間隙を通過するワークの研磨状
    態を測定する、 ことを特徴とするワーク測定方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のワーク測定方法におい
    て、 上記ワークを、回転させながら、上記定盤の半径方向に
    揺動させ、 第1の上記測定器を、上記間隙内であって、上記ワーク
    の中心部が通過する位置に配置することにより、上記ワ
    ークの中心部近傍の研磨状態を測定し、 第2の上記測定器を、上記間隙内であって、上記ワーク
    の周縁部が通過する位置に配置することにより、上記ワ
    ークの周縁部近傍の研磨状態を測定する、 ことを特徴とするワーク測定方法。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載のワーク測定方法におい
    て、 上記ワークを、回転させながら、上記定盤の半径方向と
    略直交する方向に揺動させ、 一の上記測定器を、上記間隙内であって、上記ワークの
    中心部が通過する位置に配置することにより、上記ワー
    クの中心部から周縁部に渡る研磨状態を測定する、 ことを特徴とするワーク測定方法。
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